JP5948952B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
このような画像形成装置においては、プラテン上を搬送ベルトに静電吸着されて搬送される用紙等の記録媒体(以下具体例では「用紙」とする)と、記録ヘッドの下面すなわちノズル列によるインク吐出位置との間隔を常に一定に保つ必要がある。
そのため、記録ヘッドから吐出されるインクの用紙上の着弾位置がずれてしまう現象が起こる。また、厚紙を給紙すると画像形成面が記録ヘッドに接近するために、記録ヘッドと用紙の画像形成面とのこすれが発生し、画像品質の劣化を起こし易くなる。
例えば、特許文献1には、インクジェット記録装置のガイドフレームに支持されて、用紙の搬送方向に直交する方向に往復動する記録ヘッドを搭載したキャリッジに、その往復動方向に突出し、キャリッジ昇降用の段差部を形成したギャップ調整部材をスライド可能に設けた機構が開示されている。
そのため、厚紙に画像を形成する場合に用紙の給送が遅れ、記録ヘッドとプラテンとの間隔を大きくした後すぐに画像形成を開始することができず、効率的な画像形成を行えなかったため、画像形成(印刷)速度が最適ではないという問題があった。
上記キャリッジをその移動範囲の一方の第1の端部付近へ移動させることによって上記記録ヘッドとプラテンとの間隔が小さくなり、上記キャリッジをその移動範囲の他方の第2の端部付近へ移動させることによって上記記録ヘッドとプラテンとの間隔が大きくなるギャップ変更機構と、
上記キャリッジの移動範囲の上記第1の端部付近を基準位置として、常時は上記キャリッジをその基準位置で待機させ、画像を形成する記録媒体として厚い記録媒体が選択されたか、上記記録ヘッドとプラテンとの間隔を大きくするギャップ大が設定された場合に、記録媒体の給送を開始してその記録媒体の先端が上記記録ヘッドの稼動範囲に到達する前にその給送を一旦停止させ、上記キャリッジを上記第2の端部付近へ移動させて上記記録ヘッドとプラテンとの間隔を大きくした後、上記記録媒体を上記記録ヘッドの稼動範囲内へ給送して上記記録ヘッドによって上記記録媒体に画像を形成させる制御手段とを備え、
上記ギャップ変更機構が、
上記キャリッジにその移動方向に沿う軸線を有して回転可能に設けられ、その回転中心から外周面までの寸法が小さい部分と大きい部分とが連続的に形成されたカム部を有し、上記軸線方向の一端部に螺旋状の降下用回転誘導部を、他端部に螺旋状の上昇用回転誘導部を備えたカムロッドと、
上記キャリッジを、上記カム部の外周面を水平部の上面に当接させて上記移動範囲の上記第1の端部と上記第2の端部との間でスライド移動及び上下動可能に保持する支持ガイド部材と、
上記キャリッジの移動範囲の上記第1の端部付近と上記第2の端部付近にそれぞれ設けられ、上記カムロッドの上記降下用回転誘導部と上記上昇用回転誘導部にそれぞれ当接可能な一対の固定押し部材とを備えていることを特徴とする。
〔一実施形態であるプリンタの概略構成〕
図1は、この発明による画像形成装置の一実施形態であるインクジェットプリンタ(「インクジェット記録装置」とも称す)を前方側から見た外観斜視図である。
このインクジェットプリンタ(以下単に「プリンタ」と云う)は、装置本体1と、その装置本体1にそれぞれ着脱自在に装着される給紙トレイ2及び排紙トレイ3とを備えている。
この装置本体1の上面を形成する上カバー4の表面は略平坦な面に形成し、さらに、上カバー4には、その幅方向に沿って内部の機構部を外部から視認することができる透明又は半透明の部材からなる細長い窓部5を設けている。
そして、前カバー10は、閉じた状態でカートリッジ装填部7内に装填されている各色のインクカートリッジ9k,9c,9m,9yを外部から視認することができるように、全体が透明又は半透明の部材で形成されている。
この操作表示部8は操作パネルでもあり、電源ボタン12、厚紙選択ボタン13、キャンセルボタン14等も設けられている。
そして、給紙トレイ2のトレイ本体の前面壁部には、収納された用紙を視認できる覗き窓15を形成している。この覗き窓15は切欠部で形成するとよい。
また、給紙トレイ2のトレイカバーの横方向(図1では用紙送り方向に直交する左右方向)の中央部前面側には排紙トレイ3を下側から支えるトレイ支え部16を立ち上げて設けている。
次に、このプリンタの機構部の一例を説明する。
図2は、図1に示したプリンタ内の機構部を示す側断面図であり、その断面を図1における左側から見た図であって、給紙トレイ2と排紙トレイ3は破断して一部分だけ示している。図3は、図1及び図2に示したプリンタの機構部の要部を示す平面図である。
このガイドレール21とキャリッジ23の詳細については、図4〜図6によって後述する。
その記録ヘッド24は、図3に示すように、黒(K)のインク滴を吐出する記録ヘッド24k、シアン(C)のインク滴を吐出する記録ヘッド24c、マゼンタ(M)のインク滴を吐出する記録ヘッド24m、及びイエロー(Y)のインク滴を吐出する記録ヘッド24yで構成されている。色を区別しないときは総称して「記録ヘッド24」という。
この記録ヘッド24にはドライバICを搭載しており、図1乃至図3では図示を省略した制御部との間で、図3のハーネス(フレキシブルプリントケーブル)25を介してデータのやり取りが可能に接続されている。
そのサブタンク26は、例えば、図3に示すように、黒(K)インクのサブタンク26k、シアン(C)インクのサブタンク26c、マゼンタ(M)インクのサブタンク26m、及びイエロー(Y)インクのサブタンク26yの4つから構成されている。色を区別しないときは総称して「サブタンク26」という(図2では仮想線で示している)。
なお、このカートリッジ装填部7には、各インクカートリッジ9内のインクを送液するための供給ポンプユニット28が設けられている。また、インク供給チューブ27は這い回しの途中で、フレーム20を構成する後板20cにホルダ29を用いて固定保持されている。さらに、そのインク供給チューブ27はキャリッジ23上でも固定リブ30を用いて固定されている。
この搬送ベルト34は、例えば、抵抗制御を行っていない厚さ40μm程度の純粋な樹脂材、例えば、ETFE(熱可塑性フッ素樹脂)ピュア材で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(例えば、中抵抗層又はアース層)とを有している。
搬送ベルト34の裏側には、記録ヘッド24による印刷領域に対応してプラテン43を配置している。
このプラテン43は、上面が搬送ベルト34を支持する2つのローラ(搬送ローラ41とテンションローラ42)に共通の外接線よりも記録ヘッド24側に突出して配置された平板状のガイド部材である。
さらに、記録ヘッド24で記録された用紙Pを排紙するための排紙部として、搬送ベルト34から用紙を分離するための分離爪52と、排紙ローラ53及び排紙コロ54とを備え、排紙ローラ53の下方に排紙トレイ3を備えている。
また、装置本体1の背面部には、両面給紙ユニット44が着脱自在に装着されている。
この両面給紙ユニット44は、両面印刷時に、搬送ベルト34の逆方向回転で戻される用紙を取り込んで反転させ、押さえ部材38と搬送ベルト34との間に給紙する機能を有する。
一方、図3に示すように、キャリッジ23の走査方向の一方側(右側)の非印字領域には、記録ヘッド24のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構部46を配置している。
また、キャリッジ23の走査方向の他方側(図3では左側)の非印刷領域には、記録中などに増粘したインクを排出するために、記録に寄与しないインク滴を吐出させる空吐出を行うときのインク滴を受ける空吐出受け50を配置している。この空吐出受け50には各記録ヘッド24のノズル配列方向に沿った開口部51を設けている。
そこで、キャリッジ23を主走査方向へ移動させながら、画像信号に応じて記録ヘッド24を駆動することにより、停止している用紙にインク滴を吐出してノズル数に応じた複数行分の画像を記録(印刷、画像形成)し、その用紙を所定量搬送した後、次の複数行の記録を行う。
また、印刷(記録)待機中はキャリッジ23は維持回復機構部46側に移動され、キャップ47で記録ヘッド24がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインクの乾燥による吐出不良を防止する。
また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これらによって、記録ヘッド24の安定した吐出性能を維持する。
そのキャリッジ23を降下及び上昇させるための構成及び動作についても、図4〜図6によって後述する。
上述したプリンタにおけるガイドレールとキャリッジ及びカムロッドの構成の詳細を、図4〜図6によって説明する。
図4は図2に示したガイドレールとキャリッジ及びカムロッドを拡大して示す側面図である。図5はそのカムロッドを設けたキャリッジをカムロッド側から見た斜視図、図6はそのカムロッドを設けたキャリッジを一対のドッグと共に示す背面図である。
また、キャリッジ本体230内には、各記録ヘッド24に各色のインクを供給するための各色のインクを保持するサブタンク26(図3に示した4個のサブタンク26k,26c,26m,26y)を収容する。
また、上部水平延長部231の下面には下方へ延びる垂下片236を固設し、その前面側(図4で右側)に突起部237を設けている。
キャリッジ23を構成するこれらの各部は、樹脂等によって一体に成形される。
カム部55bと55cは同じ形状であり、ロッド55aの中心軸線から外周面までの寸法が小さい部分と大きい部分とが連続的に形成されており、互いにその径方向の位置を一致させている。
このカムロッド55は、アルミニウム等の比較的軽い金属あるいは樹脂等によって一体に形成される。
すなわち、キャリッジ23を上方から下降させて、垂下片236の突起部237と段差部234の突起部235とでガイドレール21を挟むようにして搭載し、カムロッド55のカム部55bと55cの外周面をガイドレール21の水平部21aの上面に当接させる。その状態で、段差部234の突起部235が下部ガイドレール21bの前面に当接し、垂下片236の突起部237が上部ガイドレール21cの背面に当接する。
A部は、キャリッジ23の自重によるモーメントを受け、回転止めとなる。
B部は、キャリッジ23の副走査方向(図4で左右方向)の位置決めをする。
C部は、キャリッジ23の高さ位置を決める。この高さ位置によって、図2に示したプラテン43の上面と記録ヘッド24の下面との間隔(ギャップ)が変わる。
キャリッジ降下位置では上記ギャップが小さくなり、普通紙に印刷する場合に適した間隔になる。キャリッジ上昇位置では上記ギャップが大きくなり、厚紙に印刷する場合に適した間隔になる。
通常はこの位置でキャリッジ23を待機させ、図3に示した維持回復機構部46のキャップ47によって記録ヘッド24をキャッピングして、ノズルを湿潤状態に保つようにする。
、カムロッド55を図4に示す側から見て右回転させる。それによって、カム部55b,55cの中心からの寸法が大きい部分がガイドレール21の水平部21aに当接して、キャリッジ23を上昇させた状態で停止する。図4はこの状態を示している。
したがって、キャリッジ23の主走査方向への移動によって、ギャップ切り換えを簡単に行うことができる。
次に、このプリンタにおけるキャリッジ23と搬送ベルト34の駆動機構と位置検出手段について、図7によって説明する。この図7は、図3におけるこの説明に必要な部分だけを簡略化して示すとともに、そのキャリッジ23と搬送ベルト34の駆動機構と位置検出手段に関する構成を追加して示している。
このキャリッジ23には、前述した各色のインク滴を吐出する4個の液吐出ヘッドから成る記録ヘッド24を、それぞれノズル列を副走査方向(矢示Y方向)に配列して、その各インク吐出口方向を下方に向けて装着している。各色のインクを保持する4個のサブタンクも搭載しているが、図示を省略している。
このリニアエンコーダ63のエンコーダセンサ75が出力するパルス信号のカウント値が、キャリッジ23の主走査方向の位置に対応する。
また、図示していないフレームに保持された副走査モータ62によって回転駆動される駆動プーリ81と、搬送ローラ41の軸41aに固着された搬送ローラプーリ82との間に、タイミングベルト83が掛け渡されている。
このホイールエンコーダ64のエンコーダセンサ85が出力するパルス信号のカウント値が、搬送ベルト34の副走査方向の位置、すなわち用紙Pの搬送位置に対応する。
次に、このインクジェットプリンタにおける制御部(コントローラ)及びその制御系の構成例を図8によって説明する。
図8に示す制御部100は、上述したプリンタ全体の制御を司る制御手段であり、中央処理装置であるCPU101、プログラム及び固定データを格納するメモリであるROM102、画像データ等のデータメモリであるRAM103、不揮発性メモリであるNVRAM104、ホストインタフェース(ホストI/F)105、入出力部(I/O)106等からなるマイクロコンピュータを備えている。このCPU101を主とするマイクロコンピュータは、後述するこの発明に関する判断や処理等も行う。
これらの各部は、CPUバス110によって相互にデータや信号の遣り取りが可能に接続されている。また、図1に示した操作表示部(操作パネル)8もCPUバス110に接続されている。
ヘッドドライバ60は、例えば、クロック信号及び画像データであるシリアルデータを入力するシフトレジスタと、そのレジスト値をラッチするラッチ回路と、そのラッチ回路の出力値をレベル変化するレベル変換回路(レベルシフタ)と、そのレベルシフタでON/OFFが制御されるアナログスイッチアレイ(スイッチ手段)等を含む。
副走査モータ駆動部124は、副走査モータ62を駆動して、図2、図3及び図7に示した搬送ローラ41を回転させ、搬送ベルト34を前述したように用紙を副走査方向へ間欠的に搬送し得るように回動させる。
ACバイアス供給部125は、帯電ローラ40に対して供給するACバイアスのON/OFF制御を行うことによって、搬送ベルト34上の帯電パターンを制御し、搬送ベルト34を帯電させて用紙を静電吸着可能にする。
図9に示す制御部100は、統括制御手段100Aと、それによって統括制御されるギャップ要求判別手段100B、キャリッジ移動制御手段100C、給紙制御手段100D、及び印刷制御手段100Eとして機能する。
統括制御手段100Aは、図8におけるCPU101を含むマイクロコンピュータによって、これらの各手段を統括制御して、この発明による記録ヘッド24とプラテン43との間隔(ギャップ)の切り換えに関する制御及び、画像形成に関する制御を行う。
以下に、上述したこの発明によるインクジェットプリンタにおける画像形成制御の実施例において、図10及び図11のフローチャートと、図12〜図16の説明図とによって説明する。
なお、図12〜図14は図3及び図7を上下反転して簡略化した平面図のように見えるが、用紙Pの給紙方向を逆にしている。これは、ここでの説明に必要なことだけを分かり易く示すためである。
この画像形成制御の処理は、このプリンタに対してホスト装置から印刷すべき画像データと共に画像形成の指示(コマンド)が入力され、図8のCPU101がそれを認識するとスタートする。このとき、キャリッジ23は図12に示すように、その移動範囲の右端側のキャリッジ降下位置Aで待機している。この位置を基準位置とする。
そして、ステップ17でジョブの画像形成終了と判断するまで、ステップ18で給紙と画像形成の動作を継続し、ジョブの一連の画像形成(印刷)が全て終了すると、ステップ17でそれを判断してステップ19へ進み、キャリッジ23を図12に示すキャリッジ降下位置Aへ移動して停止させる。普通紙に画像形成を行った場合は、キャリッジは降下しているので、キャリッジ降下位置Aへ移動してもそのままの状態で待機する。
なお、図14では、記録ヘッド24の稼動範囲を分り易く示すため、記録ヘッド24を搭載したキャリッジ24を、その主走査方向の移動範囲の両端部に図示した。破線で示す記録ヘッド24の稼動範囲は、画像形成(印刷)中にキャリッジ23と共に記録ヘッド24が移動する軌跡の範囲である。
したがって、使用する用紙(記録媒体)の厚さに応じた効率的な画像形成を行うことができ、厚い用紙に画像を形成する場合でも印刷速度を最適化することができる。
この画像形成制御の処理も、このプリンタに対してホスト装置から印刷すべき画像データと共に画像形成の指示(コマンド)が入力され、図8のCPU101がそれを認識するとスタートする。このとき、キャリッジ23は図12に示すように、その移動範囲の右端側のキャリッジ降下位置Aで待機している。この位置を基準位置とする。
したがって、図11におけるステップ21及びステップ24〜29の判断及び処理は、図10におけるステップ11及びステップ14〜19の判断及び処理と同じであるから、それらの説明は省略する。
図15は、記録ヘッド24による第1スキャンをキャリッジ降下位置Aからキャリッジ上昇位置Bに向かう方向に行う場合の説明図であり、図16は、記録ヘッド24による第1スキャンをキャリッジ上昇位置Bからキャリッジ降下位置Aに向かう方向に行う場合の説明図である。
第2スキャンはキャリッジ上昇位置Bからキャリッジ降下位置Aに向かう方向になり、以後はその往復スキャンを繰り返す。
このようにすることによって、キャリッジの位置を切り換えてギャップを変更した場合、その切り換え位置から画像形成を開始できるため、キャリッジを反対側に移動させてから画像形成を開始する必要がなく、1枚目の画像形成を開始するまでの時間を短縮することができる。
その後、用紙Pをこの印字済み領域aのライン数分だけ搬送して第2スキャンを行う。
なお、スキャン方向に応じて画像形成する各ラインの画像データの出力順序も逆順にする必要がある。
この発明による画像形成装置の一実施形態として、フルカラーのインクジェットプリンタについて説明したが、任意の複数色あるいは単色のインクで画像を形成するインクジェットプリンタでもよい。記録媒体は紙に限らず、樹脂シートや布などでも、インクジェット方式で画像を形成できるものであればよい。
さらに、上述した実施形態の構成や機能および画像形成制御処理の各実施例は、適宜変更や追加をすることができ、各実施例を矛盾しない範囲で適宜組み合わせて実施することもできることは勿論である。
5:窓部 6:装置本体の前面 7:カートリッジ装填部
8:操作表示部(操作パネル) 9,9k,9c,9m,9y:インクカートリッジ
10:カートリッジ装填部の前カバー
11,11k,11c,11m,11y:残量表示部 12:電源ボタン
13:厚紙選択ボタン 14:キャンセルボタン 15:覗き窓
16:トレイ支え部 17:リブ 18:表示器 20:フレーム
20a,20b:側板 20c:後板
21c:上部ガイドレール 21d:取付部 21e:固定片
21f:補強リブ 21g:上端折曲部 22A:ドッグ(降下用)
22B:ドッグ(上昇用) 23:キャリッジ
24,24k,24c,24m,24y:記録ヘッド 25:ハーネス
26,26k,26c,26m,26y:サブタンク
27:インク供給チューブ 28:供給ポンプユニット 29:ホルダ
34:搬送ベルト 35:ガイド 36:カウンタローラ 37:搬送ガイド
38:押さえ部材 40:帯電ローラ 41:搬送ローラ 41a:軸
42:テンションローラ 43:プラテン 44:両面給紙ユニット
45:手差し給紙部 46:維持回復機構部 47:キャップ
47a〜47d:キャップ部材 48:ワイパーブレード
49、50:空吐出受け 51:空吐出受けの開口部
52:分離爪 53:排紙ローラ 54:排紙コロ
55:カムロッド 55a:ロッド 55b,55c:カム部
55d:降下用回転誘導部 55e:上昇用回転誘導部
62:副走査モータ 63:リニアエンコーダ 64:ホイールエンコーダ
71:駆動プーリ 72:従動プーリ 73:タイミングベルト
74:エンコーダスケール 75::エンコーダセンサ
81:駆動プーリ 82:搬送ローラプーリ 83:タイミングベルト
84:エンコーダホイール 85:エンコーダセンサ
100B:ギャップ要求判別手段 100C:キャリッジ移動制御手段
100D:給紙制御手段 100E:印刷制御手段 101:CPU
102:ROM 103:RAM 104:NVRAM 105:ホストI/F
106:入出力部(I/O) 107:ASIC 110:CPUバス
120:制御用バス 121:駆動波形生成部 123:主走査モータ駆動部
124:副走査モータ駆動部 125:ACバイアス供給部
231:上部水平延長部 232:センサ支持部材 233:記録ヘッド支持板
234:段差部 235:段差部の突起部 236:垂下片
237:垂下片の突起部 238,239:カムロッド支持アーム
Claims (6)
- キャリッジに搭載された記録ヘッドからインクを吐出して、プラテンに沿って搬送される記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
前記キャリッジをその移動範囲の一方の第1の端部付近へ移動させることによって前記記録ヘッドと前記プラテンとの間隔が小さくなり、前記キャリッジをその移動範囲の他方の第2の端部付近へ移動させることによって前記記録ヘッドと前記プラテンとの間隔が大きくなるギャップ変更機構と、
前記キャリッジの移動範囲の前記第1の端部付近を基準位置として、常時は前記キャリッジを該基準位置で待機させ、画像を形成する記録媒体として厚い記録媒体が選択されたか、前記記録ヘッドと前記プラテンとの間隔を大きくするギャップ大が設定された場合に、記録媒体の給送を開始して該記録媒体の先端が前記記録ヘッドの稼動範囲に到達する前にその給送を一旦停止させ、前記キャリッジを前記第2の端部付近へ移動させて前記記録ヘッドと前記プラテンとの間隔を大きくした後、前記記録媒体を前記記録ヘッドの稼動範囲内へ給送して前記記録ヘッドによって前記記録媒体に画像を形成させる制御手段とを備え、
前記ギャップ変更機構が、
前記キャリッジにその移動方向に沿う軸線を有して回転可能に設けられ、その回転中心から外周面までの寸法が小さい部分と大きい部分とが連続的に形成されたカム部を有し、前記軸線方向の一端部に螺旋状の降下用回転誘導部を、他端部に螺旋状の上昇用回転誘導部を備えたカムロッドと、
前記キャリッジを、前記カム部の外周面を水平部の上面に当接させて前記移動範囲の前記第1の端部と前記第2の端部との間でスライド移動及び上下動可能に保持する支持ガイド部材と、
前記キャリッジの移動範囲の前記第1の端部付近と前記第2の端部付近にそれぞれ設けられ、前記カムロッドの前記降下用回転誘導部と前記上昇用回転誘導部にそれぞれ当接可能な一対の固定押し部材と
を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段が前記記録媒体の給送を一旦停止させるのは、該記録媒体の先端が前記記録ヘッドの稼動範囲に到達する直前であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- キャリッジに搭載された記録ヘッドからインクを吐出して、プラテンに沿って搬送される記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
前記キャリッジをその移動範囲の一方の第1の端部付近へ移動させることによって前記記録ヘッドと前記プラテンとの間隔が小さくなり、前記キャリッジをその移動範囲の他方の第2の端部付近へ移動させることによって前記記録ヘッドと前記プラテンとの間隔が大きくなるギャップ変更機構と、
前記キャリッジの移動範囲の前記第1の端部付近を基準位置として、常時は前記キャリッジを該基準位置で待機させ、画像を形成する記録媒体として厚い記録媒体が選択されたか、前記記録ヘッドと前記プラテンとの間隔を大きくするギャップ大が設定された場合に、記録媒体の給送を開始すると同時に前記キャリッジの前記第2の端部付近への移動を開始し、前記記録媒体の先端が前記記録ヘッドの稼動範囲に到達する直前で該記録媒体の給送を一旦停止し、前記キャリッジが前記第2の端部付近へ移動して前記記録ヘッドと前記プラテンとの間隔を大きくした後、前記記録媒体を前記記録ヘッドの稼動範囲内へ給送して前記記録ヘッドによって前記記録媒体に画像を形成させる制御手段とを備え、
前記ギャップ変更機構が、
前記キャリッジにその移動方向に沿う軸線を有して回転可能に設けられ、その回転中心から外周面までの寸法が小さい部分と大きい部分とが連続的に形成されたカム部を有し、前記軸線方向の一端部に螺旋状の降下用回転誘導部を、他端部に螺旋状の上昇用回転誘導部を備えたカムロッドと、
前記キャリッジを、前記カム部の外周面を水平部の上面に当接させて前記移動範囲の前記第1の端部と前記第2の端部との間でスライド移動及び上下動可能に保持する支持ガイド部材と、
前記キャリッジの移動範囲の前記第1の端部付近と前記第2の端部付近にそれぞれ設けられ、前記カムロッドの前記降下用回転誘導部と前記上昇用回転誘導部にそれぞれ当接可能な一対の固定押し部材と
を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、画像形成開始時の前記記録ヘッドによる第1スキャンを、常時は前記キャリッジの移動範囲の前記第1の端部付近の待機位置から前記第2の端部に向かう方向に行い、画像を形成する記録媒体として厚い記録媒体が選択されたか、前記記録ヘッドと前記プラテンとの間隔を大きくするギャップ大が設定された場合には、前記キャリッジの移動範囲の前記第2の端部付近から前記第1の端部に向かう方向に行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、一連の画像形成が終了したときには、常に前記キャリッジを前記第1の端部付近の基準位置へ移動させて待機させることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記ギャップ変更機構は、
前記キャリッジが前記第1の端部付近へ移動したときに、前記カムロッドの前記降下用回転誘導部が前記固定押し部材の一方に当接して該カムロッドが第1の方向に回転され、前記カム部の前記回転中心から外周面までの寸法が小さい部分が前記支持ガイド部材の前記水平部の上面に当接する位置になり、前記キャリッジを降下させて前記記録ヘッドと前記プラテンとの間隔を小さくし、
前記キャリッジが前記第2の端部付近へ移動したときに、前記カムロッドの前記上昇用回転誘導部が前記固定押し部材の他方に当接して該カムロッドが前記第1の方向と反対の第2の方向に回転され、前記カム部の前記回転中心から外周面までの寸法が大きい部分が前記支持ガイド部材の前記水平部の上面に当接する位置になり、前記キャリッジを上昇させて前記記録ヘッドと前記プラテンとの間隔を大きくする
機構であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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