JP2006250784A - ボールレンズ、及び、これを用いた光電式エンコーダ - Google Patents

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都 水谷
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Abstract

【課題】両側テレセントリック光学系を用いた光電式エンコーダを小型に構成する。
【解決手段】円形のハーフミラー62と、その両面に背中合せに固着された一対の半球レンズ64、66とにより構成されるボールレンズ60と、LED12およびコリメータレンズ14を用いて構成される光源10、該光源10から前記ボールレンズ60のハーフミラー62を介して照明光が入射される反射型スケール22と、該スケール22で反射され前記ボールレンズ60のハーフミラー62を透過した光の中心部を該ハーフミラー62に向けて反射するアパーチャミラー70と、受光素子34とを備えている。
【選択図】図7

Description

本発明は、メインスケールと受光素子の間に、アパーチャと、該アパーチャに焦点が来るように、その両側に配設されたレンズでなる両側テレセントリック光学系が挿入された光電式エンコーダに用いるのに好適なボールレンズ、及び、これを用いた光電式エンコーダに関する。
特許文献1に記載されているように、図1に示す如く、メインスケール20と、受光部30を構成する例えば受光素子アレイ34の間に、レンズ42、及び、テレセントリック光学絞りとしてのアパーチャ44からなるレンズ光学系(テレセントリック光学系)40を挿入して、図2に示す如く、レンズ42とメインスケール20のスケール21及び受光素子アレイ34上の受光素子35間の距離a、bを調整することにより、倍率設定ができるようにされた光電式エンコーダが考えられている。図1において、10は光源、fはレンズ42の焦点距離である。
このテレセントリック光学系40を用いた光電式エンコーダでは、メインスケール20上の像をレンズ光学系(42、44)を通して受光素子アレイ34上に投影させる。ここで、アパーチャ44をレンズ42の焦点位置に配置することで、メインスケール20とレンズ42間の距離(ギャップ)が変動しても、レンズ42とアパーチャ44と受光素子アレイ34の位置関係が変動しなければ、受光素子アレイ34上に結像される像の倍率変動を抑えることができる。
特開2004−264295号公報
しかしながら、このようなテレセントリック光学系40を用いた光電式エンコーダにおいても、受光素子35のギャップ方向ミスアライメントによって、図3に示す如く、レンズ42とメインスケール20の距離aと、レンズ42と受光素子35間の距離bの関係が変わると、受光面31に形成される像の倍率が急激に変化してしまい、図4に示す如く、信号強度の急激な低下につながる。
又、レンズの歪曲収差(ディストーション)やコマ収差により、周辺部の信号検出効率が低下してしまう。
更に、光学系を小型化する場合には、焦点距離の小さい(汎用レンズの場合には径の小さい)レンズを用いなければならないが、収差を小さく保とうとする場合には、(1)非球面レンズを用いるか、(2)複数枚のレンズを組合せ(調整して)用いる必要があり、コストアップ及び調整工数増加につながる等の問題点を有していた。
そこで、性能を確保するために、図5(斜視図)及び図6(光路図)に示す如く、アパーチャ44の反対側に、第1のレンズ42と同じレンズ52を、その焦点がアパーチャ44に来るように逆向きに挿入して、両側テレセントリック光学系50とすることが考えられる。
この場合には、第1のレンズ42で発生する収差を第2のレンズ52でほぼ完全に逆補正することができ、収差をほぼ完全にキャンセルして、信号検出効率を改善することができる。
又、第2のレンズ52の焦点がアパーチャ44に来るように挿入されているので、図6に示す如く、第2のレンズ52を出た光は平行光となり、第2のレンズ52と受光面31とのギャップが変化しても光学倍率を一定(1倍)に保てるため、ギャップ方向の組立許容範囲を広くすることができ、調整工数を低減することができる。
しかしながら、このような両側テレセントリック光学系50を用いた場合には、レンズが2枚必要となるため、光学系を小型化することが難しいという問題点を有していた。
本発明は、前記従来の問題点を解消するべくなされたもので、両側テレセントリック光学系を用いた光電式エンコーダを小型化することが可能なボールレンズを提供することを第1の課題とする。
本発明は、又、前記ボールレンズを用いた光電式エンコーダを提供することを第2の課題とする。
本発明は、ハーフミラーと、その両面に背中合せに固着された一対の半球レンズと、により構成されるボールレンズにより、前記第1の課題を解決したものである。
本発明は、又、メインスケールと受光素子の間に、アパーチャと、該アパーチャに焦点が来るように、その両側に配設されたレンズでなる両側テレセントリック光学系が挿入された光電式エンコーダであって、前記レンズとして、前記のボールレンズを用いることにより、前記第2の課題を解決したものである。
又、光源と、該光源からの照明光が入射されるスケールと、該スケールで変調され、前記ボールレンズのハーフミラーを透過した光の中心部を、該ハーフミラーに向けて反射するアパーチャミラーと、該アパーチャミラーで反射され、前記ハーフミラーで再び反射された光を受光する受光素子と、を備えたものである。
又、前記スケールを反射型とし、前記光源が、前記ハーフミラーを介して該スケールの表面に照明光を入射するようにして、反射型の光電式エンコーダを構成したものである。
あるいは、前記スケールを透過型とし、前記光源が、該スケールの裏面から照明光を入射するようにして、透過型の光電式エンコーダを構成したものである。
又、前記スケールと受光素子を垂直に配置し、前記ハーフミラーを、その中間の45°方向に配置して、組立を容易としたものである。
あるいは、前記ハーフミラーをスケールと平行に配置して、反射型の光電式エンコーダを小型化できるようにしたものである。
本発明によれば、ボールレンズ1個分の体積で、両側テレセントリック光学系のレンズを構成でき、光電式エンコーダを小型化できる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本発明の第1実施形態は、図7に示す如く、例えば円形のハーフミラー62と、その両面に背中合せに貼り付けられた一対の半球レンズ64、66とにより構成されるボールレンズ60と、例えばLED12及びコリメータレンズ14を用いて構成される光源10と、該光源10から前記ボールレンズ60のハーフミラー62を介して照明光が入射される反射型のスケール22と、該スケール22で反射され、前記ボールレンズ60のハーフミラー62を透過した光の中心部を、該ハーフミラー62に向けて反射するアパーチャミラー70と、該アパーチャミラー70で反射され、前記ハーフミラー62で再び反射された光を受光する受光素子34とを備えている。
前記アパーチャミラー70は、図8に示す如く、透明ガラス72の表面にアパーチャ部分74が例えば円形に蒸着されたものとされている。なお、アパーチャの形状は円形に限定されず、スケール22に形成された各目盛縞と同じ方向に長いスリット形状、長円形状又は、楕円形状とすることもできる。
ここで前記アパーチャミラー70と受光素子34のなす角度、及び、受光素子34とスケール22のなす角度は、いずれも90°とされ、ハーフミラー62は、その中間の45°方向に配置されている。
なお、第1実施形態においては、反射型スケール22を用いて、光源10を受光素子34と対向する位置に配置していたが、図9に示す第2実施形態のように、透過型スケール20を用いて、該スケール20の反対側に光源10を配置し、スケール20の裏面から照明光を入射するようにして、透過型の光電式エンコーダを構成することもできる。
前記第1及び第2実施形態においては、スケール20又は22と受光素子34が垂直に配設されているので、組立が容易である。
次に、本発明の第3実施形態を図3を参照して説明する。
本実施形態は、第1実施形態と同様のボールレンズ60と、光源10と、該光源10からの照明光が斜め方向から入射される反射型スケール22と、該スケール22で反射され、前記ボールレンズ60のハーフミラー62を透過した光の中心部を、該ハーフミラー62に向けて反射するアパーチャミラー70と、該アパーチャミラー70で反射され、前記ハーフミラー62で再び反射された光を受光する受光素子34とを備えている。
ここで、前記反射型スケール22に対する照明光の入射角は45°とされ、アパーチャミラー70と受光素子34のなす角度は90°とされ、ハーフミラー62はスケール22の表面に対して平行とされている。
本実施形態においては、光源10及びボールレンズ60がスケール22に関して同じ側の斜め方向に配置されているので、反射型の光電式エンコーダを小型に構成できる。
本発明は、インデックス格子と受光素子が別体とされたもの、両者が一体とされた受光素子アレイを有するもの、どちらにも適用できる。光源もLEDを用いたものに限定されず、レーザダイオード等を用いても良い。
テレセントリック光学系を用いた光電式エンコーダの要部構成を示す斜視図 同じく平面図 同じく受光素子のギャップ方向ミスアライメントによる倍率変動を説明するための光路図 同じく信号強度変動の例を示す線図 両側テレセントリック光学系を用いた光電式エンコーダの要部構成を示す斜視図 同じく光路図 本発明の第1実施形態の要部構成を示す断面図 第1実施例体で用いられているアパーチャミラーを示す正面図 本発明の第2実施形態の要部構成を示す断面図 本発明の第3実施形態の要部構成を示す断面図
符号の説明
10…光源
12…LED
14…コリメータレンズ
20…透過型スケール
22…反射型スケール
34…受光素子アレイ
60…ボールレンズ
62…ハーフミラー
64、66…半球レンズ
70…アパーチャミラー

Claims (7)

  1. ハーフミラーと、
    その両面に背中合せに固着された一対の半球レンズと、
    により構成されることを特徴とするボールレンズ。
  2. メインスケールと受光素子の間に、アパーチャと、該アパーチャに焦点が来るように、その両側に配設されたレンズでなる両側テレセントリック光学系が挿入された光電式エンコーダであって、
    前記レンズとして、請求項1に記載のボールレンズを用いたことを特徴とする光電式エンコーダ。
  3. 光源と、
    該光源からの照明光が入射されるスケールと、
    該スケールで変調され、前記ボールレンズのハーフミラーを透過した光の中心部を、該ハーフミラーに向けて反射するアパーチャミラーと、
    該アパーチャミラーで反射され、前記ハーフミラーで再び反射された光を受光する受光素子と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の光電式エンコーダ。
  4. 前記スケールが反射型とされ、前記光源が、前記ハーフミラーを介して該スケールの表面に照明光を入射するようにされていることを特徴とする請求項3に記載の光電式エンコーダ。
  5. 前記スケールが透過型とされ、前記光源が、該スケールの裏面から照明光を入射するようにされていることを特徴とする請求項3に記載の光電式エンコーダ。
  6. 前記スケールと受光素子を垂直に配置し、前記ハーフミラーを、その中間の45°方向に配置したことを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の光電式エンコーダ。
  7. 前記ハーフミラーをスケールと平行に配置したことを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の光電式エンコーダ。
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