JP5940418B2 - 3−ハロゲン化アニリンの製造方法 - Google Patents

3−ハロゲン化アニリンの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5940418B2
JP5940418B2 JP2012202299A JP2012202299A JP5940418B2 JP 5940418 B2 JP5940418 B2 JP 5940418B2 JP 2012202299 A JP2012202299 A JP 2012202299A JP 2012202299 A JP2012202299 A JP 2012202299A JP 5940418 B2 JP5940418 B2 JP 5940418B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
halogenated
aniline
halogenated aniline
isomer mixture
solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012202299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014055123A (ja
Inventor
博昭 宮原
博昭 宮原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Manac Inc
Original Assignee
Manac Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Manac Inc filed Critical Manac Inc
Priority to JP2012202299A priority Critical patent/JP5940418B2/ja
Publication of JP2014055123A publication Critical patent/JP2014055123A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5940418B2 publication Critical patent/JP5940418B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

本発明は、3−ハロゲン化アニリンの製造方法に関する。
3−ハロゲン化アニリンは医薬品や電子材料の原料等、種々の機能性化学品の原料として有用な化合物である。
3−ハロゲン化アニリンの合成法としては、出発原料に3−ニトロアニリンを使用し、サンドマイヤー反応でのハロゲン化(例えば、非特許文献1参照)の後、ニトロ基の還元(例えば、非特許文献4または5参照)を経て合成する方法が知られている。しかしながら、この方法では、高純度の3−ハロゲン化アニリンを得ることは可能であるが、原料である3−ニトロアニリンが高価であることや生産性の悪さなどの問題があり、工業的に有用な方法とは言い難い。
また、出発原料にニトロベンゼンを使用して、ハロゲン化(例えば、非特許文献2または3参照)の後、ニトロ基の還元(例えば、非特許文献4または5参照)を経て合成する方法が知られている。しかしながら、この方法では、ニトロベンゼンをハロゲン化して得られるハロゲン化ニトロベンゼンが、目的物である3−ハロゲン化ニトロベンゼンの他に、2−および4−ハロゲン化ニトロベンゼンを含む異性体混合物として得られるため、結果として同様の位置異性体を含む粗製3−ハロゲン化アニリンが得られる。
異性体を含有した粗製3−ハロゲン化アニリンは、3−ハロゲン化アニリンの融点が低いため、再結晶による精製が困難である。また、蒸留による精製を試みたとしても、異性体同士の沸点が近いため、分離するためには理論段数の高い蒸留塔を必要とし、工業的に適さないなどの問題がある。
Synthesis, 2009, (6), 941 Bull. Chem. Soc. Jpn., 2000, 951 J. Org. Chem., 1981, 46, 2169 日本化学会誌, 1988, (2), 230 Tetrahedron Lett., 1985, 26(50), 6233
本発明の目的は、異性体として2−ハロゲン化アニリン、4−ハロゲン化アニリンを含有する粗製3−ハロゲン化アニリンから、異性体を効率良く低減できる3−ハロゲン化アニリンの製造方法を提供することである。
本発明者等は、上記課題を鑑み鋭意検討を重ねた結果、異性体を含む粗製3−ハロゲン化アニリンを溶媒中で酸塩として析出させると、3−ハロゲン化アニリンが選択的に析出することを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、以下の通りである。
[1]3−ハロゲン化アニリンおよび少なくとも1種のその位置異性体を含有する3−ハロゲン化アニリン異性体混合物を、溶媒中に酸で処理し、3−ハロゲン化アニリンの酸塩を析出させることを特徴とする、3−ハロゲン化アニリンの製造方法。
[2]前記酸が、塩酸またはリン酸であることを特徴とする、[1]記載の製造方法。
[3]前記溶媒が、アルコール系溶媒であることを特徴とする、[1]または[2]記載の製造方法。
[4]前記3−ハロゲン化アニリンが、3−ヨードアニリンであることを特徴とする、[1]〜[3]のいずれか記載の製造方法。
[5]さらに、析出した酸塩を回収し、続いて回収した酸塩を塩基で処理し、3−ハロゲン化アニリンに変換させることを含む、[1]〜[4]のいずれか記載の製造方法。
[6](1)ニトロベンゼンをハロゲン化し、3−ハロゲン化ニトロベンゼンおよび少なくとも1種以上のその位置異性体を含有する3−ハロゲン化ニトロベンゼン異性体混合物を得る工程;
(2)前記ハロゲン化ニトロベンゼン異性体混合物を還元し、3−ハロゲン化アニリンおよび少なくとも1種以上のその位置異性体を含有する3−ハロゲン化アニリン異性体混合物を得る工程;
(3)前記ハロゲン化アニリン異性体混合物を、溶媒中に酸で処理し、3−ハロゲン化アニリンの酸塩を析出させる工程;
(4)析出した酸塩を回収する工程;および
(5)回収した酸塩を塩基で処理し、3−ハロゲン化アニリンに変換させる工程
を含むことを特徴とする、3−ハロゲン化アニリンの製造方法。
本発明の製造方法により、医薬品や電子材料の原料等、種々の機能性化学品の原料として有用な3−ハロゲン化アニリンを工業的に利用可能な方法で、効率よくかつ高純度で得ることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明の方法において用いることのできる粗製3−ハロゲン化アニリンは、2−ハロゲン化アニリンや4−ハロゲン化アニリンなどの位置異性体を1種以上含有するものである(以下、「3−ハロゲン化アニリン異性体混合物」という)。3−ハロゲン化アニリン異性体混合物の製造方法は、特に限定されないが、公知の方法にて調製することができる。例えば、Bull. Chem. Soc. Jpn., 2000, 951またはJ. Org. Chem., 1981, 46, 2169に従って、ニトロベンゼンを直接ハロゲン化し、粗製3−ハロゲン化ニトロベンゼンを調製する。粗製3−ハロゲン化ニトロベンゼンは、2−ハロゲン化ニトロベンゼンや4−ハロゲン化ニトロベンゼンなどの位置異性体を1種以上含有する(以下、「3−ハロゲン化ニトロベンゼン異性体混合物」という)。次いで、Tetrahedron Lett., 1985, 26(50), 6233に従って、ヒドラジン/グラファイトを用いて3−ハロゲン化ニトロベンゼン異性体混合物のニトロ基を還元することにより3−ハロゲン化アニリン異性体混合物を調製することができる。このようにして得られた3−ハロゲン化アニリン異性体混合物には、例えば高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いた分析によれば、2−ハロゲン化アニリンが0.1〜1%(面積百分率)、4−ハロゲン化アニリンが1〜3%(面積百分率)程度含まれる。
なお、本発明において「ハロゲン」は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を意味する。特に、ヨウ素が好ましい。すなわち本発明の製造方法は、3−ヨードアニリン異性体混合物から3−ヨードアニリンを高純度で得るのに好適である。
本発明の方法は、3−ハロゲン化アニリン異性体混合物を溶媒中に酸で処理し、3−ハロゲン化アニリンを酸塩の形で析出させるものである。用いることのできる溶媒としては、特に限定されないが、水と混和性のあるものが好ましい。具体的には、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、n−プロピルアルコール、イソブタノール、n−ブチルアルコール、sec−ブタノール、t−ブタノール、エチレングリコールなどのアルコール系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶媒;アセトニトリルなどのニトリル系溶媒が使用でき、これらの溶媒のうち2種類以上を混合して用いてもよい。操作性やコストを考慮すると、安価で水との混合に優れたアルコール系溶媒を用いることが好ましく、炭素数1〜4のアルコール系溶媒を用いることがより好ましく、イソプロピルアルコールを用いることが更に好ましい。溶媒の使用量は、特に制限はないが、3−ハロゲン化アニリン異性体混合物に対して0.5〜10重量倍が好ましい。
本発明の方法では、ニトロ基の還元後に得られる3−ハロゲン化アニリン異性体混合物を含む反応液から、還元試薬などをろ別した溶液をそのまま用いてもよい。そのような場合、溶媒は、ニトロ基の還元反応に適した溶媒であるのが好ましい。当業者は、用いるニトロ基の還元反応の種類に応じて、そのような溶媒を適宜選択することができる。典型的には、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、n−プロピルアルコール、イソブタノール、n−ブチルアルコール、sec−ブタノール、t−ブタノール、エチレングリコールなどのアルコール系溶媒を用いることができる。
本発明の方法において、用いることのできる酸としては、特に限定されないが、具体的には、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、リン酸などの無機酸;p−トルエンスルホン酸、シュウ酸などの有機酸が使用でき、これらの酸のうち2種類以上を混合してもよい。コストおよび入手の容易さから無機酸を用いることが好ましく、酸塩としての結晶性の観点から塩酸、リン酸を用いることが更に好ましい。酸の使用量は、特に制限はないが、3−ハロゲン化アニリン異性体混合物1モルに対して1.0〜3.0モルが好ましく、特に1.0〜2.0モルが好ましい。なお、ニトロ基の還元後に得られる反応液のろ液をそのまま用いる場合の酸の使用量は、還元反応に使用し、かつろ液中に残存しうる酸性または塩基性試薬、あるいはそれらに由来する酸性または塩基性物質の量に応じて、適宜増減すればよい。
本発明の方法は、0℃から100℃の範囲から適宜選ばれた温度で行うことができ、10℃から50℃の範囲が好ましく、20℃から30℃の範囲(例えば、室温)が更に好ましい。
反応終了後、得られた反応液を0℃から5℃まで冷却すると、3−ハロゲン化アニリンの酸塩のみが析出し、これをろ別することで3−ハロゲン化アニリン酸塩を得ることができる。
得られた3−ハロゲン化アニリン酸塩は、例えば、アルカリ金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム)水溶液のような塩基による処理などの一般的な方法を用いることによって高純度の3−ハロゲン化アニリンに変換することができる。
以下に本発明の具体的な実施様態を明らかにするために実施例を示すが、本発明はここに示す実施例のみに限定されるわけではない。
実施例および合成例で得られた反応溶液中の各異性体の純度は、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて測定し、面積百分率により算出した。測定条件は以下の通りである。
試料調製 :試料1.0mgをアセトニトリル2.0mLに溶解
検出器 :SPD−20A(株式会社島津製作所製)
オーブン :CTO−20A(株式会社島津製作所製)
ポンプ :LC−20AD(株式会社島津製作所製)
カラム :ODS−80TM(東ソー株式会社製)
溶離液 :アセトニトリル/水/リン酸/トリエチルアミン=500/500/0.1/0.1
カラム温度 :25℃
流速 :1.0mL/min
波長 :240nm
合成例1(3−ヨードニトロベンゼン異性体混合物の合成)
3−ヨードニトロベンゼン異性体混合物は非特許文献2を参考に以下のように合成した。
撹拌装置、温度計、還流冷却器および滴下漏斗を備えた2000mLのガラス製フラスコに、過ヨウ素酸ナトリウム 154g(0.72mmol)、ヨウ素 122g(0.48mol)、酢酸 1L、および無水酢酸 0.5Lを加え、5℃〜10℃に冷却した。濃硫酸 2.94g(30mmol)を5〜10℃でゆっくり滴下した。ニトロベンゼン 170g(1.4mol)を滴下し、室温下で3〜8時間撹拌した。反応終了後、冷却した亜硫酸ナトリウム水溶液に反応液を注入し、クエンチした。クロロホルム 1Lで3回抽出し、得られた有機層に硫酸マグネシウムを加え、乾燥し、ろ過した。減圧濃縮にて溶媒を留去し、得られたオイル状物質を単蒸留で精製し、3−ヨードニトロベンゼン異性体混合物 300g(収率86%)を得た。
HPLC純度(面積百分率):98.6%(4−ヨード体、2−ヨード体込の純度)
合成例2(3−ヨードアニリン異性体混合物の合成)
3−ヨードアニリン異性体混合物は非特許文献4、非特許文献5を参考に以下のように合成した。
撹拌装置、温度計、還流冷却器および滴下漏斗を備えた500mLのガラス製フラスコに、合成例1で得られた3−ヨードニトロベンゼン異性体混合物 100g(0.40mol)、イソプロピルアルコール 100mL、およびグラファイト 25.0gを混合し、85℃に昇温した後、80%ヒドラジン 48.5g(1.20mol)を1時間かけて加え、17時間反応させた。その後、冷却し、ろ過によってグラファイトを取り除き、3−ヨードアニリン異性体混合物/イソプロピルアルコール溶液189gを得た(3−ヨードアニリン含量39.0wt%、HPLC純度(面積百分率):3−ヨード体 94.1%、4−ヨード体 2.4%、2−ヨード体 0.4%)。
実施例1
撹拌装置、温度計、還流冷却器および滴下漏斗を備えた500mLのガラス製フラスコに、合成例2で得られた3−ヨードアニリン異性体混合物/イソプロピルアルコール溶液189gを加え、室温で撹拌しながら35%塩酸 150g(1.45mol)を10分かけて滴下した。滴下終了後、0〜5℃まで冷却し、析出した固体をろ過することで、3−ヨードアニリン塩酸塩の白色結晶87.0gを得た(HPLC純度(面積百分率):3−ヨード体 99.5%、4−ヨード体 0.19%、2−ヨード体 0.01%)。
撹拌装置、温度計、還流冷却器および滴下漏斗を備えた500mLのガラス製フラスコに、水150gおよび得られた3−ヨードアニリン塩酸塩87.0gを加え、室温で撹拌しながら25%水酸化ナトリウム水溶液75gを滴下した。滴下終了後、塩化メチレン150gを加え、分液した。得られた3−ヨードアニリン含有の有機層を水150gで2回水洗し、溶媒を留去することで3−ヨードアニリン62.0gを得た(精製工程の回収率84.1%)。
実施例2
35%塩酸 150g(1.45mol)を、47%臭化水素酸 254g(1.48mol)に変更した以外は、実施例1と同様の操作を行い、3−ヨードアニリン臭化水素酸塩の白色結晶70gを得た(HPLC純度(面積百分率):3−ヨード体 96.9%、4−ヨード体 0.18%、2−ヨード体 0.04%)。
実施例3
35%塩酸 150g(1.45mol)を、リン酸 142g(1.45mol)に変更した以外は、実施例1と同様の操作を行い、3−ヨードアニリンリン酸二水素塩の白色結晶219gを得た(HPLC純度(面積百分率):3−ヨード体 99.4%、4−ヨード体 0.20%、2−ヨード体 検出限界以下)。
実施例4
撹拌装置、温度計、還流冷却器および滴下漏斗を備えた500mLのガラス製フラスコに合成例1および合成例2と同様のヨウ素化・還元工程を経た3−ヨードアニリン異性体混合物/イソプロピルアルコール溶液210g(3−ヨードアニリン含量 35.2wt%、HPLC純度(面積百分率):3−ヨード体 94.7%、4−ヨード体 2.7%、2−ヨード体 0.5%)およびアセトン 62gを加え、室温で撹拌しながら35%塩酸 151g(1.45mol)を10分かけて滴下した。滴下終了後、0〜5℃まで冷却し、析出した固体をろ過することで、3−ヨードアニリン塩酸塩の白色結晶71.7gを得た(HPLC純度(面積百分率):3−ヨード体 99.7%、4−ヨード体 0.10%、2−ヨード体 0.01%)。
撹拌装置、温度計、還流冷却器および滴下漏斗を備えた500mLのガラス製フラスコに、水150gおよび得られた3−ヨードアニリン塩酸塩71.7gを加え、室温で撹拌しながら25%水酸化ナトリウム水溶液75gを滴下した。滴下終了後、塩化メチレン150gを加え、分液した。得られた3−ヨードアニリン含有の有機層を水150gで2回水洗し、溶媒を留去することで3−ヨードアニリン61.0gを得た(精製工程の回収率82.0%)。
本発明の製造方法によれば、容易な操作により、位置異性体である2−ハロゲン化アニリンや4−ハロゲン化アニリンを含んだ3−ハロゲン化アニリンから、位置異性体を除去できる。したがって、位置異性体の副生を回避するために高価な出発原料を使用することなく、安価な出発原料から慣用の方法により得られる異性体を含んだ粗製3−ハロゲン化アニリンから、効率よくかつ高純度で3−ハロゲン化アニリンを得ることができるため、工業的にも利用可能であると期待される。

Claims (5)

  1. 3−ハロゲン化アニリンおよび少なくとも1種のその位置異性体を含有する3−ハロゲン化アニリン異性体混合物を、溶媒中に塩酸またはリン酸で処理し、3−ハロゲン化アニリンの酸塩を析出させることを特徴とする、3−ハロゲン化アニリンの製造方法。
  2. 前記溶媒が、アルコール系溶媒であることを特徴とする、請求項1記載の製造方法。
  3. 前記3−ハロゲン化アニリンが、3−ヨードアニリンであることを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項記載の製造方法。
  4. さらに、析出した酸塩を回収し、続いて回収した酸塩を塩基で処理し、3−ハロゲン化アニリンに変換させることを含む、請求項1〜のいずれか一項記載の製造方法。
  5. (1)ニトロベンゼンをハロゲン化し、3−ハロゲン化ニトロベンゼンおよび少なくとも1種以上のその位置異性体を含有する3−ハロゲン化ニトロベンゼン異性体混合物を得る工程;
    (2)前記ハロゲン化ニトロベンゼン異性体混合物を還元し、3−ハロゲン化アニリンおよび少なくとも1種以上のその位置異性体を含有する3−ハロゲン化アニリン異性体混合物を得る工程;
    (3)前記3−ハロゲン化アニリン異性体混合物を、溶媒中に塩酸またはリン酸で処理し、3−ハロゲン化アニリンの酸塩を析出させる工程;
    (4)析出した酸塩を回収する工程;および
    (5)回収した酸塩を塩基で処理し、3−ハロゲン化アニリン変換させる工程
    を含むことを特徴とする、3−ハロゲン化アニリンの製造方法。
JP2012202299A 2012-09-14 2012-09-14 3−ハロゲン化アニリンの製造方法 Active JP5940418B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012202299A JP5940418B2 (ja) 2012-09-14 2012-09-14 3−ハロゲン化アニリンの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012202299A JP5940418B2 (ja) 2012-09-14 2012-09-14 3−ハロゲン化アニリンの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014055123A JP2014055123A (ja) 2014-03-27
JP5940418B2 true JP5940418B2 (ja) 2016-06-29

Family

ID=50612788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012202299A Active JP5940418B2 (ja) 2012-09-14 2012-09-14 3−ハロゲン化アニリンの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5940418B2 (ja)

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB328210A (en) * 1929-01-18 1930-04-22 Ig Farbenindustrie Ag Process for the manufacture of aromatic amines from mixtures thereof
JPS602299B2 (ja) * 1975-12-26 1985-01-21 丸善石油株式会社 2,3―キシリジンの精製法
DE2758111A1 (de) * 1977-12-24 1979-07-05 Basf Ag Verfahren zur herstellung von halogenanilinen
JPS5581818A (en) * 1978-12-15 1980-06-20 Asahi Glass Co Ltd Method of fluorination
FR2547811B1 (fr) * 1983-06-23 1985-10-31 Rhone Poulenc Spec Chim Procede de chloration de derives aromatiques
JPS615058A (ja) * 1984-06-19 1986-01-10 Nippon Kayaku Co Ltd 2,3−ジクロルアニリンの分離法
IL123990A (en) * 1998-04-07 2002-03-10 Bromine Compounds Ltd Process for the preparation of 3-bromoanizole from nitrobenzene
GB0026011D0 (en) * 2000-10-24 2000-12-13 Air Prod & Chem Ring fluorination of non-activated aromatic compounds
JP4332702B2 (ja) * 2003-02-10 2009-09-16 三菱瓦斯化学株式会社 ヨウ素化合物の製造方法
JP2005263665A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Mitsui Chemicals Inc ハロゲン化芳香族アミンの製造法
JP2008266149A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Tokyo Gas Chemicals Co Ltd 13c標識ベンゼンの製造方法及び13c標識ベンゼン誘導体
CN101333153B (zh) * 2008-06-30 2013-04-17 寿光富康制药有限公司 间溴苯甲醚的制备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014055123A (ja) 2014-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4611984B2 (ja) ポリハロゲン化ジアマンタン類及びその誘導体の製造方法
JP5752256B2 (ja) 2−メトキシメチル−1,4−ベンゼンジアミンの製造方法
KR102264639B1 (ko) (r)-1,1,3-트리메틸-4-아미노인단의 제조 방법
EP2462098B1 (en) Process for the preparation of derivatives of 1-(2-halobiphenyl-4-yl)-cyclopropanecarboxylic acid
CN105949147B (zh) 一种绿色合成2-巯基苯并噻唑类衍生物的方法
EP2940002B1 (en) Halogenated aniline and method for producing same
CN111116416B (zh) 一种β-氨基丙烯腈类化合物的制备方法
KR102436959B1 (ko) 1-(3,5-디클로로페닐)-2,2,2-트리플루오로에타논 및 그의 유도체의 제조 방법
JP5940418B2 (ja) 3−ハロゲン化アニリンの製造方法
JP6257340B2 (ja) 9,9’−スピロビフルオレン類の製造方法
KR101182615B1 (ko) 광학 활성 2,2'-비페놀 유도체 및 그 제조 방법
JP6389513B2 (ja) 3−クロロ−4−メトキシベンジルアミン塩酸塩含有組成物およびその製造方法
JP6917612B2 (ja) ペリレンテトラカルボン酸二無水物の臭素一置換体の製造方法及び精製方法。
KR102420944B1 (ko) 3-메틸-2-티오펜카르복실산의 제조 방법
JP7141304B2 (ja) 2,6-ナフタレンジカルボン酸ジアリルの製造方法
JP2015174853A (ja) 2−(4−メチル−2−フェニルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−メタノールの製造方法
JP2014122182A (ja) 3−ハロゲン化アニリンの製造方法
JP5704182B2 (ja) 光学活性テトラヒドロフラン−2−カルボン酸の製造方法
JP4587139B2 (ja) アミノアルコキシカルボスチリル誘導体の製造方法。
JP2021195320A (ja) 5−ブロモ−2−ハロゲン化安息香酸の製造方法
WO2023080193A1 (ja) インドール化合物の製造方法
KR20240035518A (ko) 방향족 디할로겐 화합물의 제조 방법
JP2010184904A (ja) 酢酸化合物の製造方法
JP2003171332A (ja) ビスベンジル化合物の製造方法
CN104815692A (zh) 一种铜催化剂及其组合物与用途

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150316

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150716

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5940418

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250