JP3142599U - 補助駆動装置付き車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車体の前後に駆動タイヤと非駆動タイヤを近接して備えたトラック等の車両において、構造が簡素で軽量且つ低コストの補助駆動装置を備えた補助駆動装置付き車両を提供する。
【解決手段】 駆動タイヤ12と非駆動タイヤ13との間の位置に垂直向きのガイドレール23を取り付け、非駆動の補助輪21をガイドレール23に沿って昇降可能に設け、補助輪21をガイドレール23に沿って昇降させるシリンダ24を取り付ける。非常時は、補助輪21を駆動タイヤ12と非駆動タイヤ13に押し付け、駆動タイヤ13を駆動させる。その駆動力で補助輪21が強制的に回転させられ、更に補助輪21の回転力が非駆動タイヤ13に伝達されて駆動タイヤ12と同方向へ強制的に回転させられ、前進又は後進して悪路から脱出できる。
【選択図】 図4

Description

本考案は、車体の前後に駆動タイヤと非駆動タイヤを近接して備えたトラック等の車両において、駆動タイヤがスリップする場合に非駆動タイヤを回転させて悪路を脱出できるようにする技術に関する。
従来のトラックは、車体後部に駆動タイヤと非駆動タイヤを前後に近接して備えた構造が一般的である。このようなトラックが悪路で駆動タイヤがスリップして走行不能になった場合は、表面に凹凸が形成された板材を駆動タイヤと路面との間に挟み込み、その摩擦で駆動力を路面に伝達する方法がとられる。しかし、坂道の途中や交通量の多い箇所などでは作業に危険を伴い、時間も要するものであった。
一方、悪路から脱出するための装置を備えた車両が特許文献1に開示されている。この技術は、緊急時に補助駆動輪を非駆動タイヤに押し付けて駆動し、非駆動タイヤと補助駆動輪との摩擦で非駆動タイヤを強制的に回転させて脱出できるようにしている。しかしながら、前記技術では補助駆動輪を非駆動タイヤに1箇所で押し付ける構造であるから、補助駆動輪を強い力で押し付けないと反発力で補助駆動輪自身がスリップし、駆動力が非駆動タイヤに伝達され難くなる問題があった。また、補助駆動輪の駆動源をエンジンとは別に設ける必要があるから、構造が複雑化して高コストとなり、車両の重量も増加して燃料消費率が悪化する問題もあった。
特開平10−181368号公報
本考案が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、車体の前後に駆動タイヤと非駆動タイヤを近接して備えた車両において、構造が簡素で軽量且つ低コストの補助駆動装置を備えた補助駆動装置付き車両を提供することにある。
かかる課題を解決した本考案の構成は、
1) 左右一対のタイヤを車体の前後に複数組近接して備え、しかも近接した前後いずれか一方のタイヤが駆動タイヤで他方のタイヤが非駆動タイヤである車両において、前記左右それぞれの近接した前後のタイヤ間の上方位置にタイヤより小径の非駆動の補助輪を昇降可能に設け、同左右の補助輪を左右連動又は左右独立して降下させて前後のタイヤに押し付ける押付手段を設け、押し付けた補助輪を介して駆動タイヤの駆動力を非駆動タイヤへ伝達できるようにしたことを特徴とする、補助駆動装置付き車両
2) 押付手段が、車体のフレームの前後のタイヤ間位置に垂直向きのガイドレールを取り付け、同ガイドレールに補助輪を水平向きの状態で摺動自在に取り付け、補助輪を昇降させるシリンダのロッドを補助輪の非回転部分に固着したものである、前記1)記載の補助駆動装置付き車両
にある。
本考案では、常時の走行時は補助輪を前後のタイヤから離間させておく。悪路によるスリップなどの非常時は、補助輪を前後のタイヤそれぞれに押し付けて駆動タイヤを駆動させる。その駆動力で補助輪が強制的に回転させられ、更に補助輪の回転力が非駆動タイヤに伝達して駆動タイヤと同方向へ強制的に回転させられ、車両が前進又は後進して悪路から脱出できる。このとき、補助輪は前後のタイヤと押付手段の三方向から挟まれて逃げ場がない状態となっているから、補助輪はタイヤに常に強く押し付けられてスリップし難い。したがって、従来技術のような強い力を要することなく補助輪をタイヤに押し付けて駆動力を確実に伝達できる。また、補助輪の駆動源が不要であるから、構造が簡素で軽量となり、低コストで実施できる。
本考案の補助駆動装置は、一般的に左右両輪を連動させるが、路面の状態に応じて片側のみを独立して作動させるようにしてもよい。押付手段としては、電動シリンダ・油圧シリンダ・空気圧シリンダ等があり、手動も可能である。以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
図1〜4に示す実施例は、トラックに本考案の補助駆動装置を取り付けた補助駆動装置付き車両の例である。図1は実施例のトラックの側面図、図2は実施例の補助駆動装置の説明図、図3は実施例のトラックの後部の平面図(荷台は省略している)、図4は実施例の補助駆動装置の使用状態を示す説明である。
図中、10はトラック、11はフレーム、12は駆動タイヤ、13は非駆動タイヤ、14は荷台、20は補助駆動装置、21は補助輪、22は固定軸、22aはベアリング、23はガイドレール、24はシリンダ、24aはロッド、25はコントローラである。
本実施例の補助駆動装置20は、図1〜3に示すようにトラック10のフレーム11の左右それぞれの駆動タイヤ12と非駆動タイヤ13との間の位置に垂直向きのガイドレール23を取り付け、外周部がゴム製の補助輪21をガイドレール23に沿って昇降可能に設け、油圧式のシリンダ24を補助輪21の上方位置に取り付けている。シリンダ24を左右が連動するように伸縮制御するコントローラ25はトラック10の運転台に取り付けている。
補助輪21は固定軸22に対してベアリング22aで回転自在に軸支し、固定軸22の基部をガイドレール23に摺動自在に取り付け、シリンダ24のロッド24aの先端を固定軸22の上部に固着し、ロッド24aの伸縮で補助輪21が水平向きの状態で昇降できるようにしている。
本実施例では、常時の走行時は図4(a)に示すようにシリンダ24のロッド24aを縮退させて補助輪21を駆動タイヤ12と非駆動タイヤ13から離間させておく。悪路で駆動タイヤ12がスリップした場合などの非常時は、コントローラ25を操作して図4(b)に示すようにシリンダ24のロッド24aを伸張させ、降下した補助輪21を駆動タイヤ12と非駆動タイヤ13それぞれに押し付け、駆動タイヤ12を駆動させる。その駆動力で補助輪21が強制的に回転させられ、更に補助輪21の回転力が非駆動タイヤ13に伝達されて駆動タイヤ12と同方向へ強制的に回転させられ、トラック10が悪路から脱出できる。
悪路から脱出すると、コントローラ25を操作してシリンダ24のロッド24aを縮退させ、補助輪21を駆動タイヤ12と非駆動タイヤ13から離間させて走行を再開する。補助輪21は駆動タイヤ12と非駆動タイヤ13とシリンダ24のロッド24aに三方向から挟まれて逃げ場がない状態となっているから、補助輪21は駆動タイヤ12と非駆動タイヤ13に常に強く押し付けられてスリップし難い。
以上説明したように、本実施例によれば従来技術のような強い力を要することなく補助輪21を駆動タイヤ12と非駆動タイヤ13に押し付け、駆動力を非駆動タイヤ13に確実に伝達することができる。しかも、補助輪21の駆動源が不要であるから、構造が簡素で軽量となり、低コストで実施できる。
本考案の技術は、トラックの他、大型クレーン車や特殊車両など、複数のタイヤを前後に近接して備え、その前後いずれか一方のタイヤが駆動輪で他方のタイヤが非駆動輪である車両に利用できる。
実施例のトラックの側面図である。 実施例の補助駆動装置の説明図である。 実施例のトラックの後部の平面図である。 実施例の補助駆動装置の使用状態を示す説明である。
符号の説明
10 トラック
11 フレーム
12 駆動タイヤ
13 非駆動タイヤ
14 荷台
20 補助駆動装置
21 補助輪
22 固定軸
22a ベアリング
23 ガイドレール
24 シリンダ
24a ロッド
25 コントローラ

Claims (2)

  1. 左右一対のタイヤを車体の前後に複数組近接して備え、しかも近接した前後いずれか一方のタイヤが駆動タイヤで他方のタイヤが非駆動タイヤである車両において、前記左右それぞれの近接した前後のタイヤ間の上方位置にタイヤより小径の非駆動の補助輪を昇降可能に設け、同左右の補助輪を左右連動又は左右独立して降下させて前後のタイヤに押し付ける押付手段を設け、押し付けた補助輪を介して駆動タイヤの駆動力を非駆動タイヤへ伝達できるようにしたことを特徴とする、補助駆動装置付き車両。
  2. 押付手段が、車体のフレームの前後のタイヤ間位置に垂直向きのガイドレールを取り付け、同ガイドレールに補助輪を水平向きの状態で摺動自在に取り付け、補助輪を昇降させるシリンダのロッドを補助輪の非回転部分に固着したものである、請求項1記載の補助駆動装置付き車両。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102145904B1 (ko) * 2020-02-18 2020-08-20 충남대학교산학협력단 농작업 특수차량용 험로 및 습논 탈출 보조장치

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