JP5329354B2 - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関 Download PDF

Info

Publication number
JP5329354B2
JP5329354B2 JP2009213317A JP2009213317A JP5329354B2 JP 5329354 B2 JP5329354 B2 JP 5329354B2 JP 2009213317 A JP2009213317 A JP 2009213317A JP 2009213317 A JP2009213317 A JP 2009213317A JP 5329354 B2 JP5329354 B2 JP 5329354B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
oil
passage
oil supply
journal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009213317A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011064086A5 (ja
JP2011064086A (ja
Inventor
広之 杉浦
浩二 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2009213317A priority Critical patent/JP5329354B2/ja
Publication of JP2011064086A publication Critical patent/JP2011064086A/ja
Publication of JP2011064086A5 publication Critical patent/JP2011064086A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5329354B2 publication Critical patent/JP5329354B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、内燃機関のカム摺動部の潤滑構造に関する。
従来の内燃機関として、カムジャーナルにオイル溝を形成し、このオイル溝からオイルを噴射することにより、カム摺動部にオイルを供給するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−139326号公報
ところで、上記特許文献1に記載の内燃機関では、カムジャーナルに切欠きを設けるだけの簡単な構造にてオイル溝を形成しているが、オイル溝がカム側面と重なる位置に開口しているため、噴射したオイルの大部分がカム側面に当たり、カム側面に付着したオイルの大部分が回転するカムシャフトの遠心力によりカム面に至ることなく飛散してしまうことになり、カム面へのオイル供給に改善の余地があった。また、カムの上方にオイル供給通路を渡して配管することにより、カム面にオイルを直接滴下する構造が知られているものの、オイル供給通路が複雑になるうえに、カム上方の高さが増してヘッド高が高くなるという課題があった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、オイル供給通路を簡素化することができ、カムの潤滑性を高めることができる内燃機関を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、カムシャフトを回転自在に支持するシリンダヘッドのカムジャーナルを経由してカムキャップに導かれるオイル通路と、オイル通路に接続され、カムジャーナルの側方に配置されるカムに向かって延び、カムに潤滑油を供給するオイル供給通路と、を備える内燃機関において、カムジャーナルは、下部カムジャーナルと上部カムジャーナルとで分割構成され、オイル供給通路は、シリンダヘッドと分離する上部カムジャーナルに形成され、オイル供給通路の上部カムジャーナルの両側面における開口部を、カムのカムベース円の外径範囲の外方、且つカムのカム山頂部の外径範囲の内方に配置し、開口部は、上部カムジャーナルにおけるカムシャフトの中心軸線を通る鉛直線上に単一に配置され、上部カムジャーナルは、ヘッドカバーを締結部材にて固定する雌ねじ部を有し、雌ねじ部は、オイル供給通路を避けた位置、且つカムシャフトの中心軸線を通る鉛直線からオフセットした位置に形成され、雌ねじ部とオイル供給通路の一部が高さ方向でオーバーラップすることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、オイル供給通路は、カムジャーナルのオイル通路と開口部とを斜めに接続する傾斜通路により構成されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、オイル供給通路は、カムジャーナルのオイル通路に接続され、カムシャフトの径方向と平行に形成される縦通路と、縦通路に接続され、カムシャフトの軸方向と平行に形成される横通路と、により構成されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明の構成に加えて、カムジャーナルの両側にカムをそれぞれ配置し、横通路は、カムジャーナルを貫通するように形成されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、カムジャーナルは、カムを挟んで複数配置され、上部カムジャーナルは、隣り合う複数のカムジャーナルを連結する連結部を有し、連結部は、カムのカム面の少なくとも一部を覆うように形成されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明の構成に加えて、連結部は、カムジャーナルとカムとの隙間を周方向において覆うように形成されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明の構成に加えて、上
部カムジャーナルのカムシャフトとの摺動面に、オイル供給通路に接続されるオイル供給溝を周方向に沿って形成することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、オイル供給通路の上部カムジャーナルの両側面における開口部を、カムのカムベース円の外径範囲の外方、且つカムのカム山頂部の外径範囲の内方に配置するため、カム回転時において、カムベース円付近では、カム面にオイルを直接供給することによりカム面を潤滑することができ、カム山頂部付近では、カム側面にオイルを噴射することによりオイルを飛散させて周囲を潤滑することができる。これにより、オイル供給通路を簡素化することができ、カムの潤滑性を高めることができる。さらに、カム上方にオイル供給通路を渡さないので、ヘッド高を低く抑えることができる。
また、カムジャーナルは、下部カムジャーナルと上部カムジャーナルとで分割構成され、オイル供給通路は、シリンダヘッドと分離する上部カムジャーナルに形成されるため、部品サイズが小さい上部カムジャーナル側にオイル供給通路を形成することになり、オイル供給通路の加工を容易に行うことができる。
また、開口部は、上部カムジャーナルにおけるカムシャフトの中心軸線を通る鉛直線上に単一に配置されるため、高い位置からオイルを噴射することができる。これにより、オイルを広範囲に供給することができるので、カムの潤滑性を更に高めることができると共に、オイル供給通路を単一にするので、オイル供給通路を更に簡素化することができる。
また、上部カムジャーナルは、ヘッドカバーを締結部材にて固定する雌ねじ部を有し、
雌ねじ部は、オイル供給通路を避けた位置に形成されるため、雌ねじ部をオイル供給通路と干渉しない位置に配置することができる。
請求項2の発明によれば、オイル供給通路は、カムジャーナルのオイル通路と開口部とを斜めに接続する傾斜通路により構成されるため、オイル供給通路を短くすることができ、オイル供給通路を更に簡素化することができる。
請求項3の発明によれば、オイル供給通路は、カムジャーナルのオイル通路に接続され、カムシャフトの径方向と平行に形成される縦通路と、縦通路に接続され、カムシャフトの軸方向と平行に形成される横通路と、により構成されるため、オイル供給通路を傾斜通路で構成する場合と比較して、オイル供給通路の加工を容易に行うことができる。
請求項4の発明によれば、カムジャーナルの両側にカムをそれぞれ配置し、横通路は、カムジャーナルを貫通するように形成されるため、1本の横通路を共用して両側のカムを潤滑することができる。これにより、オイル供給通路を更に簡素化することができる。
請求項の発明によれば、カムジャーナルは、カムを挟んで複数配置され、上部カムジャーナルは、隣り合う複数のカムジャーナルを連結する連結部を有し、連結部は、カムのカム面の少なくとも一部を覆うように形成されるため、カムに付着したオイルが回転するカムシャフトの遠心力により飛散した場合でも、飛散したオイルを連結部にて回収して、回収したオイルを連結部からカムに滴下することができる。これにより、カムの潤滑性を更に高めることができる。
請求項の発明によれば、連結部は、カムジャーナルとカムとの隙間を周方向において覆うように形成されるため、オイル供給通路の開口部の周囲が連結部により覆われている。これにより、開口部からのオイル噴射方向に影響が与えられることがないので、設定した噴射方向にオイルを噴射することができ、カムの潤滑性を確保することができる。
請求項の発明によれば、上部カムジャーナルのカムシャフトとの摺動面に、オイル供給通路に接続されるオイル供給溝を周方向に沿って形成するため、オイル供給溝によりカ
ムジャーナルへ供給されるオイルを捕獲してオイル供給通路に流すことができる。これにより、オイル供給性能を向上することができる。
本発明に係る内燃機関の一実施形態を採用した自動二輪車を説明するための右側面図である。 図1に示す内燃機関の第3気筒の中心を通る縦断面図である。 図2のA−A線矢視断面図である。 図3に示すカムシャフトの周辺の拡大断面図である。 図4のB部の拡大断面図である。 図5に示すカムキャップの斜視図である。 カムキャップの上面図である。 カムキャップの下面図である。 図7のC−C線矢視断面図である。 図7のD−D線矢視断面図である。 図3のE−E線矢視断面図である。 図3のF−F線矢視断面図である。 本発明に係る内燃機関の変形例を説明するための拡大断面図である。
以下、本発明に係る内燃機関の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、運転者から見た方向に従い、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
まず、本実施形態の自動二輪車100は、図1に示すように、車体フレーム101を、前端に設けられるヘッドパイプ102と、ヘッドパイプ102から後下がりに延びるメインフレーム103と、メインフレーム103の後端から下方に延びる左右一対のセンターフレーム104と、左右一対のセンターフレーム104の下端部に設けられる左右一対のピボットプレート105と、ヘッドパイプ102からメインフレーム103より急角度で後下がりに延びる左右一対のダウンフレーム106と、左右一対のピボットプレート105から後上がりに延びる左右一対のシートフレーム107と、から構成している。
また、自動二輪車100は、ヘッドパイプ102に操向自在に支持される左右一対のフロントフォーク111と、フロントフォーク111の下端部に回転可能に支持される前輪WFと、フロントフォーク111の上端部に取り付けられる操舵用のハンドル112と、左右一対のピボットプレート105に揺動可能に支持されるスイングアーム113と、スイングアーム113の後端部に回転可能に支持される後輪WRと、スイングアーム113とシートフレーム107との間に設けられるクッションユニット114と、メインフレーム103の上方に取り付けられる燃料タンク115と、燃料タンク115の後方に取り付けられるシート116と、を備える。
なお、図1中の符号121はヘッドライト、122はメーター、123はフロントウィンカ、124はサイドミラー、125はフロントフェンダ、126はサイドカバー、127はリヤカバー、128はテールライト、129はグラブレール、130はリヤウィンカ、131はリヤフェンダ、132はメインステップ、133はピリオンステップである。
そして、自動二輪車100では、メインフレーム103、センターフレーム104、ピボットプレート105、及びダウンフレーム106、で囲まれる部分に本発明の内燃機関10が配置されており、この内燃機関10は、センターフレーム104、ピボットプレート105、及びダウンフレーム106に取り付けられている。
内燃機関10は、空油冷式の直列4気筒エンジンであり、図2及び図3に示すように、その殻体は、主に、上部クランクケース11aと下部クランクケース11bとからなる上下2分割のクランクケース11と、上部クランクケース11aの前部上端に取り付けられるシリンダブロック12と、シリンダブロック12の上端に取り付けられるシリンダヘッド13と、シリンダヘッド13の上端に取り付けられるヘッドカバー14と、下部クランクケース11bの下面に取り付けられるオイルパン15と、クランクケース11の左側面に取り付けられる発電機カバー16と、クランクケース11の右側面に取り付けられるクランクケースカバー17及びクラッチカバー18と、から構成される。また、シリンダブロック12には、第1〜第4気筒C1〜C4が車幅方向に沿って平行に並ぶように形成されている。
また、図1及び図2に示すように、シリンダヘッド13の後面には、第1〜第4気筒C1〜C4に連通する吸気ポート21がそれぞれ形成されており、各吸気ポート21には、インシュレータ22を介してスロットルボディ23が接続されている。また、シリンダヘッド13の前面には、第1〜第4気筒C1〜C4に連通する排気ポート24がそれぞれ形成されており、各排気ポート24には、排気管25を介してマフラー26が接続されている。また、シリンダヘッド13の下面には、第1〜第4気筒C1〜C4に対応する燃焼室27が個別に形成されており、各燃焼室27に臨むように、シリンダヘッド13の吸排気ポート21,24間にスパークプラグ28がそれぞれ装着されている。
また、図2及び図3に示すように、クランクケース11は、前部にクランク室31及び後部に変速機室32を備えており、クランク室31内には、上部クランクケース11a及び下部クランクケース11b間に設けられる複数のメインジャーナル20によりクランクシャフト30が回動可能に支持されている。また、このクランクシャフト30には、4本のコンロッド33を介して4個のピストン34が接続されており、各ピストン34は、第1〜第4気筒C1〜C4毎にシリンダブロック12に形成されるシリンダボア12a内でシリンダ軸線方向に往復運動する。また、クランクシャフト30の左端部には発電機Eが設けられている。
変速機室32には、常時噛み合い式の変速機35が収納される。この変速機35は、上部クランクケース11a及び下部クランクケース11b間に回動可能に支持されるメイン軸36及びカウンタ軸37と、メイン軸36とカウンタ軸37との間に配設され、メイン軸36の回転駆動力をカウンタ軸37に伝達する第1速〜第5速用歯車列G1〜G5と、を備える。第1速〜第5速用歯車列G1〜G5に係合する複数のシフトフォーク38と、クランクケース11に回動可能に支持され、複数のシフトフォーク38を軸方向にスライド移動させるシフトドラム39と、を備える。
そして、クランクシャフト30の回転駆動力は、クランクシャフト30の軸上に設けられるプライマリドライブギヤ40、メイン軸36の軸上に設けられ、プライマリドライブギヤ40と噛合するプライマリドリブンギヤ41、及びメイン軸36の軸上に設けられるクラッチ装置42を介して変速機35に伝達される。また、クランク室31内には、プライマリドライブギヤ40と噛合するバランサ歯車43が設けられる。
また、図2〜図4に示すように、シリンダヘッド13には、第1〜第4気筒C1〜C4の各吸気ポート21を開閉する2本の吸気弁44及び2本の排気ポート24を開閉する排気弁45が設けられており、2本の吸気弁44を開閉駆動する吸気側動弁装置50Iは、シリンダヘッド13の後部とヘッドカバー14との間に形成される吸気側動弁室46に収容され、2本の排気弁45を開閉駆動する排気側動弁装置50Eは、シリンダヘッド13の前部とヘッドカバー14との間に形成される排気側動弁室47に収容される。
吸気側動弁装置50Iは、吸気弁44の上端のステムエンドに当接すると共に、シリンダヘッド13に摺動可能に嵌合する有底円筒状のリフタ51Iと、クランクシャフト30と平行に配置され、シリンダヘッド13及びシリンダヘッド13に締結される左右一対のカムキャップ70間で回転可能に支持されるカムシャフト60と、を備える。そして、吸気側動弁装置50Iでは、カムシャフト60の回転に応じてリフタ51Iが上下に摺動することにより吸気弁44が開閉作動する。
排気側動弁装置50Eは、排気弁45の上端のステムエンドに当接すると共に、シリンダヘッド13に摺動可能に嵌合する有底円筒状のリフタ51Eと、クランクシャフト30と平行に配置され、シリンダヘッド13及びシリンダヘッド13に締結される左右一対のカムキャップ70間で回転可能に支持されるカムシャフト60と、を備える。そして、排気側動弁装置50Eでは、カムシャフト60の回転に応じてリフタ51Eが上下に摺動することにより排気弁45が開閉作動する。
また、図3に示すように、2本のカムシャフト60とクランクシャフト30との間には、クランクシャフト30の回転動力を1/2の減速比で2本のカムシャフト60に伝達する調時伝動機構54が設けられており、この調時伝動機構54の一部を構成するカムチェーン55を走行させるためのカムチェーン室56が、気筒配列方向に沿う中央部でクランクケース11、シリンダブロック12、及びシリンダヘッド13に亘って設けられている。
図4に示すように、カムシャフト60の軸上には、各気筒C1〜C4の2本の吸気弁44又は2本の排気弁45を作動させる2個1組のカム61が4組形成されている。また、カムシャフト60の各組のカム61,61間には、シリンダヘッド13に形成され、カムジャーナルを分割構成する下部カムジャーナル13aと、カムキャップ70に形成され、カムジャーナルを分割構成する左右一対の上部カムジャーナル71との間に回転支持される回転部62がそれぞれ形成されている。
さらに、カムシャフト60の略中央部には、シリンダヘッド13に形成される中央下部カムジャーナル13bと、シリンダヘッド13に締結される中央上部カムジャーナル57との間に回転支持される中央回転部63が形成されている。
図4〜図10に示すように、カムキャップ70は、第1及び第2気筒C1,C2又は第3及び第4気筒C3,C4に対応するカムシャフト60の回転部62,62を、シリンダヘッド13の下部カムジャーナル13aとの間に挟み、カムシャフト60を回転可能に支持する左右一対の上部カムジャーナル71と、左右一対の上部カムジャーナル71を車幅方向に連結する連結部72と、を備え、左右一対の上部カムジャーナル71と連結部72は一体形成されている。
また、左右一対の上部カムジャーナル71には、ヘッドカバー14をシリンダヘッド13側に取り付けるための円筒状の取付けボス73がそれぞれ形成されており、この取付けボス73には、締結部材であるボルト74が螺着される雌ねじ部73aが形成されている。そして、ボルト74を取付けボス73の雌ねじ部73aに螺着することにより、ヘッドカバー14がカムキャップ70を介してシリンダヘッド13に取り付けられる。また、本実施形態では、図10に示すように、取付けボス73及び雌ねじ部73aは、上部カムジャーナル71に形成される後述するオイル供給通路76を避けた位置に形成されている。
また、連結部72は、左右一対の切欠部72aと、左右一対の切欠部72a間に形成される補強ブリッジ72bと、左右一対の切欠部72aの車幅方向両側に形成される左右一対のカバー部72cと、を有する。また、本実施形態では、カバー部72cは、カム61のカム面の略半分を覆うように、且つ左右一対の上部カムジャーナル71とカム61との隙間を覆うように形成される。
また、内燃機関10は、図2に示すように、冷却用オイルポンプ80と潤滑用オイルポンプ81を備え、この冷却用オイルポンプ80と潤滑用オイルポンプ81は、共通のポンプ軸82を有してユニット化されており、クランクケース11の底部に配置されている。また、オイルパン15内には、オイルストレーナ83が収容されており、このオイルストレーナ83から上方に延びるオイル吸入管84の上部が、冷却用オイルポンプ80及び潤滑用オイルポンプ81が共通に備える吸入通路85に下方から嵌合、固定される。そして、冷却用オイルポンプ80及び潤滑用オイルポンプ81は、ポンプ軸82にクランクシャフト30からの動力が伝達されることにより駆動して、オイルストレーナ83を介してオイルパン15から冷却油且つ潤滑油であるオイルを汲み上げる。
冷却用オイルポンプ80から圧送されたオイルは、シリンダブロック12及びシリンダヘッド13に形成される不図示の冷却用オイル通路や不図示のオイル冷却回路を介して不図示のオイルジャケットや図1に示すオイルクーラ134に供給され、内燃機関10を冷却する。
図2に示すように、潤滑用オイルポンプ81には潤滑用吐出管86が接続されており、この潤滑用吐出管86は、オイルパン15の中で湾曲しながら前方に延び、下部クランクケース11bの前壁に取り付けられるオイルフィルタ87に接続される。これにより、潤滑用オイルポンプ81から圧送されたオイルは、潤滑用吐出管86を介してオイルフィルタ87に導かれる。
また、図2に示すように、下部クランクケース11bには、オイルフィルタ87の中央部から後方に延びるオイルフィルタ出口通路88が形成されており、このオイルフィルタ出口通路88は、下部クランクケース11bに車幅方向に沿って形成されるメインギャラリ89に接続される。これにより、オイルフィルタ87からのオイルは、オイルフィルタ出口通路88を介してメインギャラリ89に導かれる。
また、図11及び図12に示すように、第1〜第4気筒C1〜C4間に配置されるメインジャーナル20とクランクシャフト30との間には、環状の潤滑室90がそれぞれ形成されており、各潤滑室90には、下部クランクケース11bに形成され、メインギャラリ89から分岐して上方に延びるオイル通路91が接続される。これにより、メインギャラリ89からのオイルは、オイル通路91を介して潤滑室90に導かれる。
また、図3及び図11に示すように、第1及び第2気筒C1,C2間、並びに第3及び第4気筒C3,C4間においてシリンダブロック12には、オイルジェット用オイル通路92がそれぞれ形成されており、このオイルジェット用オイル通路92には、上部クランクケース11aに形成され、潤滑室90から上方に延びるオイル通路93が接続される。これにより、潤滑室90からのオイルは、オイル通路93を介してオイルジェット用オイル通路92に導かれる。さらに、第1及び第2気筒C1,C2間のオイルジェット用オイル通路92には、第1及び第2気筒C1,C2のピストン34,34に向けてオイルを噴射する噴射ノズル94が接続され、第3及び第4気筒C3,C4間のオイルジェット用オイル通路92には、第3及び第4気筒C3,C4のピストン34,34に向けてオイルを噴射する噴射ノズル94が接続されている。
また、図3、図4、及び図12に示すように、カムチェーン室56の第2気筒C2側の壁部を構成するシリンダブロック12及びシリンダヘッド13には、吸気側動弁装置50I及び排気側動弁装置50Eにオイルを供給する動弁装置用オイル通路95がそれぞれ形成されており、この動弁装置用オイル通路95には、上部クランクケース11aに形成され、潤滑室90から上方に延びるオイル通路96が接続される。これにより、潤滑室90からのオイルは、オイル通路96を介して動弁装置用オイル通路95に導かれる。また、動弁装置用オイル通路95は、シリンダヘッド13内で吸気側動弁装置50I及び排気側動弁装置50Eに向かうように分岐している。なお、以下では、排気側動弁装置50E側の潤滑構造について説明するが、吸気側動弁装置50I側においても同様の潤滑構造が採用されている。
また、図4に示すように、動弁装置用オイル通路95の下流端は、シリンダヘッド13の中央下部カムジャーナル13bまで延びており、この動弁装置用オイル通路95の下流端は、カムシャフト60の内部に中心軸線L1に沿って形成されるオイル通路である軸方向穴64に、カムシャフト60の中央回転部63に径方向に沿って形成されるオイル通路である供給穴65を介して接続される。これにより、動弁装置用オイル通路95からのオイルは、供給穴65を介して軸方向穴64に導かれる。
また、図4及び図5に示すように、カムシャフト60の各回転部62の外周面には、その全周に亘ってオイル通路であるオイル排出溝66が形成されており、このオイル排出溝66には、各回転部62に径方向に沿って形成されるオイル通路である排出穴67が接続される。これにより、軸方向穴64からのオイルは、排出穴67を介してオイル排出溝66に導かれる。
また、図5及び図8〜図10に示すように、カムキャップ70の左右一対の上部カムジャーナル71の摺動面には、カムシャフト60のオイル排出溝66と対向して連通するオイル通路であるオイル供給溝75が周方向に沿って形成されている。これにより、オイル排出溝66のオイルはオイル供給溝75に導かれる。
また、左右一対の上部カムジャーナル71には、オイル供給溝75に接続されるオイル供給通路76が形成されており、このオイル供給通路76は、オイル供給溝75の中央部から上方に延び、カムシャフト60の径方向と平行に形成される縦通路76aと、この縦通路76aの上端部から上部カムジャーナル71の両側に配置されるカム61,61側に延び、カムシャフト60の軸方向と平行に形成される横通路76bと、を備える。これにより、オイル供給溝75のオイルは、オイル供給通路76に導かれ、横通路76bの上部カムジャーナル71の側面における開口部77から噴射される。また、横通路76bは、上部カムジャーナル71を貫通するように1本の通路で形成されている。
また、本実施形態では、図5に示すように、横通路76bの開口部77は、カムシャフト60のカム61のカムベース円61aの外径範囲R1の外方、且つカム61のカム山頂部61bの外径範囲R2の内方に配置される。これにより、開口部77が噴射されたオイルは、カムベース円61a付近ではカム61のカム面に直接供給され、カム山頂部61b付近ではカム61のカム側面に噴射される。また、開口部77は、図10に示すように、カムシャフト60の中心軸線L1を通る鉛直線L2上に単一に配置されている。
以上説明したように、本実施形態の内燃機関10によれば、オイル供給通路76の上部カムジャーナル71の側面における開口部77を、カム61のカムベース円61aの外径範囲R1の外方、且つカム61のカム山頂部61bの外径範囲R2の内方に配置するため、カム回転時において、カムベース円61a付近では、カム面にオイルを直接供給することによりカム面を潤滑することができ、カム山頂部61b付近では、カム側面にオイルを噴射することによりオイルを飛散させて周囲を潤滑することができる。これにより、オイル供給通路76を簡素化することができ、カム61の潤滑性を高めることができる。さらに、カム61上方にオイル供給通路を渡さないので、ヘッド高を低く抑えることができる。
また、本実施形態の内燃機関10によれば、オイル供給通路76が、カムシャフト60の径方向と平行に形成される縦通路76aと、縦通路76aに接続され、カムシャフト60の軸方向と平行に形成される横通路76bと、により構成されるため、下記の変形例のようにオイル供給通路76を傾斜通路78で構成する場合と比較して、オイル供給通路76の加工を容易に行うことができる。
また、本実施形態の内燃機関10によれば、上部カムジャーナル71の両側にカム61をそれぞれ配置し、横通路76bは上部カムジャーナル71を貫通するように形成されるため、1本の横通路76bを共用して両側のカム61,61を潤滑することができる。これにより、オイル供給通路76を更に簡素化することができる。
また、本実施形態の内燃機関10によれば、オイル供給通路76は、シリンダヘッド13と分離する上部カムジャーナル71に形成されるため、部品サイズが小さい上部カムジャーナル71側にオイル供給通路76を形成することになり、オイル供給通路76の加工を容易に行うことができる。
また、本実施形態の内燃機関10によれば、左右一対の上部カムジャーナル71を連結する連結部72を有し、この連結部72のカバー部72cが、カム61のカム面の少なくとも一部を覆うように形成されるため、カム61に付着したオイルが回転するカムシャフト60の遠心力により飛散した場合でも、飛散したオイルをカバー部72cにて回収して、回収したオイルをカバー部72cからカム61に滴下することができる。これにより、カム61の潤滑性を更に高めることができる。
また、本実施形態の内燃機関10によれば、連結部72のカバー部72cが、カムジャーナル13a,71とカムとの隙間を周方向において覆うように形成されるため、オイル供給通路76の開口部77の周囲がカバー部72cにより覆われている。これにより、開口部77からのオイル噴射方向に影響が与えられることがないので、設定した噴射方向にオイルを噴射することができ、カム61の潤滑性を確保することができる。
また、本実施形態の内燃機関10によれば、開口部77は、上部カムジャーナル71におけるカムシャフト60の中心軸線L1を通る鉛直線L2上に単一に配置されるため、高い位置からオイルを噴射することができる。これにより、オイルを広範囲に供給することができるので、カム61の潤滑性を更に高めることができると共に、オイル供給通路76を単一にするので、オイル供給通路76を更に簡素化することができる。
また、本実施形態の内燃機関10によれば、上部カムジャーナル71は、ヘッドカバー14をボルト74にて固定する雌ねじ部73aを有し、雌ねじ部73aは、オイル供給通路76を避けた位置に形成されるため、雌ねじ部73aをオイル供給通路76と干渉しない位置に配置することができる。
また、本実施形態の内燃機関10によれば、上部カムジャーナル71のカムシャフト60との摺動面に、オイル供給通路76に接続されるオイル供給溝75を周方向に沿って形成するため、オイル供給溝75によりカムジャーナル13a,71へ供給されるオイルを捕獲してオイル供給通路76に流すことができる。これにより、オイル供給性能を向上することができる。
なお、本実施形態の変形例として、図13に示すように、オイル供給通路76を、オイル供給溝75と2個の開口部77とを斜めに接続する2本の傾斜通路78により構成してもよい。この場合、オイル供給通路76を短くすることができるので、オイル供給通路76を更に簡素化することができる。
10 内燃機関
11 クランクケース
12 シリンダブロック
13 シリンダヘッド
13a 下部カムジャーナル(カムジャーナル)
14 ヘッドカバー
50I 吸気側動弁装置
50E 排気側動弁装置
60 カムシャフト
61 カム
61a カムベース円
61b カム山頂部
64 軸方向穴(オイル通路)
65 供給穴(オイル通路)
66 オイル排出溝(オイル通路)
67 排出穴(オイル通路)
70 カムキャップ
71 上部カムジャーナル(カムジャーナル)
72 連結部
72c カバー部
73 取付けボス
73a 雌ねじ部
74 ボルト(締結部材)
75 オイル供給溝(オイル通路)
76 オイル供給通路
76a 縦通路
76b 横通路
77 開口部
78 傾斜通路
L1 中心軸線
L2 鉛直線
R1 カムベース円の外径範囲
R2 カム山頂部の外径範囲

Claims (7)

  1. カムシャフトを回転自在に支持するシリンダヘッドのカムジャーナルを経由してカムキャップに導かれるオイル通路と、前記オイル通路に接続され、前記カムジャーナルの側方に配置されるカムに向かって延び、前記カムに潤滑油を供給するオイル供給通路と、を備える内燃機関において、
    前記カムジャーナルは、下部カムジャーナルと上部カムジャーナルとで分割構成され、
    前記オイル供給通路は、前記シリンダヘッドと分離する前記上部カムジャーナルに形成され、
    前記オイル供給通路の前記上部カムジャーナルの両側面における開口部を、前記カムのカムベース円の外径範囲の外方、且つ前記カムのカム山頂部の外径範囲の内方に配置し、
    前記開口部は、前記上部カムジャーナルにおける前記カムシャフトの中心軸線を通る鉛直線上に単一に配置され、
    前記上部カムジャーナルは、ヘッドカバーを締結部材にて固定する雌ねじ部を有し、
    前記雌ねじ部は、前記オイル供給通路を避けた位置、且つ前記カムシャフトの前記中心軸線を通る前記鉛直線からオフセットした位置に形成され、
    前記雌ねじ部と前記オイル供給通路の一部が高さ方向でオーバーラップすることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記オイル供給通路は、前記カムジャーナルの前記オイル通路と前記開口部とを斜めに接続する傾斜通路により構成されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記オイル供給通路は、前記カムジャーナルの前記オイル通路に接続され、前記カムシャフトの径方向と平行に形成される縦通路と、前記縦通路に接続され、前記カムシャフトの軸方向と平行に形成される横通路と、により構成されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  4. 前記カムジャーナルの両側に前記カムをそれぞれ配置し、
    前記横通路は、前記カムジャーナルを貫通するように形成されることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関。
  5. 前記カムジャーナルは、前記カムを挟んで複数配置され、
    前記上部カムジャーナルは、隣り合う複数の前記カムジャーナルを連結する連結部を有し、
    前記連結部は、前記カムのカム面の少なくとも一部を覆うように形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関。
  6. 前記連結部は、前記カムジャーナルと前記カムとの隙間を周方向において覆うように形成されることを特徴とする請求項に記載の内燃機関。
  7. 前記上部カムジャーナルの前記カムシャフトとの摺動面に、前記オイル供給通路に接続されるオイル供給溝を周方向に沿って形成することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の内燃機関。
JP2009213317A 2009-09-15 2009-09-15 内燃機関 Active JP5329354B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009213317A JP5329354B2 (ja) 2009-09-15 2009-09-15 内燃機関

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009213317A JP5329354B2 (ja) 2009-09-15 2009-09-15 内燃機関

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011064086A JP2011064086A (ja) 2011-03-31
JP2011064086A5 JP2011064086A5 (ja) 2012-11-29
JP5329354B2 true JP5329354B2 (ja) 2013-10-30

Family

ID=43950594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009213317A Active JP5329354B2 (ja) 2009-09-15 2009-09-15 内燃機関

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5329354B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5740290B2 (ja) * 2011-11-25 2015-06-24 本田技研工業株式会社 内燃機関の油路構造
JP2016125370A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 富士重工業株式会社 カムシャフト支持構造
JP2016205323A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 ダイハツ工業株式会社 内燃機関の潤滑油供給構造

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6170510U (ja) * 1984-10-15 1986-05-14
JPH0440106U (ja) * 1990-07-31 1992-04-06
JPH07139326A (ja) * 1993-11-19 1995-05-30 Suzuki Motor Corp エンジン動弁機構の潤滑装置
JP3695247B2 (ja) * 1999-09-28 2005-09-14 スズキ株式会社 4サイクルエンジンの潤滑構造
JP5191746B2 (ja) * 2008-01-10 2013-05-08 本田技研工業株式会社 動弁機構の潤滑構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011064086A (ja) 2011-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7637236B2 (en) Cylinder head for an overhead-cam internal combustion engine, engine incorporating same, and vehicle incorporating the engine
US7690367B2 (en) Internal combustion engine and vehicle having the internal combustion engine
JP5077686B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
US9200549B2 (en) Internal combustion engine and motorcycle equipped with the engine
JP2013113148A (ja) 内燃機関の油路構造
JP5329354B2 (ja) 内燃機関
US10655512B2 (en) Internal combustion engine of saddle riding vehicle
US8893682B2 (en) Multi-cylinder internal combustion engine
JP5048618B2 (ja) 4サイクル空油冷エンジン
US8960684B2 (en) Internal combustion engine having positioning pins disposed within fluid communication ports
JP5285464B2 (ja) 多気筒エンジンのシリンダヘッド冷却用油路構造
JP5046036B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
US7721700B2 (en) Engine unit and straddle-type vehicle provided with the same
US10132203B2 (en) Internal combustion engine
JP2007024007A (ja) 内燃機関の潤滑装置
EP2236806B1 (en) Intake passage structure of internal combustion engine
JP5331588B2 (ja) 内燃機関のクランクケース
US8441345B2 (en) Hydraulic pressure warning system for internal combustion engine
JP5176226B2 (ja) 内燃機関のピストン冷却構造
JP2007023835A (ja) 内燃機関の2次エアー供給装置
JP3614992B2 (ja) 自動二輪車用エンジンユニット
JP7038750B2 (ja) 内燃機関
JP4270950B2 (ja) エンジンのピストン冷却構造
WO2015174519A1 (ja) 内燃機関のシリンダヘッド
JP2011032925A (ja) 動弁装置の潤滑構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121005

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20121005

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20121009

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130204

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20130205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130724

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5329354

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250