JP5931482B2 - 毛髪変形処理用消臭剤 - Google Patents

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本発明は、消臭効果に優れた毛髪変形処理用消臭剤に関する。より詳しくは、消臭成分としてバラ抽出物を含有する毛髪変形処理用消臭剤に関する。
毛髪変形のための施術は、毛髪を変形可能な状態とするために、まず毛髪内部のシスチン結合を切断することからはじまる。そのため、毛髪に対して最初に塗布する第1剤に還元剤を含有させることによりシスチン結合の切断が進行する、毛髪変形用処理剤が用いられる。
上記のような還元剤としては、従来よりチオグリコール酸およびシステインなどが多く用いられてきたが、これらは毛髪変形のための施術中および施術後において、毛髪に独特の臭気が付着しやすく、被施術者に不快感を与えていた。
このような臭気を低減するため、従来より毛髪変形用処理剤自体に香料を配合することにより臭気をマスキングする方法が多く採用されていたが、植物油脂などを配合したパーマネント処理剤(特許文献1)、または紅茶抽出分を配合したパーマネントウェーブ処理剤(特許文献2)なども提案されている。しかしながら、いずれの剤を用いても、毛髪変形のための施術中に毛髪に付着する独特の臭気、あるいは施術後の毛髪に残存する臭気を充分に低減し得るものではなかった。
一方、金属イオンを配合した消臭処理剤により、システアミン等を含有するパーマネントウェーブ用剤で処理された毛髪の不快臭を低減することが提案されている(特許文献3)。しかしながら、このような硫酸銅、酸化銅、または酸化亜鉛などから導出される金属イオンは、消臭効果に優れた特性を有するものの、還元剤と反応して還元力を低下させるおそれがあるため、還元剤を含有した第1剤を用いる直前直後においての使用は制限され、消臭効果を充分に果たし得るものではなかった。
ところで、近年、環境への配慮および安全性の向上といった観点から、天然物由来の成分を用いた消臭剤が注目されつつあり、甘蔗由来の蒸留物を有効成分とする消臭剤を毛髪変形処理用消臭剤に配合することが提案されている(特許文献4)。しかしながら、上記消臭剤には、サトウキビ特有の臭気が残るという問題があるとともに、消臭効果のさらなる改善が望まれていた。
特許3916198号 特許3926058号 特開2003−261425号公報 特開2009−67712号公報
本発明は、毛髪変形のための施術中に生じる不快臭を緩和させるとともに、施術後の不快残臭をも低減させることのできる毛髪変形処理用消臭剤を提供することを課題としている。
本発明者らは、バラ抽出物を用いることにより、上記課題を解決することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の毛髪変形処理用消臭剤は、毛髪変形処理において毛髪変形用処理剤とともに用いられる毛髪変形処理用消臭剤であって、バラ抽出物を含有することを特徴としている。
前記バラ抽出物が、前記毛髪変形処理用消臭剤100重量%中、0.005〜0.1重量%の量で含有されていることが好ましい。
本発明の毛髪変形処理用消臭剤は、さらにサトウキビ抽出物を含有することが好ましく、サトウキビ抽出物は、前記毛髪変形処理用消臭剤100重量%中、0.0001〜0.001重量%の量で含有されていることが好ましい。
前記毛髪変形用処理剤が、チオグリコール酸、システイン、システアミン、ならびにこれらの誘導体および塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の還元剤を含んでなるものであることが好ましく、システアミン、ならびにこれらの誘導体および塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の還元剤を含んでなるものであることがより好ましい。
本発明の毛髪変形処理用消臭剤は、さらにpH調整剤を含有することが好ましい。
また、前記pH調整剤は、前記毛髪変形処理用消臭剤100重量%中、0.01〜5.0重量%の量で含有されていることが好ましい。
また、前記pH調整剤は、クエン酸、燐酸、水酸化ナトリウム、クエン酸ナトリウム、アルギニン、および乳酸からなる群より選ばれる少なくとも1種であるのが好ましい。
さらに、前記毛髪変形処理用消臭剤のpHが、4.0〜10.0であるのが好ましい。
本発明の毛髪変形処理用消臭剤によれば、バラ抽出物と還元剤との相互作用により、毛髪変形処理中に生じやすい不快臭を効果的に抑制することができるだけでなく、毛髪変形処理後の毛髪に残存しやすい不快臭をも有効に低減することができる。
以下、本発明について具体的に説明する。
なお、本明細書において、「毛髪変形処理」とは、パーマネントウェーブ形成処理、パーマネントウェーブ形成処理によるウェーブのばし処理、縮毛矯正処理、化粧品によるカーリング形成処理をも含めた処理を意味する。また、本発明に併用される毛髪変形用処理剤は、常温または加温条件下のどちらでも使用できる。
[毛髪変形処理用消臭剤]
本発明の毛髪変形処理用消臭剤は、毛髪変形処理において、毛髪変形用処理剤とともに用いられる消臭剤であり、バラ抽出物を含有している。
バラ抽出物は、バラの花弁の溶媒抽出液である。上記抽出物は、所望により添加成分を加えられ、上市されている。このような市販品としては、たとえば、ローズクリーン(大洋香料株式会社製、ガリカバラエキス10重量%、デキストリン45重量%、シクロデキストリン45重量%)などが挙げられる。
上記バラ抽出物は、下記式(1)および(2)で表わされる加水分解型ポリマーポリフェノールを含む。
Figure 0005931482
Figure 0005931482
上記式(1)および(2)で表わされる化合物は、エラグタンニン構造を有することを特徴とし、加水分解されると、没食子酸、エラグ酸および糖類等の単位となる。
なお、一般的なポリフェノールとして、茶に含まれるカテキンが知られている。カテキン類は、下記式(3)で表わされる構造を基本骨格とし、モノマーポリフェノールである。
Figure 0005931482
式(3)中、R1は、水素原子またはヒドロキシル基、R2は、水素原子またはガロイル基である。
ここで、モノマーポリフェノールとは、ポリフェノールの基本的な単位である化合物をいい、ポリマーポリフェノールとは、モノマーポリフェノールが複数結合した化合物をいう。
したがって、上記バラ抽出物に含まれるポリフェノールは、種類も骨格も、カテキン類とは異なるものである。
毛髪変形用処理剤を毛髪に塗布して施術した際、該処理剤が揮発することに起因して不快臭が発生するものと考えられている。本発明に用いられるバラ抽出物に含まれる上記式(1)および(2)で表わされる加水分解型ポリマーポリフェノールは、そのヒドロキシル基と還元剤のメルカプト基との相互作用により、毛髪に付着した毛髪変形用処理剤に含まれる還元剤の不快臭を低減するものと推定される。また、バラ抽出物が毛髪変形処理後の毛髪に付着することにより、処理後の毛髪に残存する不快臭をも低減する効果を奏するものと推定される。したがって、本発明の毛髪変形処理用消臭剤によれば、毛髪変形処理中に生じる不快臭だけでなく、処理後の毛髪に残存する不快臭をも低減することが可能となる。
このため、本発明の毛髪変形処理用消臭剤は、毛髪変形用処理剤を毛髪に塗布する前に用いれば、毛髪変形用処理剤に起因する臭気を根底から排除することができ、毛髪変形用処理剤を毛髪に塗布した後に用いれば、依然として毛髪に残存する臭気を効果的に排除することができる。
本発明の毛髪変形処理用消臭剤には、毛髪変形処理用消臭剤100重量%中、上記バラ抽出物が、バラ抽出物を純分として換算した量で、好ましくは0.005〜0.1重量%、より好ましくは0.03〜0.1重量%、さらに好ましくは0.05〜0.1重量%の量で含有されているのが望ましい。上記範囲の量であると、毛髪変形処理中の不快臭および処理後に残存する不快臭を有効に低減することができる。
また、本発明の毛髪変形処理用消臭剤には、pH調整剤が含有されていることが好ましい。pH調整剤は、毛髪変形用処理剤の作用を阻害することがなく、かつ毛髪または頭皮に損傷を与えることのないpH領域にコントロールするために配合される。
このようなpH調整剤としては、具体的には、たとえば、クエン酸、燐酸、水酸化ナトリウム、クエン酸ナトリウム、アルギニン、乳酸、有機酸、ホウ酸、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、ホウ砂、リン酸水素カリウム、トリエタノールアミン、モノエタノールアミンなどが挙げられる。なかでもクエン酸、燐酸、水酸化ナトリウム、クエン酸ナトリウム、アルギニン、および乳酸からなる群より選ばれる少なくとも1種であるのが好ましい。
本発明の毛髪変形処理用消臭剤には、毛髪変形処理用消臭剤100重量%中、上記pH調整剤が、0.01〜5.0重量%の量で含有されているのが望ましい。上記範囲の量であると、毛髪変形処理中の不快臭および処理後に残存する不快臭を有効に低減することができるとともに、適度なpH値を付与することができる。したがって、本発明の毛髪変形処理用消臭剤を用いても、毛髪変形用処理剤の作用を阻害することがなく促進させることができるpH領域とすることが可能であり、また毛髪および頭皮のダメージをも抑制することが可能となる。
このような本発明の毛髪変形処理用消臭剤の好適なpHは、該毛髪変形処理用消臭剤を、併用する毛髪変形用処理剤を毛髪に塗布する前処理段階に用いるか、中間水洗時に用いるか、または毛髪変形用処理剤をすべて洗い流した後段階に仕上げとして用いるかにより変動し得るが、通常4.0〜10.0である。
その他、本発明の毛髪変形処理用消臭剤には、本発明の目的を損なわない限り、必要に応じて、上述した成分以外のその他の成分を配合してもよい。
その他の成分としては、たとえば、添加剤、および溶剤が挙げられる。
また、本発明の毛髪変形処理用消臭剤には、他の消臭成分を含有していてもよい。たとえばサトウキビ抽出物をさらに含有することができる。サトウキビ抽出物を併用することにより、バラ抽出物単独で用いるよりも優れた消臭効果を得ることができる。サトウキビ抽出物は、毛髪変形処理用消臭剤100重量%中、0.0001〜0.001重量%の量で含有されていることが好ましい。
添加剤としては、コラーゲンやケラチンなどの加水分解物およびその誘導体などの毛髪保護剤;
炭酸アルキレン、パラフィン、流動パラフィン、ミツロウ、スクワラン、ホホバ油、オリーブ油、エステル油、トリグリセリド、ワセリン、ラノリンなどの油剤;
グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、ソルビトールなどの保湿剤;
カチオン性、アニオン性、両性、非イオン性の界面活性剤;
ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アミノ変性シリコンオイルなどのシリコン誘導体;
エデト酸四ナトリウム四水塩、ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム塩およびこれらの金属塩などのキレート剤;
増粘剤、糖類、油剤、エキス、ポリマー、アミノ酸、アルコールおよび香料などが挙げられる。
溶剤としては、水が挙げられる。水は、上述した各成分の溶解性および分散性を向上させる働きを有する。水としては、具体的には、イオン交換水、蒸留水などの精製水が挙げられる。
その他、必要に応じて防腐剤、保湿剤、香料、着色剤なども配合することができる。
[毛髪変形用処理剤]
本発明の毛髪変形処理用消臭剤は、毛髪変形処理に用いられる剤であり、毛髪変形用処理剤と併用して用いられる。毛髪変形用処理剤は、還元剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤を含んでなる。通常、これら第1剤および第2剤を用いた毛髪変形処理、いわゆる2浴式毛髪変形処理が施されるが、本発明において併用する毛髪変形用処理剤はこれらの剤のほか、種々の補助剤を含んでなるものであってもよい。
上記毛髪変形用処理剤第1剤に含まれる還元剤としては、具体的には、チオグリコール酸およびその誘導体、チオグリコール酸アンモニウム、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリコール酸モノエタノールアミン等のチオグリコール酸塩、システインならびにその誘導体および塩、N−アセチル−L−システイン、ホモシステイン、チオ乳酸、チオリンゴ酸等のメルカプトカルボン酸、チオグリセロールなどのメルカプトアルコール類、グリセロールモノチオグリコレート、グリセロールモノチオラクテートなどのメルカプトカルボン酸エステル類、システアミンならびにその誘導体および塩やシステインアミドなどのメルカプト化合物、亜硫酸、亜硫酸アンモニウム、亜硫酸ナトリウム等の亜硫酸塩、亜硫酸水素アンモニウム、亜硫酸水素ナトリウム等の亜硫酸水素塩、ブチロラクトンチオールが挙げられる。
このような還元剤は、イオウ臭、アンモニア臭、または焦げくさい臭い等に類似した臭気を発生する原因となり、被施術者に不快感を与える。この臭気は、還元剤を含有する第1剤を毛髪に塗布した際、該還元剤が揮発する際に発生するものと考えられるが、上記バラ抽出物を含有した本発明の毛髪変形処理用消臭剤を、第1剤を塗布する前に用いれば、こうした臭気の原因を根底から排除することが可能となる。また、バラ抽出物は、消臭有効成分として多く用いられている金属イオンのように還元剤と一切反応せず、還元剤自体の働きを阻害することがない。このため、本発明の毛髪変形処理用消臭剤を用いた後に毛髪変形処理を施しても、毛髪変形処理効果を充分に保持することができる。
さらに本発明の毛髪変形処理用消臭剤は、含有するpH調整剤の作用により好適なpH値を有するため、上記還元剤を毛髪に浸透させる上で補助的な働きをも奏する。
上記還元剤のうち、汎用性の高いチオグリコール酸、システイン、システアミン、ならびにこれらの誘導体および塩は、以前から強い不快感を伴う臭気を発生することが問題視されていた。なかでもシステアミン、ならびにその誘導体および塩の臭気はより不快感が強い。こうした強い不快臭を伴う還元剤に対しても、上記バラ抽出物は有効に消臭効果を発揮することができる。
したがって、本発明において併用する毛髪変形用処理剤の第1剤に含有される還元剤としては、チオグリコール酸、システイン、システアミン、ならびにこれらの誘導体および塩からなる群より選ばれる少なくとも1種であるのが好ましく、該還元剤はシステアミン、ならびにその誘導体および塩であるのがより好ましい。
上記第1剤は、還元剤およびバラ抽出物のほか、通常の毛髪変形用処理剤第1剤としてのその他の成分が含有ることが好ましい。
その他の成分としては、たとえば、アルカリ剤、添加剤、および溶剤が挙げられる。
アルカリ剤は、毛髪を膨潤させて、上記還元剤の毛髪への浸透を促進させる機能を有する。アルカリ剤としては、具体的には、アンモニア、モノエタノールアミン、炭酸水素アンモニウムまたは炭酸水素ナトリウムなどの炭酸塩、アルギニンが挙げられる。
添加剤としては、塩酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、コハク酸、シュウ酸などの有機酸およびこれらのナトリウム塩、水酸化ナトリウムなどのpH調整剤;
コラーゲンやケラチンなどの加水分解物およびその誘導体などの毛髪保護剤;
炭酸アルキレン、パラフィン、流動パラフィン、ミツロウ、スクワラン、ホホバ油、オリーブ油、エステル油、トリグリセリド、ワセリン、ラノリンなどの油剤;
グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、ソルビトールなどの保湿剤;
カチオン性、アニオン性、両性、非イオン性の界面活性剤;
ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アミノ変性シリコンオイルなどのシリコン誘導体;
エデト酸四ナトリウム四水塩、ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム塩およびこれらの金属塩などのキレート剤;
増粘剤、糖類、油剤、エキス、ポリマー、アミノ酸、アルコールおよび香料などが挙げられる。
溶剤としては、通常、水が用いられ、イオン交換水、蒸留水、精製水などの精製工程を経たものが好ましい。
なお、本発明において併用する毛髪変形用処理剤の第2剤は酸化剤を含有する。酸化剤としては、通常毛髪変形用処理剤第2剤に用いられるものであれば特に制限はないが、具体的には、ブロム酸ナトリウム、過酸化水素、過ホウ酸塩、過炭酸塩などが挙げられる。
上記第2剤は、酸化剤およびバラ抽出物のほか、通常の毛髪変形用処理剤第2剤としてのその他の成分が含有されることが好ましい。
第2剤に含まれるその他の成分としては、たとえば、第1剤に用いられるその他の成分と同様、pH調整剤、毛髪保護剤、保湿剤および香料などの添加剤、ならびに溶剤が挙げられる。
本発明において併用する毛髪変形処理剤は、補助剤を含んでいてもよいが、補助剤の成分としては、上記第1剤および第2剤に用いられるその他の成分と同様である。
[毛髪変形処理用消臭剤の製造方法]
本発明の毛髪変形処理用消臭剤は、上述した成分を、公知の方法で適宜、攪拌、混合、過熱、冷却、溶解、分散(乳化)等することによって製造できる。なお、本発明の毛髪変形処理用消臭剤の剤型は特に制限されないが、たとえば、液状、ローション状、クリーム状、エアゾールなどの剤型が挙げられる。
[毛髪変形処理用消臭剤の使用方法]
本発明の毛髪変形処理用消臭剤は、毛髪変形用処理剤を用いる毛髪変形のための施術において、どの段階に用いても有効な消臭効果を発揮することができる。
具体的には、毛髪変形用処理剤を毛髪に塗布する前に前処理として本発明の毛髪変形処理用消臭剤を用いてもよい。また、毛髪変形用処理剤第1剤を毛髪に塗布して一定の処理を施し、該第1剤を水洗した後、水洗後の毛髪に用いてもよい(「中間処理」という)。さらに、毛髪変形用処理剤第2剤を毛髪に塗布して一定の処理を施した後、またはその後第2剤を水洗した後、仕上げ処理として用いてもよい(「後処理」という)。いずれの場合であっても、これら複数の段階で本発明の毛髪変形処理用消臭剤を用いると、より充分な消臭効果を得ることができる。
毛髪変形処理用消臭剤の上記使用方法における使用量は、特に制限はなく、使用量が多い程消臭効果が高い傾向がある。
また、第1剤中の還元剤濃度に対する本発明の毛髪変形処理用消臭剤中のバラ抽出物濃度の濃度比(バラ抽出物濃度/還元剤濃度)は、還元剤としてシステアミンならびにその誘導体および塩を用いたときは、純分の濃度の比で、0.005/5.8以上となるように用いることが好ましく、還元剤としてチオグリコール酸ならびにその誘導体および塩を用いたときは、純分の濃度の比で、0.005/7.0以上となるように用いることが好ましく、還元剤としてシステインならびにその誘導体および塩を用いたときは、純分の濃度の比で、0.005/9.20以上となるように用いることが好ましい。上記範囲の濃度の比であると、毛髪変形処理中の不快臭および処理後に残存する不快臭を有効に低減することができる。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例で使用したバラ抽出物含有液およびサトウキビ抽出物含有液は、以下のものを用いた。
バラ抽出物含有液:商品名ローズクリーン、大洋香料株式会社製、ガリカバラエキス10重量%、デキストリン45重量%、シクロデキストリン45重量%
サトウキビ抽出物含有液:商品名MSX−245、三井製糖株式会社製、サトウキビエキス0.02重量%、エタノール45.00重量%、水54.98重量%
なお、表中のシステアミン、チオグリコール酸アンモニウムおよびシステインの量は、純分の量である。
各実施例で得られた各毛髪変形処理用消臭剤を用いて、以下の評価方法および評価基準に従い官能評価を行った。
[毛髪変形処理]
以下に示すように、第1剤工程、第2剤工程の順に従って、毛髪変形処理を行った。
65℃のブリーチ用処理溶液(ブリーチ用処理溶液/アンモニア水(28%):1.7%、過酸化水素(35%):3.3%、水:95%)に長さ30cm(5.0g)の毛髪束を浸し、10分間放置した。
次いで、処理後の毛髪束を水洗した後、その毛髪束を直径2cmのロッドに巻いた。
《第1剤工程》
ロッドを巻いた毛髪束に毛髪変形用処理剤第1剤5mLを塗布し、アンモニア成分が揮発しないようラップなどで封鎖して、室温で15分間放置した。放置後の毛髪束を水洗し、タオルで水気を適度に除去した。
《第2剤工程》
水気を除去した毛髪束に毛髪変形用処理剤第2剤5mLを塗布し、そのまま7分間放置した。次いで、さらに第2剤5mLを毛髪束に塗布し、7分間放置した後、ロッドから毛髪束を外して水洗した。
これら毛髪変形処理に用いた毛髪変形用処理剤第1剤および第2剤の配合成分および配合割合を表1に示す。
Figure 0005931482
[評価方法1]
上記第1剤工程〜第2剤工程を行った後の毛髪束をタオルで軽く水分を取り除き、毛髪変形処理用消臭剤5mLを塗布してそのまま3分間放置し、水洗した後、以下の項目に従って評価を行った。
《第1剤放置中の不快臭》
毛髪に第1剤を塗布して室温で15分間の放置中、10分が経過した時点でラップを外し以下の基準に従って毛髪の不快残臭を確認した。
×:不快臭を強く感じる。
△:不快臭を感じる。
○:不快臭をほとんど感じない。
◎:不快臭をまったく感じない。
《タオルドライ後の不快残臭》
上記水洗後の毛髪束に付着した水分をタオルで軽く除き、以下の基準に従って毛髪の不快残臭を確認した。
×:不快臭を強く感じる。
△:不快臭を感じる。
○:不快臭をほとんど感じない。
◎:不快臭をまったく感じない。
《ドライ後の不快残臭》
タオルドライ後の不快残臭を評価した毛髪束をドライヤーで乾燥させ、以下の基準に従って乾燥後の毛髪の不快残臭を確認した。
×:不快臭を強く感じる。
△:不快臭を感じる。
○:不快臭をほとんど感じない。
◎:不快臭をまったく感じない。
《翌日の不快残臭》
ドライ後の不快残臭を評価した毛髪束を翌日まで放置し、放置後の毛髪束を水で湿らせ、以下の基準に従って再び毛髪の不快残臭を確認した。
×:不快臭を強く感じる。
△:不快臭を感じる。
○:不快臭をほとんど感じない。
◎:不快臭をまったく感じない。
《サトウキビ抽出物の香気》
上記ドライ後の不快残臭を評価した毛髪束を用い、サトウキビ抽出物の香気の有無を確認した。
×:香気があり、気になる。
△:香気が少し気になる。
◎:香気がない、または気にならない。
[実施例1〜5]
バラ抽出物含有液を配合し、その他の成分および配合割合は表2に従って毛髪変形処理用消臭剤を調整した。上記毛髪変形用処理剤第1剤の組成Aおよび第2剤を用いて毛髪変形処理を施した後、評価方法1に従って毛髪変形処理用消臭剤を用い、上述の評価基準に基づき評価を行った。結果を表2に示す。
[実施例6]
バラ抽出物含有液に加え、サトウキビ抽出物含有液を配合した以外は、実施例1と同様の成分を表2の配合割合として毛髪変形処理用消臭剤を調整した。上記毛髪変形用処理剤第1剤および第2剤を用いて毛髪変形処理を施した後、評価方法1に従って毛髪変形処理用消臭剤を用い、上述の評価基準に基づき評価を行った。結果を表2に示す。
[比較例1および2]
バラ抽出物含有液の代わりにサトウキビ抽出物含有液を配合した以外は、実施例1と同様の成分を、表2の配合割合として毛髪変形処理用消臭剤を調整し、実施例1と同様にして評価を行った。各成分の配合割合および評価結果を表2に示す。
Figure 0005931482
[実施例7〜11]
バラ抽出物含有液を配合し、その他の成分および配合割合は表3に従って毛髪変形処理用消臭剤を調整した。上記毛髪変形用処理剤第1剤の組成Bおよび第2剤を用いて毛髪変形処理を施した後、評価方法1に従って毛髪変形処理用消臭剤を用い、上述の評価基準に基づき評価を行った。結果を表3に示す。
[実施例12]
バラ抽出物含有液に加え、サトウキビ抽出物含有液を配合した以外は、実施例7と同様の成分を表3の配合割合として毛髪変形処理用消臭剤を調整し、実施例7と同様にして評価を行った。各成分の配合割合および評価結果を表3に示す。
[比較例3および4]
バラ抽出物含有液の代わりにサトウキビ抽出物含有液を配合した以外は、実施例7と同様の成分を、表3の配合割合として毛髪変形処理用消臭剤を調整し、実施例7と同様にして評価を行った。各成分の配合割合および評価結果を表3に示す。
Figure 0005931482
[実施例13〜17]
バラ抽出物含有液を配合し、その他の成分および配合割合は表4に従って毛髪変形処理用消臭剤を調整した。上記毛髪変形用処理剤第1剤の組成Cおよび第2剤を用いて毛髪変形処理を施した後、評価方法1に従って毛髪変形処理用消臭剤を用い、上述の評価基準に基づき評価を行った。結果を表4に示す。
[実施例18]
バラ抽出物含有液に加え、サトウキビ抽出物含有液を配合した以外は、実施例13と同様の成分を表4の配合割合として毛髪変形処理用消臭剤を調整し、実施例13と同様にして評価を行った。各成分の配合割合および評価結果を表4に示す。
[比較例5および6]
バラ抽出物含有液の代わりにサトウキビ抽出物含有液を配合した以外は、実施例13と同様の成分を表4の配合割合として毛髪変形処理用消臭剤を調整し、実施例13と同様にして評価を行った。各成分の配合割合および評価結果を表4に示す。
Figure 0005931482
[評価方法2]
以下に示すように、上記毛髪変形処理工程中において実施例6で得られた毛髪変形処理用消臭剤を用いた。なお、評価項目は第1剤放置中の不快臭、タオルドライ後の不快残臭、ドライ後の不快残臭、翌日の不快残臭、およびサトウキビ抽出物の香気とし、評価方法1の評価基準に基づき評価を行った。
《前処理における使用》
上記ブリーチ処理してロッドを巻いた毛髪束に、毛髪変形処理用消臭剤を5ml塗布し、そのまま3分間放置した。放置後、第1剤工程に移行した。
《中間処理における使用》
上記第1剤工程直後において、毛髪変形用処理剤第2剤を塗布する直前に毛髪変形処理用消臭剤を5ml塗布し、そのまま3分間放置した後、毛髪変形用処理剤第2剤を塗布し、上記第2剤工程に移行した。
《後処理における使用》
上記第2剤工程において、ロッドから毛髪束を外し、毛髪束を水洗してタオルで水気を除去した後、毛髪束に毛髪変形処理用消臭剤を5ml塗布し、そのまま3分間放置した。放置後毛髪束を水洗し、タオルで水気を適度に除去して毛髪変形処理工程を完了した。
[実施例19〜25]
第1剤として組成Aを用いた場合について、毛髪変形処理用消臭剤を使用する段階を表5に従って選択し、評価方法2に従って毛髪変形処理用消臭剤を用い、評価を行った。結果を表5に示す。なお、実施例21は、実施例6と同じ実施例である。
Figure 0005931482
[実施例26〜32]
第1剤として組成Bを用いた場合について、毛髪変形処理用消臭剤を使用する段階を表6に従って選択し、評価方法2に従って毛髪変形処理用消臭剤を用い、評価を行った。結果を表6に示す。なお、実施例28は、実施例12と同じ実施例である。
Figure 0005931482
[実施例33〜39]
第1剤として組成Cを用いた場合について、毛髪変形処理用消臭剤を使用する段階を表7に従って選択し、評価方法2に従って毛髪変形処理用消臭剤を用い、評価を行った。結果を表7に示す。なお、実施例35は、実施例18と同じ実施例である。
Figure 0005931482

Claims (11)

  1. 毛髪変形処理において、下記(a)〜(c)の段階の中で、少なくとも1つの段階に使用される毛髪変形処理用消臭剤であって、加水分解により没食子酸、エラグ酸および糖類を生じる加水分解型ポリマーポリフェノールを含むバラ抽出物を含有することを特徴とする毛髪変形処理用消臭剤。
    (a)毛髪変形用処理剤第1剤の塗布前
    (b)毛髪変形用処理剤第1剤の塗布後であって毛髪変形用処理剤第2剤の塗布前
    (c)毛髪変形用処理剤第2剤の塗布後
  2. 前記バラ抽出物が、前記毛髪変形処理用消臭剤100重量%中、0.005〜0.1重量%の量で含有されることを特徴とする請求項1に記載の毛髪変形処理用消臭剤。
  3. サトウキビ抽出物をさらに含有することを特徴とする請求項1または2に記載の毛髪変形処理用消臭剤。
  4. 前記サトウキビ抽出物が、前記毛髪変形処理用消臭剤100重量%中、0.0001〜0.001重量%の量で含有されることを特徴とする請求項3に記載の毛髪変形処理用消臭剤。
  5. 前記毛髪変形用処理剤が、チオグリコール酸、システイン、システアミン、ならびにこれらの誘導体および塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の還元剤を含んでなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の毛髪変形処理用消臭剤。
  6. 前記毛髪変形用処理剤が、システアミン、ならびにその誘導体および塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の還元剤を含んでなることを特徴とする請求項5に記載の毛髪変形処理用消臭剤。
  7. pH調整剤をさらに含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の毛髪変形処理用消臭剤。
  8. 前記pH調整剤が、前記毛髪変形処理用消臭剤100重量%中、0.01〜5.0重量%の量で含有されることを特徴とする請求項7に記載の毛髪変形処理用消臭剤。
  9. 前記pH調整剤が、クエン酸、燐酸、水酸化ナトリウム、クエン酸ナトリウム、アルギニン、および乳酸からなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項7または8に記載の毛髪変形処理用消臭剤。
  10. 前記毛髪変形処理用消臭剤のpHが、4.0〜10.0であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の毛髪変形処理用消臭剤。
  11. 前記加水分解型ポリマーポリフェノールが、下記式(1)および(2)で表される化合物であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の毛髪変形処理用消臭剤。
    Figure 0005931482
    Figure 0005931482
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