JP5925365B1 - 光学式エンコーダ用格子板および光学式エンコーダ用格子板の製造方法 - Google Patents

光学式エンコーダ用格子板および光学式エンコーダ用格子板の製造方法 Download PDF

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    • G01D5/34707Scales; Discs, e.g. fixation, fabrication, compensation

Abstract

【課題】ピーリングに強く、めっきの付き回りが良く、高いSN比を実現することができる光学式エンコーダ用格子板、および光学式エンコーダ用格子板の製造方法を提供すること。【解決手段】可視光または近赤外光を照射光として用い、反射面に対して30度〜75度の角度で照射光を照射し、反射面で反射した反射光を受光することで物体の変位量または変位方向を検出する光学式エンコーダに用いられ、一方の表面21を反射面とする基材20と、表面21に所定の格子幅で配列される格子30とを有し、基材20として金属を用い、格子30を黒色めっき層によって形成し、金属の表面21の平均粗さRaを0.008μmから0.05μmの範囲とし、黒色めっき層を3μmより薄くしたことを特徴とする。【選択図】 図3

Description

本発明は、物体の変位量または変位方向を検出する光学式エンコーダに用いられる光学式エンコーダ用格子板および光学式エンコーダ用格子板の製造方法に関する。
特許文献1は、鏡面加工が施された面と、この面よりも光反射率が低い底面を有する複数の凹部とを、少なくとも一面側に備えた単層構造の金属板からなる光学式エンコーダ用格子板を提案している(例えば請求項1)。
特許文献1では、金属板としてステンレス製の板を用いることが記載され(例えば段落番号(0011))、凹部には黒色クロムめっきによって層を形成することが記載されている(例えば段落番号(0024))。
特許文献2は、表面が導電性で光反射面が形成されたベース材と、このベース材の表面にめっき法によって形成され、ベース材に所定のピッチで配列された光吸収性の格子とを備えた光学式エンコーダ用格子板を提案している(例えば請求項1)。
特許文献2では、ベース材としてステンレスを用い、光吸収性の格子を黒色めっきにより構成することが記載されている(例えば段落番号(0017))。
特開2013−117512号公報 特開2013−108873号公報
特許文献1では、凹部をエッチングによって形成している(例えば段落番号(0017))。このように凹部をエッチングで形成する場合には、一般的に凹部の幅は50μmより大きく、凹部の深さは10μm以下の寸法とすることは困難である。
また、エッチングによって凹部を形成する場合には、凹部壁面(鏡面との境の壁面)は壁面にサイドエッジ(加工テーパー)が形成されてしまうために垂直面を形成できない。
従って、特許文献1のようにエッチングで凹部を形成する方法では、鏡面と凹部底面との高低差が10μm以上となってしまう。そのため、反射面に対して30度〜75度の角度で照射光が照射される場合には、10μm以上の凹部壁面の影響を受けて、更には、凹部壁面のサイドエッジ(加工テーパー)の影響によって乱反射を生じるために、SN比が低下してしまう。
特許文献2では、黒色めっきを10μm以下の薄膜として形成されることが記載されているが、電気めっき法として一般的な薄膜厚さを記載しているに過ぎない。
可視光または近赤外光を照射光として用い、反射面に対して30度〜75度の角度で照射光を照射し、反射面で反射した照射光を受光することで物体の変位量または変位方向を検出する光学式エンコーダに用いられる光学式エンコーダ用格子板にあっては、高反射面と低反射面との高低差を小さくする必要があり、特許文献1のようにエッチングで凹部を形成する方法では限界がある。
また、ピーリングに強く、めっきの付き回りが良い、薄い黒色めっき層を形成し、更に高いSN比を実現するには、基材の表面の粗さの影響を考慮する必要がある。
本発明は、ピーリングに強く、めっきの付き回りが良く、高いSN比を実現することができる光学式エンコーダ用格子板、および光学式エンコーダ用格子板の製造方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の光学式エンコーダ用格子板は、可視光または近赤外光を照射光として用い、反射面で反射した反射光を受光することで物体の変位量または変位方向を検出する光学式エンコーダに用いられ、一方の表面を前記反射面とする基材と、前記表面に所定の格子幅で配列される格子とを有し、前記基材として金属を用い、前記格子を黒色めっき層によって形成した光学式エンコーダ用格子板であって、平均粗さRaが0.008μmから0.035μmの範囲である前記金属の前記表面に、厚さが0.3μmから2.346μmの範囲とした前記黒色めっき層を形成したことを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の光学式エンコーダ用格子板において、前記格子幅を10μmから100μmの範囲としたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の光学式エンコーダ用格子板において、前記金属として、ステンレス鋼を用いたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明の光学式エンコーダ用格子板の製造方法は、可視光または近赤外光を照射光として用い、反射面に対して30度〜75度の角度で前記照射光を照射し、前記反射面で反射した反射光を受光することで物体の変位量または変位方向を検出する光学式エンコーダに用いられ、一方の表面を前記反射面とする基材と、前記表面に所定の格子幅で配列される格子とを有し、前記基材として金属を用い、前記格子を、黒色めっき層によって形成した光学式エンコーダ用格子板の製造方法であって、前記金属の前記表面に、10μmから100μmの範囲の前記格子幅でレジストを形成し、平均粗さRaが0.008μmから0.035μmの範囲である金属の表面であって前記レジストの間に、前記黒色めっき層を、厚さが0.3μmから2.346μmの範囲で形成し、前記レジストを除去することで前記反射面を露出させたことを特徴とする。
本発明の光学式エンコーダ用格子板は、ピーリングに強く、めっきの付き回りが良く、高いSN比を実現することができる。
本発明の実施例による光学式エンコーダ用格子板の基本構成図 (a)ロータリエンコーダに用いる光学式エンコーダ用格子板の平面図、(b)リニアエンコーダに用いる光学式エンコーダ用格子板の平面図 本実施例による光学式エンコーダ用格子板の製造方法を示す工程図 めっき層の膜厚試験結果を示す図 実施例1によるめっき層の膜厚試験結果である反射率を示す特性図 実施例2によるめっき層の膜厚試験結果である反射率を示す特性図 実施例3によるめっき層の膜厚試験結果である反射率を示す特性図 実施例4によるめっき層の膜厚試験結果である反射率を示す特性図 実施例5によるめっき層の膜厚試験結果である反射率を示す特性図 実施例6によるめっき層の膜厚試験結果である反射率を示す特性図 比較例1によるめっき層の膜厚試験結果である反射率を示す特性図 比較例2によるめっき層の膜厚試験結果である反射率を示す特性図 比較例3によるめっき層の膜厚試験結果である反射率を示す特性図 実施例7によるめっき層の膜厚試験結果である反射率を示す特性図 実施例1によるめっき層の膜厚試験結果であるクラックを示す写真 実施例2によるめっき層の膜厚試験結果であるクラックを示す写真 実施例3によるめっき層の膜厚試験結果であるクラックを示す写真 実施例4によるめっき層の膜厚試験結果であるクラックを示す写真 実施例5によるめっき層の膜厚試験結果であるクラックを示す写真 実施例6によるめっき層の膜厚試験結果であるクラックを示す写真 比較例1によるめっき層の膜厚試験結果であるクラックを示す写真 比較例2によるめっき層の膜厚試験結果であるクラックを示す写真 比較例3によるめっき層の膜厚試験結果であるクラックを示す写真 実施例7によるめっき層の膜厚試験結果であるクラックを示す写真 実施例1によるめっき層の膜厚試験結果であるピーリング結果を示す写真 実施例2によるめっき層の膜厚試験結果であるピーリング結果を示す写真 実施例3によるめっき層の膜厚試験結果であるピーリング結果を示す写真 実施例4によるめっき層の膜厚試験結果であるピーリング結果を示す写真 実施例5によるめっき層の膜厚試験結果であるピーリング結果を示す写真 実施例6によるめっき層の膜厚試験結果であるピーリング結果を示す写真 比較例1によるめっき層の膜厚試験結果であるピーリング結果を示す写真 比較例2によるめっき層の膜厚試験結果であるピーリング結果を示す写真 比較例3によるめっき層の膜厚試験結果であるピーリング結果を示す写真 実施例7によるめっき層の膜厚試験結果であるピーリング結果を示す写真 実施例1によるめっき層の膜厚試験結果であるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真 実施例2によるめっき層の膜厚試験結果であるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真 実施例3によるめっき層の膜厚試験結果であるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真 実施例4によるめっき層の膜厚試験結果であるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真 実施例5によるめっき層の膜厚試験結果であるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真 実施例6によるめっき層の膜厚試験結果であるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真 比較例1によるめっき層の膜厚試験結果であるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真 比較例2によるめっき層の膜厚試験結果であるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真 比較例3によるめっき層の膜厚試験結果であるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真 実施例7によるめっき層の膜厚試験結果であるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真 比較例4によるめっき層の膜厚試験結果であるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真 基材の表面粗さと反射率を示す図
本発明の第1の実施の形態による光学式エンコーダ用格子板は、平均粗さRaが0.008μmから0.035μmの範囲である金属の表面に、厚さが0.3μmから2.346μmの範囲とした黒色めっき層を形成したものである。本実施の形態によれば、平均粗さRaが0.008μmから0.035μmの範囲である金属の表面に、厚さが0.3μmから2.346μmの範囲とした黒色めっき層を形成することで、ピーリングに強く、反射面では60%以上の反射率、クラックの発生がなく良好なめっき状態となり、黒色めっき層では3%以内の反射率となり、高いSN比を得ることができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による光学式エンコーダ用格子板において、格子幅を10μmから100μmの範囲としたものである。本実施の形態によれば、黒色めっき層をエッチングせずに格子を形成することで格子幅の精度は2μm以下となるため、10μmの格子幅でも対応でき、100μm以下の格子幅において適用効果が高い。
本発明の第3の実施の形態は、第1または第2の実施の形態による光学式エンコーダ用格子板において、金属として、ステンレス鋼を用いたものである。本実施の形態によれば、耐食性に優れている。
本発明の第4の実施の形態による光学式エンコーダ用格子板の製造方法は、金属の表面に、10μmから100μmの範囲の格子幅でレジストを形成し、平均粗さRaが0.008μmから0.035μmの範囲である金属の表面であってレジストの間に黒色めっき層を、厚さが0.3μmから2.346μmの範囲で形成し、レジストを除去することで反射面を露出させたものである。本実施の形態によれば、基材や格子をエッチング処理することなく反射面と格子とを形成するため、反射面と格子との高低差を小さくでき、格子の側面でのサイドエッジ(加工テーパー)を無くすことができる。
以下本発明の実施例について図面とともに説明する。
図1は、本実施例による光学式エンコーダ用格子板の基本構成図である。
本実施例による光学式エンコーダ用格子板10は、一方の表面を反射面とする基材20と、基材20の表面に所定の格子幅で配列される格子30とを有している。基材20としては金属を用い、格子30を黒色めっき層によって形成する。基材20としては、例えばステンレス鋼が適しており、Ni合金を用いることもできる。ステンレス鋼としては、SUS304、SUS430、SUS316、またはSUS301が特に適しており、SUS304の場合には汎用性が高く、SUS430の場合にはガラス材に近い線膨張係数であり、温度変化による影響が小さい格子板とすることができる。
本実施例による光学式エンコーダ用格子板10を用いた光学式エンコーダは、発光源1には可視光または近赤外光を照射光として用い、反射面に対して30度〜75度の角度で照射光を照射し、反射面で反射した反射光を受光素子2で受光することで物体の変位量または変位方向を検出する。
図2(a)はロータリエンコーダに用いる光学式エンコーダ用格子板の平面図、図2(b)はリニアエンコーダに用いる光学式エンコーダ用格子板の平面図である。
図2(a)に示すように、本実施例による光学式エンコーダ用格子板10aは、基準円の中心から格子30aの外周までの半径が12〜13mm、格子30aの半径方向長さが0.4〜0.8mm、格子30aの幅(円周方向長さ)が10μmから100μm、格子30aの間の反射面の幅(円周方向長さ)が10μmから100μmの範囲で形成される。格子30aの幅(円周方向長さ)、および格子30aの間の反射面の幅(円周方向長さ)は50μm以下においても高いSN比を維持することができる。
図2(b)に示すように、本実施例による光学式エンコーダ用格子板10bは、格子30bの長さが0.4〜0.8mm、格子30bの幅(計測方向長さ)が10μmから100μm、格子30bの間の反射面の幅(計測方向長さ)が10μmから100μmの範囲で形成される。格子30bの幅(計測方向長さ)、および格子30bの間の反射面の幅(計測方向長さ)は50μm以下においても高いSN比を維持することができる。
光学式エンコーダには、反射面の幅がランダムなパターンであるアブソリュート形と、反射面の幅が一定なパターンであるインクルメンタル形とがあり、本実施例による光学式エンコーダ用格子板10はいずれの形にも適用できる。
図3は、本実施例による光学式エンコーダ用格子板の製造方法を示す工程図である。
本実施例に用いる基材20は、反射面となる表面21を平均粗さRaが0.008μmから0.05μmの範囲、好ましくは0.008μmから0.03μmの範囲となるように鏡面仕上げをしている。
図3(b)に示すように、反射面となる表面21に、10μmから100μmの範囲の格子幅となるようにレジスト22を形成する。レジスト22の厚さは、形成する黒色めっき層の厚さより厚ければよい。
そして、図3(c)に示すように、レジスト22の間に、格子30となる黒色めっき層を、0.3μmより厚く3μmより薄い範囲の厚さで形成する。
その後、図3(d)に示すように、レジスト22を除去することで反射面(表面21)を露出させる。
なお、黒色めっきとしては、黒クロムめっきが適しているが、銅を酸化させて黒化処理したものを用いることもできる。
本実施例による製造方法によれば、基材20や格子30をエッチング処理することなく反射面と格子30とを形成するため、反射面と格子30との高低差を小さくでき、格子30の側面でのサイドエッジ(加工テーパー)を無くすことができる。
また、本実施例による製造方法によれば、平均粗さRaを0.008μmから0.05μmの範囲の表面21である基材20に、3μmより薄い黒色めっき層を格子30として形成することで、ピーリングに強く、反射面では60%以上の反射率、黒色めっき層では5%以内の反射率となり、高いSN比を得ることができる。
また、本実施例による製造方法によれば、平均粗さRaを0.008μmから0.05μmの範囲の表面21である基材20に、0.3μmより厚い黒色めっき層を格子30として形成することで、めっきの付き回りが良く、黒色めっき層での反射率が3%以内となる。
また、本実施例による製造方法によれば、平均粗さRaを0.008μmから0.05μmの範囲の表面21である基材20に、1.0μmから2.5μmの範囲の厚さで黒色めっき層を格子30として形成することで、クラックの発生がなく良好なめっき状態となり、黒色めっき層での反射率が3%以内となる。
図4はめっき層の膜厚試験結果を示す図である。
実施例1から実施例6および比較例1から比較例3は、基材20として、板厚t=0.1mm、平均粗さRa=0.01μm、十点平均粗さRz=0.062μm、最大高さRy=0.074μmの鏡面仕上げ処理されたSUS304を用いた。なお、表面粗さは接触式測定器を用いて測定した。
実施例1は、15A、3.8V、31A/dm、2分の条件でめっき処理を行った。平均膜厚は0.344μmであった。なお、膜厚測定には、表面粗さ測定器(株式会社ミツトヨSV−524)を用い、5点測定した平均値を平均膜厚としている。以下の膜厚測定についても同様である。
実施例2は、15A、4.3V、31A/dm、4分の条件でめっき処理を行った。平均膜厚は0.519μmであった。
実施例3は、15A、4.1V、31A/dm、5分の条件でめっき処理を行った。平均膜厚は0.966μmであった。
実施例4は、15A、4.3V、31A/dm、6分の条件でめっき処理を行った。平均膜厚は1.395μmであった。
実施例5は、15A、4.3V、31A/dm、10分の条件でめっき処理を行った。平均膜厚は1.994μmであった。
実施例6は、15A、3.9V、31A/dm、12分の条件でめっき処理を行った。平均膜厚は2.346μmであった。
比較例1は、15A、4.3V、31A/dm、12分の条件でめっき処理を行った。平均膜厚は3.247μmであった。
比較例2は、15A、4.0V、31A/dm、14分の条件でめっき処理を行った。平均膜厚は5.154μmであった。
比較例3は、15A、4.1V、31A/dm、17分の条件でめっき処理を行った。平均膜厚は6.362μmであった。
図5から図14は、めっき層の膜厚試験結果である反射率を示す特性図である。
図5は実施例1による反射率を示す特性図、図6は実施例2による反射率を示す特性図、図7は実施例3による反射率を示す特性図、図8は実施例4による反射率を示す特性図、図9は実施例5による反射率を示す特性図、図10は実施例6による反射率を示す特性図、図11は比較例1による反射率を示す特性図、図12は比較例2による反射率を示す特性図、図13は比較例3による反射率を示す特性図、図14は実施例7による反射率を示す特性図である。
実施例7は、基材20として、板厚t=0.1mm、平均粗さRa=0.035μm、十点平均粗さRz=0.105μm、最大高さRy=0.235μmのSUS430を用いた。なお、表面粗さは接触式測定器を用いて測定した。
実施例7は、160A、4.6V、35A/dm、15分の条件でめっき処理を行った。平均膜厚は0.75μmであった。
めっき層の反射率の測定には、分光反射計(オリンパス社製工学測定装置USPM−RU)を用いた。測定波長域は、380nm〜780nmとしている。
実施例1〜実施例7、および比較例1〜3はいずれも5%以内の反射率であり、基材20としてガラス基板を用いてクロムマスクをした場合には5%の反射率であることから、比較例を含めて低反射機能はいずれも十分である。なお、実施例2および実施例3では、1.5%以内の反射率であることから、平均膜厚0.5μm〜1.0μmでは特に低反射機能に優れている。
図15から図24は、めっき層の膜厚試験結果であるクラックを示す写真である。
図15は実施例1によるクラックを示す写真、図16は実施例2によるクラックを示す写真、図17は実施例3によるクラックを示す写真、図18は実施例4によるクラックを示す写真、図19は実施例5によるクラックを示す写真、図20は実施例6によるクラックを示す写真、図21は比較例1によるクラックを示す写真、図22は比較例2によるクラックを示す写真、図23は比較例3によるクラックを示す写真、図24は実施例7によるクラックを示す写真である。
試験では、めっき層を、デジタルマイクロスコープ(キーエンス製)で観察した。図15〜図22、図24は2500倍、図23は250倍で撮影した写真である。
図23に示すように、比較例3の膜厚6.3μmでは、250倍率でも明らかにクラックが発生していることが観察できる。また、比較例1に示すように、膜厚が3μmを越えると、2500倍での観察ではクラックが発生していることがわかる。
図25から図34は、めっき層の膜厚試験であるピーリング結果を示す写真である。
図25は実施例1によるピーリング結果を示す写真、図26は実施例2によるピーリング結果を示す写真、図27は実施例3によるピーリング結果を示す写真、図28は実施例4によるピーリング結果を示す写真、図29は実施例5によるピーリング結果を示す写真、図30は実施例6によるピーリング結果を示す写真、図31は比較例1によるピーリング結果を示す写真、図32は比較例2によるピーリング結果を示す写真、図33は比較例3によるピーリング結果を示す写真、図34は実施例7によるピーリング結果を示す写真である。
試験では、めっき層にけがき針で傷をつけ、けがき箇所に粘着性のあるテープを貼り付けた後に引きはがし、めっき層の剥がれを観察した。剥がれの状態は、デジタルマイクロスコープ(キーエンス製)で観察した。図25〜図34は300倍で撮影した写真である。
実施例1〜実施例7はいずれもめっき層の剥がれは極めて小さいのに対して、比較例1〜3は粘着テープによる剥がれが生じている。
図35から図45は、めっき層の膜厚試験であるめっき表面の状態を示す写真である。
図35は実施例1によるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真、図36は実施例2によるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真、図37は実施例3によるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真、図38は実施例4によるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真、図39は実施例5によるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真、図40は実施例6によるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真、図41は比較例1によるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真、図42は比較例2によるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真、図43は比較例3によるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真、図44は実施例7によるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真、図45は比較例4によるめっき表面の状態を示す2500倍で撮影した写真である。
比較例4は、基材20として、板厚t=0.1mm、平均粗さRa=0.01μm、十点平均粗さRz=0.062μm、最大高さRy=0.074μmの鏡面仕上げ処理されたSUS304を、エッチングマシンにより深さ10μmから15μmの範囲でエッチングをし、更に塩酸10%、30秒浸漬して、表面21を粗化処理した。粗化処理により平均粗さRa=0.2μmとなった。
比較例4は、25A、5V、5分の条件でめっき処理を行った。めっき膜厚は1.5μmであった。
試験では、めっき層を、デジタルマイクロスコープ(株式会社キーエンスVHX−2000)で観察した。
めっき層の色味については、写真では判別しにくいが、実施例1〜実施例3、比較例4は黒色、実施例4〜実施例7は黒茶、比較例1〜比較例3は茶色であった。
めっき状態は、比較例1〜比較例3では、内部べたつきが一部にあり、めっきの剥がれが観察された。特に比較例2および比較例3では、スリット部でのめっき剥がれを生じていた。なお、比較例1では、スリット部でのめっき状態は良好であった。
実施例1〜実施例7については、比較例1〜比較例3のようにめっき剥がれは観察されなかった。ただし、実施例1および実施例2については、めっきが十分についていない状態が一部に観察された。
比較例4は、めっきのつきまわりは良好であるが、スリット部に凹凸が発生した。
図46は、基材の表面粗さと反射率を示す図である。
図46(b)の「基材5」として示すように、ステンレス鋼の表面21の平均粗さRaが0.07μmであると、反射面での平均反射率は42%に低下する。
ステンレス鋼の表面21の平均粗さRaが0.008μmから0.05μmの範囲では、60%以上の平均反射率を得ることができる。
以上のように、本実施例によれば、黒色めっき層での反射率を3%以下、反射面での反射率を60%以上とすることができ、エッチングによらずに黒色めっき層を形成することで、高いSN比を得ることができる。
本発明の光学式エンコーダ用格子板は、ロータリエンコーダやリニアエンコーダに用いることができる。
1 発光源
2 受光素子
10 光学式エンコーダ用格子板
20 基材
21 表面
22 レジスト
30 格子

Claims (4)

  1. 可視光または近赤外光を照射光として用い、
    反射面で反射した反射光を受光することで物体の変位量または変位方向を検出する光学式エンコーダに用いられ、
    一方の表面を前記反射面とする基材と、
    前記表面に所定の格子幅で配列される格子と
    を有し、
    前記基材として金属を用い、
    前記格子を黒色めっき層によって形成した
    光学式エンコーダ用格子板であって、
    平均粗さRaが0.008μmから0.035μmの範囲である前記金属の前記表面に、厚さが0.3μmから2.346μmの範囲とした前記黒色めっき層を形成した
    ことを特徴とする光学式エンコーダ用格子板。
  2. 前記格子幅を10μmから100μmの範囲としたことを特徴とする請求項1に記載の光学式エンコーダ用格子板。
  3. 前記金属として、ステンレス鋼を用いたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光学式エンコーダ用格子板。
  4. 可視光または近赤外光を照射光として用い、
    反射面に対して30度〜75度の角度で前記照射光を照射し、前記反射面で反射した反射光を受光することで物体の変位量または変位方向を検出する光学式エンコーダに用いられ、
    一方の表面を前記反射面とする基材と、
    前記表面に所定の格子幅で配列される格子と
    を有し、
    前記基材として金属を用い、
    前記格子を、黒色めっき層によって形成した
    光学式エンコーダ用格子板の製造方法であって、
    前記金属の前記表面に、10μmから100μmの範囲の前記格子幅でレジストを形成し、
    平均粗さRaが0.008μmから0.035μmの範囲である前記金属の前記表面であって前記レジストの間に、前記黒色めっき層を、厚さが0.3μmから2.346μmの範囲で形成し、
    前記レジストを除去することで前記反射面を露出させた
    ことを特徴とする光学式エンコーダ用格子板の製造方法。
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