JP5924946B2 - 走行荷役装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、コンテナヤード等で荷役作業を行う際に用いられるトランスファークレーン等の走行荷役装置に関する。
従来、この種の走行荷役装置としては、例えば、図10に示すようなトランスファークレーン101が挙げられる。トランスファークレーン101は、コンテナヤード内でコンテナの積み降ろしや運搬等の荷役作業を行うものであり、コンテナヤードの路面102に敷設された走行案内テープ103を検出部104で検出しながら走行する。トランスファークレーン101は下部に複数のボギー台車105を有している。これらボギー台車105は、ボギー台車本体106と、台車本体106の前後両端部に設けられ且つ鉛直軸心115周りに回動自在な車輪取付部材107と、車輪取付部材107に設けられた回転自在な走行車輪108と、車輪取付部材107を回動させる換向装置(図示せず)とを有している。
図11,図12に示すように、検出部104は、路面102を走行自在な検出用台車109と、検出用台車109に設けられた検出装置110とを有している。検出用台車109は、連結部材111を介して車輪取付部材107に連結された検出用台車本体112と、検出用台車本体112に設けられた複数の車輪113とを有している。
尚、直線走行経路114の方向すなわち走行案内テープ103の長手方向を前後方向Aとすると、検出用台車109の車輪113の車軸の位置は走行車輪108の車軸の位置に対して前後方向Aへずれている。
また、走行案内テープ103は、磁気を帯びたテープであり、直線走行経路114に沿って設けられている。また、検出装置110には磁気検出センサが用いられている。
これによると、いずれかの走行車輪108がモータ等の駆動装置によって回転駆動されることにより、トランスファークレーン101が直線走行経路114に沿って走行する。この際、検出用台車109の車輪113が路面102に接地した状態で路面102上を転動し、検出装置110が走行案内テープ103の磁気を検出することで、トランスファークレーン101が直線走行経路114からずれることなく走行する。
また、トランスファークレーン101を所定のレーンから隣のレーンへ移動させる場合、トランスファークレーン101を直線走行経路114に対して直交する方向B(以下、左右方向Bという)へ走行させる。この場合、トランスファークレーン101の走行を一旦停止し、車輪取付部材107を鉛直軸心115周りに90°回動(方向転換)させて、全走行車輪108を90°換向させ、この状態で走行車輪108を回転駆動することで、トランスファークレーン101が左右方向Bへ走行(横行走行)する。
尚、上記のように路面102の走行案内テープ103を検出装置110で検出しながら走行するトランスファークレーン101については、例えば下記特許文献1および2に記載されている。
特開2002−193581 特開2004−359425
しかしながら上記の従来形式では、図11に示すように、検出用台車109の車輪113の車軸の位置が走行車輪108の車軸の位置に対して前後方向Aへずれているため、車輪取付部材107を鉛直軸心115周りに90°回動させて走行車輪108を90°換向させる際、検出用台車109の車輪113が路面102に接地したままでは、検出部104の一部である車輪113が路面102上を無理に引きずられて損傷する虞がある。
この対策として、図11,図12に示すように、検出用台車109を昇降させる昇降用シリンダ装置117が取付用フレーム118を介して車輪取付部材107に設けられ、検出用台車109の昇降に応じて連結部材111が上下揺動自在に構成されている。
これによると、トランスファークレーン101が直線走行経路114に沿って走行する場合は、図11および図12の実線で示すように、昇降用シリンダ装置117のピストンロッド117aを伸長して検出用台車109を下降させ、検出用台車109の車輪113を路面102に接地させる。また、車輪取付部材107を鉛直軸心115周りに90°回動させて走行車輪108を90°換向させる際には、図11および図12の仮想線で示すように、昇降用シリンダ装置117のピストンロッド117aを短縮して検出用台車109を上昇させ、検出用台車109の車輪113を路面102から上方に離間させる。これにより、走行車輪108の換向時における検出用台車109の車輪113の損傷を防止することができる。
しかしながら上記のような構成にした場合、昇降用シリンダ装置117と昇降用シリンダ装置117を駆動させるための油圧式又は電動式の駆動装置とが必要であるため、コストが高くなり、構成も複雑になるといった問題がある。
本発明は、コストを抑制し、構成の簡素化を図ることが可能な走行荷役装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、走行面を転動自在な複数の走行車輪を備え、走行面に設けられた走行経路案内部材を検出部で検出しながら走行自在な走行荷役装置であって、
走行車輪は鉛直軸心周りに回動自在な複数の車輪取付部材に設けられ、
検出部は、支持部材を介して車輪取付部材に上下移動自在に設けられた取付部材と、取付部材に設けられた検出装置と、走行面上の凸部に走行方向から当接した際に取付部材を上方へ誘導して検出部を凸部から退避させる退避部材とを有し、
支持部材は平行リンク機構を有し、
平行リンク機構は固定側横軸を中心に上下方向へ揺動自在な揺動アームを有し、
取付部材が揺動アームの遊端側に設けられ、
固定側横軸は走行経路の方向に長い軸であり、
退避部材は取付部材に設けられ、
取付部材が下限位置にあるとき、退避部材の下端は、取付部材の下端および検出装置の下端よりも下位にあり、且つ走行面から上方に離間しているものである。
これによると、走行車輪が走行面を転動することにより走行荷役装置が走行する。この際、検出部の検出装置が走行経路案内部材を検出することにより、走行荷役装置が走行経路案内部材に案内されながら走行経路に沿って走行するため、走行荷役装置が走行経路からずれるのを防止することができる。
この際、取付部材は下限位置にあり、退避部材の下端は取付部材の下端および検出装置の下端よりも下位にあり且つ走行面から上方に離間しているため、検出部は走行面から上方へ離間している状態に保たれる。従って、車輪取付部材が鉛直軸心周りに回動して走行車輪が換向する際、車輪取付部材と一体に検出部も鉛直軸心周りに回動するが、このとき検出部が走行面上を無理に引きずられて損傷することはない。また、検出部を昇降させるための昇降用シリンダ装置や昇降用シリンダ装置を駆動させるための駆動装置が不要になるため、コストを抑制し、構成の簡素化を図ることができる。
また、走行荷役装置が走行している際、退避部材が走行面上の凸部に走行方向から当接すると、平行リンク機構が上方へ揺動して、取付部材が退避部材により下限位置から上方へ移動し、検出部が凸部の上方へ退避する。これにより、検出部の検出装置等の損傷を防止することができる。
その後、退避部材が凸部から離間すると、平行リンク機構が下方へ揺動して、取付部材が下方へ移動して下限位置に戻る。
また、取付部材を平行リンク機構で支持しているため、取付部材は同一の姿勢を保ったままで上下移動可能となる。
本第発明における走行荷役装置は、取付部材は下向きに付勢されており、
取付部材の下限位置の高さを調節する高さ調節装置が備えられ
高さ調節装置は、調節用ボルトと、揺動アームの基端部に設けられた調節用板とを有し、
調節用板は、揺動アームの揺動方向において、調節用ボルトの先端に当接離間自在であり、
調節用ボルトを回すことにより、取付部材の下限位置が昇降するものである。
これによると、高さ調節装置で取付部材の下限位置の高さを調節することにより、走行経路案内部材と検出装置との上下間距離を検出に最適な距離に調節することができる。
本第発明における走行荷役装置は、退避部材は、検出装置に対して、走行方向における前後両側にそれぞれ設けられているものである。
これによると、走行中、走行方向における前側の退避部材が走行面上の凸部に当接すると、取付部材が下限位置から上方へ移動して、検出部が凸部の上方へ退避する。その後、走行方向における後側の退避部材が凸部から離間すると、取付部材が下方へ移動して下限位置に戻る。これにより、検出部の検出装置等の損傷を確実に防止することができる。
本第発明における走行荷役装置は、退避部材は走行方向において回転自在であり且つ鉛直軸心周りに旋回自在な退避用車輪を有しているものである。
これによると、走行中、退避用車輪が走行面上の凸部に走行方向から当接すると、取付部材が退避用車輪によって下限位置から上方へ誘導され、検出部が凸部の上方へ退避する。この際、退避用車輪が凸部に当接した状態で転動するため、検出部は凸部の上方をスムーズに移動する。
以上のように本発明によると、検出部は走行面から上方へ離間している状態に保たれるため、車輪取付部材が鉛直軸心周りに回動して走行車輪が換向しても、検出部が走行面上を無理に引きずられて損傷することはない。また、検出部を昇降させるための昇降用シリンダ装置や昇降用シリンダ装置を駆動させるための駆動装置が不要になるため、コストを抑制し、構成の簡素化を図ることができる。
また、走行荷役装置が走行している際、退避部材が走行面上の凸部に走行方向から当接すると、取付部材が退避部材により下限位置から上方へ誘導され、検出部が凸部の上方へ退避する。これにより、検出部の検出装置等の損傷を防止することができる。
本発明の実施の形態におけるトランスファークレーンの斜視図である。 同、トランスファークレーンのボギー台車の側面図である。 同、トランスファークレーンの検出部の側面図である。 図3におけるX−X矢視図である。 同、トランスファークレーンの検出部の高さ調節装置の図である。 同、トランスファークレーンの検出部の拡大側面図である。 同、トランスファークレーンの走行車輪を敷板上まで走行させたときの側面図である。 同、走行面上の敷板に対するトランスファークレーンの検出部の退避動作を示す側面図である。 同、走行面上の敷板に対するトランスファークレーンの検出部の退避動作を示す側面図である。 従来のトランスファークレーンの下部の側面図である。 同、トランスファークレーンの検出部の側面図である。 図11におけるX−X矢視図である。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、1はコンテナヤード等でコンテナ2(荷の一例)の積み降ろしや運搬等の荷役作業を行うトランスファークレーンである。トランスファークレーン1は、走行面3(路面)に敷設された走行経路案内テープ4(走行経路案内部材の一例)を検出部5で検出しながら走行する走行荷役装置の一例である。走行経路案内テープ4は、磁気を帯びたテープであり、トランスファークレーン1の走行経路8に平行に設けられている。尚、走行経路8の方向すなわち走行経路案内テープ4の長手方向を前後方向Aとし、走行経路8に直交する方向を左右方向Bとする。
トランスファークレーン1は、本体部10と、本体部10の下部の前後左右四箇所に設けられたボギー台車11とを有している。本体部10は、左右一対のシルビーム12と、シルビーム12の各端に立設されたコラム13と、コラム13の上端間に設けられた前後一対のガーダ14と、ガーダ14に支持案内されて左右方向Bへ移動自在なクラブ15等を有している。
クラブ15の下方には、吊り装置16を介してコンテナ2を把持するスプレッダ装置17が昇降自在に配設されている。
図2に示すように、ボギー台車11は、シルビーム12の前後両端に設けられたボギー台車本体20と、ボギー台車本体20の前後両端に設けられ且つ鉛直軸心23周りに回動自在(方向転換自在)な車輪取付部材21と、車輪取付部材21に設けられた回転自在な走行車輪22と、車輪取付部材21を回動させる換向装置(図示せず)と、いずれかの走行車輪22を強制的に回転駆動させる回転駆動装置(図示せず)等を有している。
尚、図4に示すように、走行車輪22の車軸22aは、車輪取付部材21の下部間に、軸受を介して回転自在に支持されている。また、換向装置はモータ又はシリンダやリンク等からなり、回転駆動装置はモータや減速機等からなる。
図1,図3,図4に示すように、検出部5は、トランスファークレーン1の左右いずれかの側に前後複数備えられており、支持部材24を介して車輪取付部材21に上下移動自在に設けられた取付部材25と、取付部材25に設けられた検出装置26と、走行面3上に設けられた敷板46(凸部の一例)に走行方向Fから当接した際に取付部材25を上方へ誘導して検出部5を敷板46から退避させる複数のキャスター27,28(退避部材の一例)とを有している。
支持部材24は、車輪取付部材21に取付けられた支持フレーム30と、支持フレーム30の先端部に設けられた上下揺動自在な平行リンク機構31とを有している。図3〜図5に示すように、平行リンク機構31は支持フレーム30の先端部に垂設された一対の固定板32と、両固定板32間に設けられた縦板39と、取付部材25に設けられた一対の揺動板33と、上下方向へ揺動自在な上下一対の揺動アーム34,35とを有している。上下両揺動アーム34,35の基端部はそれぞれ、固定側横軸36を介して、両固定板32に連結されている。また、上下両揺動アーム34,35の遊端部はそれぞれ、揺動側横軸37を介して、両揺動板33に連結されている。
取付部材25は、両揺動板33の下部に設けられており、下端が開口した保護ケース38を有している。検出装置26は、磁気検出センサであり、保護ケース38内に収納されている。
取付部材25は自重により下向きに付勢されている。平行リンク機構31には、取付部材25の下限位置Cの高さを調節する高さ調節装置40が設けられている。高さ調節装置40は、縦板39に設けられたナット41と、ナット41に螺合して縦板39を左右方向Bに貫通する調節用ボルト42と、上位の揺動アーム34の基端部に設けられ且つ調節用ボルト42の先端に当接離間自在な調節用板43とを有している。
調節用ボルト42を一方向へ回すと、図5の仮想線で示すように、調節用ボルト42が取付部材25の自重に抗して調節用板43を一方向Dへ押し、上位の揺動アーム34が上方へ揺動し、取付部材25の下限位置Cの高さが増加する。反対に、調節用ボルト42を他方向へ回すと、図5の実線で示すように、取付部材25の自重で調節用板43が他方向Eへ揺動し、上位の揺動アーム34が下方へ揺動し、取付部材25の下限位置Cの高さが減少する。尚、取付部材25の下方への移動は、調節用板43が調節用ボルト42の先端に当接することにより、制限される。
図5,図6に示すように、各キャスター27,28は、取付部材25に取り付けられ、検出装置26に対して、走行方向Fにおける前後両側にそれぞれ設けられていると共に、それぞれ左右一対ずつ設けられている。各キャスター27,28はそれぞれ、水平(横)軸心48周りに回転自在であり且つ鉛直軸心49周りに旋回自在(向き変更自在)な退避用車輪44を有している。
取付部材25が下限位置Cにあるとき、各キャスター27,28の退避用車輪44の下端は、取付部材25の保護ケース38の下端および検出装置26の下端よりも下位にあり、且つ走行面3から上方に離間している。
以下、上記構成における作用を説明する。
走行車輪22が走行面3を転動することによりトランスファークレーン1が走行する。この際、検出部5の検出装置26が走行経路案内テープ4を検出することにより、トランスファークレーン1が走行経路案内テープ4に案内されながら走行経路8に沿って走行するため、トランスファークレーン1が走行経路8からずれるのを防止することができる。
この際、図3,図4に示すように、取付部材25は自重によって下限位置Cまで下降しており、検出部5は走行面3から上方へ離間している状態に保たれる。
トランスファークレーン1を所定のレーンから隣のレーンへ移動させる場合、トランスファークレーン1を走行経路8に対して直交する左右方向Bへ走行させる。この場合、トランスファークレーン1の走行を一旦停止し、車輪取付部材21を鉛直軸心23周りに90°回動させて、全走行車輪22を90°換向させ、この状態で走行車輪22を回転することで、トランスファークレーン1が左右方向Bへ走行する。
上記のように車輪取付部材21が鉛直軸心23周りに回動して走行車輪22が換向する際、車輪取付部材21と一体に検出部5も鉛直軸心23周りに回動するが、検出部5は常に走行面3から上方へ離間している状態に保たれるため、検出部5が走行面3上を無理に引きずられて損傷することはない。また、検出部5を昇降させるための昇降用シリンダ装置や昇降用シリンダ装置を駆動させるための駆動装置が不要になるため、コストを抑制し、構成の簡素化を図ることができる。
尚、コンテナヤードの走行面3は一般にコンクリート製であり、走行面3上で上記のように走行車輪22を換向させると走行車輪22が短期間で磨耗する虞がある。このような走行車輪22の磨耗を抑制するために、図7に示すように、鉄製の敷板46を走行面3上に設け、これら敷板46上で走行車輪22を換向させることもある。この場合、敷板46は走行面3から上方へ突出しており、走行面3から敷板46の上面にかけて段差が形成される。
走行面3から敷板46の上面までの高さが走行面3から退避用車輪44の下端までの高さよりも高い場合、トランスファークレーン1が走行経路8に沿って前後方向Aへ走行している際、図8で示すように、走行方向Fにおける前側に位置する一方のキャスター27の退避用車輪44が敷板46に走行方向Fから当接すると、一方のキャスター27の退避用車輪44が回転すると共に、取付部材25が一方のキャスター27により下限位置Cから上方へ持上げられ、検出部5が敷板46の上方へ退避する。
その後、図9で示すように、キャスター27,28の各退避用車輪44が敷板46の上面に当接した状態で転動し、そして、図7に示すように、後続の走行車輪22が敷板46上に移動すると、キャスター27,28の各退避用車輪44が敷板46から上方に離間する。
その後、敷板46上で走行車輪22を一旦停止させるとともに90°換向させ、再び走行車輪22を回転させて、トランスファークレーン1を左右方向Bへ走行させる。この際、図9に示すように、走行車輪22が敷板46から走行面3に移動すると、後続のキャスター27,28の各退避用車輪44が敷板46の上面に当接する。
さらにトランスファークレーン1が左右方向Bへ走行し、図6に示すように、キャスター27,28の各退避用車輪44が敷板46から離間すると、取付部材25が自重により下降して下限位置Cに戻る。これにより、検出部5の検出装置26等の損傷を防止することができる。
また、万一、走行車輪22がパンクしてトランスファークレーン1の車高が異常に低下しても、キャスター27,28の各退避用車輪44が走行面3に当接することで、検出装置26等の損傷を防止することができる。
また、図5に示すように調節用ボルト42を一方向へ回すことにより、仮想線で示すように、調節用ボルト42が調節用板43を一方向Dへ押し、上位の揺動アーム34が上方へ揺動し、取付部材25の下限位置Cが上昇する。反対に、調節用ボルト42を他方向へ回すことにより、実線で示すように、調節用板43が他方向Eへ揺動し、上位の揺動アーム34が下方へ揺動し、取付部材25の下限位置Cが下降する。このように調節用ボルト42を回すことにより、走行経路案内テープ4と検出装置26との上下間距離を検出に最適な距離に調節することができる。
また、上記実施の形態では、取付部材25を平行リンク機構31で支持しているため、取付部材25は同一の姿勢を保ったままで上下移動可能となる。
上記実施の形態では、凸部の一例として敷板46を挙げたが、敷板46に限定されるものではなく、例えば、走行面3上の石や落下物といった異物等であってもよく、この場合も同様に、検出部5が異物等の上方へ退避して、検出部5の検出装置26等の損傷を防止することができる。
尚、走行面3に形成した凹部に敷板46を嵌め込んで、敷板46の上面と走行面3とを面一にし、敷板46による段差を無くすことも可能である。しかしながら、このような場合であっても、長期間のうちに敷板46の周囲の走行面3が次第に削られ、敷板46の周囲の走行面3から敷板46の上面にかけて段差が形成され、キャスター27の退避用車輪44が敷板46に走行方向Fから当接することがある。
上記実施の形態では、図4に示すように、キャスター27,28を取付部材25に左右二個ずつ設けているが、左右三個以上の複数個又は単数個設けてもよい。
上記実施の形態では、図1に示すように、走行荷役装置の一例としてトランスファークレーン1を挙げたが、トランスファークレーン1に限定されるものではない。
上記実施の形態では、走行経路案内部材の一例として走行経路案内テープ4を用いたが、テープ以外のものであってもよい。また、検出装置26に磁気検出センサを用いたが、磁気以外のもので検出する方式であってもよい。
1 トランスファークレーン
3 走行面
4 走行経路案内テープ(走行経路案内部材)
5 検出部
21 車輪取付部材
22 走行車輪
23,49 鉛直軸心
24 支持部材
25 取付部材
26 検出装置
27,28 キャスター(退避部材)
31 平行リンク機構
40 高さ調節装置
44 退避用車輪
46 敷板(凸部)
C 下限位置
F 走行方向

Claims (4)

  1. 走行面を転動自在な複数の走行車輪を備え、走行面に設けられた走行経路案内部材を検出部で検出しながら走行自在な走行荷役装置であって、
    走行車輪は鉛直軸心周りに回動自在な複数の車輪取付部材に設けられ、
    検出部は、支持部材を介して車輪取付部材に上下移動自在に設けられた取付部材と、取付部材に設けられた検出装置と、走行面上の凸部に走行方向から当接した際に取付部材を上方へ誘導して検出部を凸部から退避させる退避部材とを有し、
    支持部材は平行リンク機構を有し、
    平行リンク機構は固定側横軸を中心に上下方向へ揺動自在な揺動アームを有し、
    取付部材が揺動アームの遊端側に設けられ、
    固定側横軸は走行経路の方向に長い軸であり、
    退避部材は取付部材に設けられ、
    取付部材が下限位置にあるとき、退避部材の下端は、取付部材の下端および検出装置の下端よりも下位にあり、且つ走行面から上方に離間していることを特徴とする走行荷役装置。
  2. 取付部材は下向きに付勢されており、
    取付部材の下限位置の高さを調節する高さ調節装置が備えられ、
    高さ調節装置は、調節用ボルトと、揺動アームの基端部に設けられた調節用板とを有し、
    調節用板は、揺動アームの揺動方向において、調節用ボルトの先端に当接離間自在であり、
    調節用ボルトを回すことにより、取付部材の下限位置が昇降することを特徴とする請求項1記載の走行荷役装置。
  3. 退避部材は、検出装置に対して、走行方向における前後両側にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の走行荷役装置。
  4. 退避部材は走行方向において回転自在であり且つ鉛直軸心周りに旋回自在な退避用車輪を有していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の走行荷役装置。
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