JP3703738B2 - 縮毛矯正方法 - Google Patents
縮毛矯正方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3703738B2 JP3703738B2 JP2001168078A JP2001168078A JP3703738B2 JP 3703738 B2 JP3703738 B2 JP 3703738B2 JP 2001168078 A JP2001168078 A JP 2001168078A JP 2001168078 A JP2001168078 A JP 2001168078A JP 3703738 B2 JP3703738 B2 JP 3703738B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- agent
- sodium salt
- compound
- acid sodium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/46—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing sulfur
- A61K8/466—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing sulfur containing sulfonic acid derivatives; Salts
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/46—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing sulfur
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/55—Phosphorus compounds
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q5/00—Preparations for care of the hair
- A61Q5/04—Preparations for permanent waving or straightening the hair
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K2800/00—Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
- A61K2800/20—Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of the composition as a whole
- A61K2800/24—Thermal properties
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K2800/00—Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
- A61K2800/40—Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
- A61K2800/52—Stabilizers
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K2800/00—Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
- A61K2800/80—Process related aspects concerning the preparation of the cosmetic composition or the storage or application thereof
- A61K2800/88—Two- or multipart kits
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、くせ毛や縮れ毛を矯正し、その矯正状態を維持し、あるいは回復する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
くせ毛や縮れ毛の多い頭髪を直毛化するための方法として、いくつかの縮毛矯正方法が行われている。その一つに、毛髪ケラチン還元性物質を含む第1剤をくせ毛に塗布して直線状に固定し、所定時間の後、第1剤を水ですすぎ流し、酸化剤を含む第2剤で処理することで縮毛を矯正する、ストレートパーマと呼ばれる方法がある。この方法は、簡便であるという利点はあるが、中程度以上のくせ毛に対する矯正効果が弱く、また経日的にくせが戻ってしまうという欠点がある。
【0003】
次に、毛髪ケラチン還元性物質を含む第1剤でくせ毛を処理した後に、140℃以上の高温フラットアイロンで頭髪を処理し、その後、酸化剤を含む第2剤で処理する方法がある。この方法は、強いくせ毛に対してさえ、非常に高い矯正効果と持続性を有するという長所を有するが、手間と時間がかかるために施術者と被施術者の双方にとって苦痛になると共に、熱により毛髪がダメージを受けかねないという欠点がある。また、施術に熟練を要し、施術が未熟な場合には毛量の少ない毛先に熱がかかり難いため、毛先にくせが残りやすいという問題や、専門家による施術を必要とし、費用がかかるという問題点もある。
【0004】
そして上記いずれの方法においても、矯正処理後の洗髪の繰り返しにより、縮毛状態がもどってくる。再矯正のためにはストレートパーマ処理を繰り返さなければならず、そのために髪が深刻なダメージを受けるという問題があった。
【0005】
更に、一部の黒色人種にみられるような極めて強い縮毛に対しては、水酸化ナトリウム、水酸化グアニジン等のアルカリ剤と、油剤、界面活性剤を含有するヘアリラクサーを用いて、強アルカリ条件下で処理して直毛化する方法が一般的に行われるが、頭髪の弾性を著しく低下させ、ブリーチやヘアカラーとの併用が困難であり、また眼や頭皮への刺激も強いという問題点もある。
【0006】
以上のような問題を解決する方法として、くせ毛矯正効果を有する特定の酸又はその塩を、毛髪に対する浸透促進効果を有する有機溶剤とともに使用することにより、毛髪を直毛化しようとする技術も提案されている(特開平8-92043号公報)。しかし、この方法も、矯正効果及びその持続効果が低いという問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来の問題を解決し、頭髪へのダメージが低く、簡便かつ効果の高い縮毛矯正方法を提供することを目的とする。すなわち、高い矯正効果を有しながら頭髪へのダメージが低い縮毛矯正方法であって、専門家による通常のストレートパーマ程度の施術操作の、あるいは家庭において自身による施術も可能な、簡便な縮毛矯正方法を提供することを目的とする。また、当該縮毛矯正方法の実施後、家庭での日常的なアフターケアによって、その矯正効果を持続する方法、更には当該縮毛矯正方法の実施後、一定期間以上を経過して縮毛状態が戻った頭髪の矯正状態を回復する方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、下記の酸化合物(A)を、従来の第1剤及び第2剤を用いる縮毛矯正方法の工程中にて酸性条件下で頭髪に作用させると、前記特開平8-92043号公報記載の方法による場合に比べ格段に優れた、極めて高い縮毛矯正効果が得られ、また、アイロン等を用いて熱処理する場合にもその矯正効果を更に向上させることができることを見出した。
【0009】
更に本発明者らは、上記縮毛矯正後の頭髪に、酸性条件下で化合物(A)を適用することにより、矯正状態が維持されること、また上記縮毛矯正後、洗髪の繰り返しにより縮毛状態に戻った頭髪に、酸性条件下で化合物(A)を適用することにより、矯正状態を回復できることを見出した。
【0010】
すなわち本発明は、次の化合物(A)
化合物(A): オクタンスルホン酸ナトリウム塩、 2- ナフタレンスルホン酸ナトリウム塩、ヘキサンスルホン酸ナトリウム塩、ヘプタンスルホン酸ナトリウム塩、ノナンスルホン酸ナトリウム塩、デカンスルホン酸ナトリウム塩、オクチル硫酸ナトリウム塩、 2- エチルヘキシル硫酸ナトリウム塩、デシル硫酸ナトリウム塩、 m- キシレンスルホン酸ナトリウム塩、 p- トルエンスルホン酸ナトリウム塩、 p- スチレンスルホン酸ナトリウム塩及び 1- ナフタレンスルホン酸ナトリウム塩から選ばれる化合物を配合した第1剤、並びに少なくとも一方に化合物(A)を配合した中間処理剤及び第2剤を使用する縮毛矯正方法であって、次の1)〜6)
1)還元性物質を含む第1剤を頭髪に塗布し、
2)必要時間の後、第1剤を水で洗い流さずに、
3)酸性の中間処理剤にて、頭髪付着液のpHを5以下にし、
4)その後、必要に応じて頭髪付着液を水で洗い流し、
5)酸化性物質を含む第2剤を頭髪に塗布し、
6)必要時間の後に、第2剤を洗い流す
の手順に従って毛髪の処理を行う縮毛矯正方法を提供するものである。
【0011】
また本発明は、上記方法による縮毛矯正後、縮毛状態に戻った頭髪を、酸化還元工程を伴うことなく、化合物(A)を含有するpH5以下の酸性水溶液で処理する、縮毛矯正状態の回復方法を提供するものである。
【0012】
更に本発明は、上記方法による縮毛矯正後の頭髪を、縮毛状態に戻る前に、酸化還元工程を伴うことなく、化合物(A)を含有するpH5以下の酸性水溶液で処理する、縮毛矯正状態の維持方法を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
〔化合物(A)〕
本発明で使用する化合物(A)は、オクタンスルホン酸ナトリウム塩、 2- ナフタレンスルホン酸ナトリウム塩、ヘキサンスルホン酸ナトリウム塩、ヘプタンスルホン酸ナトリウム塩、ノナンスルホン酸ナトリウム塩、デカンスルホン酸ナトリウム塩、オクチル硫酸ナトリウム塩、 2- エチルヘキシル硫酸ナトリウム塩、デシル硫酸ナトリウム塩、 m- キシレンスルホン酸ナトリウム塩、 p- トルエンスルホン酸ナトリウム塩、 p- スチレンスルホン酸ナトリウム塩及び 1- ナフタレンスルホン酸ナトリウム塩から選ばれる。化合物(A)は、2種以上を併用することもできる。
【0024】
化合物(A)は、頭髪を、毛髪ケラチン還元性物質を含有する第1剤により還元処理した後、酸化性物質を含有する第2剤により、又は水ですすぐことにより酸化処理する縮毛矯正工程に使用する各処理剤中、第1剤に配合され、また更に第2剤及び後述の中間処理剤のすくなくとも一方に配合される。ここで、化合物(A)のこれらの剤における含有量は特に限定されず、くせの強さや毛の太さ、必要な矯正効果に応じて適宜調整できるが、0.1〜40重量%が好ましく、更には1〜30重量%、特に2〜20重量%が好ましい。
【0025】
〔化合物(A)の作用pHの調整〕
化合物(A)は、pH5以下の条件下で頭髪に作用させることが必要であり、本発明では、化合物(A)を含有する第1剤を頭髪に適用した後、中間処理剤として酸性水溶液を用いて頭髪付着液をpH5以下にするという方法が採られる。このような中間処理剤のpHは5以下であり、好ましくは4以下、更に3.5以下、特に3以下である。中間処理剤の組成は特に制限されないが、上記pH範囲での緩衝能をもつことが更に有効である。緩衝能をもつことで、第1剤によりアルカリ状態となった頭髪を効率よく中和でき、使用量を低減させることができるからである。
【0026】
そのような緩衝水溶液は、pH5以下にpKaを有する全ての化合物、例えば、酢酸、プロピオン酸、酪酸、2-メチル酪酸、アミノ酪酸、α-ヒドロキシイソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ピバル酸、グリコール酸、乳酸、エチレン乳酸、グリセリン酸、ピルビン酸、グルコン酸、レブリン酸、カルバミン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、マレイン酸、グルタコン酸、タルトロン酸、クエン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスコルビン酸、β-アラニン、ピロリドンカルボン酸、安息香酸、o-,m-,p-アミノ安息香酸、p-ヒドロキシ安息香酸、スルホ安息香酸、マンデル酸、ベンゼンジカルボン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、リン酸、グルタル酸、バルビツル酸、アゼライン酸、2,6-ピリジンジカルボン酸、2-フランカルボン酸等の酸及びこれらの誘導体、またそれらすべての塩類のほか、苛性ソーダ、アンモニア、モノエタノールアミン等のアルカリ、pH調整剤等を単独で又は複数混合して水溶液とすることで得られるが、上記pH範囲での緩衝能を有するようにできるもの又はその組み合わせであれば、上記以外の化合物でも特に制限なく使用される。また、これら化合物の配合量は、必要とされる緩衝能の強さに応じて適宜調整できるが、1〜20重量%、特に2〜12重量%とするのが好ましい。この範囲で調整すれば、一般的なストレートパーマ第1剤のpHを、その10倍量以下の中間処理剤で所要のpHまで低減させることができるからである。中間処理剤は、あらかじめ上記量の化合物を水に溶解して調製しておいてもよいし、粉末又は濃厚水溶液の形態としておき、使用直前に所定量を水で希釈して中間処理剤としてもよい。
【0028】
なお、中間処理剤には、頭髪上で第1剤と混合した場合のpHを施術者に分かるようにするために、pH指示薬、例えばメチルイエロー、メチルオレンジ、メチルレッド、ブロモフェノールブルー等のアルカリから酸性で呈色が変化する化合物を、適宜配合しておくこともできる。
【0029】
〔第1剤〕
第1剤に配合する還元性物質としては、チオグリコール酸又はその誘導体及びこれらの塩、システイン酸又はその誘導体及びこれらの塩、亜硫酸及びその塩等が挙げられるが、毛髪ケラチンを還元する目的に使用できる全ての物質が使用できる。これら還元性物質は、2種以上を併用することもでき、また第1剤中の含有量は、対象とする毛髪によって適宜調節できるが、0.1〜20重量%が好ましく、更には1〜10重量%、特に2〜8重量%が好ましい。また、毛髪の過剰な還元を防ぐために、上に挙げた還元性チオール類のジチオ化合物、例えばジチオジグリコール酸等を添加してもよい。
【0030】
第1剤のpHは、使用する還元性物質に応じて、3〜11の範囲に調整するのが好ましく、更には6〜9.6、特に7〜9.2の範囲に調整するのが好ましい。第1剤の毛髪への塗布量は、ストレートパーマの定法程度、すなわち毛髪に対して0.1〜3重量倍、特に0.5〜2.5重量倍が好ましい。第1剤による処理時間は、対象とする毛髪のくせの強さや太さやダメージに応じて、1〜120分、より好ましくは5〜60分、特に10〜45分の範囲で適宜調節される。第1剤を適用した頭髪は、必要に応じて加温してもよく、加温の温度は、30〜60℃、特に35〜50℃に設定するのが好ましい。
【0031】
〔第2剤〕
第2剤に配合する酸化性物質としては、例えば臭素酸塩、過ホウ素酸塩、過酸化尿素及び過酸化水素等が挙げられる。第2剤中の含有量は、一般にパーマネントウェーブ剤として用いる量であれば特に制限されないが、0.5〜20重量%の範囲が好ましい。第2剤の塗布量は、ストレートパーマの定法のとおりでよいが、毛髪に対して0.1〜3重量倍、特に0.5〜2.5重量倍が好ましい。第2剤による処理時間は、第1剤の還元力と処理時間、及び第2剤の酸化剤含有量と塗布量に応じて、1〜30分、より好ましくは5〜20分の範囲で適宜調節される。
【0032】
なお、第1剤の還元性物質として亜硫酸及びその塩を使用した場合、還元剤を水ですすぎ流すことで酸化が行われるため、前述の第2剤処理は省略することができる。
【0033】
更に、第1剤、第2剤、及び中間処理剤には、必要に応じて通常のパーマネントウェーブ剤及び頭髪処理剤に用いられる成分、例えば溶剤、アルカリ剤、界面活性剤、油剤、溶解剤、緩衝剤、安定化剤、香料、色素、防腐剤、pH調整剤、増粘剤、毛髪保護剤、紫外線防止剤、消炎剤、保湿剤、感触向上剤、収斂剤、キレート剤、育毛成分等を、適宜配合することができる。
【0034】
溶剤としては、エタノール、プロパノール等の低級アルコール;エチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリオールのほか、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、炭酸プロピレン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル等が挙げられる。アルカリ剤としては、アンモニア、モノエタノールアミン、苛性ソーダ等が挙げられる。界面活性剤としては、脂肪酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α-オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩等の陰イオン界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、多価アルコール脂肪酸部分エステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸部分エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸モノ(ジ)エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン化ひまし油、脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、トリエタノールアミン脂肪酸部分エステル、トリアルキルアミンオキサイド等の非イオン界面活性剤;アミノ酸型、ベタイン型等の両性界面活性剤が挙げられる。油剤としては、油脂、ロウ類、高級アルコール、脂肪酸、エステル類、炭化水素類、金属石鹸、シリコーン、各種変性シリコーン等が挙げられる。
【0036】
化合物(A)を第1剤に配合するのは、これにより、健常なくせ毛に対するよりも(すなわち、第1剤による処理の前にくせ毛に作用させるよりも)、より効率よく大量に、化合物(A)を頭髪に浸透させることができ、また頭髪が柔軟化しているため、化合物(A)の自発的直毛化効果が発揮され易いからである。また、中間処理剤又は第2剤にも化合物(A)を更に配合することが必要であり、これらのいずれにも化合物(A)を配合することがより好ましい。これにより、化合物(A)がより多く毛髪内タンパクに吸着され、縮毛矯正効果がひときわ向上するからである。
【0037】
いずれの場合においても、中間処理剤に酸化性物質を配合し、還元された毛髪ケラチンを再生することも、化合物(A)の毛髪内部への残留性を高める上で有効である。また、いずれの場合においても、簡便性の点から4)の頭髪付着液を洗い流す工程を省略することもできる。更に、第2剤にも化合物(A)を配合する場合は、第2剤をpH5以下にすることが化合物(A)の毛髪タンパクへの吸着性の点からより好ましい。
【0038】
2)の必要時間の後は、次の工程へ移行する前に、軽く頭髪を水洗してもよく、これによりその後のpH調整を確実に行うことができるが、一方で、化合物(A)が一部洗い流されてしまうため、本発明においては、2)のように水洗の工程を省くことが好ましい。
【0041】
本発明において、4)で第1剤を洗い流した後、頭髪を乾燥後、高温整髪用アイロン、通常のドライヤー、スチームの出るドライヤー、スチームの出る一時的なくせ毛伸ばし器等の一般に毛髪に使用される高温整髪用処理具にて処理すると、更に高い縮毛矯正効果が得られる。その後は、化合物(A)を配合した又は配合しない第2剤を頭髪に塗布し、必要時間の後に、第2剤を洗い流す、という上述と同様の方法をとる。
【0042】
アイロンの温度は、70〜180℃、好ましくは140〜180℃に設定される。本実施形態では、従来の高温整髪用アイロンを使用する縮毛矯正方法よりも、更に高い縮毛矯正効果が得られる。なお、乾燥させたくせ毛にアイロンを作用させる前に、頭髪を保護するため、頭髪保護成分等を含有する処理剤もしくは水を霧吹きなどで吹きかけておくこともできる。
【0043】
〔矯正状態の維持・回復〕
本発明の方法により縮毛矯正を行った後は、従来のストレートパーマに比べ、その矯正維持効果が非常に高いが、洗髪の繰り返し等により化合物(A)が頭髪内から流出するため、くせ毛の状態が若干戻ってくる。その場合は、化合物(A)を含有する酸性水溶液で頭髪を処理することにより、縮毛矯正処理直後の頭髪の状態に回復させることができる。この場合はもはや還元剤と酸化剤を使用する必要はなく、よってダメージを伴わず、かつ簡便な処理で縮毛矯正状態を回復することができる。すなわち、本発明の方法により縮毛矯正を行った頭髪にシャンプーを14回程度(約1カ月相当)繰り返すと、若干くせ毛の状態に戻るが、この頭髪を化合物(A)の酸性水溶液で処理することにより、前述の縮毛矯正直後の状態に回復させることができる。
【0044】
また、本発明の方法により縮毛矯正を行った後、シャンプー等の繰り返しで化合物(A)が頭髪内から流出してくせ毛の状態に戻る前に、化合物(A)を含有する酸性水溶液を後処理剤として引き続き頭髪に作用させることにより、縮毛矯正状態を維持することができる。この場合ももはや還元剤と酸化剤を使用する必要はないため、ダメージを伴わずに縮毛矯正状態を維持することができる。すなわち、本発明の方法により縮毛矯正を行った頭髪を、くせ毛の状態に戻る前に、例えば化合物(A)の希薄溶液をリンス感覚で日常的に使用するほか、シャンプーやリンスの剤形で使用すれば、縮毛矯正を意識することなく矯正効果を事実上永久に持続させることができる。
【0045】
これら矯正状態の回復又は維持方法に使用される酸性水溶液における化合物(A)の含有量は特に限定されず、くせの強さや毛の太さ、必要な矯正効果に応じて適宜調整できるが、0.1〜40重量%が好ましく、更には1〜30重量%、特に2〜20重量%が好ましい。また、これらの酸性水溶液のpHは5以下であり、好ましくは4以下、更に3.5以下、特に3以下であり、当該pH範囲での緩衝能をもつことが更に望ましい。そのためには、前述の酸を前述の量配合することで、そのような緩衝能をもつように調製してもよい。また、この酸性水溶液には、必要に応じて溶剤、アルカリ剤、界面活性剤、油剤、溶解剤、緩衝剤、安定化剤、香料、色素、防腐剤、pH調整剤、増粘剤、毛髪保護剤、紫外線防止剤、消炎剤、保湿剤、感触向上剤、収斂剤、キレート剤、育毛成分等を配合することができる。
【0046】
以上、縮毛矯正状態の回復及び維持に用いられる酸性水溶液の剤形としては、シャンプー、リンス、コンディショナー等のインバス製品のほか、フォーム剤、ミスト剤、ジェル剤、クリーム剤、ローション剤等のアウトバス製品が挙げられる。
【0047】
【作用】
本発明において特筆すべきは、還元剤処理中又は処理後に、当該化合物(A)をくせ毛に作用させると、同様の化合物を毛髪に対する浸透効果を有する有機溶剤とともに使用する方法(特開平8-92043号公報)に比べて、圧倒的に高い効果でくせ毛が自発的に直毛化するという特徴があることである。これは、還元剤による処理で毛髪のS−S結合が解裂して毛髪が膨潤し、化合物(A)がコルテックス細胞内に多量に浸透することができると共に、毛髪自体が柔軟化することにより、当該化合物(A)の効果が有効に発揮されるためであると推定される。そして、頭髪付着液が酸性化することで、毛髪蛋白同士のイオン結合が切断され、生成されたカチオン基に化合物(A)が吸着固定化され、縮毛が直毛化する。従来のストレートパーマにおいては、毛髪を直線状に固定した上で、還元剤を含む第1剤にて処理した後に、酸化剤を含む第2剤にて処理することにより直毛化していたが、本発明の方法によれば、還元剤を含む第1剤処理と共に化合物(A)を作用させてその後酸性溶液を塗布するか、又は第1剤処理後に化合物(A)の酸性水溶液を塗布するのみで直毛化が達成されるため、従来の工程をほとんど変えることなく、高い矯正効果を得ることが可能となった。更に、アイロンを用いる方法においても、従来の工程をほとんど変更することなく、また施術者の熟練度に依存することなく、より高い矯正効果を得ることが可能となった。
【0048】
【実施例】
実施例1
下記の第1剤、中間処理剤及び第2剤を調製し、後述の縮毛矯正処理及びその評価に用いた。
【0049】
【0050】
第1剤B〔 OSA 非配合〕
第1剤Aの組成においてOSA非配合、精製水でバランス。
【0051】
【0052】
中間処理剤B〔 OSA 非配合〕
中間処理剤Aの組成においてOSA非配合、精製水でバランス。
【0053】
【0054】
第2剤B〔 OSA 非配合〕
第2剤Aの組成においてOSA非配合、精製水でバランス。
【0055】
〈処理及び評価の方法〉
日本人、欧州人及び黒人の強いくせ毛に、下記A〜Vの処理を施し、これら3種の毛髪の乾燥後の外観から、下記基準に従い、くせ毛矯正効果を評価した。
【0056】
(1)第1剤処理
すべての処理条件において、第1剤は通常のストレートパーマ第1剤の塗布量と同程度(頭髪重量の1〜2倍程度)塗布し、毛を直線形状に整えて30分放置した。ただし、特にくせの強い黒人毛に対しては、塗布15分後に改めて指で毛を直線形状に整えた。
【0057】
(2)中間処理
処理A〜H、M、N、Q、R及びVにおいては、第1剤を水ですすぐことなく、第1剤使用量の2倍量の中間処理剤を毛に付与し、よく毛となじませてからすぐに水ですすぎ、タオルで水気を除いた。
処理K、L、O及びPにおいては、第1剤を水ですすいでタオルで水気を除いた後に、毛と同重量程度の中間処理剤を毛に塗布し、45分間の放置の後、水ですすいでタオルで水気を除いた。
処理I、J及びTにおいては、第1剤を水ですすぐことなく、処理S及びUにおいては、第1剤を水ですすいでタオルで水気を除き、いずれも中間処理は行わなかった。
【0058】
(3)第2剤処理
処理A〜H、K〜R、U及びVにおいては、頭髪に、通常のストレートパーマ第2剤の塗布量と同程度(頭髪重量程度)の第2剤を塗布し、毛を直線形状に整えて15分放置した後、水ですすぎ、乾燥させた。
処理I、J、S及びTにおいては、頭髪に、第1剤の2倍量の第2剤を塗布し、毛を直線形状に整えて15分放置した後、水ですすぎ、乾燥させた。
【0059】
〈評価基準〉
◎ :ほぼ完全にストレート
○ :コントロール(処理U)に比べてかなり高い矯正効果
△ :コントロール(処理U)に比べて高い矯正効果
× :強いくせが残る(コントロール;処理U,V)
【0060】
〈結果〉
この結果を表1に示す。
【0061】
【表1】
【0062】
表1に示すように、OSAを還元、酸化過程のいずれかの時点で作用させるすべての処理方法において、コントロールと比べて高い矯正効果が得られ、中でも第1剤にOSAを配合した場合(A〜J)に優れた矯正効果が得られ、特に、中間処理を行い、中間処理剤と第2剤のどちらか一方又は両方にOSAを配合した場合に、とりわけ優れた矯正効果が得られた(A、B、C、E、F、G)。また、処理条件VとUの矯正効果に違いがなかったことから、OSAを配合しない第1剤のpHを酸性にするだけでは、高い矯正効果は得られないことが確認された。
引き続き、条件Uを除く上記各条件で処理を行った毛に洗髪と乾燥を14回繰り返したところ、くせの戻りが確認された。これらのくせ毛に、上記中間処理剤Aを毛とほぼ等重量塗布し、室温で30分放置した後、すすぎ、乾燥させ、外観からくせ毛矯正効果を評価したところ、すべての場合に、ほぼパーマ処理直後の形状への回復が確認された。
また、条件U及びVを除く上記各条件で同様に処理を行った毛に、上記中間処理剤Aによる処理(中間処理剤Aを毛と等重量塗布し、10分間放置した後、すすぎ、乾燥させる)と洗髪を交互に14回ずつ繰り返し、外観から矯正効果の変化を観察したところ、すべての場合でくせが戻らず、矯正効果の維持が確認された。
【0063】
実施例2
下記の第1剤、中間処理剤及び第2剤を調製し、後述の縮毛矯正処理及びその評価に用いた。
【0064】
【0065】
第1剤B〔 2-NSA 非配合〕
第1剤Aの組成において2-NSA非配合、精製水でバランス。
【0066】
【0067】
中間処理剤B〔 2-NSA 非配合〕
中間処理剤Aの組成において2-NSA非配合、精製水でバランス。
【0068】
【0069】
第2剤B〔 2-NSA 非配合〕
第2剤Aの組成において2-NSA非配合、精製水でバランス。
【0070】
〈評価の方法、基準及び結果〉
上記第1剤、中間処理剤及び第2剤を用いる以外は実施例1と同様の方法及び基準に従い、評価した。この結果を表2に示す。
【0071】
【表2】
【0072】
表2に示すように、実施例1と同様の優れた縮毛矯正効果が得られた。また実施例1と同様の矯正状態の回復効果及び維持効果が得られた。
【0073】
実施例3
次に示す種々の化合物(A)を含有するストレートパーマ第1剤と第2剤を調製し、これらと実施例1で用いた中間処理剤Bを用いて、実施例1の処理Gの条件で、日本人、欧州人及び黒人それぞれの強いくせ毛に矯正処理を施した。
化合物(A)の種類:ヘキサンスルホン酸ナトリウム塩、ヘプタンスルホン酸ナトリウム塩、ノナンスルホン酸ナトリウム塩、デカンスルホン酸ナトリウム塩、オクチル硫酸ナトリウム塩、2-エチルヘキシル硫酸ナトリウム塩、デシル硫酸ナトリウム塩、m-キシレンスルホン酸ナトリウム塩、p-トルエンスルホン酸ナトリウム塩、p-スチレンスルホン酸ナトリウム塩、1-ナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
【0074】
【0075】
【0076】
すべてのストレートパーマ剤において、化合物(A)を配合しない場合、すなわち実施例1の処理Uの結果と比較して、明らかに高い矯正効果を得た。
引き続き、上記各条件で処理を行った頭髪に洗髪と乾燥を14回繰り返したところ、くせの戻りが確認された。これらのくせ毛に、下記の後処理剤を頭髪とほぼ等重量塗布し、室温で30分放置した後、すすぎ、乾燥させて、外観からくせ毛矯正効果を評価したところ、すべての場合に、ほぼパーマ処理直後の形状への回復が確認された。
また、上記各条件で処理を行った頭髪に下記の後処理剤による処理(後処理剤を毛と等重量塗布し、10分間放置した後、すすぎ、乾燥させる)と洗髪を交互に14回ずつ繰り返し、外観から矯正効果の変化を観察したところ、すべての場合でくせが戻らず、矯正効果の維持が確認された。
【0077】
【0078】
実施例4
〈処理及び評価の方法〉
実施例1で調製した第1剤、中間処理剤及び第2剤を用いて、日本人、欧州人及び黒人の強いくせ毛に、下記A〜Fの処理を施し、乾燥後の外観からくせの矯正効果を評価した。
【0079】
(1)第1剤処理
すべての処理条件において、第1剤は通常のストレートパーマ第1剤の塗布量と同程度(頭髪重量の1〜2倍程度)塗布し、毛を直線形状に整えて30分放置した。ただし、特にくせの強い黒人毛に対しては、塗布後15分後に改めて指で毛を直線形状に整えた。
【0080】
(2)中間処理及びアイロン処理
処理A〜Dにおいては、第1剤を水ですすぐことなく、第1剤使用量の2倍量の中間処理剤を毛に塗布し、よく毛となじませてからすぐに水ですすぎ、タオルで水気を除き、更に毛をドライヤーで乾燥させた。
処理E及びFにおいては、第1剤を水ですすいでタオルで水気を除いた後に、毛と同重量程度の中間処理剤を毛に塗布し、45分間の放置の後、水ですすぎ、タオルで水気を除き、更に毛をドライヤーで乾燥させた。
処理Gにおいては、第1剤を水ですすいだ後、タオルで水気を除き、更に毛をドライヤーで乾燥させた。
その後、すべての処理条件において、定法に従ったアイロン処理(180℃)を行った。
【0081】
(3)第2剤処理
すべての処理条件において、第2剤は、通常のストレートパーマ第2剤の塗布量と同程度(頭髪重量程度)を塗布し、毛を直線形状に整えて15分放置した。
【0082】
【表3】
【0083】
〈結果〉
すべての処理条件において、極めて高い矯正効果が得られた。しかし、処理Gでは、毛量の少ない毛先にくせのうねりが残ってしまった。一方、処理A〜Fでは、毛先まで直線化された。
【0084】
実施例5
実施例2で調製した第1剤、中間処理剤及び第2剤を用いる以外は実施例4と同様に縮毛矯正処理を行い、同様に評価を行った。その結果、実施例4と同様、処理条件A〜Fにおいて、毛先まで直線化され、極めて高い矯正効果が得られた。
【0085】
実施例6
実施例3で調製した種々の化合物(A)を配合した又は配合しない第1剤、中間処理剤及び第2剤を用いて、日本人、欧州人及び黒人の強いくせ毛に、実施例4の条件Cで処理を施し、乾燥後の外観からくせの矯正効果を評価した。
すべての化合物(A)を配合したストレートパーマ剤において、実施例4の条件Cと同等の、極めて高い矯正効果が得られた。
【0086】
【発明の効果】
本発明の縮毛矯正方法は、極めて高い矯正効果を有しながら頭髪へのダメージが低く、しかも通常のストレートパーマ程度の簡便な操作で実施が可能である。また、当該縮毛矯正方法の実施後、家庭での日常的なアフターケアによって、頭髪の矯正状態を持続し、又は縮毛状態が戻った頭髪の矯正状態を回復することが可能である。従って、従来直毛状態を維持するために必要であった、更なるストレートパーマ、アイロン等の処理による頭髪のダメージを回避することも可能となった。
Claims (4)
- 次の化合物(A)
化合物(A): オクタンスルホン酸ナトリウム塩、 2- ナフタレンスルホン酸ナトリウム塩、ヘキサンスルホン酸ナトリウム塩、ヘプタンスルホン酸ナトリウム塩、ノナンスルホン酸ナトリウム塩、デカンスルホン酸ナトリウム塩、オクチル硫酸ナトリウム塩、 2- エチルヘキシル硫酸ナトリウム塩、デシル硫酸ナトリウム塩、 m- キシレンスルホン酸ナトリウム塩、 p- トルエンスルホン酸ナトリウム塩、 p- スチレンスルホン酸ナトリウム塩及び 1- ナフタレンスルホン酸ナトリウム塩から選ばれる化合物を配合した第1剤、並びに少なくとも一方に化合物(A)を配合した中間処理剤及び第2剤を使用する縮毛矯正方法であって、次の1)〜6)
1)還元性物質を含む第1剤を頭髪に塗布し、
2)必要時間の後、第1剤を水で洗い流さずに、
3)酸性の中間処理剤にて、頭髪付着液のpHを5以下にし、
4)その後、必要に応じて頭髪付着液を水で洗い流し、
5)酸化性物質を含む第2剤を頭髪に塗布し、
6)必要時間の後に、第2剤を洗い流す
の手順に従って毛髪の処理を行う縮毛矯正方法。 - 手順4)で頭髪付着液を水で洗い流した後、頭髪を乾燥し、高温整髪用処理具を用いて頭髪を処理し、手順5)及び6)の処理を行う請求項1記載の縮毛矯正方法。
- 請求項1又は2記載の方法による縮毛矯正後、縮毛状態に戻った頭髪を、酸化還元工程を伴うことなく、化合物(A)を含有するpH5以下の酸性水溶液で処理する、縮毛矯正状態の回復方法。
- 請求項1又は2記載の方法による縮毛矯正後の頭髪を、縮毛状態に戻る前に、酸化還元工程を伴うことなく、化合物(A)を含有するpH5以下の酸性水溶液で処理する、縮毛矯正状態の維持方法。
Priority Applications (11)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001168078A JP3703738B2 (ja) | 2001-06-04 | 2001-06-04 | 縮毛矯正方法 |
CNB028018265A CN1253143C (zh) | 2001-06-04 | 2002-06-03 | 处理毛发的方法 |
EP02730869.1A EP1393708B1 (en) | 2001-06-04 | 2002-06-03 | Method of treating hair |
ES02730869.1T ES2504316T3 (es) | 2001-06-04 | 2002-06-03 | Procedimientos de tratamiento del cabello |
BRPI0205514-7B1A BR0205514B1 (pt) | 2001-06-04 | 2002-06-03 | processos de tratamento de cabelo |
PCT/JP2002/005419 WO2002098381A1 (fr) | 2001-06-04 | 2002-06-03 | Procede de traitement des cheveux |
MXPA03001032A MXPA03001032A (es) | 2001-06-04 | 2002-06-03 | Metodo de tratamiento de cabello. |
KR10-2003-7001534A KR20030020961A (ko) | 2001-06-04 | 2002-06-03 | 모발 처리 방법 |
US10/333,914 US20040011373A1 (en) | 2001-06-04 | 2002-06-03 | Method of treating hair |
TW091111972A TWI311487B (ja) | 2001-06-04 | 2002-06-04 | |
ZA200300250A ZA200300250B (en) | 2001-06-04 | 2003-01-09 | Method of treating hair. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001168078A JP3703738B2 (ja) | 2001-06-04 | 2001-06-04 | 縮毛矯正方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002363042A JP2002363042A (ja) | 2002-12-18 |
JP3703738B2 true JP3703738B2 (ja) | 2005-10-05 |
Family
ID=19010362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001168078A Expired - Fee Related JP3703738B2 (ja) | 2001-06-04 | 2001-06-04 | 縮毛矯正方法 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20040011373A1 (ja) |
EP (1) | EP1393708B1 (ja) |
JP (1) | JP3703738B2 (ja) |
KR (1) | KR20030020961A (ja) |
CN (1) | CN1253143C (ja) |
BR (1) | BR0205514B1 (ja) |
ES (1) | ES2504316T3 (ja) |
MX (1) | MXPA03001032A (ja) |
TW (1) | TWI311487B (ja) |
WO (1) | WO2002098381A1 (ja) |
ZA (1) | ZA200300250B (ja) |
Families Citing this family (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100389706B1 (en) * | 2003-02-10 | 2003-06-28 | Beebong Fine Ltd | Composition of self-diagnosis and reduction catalyst type permanent and straightener and manufacturing method thereof |
JP4931374B2 (ja) * | 2005-06-20 | 2012-05-16 | 花王株式会社 | 毛髪化粧料 |
JP4589820B2 (ja) * | 2005-06-20 | 2010-12-01 | 花王株式会社 | 毛髪化粧料 |
FR2901471B1 (fr) | 2006-05-24 | 2010-06-04 | Oreal | Procede de defrisage des fibres keratiniques avec un moyen de chauffage et un derive d'acide |
DE102008062397A1 (de) * | 2008-12-17 | 2010-06-24 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Farbabzug mit Wärmebehandlung |
CN102008424B (zh) * | 2010-12-17 | 2012-05-23 | 广州温雅日用化妆品有限公司 | 凝露状直发剂 |
DE102010064052A1 (de) * | 2010-12-23 | 2012-06-28 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Verfahren zur Umformung keratinhaltiger Fasern |
US9414999B2 (en) | 2012-05-21 | 2016-08-16 | Conopco, Inc. | Method of treating hair |
JP6232053B2 (ja) | 2012-05-21 | 2017-11-15 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 毛髪を処理する方法 |
EA026458B1 (ru) * | 2012-05-21 | 2017-04-28 | Юнилевер Н.В. | Способ обработки волос |
FR3009681B1 (fr) * | 2013-08-13 | 2015-08-07 | Oreal | Procede de traitement des fibres keratiniques a partir d'une composition hydroalcoolique comprenant un mono acide organique |
EA028939B1 (ru) | 2013-11-21 | 2018-01-31 | Юнилевер Н.В. | Способ придания волосам определённой формы |
JP6707449B2 (ja) | 2013-11-21 | 2020-06-10 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 毛髪の処理方法 |
WO2015094838A1 (en) | 2013-12-19 | 2015-06-25 | The Procter & Gamble Company | Shaping keratin fibres using a reducing composition and a fixing composition |
CN105828793B (zh) | 2013-12-19 | 2019-06-18 | 宝洁公司 | 使用糖使角蛋白纤维成形 |
EP3082733A1 (en) | 2013-12-19 | 2016-10-26 | The Procter & Gamble Company | Shaping keratin fibres using an active agent comprising a functional group selected from the group consisting of: -c(=o)-, -c(=o)-h, and -c(=o)-o- |
WO2015095685A1 (en) * | 2013-12-19 | 2015-06-25 | The Procter & Gamble Company | Shaping keratin fibres using 2-hydroxypropane-1,2,3-tricarboxylic acid and/or 1,2,3,4-butanetetracarboxylic acid |
WO2015094837A1 (en) | 2013-12-19 | 2015-06-25 | The Procter & Gamble Company | Shaping keratin fibres using carbonate ester |
EP3082731B1 (en) | 2013-12-19 | 2018-07-04 | The Procter and Gamble Company | Shaping keratin fibres using an active agent comprising at least two functional groups selected from: -c(oh)- and -c(=o)oh |
JP6314235B2 (ja) | 2013-12-19 | 2018-04-18 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | オキソエタン酸及び/又はその誘導体を使用したヒトの毛髪をまっすぐにする方法 |
CN107106438A (zh) | 2014-12-19 | 2017-08-29 | 宝洁公司 | 成形角蛋白纤维的方法 |
WO2016100257A1 (en) | 2014-12-19 | 2016-06-23 | The Procter & Gamble Company | Shaping keratin fibres using arabinose and ethylene carbonate |
EP3310325A1 (en) | 2015-06-18 | 2018-04-25 | The Procter and Gamble Company | Shaping keratin fibres using dialdehyde compounds |
US20190038532A1 (en) * | 2015-12-25 | 2019-02-07 | Kao Corporation | Method for treating hair |
JP6524334B2 (ja) * | 2016-03-09 | 2019-06-05 | 昌代 熊谷 | 毛髪処理方法及び毛髪処理剤セット |
CN110198702B (zh) * | 2017-01-31 | 2022-11-29 | 花王株式会社 | 毛发处理方法 |
JP7094661B2 (ja) * | 2017-04-24 | 2022-07-04 | 花王株式会社 | 毛髪処理方法 |
JP7458207B2 (ja) * | 2019-05-10 | 2024-03-29 | 花王株式会社 | 毛髪処理方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB690866A (en) * | 1949-02-15 | 1953-04-29 | Henkel & Cie Gmbh | Process for the permanent waving of hair or equivalent operation |
US3482581A (en) * | 1966-08-01 | 1969-12-09 | John D Weigand | Straightening of live human hair with an aqueous acidic glycol solution |
JPS58222008A (ja) * | 1982-06-16 | 1983-12-23 | Lion Corp | パ−マネントウエ−ブ剤 |
US5240695A (en) * | 1988-02-11 | 1993-08-31 | L'oreal | Use of 2-hydroxy-4-methoxybenzophenone-5-sulphonic acid or its salts for protecting the hair against environmental attacking agents, and especially against light and process for protecting the hair using the compound |
DE69212254T2 (de) * | 1991-08-14 | 1996-12-19 | Kao Corp | Haarpflegemittel |
JP2562405B2 (ja) * | 1993-04-06 | 1996-12-11 | 花王株式会社 | ケラチン繊維処理剤組成物 |
JP2562407B2 (ja) * | 1993-04-28 | 1996-12-11 | 花王株式会社 | ケラチン繊維処理剤 |
JPH07101840A (ja) * | 1993-10-06 | 1995-04-18 | Kao Corp | 縮毛矯正剤組成物及び該組成物を用いる縮毛矯正方法 |
JP3190792B2 (ja) * | 1994-09-29 | 2001-07-23 | 花王株式会社 | 毛髪変形剤組成物 |
-
2001
- 2001-06-04 JP JP2001168078A patent/JP3703738B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-06-03 WO PCT/JP2002/005419 patent/WO2002098381A1/ja active Application Filing
- 2002-06-03 US US10/333,914 patent/US20040011373A1/en not_active Abandoned
- 2002-06-03 MX MXPA03001032A patent/MXPA03001032A/es unknown
- 2002-06-03 KR KR10-2003-7001534A patent/KR20030020961A/ko not_active Application Discontinuation
- 2002-06-03 CN CNB028018265A patent/CN1253143C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2002-06-03 EP EP02730869.1A patent/EP1393708B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-06-03 ES ES02730869.1T patent/ES2504316T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2002-06-03 BR BRPI0205514-7B1A patent/BR0205514B1/pt not_active IP Right Cessation
- 2002-06-04 TW TW091111972A patent/TWI311487B/zh not_active IP Right Cessation
-
2003
- 2003-01-09 ZA ZA200300250A patent/ZA200300250B/en unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20030020961A (ko) | 2003-03-10 |
WO2002098381A1 (fr) | 2002-12-12 |
CN1253143C (zh) | 2006-04-26 |
BR0205514A (pt) | 2003-07-08 |
BR0205514B1 (pt) | 2013-10-01 |
US20040011373A1 (en) | 2004-01-22 |
CN1463190A (zh) | 2003-12-24 |
ES2504316T3 (es) | 2014-10-08 |
ZA200300250B (en) | 2004-02-10 |
MXPA03001032A (es) | 2004-09-10 |
EP1393708B1 (en) | 2014-07-02 |
TWI311487B (ja) | 2009-07-01 |
EP1393708A1 (en) | 2004-03-03 |
JP2002363042A (ja) | 2002-12-18 |
EP1393708A4 (en) | 2010-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3703738B2 (ja) | 縮毛矯正方法 | |
JP6378671B2 (ja) | 毛髪の処理方法 | |
JP6220387B2 (ja) | 毛髪を処理する方法 | |
JP6232053B2 (ja) | 毛髪を処理する方法 | |
JP3862879B2 (ja) | 多成分還元剤及びこの還元剤を用いて毛髪をパーマネント的に再造形する方法 | |
JP5060820B2 (ja) | 毛髪変形剤 | |
JP2022168056A (ja) | 毛髪強化剤 | |
JP4925156B2 (ja) | 縮毛矯正用第1剤、縮毛矯正用剤および縮毛の矯正処理方法 | |
JP3987381B2 (ja) | 毛髪処理方法 | |
JP6940076B2 (ja) | 毛髪処理方法 | |
JP5219234B2 (ja) | 毛髪処理剤 | |
WO2005117815A1 (ja) | 毛髪形状制御剤 | |
JP5517430B2 (ja) | 毛髪変形用第2剤、毛髪変形剤および毛髪変形処理方法 | |
JPH01502982A (ja) | 毛髪のパーマネント加工ないしは除毛用の薬剤 | |
US8309067B2 (en) | Hair straightening composition comprising a disaccharide | |
JP4417538B2 (ja) | 毛髪処理方法 | |
JP5875303B2 (ja) | 毛髪用化粧料 | |
JP3557065B2 (ja) | パーマ剤及びパーマ方法 | |
JPH06502872A (ja) | 毛髪のパーマネント加工用固定剤および方法 | |
JP2013147476A (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP4197199B2 (ja) | 還元工程のpH値を最初は高く、後に低くした毛髪のパーマネント加工法 | |
JPH08143433A (ja) | 毛髪のパーマネント加工剤 | |
JP3958896B2 (ja) | パーマネントウェーブ用第2剤組成物及びその施術方法 | |
JP2003261425A (ja) | システアミン処理毛髪用の消臭処理剤 | |
TW201818914A (zh) | 毛髮處理劑及毛髮滲透促進劑 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040810 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041012 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041124 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050119 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050301 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050428 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20050519 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050719 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050720 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080729 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090729 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090729 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100729 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110729 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110729 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120729 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120729 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130729 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |