JP4506608B2 - エンジンのシリンダ吸入空気量検出装置及びエンジンの燃料噴射装置 - Google Patents
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しかしながら、前掲特許文献1に記載のシリンダ吸入空気量検出装置では、吸入空気の密度を算出する際に用いられる吸気マニホールドの容積として、エンジンに固有のものとして幾何学的に特定される幾何マニホールド容積(吸気マニホールドの入口から吸気ポートまでの容積)を採用しており、これに起因して、次のような問題がある。すなわち、吸気マニホールドに流入した吸入空気は、吸気マニホールド内のみに留まらず、吸気マニホールド及びシリンダを含む系内に充填される。このため、収支計算の結果として得られる空気の量は、この系内に充填された空気の量として算出されるものと考えられるのであるが、吸気マニホールドの容積として幾何マニホールド容積を採用した場合は、収支計算により得られた空気の量と、この量の空気が占める容積とが対応せず(概して実際の充填容積よりも小さい。)、高めの値として得られた密度によりシリンダ吸入空気量が算出されることになる。このため、結果としてのシリンダ吸入空気量に誤差が生じ、燃料噴射制御に精度の低下を来すことである。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るエンジン1の構成を示している。
エンジン1は、可変動弁型の火花点火エンジンであり、クランクシャフトに対する吸気カムシャフトの位相角を変更することができる。動弁装置には、一般的な油圧シリンダによるものを採用するほか、電磁アクチュエータによるものを採用することができる。本実施形態では、説明の便宜上、吸気カムシャフトのみの位相角を可変としたものを採用するが、吸気及び排気の双方のカムシャフトに同様な動弁装置を設置し、双方の位相角を可変としてもよい。
スロットル弁12の開度、燃料噴射弁25による燃料噴射量、吸気カムシャフトの位相角、及び点火プラグの点火時期等は、エンジンコントロールユニット(以下「ECU」という。)21により制御される。ECU21には、スロットル弁12の上流における空気の流量を検出するエアフローメータ31からの信号が入力されるほか、クランク角センサ32からの単位クランク角POS及び基準クランク角REF毎の信号、サージタンク13内の圧力(以下「吸気圧力」という。)VOOSTを検出するブーストセンサ33からの信号、及びサージタンク13内の温度(以下「吸気温度」という。)TMANIを検出する吸気温度センサ34からの信号等が入力される。ECU21は、入力した各信号に基づいて所定の演算を行い、燃料噴射弁25等のエンジン制御デバイスに制御信号を出力する。なお、ECU21は、クランク角センサ32からの信号POS,REFに基づいてクランク角θ及びエンジン回転数NEを算出する。
マニホールド内空気量算出部211aでは、マニホールド流入空気量QTRM、及び前回の検出時に得られたシリンダ吸入空気量QCYLzをもとに、下式(1)による収支計算を行い、マニホールド内空気量MAMANIを算出する。なお、前回の検出時に得られたマニホールド内空気量をMAMANIzと、この演算の実行周期をΔtとする。
実効マニホールド容積算出部212aでは、対象シリンダc1の吸気弁閉時期IVCを読み込み、そのクランク角θivcにおける対象シリンダc1の容積VCYL1、及び連通シリンダc4の容積VCYL2を算出する。幾何マニホールド容積VMANI#にこのVCYL1,VCYL2を加算し、実効マニホールド容積VMANIを算出する(下式(2))。VCYL1,VCYL2は、IVC毎に対応させてECU21に記憶されており、IVCによる検索により読み出される。IVCは、吸気カムシャフトの位相角に基づいて算出することができる。なお、連通シリンダは、IVCのクランク角θivcで吸気弁15が開弁し、筒内が吸気マニホールド内と連通するシリンダとして特定され、ここでは、c4が該当する。また、VMANI#は、スロットル弁12の回転軸の位置(吸気マニホールドの入口を定める。)から吸気ポート14aまでの容積として幾何学的に算出され、ECU21に記憶されている。
除算部213では、マニホールド内空気量MAMANI及び実効マニホールド容積VMANIをもとに、下式(3)により吸入空気の密度DMANIを算出する。ここでは、吸気マニホールド内と筒内とで空気の密度に実質的な差がない(温度及び圧力がほぼ一致する。)ものとして扱う。
積算部214では、密度DMANIに対象シリンダc1の容積VCYL1を乗算し、シリンダ吸入空気量MACYLを算出する。なお、ここでは、後述する燃料噴射量設定部21bへの出力を考慮し、MACYLをQCYLとは異なり、1シリンダ、かつ1サイクル当たりの量として算出する。このため、QCYLの出力に際し、積算部216において、係数設定部215により設定された単位換算係数Kにより単位を変換している。なお、エンジン回転数をNEと、エンジン1の気筒数をNREF(ここでは、4)とする。
K=NE×NREF×60/1000 ・・・(5)
QCYL=MACYL×K ・・・(6)
他方、積算部217では、1サイクル当たりのシリンダ吸入空気量MACYLに係数Kconstを乗算して、対象シリンダc1に対する燃料噴射量TPを算出し、燃料噴射弁25に出力する。なお、Kconstは、エンジン1の負荷に対応する基本噴射量を与えるものであり、エンジン1の運転状態毎に設定され、ECU21に記憶されている。このTPに対し、始動後の時間及び加速等の特定の運転状態に関する補正が行われるが、ここではその説明を省略する。
本実施形態に関し、エアフローメータ31が「マニホールド流入空気量検出手段」を、マニホールド内空気量算出部211が「マニホールド内空気量算出手段」を、実効マニホールド容積算出部212aが「実効マニホールド容積算出手段」を、除算部213及び乗算部214が「シリンダ吸入空気量算出手段」を構成する。
すなわち、幾何マニホールド容積VMANI#に対象シリンダc1の容積VCYL1を加算した実効マニホールド容積VMANIを採用し、このVMANIにより吸入空気の密度DMANIを算出し、シリンダ吸入空気量QCYLを算出することとした。このため、収支計算により得られる空気の量(すなわち、MAMANI)と、この量の空気が占める容積VMANIとが対応し、QCYLを正確に検出することができる。
以下に、本発明の他の実施形態について説明する。
第2の行程容積算出部222では、下式(9)により連通シリンダc4の行程容積VC2を算出する。連通シリンダc4のピストン16が上死点の時期から、前記IVCまでに移動した距離をSTR2とする。なお、ピストン16の断面積は、対象シリンダc1のものAに等しいとする。
残ガス率算出部223では、吸気弁閉時期IVC、エンジン回転数NE及び吸気圧力VOOSTをもとに、対象シリンダc1について残ガス率VRESRを算出する。このVRESRは、吸気弁閉時期IVCの筒内(燃焼室部分を含む。)に存在するガスの総量に対する残ガス量の比として扱われる。NE,VOOSTに応じたマップデータの検索によりVRESRの基本値を算出し、IVCによりこの基本値を補正してVRESRを算出する。更に、吸気温度TMANIによる補正を行うこととしてもよい。IVCは、吸気弁15及び排気弁17の各弁開期間が重なり合う期間(以下「オーバーラップ期間」という。)の長さを示すものとして考慮する。
以上のVC1,VC2,VRESをもとに、下式(11)〜(13)により対象シリンダc1の容積VCYL1、連通シリンダc4の容積VCYL2、及び実効マニホールド容積VMANIを算出する。なお、ここでは、連通シリンダc4内に占める残ガスの容積(「第2の残ガス分容積」に相当する。)をVRESにより近似する。
VCYL2=VC2+VPROOF#−VRES ・・・(12)
VMANI=VMANI#+VCYL1+VCYL2 ・・・(13)
本実施形態に係る実効マニホールド容積算出部212bにより算出された実効マニホールド容積VMANI、及び対象シリンダc1の容積VCYL1は、吸入空気量検出部21a(図2)の除算部213、乗算部214に夫々出力され、シリンダ吸入空気量QCYLの演算に反映される。
本実施形態によれば、特に、対象シリンダc1及び連通シリンダc4の各容積VCYL1,VCYL2として、残ガスが占める容積VRESを除いた容積を採用し、VRESを除いた実効マニホールド容積VMANIを算出することとした。このため、新たに筒内に吸入された空気のみを評価の対象とし、シリンダ吸入空気量QCYLをより正確に算出することができる。
第1の行程容積算出部221、第2の行程容積算出部222では、先の例と同様に、吸気弁閉時期IVCをもとに、(8)及び(9)式により対象シリンダc1、連通シリンダc4の各行程容積VC1,VC2を算出する。
VCYL1=(VC1+VPROOF#)×ITA1 ・・・(14)
VCYL2=(VC2+VPROOF#)×ITA2 ・・・(15)
VMANI=VMANI#+VCYL1+VCYL2 ・・・(16)
この例の実効マニホールド容積算出部212cにより算出された実効マニホールド容積VMANI、対象シリンダc1の容積VCYL1も、先の例におけると同様に、吸入空気量検出部201a(図2)の除算部213等に夫々出力され、シリンダ吸入空気量QCYLの演算に反映される。
図5は、本発明の第3の実施形態に係る吸入空気量検出部201b(第1の実施形態におけると同様に、ECU21に組み込まれる。)の構成をブロック毎に示している。本実施形態では、残ガスを考慮することに加え、この残ガスの量MRESをマニホールド内空気量MAMANIの収支計算に反映させる。
+MRESTTL ・・・(17)
実効マニホールド容積算出部212dでは、対象シリンダc1の吸気弁閉時期IVCを読み込み、このIVCをもとに、IVCにおける対象シリンダc1及び連通シリンダc4の、吸気効率ITAVを考慮した実効容積(残ガス分容積を含む。)VCYL1’,VCYL2’を算出し、下式(18)により実効マニホールド容積VMANIを算出する。
除算部213、積算部214及び減算部241では、マニホールド内空気量MAMANI、実効マニホールド容積VMANI、及び対象シリンダc1の実効容積VCYL1’をもとに、下式(19)及び(20)によりシリンダ吸入空気量MACYLを算出する。なお、減算部241では、吸気弁閉時期IVCの筒内全体に占める実質的なガスの総量から残ガス量MRES1を減算することで、MACYLとして新たに吸入された空気の量を算出する。
MACYL=DMANI×VCYL1’−MRES1 ・・・(20)
算出したMACYL(1シリンダ、かつ1サイクル当たりのシリンダ吸入空気量)に単位換算係数Kを乗算し、単位時間当たりの流量としてシリンダ吸入空気量QCYLを算出し、出力する。
他方、燃料噴射量設定部202では、シリンダ吸入空気量MACYLに係数Kconstを乗算して、対象シリンダc1に対する燃料噴射量TPを算出し、燃料噴射弁25に出力する(乗算部217)。
図6は、実効マニホールド容積算出部212dの構成を示している。
VCYL2’=(VC2+VPROOF#)×ITAV2 ・・・(23)
VMANI=VMANI#+VCYL1’+VCYL2’ ・・・(24)
図7は、残ガス量算出部242の構成を示している。本実施形態では、残ガス量MRESを、オーバーラップ期間中に排気通路から吸気通路に吹き返す排ガスの量(以下「吹返ガス量」という。)MRESOLと、排気時に掃出されずに筒内に滞留する排ガスの量(以下「滞留ガス量」という。)MRESEVCとの合計として算出する。なお、本実施形態でも、吸気弁15の弁特性(吸気カムシャフトの位相角)のみを可変とし、排気弁17の弁特性は一定とする。
MREStmp=1.4×PEVC×MRSOLD×MRSOLP ・・・(26)
ASUMOL=Σ(ASIITA×Δθ) ・・・(27)
MRSOLD=√{1/(REX×TEVC)} ・・・(28)
MRSOLP=√[SHEATR/(SHEATR−1)×{PINBYEX^(2/SHEATR)−PINBYEX^((SHEATR+1)/SHEATR)}] ・・・(29)
他方、滞留ガス量算出部262では、排ガスの温度及び圧力TEX,PEXをもとに、下式(30)により滞留ガス量MRESEVCを算出する。筒内圧力PEVC、筒内温度TEVCをEVC直前における排気圧力PEX及び温度TEXにより近似することができ、ガス定数REXを目標当量比に基づいて算出することができるのは、上記の通りである。また、VEVCは、排気弁閉時期EVCにおけるシリンダ(燃焼室部分を含む。)の容積であるが、本実施形態では、排気弁17の弁特性が不変であるため、予め算出し、ECU21に記憶させておく。
残ガス量算出部242では、更に、吹返ガス量MRESOL及び滞留ガス量MRESEVCをもとに、対象シリンダc1について下式(31)により第1の残ガス量MRES1を算出する。また、MRESOL,MRESEVCをもとに、連通シリンダc4について下式(32)により第2の残ガス量MRES2を算出する。OLRATIOは、開口面積比であり、連通シリンダc4について算出される、クランク角θivcまでの積算開口面積SIGMAAと、対象シリンダc1について算出される、オーバーラップ期間全体に亘る積算開口面積ASUMOLとの比として、下式(33)により算出する。図8は、オーバーラップ期間における吸気弁15及び排気弁17の弁特性を示しており、斜線で示す部分の面積がSIGMAAに相当する。図9は、クランク角θivcにおける対象シリンダc1及び連通シリンダc4のピストン16の位置を示しており、4気筒エンジンの場合を(a)に、6気筒エンジンの場合を(b)に示している。4気筒エンジンの場合は、対象シリンダc1が吸気弁閉時期IVCにあるθivcにおいて、連通シリンダc4が排気弁閉時期EVCを過ぎているため、OLRATIOは、1に設定される。他方、6気筒エンジンの場合は、θivcにおいて、2つの連通シリンダc2,c3のうち一方c2がEVCを過ぎているが、他方c3がオーバーラップ期間内にあるため、連通シリンダc2についてOLRATIOが1に、連通シリンダc3についてOLRATIOが(33)式により1未満の値に設定される。なお、吸気カムシャフトの位相角の大きく遅れ、オーバーラップ期間が存在しない場合は、MRESOLが0となり、残ガス量としてMRESEVCが出力される。
MRES2=MRESOL2+MRESEVC2=MRESOL1×OLRATIO+MRESEVC2 ・・・(32)
OLRATIO=SIGMAA/ASUMOL ・・・(33)
更に、残ガス量算出部242は、算出したMRES1,MRES2を加算し、総残ガス量MRESTTLを算出する。
本実施形態に関し、エアフローメータ31が「マニホールド流入空気量検出手段」を、マニホールド内空気量算出部211bが「マニホールド内空気量算出手段」を、実効マニホールド容積算出部212dが「実効マニホールド容積算出手段」を、除算部213、乗算部214及び減算部241が「シリンダ吸入空気量算出手段」を、残ガス量算出部242が「第1の残ガス量算出手段」及び「第2の残ガス量算出手段」を構成する。
すなわち、対象シリンダc1及び連通シリンダc4について残ガス量MRES1,MRES2を算出し、その合計である総残ガス量MRESTTLをマニホールド内空気量MAMANIの収支計算に反映させることとしたので、残ガスによる吸気マニホールド内の状態(主に、密度)の変化を考慮して、筒内のガスの密度、延いてはシリンダ吸入空気量QCYLを正確に算出することができる。
なお、収支計算によるシリンダ吸入空気量QCYLの検出は、始動時又は加速時等の過渡時において、特に有効である。定常時には、この方法による検出を停止し、QCYLとしてエアフローメータ31の出力を採用することとしてもよい。作動遅れの影響が無視し得るほどに小さいため、収支計算の結果とエアフローメータ31の出力とがほぼ一致し、エアフローメータ31により同等な精度でQCYLを検出することができるからである。
Claims (8)
- 検出対象としての対象シリンダに吸入された空気の量であるシリンダ吸入空気量を検出する装置であって、
吸気マニホールドに流入する空気の量であるマニホールド流入空気量を検出するマニホールド流入空気量検出手段と、
検出されたマニホールド流入空気量、及び吸気マニホールドから前記対象シリンダに流出した空気の量であるシリンダ吸入空気量の収支計算により、吸気マニホールド内の空気の量であるマニホールド内空気量を算出するマニホールド内空気量算出手段と、
吸気マニホールドの入口から吸気ポートまでの容積として幾何学的に算出される幾何マニホールド容積に、吸気弁閉時期における前記対象シリンダの容積を加算して、実効マニホールド容積を算出する実効マニホールド容積算出手段と、
算出されたマニホールド内空気量及び実効マニホールド容積、ならびに前記対象シリンダの容積に基づいて前記シリンダ吸入空気量を算出するシリンダ吸入空気量算出手段と、を含んで構成されるエンジンのシリンダ吸入空気量検出装置。 - 前記実効マニホールド容積算出手段は、排気後の筒内に残される残ガスが前記対象シリンダ内に占める第1の残ガス分容積以外の容積を前記対象シリンダの容積として、これを前記幾何マニホールド容積に加算する請求項1に記載のエンジンのシリンダ吸入空気量検出装置。
- 排気後の筒内に残される残ガスの量を前記対象シリンダについて算出する第1の残ガス量算出手段を更に含んで構成され、
前記マニホールド内空気量算出手段は、前記第1の残ガス量算出手段により算出された残ガスの量を第1の残ガス量として、前記マニホールド流入空気量、前記シリンダ吸入空気量及び前記第1の残ガス量の収支計算により、前記マニホールド内空気量を算出し、
前記シリンダ吸入空気量算出手段は、前記マニホールド内空気量、前記実効マニホールド容積及び前記第1の残ガス量に基づいて前記シリンダ吸入空気量を算出する請求項1に記載のエンジンのシリンダ吸入空気量検出装置。 - 前記実効マニホールド容積算出手段は、前記幾何マニホールド容積に、前記対象シリンダの容積、及び前記対象シリンダの吸気弁閉時期に筒内が吸気マニホールド内と連通する連通シリンダの、この吸気弁閉時期における容積を加算して、前記実効マニホールド容積を算出する請求項1に記載のエンジンのシリンダ吸入空気量検出装置。
- 前記実効マニホールド容積算出手段は、排気後の筒内に残される残ガスが前記対象シリンダ内に占める第1の残ガス分容積以外の容積を前記対象シリンダの容積とするとともに、残ガスが、前記吸気弁閉時期に前記連通シリンダ内に占める第2の残ガス分容積以外の容積を前記連通シリンダの容積として、これらを前記幾何マニホールド容積に加算する請求項4に記載のエンジンのシリンダ吸入空気量検出装置。
- 前記実効マニホールド容積算出手段は、前記第1の残ガス分容積により前記第2の残ガス分容積を近似して、前記実効マニホールド容積を算出する請求項5に記載のエンジンのシリンダ吸入空気量検出装置。
- 排気後の筒内に残される残ガスの量を前記対象シリンダについて算出する第1の残ガス量算出手段と、
残ガスの量を、前記吸気弁閉時期における前記連通シリンダについて算出する第2の残ガス量算出手段と、を更に含んで構成され、
前記マニホールド内空気量算出手段は、前記第1及び第2の残ガス量算出手段により算出された残ガスの量を夫々第1の残ガス量、第2の残ガス量として、前記マニホールド流入空気量、前記シリンダ吸入空気量、ならびに前記第1及び第2の残ガス量の収支計算により、前記マニホールド内空気量を算出し、
前記シリンダ吸入空気量算出手段は、前記マニホールド内空気量、前記実効マニホールド容積及び前記第1の残ガス量に基づいて前記シリンダ吸入空気量を算出する請求項4に記載のエンジンのシリンダ吸入空気量検出装置。 - 請求項1〜7に記載のシリンダ吸入空気量検出装置と、
検出されたシリンダ吸入空気量に基づいて前記対象シリンダに対する燃料噴射量を設定する燃料噴射量設定手段と、を含んで構成されるエンジンの燃料噴射装置。
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