JP6024983B2 - 柱同士の接合構造及び柱同士の接合方法 - Google Patents

柱同士の接合構造及び柱同士の接合方法 Download PDF

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本発明は、柱同士の接合構造及び柱同士の接合方法に関するものである。
一般に、建築現場においては、工期短縮のために、予め工場等で製造されたプレキャスト部材を使用することがある。
例えば、プレキャスト部材で構成された柱同士を接合する場合には、柱主筋同士を互いに機械式継手で接合するとともに、接合部分の柱主筋の周りに現場打ちコンクリートで上下のプレキャストコンクリート同士を互いに接合する方法が採用されている。
また、下記の特許文献1には、上方に向かって軸鉄筋が突出した下側のコンクリート部材と、下方に向かって軸鉄筋が突出した上側のコンクリート部材とを上下方向に接合する構造が提案されている。これによると、現場において、下側のコンクリート部材と上側のコンクリート部材との間に、上下方向に延びる鋼管が埋設されたコンクリート部材を配置する。この際に、コンクリート部材の鋼管に、上側のコンクリート部材の軸鉄筋を上方から挿通するとともに、下側コンクリート部材の軸鉄筋を下方から挿通する。そして、鋼管内に充填剤を充填することで、下側のコンクリート部材と上側のコンクリート部材とを接合するものである。
特開2009−257051号公報
しかしながら、上記の現場打ちコンクリートを打設する方法では、現場でコンクリートを養生するため、養生日数分の工期を要することになる。
同様に、上記の特許文献1に記載の接合方法でも、現場において、コンクリート部材に埋設された鋼管内に充填剤を充填して、この充填剤が硬化するまでの日数を要することになる。
いずれの場合も、建築現場における工期短縮に限界があり、短期間で施工することができないという問題点がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、簡便な方法であって、短期間に施工することができる柱同士の接合構造及び柱同士の接合方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る柱同士の接合構造は、共にプレキャストコンクリートで構成された第一柱と第二柱とを接合する柱同士の接合構造であって、前記第一柱の接合面には、第一面及び該第一面と交差する第二面が形成され、前記第二柱の接合面には、前記第一面と対向する第三面及び該第三面と交差するとともに前記第二面と対向する第四面が形成され、前記第一面に形成された第一凹部と、前記第二面に形成された第一凸部と、前記第三面に形成され、前記第一凹部と嵌合される第二凸部と、前記第四面に形成され、前記第一凸部と嵌合される第二凹部とを備え、前記第一凸部、前記第二凸部は、それぞれ前記第二面、前記第三面に対して進退可能とされたピンと、該ピンを前記第二面、第三面から突出する向きに付勢する付勢部とを有することを特徴とする。
また、本発明に係る柱同士の接合方法は、共にプレキャストコンクリートで構成された第一柱と第二柱とを接合する柱同士の接合方法であって、前記第一柱の接合面には、第一面及び該第一面と交差する第二面が形成され、前記第二柱の接合面には、前記第一面と対向する第三面及び該第三面と交差するとともに前記第二面と対向する第四面が形成され、前記第一面には、第一凹部が形成され、前記第二面には、第一凸部が形成され、前記第三面には、前記第一凹部と嵌合される第二凸部が形成され、前記第四面には、前記第一凸部と嵌合される第二凹部が形成され、前記第一凸部、前記第二凸部は、それぞれ前記第二面、前記第三面に対して進退可能とされたピンと、該ピンを前記第二面、第三面から突出する向きに付勢する付勢部とを有し、前記第一面、前記第二面に対して、それぞれ前記第三面、前記第四面を対向させるようにして、前記第一柱と前記第二柱とを対向配置し、前記第一柱に前記第二柱を接近させ、前記第二面に形成された前記第一凸部を前記第四面に接触させて該第一凸部の前記付勢部を収縮させるとともに、前記第二凸部を前記第一面に接触させて該第二凸部の付勢部を収縮させ、前記第一凸部の前記付勢部を伸長させて該第一凸部の前記ピンを前記第二凹部に嵌合させるとともに、前記第二凸部の前記付勢部を伸長させて該第二凸部の前記ピンを前記第一凹部に嵌合させることを特徴とする。
このように構成された柱同士の接合構造及び柱同士の接合方法では、第一凹部に第二凸部を嵌合させるとともに、第一凸部に第二凹部を嵌合させれば、第一柱と第二柱とを接合することができる。また、この際に例えば打設したコンクリートを養生する等の時間を要さない。よって、簡便な方法であって、短期間に施工することができる。
また、本発明に係る柱同士の接合構造は、前記第一面と前記第二面とは直交し、前記第一凸部、前記第二凸部は、それぞれ前記第二面、前記第三面と直交するとともに、鉛直方向から45度傾くように形成されていることが好ましい。
このように構成された柱同士の接合構造では、第一凸部の軸力及び第二凸部の軸力が、第一凸部及び第二凸部に生じるせん断力に抗する力を効果的に発揮することができる。
本発明に係る柱同士の接合構造及び柱同士の接合方法によれば、簡便な方法であって、短期間に施工することができる。
本発明の一実施形態に係る柱同士の接合構造を示す縦断面図である。 図1の分解断面図である。 図1のB−B矢視図である。 本発明の一実施形態に係る柱同士の接合構造の(a)要部の分解縦断面図、(b)(a)よりも第二柱を第一柱に接近させた状態の分解断面図である、(c)縦断面図である。 図1のA−A断面図である。 図2よりも第二柱を第一柱に接近させた分解断面図である。
本発明の一実施形態に係る柱同士の接合構造について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、柱同士の接合構造1は、第一柱10と、この第一柱10の上方に配置された第二柱60とを接合するものである。これら第一柱10及び第二柱60は、プレキャストコンクリート部材で構成されている。
第一柱10は、水平方向に所定の間隔を有して鉛直方向に延びる複数の柱主筋11,11…と、これら複数の柱主筋11,11…を束ねるように鉛直方向に所定の間隔を有して配された複数のせん断補強筋12,12…とを有している。
また、図2、図3及び図4に示すように、第一柱10は、平面視略矩形状の略直方体で形成されている。この第一柱10の上面10Aには、その外形に沿って、下方に向かって凹む溝部13が形成されている。換言すると、溝部13は、平面視略矩形状に形成されている。
溝部13は、第一柱10の上面10A及び鉛直方向Z(図4参照)から45度傾斜するように形成された第一面21と、この第一面21と直交する第二面31とを有している。つまり、第二面31も、第一柱10の上面10A及び鉛直方向Zから45度傾斜するように形成されている。これら第一面21及び第二面31は、第二柱60との接合面とされている。
また、第一面21と第二面31とは、互いに下端同士で連設された断面V字状に構成されている。この第一面21及び第二面31は、本実施形態では鋼板で構成され、柱主筋11に溶接等により接合されている。
第一面21には、この第一面21と直交するように第一柱10の内部に向かって凹む第一凹部22が溝部13の所定間隔ごとに複数形成されている。
第二面31には、この第二面31と直交するように第一柱10の内部に向かって凹む第一穴部32が設けられている。この第一穴部32は、第一柱10の上面10A及び鉛直方向Zから45度傾斜するように形成されている。本実施形態では、第一穴部32の壁部は例えば鋼管で形成されている。また、第一穴部32内には、第二面31に対して進退可能とされた第一凸部33が設けられている。
第一凸部33は、第二面31に対して進退可能に構成されたピン34と、このピン34を第一柱10の外部に向かって突出可能に付勢する付勢部35と、ピン34の第二面31からの突出長さを調整する調整用ボルト36とを有している。この第一凸部33は、通常の状態で、ピン34が第二面31から突出している(図4(a)参照)。
付勢部35は、本実施形態では通常の状態で伸長した圧縮コイルばねで構成され、ピン34が第一穴部32内に押し込められた際に、第二面31から突出する向きに付勢されるように構成されている。
このように、第一穴部32は、第二面31と直交するとともに、第一柱10の上面10A及び鉛直方向Zから45度傾斜するように形成されている。また、第一凸部33は第一穴部32に設けられている。換言すると、第一凸部33は、鉛直方向Z及び第一柱10の上面10Aから45度傾斜する方向、つまり第二面31と直交する方向に進退可能とされている。
図1及び図5に示すように、第二柱60は、第一柱10と同様に、水平方向に所定の間隔を有して鉛直方向に延びる複数の柱主筋61,61…と、これら複数の柱主筋61,61…を束ねるように鉛直方向に所定の間隔を有して配された複数のせん断補強筋62,62…とを有している。
また、第二柱60は、平面視略矩形状の略直方体で形成されている。図2及び図4に示すように、この第二柱60の下面60Aには、その外形に沿って、下方に向かって突出する突出部63が形成されている。換言すると、突出部63は、第一柱10の溝部13と対応するように、平面視略矩形状に形成されている。
突出部63は、第二柱60の下面60A及び鉛直方向Z(図4参照)から45度傾斜するように形成された第三面71と、この第三面71と直交する第四面72とを有している。つまり、第四面72も、第二柱60の下面60A及び鉛直方向Zから45度傾斜するように形成されている。これら第三面71及び第四面72は、それぞれ第一柱10の第一面21及び第二面31との接合面とされている。
また、第三面71と第四面72とは、互いに下端同士で連設された断面V字状に構成されている。この第三面71及び第四面72は、本実施形態では鋼板で構成され、柱主筋61に溶接等により接合されている。
また、突出部63の第三面71は第一柱10の溝部13の第一面21と対向するとともに、第四面72は溝部13の第二面31と対向する。このようにして、第二柱60の突出部63は、第一柱10の溝部13に嵌合可能に構成されている。
第三面71には、この第三面71と直交するように第二柱60の内部に向かって凹む第二穴部82が設けられている。この第二穴部82は、第二柱60の下面60A及び鉛直方向Zから45度傾斜するように形成されている。本実施形態では、第二穴部82の壁部は例えば鋼管で形成されている。
また、第二穴部82内には、第三面71に対して進退可能とされた第二凸部83が設けられている。この第二凸部83は、第一柱10の第一面21に形成された第一凹部22と嵌合可能とされている。
第二凸部83は、第三面71に対して進退可能に構成されたピン84と、このピン84を第二柱60の外部に向かって突出可能に付勢する付勢部85と、ピン84の第三面71からの突出長さを調整する調整用ボルト86とを有している。この第二凸部83は、通常の状態で、ピン84が第三面71から突出している(図4(a)参照)。
付勢部85は、本実施形態では通常の状態で伸長した圧縮コイルばねで構成され、ピン84が第二穴部82内に押し込められた際に、第三面71から突出する向きに付勢されるように構成されている。
このように、第二穴部82は、第三面71と直交するとともに、第二柱60の下面60A及び鉛直方向Zから45度傾斜するように形成されている。また、第二凸部83は第二穴部82に設けられている。換言すると、第二凸部83は、鉛直方向Z及び第一柱10の上面10Aから45度傾斜する方向、つまり第三面71と直交する方向に進退可能とされている。
第四面72には、この第四面72と直交するように第二柱60の内部に向かって凹む第二凹部81が突出部63の所定間隔ごとに複数形成されている。この第二凹部81は、第一柱10の第二面31に形成された第一凸部33と嵌合可能とされている。
これら第一柱10の第一凹部22、第一凸部33、第二柱60の第二凸部83及び第二凹部81が、接合構造1を構成している。
次に、上記のように構成された第一柱10と第二柱60との接合方法について説明する。
まず、図2に示すように、第一柱10の直上に第二柱60を配置して、第一柱10の第一面21、第二面31にそれぞれ第二柱60の第三面71、第四面72を対向配置する。
次に、図4(a)に示すように、第二柱60を第一柱10に接近させるように下方に移動させると、第一柱10の第一凸部33が第二柱60の第四面72に接触するとともに、第二柱60の第二凸部83が第一柱10の第一面21に接触する。図5及び図4(b)に示すように、第二柱60をさらに下方に移動させると、第二柱60の第四面72が第一凸部33のピン34を押圧するとともに、第一柱10の第一面21が第二凸部83のピン84を押圧する。これにより、第一凸部33の付勢部35及び第二凸部83の付勢部85は、それぞれ収縮する。
図1及び図4(c)に示すように、第二柱60をさらに下方に移動させ、第一凸部33のピン34が第二柱60の第二凹部81内に配置されるとともに、第二凸部83のピン84が第一柱10の第一凹部22内に配置される。このとき、第一凸部33の付勢部35及び第二凸部83の付勢部85は、収縮された状態からもとの伸長状態に戻る。この結果、ピン34,84は、それぞれ第二凹部81、第一凹部22内に嵌合された状態で保持される。
この接合構造1においては、第一凸部33に対して第二凹部81が取り外される向きである第二面31(第四面72)と直交する向きに力が作用した場合には、第二凸部83に生じるせん断力に対してピン84が抗する。よって、第一凸部33と第二凹部81との嵌合状態及び第二凸部83と第一凹部22との嵌合状態が維持されるため、第一柱10と第二柱60との接合状態は維持される。
同様に、第二凸部83に対して第一凹部22が取り外される向きである第一面21(第三面71)と直交する向きに力が作用した場合には、第一凸部33に生じるせん断力に対してピン34が抗する。よって、第一凸部33と第二凹部81との嵌合状態及び第二凸部83と第一凹部22との嵌合状態が維持されるため、第一柱10と第二柱60との接合状態は維持される。
一方、上記に示した第二面(第四面72)と直交する向き及び第一面21(第三面71)と直交する向き以外に向きに力が作用した場合には、第一凸部33のピン34が第一凸部33に生じるせん断力に抗するとともに、第二凸部83のピン84が第二凸部83に生じるせん断力に抗する。よって、第一凸部33と第二凹部81との嵌合状態及び第二凸部83と第一凹部22との嵌合状態が維持されるため、第一柱10と第二柱60との接合状態は維持される。
このように構成された柱同士の接合構造1及び柱同士の接合方法によれば、第一柱10の第一凸部33に対して第二柱60の第二凹部81を嵌合させるとともに、第一柱10の第一凹部22に第二柱60の第二凸部83を嵌合させるだけで、第一柱10と第二柱60とを接合することができる。つまり、第二柱60を第一柱10の上方から下方に向かって移動させれば、ピン34,84それぞれ第四面72及び第一面21に接触して、付勢部35,85が収縮して、その後ピン34,84がそれぞれ第二凹部81,第一凹部22に配置されうると付勢部35,85が伸長して上記の嵌合がされる。よって、現場において第二柱60を第一柱10の上方に配置するという簡便な方法で、第一柱10と第二柱60とを接合することができる。
また、例えば、施工現場で、コンクリートを打設したり、モルタルを充填する等の作業を伴わないため、短期間に施工することができるとともに、コストを抑えることができる。
また、第一凸部33、第二凸部83は、それぞれ第二面31、第三面71と直交するとともに、鉛直方向Zから45度傾くように形成されているため、第一凸部33及び第二凸部83に生じるせん断力に抗する力を効果的に発揮することができる。
なお、上述した実施の形態において示した組立手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記に示す実施形態においては、第一柱10の第一面21と第二面31とが連設されている。しかし、本発明はこれに限られず、例えば鉛直方向から45度傾斜した第一面21と鉛直方向から第一面21とは反対方向に45度傾斜した第二面31とは離間していて、互いに下端が水平に形成された連結面で連結された形状であってもよい。
また、上記に示す実施形態においては、第一凸部33(第二凸部83)は第二面31(第三面71)と直交するように突出可能とされているが、本発明はこれに限られない。よって、第一凸部33(第二凸部83)は、第二面31(第三面71)に対して所望の傾斜角度で突出可能とされていればよい。
また、第一凸部33及び第二凸部83は、鉛直方向Zから45度傾くように形成されているが、本発明はこれに限られない。よって、第一凸部33及び第二凸部83は、鉛直方向Zから所望の角度傾くように形成されていればよい。
また、第一柱10と第二柱60とを合わせ高さの略中央部では曲げモーメントが比較的小さくなるため、当該部分に接合構造1を設けることが最適である。しかし、接合構造1の強度が十分に確保される場合には、接合構造1を設ける位置は当該箇所に限られない。
また、最終的に第一柱10,第二柱60に作用する軸力をより効率的に伝達させるために、第一柱10の上面10Aに速硬性のない接着剤を薄く塗布してもよく、第一柱10の上面10Aと第二柱60の下面60Aとを密着させることも可能である。
1…接合構造
10…第一柱
11,61…柱主筋
12,62…せん断補強筋
10A…上面
13…溝部
21…第一面
22…第一凹部
31…第二面
32…第一穴部
33…第一凸部
34,84…ピン
35,85…付勢部
36,86…調整用ボルト
60…第二柱
60A…下面
63…突出部
71…第三面
72…第四面
81…第二凹部
82…第二穴部
83…第二凸部
Z…鉛直方向

Claims (3)

  1. 共にプレキャストコンクリートで構成された第一柱と第二柱とを接合する柱同士の接合構造であって、
    前記第一柱の接合面には、第一面及び該第一面と交差する第二面が形成され、
    前記第二柱の接合面には、前記第一面と対向する第三面及び該第三面と交差するとともに前記第二面と対向する第四面が形成され、
    前記第一面に形成された第一凹部と、
    前記第二面に形成された第一凸部と、
    前記第三面に形成され、前記第一凹部と嵌合される第二凸部と、
    前記第四面に形成され、前記第一凸部と嵌合される第二凹部とを備え、
    前記第一凸部、前記第二凸部は、それぞれ前記第二面、前記第三面に対して進退可能とされたピンと、該ピンを前記第二面、第三面から突出する向きに付勢する付勢部とを有することを特徴とする柱同士の接合構造。
  2. 前記第一面と前記第二面とは直交し、
    前記第一凸部、前記第二凸部は、それぞれ前記第二面、前記第三面と直交するとともに、鉛直方向から45度傾くように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の柱同士の接合構造。
  3. 共にプレキャストコンクリートで構成された第一柱と第二柱とを接合する柱同士の接合方法であって、
    前記第一柱の接合面には、第一面及び該第一面と交差する第二面が形成され、
    前記第二柱の接合面には、前記第一面と対向する第三面及び該第三面と交差するとともに前記第二面と対向する第四面が形成され、
    前記第一面には、第一凹部が形成され、
    前記第二面には、第一凸部が形成され、
    前記第三面には、前記第一凹部と嵌合される第二凸部が形成され、
    前記第四面には、前記第一凸部と嵌合される第二凹部が形成され、
    前記第一凸部、前記第二凸部は、それぞれ前記第二面、前記第三面に対して進退可能とされたピンと、該ピンを前記第二面、第三面から突出する向きに付勢する付勢部とを有し、
    前記第一面、前記第二面に対して、それぞれ前記第三面、前記第四面を対向させるようにして、前記第一柱と前記第二柱とを対向配置し、
    前記第一柱に前記第二柱を接近させ、
    前記第二面に形成された前記第一凸部を前記第四面に接触させて該第一凸部の前記付勢部を収縮させるとともに、前記第二凸部を前記第一面に接触させて該第二凸部の付勢部を収縮させ、
    前記第一凸部の前記付勢部を伸長させて該第一凸部の前記ピンを前記第二凹部に嵌合させるとともに、前記第二凸部の前記付勢部を伸長させて該第二凸部の前記ピンを前記第一凹部に嵌合させることを特徴とする柱同士の接合方法。
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