JP6737740B2 - 鋼材の接合構造 - Google Patents

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本発明は仮設橋や架設桟橋等の支持杭と支持柱の接合に適用可能な鋼材の接合構造に関する。
仮設桟橋等の支持杭や支持柱として鋼管等の鋼材が用いられていて、地中に打ち込んだ支持杭の上部に支持柱を接合して延長している。
支持杭と支持柱の接合手段としては全周溶接が知られているが、作業が大掛かりとなる等の理由から筒状の継手ソケットを用いた種々の機械式接合方法が提案されている。
特許文献1には上下の鋼管の外径と略同径の内径を有する継手ソケットを使用し、該継手ソケットを上下の鋼管の突合せ部に跨って外装した接合方法が開示されている。
特許文献2には上下の鋼管の外径より大径の内径を有する継手ソケットを使用し、上下の鋼管の突合せ部に跨って外装した継手ソケットと上下の鋼管との間に複数の貫通ボルトを貫通して螺着した後に、継手ソケットと上下の鋼管の周面間に形成される隙間内に接着剤を充填して固着する接合方法が開示されている。
特許文献3には上下の鋼管の外径より大径の内径を有する分割式の継手ソケットと、継手ソケットを締付ける複数組のバンド材と、継手ソケットトと上下の鋼管の周面間の隙間内に介装する硬質ゴム製で環状を呈する一対のスペーサとを使用し、間にスペーサを介装して上下の鋼管に分割した半筒状のソケットを外装した後にバンド材を締め付けて上下の鋼管の接合部を可撓可能に接合した接合方法が開示されている。
特許文献4には継手ソケットを使用せずに、上下の鋼管の端部同士を直接インロー嵌合させ、重合させた嵌合部に複数の貫通ボルトを螺着して一体化した接合方法が開示されている。
特開平10−273912号公報 特開平11−222853号公報 特開2001−64961号公報 特開2005−351412号公報
従来の鋼管の機械式接合構造はつぎの問題点を有する。
<1>河川敷等では鉛直性を保ち正規の高さに支持杭を打ち込むことは至難であることから、支持杭の上部が正規位置からずれたり傾倒して打ち込まれたりする場合がある。
打込み後の支持杭に水平方向のずれや傾倒を生じた場合、従来の継手ソケットではこれらの施工誤差を吸収することができない。
<2>特許文献2,4の接合方法にあっては、面倒なボルト穴の位置合わせを行いながら多数のボルトを取り付けなければならず、接合作業に多くの時間と労力を要して作業性が悪く工費も高くつく。
<3>分割式の継手ソケットとバンド材と硬質ゴム製のスペーサを使用した特許文献3の接合技術は接合部の変位を許容した接合構造であり、接合部を変位不能に接合することができない。
本発明は以上の点に鑑みて成されたもので、その目的とするところは少なくとも次のひとつの鋼管の接合構造を提供することにある。
<1>鋼材の施工誤差を吸収して接合できること。
<2>現場における作業性を改善して経済的に接合できること。
<3>接合後に鋼材の水平位置又は角度の再調整が可能であること。
<4>公知の各種鋼材の接合に適用できること。
本発明は、縦方向に向けた上位および下位の鋼材の突合せ部に跨って外装可能な筒状の異径筒本体と、異径筒本体と前記鋼材との間に形成される調整間隙を調整して前記異径筒本体と鋼材とを位置決めする複数の間隙調整手段とを具備した継手ソケットを使用して下位の鋼材の上部と上位の鋼材の下部との間を一体に接合する鋼材の接合構造であって、前記異径筒本体は下位の鋼材の上部に外装可能な下筒と、上位の鋼材の下部に外装可能な上筒と、同軸線上に位置させた前記下筒と上筒の境界部に介装して一体化した棚板とを有し、前記下筒と上筒の何れか一方と、前記上位又は下位の何れか一方の鋼材の周面間に調整間隙が形成されるように、前記異径筒本体の下筒または上筒の何れか一方の内径が下筒または上筒の何れか他方の内径より大きい寸法関係にあり、下位の鋼材と上位の鋼材に跨って継手ソケットが外装されたときに前記下位の鋼材の上端と上位の鋼材の下端の間に棚板が介在することで前記継手ソケットが位置決めされ、前記複数の間隙調整手段が調整間隙の範囲で下位の鋼材の施工誤差を吸収し得るように調整された上位の鋼材の水平位置と立設角度を保持する。
本発明の他の形態において、前記継手ソケットの下筒の内径が上筒の内径より大きい寸法関係にあり、少なくとも該下筒の一部に複数の間隙調整手段が配設され、該複数の間隙調整手段が下位の鋼材の外周面を押圧可能である。
本発明の他の形態において、前記継手ソケットの上筒の内径が下筒の内径より大きい寸法関係にあり、少なくとも該上筒の一部に複数の間隙調整手段が配設され、該複数の間隙調整手段が上位の鋼材の外周面を押圧可能である。
本発明の他の形態において、前記継手ソケットの上筒または下筒の何れか一方が上位または下位の何れか一方の鋼材に外接可能な寸法関係にある。
本発明の他の形態において、前記複数の間隙調整手段が異径筒本体の一部に螺着した複数の固定調整ボルトである。
本発明の他の形態において、前記上位および下位の鋼材の外周面と前記継手ソケットの外周面との間に軸方向に沿って引張材が張設されている。
本発明の他の形態において、前記下位の鋼材が鋼管、コラム材、またはH形鋼の何れか一種であり、前記上位の鋼材が鋼管、コラム材、またはH形鋼の何れか一種であり、前記下位または上位の鋼材が同種鋼材の組み合わせまたは異種鋼材の組み合せである。
本発明の他の形態において、前記下位の鋼材が支持杭であり、前記上位の鋼材が支持柱である。
本発明は少なくとも次のひとつの効果を奏する。
<1>縦方向に向けて突き合せた上位および下位の鋼材の突合せ部に跨って継手ソケットを外装した後に、固定調整ボルト等の複数の間隙調整手段を操作して異径筒本体と鋼材とを位置決めするだけの簡単な作業で以て、下位の鋼材の施工誤差を吸収して上位の鋼材を正規位置に立設することができる。
<2>鋼材にボルトを貫通させずに上位および下位の鋼材を強固に接合できるので、従来と比べて現場における作業性を大幅に改善できて経済的に接合することができる。
<3>接合後において、複数の間隙調整手段を操作することで鋼材の水平位置又は傾倒の再調整を行うことができる。
<4>継手ソケットは、公知の鋼管だけでなくコラム材やH形鋼等の公知の各種鋼材に適用できて汎用性に富む。
実施例1に係る継手ソケットの一部を破断した接合部の斜視図 支持杭と支持柱の接合部の説明図であって、(A)は接合部の縦面図、(B)は(A)のB−B断面図、(C)は(A)のC−C断面図、(D)は他の調整固定ボルトの説明図 支持杭と支持柱の接合方法の説明図で、(A)は支持杭上部の切除工程の説明図、(B)は支持柱の吊り込み工程の説明図、(C)は接合を終えた支持柱の修正工程の説明図 支持柱を継手ソケットの上筒に内接させて接合した実施例2に係る鋼材の接合部の縦断面図 継手ソケットの下筒と上筒の寸法関係を逆にして接合した接合した実施例3に係る鋼材の接合部の縦断面図 支持柱の鋼材を変えた実施例4に係る説明図で、(A)はコラム材を適用した説明図、(B)はH形鋼を適用した説明図 支持杭の鋼材を変えた実施例4に係る説明図で、(A)はコラム材を適用した説明図、(B)はH形鋼を適用した説明図 支持杭の鋼材を変えた実施例4に係る説明図で、(A)はコラム材を適用した説明図、(B)はH形鋼を適用した説明図 実施例6に係る鋼材の接合技術の説明図で、引張材を追加配置して連結した接合部の部分縦断面図
以下に図面を参照しながら本発明の実施例について詳細に説明する。
<1>支持杭と支持柱の鋼材の組み合せ
本実施例1では支持杭10と支持柱20が同種同径の鋼管である形態について説明する。
<2>鋼材の機械式接合手段
図1,2を参照して説明すると、本発明では筒状の継手ソケット30を使用して縦方向に向けた突き合せた下位の支持杭10と上位の支持柱20の間を一体に接合する。
継手ソケット30は支持杭10と支持柱20の突合せ部に跨って外装可能な異径の異径筒本体35と、異径筒本体35、支持杭10および支持柱20を位置決めする複数の間隙調整手段とを具備する。
本例では複数の間隙調整手段が異径筒本体35の周面に螺着した固定調整ボルト34,36である場合について説明する。
<2.1>異径筒本体
異径筒本体35は支持杭10の上部に第1調整間隙Gを介して外装可能な下筒31と、支持柱20の下部に第2調整間隙Gを介して外装可能な上筒32と、同軸線上に位置させた両筒31,32の境界部に介装して一体化した棚板33とからなる。
本例では下筒31と上筒32はそれぞれ異径の鋼管で形成されている。
棚板33は径差のある両筒31,32を荷重伝達可能に一体化すると共に、支持杭10と支持柱20の突合せ端の間に介装する板材であり、例えば鋼板で形成されている。
棚板33の形状は図示した円環形に限定されず角形でもよい。
棚板33は支持杭10と支持柱20の突合せ端の間に介装可能なように、両筒31,32の内方に向けて水平に張り出している。
<2.2>鋼材と下筒と上筒の寸法関係
継手ソケット30の下筒31と上筒32を支持杭10と支持柱20にそれぞれ外装するだけであれば、下筒31の内径Dと上筒32の内径Dを支持杭10及び支持柱20の径d,径dより大きい同一径すればよい。
本発明では支持杭10の施工誤差(水平方向の誤差、傾倒誤差)を継手ソケット30に吸収させるために、下筒31の内径Dと上筒32の内径Dを同一径とせずに異径の組み合せとし、少なくとも下筒31または上筒32の何れか一方と、支持杭10または支持柱20の何れか一方の周面間に調整間隙を形成するようにした。
<2.3>調整間隙
本例では下筒31と支持杭10との周面間に第1調整間隙Gを形成すると共に、上筒32と支持柱20との周面間に第2調整間隙Gを形成した形態について説明する。
更に本例では第2調整間隙Gに対して第1調整間隙Gが大きくなるように、下筒31の内径Dを上筒32の内径Dより大きい(D>D)寸法関係にしてある。
<2.3.1>第1調整間隙
第1調整間隙Gは支持杭10の施工誤差(水平位置と傾倒)を吸収して調整(修正)するための隙間である。
支持杭10の水平位置の変位量は第1調整間隙Gに比例する。
支持杭10の立設角度の変位量は第1調整間隙Gに比例し、下筒31の全長に反比例する。
したがって、想定される支持杭10の施工誤差を吸収し得るように第1調整間隙Gと下筒31の全長は適宜変更可能である。
<2.3.2>第2調整間隙
第2調整間隙Gは支持杭10と支持柱20の接合後において支持柱20の水平位置と傾倒を微調整するための隙間である。
支持柱20の水平位置の変位量は第2調整間隙Gに比例する。
支持柱20の角度の変位量は第2調整間隙Gに比例し、上筒32の全長に反比例する。
<2.4>固定調整ボルト
複数の固定調整ボルト34,36は異径筒本体35と協働して支持杭10と支持柱20の水平位置と角度を調整する機能と、調整を終えた支持杭10と支持柱20の位置を保持する機能(位置決め機能)を有している。
複数の固定調整ボルト34,36は支持杭10や支持柱20を貫通しないので、支持杭10や支持柱20にボルト孔を開設する等の特別な加工は一切不要である。
<2.4.1>固定調整ボルトの本数と螺着位置
各筒31,32に周方向に向けて等間隔に螺着する各調整固定ボルト34,36の本数は3本以上であればよく、継手ソケット30に求められる曲げ耐力等を考慮して適宜本数を選択する。
更に各調整固定ボルト34,36の螺着位置は各筒31,32の上部と下部に限定されず、その上下部間の周面に追加して設けてもよい。
本例では各筒31,32の外周面に溶接等で固着したナット31a,32aに各調整固定ボルト34,36を螺着した形態を示すが、各筒31,32にネジ穴を直接形成して各調整固定ボルト34,36を螺着するようにしてもよい。
<2.4.2>当板付きの固定調整ボルト
図2(D)に示すように、各調整固定ボルト34,36としてボルト軸の先端にボルト軸より大形の当板37を付設したボルトを使用してもよい。当板37を付設した調整固定ボルト34,36を使用すると、支持杭10や支持柱20との間の固定力を増大できて調整固定ボルト34,36の使用本数を低減できる。
[接合方法]
図3を参照して継手ソケット30を使用した支持杭10と支持柱20との接合方法について説明する。
<1>支持杭の立設
図3(A)は打設した支持杭10の杭頭高さが正規位置より高く、打設予定の鉛直線に対して角度θだけ傾いている場合を示している。
鉛直性を保ったまま所定の杭頭高さに合せて支持杭10を打設することは至難であるとこから、杭頭を修正するために支持杭10の上部を破線で示した杭頭の設計高さ11に沿って水平に切除する。
<2>継手ソケットの地組
地表に寝かせた支持柱20の一端に上筒32を外装して継手ソケット30を地組する。
棚板33が支持柱20の一端に当接するまで上筒32を差し込み、複数の固定調整ボルト36を締付けて支持柱20の一端に継手ソケット30を地組する。
継手ソケット30を地組する場合、支持柱20を吊り上げたときに継手ソケット30が自重落下しない程度に固定調整ボルト36を締付けて仮組みしておく。
尚、支持柱20を吊り上げた状態で支持柱20の下部に継手ソケット30を仮組みする場合もある。
<3>支持柱の吊り込み
図3(B)は下部に継手ソケット30を付設した支持柱20がクレーン等に縦向きに吊り下げられた状態を示し、図3(C)は継手ソケット30の下筒31を支持杭10の上部に外装した状態を示している。
クレーン等に吊り下げられた支持柱20を既設の支持杭10の真上に移動し、支持柱20を降下して支持杭10の上部に継手ソケット30の下筒31を外装する。
継手ソケット30の棚板33が支持杭10の端面に当接することで、支持柱20の降下が規制されて、支持杭10の上部に支持柱20が延設される。
支持杭10の上端と支持柱20の下端の間に棚板33を介在させることで、支持杭10と支持柱20の間に跨って外装した継手ソケット30を位置決めできる。
<4>施工誤差の修正
本発明では以下に説明する継手ソケット30による簡単な修正操作を行うことで接合した既設の支持杭10の施工誤差を吸収して支持柱20を正規位置に立設することができる。
<4.1>水平位置の調整
支持杭10の上部位置が正規位置から水平にずれているときは、下筒31に螺着した複数の固定調整ボルト34を正逆転操作して継手ソケット30を修正方向に向けて変位させる。
複数の固定調整ボルト34の先端を支持杭10の外周面に当接させた押圧操作と、他側の固定調整ボルト34の後退操作を行いながら、固定調整ボルト34の押圧反力で以て継手ソケット30全体を修正方向へ向けて水平移動させる。
上筒32に内挿された支持柱20は継手ソケット30に追従して修正方向へ向けて水平に移動する。
<4.2>角度の調整
支持杭10が正規の鉛直線に対して角度θだけ傾斜している場合は、下筒31に螺着した上位と下位の固定調整ボルト34を正逆方向に回転操作して継手ソケット30と共に支持柱20の角度を鉛直に修正する。
下筒31と支持杭10との周面間に形成される第1調整間隙Gの範囲内において、継手ソケット30及び支持柱20の水平位置と角度を修正することができる。
説明の便宜上、支持杭10に対する継手ソケット30の水平位置と角度調整を個別に分けて説明したが、実際はこれらの作業を並行して行う。
<4.3>支持杭と下筒の固定
支持杭10に対する継手ソケット30の水平位置と角度の修正を終えたら、すべての固定調整ボルト34を締付けて支持杭10と下筒31との間を変位不能に剛結する。
<4.4>支持柱の微調整
第1調整間隙Gの範囲内において支持柱20の調整量が不足するときは、継手ソケット30の上筒32に螺着した複数の固定調整ボルト36を正逆方向に回転操作して支持柱20の水平位置と角度を微調整する。
継手ソケット30は下筒31と複数の固定調整ボルト34によって支持杭10の上部に変位不能に固定されているので、支持杭10と継手ソケット30から押圧反力を得て、第2調整間隙Gの範囲内において支持柱20の水平位置と角度を微調整できる。
<4.5>支持杭と上筒の固定
支持柱20の水平位置と立設角度の修正を終えたら、すべての固定調整ボルト36を締付けて支持柱20と上筒32との間を変位不能に剛結する。
継手ソケット30を使用して支持杭10と支持柱20との間の接合をすべて完了した後に、支持柱20をクレーン等から切り離す。
このように支持杭10と支持柱20の突合せ部に跨って継手ソケット30を外装した後に、複数の固定調整ボルト36を回転操作するだけの簡単な作業で以て、支持杭10の施工誤差を吸収して支持柱20を正規位置に立設することができる。
したがって、従来の接合構造と比較して現場における作業性を大幅に改善できて経済的に接合することができる。
[接合部の特性]
図2を参照しながら継手ソケット30を使用して接合した支持杭10と支持柱20の接合部の特性について説明する。
<1>圧縮軸力
支持杭10と支持柱20の接合部には支持柱20の自重と上載荷重による圧縮軸力が常に作用している。
相対向する支持杭10の上端と支持柱20の下端の対向面の間には継手ソケット30の棚板33の上下面が接面した状態で介装してあるため、圧縮軸力は棚板33を通じて支持杭10と支持柱20の相互間で伝達し合う。
圧縮軸力は下筒31や上筒32に直接作用することはなく、同様に両筒31,32に螺着した複数の固定調整ボルト34,36に作用することもない。
<2>曲げ力
圧縮軸力が常時作用する支持杭10と支持柱20の接合部に曲げ力が作用すると、継手ソケット30の強度が曲げ力に抵抗する。
具体的には、固定調整ボルト34,36と異径筒本体35を通じて支持杭10と支持柱20との間で曲げ力が伝達可能であり、継手ソケット30の強度が曲げ力に抵抗する。
両筒31,32の周面に均等な間隔で螺着した複数の固定調整ボルト34,36が両筒31,32の外周面に当接して両筒31,32の自由変形を拘束するので、異径筒本体35に曲げ力が加わっても両筒31,32の円形が保持される。
このように本発明では接合部に圧縮軸力が作用する条件下において、継手ソケット30を通じて曲げ力の伝達が可能であるから合理的で簡易な接合構造が得られる。
<3>接合後の再調整
支持杭10と支持柱20の接合後においても、必要に応じて継手ソケット30に螺着した固定調整ボルト34,36の回動操作によって支持杭10と支持柱20の水平位置と角度の再調整をすることができる。
<4>解体分離
仮設桟橋や仮設橋等を解体する場合には、継手ソケット30の固定調整ボルト34,36を緩めるだけの簡単な操作で支持杭10と支持柱20の接合を解除することができる。分離撤去した継手ソケット30は再使用が可能である。
以降に他の実施例について説明するが、その説明に際し、前記した実施例1と同一の部位は同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
図4を参照して支持柱20の下部を上筒32に内接させて外装可能に構成した継手ソケット30aを使用して接合する実施例2について説明する。
<1>継手ソケット
継手ソケット30aは、支持杭10の上部に第1調整間隙Gを介して外装可能な下筒31と、支持柱20の下部に外装可能な上筒32と、両筒31,32の境界部に介装して一体化した棚板33とを具備する。
上筒32の内径Dは支持柱20の径dと同径か僅かに大径に形成してあって、上筒32に支持柱20の下部を内接させて収容可能な寸法関係になっている。
下筒31の内径Dは上筒32の内径Dより大きい(D>D)寸法関係にあり、第1調整間隙Gの範囲内において継手ソケット30及び支持柱20の水平位置と角度を修正することについては先の実施例1と同様である。
<2>本実施例の効果
本実施例2にあっては先の実施例1の効果にくわえて、上筒32の固定調整ボルト36を省略できるので、継手ソケット30aの製作コストを削減できる。
以上の実施例1,2では継手ソケット30,30aの下筒31の内径Dが上筒32の内径Dより大きい(D>D)寸法関係にある形態について説明したが、下筒31と上筒32の寸法関係を逆にした継手ソケット30bを使用して接合してもよい。
<1>継手ソケット
図5を参照して説明すると、継手ソケット30bの異径筒本体35は、上筒32の内径Dが下筒31の内径Dより大きい(D>D)寸法関係にある。
本実施例3では継手ソケット30bの下筒31を支持杭10の上部に外装して取り付けた後に、上筒32内に支持柱20の下部を落とし込んで支持杭10と支持柱20を接合する。
図5では下筒31と支持杭10との周面間に第1調整間隙Gを形成すると共に、複数の固定調整ボルト34を螺着した形態について示すが、固定調整ボルト34を省略した下筒31と支持杭10の周面を接面させて外装してもよい。
<2>本実施例の効果
本実施例3にあっては、継手ソケット30bの下筒31が支持杭10の上部に変位不能に固定されているので、支持杭10と継手ソケット30bから反力を得て、支持柱20と上筒32と支持柱20の間に形成された第2調整間隙Gの範囲において複数の固定調整ボルト36を回転操作することで支持柱20の水平位置と角度を修正することが可能である。
先の実施例1〜3では支持杭10と支持柱20を構成する鋼材が鋼管同士の組み合せである形態について説明したが、支持杭10と支持柱20を構成する鋼材は鋼管以外に断面矩形のコラム材やH形鋼でもよく、更に支持杭10及び支持柱20の鋼材の組み合せは同種鋼材の組み合せの他に異種鋼材の組み合せも可能である。
以下に支持杭10と支持柱20を構成する他の鋼材の組み合せについて例示する。
<1>支持柱がコラムの場合
図6(A)は鋼管製の支持杭10に対して支持柱20が断面矩形を呈するコラム材を適用した異種鋼材の組み合わせを示している。
本例の接合では断面円形の下筒31と断面矩形の上筒32と両筒31,32の間に介装した棚板33とを具備した継手ソケット30cを使用する。
継手ソケット30cの上筒32に収容させた支持柱20は図示した複数の固定調整ボルト36で固定してもよいし、固定調整ボルト36を用いずに上筒32に内接させて接合してもよい。
<2>支持柱がH形鋼の場合
図6(B)は鋼管製の支持杭10に対して支持柱20がH形鋼である異種鋼材の組み合わせを示している。
本例の接合には図6(A)と同様の継手ソケット30cを使用する。
継手ソケット30cの上筒32に収容させた支持柱20は図示した複数の固定調整ボルト36で固定してもよいし、固定調整ボルト36を用いずに上筒32に内接させて接合しもよい。
上筒32に収容させた支持柱20を複数の固定調整ボルト36で固定する場合、H形鋼のフランジとウェブの間に形成させた凹部空間内に同空間と同形のスペーサ21,21を収容させると、上筒32の四方に設けた複数の固定調整ボルト36を用いてH形鋼製の支持柱20の水平位置と角度を調整することができる。
<3>支持杭がコラムの場合
図7(A)は鋼管製の支持柱20に対して支持杭10が断面矩形を呈するコラム材を適用した異種鋼材の組み合わせを示している。
本例の接合には断面矩形の下筒31と断面円形の上筒32と両筒31,32の間に介装した棚板33とを具備した継手ソケット30dを使用する。
継手ソケット30dの下筒31に収容させた支持杭10は図示した複数の固定調整ボルト34で固定してもよいし、固定調整ボルト34を用いずに下筒31に内接させて接合してもよい。
<4>支持杭がH形鋼の場合
図7(B)は鋼管製の支持柱20に対して支持杭10にH形鋼を適用した異種鋼材の組み合わせを示している。
本例の接合には先の継手ソケット30dを使用して、断面矩形の下筒31をH形鋼製の支持杭20に外装すると共に、円形断面を呈する上筒32に鋼管製の支持柱20を内挿している。
<5>他の接合例
図8(A)は鋼管製の支持柱20に対して支持杭10に断面矩形を呈するコラム材を適用した異種鋼材の組み合わせを示し、図8(B)は支持杭10にH形鋼を適用した異種鋼材の組み合わせを示している。
支持杭10と支持柱20の組み合せは図7と同様であるが、本例では断面円形の下筒31と断面円形の上筒32と両筒31,32の間に介装した棚板33とを具備した実施例1で使用した継手ソケット30を使用して接合することも可能である。
<6>実施例2,3との組み合せ
支持杭10及び支持柱20の組み合せが鋼管以外のコラム材またはH形鋼の同種または異種の鋼材を組み合せる本実施例4に既述した実施例2,3を適用して接合することも可能である。
<7>本実施例の効果
本実施例4にあっては、支持杭10及び支持柱20の組み合せが鋼管以外のコラム材またはH形鋼の同種または異種の鋼材を組み合せであっても、支持杭10または支持柱20の断面形に応じて下筒31または上筒32の断面形を変更した継手ソケット30a〜30dを使い分けることで、支持杭10の立設誤差を修正して支持柱20を接合できて汎用性に富む。
複数の間隙調整手段は既述した固定調整ボルト34,36に限定されるものではない。
他の複数の間隙調整手段としては、例えば第1調整間隙Dまたは第2調整間隙Dに進退自在に内挿可能な複数の楔体を適用できる。
更に他の複数の間隙調整手段としては、例えば第1調整間隙Dまたは第2調整間隙Dに内挿されて流体圧により防縮可能な複数の防縮バッグを適用することも可能である。
要は複数の間隙調整手段が第1調整間隙Dまたは第2調整間隙Dを調整して、異径筒本体35、支持杭10および支持柱20を位置決めできる機構であればよい。
図9を参照して継手ソケット30に複数の引張材40を追加配置した実施例6について説明する。
<1>引張材
引張材40は継手ソケット30の下筒31と支持杭10と外周面の間、及び継手ソケット30の上筒31と支持柱20の外周面の間を軸方向に連結する引張強度の高い棒状またはロープ状の緊張材である。
継手ソケット30の下筒31と上筒32の外周面には周方向に向けた筒側ブラケット31b,32bが突設してあり、支持杭10及び支持柱20の外周面にも軸方向に向けたブラケット11,21が突設してある。
軸方向に配列されて対をなすブラケット11,31bの間と、ブラケット21,32bの間にはそれぞれ引張材40が架け渡して連結されている。
各軸方向に配置した一対の引張材40,40を1組とし、図外の間隙調整手段と干渉しないように、継手ソケット30の円周方向に沿って2組以上の引張材40が等間隔に配設されている。
<2>引張材の例示
本例では引張材40が連結ボルト41とナット42の組み合せで構成する場合について説明する。
引張材40の連結ボルト41の基端がピンまたはボルト等の支軸43を介して各ブラケット11,21に回動可能に枢支されていて、筒側ブラケット31b,32bに開設したボルト孔又はスリットに貫通させた各連結ボルト41の先端部にナット42を螺着して締付けることで継手ソケット30の下筒31と支持杭10と外周面の間、及び継手ソケット30の上筒31と支持柱20の外周面の間を締付けできる。
なお、各引張材40は上下の向きを逆向きにして連結してもよい。
<3>引張材の作用
継手ソケット30と突き合せた支持杭10と支持柱20の接合部の間を複数組の引張材40で連結した本実施例にあっては、継手ソケット30に対して支持杭10と支持柱20の抜け出しを防止できるだけでなく、補強材40が接合部の引張と曲げの強度部材として機能するため、接合部における引張耐力と曲げ耐力が格段に向上する。
10・・・支持杭(下位の鋼材)
20・・・支持柱(上位の鋼材)
30・・・継手ソケット
30a〜30d・・・継手ソケット
31・・・継手ソケットの下筒
32・・・継手ソケットの上筒
33・・・継手ソケットの棚板
34・・・下筒の固定調整ボルト(間隙調整手段)
35・・・異径筒本体
36・・・上筒の固定調整ボルト(間隙調整手段)
40・・・引張材
41・・・連結ボルト
42・・・ナット
・・・第1調整間隙
・・・第2調整間隙

Claims (8)

  1. 縦方向に向けた上位および下位の鋼材の突合せ部に跨って外装可能な筒状の異径筒本体と、異径筒本体と前記鋼材との間に形成される調整間隙を調整して前記異径筒本体と鋼材とを位置決めする複数の間隙調整手段とを具備した継手ソケットを使用して下位の鋼材の上部と上位の鋼材の下部との間を一体に接合する鋼材の接合構造であって、
    前記異径筒本体は下位の鋼材の上部に外装可能な下筒と、上位の鋼材の下部に外装可能な上筒と、同軸線上に位置させた前記下筒と上筒の境界部に介装して一体化した棚板とを有し、
    記下筒と上筒の何れか一方と、前記上位又は下位の何れか一方の鋼材の周面間に調整間隙が形成されるように、前記異径筒本体の下筒または上筒の何れか一方の内径が下筒または上筒の何れか他方の内径より大きい寸法関係にあり
    下位の鋼材と上位の鋼材に跨って継手ソケットが外装されたときに前記下位の鋼材の上端と上位の鋼材の下端の間に棚板が介在することで前記継手ソケットが位置決めされ、
    前記複数の間隙調整手段が調整間隙の範囲で下位の鋼材の施工誤差を吸収し得るように調整された上位の鋼材の水平位置と立設角度を保持することを特徴とする、
    鋼材の接合構造。
  2. 前記継手ソケットの下筒の内径が上筒の内径より大きい寸法関係にあり、少なくとも該下筒の一部に複数の間隙調整手段が配設され、該複数の間隙調整手段が下位の鋼材の外周面を押圧可能であることを特徴とする、請求項1に記載の鋼材の接合構造。
  3. 前記継手ソケットの上筒の内径が下筒の内径より大きい寸法関係にあり、少なくとも該上筒の一部に複数の間隙調整手段が配設され、該複数の間隙調整手段が上位の鋼材の外周面を押圧可能であることを特徴とする、請求項1に記載の鋼材の接合構造。
  4. 前記継手ソケットの上筒または下筒の何れか一方が上位または下位の何れか一方の鋼材に外接可能な寸法関係にあることを特徴とする、請求項1乃至3の何れか一項に記載の鋼材の接合構造。
  5. 前記複数の間隙調整手段が異径筒本体の一部に螺着した複数の固定調整ボルトであることを特徴とする、請求項1乃至4の何れか一項に記載の鋼材の接合構造。
  6. 前記上位および下位の鋼材の外周面と前記継手ソケットの外周面との間に軸方向に沿って引張材が張設されていることを特徴とする、請求項1乃至5の何れか一項に記載の鋼材の接合構造。
  7. 前記下位の鋼材が鋼管、コラム材、またはH形鋼の何れか一種であり、前記上位の鋼材が鋼管、コラム材、またはH形鋼の何れか一種であり、前記下位または上位の鋼材が同種鋼材の組み合わせまたは異種鋼材の組み合せであることを特徴とする、請求項1乃至6の何れか一項に記載の鋼材の接合構造。
  8. 前記下位の鋼材が支持杭であり、前記上位の鋼材が支持柱であることを特徴とする、請求項1乃至7の何れか一項に記載の鋼材の接合構造。
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