JP2012136034A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012136034A
JP2012136034A JP2012081846A JP2012081846A JP2012136034A JP 2012136034 A JP2012136034 A JP 2012136034A JP 2012081846 A JP2012081846 A JP 2012081846A JP 2012081846 A JP2012081846 A JP 2012081846A JP 2012136034 A JP2012136034 A JP 2012136034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transport unit
cover
opened
recording head
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012081846A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5472356B2 (ja
Inventor
Shigeru Yoshitani
茂 吉谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012081846A priority Critical patent/JP5472356B2/ja
Publication of JP2012136034A publication Critical patent/JP2012136034A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5472356B2 publication Critical patent/JP5472356B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】ジャム処理を容易にできるようにする。
【解決手段】装置本体に開閉可能に設けられたカバー101と、カバー101の内側に設けられ、用紙10を上下方向に搬送する搬送ベルトユニット50と、搬送ベルトユニット50により搬送される用紙10に向けてノズルから液滴を吐出する記録ヘッド24とを備え、搬送ベルトユニット50は、記録ヘッド24のノズルが形成された面とカバー101との間に配置され、搬送ベルトユニット50はカバー101が開放されたときに、カバー101が開放される方向へ移動して、記録ヘッド24のノズルが形成された面と搬送ベルトユニット50との間の空間を広げる。
【選択図】図2

Description

本発明は画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体にインクを着弾させて画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体、樹脂などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用いる。また、「用紙」とは、材質を紙に限定するものではなく、上述したOHPシート、布なども含み、インク滴が付着されるものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含むものの総称として用いる。また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を3次元的に造形して形成された像も含まれる。
ところで、液体吐出方式の画像形成装置としては、被記録媒体を鉛直方向に沿う方向又は鉛直方向に沿う方向に対して傾斜した方向に向けて搬送し、被記録媒体に対して水平方向又は水平方向に対して傾斜した方向に向けて液滴を吐出する記録ヘッドを往復移動させながら、記録ヘッドから液滴を吐出させて被記録媒体に画像を形成させる構成のものが一般的であった(特許文献1ないし3など)。
なお、近時は、被記録媒体を水平方向に搬送しながら、記録ヘッドから鉛直方向に沿う方向下方に向けて液滴を吐出して画像を形成する構成が採用されている。
特開平05−338175号公報 特開平06−071897号公報 特開平11−204288号公報 特開2010−023297号公報
上述したような画像形成装置においては、搬送する被記録媒体にジャムが発生したときのジャム処理を容易に行えるようにすることが求められる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ジャム処理を容易にすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
装置本体に開閉可能に設けられたカバーと、
前記カバーの内側に設けられ、被記録媒体を上下方向に搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記被記録媒体に向けてノズルから液滴を吐出する記録ヘッドと、を備え、
前記搬送部は、前記記録ヘッドの前記ノズルが形成された面と前記カバーとの間に配置され、
前記搬送部は、前記カバーが開放されたときに、前記カバーが開放される方向へ移動して、前記記録ヘッドの前記ノズルが形成された面と前記搬送部との間の空間を広げる
構成とした。
本発明に係る画像形成装置によれば、ジャム処理が容易になる。
本発明に係る画像形成装置の機構部の側面説明図である。 同じく搬送路開放状態の側面説明図である。 同じく立面説明図である。 同装置の制御部の概要を示すブロック説明図である。 搬送路の開放(搬送ベルトユニットの開放)と滴着弾位置ずれの関係の説明に供する滴吐出中で搬送ベルトユニットがクローズ状態の模式的側面説明図である。 同じく滴吐出中に搬送ベルトユニットが開放(オープン)された状態の模式的側面説明図である。 本発明の第1実施形態における着弾位置ずれ発生の判別処理の説明に供するキャリッジ速度プロファイルと滴吐出区間の関係の一例を示す説明図である。 同実施形態における搬送ベルトユニット開放時の印刷再開処理の一例の説明に供するフロー図である。 同じく搬送ベルトユニット開放時の印刷中断再開処理の他の例の説明に供するフロー図である。 同じく着弾位置ずれ有無の表示例を説明する説明図である。 同じく印刷中止/印刷継続の選択画面の表示例を説明する説明図である。 本発明の第2実施形態における着弾位置ずれ発生の判別処理の説明に供するキャリッジ速度プロファイルと滴吐出区間の関係の一例を示す説明図である。 同実施形態における搬送ベルトユニット開放時の印刷再開処理の一例の説明に供するフロー図である。 同じく搬送ベルトユニット開放時の印刷中断再開処理の他の例の説明に供するフロー図である。 本発明の第3実施形態における用紙搬送位置と着弾位置ずれ発生の有無の関係を説明する模式的側面説明図である。 同じく着弾位置ずれを生じる状態の側面説明図である。 同じく着弾位置ずれを生じない状態の側面説明図である。 同じく着弾位置ずれを生じない状態の側面説明図である。 本発明の第4実施形態の説明に供する側面説明図である。 同じく用紙を逆搬送した状態の側面説明図である。 本発明の第5実施形態の説明に供する側面説明図である。 同じく用紙を正転搬送した状態の側面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置について図1ないし図3を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の機構部の側面説明図、図2は同じく搬送路開放状態の側面説明図、図3は同じく立面説明図である。
この画像形成装置は、シリアル型画像形成装置であり、装置本体の内部に画像形成部2、搬送機構部5等を有し、装置本体の下方側に被記録媒体である用紙10を積載可能な給紙トレイ4を備え、この給紙トレイ4から給紙される用紙10を取り込み、搬送機構5によって用紙10を垂直方向(鉛直方向に沿う方向)に間歇的に搬送しながら、画像形成部2によって水平方向に液滴を吐出させて所要の画像を記録した後、排紙部6を通じて画像が形成された用紙10を更に上方向に搬送して、装置本体の上方側に設けられた排紙トレイ7に用紙10を排紙する。
また、両面印刷を行うときには、一面(表面)印刷終了後、排紙トレイ7に一部が排出された用紙10を反転部8内に取り込み反転し、搬送機構部5によって用紙10を逆方向に搬送しながら他面(裏面)を印刷可能面として再度搬送機構5に送り込み、他面(裏面)印刷終了後排紙トレイ7に用紙10を排紙する。
ここで、画像形成部2は、左右の側板11L、11R間に横架した主ガイド部材21及び従ガイド部材22で、記録ヘッド24を搭載したキャリッジ23を摺動自在に保持し、主走査モータ25によって、駆動プーリ26と従動プーリ27間に渡したタイミングベルト28を介して主走査方向に移動走査する。
キャリッジ23には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド24a、24b(区別しないときは上記のとおり「記録ヘッド24」という。)を、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、滴吐出方向を水平方向に向けて装着している。
記録ヘッド24は、それぞれ2つのノズル列を有し、記録ヘッド24aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、記録ヘッド24bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。なお、記録ヘッド24としては、1つのノズル面に複数のノズルを並べた各色のノズル列を備えるものなどを用いることもできる。
なお、記録ヘッド24を構成する液体吐出ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。また、キャリッジ23には、インクと反応することでインクの定着性を高める定着液を吐出する液体吐出ヘッドなども搭載できる。
また、キャリッジ23には、図示しないが、記録ヘッド24のノズル列に対応して各色のインクを供給するための図示しないヘッドタンクが搭載され、このヘッドタンクには、装置本体に着脱自在に装着される各色のインクカートリッジ(メインタンク)からインクが供給される。
また、キャリッジ23の主走査方向に沿って両側板21L、21R間に、所定のパターンを形成したエンコーダスケール121を張装し、キャリッジ23にはエンコーダスケール121のパターンを読取る透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ122を設け、これらのエンコーダスケール121とエンコーダセンサ122によってキャリッジ23の移動を検知するリニアエンコーダ(主走査エンコーダ)123を構成している。
また、キャリッジ23の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド24のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構9を配置している。この維持回復機構9には、記録ヘッド24の各ノズル面をキャピングするための各キャップ92a、92b(区別しないときは「キャップ92」という。)と、ノズル面を矢示方向に移動してワイピングするワイパ部材(ワイパブレード)93と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け94などを備えている。
給紙トレイ4の用紙10は、用紙積載部(圧板)41上に積載され、給紙コロ(半月コロ)43と図示しない分離パッドによって1枚ずつ分離されて装置本体内に給紙され、搬送ガイド部材45、46、押さえ部材47のガイド面に沿って、搬送機構部5の搬送ベルト51と押さえローラ48との間に送り込まれ、先端加圧コロ47にて搬送ベルト51に押し付けられながら搬送される。
搬送機構部5は、駆動ローラである搬送ローラ52と従動ローラ53との間に掛け渡した無端状の搬送ベルト51と、この搬送ベルト51を帯電させるための帯電ローラ54と、画像形成部2に対向する部分で搬送ベルト51の平面性を維持するプラテン部材55と、搬送ローラ56と、従動ローラ53及び搬送ローラ56に対向する拍車58を有する拍車ユニット57などを有している。
搬送ベルト51は、副走査モータ151によってタイミングベルト152及びタイミングプーリ153を介して搬送ローラ52が回転駆動されることによって、ベルト搬送方向(副走査方向、用紙搬送方向)に周回移動する。
また、搬送ローラ52の軸52aには高分解能のコードホイール154を取り付け、このコードホイール154に形成したパターンを検出する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ155を設けて、これらのコードホイール154とエンコーダセンサ155によって搬送ベルト51の移動量及び移動位置を検出するロータリエンコーダ(副走査エンコーダ)156を構成している。
排紙部6は、搬送ガイド部材61と、排紙ローラ62A及び拍車62Bと、排紙ローラ63A及び拍車63Bとが配置され、画像が形成された用紙10を排紙ローラ63A及び拍車63B間から排紙トレイ7上にフェイスダウンで排紙する。
また、反転部8は、排紙トレイ7に一部を排出した用紙10を反転するための連続する反転経路81a〜81cを有し、用紙10を反転経路81aに送り込むために搬送経路を切り替える切替爪83などを有している。反転経路81aは搬送ガイド部材61とガイド部材83aで形成され、反転経路81bは搬送ベルト51とガイド部材84で形成され、反転経路81cは搬送ガイド部材45、46で形成されている。また、反転経路81aには搬送ローラ85及び所要数の拍車88が、反転経路81bには従動ローラ53及び搬送ローラ52に対向して搬送補助ローラ86、87がそれぞれ設けられている。
ここで、図2にも示すように、装置本体の前面側には前カバー101が下端部の支軸102を支点として開閉可能に設けられ、前カバー101にはガイド部材83、84、搬送ローラ85、搬送補助ローラ86、87が取付けられている。また、搬送ベルト51、搬送ローラ52、従動ローラ53、搬送ローラ56は搬送ベルトユニット50として一体化され、搬送ローラ52の軸52aを支点として開閉可能(揺動可能)に設けられている。さらに、搬送ガイド部材61も切替爪82側を支点として開閉可能(揺動可能)に設けられている。
これにより、前カバー101を開放することで、反転経路81a〜81cを開くことができ、両面印刷時のジャム処理を容易に行なうことができる。更に、前カバー101を開放することで、搬送ベルトユニット50を開いて記録ヘッド24と搬送ベルト51との間を離間させ、また、搬送ガイド部材61を開いて排紙経路60を開くことができるので、ジャム処理が容易になる。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ4から用紙10が1枚ずつ分離給紙され、帯電された搬送ベルト51に用紙10が静電吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙10が垂直方向に搬送される。そこで、キャリッジ23を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド24を駆動することにより、停止している用紙10にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙10を所定量搬送後、次の行の記録を行い、記録が終了した用紙10を排紙トレイ7に排紙する。
そして、記録ヘッド24のノズルの維持回復を行うときには、キャリッジ23をホーム位置である維持回復機構9に対向する位置に移動して、キャップ92によるキャッピングを行ってノズルからの吸引を行うノズル吸引、画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出などの維持回復動作を行うことにより、安定した液滴吐出による画像形成を行うことができる。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図4を参照して説明する。なお、同図は同制御部のブロック説明図である。
この制御部500は、この装置全体の制御を司るCPU501と、CPU501に本発明に係る制御(処理)を実行させるプログラムを含む各種プログラム、その他の固定データを格納するROM502と、画像データ等を一時格納するRAM503と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリ504と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC505などを備えている。
また、記録ヘッド24を駆動制御するためのデータ転送手段、駆動信号発生手段を含む印刷制御部508と、キャリッジ23側に設けた記録ヘッド24を駆動するためのヘッドドライバ(ドライバIC)509と、キャリッジ23を移動走査する主走査モータ25、搬送ベルト51を周回移動させる副走査モータ151を駆動するためのモータ駆動部510、511と、帯電ローラ54にACバイアスを供給するACバイアス供給部512などを備えている。
また、この制御部500には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル514が接続されている。
この制御部500は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行うためのI/F506を持っていて、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト600側から、ケーブル或いはネットワークを介してI/F506で受信する。
そして、制御部500のCPU501は、I/F506に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC505にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行い、この画像データを印刷制御部508からヘッドドライバ509に転送する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成はホスト600側のプリンタドライバ601で行っている。
印刷制御部508は、上述した画像データをシリアルデータで転送するとともに、この画像データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、制御信号などをヘッドドライバ509に出力する以外にも、ROMに格納されている駆動パルスのパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動信号生成部を含み、1の駆動パルス或いは複数の駆動パルスで構成される駆動信号をヘッドドライバ509に対して出力する。
ヘッドドライバ509は、シリアルに入力される記録ヘッド24の1行分に相当する画像データに基づいて印刷制御部508から与えられる駆動信号を構成する駆動パルスを選択的に記録ヘッド24の液滴を吐出させるエネルギーを発生する駆動素子(例えば圧電素子)に対して印加することで記録ヘッド24を駆動する。このとき、駆動信号を構成する駆動パルスを選択することによって、例えば、大滴、中滴、小滴など滴量の異なる液滴を吐出させて大きさの異なるドットを打ち分けることができる。
I/O部513は、主走査エンコーダ123、副走査エンコーダ156、装置に装着されている各種のセンサ群515、搬送ベルトユニット50の開閉を検知する検出手段である搬送ベルトユニット開閉センサ520からの情報を取得し、プリンタの制御に必要な情報を抽出し、印刷制御部508やモータ駆動部510、511、ACバイアス供給部511の制御に使用する。センサ群515は、用紙の位置を検出するためのキャリッジ23に設けられた光学センサ(用紙センサ521:図3参照)や、機内の温度、湿度を監視するためのサーミスタ、帯電ベルトの電圧を監視するセンサ、カバーの開閉を検出するためのインターロックスイッチなどがあり、I/O部513は様々のセンサ情報を処理することができる。
なお、搬送ベルトユニット開閉センサ520は、装置本体の筐体に設置されたプッシュ式スイッチであり、図2に示すように、搬送ベルトユニット50が開かれて搬送ベルト51と記録ヘッド24との間の搬送路が開放されるとき、完全に開放される前の僅かに開いた状態で搬送ユニット開放を検知する。
また、CPU501は、主走査エンコーダ123を構成するエンコーダセンサ122からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値及び位置検出値と、予め格納した速度・位置プロファイルから得られる速度目標値及び位置目標値とに基づいて主走査モータ25に対する駆動出力値(制御値)を算出してモータ駆動部210を介して主走査モータ25を駆動する。同様に、副走査エンコーダ156を構成するエンコーダセンサ155からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値及び位置検出値と、予め格納した速度・位置プロファイルから得られる速度目標値及び位置目標値とに基づいて副走査モータ151対する駆動出力値(制御値)を算出してモータ駆動部211を介して副走査モータ151を駆動する。
次に、搬送路の開放(搬送ベルトユニットの開放)と滴着弾位置ずれの関係について図5及び図6を参照して説明する。なお、図5は滴吐出中で搬送ベルトユニットがクローズ状態の模式的側面説明図、図6は滴吐出中に搬送ベルトユニットが開放(オープン)された状態の模式的側面説明図である。また、図5及び図6は図3を右方向から見た模式的側面説明図である(以下も同様)。
前述したように、給紙トレイ4から給紙された用紙10は、搬送ベルト51によって鉛直方向に沿う上方向(搬送方向)に搬送され、キャリッジ23が主走査されて記録ヘッド24から液滴が水平方向に吐出されることで所要の画像が形成され、排紙トレイ7に排紙される。そして、通常、図5に示すように、キャリッジ23と搬送ベルト51とが近接するように、搬送ベルトユニット50は閉じられている状態であるが、ジャム発生時にユーザがジャム用紙を除去できることを目的として、図6に示すように搬送ベルトユニット50を開放して搬送路(搬送ベルト51の記録ヘッド24に対向する側)を開放状態にすることができ、搬送ベルトユニット50の開放は搬送ベルトユニット開閉センサ520によって検出される。
ここで、図5に示すように、搬送ベルトユニット50が閉じているときには、記録ヘッド24と用紙10とのギャップは所要の間隔に保持され、記録ヘッド24から矢印で示すように水平方向に吐出された液滴は搬送方向に搬送される用紙10に着弾する。
これに対し、図6に示すように、搬送ベルトユニット50が開かれて搬送路が開放されると、搬送ベルトユニットセンサ520によって搬送ベルトユニットオープンが検知される。
この場合、印刷中に搬送ベルトユニット50の開閉をロックするロック機構などがなく、搬送ベルトユニット50を印刷中に開閉できるような簡易な構成であると、印刷中(液滴吐出中)に搬送ベルトユニット50が開閉されることがある。
このとき、記録ヘッド24から水平方向に吐出されたインク滴はそのまま水平方向に飛翔して、搬送ベルトユニット50に吸着保持されている用紙10上に着弾することになり、滴吐出中に搬送ベルトユニット50が開かれると、用紙10上におけるインク滴の着弾位置がずれてしまうことになる。
そこで、本発明の第1実施形態における着弾位置ずれ発生の判別処理について図7を参照して説明する。なお、図7はキャリッジ速度プロファイルと滴吐出区間の関係の説明に供する説明図である。
まず、上述したように搬送ベルトユニット50が開かれることで着弾位置ずれが発生するのは、滴吐出中に搬送ベルトユニット50が開かれた場合である。
ところで、印刷動作中、キャリッジ23を走査しながら記録ヘッド10から液滴を吐出するが、キャリッジ走査中のすべての区間で液滴を吐出するのではなく、一般的には、図7に示すように、キャリッジ23の速度(キャリッジ速度)が所定の速度になるまでの加速時の区間と、キャリッジ速度が所定の速度から停止するまでの減速時の区間ではインク滴を吐出しないインク非吐出区間とされ、キャリッジ速度が所定の速度で安定している等速度区間内にインク滴を吐出する区間(インク吐出区間)が設けられる。なお、インク吐出区間はインク吐出開始位置からインク吐出終了位置までの区間であり、等速区間と一致させない場合も、一致させる場合もある。
したがって、インク吐出区間中に搬送ベルトユニット50が開かれた場合には、図7に示すように滴着弾位置がずれることになる。これに対し、インク非吐出区間中に搬送ベルトユニット50が開かれた場合、その時点でインク吐出を中断すれば着弾位置ずれは生じない。そして、当該印刷中の用紙10をそのままにして搬送ベルトユニット50が閉じられたときには、印刷を中断した位置から印刷を再開することができる。
また、インク吐出区間中に搬送ベルトユニット50が開かれた場合には滴着弾位置ずれが生じることを、またインク非吐出区間中に搬送ベルトユニット50が開かれた場合には滴着弾位置ずれが生じないことを、ホスト600側を通じて、あるいは操作パネル514を通じてユーザに通知することにより、ユーザが画質の劣化の有無を認識することができるようになる。そして、着弾位置ずれが発生する場合もユーザーによって印刷継続が指示されたときには、そのまま印刷を再開するようにすることもできる。
そこで、本実施形態における搬送ベルトユニット開放時の印刷再開処理の一例について図8のフロー図を参照して説明する。
搬送ベルトユニット50が開かれたことが検知されたとき(S101)、記録ヘッド24からの滴吐出を中止する(S102)。そして、当該滴吐出中止時のキャリッジ23の位置がインク吐出区間であるか否かを判別して(S103)、滴着弾位置ずれが発生するか否かを判別(検出)する。
なお、インク吐出区間は用紙サイズが画像サイズなどによって異なるので、キャリッジ23の現在位置を前述したように主走査エンコーダ25の検出結果から検出し、現在位置とキャリッジ23の当該走査におけるインク吐出区間とを比較することで、インク吐出区間内か否かを判別できる。
このとき、滴吐出中止時のキャリッジ23の位置がインク吐出区間であるときには、滴着弾位置ずれ有と判別し(S104)、滴吐出中止時のキャリッジ23の位置がインク吐出区間でないときには、滴着弾位置ずれ無と判別する(S105)。
そして、着弾位置ずれ有と判別したときには、搬送ベルトユニット50が閉じられたとき(S106)に、排紙動作を行う(S107)。
これに対し、着弾位置ずれ無と判別したときには、搬送ベルトユニット50が閉じられたとき(S108)に、搬送ベルト51上に用紙10があるか否かを用紙センサ521で検出して判別し(S109)、用紙10があれば、そのまま滴吐出を中断した位置から印刷を再開する(S110)。
次に、搬送ベルトユニット開放時の印刷中断再開処理の他の例について図9のフロー図を参照して説明する。
搬送ベルトユニット50が開かれたことが検知されたとき(S101)、記録ヘッド24からの滴吐出を中止する(S102)。そして、当該滴吐出中止時のキャリッジ23の位置がインク吐出区間であるか否かを判別して(S103)、滴着弾位置ずれが発生するか否かを判別(検出)する。
このとき、滴吐出中止時のキャリッジ23の位置がインク吐出区間であるときには、滴着弾位置ずれ有と判別し(S104)、滴吐出中止時のキャリッジ23の位置がインク吐出区間でないときには、滴着弾位置ずれ無と判別する(S105)。
そして、判別結果に応じて例えば図10(a)に示す着弾位置ずれ有の表示、図10(b)に示す着弾位置ずれ無の表示を行ってユーザに通知し(S111)、次いで、例えば図11に示すように印刷を中止するか、印刷を継続するかの選択画面を表示して、印刷継続指示を受け付ける(S112)。
ここで、印刷継続が指示されたか否かを判別し(S113)、印刷継続が指示されたときには、搬送ベルトユニット50が閉じられたとき(S114)に、滴吐出を中断した位置から印刷を再開する(S115)。
このように、搬送手段が開かれたことが検出されたときに、液滴の着弾位置ずれが発生するか否かを判別し、着弾位置ずれが発生しないことと判別されたときには、搬送手段が閉じられたときに画像形成動作を再開する構成とすることで、水平打ち方式における搬送路開放に伴う被記録媒体や液体などの消耗品の無駄な消費を低減することができる。
また、搬送手段が開かれたことが検出されたときに、液滴の着弾位置ずれが発生するか否かを判別し、この判別結果を通知し、通知結果に対する印刷動作の継続の指示を受け付けたときには、搬送手段が閉じられたときに画像形成動作を再開する制御をする構成とすることで、水平打ち方式における搬送路開放に伴う被記録媒体や液体などの消耗品の無駄な消費を低減することができる。
次に、本発明の第2実施形態における着弾位置ずれ発生の判別処理について図12を参照して説明する。なお、図12はキャリッジ速度プロファイルと着弾位置ずれ発生区間の関係の説明に供する説明図である。
本実施形態では、キャリッジ走査(記録ヘッド24の走査)中に、搬送ベルトユニット50が開かれた場合、当該1走査分は滴吐出をそのまま実行して、走査終了後印刷を停止するようにしている。
この場合、図12に示す加速時のインク非吐出区間〜等速時のインク吐出区間終了間(着弾位置ずれ発生区間)で搬送ベルトユニット50が開かれたときには、滴着弾位置がずれが発生するが、減速時のインク非吐出区間(着弾位置ずれ未発生区間)中に搬送ベルトユニット50が開かれたときには、当該走査中のインク吐出は終了しているため、着弾位置ずれは発生しない。
したがって、着弾位置ずれ未発生区間で搬送ベルトユニット50が開かれた場合、当該印刷中の用紙10をそのままにして搬送ベルトユニット50が閉じられたときには、印刷を終了した走査の次の位置から印刷を再開することができる。
また、着弾位置ずれ発生区間で搬送ベルトユニット50が開かれた場合には滴着弾位置ずれが生じることを、また着弾位置ずれ未発生区間で搬送ベルトユニット50が開かれた場合には滴着弾位置ずれが生じないことを、ホスト600側を通じて、あるいは操作パネル514を通じてユーザに通知することにより、ユーザが画質の劣化の有無を認識することができるようになる。そして、着弾位置ずれが発生する場合もユーザーによって印刷継続が指示されたときには、そのまま印刷を再開するようにすることもできる。
そこで、本実施形態における搬送ベルトユニット開放時の印刷再開処理の一例について図13のフロー図を参照して説明する。
搬送ベルトユニット50が開かれたことが検知されたとき(S201)、当該搬送ベルトユニット50が開かれたときのキャリッジ位置を記憶し(S202)、そのまま記録ヘッド24から滴吐出を継続してキャリッジ23の当該走査を完了する(S203)。
そして、当該走査完了後、記憶したキャリッジ位置が着弾位置ずれ発生区間であるか否かを判別して(S204)、着弾位置ずれが発生するか否かを判別(検出)する。このとき、記憶しているキャリッジ位置が着弾位置ずれ発生区間内であるときには、滴着弾位置ずれ有と判別し(S205)、記憶しているキャリッジ位置が着弾位置ずれ未発生区間内であるときには、滴着弾位置ずれ無と判別する(S206)。
そして、着弾位置ずれ有と判別したときには、搬送ベルトユニット50が閉じられたとき(S207)に、排紙動作を行う(S208)。
これに対し、着弾位置ずれ無と判別したときには、搬送ベルトユニット50が閉じられたとき(S209)に、搬送ベルト51上に用紙10があるか否かを用紙センサ521で検出して判別し(S210)、用紙10があれば、そのまま滴吐出を中断した位置から印刷を再開する(S211)。
次に、搬送ベルトユニット開放時の印刷中断再開処理の他の例について図14のフロー図を参照して説明する。
搬送ベルトユニット50が開かれたことが検知されたとき(S201)、当該搬送ベルトユニット50が開かれたときのキャリッジ位置を記憶し(S202)、そのまま記録ヘッド24から滴吐出を継続してキャリッジ23の当該走査を完了する(S203)。
そして、当該走査完了後、記憶したキャリッジ位置が着弾位置ずれ発生区間であるか否かを判別して(S204)、着弾位置ずれが発生するか否かを判別(検出)する。このとき、記憶しているキャリッジ位置が着弾位置ずれ発生区間内であるときには、滴着弾位置ずれ有と判別し(S205)、記憶しているキャリッジ位置が着弾位置ずれ未発生区間内であるときには、滴着弾位置ずれ無と判別する(S206)。
そして、判別結果に応じて前記第1実勢形態と同様に着弾位置ずれ有の表示或いは着弾位置ずれ無の表示を行ってユーザに通知し(S212)、次いで、印刷を中止するか、印刷を継続するかの選択画面を表示して、印刷継続指示を受け付ける(S213)。
ここで、印刷継続が指示されたか否かを判別し(S214)、印刷継続が指示されたときには、搬送ベルトユニット50が閉じられたとき(S215)に、滴吐出を中断した位置から印刷を再開する(S216)。
次に、本発明の第3実施形態における用紙搬送位置と着弾位置ずれ発生の有無の関係について図15ないし図18を参照して説明する。
ここでは、搬送ベルトユニット50の下流側に搬送ガイド201が設けられ、搬送ガイド(用紙ガイド)201には用紙10を挟持しながら搬送する搬送ローラ203が設けら(搬送ローラ203で挟む部分を「ニップ部203」という。)、搬送ローラ203の上流近傍に用紙10を検知する用紙センサ202が設けられている。
まず、搬送ベルトユニット50の開放によって着弾位置ずれが発生する場合について説明する。
図15に示すように、印刷中の用紙10の先端が用紙ガイド201のニップ部203で挟まれた位置にあるときに搬送ベルトユニット50が開かれると、図16に示すように、用紙10が搬送ベルト21から剥離してしまう。用紙10が搬送ベルト51から剥離すると、搬送ベルトユニット50を閉じても用紙10は搬送ベルト51に吸着されずに搬送ベルと51から浮いた状態になる。そのため、搬送ベルトユニット50を閉じて印刷を再開すると、画像が劣化したりジャムが発生したりする。
したがって、このように用紙検知センサ202が用紙10を検出している場合、搬送ベルトユニット50が開放されたときには着弾位置ずれが発生すると判別する。
一方、図17に示すように、用紙10の後端が用紙センサ202の検知位置を抜けているときには、搬送ベルトユニット50が開かれても用紙10の位置ずれは生じない。したがって、この場合には、着弾位置ずれなしと判別する。
また、図18に示すように、印刷中の用紙10の先端が用紙検知センサ202の検知位置に達していないときも用紙10の位置ずれは生じない。したがって、この場合、滴吐出中でなければ、着弾位置ずれ無と判別できる。滴吐出中であれば、前記第1実施形態と同様に着弾位置ずれ有と判別することになる。
次に、本発明の第4実施形態について図19及び図20を参照して説明する。
図19に示すように用紙10の先端を用紙センサ202で検知している場合には、前記第3実施形態では「着弾位置ずれ有」となる。そこで、用紙10の先端がニップ部203に挟まっている程度である場合、搬送ベルトユニット50が開かれたことを検出したときには、搬送ベルト51を逆回転させて、図20に示すように、用紙10を搬送方向と逆方向に移動させ、用紙10の先端部が用紙センサ202で検出されない位置まで戻す。これにより、「着弾位置ずれ無」と判別することができる。
このように、「着弾位置ずれ有」条件と「着弾位置ずれ無」条件の境目の状態のとき、搬送ベルトユニットのオープンを検知したときに即時用紙を逆搬送することで、画像が劣化することを防止することができる。
ここで、用紙10が図19に示すような状態であるか否かは、用紙センサ202で用紙10の先端を検出してからの搬送量を副走査エンコーダ156により取得し、その搬送量により判断する。そして、逆搬送する場合、搬送ベルトユニット50が完全に開放される前(0.5sec程度の間)に逆搬送することが好ましい。したがって、用紙センサ202で用紙10の先端を検出してからの搬送量をXmm、逆搬送速度をVmm/sとした場合、X=0.5×V、で求められる搬送量の場合に逆搬送を実行するようにすることが好ましい。
次に、本発明の第5実施形態について図21及び図22を参照して説明する。
図21に示すように用紙10の後端を用紙センサ202で検知している場合には、前記第3実施形態では「着弾位置ずれ有」となる。そこで、用紙10の後端がニップ部203に挟まっている程度である場合、搬送ベルトユニット50が開かれたことを検出したときには、搬送ベルト51を正回転させて、図21に示すように、用紙10を搬送方向に移動させ、用紙10の後端部が用紙センサ202で検出されない位置まで送る。これにより、「着弾位置ずれ無」と判別することができる。
このように、「着弾位置ずれ有」条件と「着弾位置ずれ無」条件の境目の状態のとき、搬送ベルトユニットのオープンを検知したときに即時用紙を正搬送することで、画像が劣化することを防止することができる。
ここで、用紙10が図21に示すような状態であるか否かは、用紙センサ202で用紙10の先端を検出してからの搬送量を副走査エンコーダ156により取得し、その搬送量により判断する。そして、正転搬送する場合、搬送ベルトユニット50が完全に開放される前(0.5sec程度の間)に搬送を完了することが好ましい。したがって、用紙センサ202で用紙10の先端を検出してからの搬送量をXmm、搬送速度をVmm/s、用紙長さをLmmとした場合、X=(L−0.5×V)、で求められる搬送量の場合に正転搬送を実行するようにすることが好ましい。
なお、上述した着弾位置ずれの判別、印刷再開に関する処理、用紙の搬送、逆送の制御に関する処理は、ROMなどに格納されたプログラムによってコンピュータに行なわせることができ、このプログラムは、記憶媒体に記憶して提供することができ、或はインターネットなどのネットワークを通じてダウンロードすることで提供される。また、上記実施形態で説明した画像形成装置とホスト側(情報処理装置)とを組みあせて画像形成システムを構成することもできる。
また、上記実施形態では、用紙を鉛直方向に沿う方向(垂直方向)に搬送し、液滴を水平方向に吐出する例で説明しているが、用紙を鉛直方向に沿う方向(垂直方向)に対して傾斜した方向に搬送し、液滴を水平方向或いは水平方向に対して傾斜した方向に吐出する構成であっても、着弾した液滴の滲みが重力方向の上下で異なることから、本発明を同様に適用することができる。
2 給紙トレイ
10 用紙(被記録媒体)
23 キャリッジ
24 記録ヘッド
50 搬送ベルトユニット
51 搬送ベルト
500 制御部

Claims (8)

  1. 装置本体に開閉可能に設けられたカバーと、
    前記カバーの内側に設けられ、被記録媒体を上下方向に搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送される前記被記録媒体に向けてノズルから液滴を吐出する記録ヘッドと、を備え、
    前記搬送部は、前記記録ヘッドの前記ノズルが形成された面と前記カバーとの間に配置され、
    前記搬送部は、前記カバーが開放されたときに、前記カバーが開放される方向へ移動して、前記記録ヘッドの前記ノズルが形成された面と前記搬送部との間の空間を広げる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記カバーが開放されたときの前記搬送部の移動量が前記カバーの移動量よりも小さく、
    前記カバーが開放されたときに、前記カバーを水平方向から見た場合に、前記搬送部は、前記記録ヘッドの前記ノズルが形成された面を覆って見えなくする位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記カバー及び前記搬送部は、下部を支点として上部が揺動して開放可能に前記装置本体にそれぞれ支持されており、
    前記搬送部の揺動角度は、前記カバーの揺動角度よりも小さく、
    前記搬送部が揺動して開放されたときの前記搬送部の上端の高さは、前記記録ヘッドの前記ノズルが形成された面の上端の高さよりも上方に位置する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送部は、前記被記録媒体を吸着して搬送可能な搬送ベルトを有し、
    前記搬送ベルトは、前記カバーが開放されて前記搬送部が前記カバー側へ移動したときに、前記被記録媒体を吸着した状態で、記録ヘッドの前記ノズルが設けられた面と前記搬送部との間の空間を広げる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記記録ヘッドは、水平方向又は水平方向に対して傾斜した方向に向けて前方に液滴を吐出し、
    前記搬送部は、前記記録ヘッドに対向して被記録媒体を鉛直方向に沿う方向又は鉛直方向に沿う方向に対して傾斜した方向に向けて搬送する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記搬送ベルトは上部ローラ及び下部ローラに掛け回されており、
    前記搬送ベルトは前記下部ローラを中心に揺動可能である
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 前記装置本体において前記搬送部と対向する位置に配置された拍車部を備え、
    前記拍車部は、前記カバー及び前記搬送部が開放されたときに前記装置本体側に残る
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前方へ開閉可能なカバーと、
    前記カバーの内側に設けられ、被記録媒体を上下方向に搬送する搬送部と、
    前記搬送部の内側に設けられ、前記搬送部により搬送される前記被記録媒体に向けてノズルから液滴を前方へ吐出する記録ヘッドと、を備え、
    前記搬送部は、前記記録ヘッドの前記ノズルが形成された面と前記カバーとの間に配置され、
    前記搬送部は、前記前カバーが前方へ開放されたときに、前方へ移動して前記記録ヘッドの前記ノズルが形成された面と前記搬送部との間の空間を広げる
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP2012081846A 2012-03-30 2012-03-30 画像形成装置 Expired - Fee Related JP5472356B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012081846A JP5472356B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012081846A JP5472356B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 画像形成装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010189208A Division JP5581895B2 (ja) 2010-08-26 2010-08-26 画像形成装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012136034A true JP2012136034A (ja) 2012-07-19
JP5472356B2 JP5472356B2 (ja) 2014-04-16

Family

ID=46673871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012081846A Expired - Fee Related JP5472356B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5472356B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140099149A1 (en) * 2012-10-06 2014-04-10 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
JP2014069539A (ja) * 2012-10-01 2014-04-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US9039137B2 (en) 2012-09-01 2015-05-26 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
WO2015111492A1 (ja) * 2014-01-22 2015-07-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2017159670A (ja) * 2013-03-15 2017-09-14 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6264554A (ja) * 1986-09-29 1987-03-23 Toshiba Corp 記録装置
JP2003241466A (ja) * 2002-02-20 2003-08-27 Canon Inc 画像形成装置
JP2005309465A (ja) * 2005-07-01 2005-11-04 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2006036432A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2009072925A (ja) * 2007-09-18 2009-04-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6264554A (ja) * 1986-09-29 1987-03-23 Toshiba Corp 記録装置
JP2003241466A (ja) * 2002-02-20 2003-08-27 Canon Inc 画像形成装置
JP2006036432A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2005309465A (ja) * 2005-07-01 2005-11-04 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2009072925A (ja) * 2007-09-18 2009-04-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9039137B2 (en) 2012-09-01 2015-05-26 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
JP2014069539A (ja) * 2012-10-01 2014-04-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US8770739B2 (en) 2012-10-01 2014-07-08 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
US20140099149A1 (en) * 2012-10-06 2014-04-10 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
US9186920B2 (en) * 2012-10-06 2015-11-17 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus with medium holding devices retractable to access transport path
JP2017159670A (ja) * 2013-03-15 2017-09-14 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録装置
WO2015111492A1 (ja) * 2014-01-22 2015-07-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP6055560B2 (ja) * 2014-01-22 2016-12-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5472356B2 (ja) 2014-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5699552B2 (ja) 画像形成装置
JP5664145B2 (ja) 画像形成装置
JP6236814B2 (ja) 画像形成装置
US20140152745A1 (en) Image forming apparatus
JP6083179B2 (ja) 画像形成装置
JP5472356B2 (ja) 画像形成装置
JP2010030133A (ja) 画像形成装置
US9409400B2 (en) Image forming apparatus configured to include nozzle face capping control
JP5256902B2 (ja) 画像形成装置
JP2012051282A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP5581895B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2007062249A (ja) 画像形成装置
JP5648431B2 (ja) 画像形成装置
JP2007062240A (ja) 画像形成装置
JP2012192642A (ja) 画像形成装置及びヘッドタンク
JP2010201869A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP5488340B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP4632936B2 (ja) 画像形成装置
JP4190002B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP2017081020A (ja) 液体を吐出する装置
JP2006256080A (ja) 画像形成装置
JP2013059958A (ja) 画像形成装置
JP5776363B2 (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
JP5862049B2 (ja) 画像形成装置
JP5145909B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140120

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees