JP2012001936A - 架構の建方方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】鉄筋が埋設された第1部材と、第1部材の上に建て込まれた第2部材とを効率的に接合できる方法を提供する。
【解決手段】上下方向に延びる鉄筋60が埋設された下側のPC柱20と、上下方向に延びるシース管24が埋設され、下側のPC柱20の上に建て込まれたPC柱20と、シース管24に挿通され、下側の鉄筋60と継手された上側の鉄筋60とを備える架構10の建方方法であって、上側のPC柱20を下側のPC柱20の上に建て込む工程と、鉄筋60を、シース管24に挿通してその軸周りに回転させ、下側の鉄筋60に取り付けられた機械式継手70に接続する工程と、シース管24にグラウトを注入する工程とを備える。
【選択図】図6
【解決手段】上下方向に延びる鉄筋60が埋設された下側のPC柱20と、上下方向に延びるシース管24が埋設され、下側のPC柱20の上に建て込まれたPC柱20と、シース管24に挿通され、下側の鉄筋60と継手された上側の鉄筋60とを備える架構10の建方方法であって、上側のPC柱20を下側のPC柱20の上に建て込む工程と、鉄筋60を、シース管24に挿通してその軸周りに回転させ、下側の鉄筋60に取り付けられた機械式継手70に接続する工程と、シース管24にグラウトを注入する工程とを備える。
【選択図】図6
Description
本発明は、鉄筋を有するコンクリート製の複数の部材を建て込んでなる架構の建方方法に関する。
上下のPC柱を、柱主筋を挿通させる貫通孔が形成されたPC仕口部を介して建て込む架構の建方方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この架構の建方方法では、上側のPC柱から下方に延びる柱主筋を、PC仕口部に形成された柱主筋孔を貫通させて、下側のPC柱に埋設されたスリーブ継手に挿入する。そして、スリーブ継手の内部と、下側のPC柱とPC仕口部との間の目地とにグラウトを圧入する。
特許文献1に記載の架構の建方方法では、グラウト分配装置が必要であったり、該グラウト分配装置をグラウト注入ホースによりPC柱の側面に設けられた注入口に接続する作業が必要であったりする等、スリーブ継手の内部や下側のPC柱とPC仕口部との間の目地等にグラウトを圧入するための大掛かりな装置や作業が必要となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、上下方向に延びる鉄筋が埋設された第1部材と第1部材の上に建て込まれた第2部材とを効率的に接合できる方法を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明に係る架構の建方方法は、上下方向に延びる第1鉄筋が埋設された第1部材と、上下方向に延びる鉄筋挿通孔が形成され、前記第1部材の上に建て込まれた第2部材と、前記鉄筋挿通孔に挿通され、前記第1鉄筋と継手された第2鉄筋とを備える架構の建方方法であって、前記第2部材を前記第1部材の上に建て込む第1の工程と、前記第2鉄筋を、その下端が前記第2部材の下面から下方へ突出するように前記鉄筋挿通孔に挿通して、前記第2鉄筋の下端を、前記第1鉄筋の上端に取り付けられたネジ式の機械式継手に接続する第2の工程と、前記鉄筋挿通孔にグラウトを注入する第3の工程と、を備える。
上記架構の建方方法において、前記ネジ式の機械式継手として、前記第1鉄筋の上端と前記第2鉄筋の下端とに螺合するカプラーナットと、前記第1鉄筋の上端に螺合する第1ロックナットと、前記第2鉄筋の下端に螺合する第2ロックナットとを有する継手を用いてもよい。
上記架構の建方方法において、前記第2の工程では、前記第2鉄筋の下端に前記第2ロックナットを螺合させた状態で、前記第2鉄筋を、前記鉄筋挿通孔に挿通してその軸周りに回転させてもよい。
上記架構の建方方法によれば、上下方向に延びる鉄筋が埋設された第1部材と第1部材の上に建て込まれた第2部材とを効率的に接合できる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態に係る建方方法により構築された架構10を示す分解斜視図である。また、図2は、上下のPC柱20の接合部を拡大して示す立面断面図である。なお、説明の便宜上、これらの図及び他の図に示すように、互いに直交する3方向をそれぞれ、上下方向、左右方向及び前後方向と定義する。
架構10は、PC柱20、30とPC梁40とを備える。PC柱(第2部材)20は、建物の最外部に配置された柱であり、下階のPC柱(第1部材)20´上に建て込まれている。PC柱30は、建物の内側に配置された柱であり、同様に下階のPC柱30上に建て込まれている。PC梁40は、PC柱20とPC柱30との間、及びPC柱30とPC柱30との間に建て込まれた梁である。
PC梁40には梁主筋42が埋設されている。この梁主筋42の右端は、PC梁40の右端面から突出し、梁主筋42の左端は、PC梁40の左端面から突出している。PC柱30には左右方向に貫通するシース管(不図示)が埋設されており、このシース管には、左右の梁主筋42が左右から挿入されている。また、このシース管には継手が配設されており、この継手により左右の梁主筋42が継手されている。PC柱20にはシース管36が埋設されており、梁主筋42の左端が挿入されている。また、このシース管36の左側には継手38が埋設されており、この継手38に梁主筋42の左端が結合されている。
また、PC柱20には上下方向に貫通するシース管(鉄筋挿通孔)24が埋設されている。シース管24には鉄筋60が挿入されている。鉄筋60の下端は、下側のシース管24の上端に挿入されている。シース管24の上端は拡径されており、当該上端において、上側の鉄筋(第2鉄筋)60と下側の鉄筋(第1鉄筋)60とが機械式継手70により継手されている。
図3は、ネジ式の機械式継手70を拡大して示す図であり、図4は、機械式継手70を拡大して示す断面図である。これらの図に示すように、機械式継手70は、下側の鉄筋60の上端に設けられたネジ部71と、上側の鉄筋60の下端に設けられたネジ部72と、ネジ部71、72にそれぞれ螺合したロックナット73、74と、ネジ部71、72の双方に螺合したカプラーナット75と、ネジ部71の基端、ネジ部72の基端にそれぞれ形成されたバリ76、77とを備えている。
ロックナット73、74は、外形が六角等の多角形であるナットであり、カプラーナット75は、外形が六角等の多角形である長尺のナットである。また、バリ76、77は、それぞれネジ部71、72よりも大径のフランジ部であり、バリ76は、ロックナット73のネジ部71の基端側への移動を制限し、バリ77は、ロックナット74のネジ部72の基端側への移動を制限する。
下側のロックナット73を下側のバリ76に当接させ、上側のロックナット75を上側のバリ77に当接させ、カプラーナット75を上下のロックナット73、75により挟み込んだ状態で、ロックナット73、74をレンチで締め込むことにより、機械式継手70は締結状態となる。
図5及び図6は、架構10の建方方法を説明するための立面断面図である。なお、下側のPC柱20´とPC梁40´とは建て込み済みである。まず、PC梁40とPC柱30とを建て込み、次に、PC柱20を右側へ水平に移動させることにより、梁主筋42をPC柱20の梁主筋孔及び継手に挿入する。
この工程では図5に示すように、鉄筋60を、PC柱20の下端から突出しないように、正規位置よりも上側に配置しておく。また、機械式継手70を次のように設定しておく。
まず、ロックナット73を、下側のネジ部71に螺合させ、下側のバリ76に当接させる。また、カプラーナット75を、下側のネジ部71に螺合させ、下側のロックナット73に当接させる。この際、カプラーナット75の上端が、下側のPC柱20の上端面と面一となるように、カプラーナット75の長さ等が設定されている。また、ロックナット74を上側のネジ部72に螺合させ、上側のバリ77に当接させる。
次は、図6に示すように、上下のPC柱20を互いに接合する工程を実施する。この工程では、まず、上側の鉄筋60を降下させると共に、上側の鉄筋60のネジ部72の軸心と下側の鉄筋60のネジ部71の軸心との位置合わせを行う。
次は、機械式継手70を締結させる。この締結作業では、上側の鉄筋60を回転させて上側のネジ部72をカプラーナット75に螺合させる。そして、上側のロックナット74を、カプラーナット75に当接させた状態で、所定トルクで締め込む。
その後、上側のPC柱20と下側のPC柱20との目地の周囲をシールした状態で、グラウトを、上側のシース管24の上端から、上側のシース管24と、下側のシース管24の上端と、上側のPC柱20と下側のPC柱20との間の目地とに注入する。この際、グラウトは、下側のシース管24の拡径した上端から上側のシース管24の拡径した上端の下側まで充填する。これにより、上側の鉄筋60が、下側のシース管24の上端と上側のシース管24の拡径した上端より下側の部分とに定着される。
以上のようにして、上下のPC柱20が接合されて架構10が建方される。
ここで、本実施形態に係る架構10の建方方法では、下側のPC柱20の上にPC柱20を建て込んだ後、上側の鉄筋60を、上方から上側のシース管24に挿通して回転させることで機械式継手70により下方の鉄筋60と継手する。これにより、下側のPC柱20の上にPC柱20を建て込んだ後、上側のシース管24の上端部が、上側のPC柱20の上端面に露出する。また、下側のシース管24の上端部と上側のシース管24とが、連通している。
ここで、本実施形態に係る架構10の建方方法では、下側のPC柱20の上にPC柱20を建て込んだ後、上側の鉄筋60を、上方から上側のシース管24に挿通して回転させることで機械式継手70により下方の鉄筋60と継手する。これにより、下側のPC柱20の上にPC柱20を建て込んだ後、上側のシース管24の上端部が、上側のPC柱20の上端面に露出する。また、下側のシース管24の上端部と上側のシース管24とが、連通している。
従って、下側のPC柱20の上にPC柱20を建て込んだ後、グラウトを、上側のシース管24に上側から注入して自重で流下させることにより、上側のシース管24と、下側のシース管24の上端と、上下のPC柱20間の目地とに、充填することができる。以上により、グラウト分配装置やグラウト圧入装置等の大掛かりな装置や、グラウト分配装置やグラウト圧入装置等を、グラウト注入ホースを介してPC柱20の接合部に接続する等の大掛かりな作業を要することなく、上下のPC柱20を接合することができる。
また、本実施形態に係る架構10の建方方法では、二重ナット構造の機械式継手70により上下の鉄筋60を継手している。これにより、上下の鉄筋60の緩み止めの効果を向上でき、以って、上下の鉄筋60のカプラーナット75との螺合長をより短くできる。従って、上下の鉄筋60をより少ない回転数で機械式継手70により継手することができるため、継手作業の効率性を向上できる。
また、本実施形態に係る架構10の建方方法では、上下のPC柱20を連結する鉄筋60を、上側のPC柱20のシース管24に挿通するように構成した。これにより、上側のPC柱20から柱主筋が下方へ突出しない状態で、上側のPC柱20を、下側のPC柱20上に建て込むことができる。従って、上側のPC柱20を、水平に右側に移動させることにより、PC梁40の梁主筋42を、上側のPC柱20の梁主筋挿通孔に挿通させることができ、以って、現場でのコンクリート打設を伴うことなく、架構10を建方できる。
なお、本実施形態では、上下の鉄筋60を機械式継手70により継手した後に、上側のシース管24と下側のシース管24の上端部とにグラウトを注入した。しかし、上下のシース管24の拡径した上端部に予め半分程度の量のグラウトを注入しておき、上下の鉄筋60を機械式継手70により継手した後に、上側のシース管24と上下のPC柱20の目地とにグラウトを注入してもよい。この場合、上下の鉄筋60を機械式継手70により継手した際に、先行注入したグラウトが、下側のシース管24から溢れ出す。このグラウトの溢れ出しを確認することにより、上下の鉄筋60の機械式継手70による継手が完了したことを確認することができる。
また、本実施形態では、PC柱20の上にPC柱20を建て込む実施例について説明したが、PC柱の上にPC仕口部を建て込む実施例や、PC仕口部の上にPC柱を建て込む実施例、あるいは、PC壁の上にPC壁やPC柱等を建て込む実施例等にも本発明に係る架構の建方方法を適用可能である。
また、PC柱20、30の長さは、1階分の長さとしてもよく、複数階分の長さとしてもよい。さらには、1階分に満たない長さのPC柱20、30を積み上げることにより、1階分の長さの柱を構築してもよい。
図7は、他の実施形態に係る建方方法により構築された架構100を示す分解斜視図である。また、図8は、架構100を示す立面断面図である。また、図9は、架構100を示す平面断面図である。これらの図に示すように、架構100は、PC柱20、80とPC梁40、50とを備える。PC柱80は、PC梁20の右側に建て込まれた柱であり、下階のPC柱80´上に定着される。PC梁50は、PC80の後側に、PC梁40に対して直角に配置された梁であり、PC柱80に接合される。
PC梁50には梁主筋52が埋設されている。この梁主筋52の前端は、PC梁50の前端面から突出し、梁主筋52の後端は、PC梁50の後端面から突出している。PC柱80には左右方向に貫通するシース管86と前後方向に貫通するシース管88が埋設されている。シース管86には、PC梁40の梁主筋42が左右から挿入され、シース管88には、PC梁50の梁主筋52が挿入されている。シース管86、88には継手が配設されており、この継手に梁主筋42、52が定着されている。
また、PC柱50には上下方向に貫通するシース管84が埋設されている。シース管84には鉄筋60が挿入されている。鉄筋60の下端は、下側のシース管84の上端部に挿入されている。下側のシース管84の上端部には機械式継手70が配されており、この機械式継手70により、上下の鉄筋60が継手されている。
図10は、架構100の建方方法を説明するための立面断面図である。図10に示すように、まず、PC梁50を正規位置に建て込む。次に、PC梁40とPC柱20とを建て込み、これらを、正規位置に対して図中時計回り方向に回転させる。この際、鉄筋60を、PC柱20の下端部から突出しないように、正規位置よりも上側に配置しておく。また、機械式継手70を上述の実施形態に係る架構10の建方方法と同様に設定しておく。
次に、PC柱80を、正規位置よりも前側に寄せると共に図中時計回り方向に回転させた状態で、水平に左側へ移動させる。この状態で、梁主筋42をシース管86へ挿入し、梁主筋52をシース管88へ挿入する。
次に、PC柱20及びPC梁40を図中反時計回り方向に回転させると共に、PC柱80を図中反時計回り方向に回転させつつ、PC梁50側へ移動させる。これにより、梁主筋42の全体がシース管86に挿入され、梁主筋52の全体がシース管88に挿入される。
次は、上述の実施形態に係る架構10の建方方法と同様に、上下の鉄筋60を機械式継手70により継手し、上下のシース管24、84と上下のPC柱20、80の間の目地にグラウトを注入する。
以上のようにして、上下のPC柱20、80が接合されて架構100が建方される。
以上のようにして、上下のPC柱20、80が接合されて架構100が建方される。
図11は、他の実施形態に係る架構における上下のPC柱20、20´の接合部を拡大して示す立面断面図である。この図に示すように、本実施形態に係る架構では、上述の実施形態のネジ式の機械式継手70に替えてネジ式の機械式継手90を用いている。
機械式継手90は、下側の鉄筋60の上端に結合されたスリーブ91と、上側の鉄筋60の下端に結合されたスリーブ92と、スリーブ91とスリーブ92との内周に形成されたネジ孔に螺合したボルト93とを備えている。スリーブ91の上端とスリーブ92の下端とは当接している。
図12及び図13は、上下のPC柱20、20´を接合する工程を示す立面断面図である。図12に示すように、まず、ボルト93の軸心とスリーブ91の軸心との位置合わせを行う。
ここで、当該工程を実施する前に、ボルト93は、スリーブ92に捩じ込んでおく。なお、ボルト93をスリーブ92に捩じ込んでおくは必須ではなく、スリーブ91に捩じ込んでおいてもよい。
次は、機械式継手90を締結させる。この締結作業では、図13に示すように、上側の鉄筋60をボルト93と共にその軸周りに回転させてボルト93をスリーブ91に螺合させる。この際、スリーブ92の下端がスリーブ91の上端に当接するまで、スリーブ91に当接するまで、鉄筋60をボルト93と共に回転させる。
その後、上下のシース管24と上下のPC柱20、20´の間の目地にグラウトを注入する。以上により、上下のPC柱20、20´が接合されて本実施形態に係る架構が建方される。
図14は、は、他の実施形態に係る架構における上下のPC柱20、20´の接合部を拡大して示す立面断面図である。この図に示すように、本実施形態に係る架構では、上述の実施形態のネジ式の機械式継手70、90に替えてネジ式の機械式継手190を用いている。
機械式継手190は、下側の鉄筋60の上端に結合されたスリーブ191と、上側の鉄筋60の下端に結合されたスリーブ192と、スリーブ191とスリーブ192との内周に形成されたネジ孔に螺合したボルト193と、ボルト193の軸方向中央部に固定された固定ナット194とを備えている。スリーブ191の上端は固定ナット194の下面に当接し、スリーブ192の下端は固定ナット194の上面に当接している。ここで、ボルト193のスリーブ191側は左ネジであるのに対し、ボルト193のスリーブ192側は右ネジである。
図15及び図16は、上下のPC柱20、20´を接合する工程を示す立面断面図である。図15に示すように、まず、ボルト193の軸心とスリーブ192の軸心との位置合わせを行う。
ここで、当該工程を実施する前に、ボルト193は、スリーブ191に捩じ込んでおく。なお、ボルト193をスリーブ191に捩じ込んでおくは必須ではなく、スリーブ192に捩じ込んでおいてもよい。
次は、機械式継手190を締結させる。この締結作業では、図16に示すように、固定ナット194をボルト193と共にその軸周りに回転させてボルト193をスリーブ192に螺合させる。ここで、ボルト193のスリーブ191側が左ネジ、スリーブ192側が右ネジであることから、ボルト193を回転させると、スリーブ191とスリーブ192とが相対的に引き寄せられ、あるいは、相対的に遠ざけられる。そこで、ボルト193を回転させることにより、スリーブ191の上端を固定ナット164の下面に当接させ、スリーブ192の下端を固定ナット164の上面に当接させる。
その後、上下のシース管24と上下のPC柱20、20´の間の目地にグラウトを注入する。以上により、上下のPC柱20、20´が接合されて本実施形態に係る架構が建方される。
10、100 架構、20、80 PC柱(第2部材)、20´、80´ PC柱(第1部材)、30 PC柱、40、50 PC梁、24、84 シース管(鉄筋挿通孔)、36、86、88 シース管、38 継手、42、52 梁主筋、60 鉄筋(第1鉄筋、第2鉄筋)、70 ネジ式の機械式継手、71、72 ネジ部、73、74 ロックナット、75 カプラーナット、76、77 バリ、90 ネジ式の機械式継手、91、92 スリーブ、93 ボルト、190 ネジ式の機械式継手、191、192 スリーブ、193 ボルト、194 固定ナット
Claims (3)
- 上下方向に延びる第1鉄筋が埋設された第1部材と、上下方向に延びる鉄筋挿通孔が形成され、前記第1部材の上に建て込まれた第2部材と、前記鉄筋挿通孔に挿通され、前記第1鉄筋と継手された第2鉄筋とを備える架構の建方方法であって、
前記第2部材を前記第1部材の上に建て込む第1の工程と、
前記第2鉄筋を、その下端が前記第2部材の下面から下方へ突出するように前記鉄筋挿通孔に挿通して、前記第2鉄筋の下端を、前記第1鉄筋の上端に取り付けられたネジ式の機械式継手に接続する第2の工程と、
前記鉄筋挿通孔にグラウトを注入する第3の工程と、
を備える架構の建方方法。 - 前記ネジ式の機械式継手として、前記第1鉄筋の上端と前記第2鉄筋の下端とに螺合するカプラーナットと、前記第1鉄筋の上端に螺合する第1ロックナットと、前記第2鉄筋の下端に螺合する第2ロックナットとを有する継手を用いる請求項1に記載の架構の建方方法。
- 前記第2の工程では、前記第2鉄筋の下端に前記第2ロックナットを螺合させた状態で、
前記第2鉄筋を、前記鉄筋挿通孔に挿通してその軸周りに回転させる請求項2に記載の架構の建方方法。
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