JP2008038367A - 解体自在型柱・梁接合部 - Google Patents

解体自在型柱・梁接合部 Download PDF

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佳和 澤本
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Abstract

【課題】現場溶接と高力ボルトの使用が不可能な高強度鋼材を柱部材に使用する場合にも解体が自在な状態に接合部を完成させる。
【解決手段】閉鎖断面形の柱部材1とフランジ2aを有する梁部材2からなり、梁部材2のフランジ2aの端面に接合されたエンドプレート3を柱部材1の外周面に接触させた状態で、梁部材2を柱部材1の外周に配置し、梁部材2のフランジ2aの上下に位置し、エンドプレート3の梁部材2側の面に接触する一組の環状の接合リング4、4を互いにボルト接合した状態で梁部材2を柱部材1に接合する。
【選択図】図1

Description

本発明は建築・土木構造物において、現場で柱・梁接合部を構築した後の解体を可能にした解体自在型柱・梁接合部に関するものである。
鋼製部材を用いた柱・梁の接合部を完成させるために、鋼製部材同士を現場で接合する場合、溶接接合と高力ボルト接合のいずれかが用いられる。但し、これまでの鋼材の2〜3倍の強度を有し、現在、開発途上にある高強度鋼材(特許文献1〜3参照)の使用を前提としたとき、溶接条件や溶接性能の面から現場での溶接は不可能とされている。
鋼材を溶接する際には溶接性能の低下を回避するために、予熱や後熱、入熱量の制限等、一定の溶接条件が与えられる。溶接条件は鋼材の強度が高くなる程、厳しくなるが、鋼材の強度は溶接性能にも影響し、強度が高くなる程、伸び変形能力が低下する関係で、溶接性能が低下することが知られている。
通常の鋼材(普通強度鋼材)を溶接する場合には、溶接姿勢の向き(下向き、横向き、立ち向き、上向き)の制約はないが、高強度鋼材の場合には下向きのみに限定される可能性があるため、柱部材に高強度鋼材を使用した場合、実質的に柱部材に対して溶接することができない。
一方、近年、環境負荷の低減や二酸化炭素の低減策の一環として、建設業界においてもリユース工法の積極的な普及が望まれており、この観点からすれば、現場での作業により柱・梁の接合部を完成させた後、解体、または解体と再構築が可能であることが要請される。従って、仮に高強度鋼材の現場での溶接が可能であるとしても、現場での溶接により接合部を完成させる作業はこの要請には適合しない。
高力ボルト接合は解体、再構築の要請には適合するが、少なくとも柱部材に高強度鋼材を用い、柱部材同士、または柱部材と梁部材同士を接合する場合には、高強度鋼材の強度を生かす上で、高力ボルト自体が高強度鋼材の強度に匹敵する強度を有することが必要である。
鋼材の高強度化は溶接性能のみならず、鋼材の曲げ加工性にも影響し、高強度鋼材では例えば冷間で曲げられる角度が制限され、通常の鋼材の場合に可能であった90度の曲げ加工をすること、すなわち角形鋼管を製作することが困難であることから、高強度鋼材で製作される鋼管は円形断面(円形鋼管)が多くを占める。
そこで、例えば鋼管である柱部材を、接合部を貫通させた形で、この柱部材に対してH形鋼である梁部材を接合する場合、梁部材の各フランジに接合されたスプリットティー金物(T形接合金物)のフランジを柱部材の表面に密着させた状態で、両者を貫通するボルトにより接合することが行われる(特許文献4参照)。
ここで、柱部材が高強度鋼材である場合、梁部材と柱部材間での応力の伝達が行われるようにするには、スプリットティー金物を貫通するボルトが上記のように高強度鋼材の強度に匹敵する強度を有することが必要である。
ところが、高力ボルトに高強度鋼材からなる鋼管の強度に見合う強度を持たせることが現状ではできない、とされている。高力ボルトに高強度鋼材に見合う強度を持たせようとすれば、これまでのF10T級(1kN/mm)から2倍のF20T級(2kN/mm)の引張強度が必要になるが、開発まで4〜5年掛かることが見込まれている。
以上のように、少なくとも柱部材に高強度鋼材を使用する場合に、解体が可能な状態に接合部を現場で完成させる手法は未だ確立されていない。柱部材に鋼管を用い、梁部材にH形鋼を用いた場合の解体可能な接合部の構造が存在するに過ぎない(特許文献5、6参照)。
特開2002−88440号公報(段落0001、0051) 特開2004−285369号公報(段落0016) 特開2006−118007号公報(段落0001、0006) 特開2004−100338号公報(請求項1、図1) 特開平7−292968号公報(請求項1〜3、段落0014〜0017、図1〜図4) 特開2003−056060号公報(請求項4、段落0019〜0020、図1)
特許文献5では下階側の柱部材の頭部と上階側の柱部材の脚部に位置するリング状部材の間に、両リング状部材が螺合可能な接合部材を配置し、リング状部材を回転させて接合部材と梁部材端部のエンドプレートに螺合させ、梁部材を柱部材に接合している。よって高力ボルトを用いることがないため、柱部材に高強度鋼材を用いた場合にも対応することができると考えられる。しかしながら、分離している2部材に対してリング状部材を螺合させるため、各部材の製作誤差や施工誤差が許容されず、製作と施工に高い精度が要求される。また柱部材の断面に相当する口径のリング状部材を回転させるため、接合部の完成時、及び解体時の作業が大掛かりになる。
特許文献6では上階側の柱部材と下階側の柱部材の間にフランジを有する仕口部鉄骨を配置し、そのフランジに各柱部材の端部に一体化しているプレートをボルトにより接合しているため、前記の通り、ボルトが高強度鋼材の強度に見合う強度を有しない現状では柱部材に高強度鋼材を使用した場合に対応することはできない。
本発明は上記背景より、柱部材に高強度鋼材を使用する場合にも解体が自在な状態に接合部を完成させることが可能な解体自在型柱・梁接合部を提案するものである。
請求項1に記載の解体自在型柱・梁接合部は、閉鎖断面形の柱部材とフランジを有する梁部材からなり、前記梁部材のフランジの端面に接合されたエンドプレートが前記柱部材の外周面に接触した状態で、前記梁部材が前記柱部材の外周に配置され、前記梁部材のフランジの上下に位置し、前記エンドプレートの梁部材側の面に接触する一組の環状の接合リングが互いにボルト接合された状態で前記梁部材が前記柱部材に接合されていることを構成要件とする。
本発明は少なくとも柱部材が主に高強度鋼材である場合を対象とするが、普通強度鋼材である場合も含む。高強度鋼材は現行の構造用鋼材(普通強度鋼材)の引張強度400N/mmの約2倍程度の800N/mm前後程度以上の引張強度を有する鋼材であり、1500N/mm前後程度までの引張強度を有する超高強度鋼材を含む。
請求項1では梁部材のフランジ端面に接合されたエンドプレートが柱部材の外周面に接触した状態で、一組の接合リングが互いにボルト接合されることで、両接合リングの接合に伴い、内周側へ圧力を及ぼし、エンドプレートを柱部材側へ押圧する。この結果、エンドプレートの柱部材側の面が柱部材に密着するため、ずれることなく、梁部材からの力を柱部材に伝達することが可能になる。
梁部材のフランジはそれを上下から挟み込む一組の接合リングが接合されることにより、接合リングに一体化する。また接合リングがボルトの締結によりエンドプレートに押圧力を与えることで、エンドプレートを柱部材に密着させることになる。
環状の接合リングは柱部材の回りを周回して配置されるため、一方の梁部材に作用する引張力は対向する梁部材側からエンドプレートを介して柱部材に伝達される。結果としてエンドプレートが柱部材に対して何らずれを生ずることなく、梁部材と柱部材間での曲げモーメントの伝達が図られる。
梁部材から柱部材へのせん断力の伝達を円滑にするには、梁部材のウェブと柱部材の双方にガセットプレートが接合されるが、ガセットプレートの配置が困難な場合は、梁部材のフランジに水平ハンチを形成することにより対応することが行われる。
エンドプレートが柱部材に密着し、梁部材と柱部材間での曲げモーメントの伝達が可能になりながらも、実際にはエンドプレートと柱部材の接合にボルトは使用されないため、ボルトが高強度鋼材の強度に見合う強度を有する必要性に直面することがなく、鋼管(柱部材)が高強度鋼材である場合に対応することが可能になる。
また請求項1では梁部材の各フランジの上下に接合リングがボルトにより接合されるものの、接合リングとエンドプレート、エンドプレートと柱部材は直接接合されることがない。このため、ボルトの締結を解除し、接合リングを梁部材から分離させれば、接合リングとエンドプレート、柱部材がそれぞれ分離自在となり、ボルトの解除のみで接合部を解体することが可能になる。
ボルトは上下の接合リングを接合することによりエンドプレートを柱部材側へ押圧し、エンドプレートと柱部材を密着させるだけの引張強度を有すればよい。ここで、エンドプレートの接合リング側の面と、接合リングのエンドプレート側の面の少なくともいずれか一方に傾斜を付ければ、上下の接合リング間に作用する圧縮力の、傾斜面に直交する成分がエンドプレートを柱部材側へ押圧する力として作用するため、ボルトの締結によるエンドプレートに対する押圧効果を上げることが可能である。
この場合、エンドプレート、または接合リングには、上下の接合リングに挟まれる梁部材のフランジ位置からその上下へかけ、梁部材から柱部材へ向かう傾斜が付けられる。エンドプレートを柱部材に密着させるときに、柱部材をその内側へ変形させないようにするために、柱部材のエンドプレートの配置区間を厚肉にすることもある。
エンドプレートを柱部材側へ押圧する効果は請求項2に記載のように、接合リングのエンドプレート側に挿入孔が形成され、この挿入孔にピンが打ち込まれることによっても得られる。この場合、挿入孔の内周面は打ち込み側から奥側へかけて断面が次第に小さくなる傾斜が付けられ、ピンは打撃され、奥側へ打ち込まれることによりエンドプレートを柱部材側へ押圧する。ピン自体が根元側から先端側へかけて断面が小さくなる形をすることもある。
請求項3に記載の解体自在型柱・梁接合部は、閉鎖断面形の柱部材とフランジを有する梁部材からなり、前記柱部材の外周を包囲し、その外周面に接触する環状の接合リングが一体化したダイヤフラムの前記接合リングが前記柱部材の外周面に接触した状態で、前記梁部材が柱部材の外周に配置され、前記ダイヤフラムが前記梁部材のフランジに重なってボルト接合されていることを構成要件とする。
請求項3に記載の発明も、少なくとも柱部材が主に高強度鋼材である場合を対象とするが、普通強度鋼材である場合も含む。高強度鋼材は前記の通り、約800N/mm前後程度以上の引張強度を有する鋼材であり、1500N/mm前後程度までの引張強度を有する超高強度鋼材を含む。
請求項3では柱部材の外周面に接触する接合リングがダイヤフラムに一体化していることから、ダイヤフラムを梁部材のフランジにボルトにより接合することで、梁部材からの圧縮力を柱部材に伝達することが可能になる。接合リングは柱部材に直接接合されないため、両者間に引張ボルト接合した場合と同等の圧縮力を作用させることはないが、請求項2と同様に、例えば接合リングの柱部材側に挿入孔を形成し、この挿入孔にピンを打ち込むことで、接合リングと柱部材間に圧縮力を作用させるようにすることもできる。
また請求項4に記載のように柱部材の外周面と接合リングの内周面との間に楔が挿入されることで、ピンを打ち込む場合と同等の効果が得られる。楔は前記ピンと同様に根元側から先端側へかけて断面が、または板厚が小さくなる形状をし、ピンと同様に打撃されることにより(動的に)、またはねじ(ボルト)の螺入等に伴って(静的に)柱部材と接合リングとの間に挿入される。楔の挿入に伴い、楔が柱部材と接合リングに対し、互いに分離する向きに圧力を及ぼすため、接合リングの柱部材への密着効果が向上する。
一方の梁部材からの引張力は柱部材の回りを周回する接合リングを介し、対向する梁部材側から柱部材に伝達される。結果としてダイヤフラムの梁部材フランジへのボルト接合により、梁部材と柱部材間での曲げモーメントの伝達が図られる。
梁部材から柱部材へのせん断力の伝達は、梁部材のウェブと柱部材の双方にガセットプレートを接合することにより図られるが、ガセットプレートの配置が困難な場合は、梁部材のフランジに水平ハンチを形成することにより対応することもある。
請求項3ではダイヤフラムの梁部材への接合により梁部材と柱部材間での曲げモーメントの伝達が可能になるが、柱部材との接合に高力ボルトを使用することがないため、ボルトが高強度鋼材の強度に見合う強度を有する必要性に直面することがなく、鋼管(柱部材)が高強度鋼材である場合に対応することが可能になる。
また請求項3では梁部材のフランジにダイヤフラムがボルトにより接合されるものの、接合リングと柱部材は直接接合されることがないことから、ボルトの締結を解除し、ダイヤフラムを梁部材から分離させれば、ダイヤフラムと柱部材がそれぞれ分離するため、ボルトの解除のみで接合部を解体することが可能である。
請求項1、3のいずれも、梁部材と柱部材との直接の接合に高力ボルトを使用することがないため、ボルトが高強度鋼材の強度に見合う強度を有する必要がなく、鋼管(柱部材)が高強度鋼材である場合に対応することが可能である。
また請求項1、3のいずれも、柱部材とその外周面に接触するエンドプレートや接合リングが直接接合されることがないため、ボルトの締結を解除することにより接合部を解体することができる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は閉鎖断面形の柱部材1とフランジ2aを有する梁部材2からなり、梁部材2のフランジ2aの端面に接合されたエンドプレート3が柱部材1の外周面に接触した状態で、梁部材2が柱部材1の外周に配置され、梁部材2のフランジ2aの上下に位置し、エンドプレート3の梁部材2側の面に接触する一組の環状の接合リング4、4が互いにボルト5により接合され、エンドプレート3が柱部材1(鋼管6)に密着した状態で梁部材2が柱部材1に接合されている解体自在型柱・梁接合部の構成例を示す。
柱部材1には鋼管、または角形鋼管が使用される。梁部材2には主にH形鋼が使用されるが、上下にフランジ2aを有する鋼材であればよいため、梁部材2はH形鋼が並列した形や閉鎖形の断面の場合もある。柱部材1の内部にはコンクリートやモルタル等が充填されることもある。
図面ではエンドプレート3の柱部材1への密着・押圧に伴う柱部材1の変形を防止するために、上下のエンドプレート3、3が跨る区間に厚肉の鋼管6を配置しているが、柱部材1自体が変形を生じない程度の十分な肉厚を有している場合には鋼管6は必ずしも必要とはされない。柱部材1に高強度鋼材を用いた場合には、柱部材1と鋼管6は工場で溶接される。エンドプレート3は柱部材1に高強度鋼材を用いた場合の現場溶接による影響を回避するために、原則として工場で梁部材2のフランジ2aに溶接される。
柱部材1の変形を防止するために、少なくとも上下のエンドプレート3、3が跨る区間を厚肉にすることは図3に示すように柱部材1に鋼管6を内接させることによっても可能である。柱部材1に高強度鋼材を使用した場合、原則として図1、図3に示す鋼管6にも高強度鋼材が使用されるが、鋼管6に十分な肉厚を与えることができれば、普通強度鋼材も使用される。
図3−(a)に示す、鋼管6が内接した柱部材1は(b)に示すように電縫鋼管の製造の要領で、帯状から円形状に折り曲げられた柱部材1の原形の鋼材に鋼管6を挿入し、鋼材の幅方向両端を溶接することにより製作される。(c)は柱部材1が角形鋼管である場合に、鋼管6が一体化した柱部材1を製作した様子を示す。ここでは加工の便宜から柱部材1の中心を挟んで対向する2箇所で柱部材1を鋼管6に溶接している。
接合リング4は図1−(b)に示すようにエンドプレート3が柱部材1(鋼管6)に外接したときに、全エンドプレート3を包囲する大きさの環状をし、内周面においてエンドプレート3の梁部材2側の面に接触し得る状態になる。一組の接合リング4、4は梁部材2の各フランジ2aに付き、上下で対になり、ボルト5によって接合されるため、接合リング4の本体部4aのいずれかに挿通孔4bが形成される。
接合リング4の本体部4aは例えば角形の断面形状をし、ボルト5の締め付けに伴って幅方向(半径方向)にエンドプレート3に圧力を与えられるだけの厚さと幅を有する。ボルト5には主に高力ボルトが使用される。
一組の接合リング4、4は梁部材2の各フランジ2aに付き、上下で対になるため、同一の形状に形成されることもあるが、図面ではボルト5の締結作業性等により上下の接合リング4、4を非対称形にしている。具体的にはボルト5の締結と解除の作業をし易くするために、上部のフランジ2aの上側に位置する接合リング4と下部のフランジ2aの下側に位置する接合リング4の、平面上、梁部材2を外した位置の4箇所に、挿通孔4bを有する連結部4eを形成している。挿通孔4b、または連結部4eの配置と数は任意である。
図面ではまた、エンドプレート3に対して楔効果を付与する後述のピン7を挿入する便宜より、ピン7を挿入する側、すなわち上部のフランジ2aの上側の接合リング4と下部のフランジ2aの下側の接合リング4の本体部4aに連続し、エンドプレート3に沿って接触する起立部4cを形成している。
接合リング4にピン7を挿入する場合は、図1−(c)に示すように起立部4cの内周に、周方向に沿って複数の挿入孔4dが形成され、全挿入孔4d、またはいずれかの挿入孔4dにピン7が打ち込まれる。挿入孔4dは少なくとも図1−(b)におけるエンドプレート3が存在する区間に形成されればよい。挿入孔4dの内周面、またはピン7はピン7の打ち込みによって接合リング4を外周側へ、エンドプレート3を内周側へそれぞれ押圧するよう、楔形の形状に形成される。図1−(b)は(a)のA−A線の断面を示す。
上下で対になる一組の接合リング4、4は図1−(a)、(c)に示すようにそれぞれの本体部4a、4aを貫通するボルト5にナット5aが緊結されることにより梁部材2のフランジ2aに密着しながら、互いに接合される。接合リング4、4の接合と同時に、エンドプレート3が柱部材1側へ押圧されて塑性変形しようとし、柱部材1(鋼管6)に密着する。接合リング4はフランジ2aの厚さ方向に圧縮力を受け、その方向に変形しようとすることで、ポアソン比に従って直交方向に膨らもうとするため、ボルト5による接合によってエンドプレート3を押圧する効果が発生する。
このボルト5の締結に伴う接合リング4、4によるエンドプレート3に対する押圧効果を確実に得るために、図1−(c)に示すようにエンドプレート3の接合リング4側の面と、接合リング4のエンドプレート3側の面のいずれか一方、または双方に傾斜が付けられる。いずれの場合も、面には図示するように梁部材2のフランジ2aに近い側から遠い側へかけて梁部材2から柱部材1へ向かう傾斜が付けられる。
図1の場合、(a)に示すように梁部材2の上部のフランジ2aの下側、及び下部のフランジ2aの上側に接合リング4とエンドプレート3が存在することから、これらとの干渉を回避するために、梁部材2はウェブ2bの端面がフランジ2aの端面より柱部材1に対して後退した形になる。
接合リング4とエンドプレート3の存在により梁部材2のウェブ2bと柱部材1(鋼管6)との間の空間に、せん断力の伝達を図るガセットプレート8を配置することができなくなる可能性がある。そこで、ガセットプレート8を配置できない場合に備え、図面ではフランジ2aの幅を梁部材2の材軸方向の中心側から端部側へかけて次第に拡大する形状にし、水平ハンチを形成することにより、フランジ2aを通じての梁部材2と柱部材1間でのせん断力の伝達を図っている。
ここで、図2により図1に示す接合部の施工手順を説明する。図2−(a)に示すように梁部材2の建て入れに先行し、柱部材1の周囲に、梁部材2の各フランジ2a毎に、一組の接合リング4、4が配置される。接合リング4は梁部材2に一体化しているエンドプレート3との干渉が生じない位置に配置される。
続いて(b)に示すように予めフランジ2aにエンドプレート3が溶接された梁部材2が柱部材1の回りに建て入れられ、エンドプレート3が柱部材1(鋼管6)の表面に接触した状態で設置される。そのまま、梁部材2が柱部材1等に支持された状態で、(c)に示すように一組の接合リング4、4がフランジ2aに接触させられ、両接合リング4、4とフランジ2aに対し、ボルト5が貫通させられ、ナット5aが緊結されることにより接合部が完成する。
梁部材2の建て入れ時に梁部材2の柱部材1側の端部を柱部材1に支持させるために、図1では梁部材2の上部のフランジ2aに接合されているエンドプレート3の下端位置の柱部材1(鋼管6)にストッパ9を固定している。ストッパ9は例えば少なくとも先端側にねじが切られた形をし、柱部材1(鋼管6)にその外周側から螺入することにより柱部材1(鋼管6)に固定される。
接合部の解体は組み立て時とは逆に、ナット5aの緊結を解除してボルト5を接合リング4から外し、接合リング4をフランジ2aから分離させ、梁部材2を柱部材1から分離させることにより行われる。
図4は閉鎖断面形の柱部材1とフランジ2aを有する梁部材2からなり、柱部材1の外周を包囲し、その外周面に接触する環状の接合リング10が一体化したダイヤフラム11の接合リング10が柱部材1の外周面に接触した状態で、梁部材2が柱部材1の外周に配置され、ダイヤフラム11が梁部材2のフランジ2aに重なってボルト接合されている解体自在型柱・梁接合部の構成例を示す。柱部材1には鋼管、または角形鋼管が使用される。梁部材2にはH形鋼の他、H形鋼が並列した形や閉鎖形の断面の鋼材が使用され、柱部材1の内部にはコンクリートやモルタル等が充填されることもある。
図面では柱部材1に材軸方向に同一断面の鋼管を使用しているが、図1、図3の場合と同様に鋼管6を付加する等により少なくとも接合部の区間の肉厚を増すこともある。またダイヤフラム11のフランジ2aへの接合によって接合リング10の柱部材1への密着効果を得るために、図1−(c)に示すように柱部材1(鋼管6)の表面に傾斜を付けることもある。
接合リング10は柱部材1の外周を周回する大きさの環状をし、内周面において柱部材1の表面に接触し得る状態になる。柱部材1が図4−(c)に示すような角形鋼管の場合には、接合リング10は方形状に形成される。接合リング10は接合リング4の本体部4aと同様に例えば角形の断面形状をし、幅方向(半径方向)に、柱部材1との間で圧力を及ぼし合える厚さと幅を有する。
接合リング10の内周面と柱部材1の外周面との間には、接合リング10を柱部材1の外周に配置した状態から落とし込めるよう、実際にはクリアランスが存在する。このクリアランスの存在により接合リング10が柱部材1に対してがたつきやずれを生ずる可能性がある場合等、クリアランスを埋める必要がある場合には、後述(図7〜図9)のようにクリアランスに楔13が挿入される。
ダイヤフラム11は図4−(b)に示すように柱部材1に接合される全梁部材2、または一部の梁部材2のフランジ2aを同時に覆い、フランジ2aとの間で曲げモーメントを伝達できるだけの平面積を持ち、接合リング10とは予め溶接により一体化する。図4−(b)は(a)のB−B線の断面を示す。図4に示す接合部ではダイヤフラム11がフランジ2aに摩擦接合されるため、ボルト12には主に高力ボルト(超高力ボルトも可能)が使用される。
図4に示す接合部は梁部材2と柱部材1との接合がダイヤフラム11を梁部材2のフランジ2aにボルト12により接合するのみで行われることから、梁部材2の上部のフランジ2aの下、及び下部のフランジ2aの上に空間が確保される。このため、梁部材2のウェブ2bを柱部材1の表面に近い位置まで形成することができ、ウェブ2bと柱部材1との間にガセットプレート8を配置し、ガセットプレート8を通じて梁部材2と柱部材1間のせん断力を伝達することができる。
ここで、図5により図4に示す接合部の施工手順を説明する。図5−(a)に示すように柱部材1の表面には予め工場でガセットプレート8が溶接される。また梁部材2の建て入れに先行し、柱部材1の周囲の、梁部材2のフランジ2aに対応した位置に接合リングが一体化したダイヤフラム11が配置される。
続いて(b)に示すように梁部材2が柱部材1に回りに建て入れられ、ウェブ2bがガセットプレート8に、フランジ2aがダイヤフラム11にそれぞれボルト12により接合される。(c)に示すように全フランジ2aのダイヤフラム11への接合が完了した時点で、接合部が完成するが、接合リング10と柱部材1との密着効果を上げるために、図1−(d)に示すピン7を接合リング9と柱部材1との間に打ち込むこともある。
接合部の解体はボルト12をダイヤフラム11から外し、ダイヤフラム11を梁部材2のフランジ2aから、ウェブ2bをガセットプレート8からそれぞれ分離させ、梁部材2を柱部材1から分離させることにより行われる。
図6は柱部材1に接合される各梁部材2の梁成に差がある場合の、接合リング10付きダイヤフラム11の形成例を示す。(b)に示すようにダイヤフラム11は梁成の相違する梁部材2毎に段差が付けられるが、接合リング10はその材軸方向には全ダイヤフラム11に跨る長さを有する。接合リング10に全ダイヤフラム11が接合されることで、柱部材1を挟んで対向する一方の梁部材2からの引張力は他方の梁部材2から柱部材1へ伝達される。
図6は方向毎に梁部材2の梁成が相違する場合に対応する、下部のフランジ2aに接合される接合リング10付きダイヤフラム11を示す。この場合、ダイヤフラム11は2枚になる。上部のフランジ2aには図4に示す接合リング10付きダイヤフラム11が接合される。同様の要領で、柱部材1に接合される全梁部材2の梁成が相違する場合にも接合リング10付きダイヤフラム11を製作することが可能である。
図7〜図9は柱部材1の外周面と接合リング10の内周面との間に楔13を挿入し、接合リング10の柱部材1への密着効果を高めた接合部の様子を示す。図7は柱部材1が円形鋼管の場合、図8は角形鋼管の場合である。図9−(a)は図7−(a)の破線円部分の拡大図、図9−(b)は図9−(a)の平面図である。
楔13は接合リング10と柱部材1の密着効果を高める目的で両者間のクリアランスに挿入されることから、挿入された状態を維持することができれば、挿入方法は問われないが、図面ではダイヤフラム11を梁部材2のフランジ2aに接合するためのボルト12を利用して楔13を挿入している。この場合、楔13にはボルト12が挿通する挿通孔14aを有する取付板14が一体化し、ボルト12のダイヤフラム11及びフランジ2aへの螺入に伴い、取付板14がクリアランスに静的に挿入される。楔13の挿入はボルト12、もしくはそれに螺合するナット12aの回転によって行われる。
楔13は柱部材1の断面形状に応じ、柱部材1に外接し得る平面形状をし、縦断面上は楔13の柱部材1側の面、もしくは接合リング10側の面に傾斜が付けられることにより根元側から先端側へかけて板厚が小さくなる形状に形成される。楔13に取付板14を一体化させ、ボルト12、もしくはナット12aの回転によって楔13を挿入する方法によれば、楔13が常にボルト12やナット12aにより抜け出しに対して拘束された状態にあるため、柱部材1、1を接合した使用状態において楔13が離脱する危険性がない利点がある。
図面では柱部材1の外周面をガイドとして楔13を平行移動させながら、楔13の接合リング10側の面によって接合リング10をその外周側へ押圧するよう、楔13の接合リング10側の面に傾斜を付け、その面が接触する接合リング10の内周面にも傾斜を付けている。接合リング10内周面の傾斜は楔13の挿入側から形成され、図面では下部のフランジ2aの上側から、上部のフランジ2aの下側からそれぞれ傾斜を形成している。
図7、図8のいずれの場合も、接合リング10の中心に対する柱部材1の中心の偏りが生じないよう、楔13は柱部材1の周方向に均等に配置されるが、柱部材1が角形鋼管の場合には図8に示すように柱部材1を安定させ易い柱部材1の各隅角部に楔13を2方向に向けて挿入している。
図9は柱部材1が円形鋼管である場合の、楔13と接合リング10の詳細例を示す。ここでは60mmの長さに対して根元側の厚さが4mm、先端の厚さが2mmの楔13を厚さが3.3mmの位置まで柱部材1と接合リング10間のクリアランスに挿入した状況を示している。楔13挿入前のクリアランスの幅が2mmであったとすれば、1.3mm分、クリアランスが拡張しているため、それだけ接合リング10と柱部材1の密着効果が生まれている。
(a)は柱部材に外接するエンドプレートと接合リングを用いて梁部材を柱部材に接合した場合の接合部の例を示した縦断面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)の接合リング部分の拡大図、(d)はエンドプレートと接合リング間にピンを挿入する場合の状況を示した平面図である。 (a)〜(c)は図1に示す接合部の施工手順を示した縦断面図である。 (a)は柱部材に別体の鋼管を内接させたときの様子を示した縦断面図、(b)は(a)の平面図、(c)は角形鋼管の柱部材に鋼管を内接させた様子を示した平面図である。 (a)は柱部材に外接する接合リングが一体化したダイヤフラムを用いて梁部材を柱部材に接合した場合の接合部の例を示した縦断面図、(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は柱部材が角形鋼管である様子を示した平面図である。 (a)〜(c)は図4に示す接合部の施工手順を示した縦断面図である。 (a)は梁成毎にダイヤフラムに段差を付けた場合の、柱部材への接合リングの装着例を示した平面図、(b)は(a)の立面図である。 (a)は楔を用いて接合リングを柱部材に密着させる場合の接合部を示した縦断面図、(b)は柱部材が円形鋼管の場合の(a)の平面図、(c)は(b)で使用される楔の形成例を示した平面図、(d)は(c)の立面図、(e)は(c)の側面図である。 (a)は楔を用いて接合リングを柱部材に密着させる場合の他の接合部を示した平面図、(b)は(a)で使用される楔の形成例を示した平面図、(c)は(b)の立面図、(d)は(b)の側面図である。 (a)は図7−(a)の破線円部分の拡大図、(b)は(a)の平面図である。
符号の説明
1………柱部材
2………梁部材
2a……フランジ
2b……ウェブ
3………エンドプレート
3a……被係止部
4………接合リング
4a……本体部
4b……挿通孔
4c……起立部
4d……挿入孔
4e……連結部
5………ボルト
5a……ナット
6………鋼管
7………ピン
8………ガセットプレート
9………ストッパ
10……接合リング
11……ダイヤフラム
12……ボルト
12a…ナット
13……楔
14……取付板
14a…挿通孔

Claims (4)

  1. 閉鎖断面形の柱部材とフランジを有する梁部材からなり、前記梁部材のフランジの端面に接合されたエンドプレートが前記柱部材の外周面に接触した状態で、前記梁部材が前記柱部材の外周に配置され、前記梁部材のフランジの上下に位置し、前記エンドプレートの梁部材側の面に接触する一組の環状の接合リングが互いにボルト接合された状態で前記梁部材が前記柱部材に接合されていることを特徴とする解体自在型柱・梁接合部。
  2. 前記接合リングの前記エンドプレート側に挿入孔が形成され、この挿入孔にピンが打ち込まれていることを特徴とする請求項1に記載の解体自在型柱・梁接合部。
  3. 閉鎖断面形の柱部材とフランジを有する梁部材からなり、前記柱部材の外周を包囲し、その外周面に接触する環状の接合リングが一体化したダイヤフラムの前記接合リングが前記柱部材の外周面に接触した状態で、前記梁部材が柱部材の外周に配置され、前記ダイヤフラムが前記梁部材のフランジに重なってボルト接合されていることを特徴とする解体自在型柱・梁接合部。
  4. 前記柱部材の外周面と前記接合リングの内周面との間に楔が挿入されていることを特徴とする請求項3に記載の解体自在型柱・梁接合部。


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