JP5929440B2 - 自動車の車体下部構造 - Google Patents

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この発明は、車幅方向に延びて左右一対のトレーリングアーム同士を連結するトーションビームと、該トーションビームの車両前方で車幅方向に延びるように配置され、周縁に接合フランジを有する燃料タンクとを備えた自動車の車体下部構造自動車に関する。
従来、自動車の車体下部に配設される燃料タンクとして、樹脂製のものが知られているが、この樹脂製の燃料タンクは、強度が必ずしも十分ではなく、しかも、燃料の透過による燃料漏れが問題となっていた。そこで、近年では、鉄板製の燃料タンクを用いることが提案されている。
この鉄板製の燃料タンクは、一般的にその周縁に接合フランジを有しており、上下の鉄板の周縁に予め形成した接合フランジ同士をシーム溶接等で接合することによって、燃料タンクの貯蔵空間を形成している。
ここで、接合フランジを有する燃料タンクは、以下に述べるような問題があった。具体的には、サスペンション装置として、車幅方向に延びるトーションビームを備えたいわゆるトーションビーム式サスペンションが採用された場合、車両後突時にトーションビームが接合フランジと干渉する虞があり、このトーションビームとの干渉によって接合フランジ(燃料タンク)を破損させる懸念があった。
そこで、下記特許文献1では、燃料タンクとトーションビームとの間に規制部材としてのスタビライザを配設することで、車両後突時にトーションビームが燃料タンクに干渉することを防止するようにしたものが開示されている。
しかしながら、下記特許文献1は、あくまでも、スタビライザを装着したトーションビーム式サスペンションを備える車両が前提となる技術である。また、スタビライザは、燃料タンクとトーションビームとの間で車体に取付けられると共に、車幅方向の中央部を下方に湾曲させた湾曲部を形成したレイアウトであるため、特別なスタビライザが必要となり、製造コストが増加するという問題があった。
また、下記特許文献2では、車両後突時の衝撃を緩衝するプロテクタ部材をトーションビームの先端に取付けて、燃料タンクの損傷を防止するようにしたものが開示されている。
しかしながら、下記特許文献2では、特別なプロテクタを必要とするため、部品点数が増加し、結果として製造コストの増加を招いてしまう。
特開2011−111024号公報 実開昭61−200710号公報
この発明は、製造コストの増加を抑制しつつ、燃料タンクの破損を抑制し、さらには、燃料タンクの容量拡大を図ることができる自動車の車体下部構造を提供することを目的とする。
この発明の自動車の車体下部構造は、前端部が車体に枢支されると共に、後端部で車輪を保持する左右一対のトレーリングアームと、車幅方向に延びて該左右一対のトレーリングアーム同士を連結し、断面形状が略コ字状に形成されて前側に開口部を有するトーションビームと、該トーションビームの車両前方で車幅方向に延びるように配置され、周縁に接合フランジを有する燃料タンクとを備えた自動車の車体下部構造であって、上記燃料タンクの後側の接合フランジは、車両前後方向において上記トーションビームの開口部に対向するように、該開口部に近接して配置され、車両後突時には、車両前方に変位したトーションビームの開口部内に接合フランジが入り、かつトーションビームと燃料タンクとが上下2点で干渉するものである。
なお、断面形状が略コ字状とは、上下方向の中間部が車両後方に向かって凹形状に形成された形状全般を意味するものであり、例えば、断面V字状や、U字状、C字状等を含む。
この構成によれば、燃料タンクの後側の接合フランジを、車両前後方向においてトーションビームの開口部に対向するように、該開口部に近接して配置することで、燃料タンクの容量を車両後方に拡大することができる。
そして、車両後突時には、衝撃によって車両前方に変位したトーションビームの開口部内に接合フランジが入ることによって、接合フランジが保護される。しかも、この時、トーションビームと燃料タンクとが上下2点で干渉することになるので、後突時の衝撃を上下に分散することができる。このため、車両後突時における燃料タンクの破損を抑制することができる。
要するに、燃料タンクの後側の接合フランジを、車両前後方向においてトーションビームの開口部に対向するように、該開口部に近接して配置するという簡単な構成により、製造コストを抑制しつつ、燃料タンクの破損を抑制し、さらには、燃料タンクの容量拡大を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記トーションビームの車幅方向の中央部に、車両前方に向かって凸形状に形成された湾曲部を備え、上記燃料タンクの後側の接合フランジは、上記湾曲部に位置する開口部に最も近接して配置されるものである。
この構成によれば、接合フランジを保護して燃料タンクの破損を確実に抑制することができると共に、レイアウトの自由度を確保することができる。
具体的には、車両旋回等によりトーションビームに捩れが発生しても、トーションビームの車幅方向の中央部と接合フランジとの相対移動は最小限となるため、燃料タンクの後側の接合フランジを、湾曲部に位置する開口部に最も近接して配置したとしても、接合フランジを保護して燃料タンクの破損を確実に抑制することができる。さらに、湾曲部以外では、トーションビームの車幅方向の両端部と接合フランジとが離間して配置されることにより、両者の干渉を確実に回避できるので、レイアウトの自由度を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記トーションビームの湾曲部の車両後方に、リヤフロアに形成されたスペアタイヤ収納用のタイヤパンが配置されているものである。
この構成によれば、湾曲部を他よりも車両前方に配置したことによって、湾曲部の車両後方にはスペースが形成されることから、湾曲部の車両後方にタイヤパンを配設することで、これを上記スペースを利用して車両前後方向にコンパクトに配置することができる。これにより、リヤオーバハングの短縮を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記トーションビームの湾曲部の車両後方に、車輪を駆動する差動装置が配置されているものである。
この構成によれば、湾曲部を他よりも車両前方に配置したことによって、湾曲部の車両後方にはスペースが形成されることから、湾曲部の車両後方に差動装置を配設することで、これを上記スペースを利用して車両前後方向にコンパクトに配置することができる。これにより、リヤオーバハングの短縮を図ることができる。
この発明によれば、燃料タンクの後側の接合フランジを、車両前後方向においてトーションビームの開口部に対向するように、該開口部に近接して配置するという簡単な構成により、製造コストを抑制しつつ、燃料タンクの破損を抑制し、さらには、燃料タンクの容量拡大を図ることができる。
本発明の実施形態に係る自動車の車体下部構造を示す底面図。 図1のA−A線矢視断面図。 燃料タンクを車両後方から見た正面図。 図1のB−B線矢視断面図。 図1のC−C線矢視断面図。 車両後突時における燃料タンク及びトーションビームの状態を示す断面図。 本発明の他の実施形態に係る自動車の車体下部構造を示す底面図。 本発明のさらに他の実施形態に係る自動車の車体下部構造を示す底面図。 図8のD−D線矢視断面図。 図8のE−E線矢視断面図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は、本発明の実施形態に係る自動車の車体下部構造を示す底面図であり、図2は、図1のA−A線矢視断面図である。なお、図中、矢印Fは車両の前方、矢印Rは車両の後方を示す。
図1、図2に示すように、本実施形態に係る自動車の車体下部には、車体フロアを構成するフロアパネル1が配設され、このフロアパネル1の後部には、後方に延びるリヤフロア2が一体または一体的に連設形成されている。そして、図2に示すように、フロアパネル1とリヤフロア2との間には、車両後方に向かって段上げ形成されたキックアップ部3が一体または一体的に連設形成されている。
また、リヤフロア2の後端部には、車幅方向に延びるリヤエンドパネル4とリヤクロスメンバ5とが配設されており、このリヤエンドパネル4とリヤクロスメンバ5との接合により、車幅方向に延びる閉断面6が形成されている。
また、上述のフロアパネル1の左右両サイドには、車両前後方向に延びるサイドシルインナ7、7を接続している。このサイドシルインナ7は、図示しないサイドシルアウタとの接合によって車両前後方向に延びるサイドシル閉断面を形成している。
また、図1、図2に示すように、リヤフロア2には、車幅方向に延びるリヤクロスメンバ8を接合固定し、このリヤクロスメンバ8とリヤフロア2との間には、図2に示すように、同方向に延びる閉断面9を形成して、後部車体剛性の向上を図るように構成している。
さらに、キックアップ部3の下部には、リヤクロスメンバ10を接合固定し、図2に示すように、このリヤクロスメンバ10とキックアップ部3との間には、車幅方向に延びる閉断面11を形成している。
また、フロアパネル1及びリヤフロア2の下面左右両サイドには、車両前後方向に延びる閉断面構造のリヤサイドフレーム12、12を接合固定し、このリヤサイドフレーム12とフロアパネル1及びリヤフロア2との間には、車両前後方向に延びる閉断面を形成している。
また、本実施形態に係る自動車は、四輪駆動車またはFR車であり、フロアパネル1及びリヤフロア2の下方には、後輪Wを駆動させる差動装置としてのディファレンシャル13が配設されると共に、車幅方向の略中央部には、車両前部に配設されたパワートレイン(トランスミッション)の出力を、ディファレンシャル13を介して後輪Wに伝達するプロペラシャフト14が車両前後方向に延びるように配設されている。そして、ディファレンシャル13には、該ディファレンシャル13から後輪Wに出力を伝達するアクスルシャフト15が連結されている。
図3は、燃料タンクを車両後方から見た正面図であり、図4、図5は、それぞれ図1のB−B線矢視断面図、C−C線矢視断面図である。図1〜図5に示すように、リヤフロア2の下方には、鉄板製の燃料タンク20が車幅方向に延びるように配設されている。
燃料タンク20は、鉄板製の上部21及び下部22により構成され、周縁には接合フランジ21a、22aを有している。燃料タンク20では、上部21及び下部22に予め形成した接合フランジ21a、22a同士をシーム接合等することによって、燃料の貯蔵空間が形成されている。
また、燃料タンク20の下部22には、プロペラシャフト14との干渉を回避すべく、上方に凹んだ凹部22bが、の車幅方向の中央部に形成されており、燃料タンク20は、この凹部22bによって全体的に略鞍型をなしている。
さらに、燃料タンク20は、図1、図3〜図5に示す左右一対の固定ベルト30、30によって車体に固定されている。具体的には、この固定ベルト30、30の前端部が、図1、図4に示すように、ボルト、ナット等からなる取付部材31により前側のリヤクロスメンバ10に取付けられる一方、後端部が、図1に示すように、ボルト、ナット等からなる取付部材32により、後側のリヤクロスメンバ8から下方に延びるブラケット33、33を介してリヤクロスメンバ8に取付けられている。そして、リヤクロスメンバ8、10に取付けられた固定ベルト30、30の前後端部の間で燃料タンク20の底面(下部22の下面)を支持することにより、燃料タンク20が車体(リヤクロスメンバ8、10)に固定されている。
また、本実施形態では、後輪Wを支持するサスペンション装置として、図1〜図3、図5に示すように、トーションビーム式サスペンション装置40(以下、サスペンション装置40と略記する。)を備えている。
サスペンション装置40は、主に、前端部が車体(リヤサイドフレーム12)に枢支されると共に、後端部で後輪Wを保持する左右一対のトレーリングアーム41、41と、該トレーリングアーム41、41の前部を車体に枢着する左右一対のアームブッシュ42、42と、車幅方向に延びてトレーリングアーム41、41同士を連結するトーションビーム43と、図示しないコイルスプリングの下部を支持するスプリングシート44とを有している。
このうち、トーションビーム43は、丸パイプ材に曲げ加工を施すことによって生成されたものであり、図2、図5に示すように、断面形状が略コ字状(具体的には、略V字状)をなしている。そして、トーションビーム43の上下端部は、断面形状が略円弧状をなす折り返し部によって構成されている。
さらに、トーションビーム43は、その上下方向の中央部が車体後方に凹むことによって、前部に開口部43aを有している。本実施形態では、図2、図3、図5に示すように、燃料タンク20が、トーションビーム43の車両前方に配設されると共に、後側の接合フランジ21a、22aが、車両前後方向においてトーションビーム43の開口部43aに対向するように、該開口部43aに近接して配置されている。
また、トーションビーム43は、図1に示すように、その車幅方向の中央部に、車両前方に向かって凸形状に形成された湾曲部43bを有しており、燃料タンク20の後側の接合フランジ21a、22aは、湾曲部43bに位置する開口部43aに最も近接して配置されている。
そして、湾曲部43bの車両後方には、ディファレンシャル13が配設されると共に、トーションビーム43の車幅方向の両端部と、燃料タンク20の車幅方向の両端部との間には、固定ベルト30の後端部を固定する取付部材32が配設されている。
サスペンション装置40では、後輪W、Wが路面から上下方向の衝撃を受けると、トレーリングアーム41、41がアームブッシュ42、42を揺動支点として上下に揺動し、後輪W、Wを図2中二点鎖線で示すように上下方向にストローク(バンプ、リバウンド)させる。この後輪W、Wのストローク方向が車両旋回等により左右逆になった場合には、車幅方向に延びるトーションビーム43が捩れ、この捩れによりトレーリングアーム41、41も捩れて、後輪W、Wにジオメトリ変化を生じさせる。
本実施形態では、燃料タンク20の後側の接合フランジ21a、22aを、車両前後方向においてトーションビーム43の開口部43aに対向するように、該開口部43aに近接して配置することで、燃料タンク20の容量を車両後方に拡大することができる。
そして、車両後突時には、図6に示すように、衝撃によって車両前方に変位したトーションビーム43の開口部43a内に接合フランジ21a,22aが入ることによって、接合フランジ21a、22aが保護される。しかも、この時、トーションビーム43と燃料タンク20とが上下2点P1、P2で干渉することになるので、後突時の衝撃を上下に分散することができる。このため、車両後突時における燃料タンク20の破損を抑制することができる。
要するに、本実施形態によれば、燃料タンク20の後側の接合フランジ21a、22aを、車両前後方向においてトーションビーム43の開口部43aに対向するように、該開口部43aに近接して配置するという簡単な構成により、製造コストを抑制しつつ、燃料タンク20の破損を抑制し、さらには、燃料タンク20の容量拡大を図ることができる。
ところで、サスペンション装置40では、板材の曲げ加工によって生成されたトーションビームを用いることが考えられるが、この場合、車両後突時には、尖った角部が燃料タンク20と干渉することになるため、燃料タンク20の変形、破損を助長する懸念がある。そこで、本実施形態では、丸パイプ材の曲げ加工によって生成されたトーションビーム43を用いている。この場合、車両後突時には、尖った角部の少ない(または無い)略円弧状の折り返し部が燃料タンク20と干渉することになるため、板材の曲げ加工によって生成されたトーションビームを用いる場合に比べて、燃料タンク20の変形、破損を抑制することができる。
また、車両旋回等によりトーションビーム43に捩れが発生しても、トーションビーム43の車幅方向の中央部と接合フランジ21a、22aとの相対移動は最小限となる。このため、本実施形態のように、燃料タンク20の後側の接合フランジ21a、22aを、湾曲部43bに位置する開口部43aに最も近接して配置したとしても、接合フランジ21a、22aを保護して燃料タンク20の破損を確実に抑制することができる。さらに、湾曲部43b以外では、トーションビーム43の車幅方向の両端部と接合フランジ21a、22aとが離間して配置されることにより、両者の干渉を確実に回避できるので、レイアウトの自由度を確保することができる。
また、トーションビーム43の車幅方向の両端部と燃料タンク20の車幅方向の両端部との間に固定ベルト30の取付部材32、32を配設したことで、トーションビーム43の車幅方向の両端部と燃料タンク20の車幅方向の両端部との間のスペースを利用して、この取付部材32を有効にレイアウトすることができる。
また、湾曲部43bを他よりも車両前方に配置したことにより、湾曲部43bの車両後方にはスペースが形成されることになる。本実施形態では、上述したように、湾曲部43bの車両後方にディファレンシャル13を配設したことで、これを上記スペースを利用して車両前後方向にコンパクトに配置することができ、これによって、リヤオーバハングの短縮を図ることができる。
図7は、本発明に係る自動車の車体下部構造の他の実施形態を示し、図7は、その底面図である。なお、図7において、図1〜図6に示す先の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
図7に示す自動車は、FF車であり、それ故、フロアパネル1及びリヤフロア2の下方には、図7に示すように、ディファレンシャル13やプロペラシャフト14等が配設されておらず、燃料タンク20においても、その下部22には、プロペラシャフト14に対応する凹部22bが形成されていない。
また、本実施形態では、リヤフロア2の後部中央に、スペアタイヤ収納用のタイヤパン50が段下げ形成されており、このタイヤパン50が、トーションビーム43の車両後方に配設されている。
このように、トーションビーム43の湾曲部43bの車両後方にタイヤパン50を配設したことで、これを湾曲部43bの車両後方に形成した上記スペースを利用して車両前後方向にコンパクトに配置することができる。このため、先の実施形態と同様、リヤオーバハングの短縮を図ることができる。
図8〜図10は、本発明に係る自動車の車体下部構造のさらに他の実施形態を示し、図8は、その底面図、図9、図10は、それぞれ図8のD−D線矢視断面図、E−E線矢視断面図である。なお、図8〜図10において、図1〜図6に示す先の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
図1〜図7に示す各実施形態では、固定ベルト30を用いて燃料タンク20を固定しているが、本発明は、必ずしもこれに限定されるものではなく、図8〜図10に示すように、燃料タンク20を直接車体に固定してもよい。
図8〜図10に示す実施形態では、燃料タンク20の接合フランジ21a、22aの一部に、他よりも外方に突出する取付片23、24を一体形成し、この取付片23、24をボルト、ナット等からなる取付部材60、61によりリヤクロスメンバ8、10に取付けている。
図8〜図10では、前側の取付片23が、図8、図9に示すように、ボルト、ナット等からなる取付部材60により前側のリヤクロスメンバ10に取付けられる一方、後側の取付片24が、図8、図10に示すように、ボルト、ナット等からなる取付部材61により、後側のリヤクロスメンバ8から下方に延びるブラケット62、62を介してリヤクロスメンバ8に取付けられている。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の、固定ベルトの取付部は、取付部材31、32、60、61に対応し、
以下同様に、
差動装置は、ディファレンシャル13に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
13…ディファレンシャル
20…燃料タンク
21a、22a…接合フランジ
31、32、60、61…取付部材
41…トレーリングアーム
43…トーションビーム
43a…開口部
43b…湾曲部
50…タイヤパン

Claims (4)

  1. 前端部が車体に枢支されると共に、後端部で車輪を保持する左右一対のトレーリングアームと、
    車幅方向に延びて該左右一対のトレーリングアーム同士を連結し、断面形状が略コ字状に形成されて前側に開口部を有するトーションビームと、
    該トーションビームの車両前方で車幅方向に延びるように配置され、周縁に接合フランジを有する燃料タンクとを備えた自動車の車体下部構造であって、
    上記燃料タンクの後側の接合フランジは、車両前後方向において上記トーションビームの開口部に対向するように、該開口部に近接して配置され
    車両後突時には、車両前方に変位したトーションビームの開口部内に接合フランジが入り、かつトーションビームと燃料タンクとが上下2点で干渉することを特徴とする
    自動車の車体下部構造。
  2. 上記トーションビームの車幅方向の中央部に、車両前方に向かって凸形状に形成された湾曲部を備え、
    上記燃料タンクの後側の接合フランジは、上記湾曲部に位置する開口部に最も近接して配置される
    請求項1記載の自動車の車体下部構造。
  3. 上記トーションビームの湾曲部の車両後方に、リヤフロアに形成されたスペアタイヤ収納用のタイヤパンが配置されている
    請求項2記載の自動車の車体下部構造。
  4. 上記トーションビームの湾曲部の車両後方に、車輪を駆動する差動装置が配置されている
    請求項2記載の自動車の車体下部構造。
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