JP5660323B2 - 内燃機関のegr制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排出ガスの一部をEGRガスとして吸気通路に還流させる際のEGRガス流量を調節するEGR弁を備えた内燃機関のEGR制御装置に関する発明である。
車両に搭載される内燃機関においては、燃費向上や排気エミッション低減等を目的として、排出ガスの一部をEGRガスとして吸気通路に還流させるEGR装置を搭載するようにしたものがあり、一般的なEGR装置は、EGR通路に配置したEGR弁の開度を制御してEGRガス流量を制御するように構成されている。
このようなEGR装置を搭載した内燃機関においては、例えば、特許文献1(特許第2560777号公報)に記載されているように、内燃機関の吸気通路に、酸素濃度を検出する酸素センサを設け、この酸素センサの出力に基づいてEGRガスの還流が開始されるEGR弁の開度を検出するようにしたものがある。また、特許文献2(特開2001−82260号公報)に記載されているように、内燃機関の吸気通路に、吸気圧を検出する吸気圧センサを設け、この吸気圧センサの出力に基づいてEGRガスの還流が開始されるEGR弁の開度を学習するようにしたものもある。
特許第2560777号公報 特開2001−82260号公報
ところで、特にガソリンエンジンでは、EGRガス流量に対する燃焼安定性の感度が高いため、EGRガス流量を精度良く制御する必要があると共に、EGRガス停止時はEGRガスの漏れによる燃焼悪化を防止するためにEGR弁の開度を全閉位置(EGRガス流量が最小となる開度)に精度良く制御する必要があり、それらを実現するには、EGR弁の開度制御の基準となる全閉位置を精度良く学習する必要がある。
本出願人は、EGRガスによるデポジットの対策等を目的として、EGR弁の開度を全閉位置に対して増加方向と減少方向の両方向に駆動できるよう(つまりEGR弁の可動範囲の途中で全閉位置となるよう)にEGR弁を設けたEGR装置を研究・開発しているが、このEGR装置は、EGR弁の全閉位置が可動範囲の限界位置(例えばストッパに突き当たる位置)と一致していないため、EGR弁を可動範囲の限界位置まで駆動して全閉位置を学習するといった方法を実施することができない。
そこで、上記特許文献1,2の技術の利用して、吸気通路に設けた酸素センサや吸気圧センサの出力に基づいてEGR弁の全閉位置を学習することも考えられるが、この場合、EGRガス以外の影響で吸気通路内の酸素濃度や吸気圧が変化してEGR弁の全閉位置を精度良く学習できない可能性がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、EGR弁の全閉位置(EGRガス流量が最小となる開度)を精度良く学習することができる内燃機関のEGR制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、内燃機関の排気通路からEGR通路を通して吸気通路に還流させるEGRガスの流量を調節するEGR弁を備えた内燃機関のEGR制御装置において、EGR弁は、EGRガスの流量が最小となる開度(以下「全閉位置」という)に対して該EGR弁の開度を増加方向と減少方向の両方向に駆動可能に設けられ、EGRガスが流れる通路内のガス温度を検出するガス温度検出手段と、所定の学習実行条件が成立したときにEGR弁の開度を変化させてガス温度検出手段で検出したガス温度の変化が最小となるEGR弁の開度を全閉位置として学習する全閉位置学習手段とを備え、前記ガス温度検出手段を前記EGR通路に配置したことを特徴とするものである。
EGRガスは高温の排出ガスであり、EGR弁の開度に応じてEGRガス流量が変化し、それに応じてEGRガスが流れる通路(例えばEGR通路や吸気通路)内のガス温度が変化するため、EGRガスが流れる通路内のガス温度は、EGR弁の開度に応じて変化する。そして、EGR弁の開度を変化させた場合、全閉位置(EGRガス流量が最小となる開度)を境にして、EGRガス流量の挙動が減少から増加に切り換わって、EGRガスが流れる通路内のガス温度の挙動が減少から増加に切り換わるため、EGR弁の開度が全閉位置を通過するときにガス温度の変化が最も小さくなる。このような特性に着目して、発明のように、EGR弁の開度を変化させてガス温度検出手段で検出したガス温度の変化が最小となるEGR弁の開度を全閉位置として学習すれば、EGR弁の全閉位置を精度良く学習することができる。
この場合、ガス温度検出手段EGR通路に配置するようにしたので、吸入空気と合流する前のEGRガスの温度をガス温度検出手段で検出することができる。これにより、吸入空気の影響をほとんど受けずにEGR弁の開度を精度良く反映したガス温度をガス温度検出手段で検出することができ、EGR弁の全閉位置の学習精度を向上させることができる。
また、請求項のように、全閉位置を学習する際に、EGR弁の開度を所定の基準位置(例えば設計上の全閉位置又は前回の全閉位置学習値)から減少させた後に増加させる又はEGR弁の開度を所定の基準位置から増加させた後に減少させるようにしても良い。このようにすれば、EGR弁の開度が全閉位置を通過するようにEGR弁の開度を変化させることができ、確実に全閉位置を学習することができる。
或は、請求項のように、全閉位置を学習する際に、EGR弁の開度を所定の基準位置よりも小さい開度から該基準位置よりも大きい開度まで増加させる又はEGR弁の開度を所定の基準位置よりも大きい開度から該基準位置よりも小さい開度まで減少させるようにしても良い。このようにしても、EGR弁の開度が全閉位置を通過するようにEGR弁の開度を変化させることができ、確実に全閉位置を学習することができる。
また、請求項4,6のように、全閉位置を学習する際に、ガス温度の変化が最小となるEGR弁の開度(つまりガス温度の挙動が減少から増加に切り換わるEGR弁の開度)として、ガス温度が最低値となるEGR弁の開度を算出する又はガス温度が所定の閾値よりも低くなるEGR弁の開度範囲の中間値を算出するようにしても良い。このようにすれば、ガス温度の変化が最小となるEGR弁の開度(全閉位置)を簡単に求めることができる。
更に、請求項のように、EGR弁の開度を変化させても内燃機関の燃焼安定性を確保できる運転領域で且つ定常運転中に学習実行条件が成立したと判定して全閉位置の学習を実行するようにすると良い。EGR弁の開度を変化させても内燃機関の燃焼安定性を確保できる運転領域であれば、全閉位置を学習する際のEGR弁の開度変化によって内燃機関の燃焼状態が悪化することを防止することができる。また、定常運転中であれば、排出ガス量が安定しているため、排出ガス量の影響でEGRガス流量が変動してガス温度(ガス温度検出手段の検出値)が変動することを抑制することができ、EGR弁の全閉位置の学習精度を向上させることができる。
図1は本発明の実施例1におけるエンジン制御システムの概略構成を示す図である。 図2はEGR弁の可動範囲を説明する図である。 図3は実施例1の全閉位置の学習方法を説明するタイムチャートである。 図4は実施例1の全閉位置学習ルーチンの処理の流れを示すフローチャート(その1)である。 図5は実施例1の全閉位置学習ルーチンの処理の流れを示すフローチャート(その2)である。 図6は実施例2の全閉位置学習ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した幾つかの実施例を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図5に基づいて説明する。
まず、図1に基づいてエンジン制御システム全体の構成を概略的に説明する。
内燃機関であるエンジン11の吸気管12(吸気通路)の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側に、吸入空気量を検出するエアフローメータ14が設けられている。一方、エンジン11の排気管15(排気通路)には、排出ガス中のCO,HC,NOx等を浄化する三元触媒等の触媒16が設置されている。
このエンジン11には、吸入空気を過給する排気タービン駆動式の過給機17が搭載されている。この過給機17は、排気管15のうちの触媒16の上流側に排気タービン18が配置され、吸気管12のうちのエアフローメータ14の下流側にコンプレッサ19が配置されている。この過給機17は、排気タービン18とコンプレッサ19とが一体的に回転するように連結され、排出ガスの運動エネルギで排気タービン18を回転駆動することでコンプレッサ19を回転駆動して吸入空気を過給するようになっている。
吸気管12のうちのコンプレッサ19の下流側には、モータ20によって開度調節されるスロットルバルブ21と、このスロットルバルブ21の開度(スロットル開度)を検出するスロットル開度センサ22とが設けられている。
更に、スロットルバルブ21の下流側には、吸入空気を冷却するインタークーラがサージタンク23と一体的に設けられている。尚、サージタンク23やスロットルバルブ21の上流側にインタークーラを配置するようにしても良い。サージタンク23には、エンジン11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド24が設けられ、各気筒毎に筒内噴射又は吸気ポート噴射を行う燃料噴射弁(図示せず)が取り付けられている。エンジン11のシリンダヘッドには、各気筒毎に点火プラグ(図示せず)が取り付けられ、各点火プラグの火花放電によって各気筒内の混合気に着火される。
エンジン11の各気筒の排気口には排気マニホールド25が接続され、各気筒の排気マニホールド25の下流側の集合部が排気タービン18の上流側の排気管15に接続されている。また、排気タービン18の上流側と下流側とをバイパスさせる排気バイパス通路26が設けられ、この排気バイパス通路26に、排気バイパス通路26を開閉するウェイストゲートバルブ27が設けられている。
このエンジン11には、排気管15から排出ガスの一部をEGRガスとして吸気管12へ還流させるLPL方式(低圧ループ方式)のEGR装置28が搭載されている。このEGR装置28は、排気管15のうちの排気タービン18の下流側(例えば触媒16の下流側)と吸気管12のうちのコンプレッサ19の上流側との間にEGR配管29(EGR通路)が接続され、このEGR配管29に、EGRガスを冷却するEGRクーラ30と、EGRガス流量を調節するバタフライ式のEGR弁31が設けられている。このEGR弁31は、モータ(図示せず)によって開度が調整され、そのEGR弁31の開度がEGR開度センサ32によって検出される。また、EGR配管29のうちのEGR弁31の下流側に、EGR配管29内のガス温度を検出するガス温度センサ33(ガス温度検出手段)が設けられている。
図2に示すように、EGRガスによるデポジットの対策等を目的として、EGR装置28は、EGR弁31の全閉位置(EGRガス流量が最小となる開度)からEGR弁31の開度の減少方向に離れた開度位置にストッパ37がEGR弁31のギアボックス内に設けられ、EGR弁31の開度を全閉位置に対して増加方向と減少方向の両方向に駆動できるよう(つまりEGR弁31の可動範囲の途中で全閉位置となるよう)にEGR弁31が設けられている。従って、このEGR装置28は、EGR弁31の全閉位置が可動範囲の限界位置(ストッパ37に突き当たる位置)と一致していない。
図1に示すように、その他、エンジン11には、冷却水温を検出する冷却水温センサ34や、クランク軸(図示せず)が所定クランク角回転する毎にパルス信号を出力するクランク角センサ35等が設けられ、クランク角センサ35の出力信号に基づいてクランク角やエンジン回転速度が検出される。
これら各種センサの出力は、電子制御ユニット(以下「ECU」と表記する)36に入力される。このECU36は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された各種のエンジン制御用のプログラムを実行することで、エンジン運転状態に応じて、燃料噴射量、点火時期、スロットル開度(吸入空気量)等を制御する。
その際、ECU36は、エンジン運転状態(例えばエンジン回転速度や負荷等)に応じて目標EGR流量(又は目標EGR率)を算出し、この目標EGR流量(又は目標EGR率)を実現するようにEGR弁31の開度を制御する。この場合、例えば、目標EGR流量(又は目標EGR率)に基づいて目標EGR開度(EGR弁31の目標開度)を算出し、EGR開度センサ32で検出したEGR弁31の開度が目標EGR開度になるようにEGR弁31を制御する。
ところで、特にガソリンエンジンでは、EGRガス流量に対する燃焼安定性の感度が高いため、EGRガス流量を精度良く制御する必要があると共に、EGRガス停止時はEGRガスの漏れによる燃焼悪化を防止するためにEGR弁31の開度を全閉位置(EGRガス流量が最小となる開度)に精度良く制御する必要があり、それらを実現するには、EGR弁31の開度制御の基準となる全閉位置を精度良く学習する必要がある。
しかし、EGR装置28は、EGR弁31の全閉位置が可動範囲の限界位置(ストッパ37に突き当たる位置)と一致していないため、EGR弁31を可動範囲の限界位置まで駆動して全閉位置を学習するといった方法を実施することができない。
そこで、ECU36は、所定の学習実行条件が成立したときにEGR弁31の開度を変化させてガス温度センサ33で検出したガス温度の変化が最小となるEGR弁31の開度を全閉位置として学習する。
EGRガスは高温の排出ガスであり、EGR弁31の開度に応じてEGRガス流量が変化し、それに応じてEGRガスが流れるEGR配管29内のガス温度が変化するため、EGR配管29内のガス温度は、EGR弁31の開度に応じて変化する。そして、EGR弁31の開度を変化させた場合、全閉位置(EGRガス流量が最小となる開度)を境にして、EGRガス流量の挙動が減少から増加に切り換わって、EGR配管29のガス温度の挙動が減少から増加に切り換わるため、EGR弁31の開度が全閉位置を通過するときにガス温度の変化が最も小さくなる。このような特性に着目して、EGR弁31の開度を変化させてガス温度センサ33で検出したガス温度の変化が最小となるEGR弁31の開度を全閉位置として学習すれば、EGR弁31の全閉位置を精度良く学習することができる。
本実施例1では、ECU36により後述する図4及び図5の全閉位置学習ルーチンを実行することで、図3のタイムチャートに示すように、所定の学習実行条件が成立したときに、EGR弁31の開度を所定の基準位置(例えば設計上の全閉位置又は前回の全閉位置学習値)から減少させた後に基準位置よりも大きい開度まで増加させることで、EGR弁31の開度が全閉位置を通過するようにEGR弁31の開度を変化させ、このようにしてEGR弁31の開度を変化させたときに、ガス温度センサ33で検出したガス温度が最低値となるEGR弁31の開度を算出することで、ガス温度の変化が最小となるEGR弁31の開度(つまりガス温度の挙動が減少から増加に切り換わるEGR弁31の開度)を求め、このガス温度の変化が最小となるEGR弁31の開度を全閉位置として学習する。
以下、本実施例1で、ECU36が実行する図4及び図5の全閉位置学習ルーチンの処理内容を説明する。
図4及び図5に示す全閉位置学習ルーチンは、ECU36の電源オン期間中(イグニッションスイッチのオン期間中)に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう全閉位置学習手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、EGR導入可能条件が成立しているか否かによって、EGR弁31の開度を変化させてもエンジン11の燃焼安定性を確保できる運転領域であるか否かを判定する。その理由は、EGR弁31の開度を変化させてもエンジン11の燃焼安定性を確保できる運転領域であれば、全閉位置を学習する際のEGR弁31の開度変化によってエンジン11の燃焼状態が悪化することを防止することができるからである。
この場合、EGR導入可能条件が成立しているか否か(つまりEGR弁31の開度を変化させてもエンジン11の燃焼安定性を確保できる運転領域であるか否か)は、例えば、冷却水温が暖機判定温度(例えば60℃)以上で、且つ、エンジン回転速度Ne と負荷KL(例えば吸入空気量や吸気管圧力等)が所定領域内であるか否かによって判定する。
このステップ101で、EGR導入可能条件が成立していると判定された場合には、ステップ102に進み、定常判定条件が成立しているか否かによって、定常運転中であるか否かを判定する。その理由は、定常運転中であれば、排出ガス量が安定しているため、排出ガス量の影響でEGRガス流量が変動してガス温度(ガス温度センサ33の検出値)が変動することを抑制することができ、EGR弁31の全閉位置の学習精度を向上させることができるからである。
この場合、定常判定条件が成立しているか否か(つまり定常運転中であるか否か)は、例えば、エンジン回転速度Ne の所定時間当りの変化量ΔNe の絶対値が所定値よりも小さく、且つ、負荷KLの所定時間当りの変化量ΔKLの絶対値が所定値よりも小さいか否かによって判定する。
上記ステップ101でEGR導入可能条件が不成立であると判定された場合、又は、上記ステップ102で定常判定条件が不成立であると判定された場合には、学習実行条件が不成立であると判定して、ステップ103以降の全閉位置学習に関する処理を実行することなく、本ルーチンを終了する。この場合、EGR弁31の開度を制御する際には、目標EGR流量(又は目標EGR率)に応じた目標EGR開度に前回の全閉位置学習値EGRVst(old) を加算した値を最終的な目標EGR開度とする。
一方、上記ステップ101でEGR導入可能条件が成立していると判定され、且つ、上記ステップ102で定常判定条件が成立していると判定された場合、つまり、EGR弁31の開度を変化させてもエンジン11の燃焼安定性を確保できる運転領域で且つ定常運転中であると判定された場合には、学習実行条件が成立していると判定して、ステップ103以降の全閉位置学習に関する処理を次のようにして実行する。
まず、ステップ103で、EGR弁31の開度が基準位置となるようにEGR弁31を制御する。ここで、基準位置は、設計上の全閉位置(例えば0deg)又は前回の全閉位置学習値EGRVst(old) に設定されている。
この後、ステップ104に進み、EGR弁31の開度を所定速度で減少させるようにEGR弁31を制御する。この際、EGR弁31の開度を線形的に変化(減少)させるようにしても良いし、ステップ的に変化(減少)させるようにしても良い。
この後、ステップ105に進み、EGR開度センサ32で検出したEGR弁31の開度Aegr と、ガス温度センサ33で検出したEGR配管29内のガス温度Tegr を読み込んだ後、ステップ106に進み、EGR弁31の開度Aegr が所定の下限閾値よりも大きいか否かを判定する。ここで、下限閾値は、EGR弁31の基準位置よりも小さい開度に設定されている。
このステップ106で、EGR弁31の開度Aegr が下限閾値よりも大きいと判定されれば、ステップ107に進み、エンジン11の燃焼状態が安定しているか否かを、エンジン回転速度Ne の所定時間当りの変化量ΔNe の絶対値が所定値よりも小さく、且つ、負荷KLの所定時間当りの変化量ΔKLの絶対値が所定値よりも小さいか否かによって判定し、エンジン11の燃焼状態が安定していると判定されれば、ステップ108に進み、EGR配管29内のガス温度Tegr が所定の上限閾値を越えたか否かを判定する。
このステップ108で、EGR配管29内のガス温度Tegr が上限閾値以下であると判定された場合には、上記ステップ104に戻り、ステップ104〜108の処理を繰り返すが、EGR配管29内のガス温度Tegr が上限閾値を越える前に、上記ステップ106で「No」と判定された場合(EGR弁31の開度Aegr が下限閾値以下になった場合)、又は、上記ステップ107で「No」と判定された場合(エンジン11の燃焼状態が不安定になった場合)には、以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。
これに対して、上記ステップ106,107で「No」と判定さることなく、上記ステップ108でEGR配管29内のガス温度Tegr が上限閾値を越えたと判定された場合には、図5のステップ109に進み、EGR弁31の開度を所定速度で増加させるようにEGR弁31を制御する。この際、EGR弁31の開度を線形的に変化(増加)させるようにしても良いし、ステップ的に変化(増加)させるようにしても良い。
この後、ステップ110に進み、EGR開度センサ32で検出したEGR弁31の開度Aegr と、ガス温度センサ33で検出したEGR配管29内のガス温度Tegr を読み込んだ後、ステップ111に進み、EGR弁31の開度Aegr が所定の上限閾値よりも小さいか否かを判定する。ここで、上限閾値は、EGR弁31の基準位置よりも大きい開度に設定されている。
このステップ111で、EGR弁31の開度Aegr が上限閾値よりも小さいと判定されれば、ステップ112に進み、エンジン11の燃焼状態が安定しているか否かを、エンジン回転速度Ne の所定時間当りの変化量ΔNe の絶対値が所定値よりも小さく、且つ、負荷KLの所定時間当りの変化量ΔKLの絶対値が所定値よりも小さいか否かによって判定し、エンジン11の燃焼状態が安定していると判定されれば、ステップ113に進み、EGR配管29内のガス温度Tegr が所定の上限閾値を越えたか否かを判定する。
このステップ113で、EGR配管29内のガス温度Tegr が上限閾値以下であると判定された場合には、上記ステップ109に戻り、ステップ109〜113の処理を繰り返すが、EGR配管29内のガス温度Tegr が上限閾値を越える前に、上記ステップ111で「No」と判定された場合(EGR弁31の開度Aegr が上限閾値以上になった場合)、又は、上記ステップ112で「No」と判定された場合(エンジン11の燃焼状態が不安定になった場合)には、以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。
これに対して、上記ステップ111,112で「No」と判定さることなく、上記ステップ113でEGR配管29内のガス温度Tegr が上限閾値を越えたと判定された場合には、ステップ114に進み、以上のようにしてEGR弁31の開度を変化させたときに、ガス温度Tegr が最低値となるEGR弁31の開度Aegr[min(Tegr)] を算出することで、ガス温度Tegr の変化が最小となるEGR弁31の開度Aegr[min(Tegr)] を求め、このガス温度Tegr の変化が最小となるEGR弁31の開度Aegr[min(Tegr)] を全閉位置として学習する。
全閉位置学習値EGRVst=Aegr[min(Tegr)]
この全閉位置学習値EGRVstは、ECU36のバックアップRAM(図示せず)等の書き換え可能な不揮発性メモリ(ECU36の電源オフ中でも記憶データを保持する書き換え可能なメモリ)に記憶される。この場合、EGR弁31の開度を制御する際には、目標EGR流量(又は目標EGR率)に応じた目標EGR開度に全閉位置学習値EGRVstを加算した値を最終的な目標EGR開度とする。
以上説明した本実施例1では、EGR弁31の開度が全閉位置を通過するときにEGR配管29内のガス温度の変化が最も小さくなることに着目して、EGR配管29にガス温度センサ33を配置し、所定の学習実行条件が成立したときに、EGR弁31の開度を所定の基準位置から減少させた後に基準位置よりも大きい開度まで増加させ、このようにしてEGR弁31の開度を変化させたときに、ガス温度センサ33で検出したガス温度の変化が最小となるEGR弁31の開度(ガス温度が最低値となるEGR弁31の開度)を求め、このガス温度の変化が最小となるEGR弁31の開度を全閉位置として学習するようにしたので、EGR弁31の全閉位置を精度良く学習することができる。
しかも、本実施例1では、EGR配管29(EGR弁31の下流側)にガス温度センサ33を配置して、吸入空気と合流する前のEGRガスの温度をガス温度センサ33で検出するようにしたので、吸入空気の影響をほとんど受けずにEGR弁31の開度を精度良く反映したガス温度をガス温度センサ33で検出することができ、EGR弁31の全閉位置の学習精度を向上させることができる。
また、本実施例1では、全閉位置を学習する際に、ガス温度センサ33で検出したガス温度が最低値となるEGR弁31の開度を算出することで、ガス温度の変化が最小となるEGR弁31の開度(つまりガス温度の挙動が減少から増加に切り換わるEGR弁31の開度)を求めるようにしたので、ガス温度の変化が最小となるEGR弁31の開度(全閉位置)を簡単に求めることができる。
尚、上記実施例1では、全閉位置を学習する際に、EGR弁31の開度を所定の基準位置から減少させた後に基準位置よりも大きい開度まで増加させるようにしたが、これに限定されず、EGR弁31の開度を所定の基準位置から増加させた後に基準位置よりも小さい開度まで減少させるようにしても良い。
次に、図6を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例2では、ECU36により後述する図6の全閉位置学習ルーチンを実行することで、所定の学習実行条件が成立したときに、EGR弁31の開度を所定の基準位置(例えば設計上の全閉位置又は前回の全閉位置学習値)よりも大きい開度から基準位置よりも小さい開度まで減少させることで、EGR弁31の開度が全閉位置を通過するようにEGR弁31の開度を変化させ、このようにしてEGR弁31の開度を変化させたときに、ガス温度センサ33で検出したガス温度の変化が最小となるEGR弁31の開度を全閉位置として学習する。
図6の全閉位置学習ルーチンでは、まず、ステップ201で、EGR導入可能条件が成立しているか否かによって、EGR弁31の開度を変化させてもエンジン11の燃焼安定性を確保できる運転領域であるか否かを判定する。このステップ201で、EGR導入可能条件が成立していると判定された場合には、ステップ202に進み、定常判定条件が成立しているか否かによって、定常運転中であるか否かを判定する。
上記ステップ201でEGR導入可能条件が不成立であると判定された場合、又は、上記ステップ202で定常判定条件が不成立であると判定された場合には、学習実行条件が不成立であると判定して、ステップ203以降の全閉位置学習に関する処理を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ201でEGR導入可能条件が成立していると判定され、且つ、上記ステップ202で定常判定条件が成立していると判定された場合、つまり、EGR弁31の開度を変化させてもエンジン11の燃焼安定性を確保できる運転領域で且つ定常運転中であると判定された場合には、学習実行条件が成立していると判定して、ステップ203以降の全閉位置学習に関する処理を次のようにして実行する。
まず、ステップ203で、EGR弁31の開度が所定位置となるようにEGR弁31を制御する。ここで、所定位置は、EGR弁31の基準位置よりも大きい開度に設定されている。
この後、ステップ204に進み、EGR弁31の開度を所定速度で減少させるようにEGR弁31を制御する。この際、EGR弁31の開度を線形的に変化(減少)させるようにしても良いし、ステップ的に変化(減少)させるようにしても良い。
この後、ステップ205に進み、EGR開度センサ32で検出したEGR弁31の開度Aegr と、ガス温度センサ33で検出したEGR配管29内のガス温度Tegr を読み込んだ後、ステップ206に進み、EGR弁31の開度Aegr が所定の下限閾値よりも大きいか否かを判定する。ここで、下限閾値は、EGR弁31の基準位置よりも小さい開度に設定されている。
このステップ206で、EGR弁31の開度Aegr が下限閾値よりも大きいと判定されれば、ステップ207に進み、エンジン11の燃焼状態が安定しているか否かを、エンジン回転速度Ne の所定時間当りの変化量ΔNe の絶対値が所定値よりも小さく、且つ、負荷KLの所定時間当りの変化量ΔKLの絶対値が所定値よりも小さいか否かによって判定し、エンジン11の燃焼状態が安定していると判定されれば、ステップ208に進み、EGR配管29内のガス温度Tegr が所定の上限閾値を越えたか否かを判定する。
このステップ208で、EGR配管29内のガス温度Tegr が上限閾値以下であると判定された場合には、上記ステップ204に戻り、ステップ204〜208の処理を繰り返すが、EGR配管29内のガス温度Tegr が上限閾値を越える前に、上記ステップ206で「No」と判定された場合(EGR弁31の開度Aegr が下限閾値以下になった場合)、又は、上記ステップ207で「No」と判定された場合(エンジン11の燃焼状態が不安定になった場合)には、以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。
これに対して、上記ステップ206,207で「No」と判定さることなく、上記ステップ208でEGR配管29内のガス温度Tegr が上限閾値を越えたと判定された場合には、ステップ209に進み、以上のようにしてEGR弁31の開度を変化させたときに、ガス温度Tegr が最低値となるEGR弁31の開度Aegr[min(Tegr)] を算出することで、ガス温度Tegr の変化が最小となるEGR弁31の開度Aegr[min(Tegr)] を求め、このガス温度Tegr の変化が最小となるEGR弁31の開度Aegr[min(Tegr)] を全閉位置として学習する。
全閉位置学習値EGRVst=Aegr[min(Tegr)]
以上説明した本実施例2では、所定の学習実行条件が成立したときに、EGR弁31の開度を所定の基準位置よりも大きい開度から基準位置よりも小さい開度まで減少させ、このようにしてEGR弁31の開度を変化させたときに、ガス温度センサ33で検出したガス温度の変化が最小となるEGR弁31の開度(ガス温度が最低値となるEGR弁31の開度)を全閉位置として学習するようにしたので、EGR弁31の全閉位置を精度良く学習することができる。
尚、上記実施例2では、全閉位置を学習する際に、EGR弁31の開度を所定の基準位置よりも大きい開度から基準位置よりも小さい開度まで減少させるようにしたが、これに限定されず、EGR弁31の開度を所定の基準位置よりも小さい開度から基準位置よりも大きい開度まで増加させるようにしても良い。
また、上記各実施例1,2では,全閉位置を学習する際に、ガス温度センサ33で検出したガス温度が最低値となるEGR弁31の開度を算出することで、ガス温度の変化が最小となるEGR弁31の開度(つまりガス温度の挙動が減少から増加に切り換わるEGR弁31の開度)を求めるようにしたが、これに限定されず、例えば、ガス温度センサ33で検出したガス温度が所定の閾値よりも低くなるEGR弁31の開度範囲の中間値を算出することで、ガス温度の変化が最小となるEGR弁31の開度を求めるようにしたり、或は、所定の演算周期でガス温度センサ33で検出したガス温度の変化速度(所定時間当りの変化量)を算出して、ガス温度の変化速度(変化量)が最小となるEGR弁31の開度を求めるようにしても良い。
また、学習実行条件は、適宜変更しても良く、例えば、アイドル運転中に学習実行条件が成立するようにしても良い。更に、上記各実施例1,2では、エンジン運転中に学習実行条件が成立する毎に全閉位置学習を実行するようにしているが、全閉位置学習を実行するタイミングは、これに限定されず、適宜変更しても良く、例えば、エンジン始動後に最初に学習実行条件が成立したときにのみ全閉位置学習を実行するようにしたり、或は、前回の全閉位置学習の実行から所定期間が経過した後(例えば、エンジン運転時間が所定時間を越えた後、走行距離が所定距離を越えた後等)に学習実行条件が成立したときに全閉位置学習を実行するようにしても良い。
また、上記各実施例1,2では,EGR配管29のうちのEGR弁31の下流側にガス温度センサ33を配置するようにしたが、これに限定されず、例えば、EGR配管29のうちのEGR弁31の上流側(EGRクーラ30の上流側又は下流側)にガス温度センサ33を配置するようにしても良い。或は、吸気管12のちのEGR配管29との接続部(EGRガスの合流部)よりも下流側にガス温度センサ33を配置するようにしたり、サージタンク23や吸気マニホールド24にガス温度センサ33を配置するようにしても良い。
また、上記各実施例1,2では,排気管15のうちの排気タービン18の下流側(例えば触媒16の下流側)から吸気管12のうちのコンプレッサ19の上流側へEGRガスを還流させるLPL方式(低圧ループ方式)のEGR装置28を採用した過給機付きエンジンに本発明を適用したが、これに限定されず、例えば、排気管のうちの排気タービンの上流側から吸気管のうちのコンプレッサの下流側(例えばスロットルバルブの下流側)へEGRガスを還流させるHPL方式(高圧ループ方式)のEGR装置を採用した過給機付きエンジンに本発明を適用しても良い。
更に、本発明は、排気タービン駆動式の過給機(いわゆるターボチャージャ)を搭載したエンジンに限定されず、機械駆動式の過給機(いわゆるスーパーチャージャ)や電動式の過給機を搭載したエンジンに適用しても良い。
その他、本発明は、過給機付きエンジンに限定されず、過給機を搭載していない自然吸気エンジン(NAエンジン)に適用しても良い。
11…エンジン(内燃機関)、12…吸気管(吸気通路)、14…エアフローメータ、15…排気管(排気通路)、17…過給機、21…スロットルバルブ、23…サージタンク、24…吸気マニホールド、28…EGR装置、29…EGR配管(EGR通路)、31…EGR弁、32…EGR開度センサ、33…ガス温度センサ(ガス温度検出手段)、35…クランク角センサ、36…ECU(全閉位置学習手段)、37…ストッパ

Claims (6)

  1. 内燃機関の排気通路からEGR通路を通して吸気通路に還流させるEGRガスの流量を調節するEGR弁を備えた内燃機関のEGR制御装置において、
    前記EGR弁は、前記EGRガスの流量が最小となる開度(以下「全閉位置」という)に対して該EGR弁の開度を増加方向と減少方向の両方向に駆動可能に設けられ、
    前記EGRガスが流れる通路内のガス温度を検出するガス温度検出手段と、
    所定の学習実行条件が成立したときに前記EGR弁の開度を変化させて前記ガス温度検出手段で検出したガス温度の変化が最小となるEGR弁の開度を前記全閉位置として学習する全閉位置学習手段と
    を備え
    前記ガス温度検出手段は、前記EGR通路に配置されていることを特徴とする内燃機関のEGR制御装置。
  2. 前記全閉位置学習手段は、前記全閉位置を学習する際に、前記EGR弁の開度を所定の基準位置から減少させた後に増加させる又は前記EGR弁の開度を所定の基準位置から増加させた後に減少させることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のEGR制御装置。
  3. 前記全閉位置学習手段は、前記全閉位置を学習する際に、前記EGR弁の開度を所定の基準位置よりも小さい開度から該基準位置よりも大きい開度まで増加させる又は前記EGR弁の開度を所定の基準位置よりも大きい開度から該基準位置よりも小さい開度まで減少させることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のEGR制御装置。
  4. 前記全閉位置学習手段は、前記全閉位置を学習する際に、前記ガス温度の変化が最小となるEGR弁の開度として、前記ガス温度が最低値となるEGR弁の開度を算出する又は前記ガス温度が所定の閾値よりも低くなるEGR弁の開度範囲の中間値を算出することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の内燃機関のEGR制御装置。
  5. 前記全閉位置学習手段は、前記EGR弁の開度を変化させても内燃機関の燃焼安定性を確保できる運転領域で且つ定常運転中に前記学習実行条件が成立したと判定して前記全閉位置の学習を実行することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の内燃機関のEGR制御装置。
  6. 内燃機関の排気通路からEGR通路を通して吸気通路に還流させるEGRガスの流量を調節するEGR弁を備えた内燃機関のEGR制御装置において、
    前記EGR弁は、前記EGRガスの流量が最小となる開度(以下「全閉位置」という)に対して該EGR弁の開度を増加方向と減少方向の両方向に駆動可能に設けられ、
    前記EGRガスが流れる通路内のガス温度を検出するガス温度検出手段と、
    所定の学習実行条件が成立したときに前記EGR弁の開度を変化させて前記ガス温度検出手段で検出したガス温度の変化が最小となるEGR弁の開度を前記全閉位置として学習する全閉位置学習手段と
    を備え、
    前記全閉位置学習手段は、前記全閉位置を学習する際に、前記ガス温度の変化が最小となるEGR弁の開度として、前記ガス温度が最低値となるEGR弁の開度を算出する又は前記ガス温度が所定の閾値よりも低くなるEGR弁の開度範囲の中間値を算出することを特徴とする内燃機関のEGR制御装置。
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