JP7163480B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に関する。
従来、シリンダーヘッドと、シリンダーヘッドの動弁室を覆うシリンダーヘッドカバーと、シリンダーヘッドカバーから動弁室にオイルを供給するオイル供給部とを備える内燃機関が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、オイル供給部は、オイルを給油対象に案内するリブを備える。
特開2012-246839号公報
ところで、内燃機関では、例えば内燃機関の回転数の変化のような運転状態の変化に応じて、オイルの循環量やオイルの必要量が変化することがある。上記従来の内燃機関では、常に単一のオイル供給部によってオイルを供給するため、運転状態の変化に対応してオイルを供給することは難しい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、内燃機関の運転状態の変化に対応してオイルを良好に供給できるようにすることを目的とする。
この明細書には、2019年3月18日に出願された日本国特許出願・特願2019-050330の全ての内容が含まれる。
内燃機関は、シリンダーヘッド(18)と、前記シリンダーヘッド(18)の動弁室(30)を覆うシリンダーヘッドカバー(19)と、前記シリンダーヘッドカバー(19)から前記動弁室(30)にオイルを供給するオイル供給部(60)とを備える内燃機関において、前記オイル供給部(60)は、前記オイルを前記動弁室(30)に吐出する第1吐出口(61)及び第2吐出口(62)を備え、前記第2吐出口(62)は、前記第1吐出口(61)とは異なる位置に配置されることを特徴とする。
また、上述の構成において、前記動弁室(30)には動弁機構(35)が収納され、前記シリンダーヘッドカバー(19)は、前記第1吐出口(61)から前記動弁機構(35)の可動部(36a)の上方まで延びるオイル供給路(63)を備えても良い。
また、上述の構成において、前記第2吐出口(62)は、前記可動部(36a)と同一の可動部に向けて開口しても良い。
さらに、上述の構成において、前記動弁室(30)には動弁機構(35)が収納され、前記第1吐出口(61)及び前記第2吐出口(62)は、前記動弁機構(35)の同一の可動部(36a)に向けて前記オイルを吐出しても良い。
また、上述の構成において、前記第2吐出口(62)の開口(62a)は、前記第1吐出口(61)の開口(61a)よりも小径であっても良い。
また、上述の構成において、前記シリンダーヘッドカバー(19)は、前記シリンダーヘッドカバー(19)の壁内を延びて前記第1吐出口(61)及び前記第2吐出口(62)に前記オイルを供給する油路(58)を備え、前記第2吐出口(62)は、前記第1吐出口(61)に対し、前記油路(58)の軸方向に互いにオフセットして配置されても良い。
また、上述の構成において、前記シリンダーヘッドカバー(19)は、前記オイル供給路(63)を補強するリブ(66)を複数備え、前記第2吐出口(62)は、複数の前記リブ(66)の間に設けられても良い。
また、上述の構成において、前記シリンダーヘッド(18)は、前記オイル供給路(63)の先端(63a)に対向する内壁部(18d)を備え、前記内壁部(18d)は、前記可動部(36a)の上方に位置しても良い。
また、上述の構成において、並んで複数設けられる前記オイル供給路(63)同士を接続する接続リブ(67)が設けられ、前記第2吐出口(62)は、複数の前記オイル供給路(63)の間且つ前記接続リブ(67)の下方に設けられても良い。
さらに、上述の構成において、前記内燃機関は、ピストン(20)を収容するシリンダー(17)のシリンダー軸線(17a)が略水平に延びる水平エンジンであり、前記オイル供給路(63)は、前記可動部(36a)の上方を略水平に延びても良い。
内燃機関は、シリンダーヘッドと、シリンダーヘッドの動弁室を覆うシリンダーヘッドカバーと、シリンダーヘッドカバーから動弁室にオイルを供給するオイル供給部とを備え、オイル供給部は、オイルを動弁室に吐出する第1吐出口及び第2吐出口を備え、第2吐出口は、第1吐出口とは異なる位置に配置される。
この構成によれば、第1吐出口と、第1吐出口とは異なる位置に配置される第2吐出口とによってオイルを動弁室に吐出するため、運転状態の変化に対応してオイルを良好に供給できる。
また、上述の構成において、動弁室には動弁機構が収納され、シリンダーヘッドカバーは、第1吐出口から動弁機構の可動部の上方まで延びるオイル供給路を備えても良い。
この構成によれば、オイル供給路が第1吐出口から動弁機構の可動部の上方まで延びるため、第1吐出口の吐出圧力が小さい場合であっても、オイル供給路を介して可動部にオイルを供給できる。
また、上述の構成において、第2吐出口は、可動部と同一の可動部に向けて開口しても良い。
この構成によれば、同一の可動部に第1吐出口及び第2吐出口によってオイルを吐出できるため、運転状態の変化に対応してオイルを良好に供給できる。
さらに、上述の構成において、動弁室には動弁機構が収納され、第1吐出口及び第2吐出口は、動弁機構の同一の可動部に向けてオイルを吐出しても良い。
この構成によれば、同一の可動部に第1吐出口及び第2吐出口によってオイルを吐出できるため、運転状態の変化に対応してオイルを良好に供給できる。
また、上述の構成において、第2吐出口の開口は、第1吐出口の開口よりも小径であっても良い。
この構成によれば、第2吐出口のオイルの吐出の勢いが強くなるため、良好にオイルを供給できる。
また、上述の構成において、シリンダーヘッドカバーは、シリンダーヘッドカバーの壁内を延びて第1吐出口及び第2吐出口にオイルを供給する油路を備え、第2吐出口は、第1吐出口に対し、油路の軸方向に互いにオフセットして配置されても良い。
この構成によれば、第2吐出口は、第1吐出口に対し、油路の軸方向にオフセットして配置されるため、第1吐出口及び第2吐出口の周辺部の強度を確保できる。
また、上述の構成において、シリンダーヘッドカバーは、オイル供給路を補強するリブを複数備え、第2吐出口は、複数のリブの間に設けられても良い。
この構成によれば、リブによってオイル供給路を補強できるとともに、第2吐出口から吐出されるオイルを複数のリブによってガイドできる。
また、上述の構成において、シリンダーヘッドは、オイル供給路の先端に対向する内壁部を備え、内壁部は、可動部の上方に位置しても良い。
この構成によれば、オイル供給路からオイルが勢い良く吐出される場合に、内壁部によってオイルを受けて、オイルを可動部に向けて落とすことができ、オイルを良好に供給できる。
また、上述の構成において、並んで複数設けられるオイル供給路同士を接続する接続リブが設けられ、第2吐出口は、複数のオイル供給路の間且つ接続リブの下方に設けられても良い。
この構成によれば、複数のオイル供給路を接続リブによって補強できるとともに、第2吐出口から吐出されるオイルが可動部に向かうように接続リブによってガイドできる。
さらに、上述の構成において、内燃機関は、ピストンを収容するシリンダーのシリンダー軸線が略水平に延びる水平エンジンであり、オイル供給路は、可動部の上方を略水平に延びても良い。
この構成によれば、シリンダー軸線に沿うようにオイル供給路をコンパクトに設けることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るエンジンユニットの左側面図である。 図2は、内燃機関を側方から見た場合の断面図である。 図3は、シリンダーヘッドの締結部を示す断面図である。 図4は、動弁室の給油構造を車両側方側から見た断面図である。 図5は、図4において第3油路及びオイル供給部の周辺部の構造を示す斜視図である。 図6は、シリンダーヘッドカバーを動弁室側から見た平面図である。 図7は、オイル供給部を下方側から見た斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
図1は、本発明の実施の形態に係るエンジンユニットの左側面図である。
内燃機関10は、自動二輪車に搭載される。この自動二輪車は、車体フレーム(不図示)と、上記車体フレームの前端部に支持されるフロントフォーク(不図示)と、上記車体フレームの後部に支持されるエンジンユニット11と、上記フロントフォークに支持される前輪(不図示)と、エンジンユニット11に支持される後輪3とを備える。上記自動二輪車は、上記車体フレームに支持される乗員用のシート(不図示)に乗員が跨るようにして着座する鞍乗り型車両である。
エンジンユニット11は、後輪3の駆動源である内燃機関10と、後輪3を支持するアーム部13とが一体化されたいわゆるユニットスイング型のエンジンである。
内燃機関10は、車幅方向(左右方向)に延びるクランク軸15を支持するクランクケース16と、クランクケース16の前部から前方に延びるシリンダー17と、シリンダー17の前端に結合されるシリンダーヘッド18と、シリンダーヘッド18の前端に結合されるシリンダーヘッドカバー19とを備える。
コンロッド25(図2)を介してクランク軸15に連結されるピストン20は、シリンダー17の筒内に収容される。内燃機関10は、シリンダー17のシリンダー軸線17aが略水平に延びる水平エンジンである。詳細には、シリンダー軸線17aは、やや前上がりの姿勢でクランクケース16から車両前方に延びる。
アーム部13は、クランクケース16から後方に延びる中空のケース状である。
アーム部13内には、ベルト式の無段変速機(不図示)、遠心式のクラッチ機構(不図示)、及び複数のギアで構成される減速機構(不図示)が設けられる。後輪3は、上記減速機構に接続された車軸3aに支持される。クランク軸15の駆動力は、上記のベルト式無段変速機、クラッチ機構、及び減速機構を介し、後輪3に伝達される。
内燃機関10の排気管21は、シリンダーヘッド18の下面の排気ポートから後方に延出し、後輪3の側方に配置されるマフラー22に接続される。
内燃機関10の吸気装置のエアクリーナーボックス23は、アーム部13の上面部に支持される。
エンジンユニット11は、クランクケース16の前部の上部にリンク連結部24を備える。エンジンユニット11は、リンク連結部24に接続されるリンク機構(不図示)を介し上記車体フレームに連結され、上記リンク機構を中心に上下に揺動可能である。
図2は、内燃機関10を側方から見た場合の断面図である。
シリンダーヘッド18は、ピストン20に面するようにシリンダー17の端面に結合されるベース部18aと、ベース部18aの周縁部の全周からシリンダー軸線17aの方向に前方へ立設される周壁部18bとを備える。周壁部18b及びベース部18aに囲まれる空間は、動弁室30である。
シリンダーヘッドカバー19は、動弁室30を覆う天壁部19aと、天壁部19aの周縁部からシリンダーヘッドカバー19側に延出するカバー周壁部19bとを備える。
シリンダーヘッドカバー19は、カバー周壁部19bがシリンダーヘッド18の周壁部18bの前端面に結合されることで動弁室30を塞ぐ。
シリンダーヘッド18のベース部18aには、ピストン20の天面に面する凹状の燃焼室31が設けられる。
ベース部18aは、開口部32aを介して上記吸気装置を燃焼室31に連通させる吸気ポート32と、開口部33aを介して排気管21(図1)を燃焼室31に連通させる排気ポート33とを備える。
動弁室30には、動弁機構35が設けられる。
動弁機構35は、吸気弁ユニット36と、排気弁ユニット37と、クランク軸15(図1)の駆動力によって回転するカム軸38と、カム軸38によって駆動されて吸気弁ユニット36を押圧する吸気ロッカーアーム39と、カム軸38によって駆動されて排気弁ユニット37を押圧する排気ロッカーアーム40とを備える。
吸気弁ユニット36は、吸気ポート32の開口部32aを開閉する吸気弁41と、吸気弁41のバルブステム41aの端部に設けられる円板状のリテーナー42と、吸気弁41の傘部41bが開口部32aを閉じるように吸気弁41を付勢する弁ばね43とを備える。
弁ばね43は、ベース部18aとリテーナー42との間に圧縮した状態で設けられる。
排気弁ユニット37は、排気ポート33の開口部33aを開閉する排気弁45と、排気弁45のバルブステム45aの端部に設けられる円板状のリテーナー46と、排気弁45の傘部45bが開口部33aを閉じるように排気弁45を付勢する弁ばね47とを備える。
弁ばね47は、ベース部18aとリテーナー46との間に圧縮した状態で設けられる。
吸気弁41及び排気弁45は、車両側面視で、シリンダー軸線17aに沿うように前後に延びる。
詳細には、吸気弁41は、シリンダー軸線17aの上方に設けられ、シリンダー軸線17aよりも大きな前上がりの傾斜で配置される。
排気弁45は、シリンダー軸線17aの下方に設けられ、前下がりの傾斜で配置される。
すなわち、吸気弁41と排気弁45との間の間隔は、ベース部18aからシリンダーヘッドカバー19側に向かうに従って大きくなる。
カム軸38は、吸気弁41と排気弁45との間に配置され、クランク軸15と略平行に車幅方向に延びる。カム軸38は、クランク軸15とカム軸38とを繋ぐカムチェーン(不図示)を介して回転させられる。
カム軸38の外周には、吸気ロッカーアーム39に当接する吸気カム38aと、排気ロッカーアーム40に当接する排気カム(不図示)が設けられる。
吸気ロッカーアーム39は、カム軸38及び吸気弁ユニット36に跨るように延びるアーム状である。
吸気ロッカーアーム39は、吸気弁41のバルブステム41aの端面を押圧する押圧部39aを一端部に備え、吸気カム38aに押圧される被押圧部39bを他端部に備える。
吸気ロッカーアーム39は、押圧部39aと被押圧部39bとの間に設けられる支持軸39cを介し、シリンダーヘッド18に支持される。吸気ロッカーアーム39は、支持軸39cを中心に回動可能である。
排気ロッカーアーム40は、カム軸38及び排気弁ユニット37に跨るように延びるアーム状である。
排気ロッカーアーム40は、排気弁45のバルブステム45aの端面を押圧する押圧部40aを一端部に備え、上記排気カムに押圧される被押圧部40bを他端部に備える。
排気ロッカーアーム40は、押圧部40aと被押圧部40bとの間に設けられる支持軸40cを介し、シリンダーヘッド18に支持される。排気ロッカーアーム40は、支持軸40cを中心に回動可能である。
吸気ロッカーアーム39は、カム軸38の回転に伴って被押圧部39bが吸気カム38aに押圧されると、支持軸39cを中心に回動し、押圧部39aによって吸気弁41のバルブステム41aをバルブステム41aの軸方向に押圧する。これにより、弁ばね43の付勢力に抗して吸気弁41が移動し、開口部32aが開かれる。
排気ロッカーアーム40は、カム軸38の回転に伴って被押圧部40bが上記排気カムに押圧されると、支持軸40cを中心に回動し、押圧部40aによって排気弁45のバルブステム45aをバルブステム45aの軸方向に押圧する。これにより、弁ばね47の付勢力に抗して排気弁45が移動し、開口部33aが開かれる。
図3は、シリンダーヘッド18の締結部を示す断面図である。
図3を参照し、シリンダーヘッド18は、スタッドボルト50と、スタッドボルト50に螺合するナット51とによってシリンダー17(図2)に締結される。
シリンダーヘッド18及びシリンダー17は、シリンダーヘッド18及びシリンダー17をシリンダー軸線17aの軸方向に貫通するスタッドボルト孔部52を備える。
スタッドボルト50は、基端部がクランクケース16に結合される。スタッドボルト50は、スタッドボルト孔部52に挿通されてシリンダー17及びシリンダーヘッド18を貫通する。
シリンダーヘッド18は、動弁室30内に位置するスタッドボルト50の先端部にナット51が締結されることで固定される。ナット51とシリンダーヘッド18との間にはワッシャー53が介装される。スタッドボルト孔部52の端は、ワッシャー53及びナット51によって塞がれる。
シリンダーヘッド18の周壁部18bの端面とシリンダーヘッドカバー19とが合わさる合わせ面54の一部には、空洞部54aが設けられる。
内燃機関10は、クランクケース16に貯留されるオイルを動弁室30に供給する給油通路55として、スタッドボルト孔部52によって形成される第1油路56と、第1油路56を空洞部54aに連通させる第2油路57と、シリンダーヘッドカバー19の壁内をカム軸38と略平行に車幅方向に延びる第3油路58(第1吐出口及び第2吐出口にオイルを供給する油路)と、空洞部54aと第3油路58とを連通させる連通路59とを備える。
クランクケース16内に貯留されるオイルは、クランク軸15によって駆動されるオイルポンプ26(図1)によって圧送され、給油通路55を通って動弁室30に供給され、動弁機構35等を潤滑し、内燃機関10内の油路を通ってクランクケース16に戻る。
図4は、動弁室30の給油構造を車両側方側から見た断面図である。
図2及び図4を参照し、第3油路58は、シリンダーヘッドカバー19の天壁部19a内をカム軸38と略平行に車幅方向に延びる。
シリンダーヘッドカバー19には、第3油路58のオイルを動弁室30に供給するオイル供給部60が設けられる。
オイル供給部60は、シリンダーヘッドカバー19の天壁部19aから動弁室30内に突出する。
動弁室30内に配置される吸気弁ユニット36及び押圧部39aは、カム軸38の回転に伴ってバルブステム41aの軸方向に往復運動する可動部36aであり、オイルによる潤滑を必要とする。
オイル供給部60は、主として可動部36aにオイルを供給する。
図5は、図4において第3油路58及びオイル供給部60の周辺部の構造を示す斜視図である。図6は、シリンダーヘッドカバー19を動弁室30側から見た平面図である。図7は、オイル供給部60を下方側から見た斜視図である。
図4~図7を参照し、オイル供給部60は、可動部36aの上方に配置され、可動部36aに対し上方側からオイルを供給する。
オイル供給部60は、第3油路58を動弁室30内に連通させる第1吐出口61と、第1吐出口61とは異なる位置に配置され、第3油路58を動弁室30内に連通させる第2吐出口62と、第1吐出口61側から可動部36aの上方まで延びるオイル供給路63とを備える。
第1吐出口61は、第3油路58から側面視でやや後上がりに延びて天壁部19aを動弁室30まで貫通する貫通孔である。第1吐出口61は、左右方向(車幅方向)に並べて一対設けられる。詳細には、一対の第1吐出口61は、吸気弁ユニット36のバルブステム41aに対し左右の外側の位置にそれぞれ振り分けて配置される。
一対の第1吐出口61は、可動部36aの前方で互いに略同一の高さ位置に設けられ、可動部36aよりも上方に配置される。
第2吐出口62は、第3油路58から側面視でやや後下がりに延びて天壁部19aを動弁室30まで貫通する貫通孔である。第2吐出口62は、左右方向に並べて一対設けられる。
詳細には、第2吐出口62は、左右一対の第1吐出口61に対し、左右方向の内側に一対配置される。すなわち、第2吐出口62は、第1吐出口61に対し、第3油路58の軸方向にオフセットして配置される。一対の第2吐出口62は、吸気弁ユニット36のバルブステム41aに対し左右の外側の位置にそれぞれ振り分けて配置される。
一対の第2吐出口62は、可動部36aの前方で互いに略同一の高さ位置に設けられる。一対の第2吐出口62は、第1吐出口61よりも下方、且つ、可動部36aよりも上方に配置される。
動弁室30に露出する第2吐出口62の開口62aの直径D2は、動弁室30に露出する第1吐出口61の開口61aの直径D1よりも小さい。すなわち、第2吐出口62は、第1吐出口61よりも小径の丸孔である。
第2吐出口62の軸方向の延長線62bは、吸気ロッカーアーム39の押圧部39a及び吸気弁ユニット36のリテーナー42に重なる。すなわち、第2吐出口62は、可動部36aに向けて開口する。
オイル供給路63は、一対の第1吐出口61からそれぞれ可動部36aの上方に向けて後方に延出しており、左右一対で設けられる。
詳細には、オイル供給路63は、第1吐出口61の開口61aの周縁部の下部からシリンダー17側に向けて延出する板状部であり、左右方向よりも車両前後方向に長く延びる。オイル供給路63は、シリンダー軸線17a(図2)と略平行且つ略水平に車両前後方向に延びる。詳細には、オイル供給路63は、車両側面視では、やや後下がりの姿勢で後方のシリンダー17側に延びる。
オイル供給路63は、第1吐出口61から後下方に延び、オイル供給路63の先端63aは、可動部36aの上方に位置する。詳細には、車両側面視では、オイル供給路63の先端63aは、吸気弁41が閉じた状態では、吸気弁ユニット36のリテーナー42の真上に位置する。
オイル供給路63の上面は、第1吐出口61から先端63aまで、下方に湾曲する樋状である。
オイル供給路63は、シリンダーヘッド18の周壁部18bの上面部18cと可動部36aとの間を後方に延びる。上面部18cは、オイル供給路63よりもシリンダー17側の位置に、オイル供給路63の先端63aに対向する内壁部18dを備える。内壁部18dは、オイル供給路63の軸方向の延長線63b上に位置する。
また、オイル供給部60は、各オイル供給路63を補強するリブ66と、左右に並んで複数設けられるオイル供給路63同士を左右に接続する接続リブ67と、シリンダーヘッドカバー19の天壁部19aの内面部から動弁室30に突出する凸部68とを備える。
リブ66は、左右一対で設けられ、左右方向に互いに離間している。リブ66は、オイル供給路63の下面とシリンダーヘッドカバー19の天壁部19aの内面部とを繋ぐ板状部である。リブ66は、オイル供給路63の基端から、オイル供給路63の長手方向の中間部まで延びる。リブ66の高さは、オイル供給路63の基端から先端63aに向かうに従って小さくなる。
接続リブ67は、各オイル供給路63の左右の内側面同士を繋ぐ板状部であり、オイル供給路63と略平行に後下がりに延びる。接続リブ67は、オイル供給路63を補強する。
接続リブ67は、オイル供給路63の基端側から、オイル供給路63の長手方向の中間部まで延びる。
凸部68は、接続リブ67の下方且つ左右のリブ66の間に、左右一対で設けられる。凸部68の上部は、接続リブ67の下面に結合されている。
オイル供給路63は、車両前後方向において可動部36aまで延びるが、凸部68は、可動部36aまで延びておらず、車両前後方向で、吸気ロッカーアーム39よりも天壁部19a側に位置する。
第2吐出口62は、各凸部68を貫通する孔であり、開口62aは、凸部68の端面に設けられる。
図6に示すように、オイル供給部60は、シリンダーヘッドカバー19の天壁部19aの上部に設けられる。
天壁部19aの内面部においてオイル供給部60の下方には、スタッドボルト50及びナット51(図3)を逃げるように凹む逃げ部19cが複数設けられる。
シリンダーヘッドカバー19は、カバー周壁部19bから外側に延びるフランジ部19dを複数有し、フランジ部19dに挿通されるシリンダーヘッドカバー固定ボルト(不図示)によってシリンダーヘッド18に締結される。
ここで、オイル供給部60による給油について説明する。
内燃機関10の運転によってクランク軸15が回転すると、クランク軸15によってオイルポンプ26が駆動される。オイルポンプ26は、例えばギアやチェーン等を介してクランク軸15に直接的に駆動されるため、オイルポンプ26の回転数はクランク軸15の回転数に応じて増減する。すなわち、クランク軸15の回転数が高くなると、オイルポンプ26によるオイルの吐出量及び吐出圧は大きくなる。
クランクケース16のオイルは、オイルポンプ26によって圧送され、給油通路55を流れる。オイルは、給油通路55の第3油路58に流れ、第1吐出口61及び第2吐出口62から可動部36aに向けて吐出される。
第2吐出口62の開口62aは、第1吐出口61の開口61aよりも小径であるため、オイルポンプ26の回転数が同じであれば、第2吐出口62は、第1吐出口61よりも勢い良くオイルを吐出する。
内燃機関10のアイドリング時等、クランク軸15の回転数が低い場合、オイルポンプ26の回転数も低くなり、第1吐出口61及び第2吐出口62の吐出圧も小さくなる。
この場合、図4に示すように、第2吐出口62から吐出されるオイルは、破線の矢印で示すように勢いが弱いため、可動部36aに到達し難い。
一方、第1吐出口61から吐出されるオイルは、樋状のオイル供給路63を通って後下方に流れ、実線の矢印のようにオイル供給路63の先端63aから下方に落ちて可動部36aのリテーナー42に給油される。このため、クランク軸15の回転数が低い場合であっても、第1吐出口61及びオイル供給路63からオイルを可動部36aに効率良く供給できる。
また、自動二輪車が高速で運転する等のクランク軸15の回転数が高い場合、オイルポンプ26の回転数も高くなり、第1吐出口61及び第2吐出口62の吐出圧も高くなる。
この場合、第2吐出口62から実線の矢印のようにオイルが勢い良く吐出され、このオイルは延長線62bに沿うように飛んで可動部36aに直接的に給油される。第2吐出口62から吐出されるオイルは、左右の側方のリブ66及び上方の接続リブ67によって吐出方向をガイドされ、可動部36aに効率良く供給される。
また、第1吐出口61から吐出されるオイル(破線の矢印)は、延長線63bに沿うように飛んで内壁部18dに当たり、内壁部18dの周辺部から下方に落ちて可動部36aに給油される。
このため、クランク軸15の回転数が高い場合、第1吐出口61及び第2吐出口62からオイルを可動部36aに効率良く供給できる。
第1吐出口61及び第2吐出口62の給油対象は、共に可動部36aであり、同一である。このように、複数の第1吐出口61及び第2吐出口62から可動部36aに供給するため、内燃機関10の運転状態(回転数)が変化した場合であっても、可動部36aに効率良く給油できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、内燃機関10は、シリンダーヘッド18と、シリンダーヘッド18の動弁室30を覆うシリンダーヘッドカバー19と、シリンダーヘッドカバー19から動弁室30にオイルを供給するオイル供給部60とを備え、オイル供給部60は、オイルを動弁室30に吐出する第1吐出口61及び第2吐出口62を備え、第2吐出口62は、第1吐出口61とは異なる位置に配置される。
この構成によれば、第1吐出口61と、第1吐出口61とは異なる位置に配置される第2吐出口62とによってオイルを動弁室30に吐出するため、内燃機関10の運転状態の変化に対応してオイルを良好に供給できる。
また、動弁室30には動弁機構35が収納され、シリンダーヘッドカバー19は、第1吐出口61から動弁機構35の可動部36aの上方まで延びるオイル供給路63を備える。
この構成によれば、オイル供給路63が第1吐出口61から動弁機構35の可動部36aの上方まで延びるため、第1吐出口61の吐出圧力が小さい場合であっても、オイル供給路63を介して可動部36aにオイルを供給できる。
また、第2吐出口62は、オイル供給路63によって給油される可動部36aと同一の可動部36aに向けて開口する。
この構成によれば、同一の可動部36aに第1吐出口61及び第2吐出口62によってオイルを吐出できるため、内燃機関10の運転状態の変化に対応してオイルを良好に供給できる。
また、第2吐出口62の開口62aは、第1吐出口61の開口61aよりも小径である。
この構成によれば、第2吐出口62のオイルの吐出の勢いが強くなるため、良好にオイルを供給できる。
また、シリンダーヘッドカバー19は、シリンダーヘッドカバー19の壁内を延びて第1吐出口61及び第2吐出口62にオイルを供給する第3油路58を備え、第2吐出口62は、第1吐出口61に対し、第3油路58の軸方向に互いにオフセットして配置される。
この構成によれば、第2吐出口62は、第1吐出口61に対し、第3油路58の軸方向にオフセットして配置されるため、第1吐出口61及び第2吐出口62の周辺部の強度を確保できる。
また、シリンダーヘッドカバー19は、オイル供給路63を補強するリブ66を複数備え、第2吐出口62は、複数のリブ66の間に設けられる。
この構成によれば、リブ66によってオイル供給路63を補強できるとともに、第2吐出口62から吐出されるオイルを複数のリブ66によってガイドできる。
また、シリンダーヘッド18は、オイル供給路63の先端63aに対向する内壁部18dを備え、内壁部18dは、可動部36aの上方に位置する。
この構成によれば、オイル供給路63からオイルが勢い良く吐出される場合に、内壁部18dによってオイルを受けて、オイルを可動部36aに向けて落とすことができ、オイルを良好に供給できる。
また、並んで複数設けられるオイル供給路63同士を接続する接続リブ67が設けられ、第2吐出口62は、複数のオイル供給路63の間且つ接続リブ67の下方に設けられる。
この構成によれば、複数のオイル供給路63を接続リブ67によって補強できるとともに、第2吐出口62から吐出されるオイルが可動部36aに向かうように接続リブ67によってガイドできる。
さらに、内燃機関10は、ピストン20を収容するシリンダー17のシリンダー軸線17aが略水平に延びる水平エンジンであり、オイル供給路63は、可動部36aの上方を略水平に延びる。
この構成によれば、シリンダー軸線17aに沿うようにオイル供給路63をコンパクトに設けることができる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、内燃機関10は、鞍乗り型車両である自動二輪車に搭載されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、三輪車や四輪車等のその他の車両の内燃機関にも適用可能である。
また、オイル供給路63を補強するリブ66や複数のオイル供給路63同士を接続する接続リブ67は、鋳造等によってシリンダーヘッドカバー19を製造する際にシリンダーヘッドカバー19を型から外すために押圧される押圧部を兼ねても良い。また、このような押圧部がリブ66及び接続リブ67として機能するように形成されても良い。
10 内燃機関
17 シリンダー
17a シリンダー軸線
18 シリンダーヘッド
18d 内壁部
19 シリンダーヘッドカバー
20 ピストン
30 動弁室
35 動弁機構
36a 可動部
58 第3油路(第1吐出口及び第2吐出口にオイルを供給する油路)
60 オイル供給部
61 第1吐出口
61a 開口(第1吐出口の開口)
62 第2吐出口
62a 開口(第2吐出口の開口)
63 オイル供給路
63a 先端
66 リブ
67 接続リブ

Claims (8)

  1. シリンダーヘッド(18)と、前記シリンダーヘッド(18)の動弁室(30)を覆うシリンダーヘッドカバー(19)と、前記シリンダーヘッドカバー(19)から前記動弁室(30)にオイルを供給するオイル供給部(60)とを備える内燃機関において、
    前記オイル供給部(60)は、前記オイルを前記動弁室(30)に吐出する第1吐出口(61)及び第2吐出口(62)を備え、前記第2吐出口(62)は、前記第1吐出口(61)とは異なる位置に配置され、
    前記動弁室(30)には動弁機構(35)が収納され、
    前記シリンダーヘッドカバー(19)は、前記第1吐出口(61)から前記動弁機構(35)の可動部(36a)の上方まで延びるオイル供給路(63)を備え、
    前記シリンダーヘッドカバー(19)は、前記オイル供給路(63)を補強するリブ(66)を複数備え、
    前記第2吐出口(62)は、複数の前記リブ(66)の間に設けられることを特徴とする内燃機関。
  2. シリンダーヘッド(18)と、前記シリンダーヘッド(18)の動弁室(30)を覆うシリンダーヘッドカバー(19)と、前記シリンダーヘッドカバー(19)から前記動弁室(30)にオイルを供給するオイル供給部(60)とを備える内燃機関において、
    前記オイル供給部(60)は、前記オイルを前記動弁室(30)に吐出する第1吐出口(61)及び第2吐出口(62)を備え、前記第2吐出口(62)は、前記第1吐出口(61)とは異なる位置に配置され、
    前記動弁室(30)には動弁機構(35)が収納され、
    前記シリンダーヘッドカバー(19)は、前記第1吐出口(61)から前記動弁機構(35)の可動部(36a)の上方まで延びるオイル供給路(63)を備え、
    前記第2吐出口(62)は前記オイル供給路(63)を挟んで前記第1吐出口(61)と反対側に配置され、
    前記シリンダーヘッドカバー(19)は、前記オイル供給路(63)を補強するリブ(66)を複数備え、
    前記第2吐出口(62)は、複数の前記リブ(66)の間に設けられることを特徴とする内燃機関。
  3. シリンダーヘッド(18)と、前記シリンダーヘッド(18)の動弁室(30)を覆うシリンダーヘッドカバー(19)と、前記シリンダーヘッドカバー(19)から前記動弁室(30)にオイルを供給するオイル供給部(60)とを備える内燃機関において、
    前記オイル供給部(60)は、前記オイルを前記動弁室(30)に吐出する第1吐出口(61)及び第2吐出口(62)を備え、前記第2吐出口(62)は、前記第1吐出口(61)とは異なる位置に配置され、
    前記動弁室(30)には動弁機構(35)が収納され、
    前記シリンダーヘッドカバー(19)は、前記第1吐出口(61)から前記動弁機構(35)の可動部(36a)の上方まで延びるオイル供給路(63)を備え、
    前記第2吐出口(62)は前記オイル供給路(63)を挟んで前記第1吐出口(61)と反対側に配置され
    並んで複数設けられる前記オイル供給路(63)同士を接続する接続リブ(67)が設けられ、
    前記第2吐出口(62)は、複数の前記オイル供給路(63)の間且つ前記接続リブ(67)の下方に設けられることを特徴とする内燃機関。
  4. 前記第2吐出口(62)は、前記可動部(36a)と同一の可動部に向けて開口することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の内燃機関。
  5. 前記第2吐出口(62)の開口(62a)は、前記第1吐出口(61)の開口(61a)よりも小径であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の内燃機関。
  6. 前記シリンダーヘッドカバー(19)は、前記シリンダーヘッドカバー(19)の壁内を延びて前記第1吐出口(61)及び前記第2吐出口(62)に前記オイルを供給する油路(58)を備え、
    前記第2吐出口(62)は、前記第1吐出口(61)に対し、前記油路(58)の軸方向に互いにオフセットして配置されることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の内燃機関。
  7. 前記シリンダーヘッド(18)は、前記オイル供給路(63)の先端(63a)に対向する内壁部(18d)を備え、
    前記内壁部(18d)は、前記可動部(36a)の上方に位置することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の内燃機関。
  8. 前記内燃機関は、ピストン(20)を収容するシリンダー(17)のシリンダー軸線(17a)が略水平に延びる水平エンジンであり、
    前記オイル供給路(63)は、前記可動部(36a)の上方を略水平に延びることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の内燃機関。
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