JP5923020B2 - 内燃機関 - Google Patents
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Description
図2を参照し、シリンダブロック24にはシリンダボア26が形成されている。図中L1は、シリンダボア26のシリンダ中心軸線を示し、シリンダ中心軸線L1は、垂直方向に対して前方側にやや傾斜している。また、図中C1はクランクシャフト23の中心軸線(以下、クランク軸線と呼ぶ)を示し、クランク軸線C1は、車幅方向に沿って延びている。また、本実施形態のシリンダヘッド25では、その先端側の壁部が所謂ヘッドカバーとして機能し、シリンダヘッド25がヘッドカバーとシリンダヘッドとを一体に有する構造となっている。なお、本実施形態では、シリンダブロック24とクランクケース21とが一体に形成され、シリンダブロック24とシリンダヘッド25は着脱可能に連結される構成であるが、シリンダブロック24とクランクケース21は、別体で連結される構成であってもよい。
そして、第2円盤プレート84は、ドライブギヤ35に押されることで、クランクシャフト23軸方向で圧縮され、弾性力をもって、その内周縁部がドライブギヤ35に押し当るように構成されている。すなわち、遠心オイルフィルタ34は、右ベアリング33とドライブギヤ35とによって、クランクシャフト23軸方向で圧縮される状態で、クランクシャフト23に取り付けられている。
ここで、吐き出し開口89は、受け入れ開口88が上流側サブ流路69と連通する位置から、クランクシャフト23の軸方向でエンジン幅方向中央側に離間した位置で、下流側第1サブ流路70に連通しているので、吐き出し開口89から吐出されるオイルは遠心力によって不要物を分離されたものとなる。すなわち、遠心オイルフィルタ34では、軸端給油室66からのオイルの流れに沿って上流側に位置する受け入れ開口88からオイルを受け入れ、上記流れに沿って受け入れ開口88よりも下流側に位置するオイルを吐き出し開口89からオイルを吐出するため、吐き出し開口89から吐出されるオイルは遠心力の影響を受けるので、吐き出し開口89からは、不要物が分離されたオイルが吐出される。
まず、図6(A)に示すように、カラー85をクランクシャフト23の右端部に挿通する。この際、本実施形態では、カラー85のフランジ部86が形成される側の端面が、クランクケース21の右壁部21Rに形成された右保持孔102を通して右ベアリング33に当接するようになっている。
また、この際は、カラー85の受け入れ開口88を、上流側サブ流路69に位置合わせするとともに、吐き出し開口89を、下流側第1サブ流路70に位置合わせする。なお、カラー85は、クランクシャフト23に相対回転不能に取り付けられる。なお、カラー85を相対回転不能とする手段としては、圧入、スプライン嵌合、回り止め用のピンを設ける等すればよい。
21 クランクケース
23 クランクシャフト
33 右ベアリング(ベアリング)
34 遠心オイルフィルタ
35 ドライブギヤ
37 ドリブンギヤ
55 右クランクケースカバー(クランクケースカバー)
60 オイルポンプ
61 オイルポンプ収容室(収容室)
63 オイルポンプ駆動ギヤ
80 貫通孔
81 折り返し部
82 第1円盤プレート
83 貫通孔
84 第2円盤プレート
85 カラー
86 フランジ部
87 段部
Claims (4)
- クランクケース(21)と、
前記クランクケース(21)内に設けられるベアリング(33)に回転可能に支持され、前記クランクケース(21)内に収容されるクランクシャフト(23)と、
前記クランクシャフト(23)における前記ベアリング(33)から突出する部位に取り付けられて、前記クランクシャフト(23)の駆動力を伝達するドライブギヤ(35)と、
を備える内燃機関において、
円盤状の遠心オイルフィルタ(34)が、前記ベアリング(33)と前記ドライブギヤ(35)との間で、前記クランクシャフト(23)に取り付けられ、
前記遠心オイルフィルタ(34)は、
前記ドライブギヤ(35)と噛合うドリブンギヤ(37)と、このドリブンギヤ(37)が前記クランクシャフト(23)の軸方向で対向する前記クランクケース(21)の壁部(21R)と、の間の空間に延出し、かつ前記クランクシャフト(23)の軸方向視で、前記ドリブンギヤ(37)に重なるように配置され、
さらに、前記遠心オイルフィルタ(34)は、
前記ベアリング(33)側に配置され、中央に貫通孔(80)が形成されるとともに、外周縁部に前記貫通孔(80)側に向けて折り返る折り返し部(81)が形成される第1円盤プレート(82)と、
前記ドライブギヤ(35)側に配置され、中央に貫通孔(83)が形成されるとともに、内周縁部が外周縁部と前記貫通孔(83)の軸方向でずれた皿ばね状に形成され、かつその外径が前記第1円盤プレート(82)の外径よりも小径に設定される第2円盤プレート(84)と、
前記クランクシャフト(23)に外嵌されるとともに、前記第1円盤プレート(82)及び前記第2円盤プレート(84)それぞれの前記貫通孔(80,83)に挿通されるカラー(85)と、を備え、
前記カラー(85)の前記クランクシャフト(23)軸方向における前記ベアリング(33)側の端部には、前記クランクシャフト(23)径方向の外側に張り出すフランジ部(86)が形成され、
前記カラー(85)の前記クランクシャフト(23)軸方向における前記ドライブギヤ(35)側の端部には、前記クランクシャフト(23)径方向の内側に凹むとともに、前記クランクシャフト(23)軸方向で、前記ドライブギヤ(35)側に開放する段部(87)が、前記カラー(85)の周方向全域にわたって形成され、
前記フランジ部(86)に、前記第1円盤プレート(82)の内周縁部が前記クランクシャフト(23)軸方向で当接し、
前記第2円盤プレート(84)は、前記クランクシャフト(23)軸方向で、その外周縁部が、その内周縁部よりも前記第1円盤プレート(82)側に近い状態となるように配置されるとともに、その外周縁部が、前記第1円盤プレート(82)の前記折り返し部(81)の内側に嵌合され、その内周縁部が、前記ドライブギヤ(35)に前記第1円盤プレート(82)側に向けて押されることで、前記ドライブギヤ(35)に当接した状態で、前記段部(87)と前記ドライブギヤ(35)とで囲まれる空間に収容され、
前記第2円盤プレート(84)は、前記ドライブギヤ(35)に押されることで、前記クランクシャフト(23)軸方向で圧縮され、弾性力をもって、その内周縁部が前記ドライブギヤ(35)に押し当るように構成されることを特徴とする内燃機関。 - 前記クランクケース(21)の側方を覆うとともに、前記クランクシャフト(23)における前記ベアリング(33)から突出する部位を覆うクランクケースカバー(55)をさらに備え、
前記クランクケースカバー(55)には、オイルポンプ(60)を収容する収容室(61)が形成され、
前記ドライブギヤ(35)には、前記オイルポンプ(60)を駆動させるオイルポンプ駆動ギヤ(63)が噛合い、このオイルポンプ駆動ギヤ(63)は、前記クランクシャフト(23)の軸方向視で、前記遠心オイルフィルタ(34)に重なるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。 - 前記遠心オイルフィルタ(34)は、前記ベアリング(33)と前記ドライブギヤ(35)とによって、前記クランクシャフト(23)軸方向で圧縮される状態で、前記クランクシャフト(23)に取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関。
- 前記遠心オイルフィルタ(34)は、
前記カラー(86)を前記クランクシャフト(23)に挿通し、
前記第1円盤プレート(82)を、その内周縁部が前記フランジ部(86)に当接するように前記カラー(86)に挿通し、
前記第2円盤プレート(84)を、その外周縁部が、その内周縁部よりも前記第1円盤プレート(82)側に近い状態にして、前記カラー(85)に挿通するとともに、その外周縁部を、記第1円盤プレート(82)の折り返し部(81)の内側に嵌合させ、
前記ドライブギヤ(35)を前記クランクシャフト(23)に挿通して、前記第2円盤プレート(84)を前記第1円盤プレート(82)側に向けて押し込む、ことで構成されることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の内燃機関。
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