JP6324265B2 - 軌陸車の転車台 - Google Patents

軌陸車の転車台 Download PDF

Info

Publication number
JP6324265B2
JP6324265B2 JP2014170743A JP2014170743A JP6324265B2 JP 6324265 B2 JP6324265 B2 JP 6324265B2 JP 2014170743 A JP2014170743 A JP 2014170743A JP 2014170743 A JP2014170743 A JP 2014170743A JP 6324265 B2 JP6324265 B2 JP 6324265B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turntable
vehicle body
posture
respect
support leg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014170743A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016043849A (ja
Inventor
武司 上田
武司 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tadano Ltd filed Critical Tadano Ltd
Priority to JP2014170743A priority Critical patent/JP6324265B2/ja
Publication of JP2016043849A publication Critical patent/JP2016043849A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6324265B2 publication Critical patent/JP6324265B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、車体を持ち上げて向きを変更するための軌陸車の転車台に関するものである。
従来、この種の軌陸車の転車台は、上部側が車体に対して支持された伸縮自在な支持脚と、支持脚の下部に回転自在に設けられた接地板と、を有している。
この転車台が設けられた軌陸車がトラック車両の場合には、荷台に積載する荷物の重量や荷台における荷物の前後方向の位置によって車体の重心の位置が前後方向にずれる。このため、重心の位置が前後方向にずれた車体は、転車台によって持ち上げたときにバランスがとれなくなり車輪が接地して、転車台によって持ち上げた状態で車体の向きを変えることができなくなる場合がある。
そこで、転車台によって車体を持ち上げたときのバランスを取ることが可能な転車台としては、支持脚の上部側を車体に対して前後方向に搖動自在に支持し、車体に対して支持脚の伸縮する方向の成す角度を調整することで、転車台によって車体を持ち上げる際のバランスを取るようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−125983号公報
しかし、転車台を車体の下部に格納した状態において、車体を構成する部材や機器(マフラ、プロペラシャフト等)と転車台の接地板との隙間は小さく、車体に対する支持脚の成す角度が転車台の格納姿勢の支持脚の角度以外の姿勢で転車台を格納する動作を行うと、接地板が車体を構成する部材や機器に接触し、車体や転車台が損傷するおそれがある。
本発明の目的とするところは、転車台が格納不能な姿勢のまま転車台の格納動作が実行されることを防止することのできる軌陸車の転車台を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために、道路走行及び軌道走行が可能な車体を持ち上げるとともに、持ち上げて支持した車体を水平方向に回転させる軌陸車の転車台であって、転車台を下方に張り出す動作及び転車台を車体の下部に格納する動作を行う転車台駆動手段と、転車台駆動手段によって車体を持ち上げている際における車体の前後方向のバランスを取るために車体に対して転車台を動作させるバランス調整動作手段と、転車台を車体の下部に格納する際に必要な車体に対する転車台の格納姿勢以外の姿勢を検出する姿勢検出手段と、を備え、転車台駆動手段によって転車台を車体の下部に格納する動作を行う際に、姿勢検出手段によって転車台の格納姿勢以外の姿勢が検出されると、転車台駆動手段による転車台の動作の規制、または、転車台の格納姿勢以外の姿勢であることの報知、を行う。
これにより、転車台を車体に格納できない転車台の姿勢を検知し、転車台の格納動作の規制、または、転車台の格納姿勢以外の姿勢であることの報知を行う。
本発明によれば、転車台を車体に格納できない転車台の姿勢を検出し、転車台の格納動作の規制、または、転車台の格納姿勢以外の姿勢であることの報知を行うことができるので、車体や転車台の損傷を防止することが可能となる。
本発明の第1実施形態を示す軌陸車の側面図である。 転車台を説明するための車体の側面図である。 車体を転車台で持ち上げた状態を示す軌陸車の側面図である。 制御系を示すブロック図である。 転車台姿勢検出制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態を示す軌陸車の側面図である。 本発明の第3実施形態を示す軌陸車の側面図である。
図1乃至図5は、本発明の第1実施形態を示すものである。
本発明の転車台を備えた軌陸車1は、図1に示すように、トラック車体をベースに構成され、道路及び軌道を走行可能な車体10と、クレーン作業を行うためのクレーン装置20と、を備えている。
車体10は、前後方向に延びる幅方向一対のシャシフレーム11の前部に運転キャブ12が設けられている。シャシフレーム11の後側の上面には、幅方向一対のサブフレーム13が設けられ、その上部に荷物Wを積載するための荷台14が設けられている。また、運転キャブ12と荷台14との間には、クレーン装置20が設けられている。車体10は、シャシフレーム11の前側および後側の左右両側に道路走行用の車輪15を有し、エンジンを動力源として道路上を走行可能である。
また、車体10は、前側の車輪15の後方および後側の車輪15の後方に軌道走行用の鉄輪16を有している。鉄輪16は、サブフレーム13の左右両側から下方に延びる鉄輪支持部材17の下端側に回転自在に設けられている。鉄輪支持部材17は、それぞれ上部側の部材に対して下部側の部材が前後方向に揺動自在に設けられている。鉄輪支持部材17は、鉄輪16を鉄輪出没油圧シリンダ18の伸縮動作によって車輪15よりも下方に張り出した状態である軌道走行位置と車体10の下部に格納された状態である格納位置に移動させることが可能である。鉄輪16は、油圧モータ19によって駆動する。油圧モータ19は、PTO機構を介して取り出されるエンジンの駆動力によって駆動する。
クレーン装置20は、幅方向一対のサブフレーム13の上面を架け渡すように幅方向に延びるブラケット21と、ブラケット21に対して車体10の前後方向を軸として搖動自在に設けられた幅方向に延びるベース22と、ベース22の幅方向両側に設けられたアウトリガジャッキ23と、ベース22の上面に旋回自在に設けられた旋回台24と、旋回台24に対して起伏自在に設けられたブーム25と、を備えている。クレーン装置20は、ブーム25の旋回動作、伸縮動作及び起伏動作を行うとともに、旋回台24の上部に設けられた図示しないウインチによってブーム25の先端から垂下されるワイヤロープ26の巻き込みまたは繰り出しを行うことで、ワイヤロープ26に吊下された荷物Wを持ち上げて移動させるクレーン作業を行う。
また、車体10の前後方向中央部の下部には、下方に張り出すことによって車体10を持ち上げて支持しながら車体10の向きを変更するための転車台30が設けられている。
転車台30は、図2に示すように、サブフレーム13の幅方向外側に設けられた幅方向一対の支持脚31と、一対の支持脚31の下端に設けられた上板32と、上板32に対して水平回転自在に設けられた接地板としての下板33と、転車台30の格納姿勢以外の姿勢を検出するための姿勢検出手段としての姿勢検出部34と、を備えている。
支持脚31は、サブフレーム13に連結された角筒状のアウタポスト31aと、アウタポスト31a内に移動自在に設けられた角筒状のインナポスト31bと、アウタポスト31aに対してインナポスト31bを移動させるための油圧駆動の転車台駆動手段としての転車シリンダ31cと、を有している。支持脚31は、転車シリンダ31cの伸縮動作によってアウタポスト31aに対してインナポスト31bを移動させることで、伸縮動作を行う。
アウタポスト31aは、上下方向中央部よりもやや上部から前方に張り出すように設けられた支持ブラケット31dと、支持ブラケット31dに設けられた孔に挿通されるピン31eと、を介して前後方向に搖動自在にサブフレーム13に連結されている。また、アウタポスト31aとアウタポスト31aよりも後方に位置するサブフレーム13とは、アウタポスト31aの下部側から後方に張り出すように設けられたブラケット31fを介して、バランス調整動作手段としての油圧駆動のバランスシリンダ31gによって連結されている。アウタポスト31aは、図2に示すように、バランスシリンダ31gの伸縮動作によってサブフレーム13に対する前後方向の角度が調整される。
上板32は、車体10の幅方向に延びるように設けられ、幅方向一対の支持脚31の下端を互いに連結している。
下板33は、略矩形状に形成され、上板32との間に設けられたベアリングを介して上板32に対して水平回転自在に支持されている。
転車台30は、支持脚31の伸縮方向がサブフレーム13の延びる方向である前後方向に対して上下に直交する姿勢で、且つ、下板33の長辺を車体10の幅方向に向けた姿勢が格納姿勢である。転車台30は、格納姿勢とすることで、車体10の下部に位置するマフラ、プロペラシャフト、格納時の鉄輪16等の機器と干渉することなく、車体10の下部に格納可能となる。
姿勢検出部34は、図2に示すように、一方の支持脚31のアウタポスト31aの前後方向両側において、サブフレーム13から下方に延びる支持部材34aと、支持部材34aの下端に固定されたリミットスイッチ34bと、を有している。リミットスイッチ34bは、検出部にアウタポスト31aが接触することで、転車台30が格納姿勢以外の姿勢であることを検出する。
また、軌陸車1は、コントローラ40を備えている。コントローラ40は、入力側に接続された装置からの入力信号を受信すると、CPUが、入力信号に基づいてROMに記憶されたプログラムを読み出すとともに、入力信号によって検出された状態をRAMに記憶したり、出力側に接続された装置に出力信号を送信したりする。
コントローラ40の入力側には、図4に示すように、使用者によって転車台30の張出および格納の操作や車体10に対する転車台30の角度の調整の操作を行うための操作入力部41と、姿勢検出部34が接続されている。また、コントローラ40の出力側には、転車台30の転車シリンダ31c及びバランスシリンダ31gを駆動させる作動油の供給または排出を制御するためのコントロールバルブ42と、エラーや警報を報知するための警報ブザー43と、が接続されている。
以上のように構成された軌陸車の転車台において、道路から軌道に載線する際、および、軌道から離線する際には、転車シリンダ31cを駆動させてインナポスト31bを下方に張り出させて車体10を持ち上げた状態で、使用者が車体10を回転させる。
車体10は、荷台14に積載する荷物Wの重さや荷台14における荷物Wを積載する前後方向の位置によって重心の位置が前後方向にずれる。このため、荷台14に荷物Wが積載された状態の車体10は、転車台30で持ち上げられると、前後方向のバランスがとれなかったり、車体10や転車台30の支持脚31にたわみが出たり、することで車輪15が接地し、車体10を回転させることができない場合がある。
そこで、荷台14に荷物Wが積載された車体10を転車台30で持ち上げた場合には、バランスシリンダ31gの伸縮動作によって車体10に対する転車台30の角度を調整する。これにより、車体10は、図3に示すように、転車台30で持ち上げられた状態で、前後方向に傾けられることにより、前後方向のバランスをとり、車輪15が接地しないようにすることができる。
転車台30によって車体10を回転させた後、車体による走行を行う場合には、転車台30を格納する。転車台30を格納する際には、支持脚31をシャシフレーム11に対して直交する姿勢の格納姿勢とする必要がある。このため、コントローラ40は、図5に示すように、転車台30の格納操作時に格納不能な転車台30の姿勢を検出するための転車台姿勢検出制御処理を行う。
(ステップS1)
ステップS1においてCPUは、操作入力部41に対して転車台30の格納操作がなされたか否かを判定する。転車台30の格納操作がなされたと判定した場合にはステップS2に処理を移し、転車台30の格納がなされたと判定しなかった場合には転車台姿勢検出制御処理を終了する。
(ステップS2)
ステップS1において転車台30の格納操作がなされたと判定した場合に、ステップS2においてCPUは、転車台30が格納姿勢であるか否かを判定する。転車台30が格納姿勢であると判定した場合には転車台姿勢検出制御処理を終了し、転車台30が格納姿勢であると判定しなかった場合にはステップS3に処理を移す。
このとき、転車台30が格納姿勢であるか否かの判定は、姿勢検出部34が転車台30の格納姿勢でない姿勢を検出したか否かで行う。具体的には、リミットスイッチ34bのアクチュエータが操作されると、転車台30が格納姿勢でない姿勢であると判定する。
(ステップS3)
ステップS2において転車台30が格納姿勢であると判定しなかった場合に、ステップS3においてCPUは、転車台30の格納動作を規制し(格納動作を開始せず)、ステップS4に処理を移す。
(ステップS4)
ステップS4においてCPUは、警報ブザー43によって警告音を出力して転車台姿勢検出制御処理を終了する。
このように、本実施形態の軌陸車の転車台によれば、転車シリンダ31cによって転車台30を車体10の下部に格納する動作を行う際に、姿勢検出部34によって転車台30の格納姿勢以外の姿勢が検出されると、転車シリンダ31cによる転車台30の動作を規制するとともに、転車台30が格納姿勢以外の姿勢であることを報知する。
これにより、転車台30を車体10の下部に格納できない転車台30の姿勢を検出し、転車台30の格納動作を規制するとともに、転車台30が格納姿勢以外の姿勢であることを報知することができるので、車体10や転車台30の損傷を防止することが可能となる。
また、転車台30は、上部側が車体10に対して前後方向に搖動自在に支持された伸縮自在な支持脚31と、支持脚31の下部に対して水平方向に回転自在に設けられた下板33と、を有し、バランスシリンダ31gは、車体10に対して支持脚31の成す角度を調整するものであり、姿勢検出部34は、車体10に対する支持脚31の成す角度を検出するものである。
これにより、車体10に対する支持脚31の成す角度を検出することで、転車台30が格納姿勢以外の姿勢であることを検出することができるので、簡単な構成で姿勢検出部34を構成することができる。
図6は本発明の第2実施形態を示すものである。尚、前記実施形態と同様の構成部分には同一の符号を付して示す。
本実施形態の軌陸車1は、転車台50が、サブフレーム13に固定された支持脚51と、インナポスト51bの下端に前後方向に搖動自在に支持された上板52と、上板52に対して回転自在に設けられた下板53と、支持脚51に対して上板52の成す角度を調整するためのバランスシリンダ54と、支持脚51に対する上板52の成す角度を検出するための姿勢検出部55と、を有している。
転車台50は、支持脚51の軸に対して上板52及び下板53の面が直交している姿勢が格納姿勢となる。
支持脚51は、サブフレーム13に固定されたアウタポスト51aと、アウタポスト51aに対して上下方向に移動自在なインナポスト51bと、アウタポスト51aに対してインナポスト51bを移動させるための油圧駆動の転車台駆動手段としての転車シリンダ51cと、を有している。
バランスシリンダ54は、シリンダチューブ側の端部が、アウタポスト51aの後面の上下方向に延びる長溝を介して後方に突出するインナポスト51bに設けられたブラケット51dに連結され、シリンダロッド側の端部が、上板52の上面から突出するブラケット52aに連結されている。
姿勢検出部55は、上板52の上面のインナポスト51bの前後両側に設けられたリミットスイッチである。姿勢検出部55は、検出部にインナポスト51bが接触することで、転車台30が格納姿勢以外の姿勢(上板52及び下板53が前後方向に傾いている状態)であることを検出する。
以上のように構成された軌陸車の転車台において、荷台14に荷物Wが積載された車体10を転車台50で持ち上げた場合には、バランスシリンダ54の伸縮動作によって支持脚51に対して上板52と共に下板53の角度が調整される。これにより、車体10は、図6に示すように、転車台50で持ち上げられた状態で、前後方向に傾けられることにより、前後方向のバランスをとり、車輪15が接地しないようにすることができる。
本実施形態では、姿勢検出部55によって支持脚51に対する上板52の傾きを検出することで、前記実施形態と同様に、転車台50が格納姿勢であるか否かを検出し、転車台50が格納姿勢でない場合には転車台50の格納動作を規制することが可能となる。
このように本実施形態の軌陸車の転車台よれば、前記実施形態と同様に、転車台50を車体10に格納できない転車台50の姿勢を検出し、転車台50の格納動作を規制するとともに、転車台50が格納姿勢以外の姿勢であることを報知することができるので、車体10や転車台50の損傷を防止することが可能となる。
また、転車台50は、上部側が車体に対して固定された伸縮自在な支持脚51と、支持脚51の下端に前後方向に搖動自在な上板52と、上板52に対して回転自在に設けられた下板53と、を有し、バランスシリンダ54は、支持脚51と上板52の成す角度を調整するものであり、姿勢検出部55は、支持脚51に対する上板52の成す角度を検出するものである。
これにより、支持脚51に対する下板53の成す角度を検出することで、転車台50が格納姿勢以外の姿勢であることを検出することができるので、簡単な構成で姿勢検出部55を構成することができる。
図7は本発明の第3実施形態を示すものである。尚、前記実施形態と同様の構成部分には同一の符号を付して示す。
本実施形態の軌陸車1は、転車台60が、サブフレーム13に対して前後方向に移動自在に支持された支持脚61と、インナポスト61bの下端に固定された上板62と、上板62に対して水平方向に回転自在に設けられた下板63と、車体10に対する転車台60の前後方向の位置を調整するためのバランスシリンダ64と、車体10に対する転車台60の位置を検出するための姿勢検出部65を有している。
転車台60は、車体10の前後方向の所定位置に位置している姿勢が格納姿勢となる。
支持脚61は、サブフレーム13に対して前後方向に移動自在に支持されたアウタポスト61aと、アウタポスト61aに対して上下方向に移動自在なインナポスト61bと、アウタポスト61aに対してインナポスト61bを移動させるための油圧駆動の転車台駆動手段としての転車シリンダ61cと、を有している。
バランスシリンダ64は、シリンダチューブ側の端部が、サブフレーム13に連結され、シリンダロッド側の端部が、アウタポスト61aに連結されている。
姿勢検出部65は、サブフレーム13に設けられたリミットスイッチである。姿勢検出部65は、検出部にインナポスト61bが接触することで、車体10の格納姿勢に対応する前後方向の所定位置であることを検出する。
以上のように構成された軌陸車の転車台において、荷台14に荷物Wが積載された車体10を転車台60で持ち上げた場合には、バランスシリンダ64の伸縮動作によって車体10に対する転車台60の前後方向の位置を調整する。これにより、車体10は、図7に示すように、転車台60で持ち上げられた状態で、前後方向に移動させることにより、前後方向のバランスをとることができる。
本実施形態では、姿勢検出部65によって車体10に対する転車台60の前後方向の位置を検出することで、前記実施形態と同様に、転車台60が格納姿勢であるか否かを検出し、転車台60の格納動作を規制することが可能となる。
このように、本実施形態の軌陸車の転車台によれば、前記実施形態と同様に、転車台60を車体10に格納できない転車台60の姿勢を検出し、転車台60の格納動作を規制するとともに、転車台60が格納姿勢以外の姿勢であることを報知することができるので、車体10や転車台60の損傷を防止することが可能となる。
また、転車台60は、車体10に対して前後方向に移動自在であり、上部側が車体10に対して支持された伸縮自在な支持脚61と、支持脚61の下部に水平方向に回転自在に設けられた下板63と、を有し、バランスシリンダ64は、車体10に対して支持脚61の前後方向の位置を調整するものであり、姿勢検出部65は、車体10に対する支持脚61の前後方向の位置を検出するものである。
これにより、車体10に対する転車台60の前後方向の位置を検出することで、転車台60が格納姿勢以外の姿勢であることを検出することができるので、簡単な構成で姿勢検出部65を構成することができる。
尚、前記実施形態では、リミットスイッチを姿勢検出部34としたものを示したが、転車台を車体10の下部に格納不能な転車台の姿勢を検出可能なものであればこれに限られるものではない。例えば、近接スイッチ等の非接触スイッチによって転車台の格納不能な姿勢を検出するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、転車台の格納不能な姿勢を検出した場合に、警報ブザー43によって警告音を出力し、転車台の格納動作を開始しないするようにしたものを示したが、これに限られるものではない。転車台の格納不能な姿勢を検出した場合に、警告音の出力を行わず、転車台の格納動作の規制のみを行うようにしてもよい。また、転車台の格納不能な状態を検出した場合に、転車台の格納動作の規制を行わず、警告音の出力のみを行うようにしてもよい。さらに、転車台の格納不能な姿勢を検出した場合に、警告音の代わりに、または警告音とともに、格納不能の状態をコントロールパネル等の表示部に表示するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、本発明を、クレーン装置を備えたトラック車両をベースに構成された軌陸車1に適用したものを示したが、これに限られるものではない。転車台を備えた車両であれば、高所作業装置を備えた軌陸車を本発明に適用することが可能である。
また、前記実施形態では、転車台30,50,60の支持脚31,51,61が、サブフレーム13に支持されたアウタポスト31a,51a,61aと、アウタポスト31a,51a,61a内を移動自在に設けられたインナポスト31b,51b,61bと、を有するものを示したが、これに限られるものではない。例えば、転車台の支持脚は、サブフレーム13に支持されたインナポストと、インナポストの外側を移動自在に設けられたアウタポストと、を有するものでもよい。
また、前記実施形態では、姿勢検出部34,65をサブフレーム13に設けて支持脚31,61を検出したり、姿勢検出部55を上板52に設けて支持脚51を検出したりしたものを示したが、これに限られるものではない。例えば、姿勢検出部を支持脚に設けてサブフレームに設けられた被検出部を検出したり、姿勢検出部を支持脚に設けて上板を検出したりしてもよい。
また、前記第1実施形態では、図2に示すように、バランスシリンダ31gのシリンダチューブ側の端部がサブフレーム13に連結され、シリンダロッド側の端部が支持脚31に連結されているものを示したが、バランスシリンダ31gのシリンダチューブ側の端部を支持脚31に連結し、シリンダロッド側の端部をサブフレーム13に連結するようにしてもよい。また、第2実施形態及び第3実施形態においても同様に、バランスシリンダ54,64の取り付け方向は限定されない。
1…軌陸車、10…車体、30…転車台、31…支持脚、31c…転車シリンダ(転車台駆動手段)、31g…バランスシリンダ(バランス調整動作手段)、33…下板(接地板)、34…姿勢検出部(姿勢検出手段)、40…コントローラ、42…コントロールバルブ、43…警報ブザー、50…転車台、51…支持脚、51c…転車シリンダ(転車台駆動手段)、54…バランスシリンダ(バランス調整動作手段)、55…姿勢検出部(姿勢検出手段)、60…転車台、61…支持脚、61c…転車シリンダ(転車台駆動手段)、64…バランスシリンダ(バランス調整動作手段)、65…姿勢検出部(姿勢検出手段)。

Claims (4)

  1. 道路走行及び軌道走行が可能な車体を持ち上げるとともに、持ち上げて支持した車体を水平方向に回転させる軌陸車の転車台であって、
    転車台を下方に張り出す動作及び転車台を車体の下部に格納する動作を行う転車台駆動手段と、
    転車台駆動手段によって車体を持ち上げている際における車体の前後方向のバランスを取るために車体に対して転車台を動作させるバランス調整動作手段と、
    転車台を車体の下部に格納する際に必要な車体に対する転車台の格納姿勢以外の姿勢を検出する姿勢検出手段と、を備え、
    転車台駆動手段によって転車台を車体の下部に格納する動作を行う際に、姿勢検出手段によって転車台の格納姿勢以外の姿勢が検出されると、転車台駆動手段による転車台の動作の規制、または、転車台の格納姿勢以外の姿勢であることの報知、を行う
    ことを特徴とする軌陸車の転車台。
  2. 転車台は、上部側が車体に対して前後方向に搖動自在に支持された伸縮自在な支持脚と、支持脚の下部に対して水平方向に回転自在に設けられた接地板と、を有し、
    バランス調整動作手段は、車体に対して支持脚の成す角度を調整するものであり、
    姿勢検出手段は、車体に対する支持脚の成す角度を検出するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の軌陸車の転車台。
  3. 転車台は、上部側が車体に対して固定された伸縮自在な支持脚と、支持脚の下部に対して前後方向に搖動自在に且つ水平方向に回転自在に設けられた接地板と、を有し、
    バランス調整動作手段は、支持脚と接地板の成す角度を調整するものであり、
    姿勢検出手段は、支持脚に対する接地板の成す角度を検出するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の軌陸車の転車台。
  4. 転車台は、車体に対して前後方向に移動自在であり、上部側が車体に対して支持された伸縮自在な支持脚と、支持脚の下部に水平方向に回転自在に設けられた接地板と、を有し、
    バランス調整動作手段は、車体に対して支持脚の前後方向の位置を調整するものであり、
    姿勢検出手段は、車体に対する支持脚の前後方向の位置を検出するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の軌陸車の転車台。
JP2014170743A 2014-08-25 2014-08-25 軌陸車の転車台 Active JP6324265B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014170743A JP6324265B2 (ja) 2014-08-25 2014-08-25 軌陸車の転車台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014170743A JP6324265B2 (ja) 2014-08-25 2014-08-25 軌陸車の転車台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016043849A JP2016043849A (ja) 2016-04-04
JP6324265B2 true JP6324265B2 (ja) 2018-05-16

Family

ID=55634813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014170743A Active JP6324265B2 (ja) 2014-08-25 2014-08-25 軌陸車の転車台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6324265B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD916067S1 (en) 2019-02-22 2021-04-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Mobile phone
CN113501026B (zh) * 2021-09-08 2021-11-23 徐州腾龙交通运输设备有限公司 一种能够切换不同轨道行进模式的挂车及其使用方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3438161B2 (ja) * 1997-08-26 2003-08-18 東洋車輌株式会社 軌陸両用車両
JP2005125983A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Aichi Corp 軌陸車の転車台装置
JP4528688B2 (ja) * 2005-08-02 2010-08-18 株式会社アイチコーポレーション 作業用車両
JP2012056557A (ja) * 2010-08-11 2012-03-22 Kirikushatech Co Ltd 軌陸作業車

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016043849A (ja) 2016-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5276867B2 (ja) 可変位置カウンタウエイトユニットを装備している自走式リフトクレーン及びその操作方法
JP2008110877A (ja) 可変位置カウンタウエイトを装備している自走式リフトクレーン
JP2016147729A (ja) クローラクレーンのカーボディウエイト支持装置
JP6324265B2 (ja) 軌陸車の転車台
JP6705195B2 (ja) 旋回式作業機械
NL2009495C2 (en) Lifting or hoisting system and method of stabilizing a mobile elevating work platform.
JP5022084B2 (ja) 軌陸両用車
JP6716097B2 (ja) 軌陸車
JP4538309B2 (ja) 軌陸作業車
JP2012051687A (ja) 高所作業車
US1817392A (en) Truck crane
JP6592255B2 (ja) 作業車
JP6503836B2 (ja) 軌陸車の転車台操作規制装置
JP5869760B2 (ja) 移動式クレーン車の制御装置、制御方法及びプログラム
JP6888519B2 (ja) 軌陸車
JP6746207B2 (ja) 杭打機及び杭打機の積載方法
KR20160029345A (ko) 차량 견인장치
JP4528688B2 (ja) 作業用車両
JP2014129092A (ja) 軌陸車
JP6038964B2 (ja) 梯子昇降装置
JP6158685B2 (ja) 高所作業車
JP2018043835A (ja) 軌陸作業車
JP5634219B2 (ja) 転車台及び軌陸両用車
RU2429982C1 (ru) Консольный поворотный кран, установленный на бортовую платформу транспортного средства
JP7172223B2 (ja) 軌陸作業車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6324265

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250