JP5589687B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents

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本発明はエンジンの制御装置に関し、特に吸気弁の閉弁時期を遅角させる圧縮着火式内燃機関についてのエンジンの制御装置に関する。
エンジンでは、吸気弁の閉弁時期を遅角させることがある。特許文献1では、中速回転・高負荷運転時に燃焼室に対して設けられた2つの吸気弁のうち、一方の弁を基本位相に対して遅角させる技術が開示されている。また、エンジンでは筒内ガス温度を予測することがある。特許文献2では、筒内ガス温度を算出し、内部EGR量に基づき補正する技術が開示されている。このほか特許文献3では、吸気弁の閉時期をエンジンの高速域ほど下死点から遅角した時期に制御する技術が開示されている。
特開2009−144521号公報 特開2005−226655号公報 特開1996−254134号公報
圧縮着火式内燃機関では吸気弁の閉弁時期を遅角させることで、有効圧縮比を下げることができる。そしてこれにより、圧縮上死点での筒内ガス温度を低下させることで、NOxやスモークといった排気エミッションの悪化を抑制できる。
ところが、良好な燃焼を得るには、有効圧縮比だけでなく体積効率についても考慮する必要がある。この点、吸気弁を遅閉じにする場合、燃焼室から吸気通路にガスが逆流する。そして、各吸気ポートの流量係数が異なる場合、機関回転数や各吸気弁間のバルブタイミングの位相差によって各吸気ポートの流量バランスが逐次変化する。そして、流量バランスの変化は、ガスの逆流量に影響を及ぼすことがある。
このため、流量バランスを考慮した上でガスの逆流量を精度良く把握しないと、体積効率の観点からも好適な有効圧縮比が得られないことがある。この点、体積効率の観点から見た場合、有効圧縮比の低下によりガスの逆流量が過大になると、次の燃焼サイクルで燃焼に必要な酸素が不足することがある。すなわち、体積効率が過度に低下する結果、排気エミッションの悪化を招くことがある。
本発明は上記課題に鑑み、吸気弁の閉弁時期を遅角させる場合に、体積効率の観点からも好適な有効圧縮比を得ることが可能なエンジンの制御装置を提供することを目的とする。
本発明は燃焼室に吸気を導く第1の吸気ポート、および前記第1の吸気ポートよりも流量係数が小さい第2の吸気ポートと、前記第1の吸気ポートを開閉する第1の吸気弁、および前記第2の吸気ポートを開閉する第2の吸気弁と、前記第1および第2の吸気弁のうち、第2の吸気弁の閉弁時期を変更可能な動弁装置と、前記燃焼室に吸気を過給する過給機とが設けられた圧縮着火式内燃機関に対して設けられ、前記第2の吸気弁の閉弁時期を遅角制御する制御手段と、機関回転数、筒内圧と過給圧との差圧、および前記第2の吸気弁の遅角量に基づき、前記第1の吸気ポートおよび前記第2の吸気ポートの流量バランスを算出し、算出された前記流量バランスに基づき、前記燃焼室から吸気通路に吹き返すガスの逆流量を算出する算出手段とを備えたエンジンの制御装置である。
また本発明は前記逆流量が所定値よりも大きい場合に、前記第2の吸気弁の遅角量を進角補正する補正手段をさらに備えた構成であることが好ましい。
また本発明は前記逆流量が所定値よりも小さい場合に、前記第2の吸気弁の遅角量を遅角補正する補正手段をさらに備えた構成であることが好ましい。
本発明によれば、吸気弁の閉弁時期を遅角させる場合に、体積効率の観点からも好適な有効圧縮比を得ることができる。
のエンジン等の全体構成図である。 エンジンの概略構成図である。 エンジンのバルブ配置図である。 バルブタイミングの変更を示す図である。 ガスの逆流量のマップデータを模式的に示す図である。 部分吸気ポートの流量バランスを示す図である。 機関回転数および吸入ガス量に応じた部分吸気ポートの流量バランスを示す図である。 ECUの動作をフローチャートで示す図である。
図面を用いて、本発明の実施例について説明する。
図1はエンジン50および関連する各構成の全体構成図である。図2はエンジン50の概略構成図である。図3はエンジン50のバルブ配置図である。図1に示すように、吸気系10はエアフロメータ11と、インタークーラ12と、インテークマニホールド13とを備えている。エアフロメータ11は吸入空気量を計測する。インタークーラ12は過給機30が圧縮した吸気を冷却する。インテークマニホールド13はエンジン50の各気筒51aに吸気を分配する。
排気系20は、エキゾーストマニホールド21と触媒22とを備えている。エキゾーストマニホールド21は各気筒51aからの排気を下流側で一つの排気通路に合流させる。触媒22は排気を浄化する。過給機30はコンプレッサ部31とタービン部32とを備えている。過給機30は排気駆動式の可変容量型ターボチャージャであり、コンプレッサ部31が吸気系10に、タービン部32が排気系20にそれぞれ介在するようにして設けられている。
エンジン50は圧縮着火式内燃機関(ディーゼルエンジン)である。図2に示すように、エンジン50はシリンダブロック51と、シリンダヘッド52と、ピストン53と、吸気弁54と、排気弁55と、燃料噴射弁56と、吸気側VVT(Variable Valve Timing)57とを備えている。
シリンダブロック51には気筒51aが形成されている。気筒51a内にはピストン53が収容されている。シリンダブロック51の上面にはシリンダヘッド52が固定されている。燃焼室58はシリンダブロック51、シリンダヘッド52及びピストン53に囲まれた空間として形成されている。
シリンダヘッド52には吸気ポート52aと排気ポート52bが形成されている。吸気ポート52aは燃焼室58に吸気を導き、排気ポート52bは燃焼室58からガスを排気する。また、シリンダヘッド52には吸気弁54A、54Bと排気弁55が設けられている。吸気弁54A、54Bは吸気ポート52aを開閉し、排気弁55は排気ポート52bを開閉する。
図3に示すように、吸気ポート52aは具体的には、上流側から燃焼室58に向かって分岐および開口した部分吸気ポートIn1、In2を備えている。排気ポート52bは、下流側から燃焼室58に向かって分岐および開口した部分排気ポートEx1、Ex2を備えている。そして、吸気弁54Aが部分吸気ポートIn1を、吸気弁54Bが部分吸気ポートIn2を、2つの排気弁55が部分排気ポートEx1、Ex2を開閉する。
部分吸気ポートIn2は部分吸気ポートIn1よりも流量係数が小さくなっている。具体的には、部分吸気ポートIn2のほうが部分吸気ポートIn1よりも流路断面積が小さくなっている。このため、吸気弁54Bは吸気弁54Aよりもバルブ径が小さくなっている。部分吸気ポートIn1は第1の吸気ポート、部分吸気ポートIn2は第2の吸気ポートに相当する。吸気弁54Aは第1の吸気弁、吸気弁54Bは第2の吸気弁に相当する。
図2に示すように、シリンダヘッド52には燃料噴射弁56が設けられている。燃料噴射弁56は筒内に直接燃料を噴射する。また、シリンダヘッド52には吸気側VVT57が設けられている。吸気側VVT57には、吸気弁54A、54Bのうち、吸気弁54Bの閉弁時期を変更可能なものを適用する。
吸気弁54A、54Bのうち、吸気弁54Bの閉弁時期を変更するには、吸気弁54A、54Bの閉弁時期を互いに独立して設定可能なものを適用できる。かかる吸気側VVT57としては、例えば前述した特許文献1が開示する動弁装置を適用できる。吸気側VVT57は、例えば吸気弁54A、54Bの駆動を電磁駆動化した場合の電磁駆動装置それぞれを有した構成として実現することもできる。吸気側VVT57は動弁装置に相当する。
エンジン50には各種のセンサが設けられている。具体的には例えばエアフロメータ11や、クランク角度や機関回転数NEを検出するためのクランク角センサ71や、エンジン50の冷却水温を検出するための水温センサ72や、筒内圧P0を検出するための筒内圧センサ73などが設けられている。また吸気系10には、過給圧Pを検出するための過給圧センサ74や、吸気温度T0´を検出するための温度センサ75が設けられている。また吸気側VVT57には、バルブタイミングを検出するためのバルブタイミングセンサ76が設けられている。
ECU1は電子制御装置であり、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータや入出力回路を備えている。ECU1にはエアフロメータ11や前述したセンサ71から76など各種のセンサ・スイッチ類が電気的に接続されている。また過給機30や、燃料噴射弁56や、吸気側VVT57などの各種の制御対象が電気的に接続されている。
ROMはCPUが実行する種々の処理が記述されたプログラムやマップデータなどを格納するための構成である。CPUがROMに格納されたプログラムに基づき必要に応じてRAMの一時記憶領域を利用しつつ処理を実行することで、ECU1では各種の制御手段や判定手段や検出手段などが機能的に実現される。例えばECU1では、以下に示す制御手段と算出手段と補正手段とが機能的に実現される。
制御手段は吸気弁54A、54Bのうち、吸気弁54Bの閉弁時期を遅角制御する。具体的には、図4に示すように吸気弁54Aのバルブタイミングを固定しつつ、吸気弁54Bの開弁時期および閉弁時期を一体的に変更することで、吸気弁54Bの閉弁時期を遅角制御する。そしてこれにより、吸気弁54Bの閉弁時期を吸気弁54Aの閉弁時期よりも遅角させる。制御手段は吸気側VVT57を制御対象として、吸気弁54Bの閉弁時期を遅角制御する。制御手段が行う遅角制御は、吸気弁54Bを遅閉じにするという意味での遅角制御である。したがって吸気弁54Bの閉弁時期は吸気下死点よりも遅角側に設定される。
算出手段は、機関回転数NE、筒内圧P0と過給圧Pとの差圧Pd、および吸気弁54Bの遅角量αに基づき、燃焼室58から吸気通路に吹き返すガスの逆流量Fbを算出する。算出手段について具体的に説明する前に、まず逆流量Fb´について説明する。逆流量Fb´は、吸気の流量(全体流量)を等しくしつつ、部分吸気ポートIn1、In2の流量係数を同じとし、且つ吸気弁54Aの閉弁時期を吸気弁54Bの閉弁時期と同様に遅角制御するとした場合の逆流量である。
図5は逆流量Fb´を設定したマップデータを模式的に示す図である。縦軸は機関回転数NE、横軸は差圧Pdを示す。すなわち、図5に示すマップデータで、逆流量Fb´は差圧Pdおよび機関回転数NEに応じて設定されている。マップデータの線は等量線を示す。
逆流量Fb´は差圧Pdが大きいほど大きくなる。また、機関回転数NEが高いほど小さくなる。吸排気時間が短くなるためである。結果、逆流量Fb´はマップデータの左上から右下に向かって次第に大きくなる。一方、逆流量Fb´には遅角量αも影響する。これに対し、図5に示すマップデータは遅角量αに応じて、例えば所定遅角量毎に準備することができる。このため、逆流量Fb´は差圧Pd、遅角量αおよび機関回転数NEでモデル化できる。
一方、エンジン50では、実際には部分吸気ポートIn1、In2の流量係数が異なっている。また、吸気弁54A、54Bのうち、吸気弁54Bを遅角制御する。すなわち、吸気弁54A、54B間にバルブタイミングの位相差が発生する。このため、機関回転数NE、差圧Pdおよび遅角量αに応じて部分吸気ポートIn1、In2の流量バランスが変化する。
図6は機関回転数NEおよび遅角量αに応じた部分吸気ポートIn1、In2の流量バランスを示す図である。(a)に示す低回転、遅角なしの場合、部分吸気ポートIn1のほうが部分吸気ポートIn2よりも、流通する流量の割合が若干大きくなっている。一方、(b)に示す低回転、遅角ありの場合、部分吸気ポートIn2を流通する流量の割合が減少する。結果、エンジン50における実際の逆流量Fbは逆流量Fb´よりも減少する。
(c)に示す高回転、遅角なしの場合、(a)の場合よりも、部分吸気ポートIn2を流通する流量の割合が減少する。(d)に示す高回転、遅角ありの場合、(c)の場合と比較し、部分吸気ポートIn2を流通する流量の割合は減少する。また、(a)や(b)の場合と比較しても減少する。これらから、部分吸気ポートIn2を流通する流量の割合は機関回転数NEおよび遅角量αに応じて変化することがわかる。さらに機関回転数NEが高いほど、また遅角量αが大きいほど、より減少することがわかる。
図7は機関回転数NEおよび吸入ガス量に応じた部分吸気ポートIn1、In2の流量バランスを示す図である。縦軸は吸入ガス量、横軸は機関回転数NEを示す。グラフの線は等バランス線を示す。グラフには、対応する遅角量αの傾向も矢印で模式的に示している。図7から、吸入ガス量が大きいほど、すなわち差圧Pdが大きいほど、部分吸気ポートIn2を流通する流量の割合がより減少することがわかる。さらに機関回転数NEが高いほど、また遅角量αが大きいほどより減少することが図7からもわかる。
これに対し、算出手段は、吸気の流量(全体流量)を等しくしつつ、部分吸気ポートIn1、In2の流量係数を同じとし、且つ吸気弁54Aの閉弁時期を吸気弁54Bの閉弁時期と同様に遅角制御するとした場合に対し、具体的には次のようにして逆流量Fbを算出する。
すなわち、算出手段は機関回転数NE、差圧Pdおよび遅角量αに基づき、部分吸気ポートIn1、In2の流量バランスを算出する。そして、算出した流量バランスに基づき、機関回転数NEが高いほど、より大きな割合で逆流量Fb´を減少させる。さらに差圧Pdが大きいほど、また遅角量αが大きいほど、より大きな割合で逆流量Fb´を減少させる。そしてこれにより、流量バランスの影響を反映した逆流量Fbを算出する。算出手段は流量バランスの影響を予め逆流量Fb´のマップデータに反映させることで、機関回転数NE、差圧Pd、遅角量αに基づき、マップデータから逆流量Fbを算出してもよい。
補正手段は、逆流量Fbが第1の所定値βよりも大きい場合に、遅角量αを進角補正する。具体的には、逆流量Fbが第1の所定値βよりも大きい場合に遅角量αを進角補正することで、遅角制御を中止する。また、補正手段は、逆流量Fbが第1の所定値βよりも小さい場合に、遅角量αを遅角補正する。具体的には、逆流量Fbが第1の所定値βよりも小さく、且つ第2の所定値γよりも小さい場合に、遅角量αを遅角補正する。ECU1はエンジンの制御装置に相当する。
次にECU1の動作を図8に示すフローチャートを用いて説明する。ECU1は目標圧縮比εtargetを取得する(ステップS1)。目標圧縮比εtargetは例えば排気エミッション改善の観点から、エンジン50の運転条件に応じて予め定めることができる。続いてECU1は、目標圧縮比εtargetに応じた遅角量αを算出するとともに(ステップS2)、機関回転数NEおよび差圧Pdを検出する(ステップS3)。差圧Pdとしては、例えば過給圧Pおよび行程容積でモデル化したものを用いてもよい。
続いてECU1は検出した機関回転数NE、差圧Pdおよび算出した遅角量αに基づき、逆流量Fb´を算出する(ステップS4)。そして、検出した機関回転数NE、差圧Pdおよび算出した遅角量αに基づき、流量バランスを算出するとともに(ステップS5)、逆流量Fbを算出する(ステップS6)。その後、ECU1は逆流量Fbが第1の所定値βよりも大きいか否かを判定する(ステップS7)。第1の所定値βは、所定の体積効率を確保可能か否かを判断するための判定値として設定されている。
ステップS7で肯定判定であれば、ECU1は遅角量αを進角補正する(ステップS8)。これにより、遅角制御が中止される。一方、ステップS7で否定判定であれば、ECU1は逆流量Fbが第2の所定値γよりも小さいか否かを判定する(ステップS9)。第2の所定値γは、第1の所定値βよりも小さな値に設定されている。ステップS9で肯定判定であれば、ECU1は遅角量αを遅角補正した上で、吸気弁54Bを遅角制御する(ステップS10)。一方、ステップS9で否定判定であれば、ECU1は遅角量αになるように吸気弁54Bを遅角制御する(ステップS11)。
次にECU1の作用効果について説明する。ここで、流量バランスの影響が反映されていない逆流量Fb´を算出する場合、逆流量Fb´が誤差を含む結果、第1の所定値βと比較しても、所定の体積効率を確保できないことがある。これに対し、ECU1は流量バランスの影響が反映された逆流量Fbを算出する。このためECU1は、体積効率の観点からも好適な圧縮比を得ることができる。具体的には圧縮比εの最小化および体積効率の最大化を図ることで、圧縮比と体積効率の両立を図ることができる。
また、ECU1は逆流量Fbが第1の所定値βよりも大きい場合に、遅角量αを進角補正する。そしてこれにより、逆流量Fbが過大となる結果、次の燃焼サイクルの燃焼時に酸素が不足し、排気エミッションが増大することも抑制できる。また、遅角制御を中止することで、より確実に排気エミッションの増大を抑制できる。
また、ECU1は逆流量Fbが第1の所定値βよりも小さい場合に、遅角量αを遅角補正する。そしてこれにより、圧縮比をさらに低下させることで、圧縮比と体積効率の両立をより好適に図ることができる。また、逆流量Fbが第2の所定値γよりも小さい場合に、遅角量αを遅角補正することで、大幅に圧縮比を低下させることができる。結果、排気エミッションをより好適に改善できる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
ECU 1
過給機 30
エンジン 50
吸気ポート 52a
吸気弁 54A、54B
燃料噴射弁 56
吸気側VVT 57
燃焼室 58

Claims (3)

  1. 燃焼室に吸気を導く第1の吸気ポート、および前記第1の吸気ポートよりも流量係数が小さい第2の吸気ポートと、
    前記第1の吸気ポートを開閉する第1の吸気弁、および前記第2の吸気ポートを開閉する第2の吸気弁と、
    前記第1および第2の吸気弁のうち、第2の吸気弁の閉弁時期を変更可能な動弁装置と、
    前記燃焼室に吸気を過給する過給機とが設けられた圧縮着火式内燃機関に対して設けられ、
    前記第2の吸気弁の閉弁時期を遅角制御する制御手段と、
    機関回転数、筒内圧と過給圧との差圧、および前記第2の吸気弁の遅角量に基づき、前記第1の吸気ポートおよび前記第2の吸気ポートの流量バランスを算出し、算出された前記流量バランスに基づき、前記燃焼室から吸気通路に吹き返すガスの逆流量を算出する算出手段とを備えたエンジンの制御装置。
  2. 請求項1記載のエンジンの制御装置であって、
    前記逆流量が所定値よりも大きい場合に、前記第2の吸気弁の遅角量を進角補正する補正手段をさらに備えたエンジンの制御装置。
  3. 請求項1記載のエンジンの制御装置であって、
    前記逆流量が所定値よりも小さい場合に、前記第2の吸気弁の遅角量を遅角補正する補正手段をさらに備えたエンジンの制御装置。
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