JP6158685B2 - 高所作業車 - Google Patents

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Description

本発明は、高所作業車に係り、より詳細には、高所作業時に車両を支持するジャッキを有する高所作業車に関する。
車両の前輪及び後輪付近にそれぞれジャッキを備えた高所作業車が知られている。この高所作業車では、高所作業の際に、各ジャッキを張り出して、その下端部を接地させて車両を浮き上がらせた状態で支持する。これにより、高所作業の際に車両を安定して支持することができる。また、高所作業を終了した際は、各ジャッキを収縮させて格納する。このジャッキ動作の際(ジャッキの張り出し動作及び格納動作)、車両の逸走防止を図るため、前輪側のジャッキ及び後輪側のジャッキを順次張り出し又は格納する必要があり、これを自動化する構造が特許文献1に記載されている。
また、図8に記載されるような高所作業車800も知られている。この高所作業車800は、車両810の前輪及び後輪付近にそれぞれ設けられたジャッキ821、831の下端部に、各移動用車輪822、832を有する。この高所作業車800についても、各ジャッキ821、831を張り出して、下端部を接地(各移動用車輪822、832を接地)させて車両810を浮き上がらせた状態で支持し、車両を安定させた状態で高所作業を行う(以下、移動用車輪による移動を伴わない高所作業を「非自走高所作業」という)。さらに、高所作業車800の場合は、この状態から各移動用車輪822、832を駆動及び操舵することにより、各移動用車輪822、832による走行を行い、移動しながら高所作業を行なうことができる(以下、移動用車輪による移動を伴う高所作業を「自走高所作業」という)。
このような各移動用車輪822、832を備える高所作業車800では、ジャッキ動作(ジャッキの張り出し動作及び格納動作)時における車両逸走防止のため前輪側及び後輪側の移動用車輪にブレーキ装置(図示せず)が備えられる。そして、ジャッキ動作の際には、前輪側及び後輪側の移動用車輪822、832すべてを制動した上で、特許文献1記載の高所作業車のように、前輪側のジャッキ821及び後輪側のジャッキ831を順次張り出し又は格納することが行われている。(なお、符号811はトラックキャビン、符号812はトラックシャシフレーム、符号813は車輪、符号814はサブフレーム、符号815は昇降装置、符号816は作業台である。)
しかし、特許文献1に記載されるような高所作業車では、ジャッキの張り出し時には、前輪側のジャッキを張り出した後で、後輪側のジャッキを張り出すため、後輪側のジャッキの下端部が路面上で引きずられて、路面を傷つけるという問題があった。
また、高所作業車800のように、ジャッキの下端部に移動用車輪を有する高所作業車についても、前輪側のジャッキを張り出した後で、後輪側のジャッキを張り出す際に、制動された後輪側の移動用車輪が路面上で引きずられて、移動用車輪の履いているタイヤが損傷するという問題があった。一方、後輪側の移動用車輪を制動するブレーキ装置がない場合には、移動用車輪が路面上で引きずられるという恐れはないものの、非自走高所作業時における車両の制動が不確実になるという恐れがあった。
特開平11−246177号公報
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、非自走高所作業時における車両の制動を確実にするとともに、ジャッキ動作時の移動用車輪のタイヤ損傷等を防止することのできる高所作業車を提供することを目的とする。
本発明の高所作業車は、作業用設備が設けられた走行可能な車両と、前記車両の各車輪近傍に設けられ、張り出した際に下端部を接地させて前記車両を浮き上がらせた状態で支持する前輪側及び後輪側ジャッキ部と、前記前輪側及び後輪側ジャッキ部の各下端部に設けられる前輪側及び後輪側移動用車輪と、前記前輪側及び後輪側移動用車輪を制動する各ブレーキ部と、前記各ブレーキ部による前記前輪側及び後輪側移動用車輪の制動と前記前輪側及び後輪側ジャッキ部の張り出し動作及び格納動作とを制御する制御部と、を備え、前記張り出し動作の際には、前記前輪側ジャッキ部を先に張り出し、前記格納動作の際には、後輪側ジャッキ部を先に格納する高所作業車であって、前記各ブレーキ部は、制動解除のない限り前記前輪側及び後輪側移動用車輪を制動し続け、前記制御部は、前記張り出し動作及び格納動作の際には、前記後輪側移動用車輪のみ制動を解除して回転自在とすることを特徴とする。
また、本発明の高所作業車は、前記前輪側移動用車輪を駆動する駆動部をさらに備え、前記制御部は、前記駆動部による前記前輪側移動用車輪の駆動をも制御し、前記前輪側及び後輪側移動用車輪による走行を行う際には、前記前輪側及び後輪側ジャッキ部を張り出した状態で、前記前輪側及び後輪側移動用車輪の制動を解除するとともに、前記前輪側移動用車輪を駆動し、前記前輪側及び後輪側移動用車輪による走行を終了して停止する際には、前記前輪側移動用車輪の駆動と前記前輪側及び後輪側移動用車輪の制動解除とを停止するよう構成することもできる。
このように、本発明の高所作業車は、制動解除のない限り前輪側及び後輪側移動用車輪を制動し続けるため、非自走高所作業時には、前輪側及び後輪側移動用車輪の全てが制動される。また、ジャッキ動作(張り出し動作及び格納動作)の際に、後輪側移動用車輪を制動する各ブレーキ部による制動を解除して、後輪側移動用車輪を回転自在とすることにより、後輪側移動用車輪が路面上を回転する。その結果、非自走高所作業時における車両の制動を確実にすることができるとともに、ジャッキ動作時の移動用車輪のタイヤ損傷を防止することができる。
本発明の一実施形態である高所作業車100の側面図。 本発明の一実施形態である高所作業車100の制御系統の概念図。 本発明の一実施形態である高所作業車100の動作説明図。 本発明の一実施形態である高所作業車100の動作説明図。 本発明の一実施形態である高所作業車100の動作説明図。 本発明の一実施形態である高所作業車100の動作説明図。 本発明の一実施形態である高所作業車100の動作説明図。 従来の高所作業車800の側面図。
図1〜図7を参照して、本発明の一実施形態である高所作業車100について説明する。図1は本発明の一実施形態である高所作業車100の側面図であり、図2は本発明の一実施形態である高所作業車100の制御系統の概念図であり、図3〜図7は本発明の一実施形態である高所作業車100の動作説明図である。
図1及び図2を参照すると、本発明の一実施形態である高所作業車100は、作業用設備が設けられた走行可能な車両110と、前輪側及び後輪側ジャッキ部120、130と、前輪側及び後輪側移動用車輪122、132と、各ブレーキ装置内蔵モータ141と、各ブレーキ装置142と、制御部150と、移動操作レバー161と、ジャッキ操作スイッチ162とを有している。
作業用設備が設けられた走行可能な車両110は、運転席を有するトラックキャビン111、トラックシャシフレーム112、走行用の各車輪113、トラックシャシフレームに取り付けられるサブフレーム114、サブフレームに設置される昇降装置115、及び昇降装置に取り付けられる作業台116を有する。昇降装置115は、高所作業(非自走高所作業及び自走高所作業)を行う際に昇降して、作業台116を所望の高さに位置させる。また、作業台116には、前輪側及び後輪側移動用車輪122、132の駆動及び操舵等の操作を行う移動操作レバー161が設けられる。さらに、サブフレーム114には、前輪側及び後輪側ジャッキ部120、130のジャッキ動作(張り出し動作及び格納動作)を行うためのジャッキ操作スイッチ162が設けられる。
前輪側及び後輪側ジャッキ部120、130は、張り出し(伸長)及び格納(収縮)機能を有する。そして、張り出した際には、その下端部を接地させて車両110を浮き上がらせた状態で支持するものである。この前輪側及び後輪側ジャッキ部120、130は、前輪側及び後輪側アウトリガジャッキ121、131と、前輪側及び後輪側ジャッキシリンダ121(a)、131(a)と、前輪側及び後輪側移動用車輪122、132とを有する。前輪側及び後輪側ジャッキシリンダ121(a)、131(a)は、前輪側及び後輪側アウトリガジャッキ121、131の張り出し(伸長)及び格納(収縮)を行う。前輪側及び後輪側アウトリガジャッキ121、131を張り出し、その下端に設けられた前輪側及び後輪側移動用車輪122、132を接地させることで、車両110を浮き上がらせて支持することができる。また、車両を浮き上がらせて支持している状態から、前輪側及び後輪側アウトリガジャッキ121、131を格納することで、車両110の車輪113を接地させることができる。
また、前輪側及び後輪側移動用車輪122、132は、図示のようにタイヤを履いた状態で、前輪側及び後輪側アウトリガジャッキ121、131の下端に設けられるものである。この前輪側及び後輪側移動用車輪122、132は、制動を加えていない状態で回転自在であり、路面上で回転することができる。
各ブレーキ装置内蔵モータ141及び各ブレーキ装置142は、移動用車輪を制動するものである。このうち、各ブレーキ装置内蔵モータ141は、前輪側移動用車輪122を制動し、各ブレーキ装置142は、後輪側移動用車輪132を制動する。これら各ブレーキ装置内蔵モータ141及び各ブレーキ装置142は、いわゆるネガティブブレーキとして構成され、制動解除のない限り、前輪側及び後輪側移動用車輪122、132を制動し続ける。そのため、制動解除を行わない非自走高所作業時において、制動された前輪側及び後輪側移動用車輪122、132より、車両110の制動を確実にすることができる。
また、各ブレーキ装置内蔵モータ141は、前輪側移動用車輪122を制動するブレーキ機能を有するとともに、(制動を解除して)モータを駆動することで前輪側移動用車輪122を回転駆動する駆動機能を有する。そのため、前輪側及び後輪側アウトリガジャッキ121、131を張り出して、車両110を浮き上がらせた状態で支持したときに、前輪側及び後輪側移動用車輪122、132に対する制動を解除し、各ブレーキ装置内蔵モータ141により、前輪側移動用車輪122を回転駆動することで、前輪側及び後輪側移動用車輪122、132による走行が可能となる。
制御部150は、各ブレーキ装置内蔵モータ141及び各ブレーキ装置142による前記前輪側及び後輪側移動用車輪122、132の制動と、各ブレーキ装置内蔵モータ141のモータの駆動と、前輪側及び後輪側ジャッキ部120、130の張り出し動作及び格納動作とを制御するものである。制御部150は、コントローラ151、移動制御バルブ152、後ブレーキ解除バルブ153、及びジャッキ制御バルブ154を有する。
コントローラ151は、移動操作レバー161の操作により発生する移動操作信号の入力を受けて制御信号を出力し、移動制御バルブ152及び後ブレーキ解除バルブ153を制御する。また、コントローラ151は、ジャッキ操作スイッチ162の操作により発生するジャッキ操作信号の入力を受けて制御信号を出力し、後ブレーキ解除バルブ153及びジャッキ制御バルブ154を制御する。
移動制御バルブ152は、コントローラ151からの制御信号を受けて、各ブレーキ装置内蔵モータ141による前輪側移動用車輪122の制動を解除するとともに、各ブレーキ装置内蔵モータ141のモータを駆動して前輪側移動用車輪122を回転駆動する。また、移動制御バルブ152へのコントローラからの制御信号が停止すると、各ブレーキ装置内蔵モータ141のモータの駆動が停止されるとともに、再び各ブレーキ装置内蔵モータ141により前輪側移動用車輪122が制動される。
後ブレーキ解除バルブ153は、コントローラ151からの制御信号を受けて、各ブレーキ装置142による後輪側移動用車輪132の制動を解除する。後ブレーキ解除バルブ153へのコントローラ151からの制御信号が停止すると、再び各ブレーキ装置により後輪側移動用車輪132が制動される。
ジャッキ制御バルブ154は、コントローラ151からの制御信号を受けて、前輪側及び後輪側ジャッキシリンダ121(a)、131(a)を操作して、前輪側及び後輪側アウトリガジャッキ121、131の張り出し(伸長)及び格納(収縮)を行う。このジャッキ制御バルブ154は、前輪側及び後輪側アウトリガジャッキ121、131を張り出す際は、まず、前輪側ジャッキシリンダ121(a)を操作して、先に前輪側アウトリガジャッキ121を張り出す。そして、前輪側アウトリガジャッキ121の張り出しが完了したことが検知されると、後輪側ジャッキシリンダ131(a)を操作し、後輪側アウトリガジャッキ131を張り出す。また、前輪側及び後輪側アウトリガジャッキ121、131を格納する際は、まず、後輪側ジャッキシリンダ131(a)を操作して、先に後輪側アウトリガジャッキ131を格納する。そして、後輪側アウトリガジャッキ131の格納が完了したことが検知されると、前輪側ジャッキシリンダ121(a)を操作して、前輪側アウトリガジャッキ121を格納する。
これらの構成を有することにより、コントローラ151の制御信号を移動制御バルブ152及び後ブレーキ解除バルブ153に出力することで、前輪側及び後輪側移動用車輪122、132の制動が解除されるとともに、前輪側移動用車輪122が駆動される。そのため、前輪側及び後輪側移動用車輪122、132による走行が可能となる。また、コントローラ151の移動制御バルブ152及び後ブレーキ解除バルブ153への制御信号が停止されることで、前輪側及び後輪側移動用車輪122、132を制動することができる。
また、これらの構成を有することにより、コントローラ151の制御信号を後ブレーキ解除バルブ153及びジャッキ制御バルブ154に出力することで、前輪側移動用車輪122の制動を維持した状態で、後輪側移動用車輪132のみ制動が解除されるとともに、前輪側及び後輪側アウトリガジャッキ121、131が順次張り出され、又は順次格納される。そのため、後輪側アウトリガジャッキ131が張り出される際、又は格納される際、後輪側移動用車輪132は路面上で回転することができる。
次に、図3〜図7を参照して、本発明の一実施形態である高所作業車100の動作を説明する。高所作業を行うため、操作者がサブフレーム114に設けられたジャッキ操作スイッチ162を操作すると、ジャッキ操作信号が発生し、コントローラ151に入力される。コントローラ151は、ジャッキ操作信号が入力されたのを受けて、後ブレーキ解除バルブ153及びジャッキ制御バルブ154に制御信号を出力する。これにより、後ブレーキ解除バルブ153は、各ブレーキ装置142による後輪側移動用車輪132の制動を解除する。同時に、ジャッキ制御バルブ154は、前輪側ジャッキシリンダ121(a)を操作して、前輪側アウトリガジャッキ121を張り出す(伸長)。そして、移動用車輪122を接地させて、車両110の前方部分を浮き上がらせる(図3)。この際、前輪側移動用車輪122の制動は解除されていないため、前輪側移動用車輪122の制動は維持された状態にあり、車両110は確実に制動される。
次いで、ジャッキ制御バルブ154は、後輪側ジャッキシリンダ131(a)を操作して、後輪側アウトリガジャッキ131を張り出す(伸長)。そして、後輪側移動用車輪132を接地させ、車両110の後方部分を浮き上がらせる。このとき、後輪側移動用車輪132の制動は解除されているため、後輪側移動用車輪132は、路面上を回転することができる(図4)。
次いで、後輪側アウトリガジャッキ131の張り出しが完了すると、後ブレーキ解除バルブ153及びジャッキ制御バルブ154への制御信号は停止される。これにより、後輪側移動用車輪132は再び制動され、前輪側及び後輪側移動用車輪122、132のすべてが制動された状態となる(図5)。
次いで、昇降装置115を操作して、作業台116を所望の高さに位置させる(図6)。これにより、非自走高所作業を行うことができる。この際、仮に前輪側及び後輪側移動用車輪122、132のうちの一輪が浮いたとしても、残り三輪が制動されているため、車両110を確実に制動することができる。
図6の状態で、作業台116上の操作者が移動操作レバー161を操作すると、移動操作信号が発生し、コントローラ151に入力される。コントローラ151は、移動制御バルブ152及び後ブレーキ解除バルブ153に制御信号を出力する。これにより、移動制御バルブ152は、各ブレーキ装置内蔵モータ141による前輪側移動用車輪122の制動を解除するとともに、各ブレーキ装置内蔵モータ141のモータを駆動して前輪側移動用車輪122を回転駆動させる。同時に、後ブレーキ解除バルブ153は、各ブレーキ装置142による後輪側移動用車輪132の制動を解除する。これにより、前輪側及び後輪側移動用車輪122、132による走行が可能となり、自走高所作業を行うことができる。
また、操作者による移動操作レバー161の操作を停止すると、コントローラ151に移動操作信号は入力されず、コントローラ151から移動制御バルブ152及び後ブレーキ解除バルブ153への制御信号は停止する。これにより、各ブレーキ装置内蔵モータ141により前輪側移動用車輪122が制動されるとともに、各ブレーキ装置142により後輪側移動用車輪133が制動される。
高所作業を終了する際には、まず、昇降装置115をたたみ、作業台116を車両110上に収める(図5)。
次いで、操作者がジャッキ操作スイッチ162を操作すると、ジャッキ操作信号が発生し、コントローラ151に入力される。コントローラ151は、ジャッキ操作信号が入力されたのを受けて、後ブレーキ解除バルブ153及びジャッキ制御バルブ154に制御信号を出力する。これにより、後ブレーキ解除バルブ153は、各ブレーキ装置142による後輪側移動用車輪132の制動を解除する。同時に、ジャッキ制御バルブ154は、後輪側ジャッキシリンダ131(a)を操作して、後輪側アウトリガジャッキ131を格納し(収縮)、車両110の後方部分を沈ませる。このとき、後輪側移動用車輪132の制動は解除されているため、後輪側移動用車輪132は、路面上を回転することができる(図7)。また、この際、前輪側移動用車輪122の制動は解除されていないため、前輪側移動用車輪122の制動は維持された状態にあり、車両110は確実に制動される。
次いで、後輪側ジャッキシリンダ131(a)が格納されて車輪113(後輪)が接地すると(図3)、ジャッキ制御バルブ154は、前輪側ジャッキシリンダ121(a)を操作して、前輪側アウトリガジャッキ121を格納し、車両110の前方部分を沈み込ませる。そして、車輪113(前輪)を接地させる。
次いで、前輪側アウトリガジャッキ121の格納が完了すると、後ブレーキ解除バルブ153及びジャッキ制御バルブ154への制御信号は停止される。これにより、後輪側移動用車輪132は再び制動され、前輪側及び後輪側移動用車輪122、132のすべてが制動された状態となる。
このように、本発明の一実施形態である高所作業車100は、制動解除のない限り前輪側及び後輪側移動用車輪122、132を制動し続けるため、非自走高所作業時には、前輪側及び後輪側移動用車輪122、132の全てが制動される。また、ジャッキ動作(張り出し動作及び格納動作)の際に、後輪側移動用車輪132を制動する各ブレーキ装置142による制動を解除して、後輪側移動用車輪132を回転自在とすることにより、後輪側移動用車輪132が路面上を回転する。その結果、非自走高所作業時における車両110の制動を確実にすることができるとともに、ジャッキ動作時の後輪側移動用車輪132のタイヤ損傷を防止することができる。
以上に本発明の一実施例である高所作業車100の構成及び動作を説明した。しかしながら、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で、多様に変形して実施することができる。
100 高所作業車
110 車両
111 トラックキャビン
112 トラックシャシフレーム
113 車輪
114 サブフレーム
115 昇降装置
116 作業台
120 前輪側ジャッキ部
121 前輪側アウトリガジャッキ
121(a) 前輪側ジャッキシリンダ
122 前輪側移動用車輪
130 後輪側ジャッキ部
131 後輪側アウトリガジャッキ
131(a) 後輪側ジャッキシリンダ
132 後輪側移動用車輪
141 ブレーキ装置内蔵モータ
142 ブレーキ装置
150 制御部
151 コントローラ
152 移動制御バルブ
153 後ブレーキ解除バルブ
154 ジャッキ制御バルブ
161 移動操作レバー
162 ジャッキ操作スイッチ

Claims (2)

  1. 作業用設備が設けられた走行可能な車両と、前記車両の各車輪近傍に設けられ、張り出した際に下端部を接地させて前記車両を浮き上がらせた状態で支持する前輪側及び後輪側ジャッキ部と、前記前輪側及び後輪側ジャッキ部の各下端部に設けられる前輪側及び後輪側移動用車輪と、前記前輪側及び後輪側移動用車輪を制動する各ブレーキ部と、前記各ブレーキ部による前記前輪側及び後輪側移動用車輪の制動と前記前輪側及び後輪側ジャッキ部の張り出し動作及び格納動作とを制御する制御部と、を備え、前記張り出し動作の際には、前記前輪側ジャッキ部を先に張り出し、前記格納動作の際には、後輪側ジャッキ部を先に格納する高所作業車であって、
    前記各ブレーキ部は、制動解除のない限り前記前輪側及び後輪側移動用車輪を制動し続け、
    前記制御部は、前記張り出し動作及び格納動作の際には、前記後輪側移動用車輪のみ制動を解除して回転自在とすることを特徴とする高所作業車。
  2. 前記前輪側移動用車輪を駆動する駆動部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記駆動部による前記前輪側移動用車輪の駆動をも制御し、
    前記前輪側及び後輪側移動用車輪による走行を行う際には、前記前輪側及び後輪側ジャッキ部を張り出した状態で、前記前輪側及び後輪側移動用車輪の制動を解除するとともに、前記前輪側移動用車輪を駆動し、
    前記前輪側及び後輪側移動用車輪による走行を終了して停止する際には、前記前輪側移動用車輪の駆動と前記前輪側及び後輪側移動用車輪の制動解除とを停止することを特徴とする請求項1に記載の高所作業車。
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