JP5929823B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関し、詳しくは、排気還流装置を備えた内燃機関の制御装置に関する。
従来の内燃機関では、燃費改善を目的として触媒通過後の排気ガスを吸気へ還流させる排気還流装置(以下、「EGR(Exhaust Gas Recirculation)装置」とも称する)を備えるものがある。このようなEGR装置付き内燃機関では、燃費改善効果を運転条件に応じて最大にするためにEGRの量を制御する必要があり、この制御には排気を還流させる通路に配設された絞り弁(EGR弁)が使用されている。
EGR弁に弁の固着や異物の噛み込みが発生すると、EGR弁を所望の開度に制御することができず燃費の悪化を招くおそれがある。このような不具合を解消するために、例えば特開2012−92677号公報では、吸気管に取り付けた圧力センサを用いてEGR弁の異常有無を判定する方法が提案されている。吸気管圧力は吸気脈動と排気脈動の影響を受けるため、圧力センサにより検出される波形はこれら2つの脈動の合成波となる。上記従来の装置では、EGR弁に全閉信号を出した際の合成波から排気脈動の周期に対応する周波数成分を抽出し、この振幅が閾値を上回っているか否かを評価することにより実際にEGR弁が全閉されているかを判定することとしている。
特開2012−92677号公報
しかしながら、上述した従来の装置では、新たに吸気管内に圧力センサを追加する必要があるためコストや搭載性に課題がある。また、上述した従来の装置では、吸気脈動と排気脈動の合成波から排気脈動の成分を抽出する構成のため、吸気脈動の影響を完全に排除することはできずに精度が低下するおそれがある。また、抽出のための複雑な演算も必要となり演算負荷の増大も問題となる。このように、従来の技術では、EGR弁の実開度を簡易な構成で精度よく算出することができず、改善が望まれていた。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたもので、EGR装置を備えた内燃機関において、EGR弁の実開度を簡易な構成で高精度に算出することのできる制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の制御装置であって、
内燃機関の吸気通路に配設されたスロットルバルブと、
前記吸気通路における前記スロットルバルブの上流側と排気通路とを接続するEGR通路と、
前記EGR通路の途中に配設されたEGR弁と、
前記吸気通路における前記スロットルバルブの上流側における吸気流量又は吸気圧力に対応した信号を計測する計測手段と、
前記スロットルバルブの開度が所定の閾値よりも小さい場合における前記信号の脈動波形に基づいて、前記EGR弁の実開度を算出する開度算出手段と、
を備えることを特徴としている。
第2の発明は、第1の発明において、
前記開度算出手段は、前記脈動波形の振幅の大きさに応じて前記EGR弁の実開度を算出することを特徴としている。
第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記計測手段は、前記吸気通路の前記スロットルバルブの上流側に配設されたエアフローメータであることを特徴としている。
第4の発明は、第3の発明において、
前記開度算出手段は、前記内燃機関の機関回転数が所定回転数よりも小さい場合における前記脈動波形に基づいて、前記EGR弁の実開度を算出することを特徴としている。
第5の発明は、第1または2の発明において、
前記計測手段は、前記吸気通路の前記スロットルバルブの上流側に配設された圧力センサであることを特徴としている。
第6の発明は、第1乃至第5の何れか1つの発明において、
前記開度算出手段により算出された実開度と前記EGR弁への制御指令開度との比較に基づいて、前記EGR弁の異常有無を判定する異常判定手段を更に備えることを特徴としている。
第1の発明によれば、スロットルバルブの開度が所定の閾値よりも小さい場合に、吸気流量又は吸気圧力に対応した信号による脈動波形が計測される。スロットルバルブを絞ると当該スロットルの上流側において吸気脈動の影響を低減することができる。このため、本発明によれば、吸気流量又は吸気圧力に対応した信号を用いてEGR通路を介して伝わる排気脈動を精度よく計測することができるので、当該排気脈動を用いてEGR弁の実開度を高精度に算出することができる。
第2の発明によれば、EGR弁の開度が大きいほど、EGR通路を介して吸気系に伝わる排気脈動の振幅は大きなものとなる。このため、本発明によれば、計測された脈動波形の振幅の大きさに応じてEGR弁の実開度を高精度に算出することができる。
第3の発明よれば、エアフローメータの信号を用いて吸気流量に対応した信号の脈動波形が計測される。このため、本発明によれば、既存の構成を用いてEGR弁の実開度を高精度に算出することが可能となる。
第4の発明によれば、機関回転数が所定回転数よりも小さい場合に脈動波形の計測が行われる。エアフローメータにより計測される信号の脈動波形はセンサ特有の応答遅れによる誤差が生じている。脈動波形の周波数が少ないほど、すなわち機関回転数が小さいほど応答遅れによる誤差の影響が小さくなる。このため、本発明によれば、応答遅れによる誤差の影響を小さくすることができるので、EGR弁の実開度の算出精度を更に高めることができる。
第5の発明によれば、吸気通路内に配設された圧力センサの信号を用いて吸気圧力の脈動波形が検出される。このため、本発明によれば、簡易な構成でEGR弁の実開度を高精度に算出することが可能となる。
第6の発明によれば、算出されたEGR弁の実開度を参照することによりEGR弁への制御指令値が実現されているのか否かを判断することができるので、EGR弁の開度異常の有無を高精度に判定することができる。
本発明の実施の形態1としての制御装置が適用される内燃機関が搭載されたシステムの概略構成を示す図である。 スロットルバルブの開度を絞った状態での吸気量変化(脈動)とEGR弁の開度との関係を示す図である。 エアフローメータによって計測される脈動波形の振幅とEGR弁の開度との関係を示す図である。 エアフローメータによって計測される吸気量の計測値と真値との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1でECUにより実行される制御ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2でECUにより実行される制御ルーチンを示すフローチャートである。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1について図を参照して説明する。
[実施の形態1の構成]
図1は、本発明の実施の形態1としての制御装置が適用される内燃機関(以下、単にエンジンという)が搭載されたシステムの概略構成を示す図である。図1に示すエンジン10は、火花点火式の4ストロークレシプロエンジンである。エンジン10は、各気筒の燃焼室内に空気を供給するための吸気系、排気ガスを排出するための排気系、排気系の排気ガスの一部を吸気系へ還流させるEGR系、およびエンジン10の運転を制御するための制御系の構成を有している。以下、これらの構成についてそれぞれ詳細に説明する。
エンジン10の吸気系は吸気通路12を備えている。吸気通路12の入口側にはエアクリーナ14が取り付けられている。吸気通路12におけるエアクリーナ14の下流側には、吸気通路12に吸入される空気の流量に応じた信号を出力するエアフローメータ(AFM)16が取り付けられている。吸気通路12の出口側は、サージタンク18および吸気マニホールド20を介して各気筒の燃焼室に接続されている。
吸気通路12におけるエアフローメータ16の下流側にはターボ過給機22のコンプレッサ22aが配置されている。コンプレッサ22aの下流側の吸気通路12には、コンプレッサ22aによって圧縮された吸気を冷却するためのインタークーラ24が配置されている。インタークーラ24の下流側の吸気通路には、エンジン10内に供給される空気量を調整するためのスロットルバルブ26が配置されている。
エンジン10の排気系は排気通路30を備えている。排気通路30の一端側は排気マニホールド28を介して各気筒の燃焼室に接続されている。排気通路30の途中には、ターボ過給機22のタービン22bが配置されている。タービン22bの下流側の排気通路30には、スタート触媒(以下、「S/C」と称する)32およびリーンNOx触媒34がこの順に配置されている。S/C32は所謂三元触媒であって、理論空燃比近傍において排気ガスに含まれるHC,CO,NOxの3成分を効率的に浄化する。一方、リーンNOx触媒34は、所謂吸蔵還元型のNOx触媒であって、排気ガスの空燃比が所定のリーン域にある場合にNOxを吸蔵しリッチ域にある場合にNOxを放出するという吸放出作用を有している。また、リーンNOx触媒34の下流側の排気通路30には、消音のためのマフラー36が配置されている。
また、エンジン10のEGR系はEGR通路40を備えている。EGR通路40は、その一端がS/C32とリーンNOx触媒34との間の排気通路30に接続され、他端がエアフローメータ16とコンプレッサ22aとの間の吸気通路12に接続されている。EGR通路40の途中には、EGRガスを冷却するためのEGRクーラ42および当該EGR通路40を開閉するためのEGR弁44が、排気通路30との連通側から順に設けられている。
本実施形態のエンジン10は、その制御系としてECU(Electronic Control Unit)50を備えている。ECU50の出力側には、前述のEGR弁44、スロットルバルブ26や、点火プラグ(図示せず)等の種々のアクチュエータが接続されている。ECU50の入力側には、前述のエアフローメータ16の他、クランク軸(図示せず)の回転角度に応じた信号を出力するクランク角センサや空燃比センサ(何れも図示せず)等の種々のセンサ類が接続されている。ECU50は、エンジンが備える各センサの出力に基づき、所定の制御プログラムにしたがってエンジンが備える各アクチュエータを動作させるようになっている。
[実施の形態1の動作]
次に、図1乃至図4を参照して実施の形態1の動作について説明する。図1に示すように、本実施の形態のエンジン10は燃費改善等を目的として、S/C32を通過して圧力が低下した排気ガスの一部を吸気系へ還流させるLPL−EGR系を備えている。EGR通路40を通過するEGRガスは、新気と合流する前にEGR弁44によってその流量が調整される。この際、運転条件に応じて燃費改善効果を最大にするために、EGR弁44の実開度を正確に把握しておくことが望ましい。これにより、燃費改善効果を最大にするためのEGR量が運転条件に応じて実現される仕組みになっている。
EGR弁44に異物の噛み込みや固着等の開度異常が発生した場合、開度指令値通りの開度が実現されずに燃費が悪化するおそれがある。このため、EGR系を備えたエンジンでは、EGR弁44の実開度を正確に計測する手段を備えておくことが望ましい。そこで、本実施の形態のシステムでは、エアフローメータによって計測される吸気量を用いて、EGR弁44の実開度を算出することとする。以下、EGR弁44の実開度の算出方法について詳細に説明する。
吸気通路12にはエンジン10の吸気行程により発生する吸気圧力変化が吸気脈動となって伝わる。また、これとは別に排気通路30にはエンジン10の排気行程により発生する排気圧力変化が排気脈動となって伝わる。このため、EGR系を備える本実施の形態のエンジン10では、EGR通路40を介して排気脈動も吸気通路12に伝わることとなる。
吸気通路12に伝わるこれらの脈動は、エアフローメータ16によって計測される吸気流量の波形として計測することができる。ここで、スロットルバルブ26を絞るほどエアフローメータ16に到達する吸気脈動の影響は小さくなる。このため、スロットルバルブ26の開度を一定以上絞ることとすれば、エアフローメータ16により排気脈動を感度よく計測することが可能となる。
そこで、本実施の形態のシステムでは、スロットルバルブ16の開度を所定の閾値より小開度に絞った状態でエアフローメータ16に伝達される脈動を計測することとする。図2は、スロットルバルブ16の開度を絞った状態での吸気量変化(脈動)とEGR弁の開度との関係を示す図であり、図中の(a)はEGR弁を全閉に制御しているときの脈動を、図中の(b)はEGR弁を小開度に制御しているときの脈動を、図中の(c)はEGR弁を中開度に制御しているときの脈動を、図中の(d)はEGR弁を全開に制御しているときの脈動を、それぞれ示している。
この図中(a)に示すとおり、EGR弁44が全閉に操作された状態では、排気脈動が吸気通路12へ有意に伝わらないので、エアフローメータ16によって計測される吸気量には脈動が発生していない。これに対して、この図中(b)、(c)および(d)に示すとおり、EGR弁44が開弁状態に操作されると、排気脈動の影響がエアフローメータ16によって脈動波形として計測される。特に、計測された排気脈動の振幅に着目すると、EGR弁44の開度が大きいほど計測された脈動波形の振幅が大きくなることが分かる。図3は、エアフローメータ16によって計測される脈動波形の振幅とEGR弁44の開度との関係を示す図である。この図に示すとおり、脈動波形の振幅とEGR弁44の開度との間には一定の相関が存在する。
そこで、本実施の形態のシステムでは、スロットルバルブ16の開度を所定の閾値よりも小開度に絞った状態でエアフローメータ16によって計測される脈動波形の振幅に基づいて、EGR弁44の実開度を判断することとする。これにより、既存の簡易な構成を用いてEGR弁44の実開度を高精度に算出することが可能となる。
尚、エアフローメータ16の計測値にはセンサ特有の応答遅れがある。図4は、エアフローメータによって計測される吸気量の計測値と真値との関係を示す図である。この図に示すように、エアフローメータ16の計測値には真値に対して応答遅れが生じている。応答遅れによるセンサ誤差は、入力である脈動波形の周波数が小さいほど小さくなる。このため、脈動波形の周波数が小さいほど、すなわちエンジン10の機関回転数が小さいほど正確な脈動波形を計測することが可能となる。そこで、本実施の形態のシステムでは、スロットルバルブ26の開度条件に加えて、更にエンジン10の機関回転数が所定値よりも小さいことを条件として脈動波形の計測を行うことが好ましい。これにより、EGR弁44の実開度算出精度を有効に高めることが可能となる。
また、例えば、可変バルブタイミング装置(VVT)を備えるエンジンでは、バルブタイミングを変えることにより排気脈動の振幅および位相が変化する。このため、VVTを備えるエンジンでは、スロットルバルブ26の開度条件に加えて、更に排気脈動の振幅が最大となるバルブタイミングに操作されていることを条件として脈動波形の計測を行うことが好ましい。これにより、脈動波形の振幅に対するEGR弁44の実開度の感度を上げることができるので、EGR弁44の実開度算出精度を有効に高めることが可能となる。
[実施の形態1の具体的処理]
次に、図5を参照して本実施の形態のシステムにおいて実行されるEGR弁44の実開度算出の具体的処理について説明する。図5は、本実施の形態でECU50により実行される制御ルーチンを示すフローチャートである。
図5に示す制御ルーチンでは、先ず、スロットルバルブ26の開度が閾値よりも小さいか否かが判定される(ステップS1)。ここでの閾値は、吸気脈動がエアフローメータ16まで有意に到達しないための開度として予め設定された値が使用される。その結果、スロットル開度<閾値の成立が認められない場合には、吸気脈動の影響がエアフローメータ16まで到達しているため排気脈動を感度よく計測できないと判断されて、本ルーチンは速やかに終了される。
一方、上記ステップS1において、スロットル開度<閾値の成立が認められた場合には、吸気脈動の影響がエアフローメータ16まで有意に到達しないため排気脈動を感度よく計測できると判断されて、次にステップに移行し、エアフローメータ16により吸気量の脈動波形が計測される(ステップS2)。
次に、上記ステップS2において計測された脈動波形から脈動の振幅が算出される(ステップS3)。ここでは、具体的には、エアフローメータ16によって計測された脈動波形から最大値と最小値とが抽出され、これらの差分が振幅として算出される。
次に、EGR弁44の実開度が算出される(ステップS4)。ここでは、具体的には、脈動の振幅とEGR弁44の実開度との関係を規定したマップ(例えば図4)に従い、上記ステップS3にて算出された振幅に対応するEGR弁44の実開度が算出される。
以上説明したとおり、本実施の形態1のシステムによれば、既存のエアフローメータ16の計測値を用いてEGR弁44の開度を高精度に検出することが可能となる。
ところで、上述した実施の形態1のシステムでは、エアフローメータ16によって計測される吸気量の脈動波形を用いてEGR弁44の実開度を算出することとしたが、使用可能なセンサはエアフローメータ16に限らない。すなわちスロットルバルブ26の上流側の吸気通路12に伝わる脈動波形を計測できるのであれば、例えば、スロットルバルブ26の上流側の吸気通路12に圧力センサを配置し、当該圧力センサにより計測される信号から吸気通路12に伝わる圧力の脈動波形を計測することとしてもよい。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について図を参照して説明する。
[実施の形態2の特徴]
本発明に係る実施の形態2は、図1に示すハードウェア構成を用いて、ECU50に後述する図6に示すルーチンを実行させることにより実現することができる。
EGR弁44に異物の噛み込みや固着等の開度異常が発生した場合、指令値通りの開度が実現されず燃費が悪化するおそれがある。このため、EGR弁44に発生した異常は早期に発見されることが望ましい。そこで、本実施の形態2のシステムでは、エアフローメータによって計測される吸気量を用いて、EGR弁44が制御目標とする開度指令値通りに開閉が行われているか否かを判定することとする。より詳しくは、EGR弁44に対して全開又は全閉の開度指令値を出した際の当該EGR弁44の実開度を、実施の形態1のシステムの手法を用いて算出する。そして、算出された実開度と制御指令値とを比較し、これらの開度の間に有意な差異が生じている場合にはEGR弁44の開度に異常が生じていると判断する。これにより、EGR弁44の全閉又は全開の開度異常を効果的に判断することができる。
[実施の形態2の具体的処理]
次に、図6を参照して本実施の形態のシステムにおいて実行されるEGR弁44の実開度算出の具体的処理について説明する。図6は、本実施の形態でECU50により実行される制御ルーチンを示すフローチャートである。
図6に示す制御ルーチンでは、先ず、EGR弁44に対して全閉又は全開の開度指令値を出した際の実開度が算出される(ステップS10)。ここでは、具体的には、EGR弁44に対して全閉又は全開の開度指令値を出した上で、上記ステップS1〜S4の処理が実行される。
次に、上記ステップS10において算出されたEGR弁の実開度が開度指令値(全閉又は全開)と一致しているか否かが判定される(ステップS11)。その結果、算出された実開度が開度指令値と一致している場合には、EGR弁44に開度異常が発生していないと判断されて、本ルーチンは速やかに終了される。一方、上記ステップS11において、算出された実開度が開度指令値と一致していない場合には、開度指令値通りのEGR弁開度が実現されていないと判断されて、次にステップに移行し、MIL等によりEGR弁44の開度異常が通知される(ステップS13)。
以上説明したとおり、本実施の形態2のシステムによれば、既存のエアフローメータ16の計測値を用いてEGR弁44の開度異常の有無を高精度に判定することが可能となる。
ところで、上述した実施の形態2のシステムでは、EGR弁44を全開又は全閉に操作する制御指令値を発した場合のEGR弁44の開度異常を判定することとしたが、異常判定に用いる開度指令値はこれらに限らず中間開度でもよい。
10 内燃機関(エンジン)
12 吸気通路
16 エアフローメータ
22 ターボ過給機
22a コンプレッサ
22b タービン
26 スロットルバルブ
30 排気通路
32 スタート触媒(S/C)
40 EGR通路
44 EGR弁
50 ECU(Electronic Control Unit)

Claims (6)

  1. 内燃機関の吸気通路に配設されたスロットルバルブと、
    前記吸気通路における前記スロットルバルブの上流側と排気通路とを接続するEGR通路と、
    前記EGR通路の途中に配設されたEGR弁と、
    前記吸気通路における前記スロットルバルブの上流側における吸気流量又は吸気圧力に対応した信号を計測する計測手段と、
    前記スロットルバルブの開度が所定の閾値よりも小さい場合における前記信号の脈動波形に基づいて、前記EGR弁の実開度を算出する開度算出手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記開度算出手段は、前記脈動波形の振幅の大きさに応じて前記EGR弁の実開度を算出することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記計測手段は、前記吸気通路の前記スロットルバルブの上流側に配設されたエアフローメータであることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記開度算出手段は、前記内燃機関の機関回転数が所定回転数よりも小さい場合における前記脈動波形に基づいて、前記EGR弁の実開度を算出することを特徴とする請求項3記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記計測手段は、前記吸気通路の前記スロットルバルブの上流側に配設された圧力センサであることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記開度算出手段により算出された実開度と前記EGR弁への制御指令開度との比較に基づいて、前記EGR弁の異常有無を判定する異常判定手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の内燃機関の制御装置。
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