JPH07139326A - エンジン動弁機構の潤滑装置 - Google Patents

エンジン動弁機構の潤滑装置

Info

Publication number
JPH07139326A
JPH07139326A JP29096493A JP29096493A JPH07139326A JP H07139326 A JPH07139326 A JP H07139326A JP 29096493 A JP29096493 A JP 29096493A JP 29096493 A JP29096493 A JP 29096493A JP H07139326 A JPH07139326 A JP H07139326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
oil
parts
journal
lubricating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29096493A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Yada
弘康 矢田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP29096493A priority Critical patent/JPH07139326A/ja
Publication of JPH07139326A publication Critical patent/JPH07139326A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/027Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 カム山部やカムハウジングに小径のオイル穴
の加工をすることを不要として、加工コストを低減し、
かつ、カムジャーナル部がカムのカムプロフィールより
小さいものに対して確実かつ十分に潤滑用オイルをカム
およびタペットに供給する。 【構成】 カム軸30のジャーナル部は、カム34プロ
フィールよりも小径のものであり、前記カム軸30のジ
ャーナル部を回動自在に支持する支持部72には、該ジ
ャーナル部外周面に面しかつカム軸30軸方向に解放し
たオイル溝43が形成されており、前記オイル溝43か
ら潤滑用オイルをカム34およびタペット36、37に
供給するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン動弁機構の潤
滑装置に係り、例えば直打式動弁機構を有する4サイク
ルエンジンに採用するのに好適な、カム面をタペットに
あてて弁を作動させるエンジン動弁機構の潤滑装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の4サイクルエンジンにおいては、
カム軸(カムシャフト)と吸気弁・排気弁に直結するタ
ペットとを有して、カム軸の回転によりタペットをカム
で周期的に押圧して各弁を開・閉する直打式の動弁機構
を採用したものがある。この動弁機構に潤滑用オイルを
供給する潤滑装置には、従来、次の(1)、(2)に示
すものがある。
【0003】(1)図8に示す潤滑装置においては、カ
ム軸2を中空構造としてこのカム軸中空部2a内をオイ
ル通路とし、かつ、カム山(ベースサークル部)4の外
面4aから前記カム軸中空部2aに貫通する解放穴(オ
イル穴)6を設けている。そして、図示しないオイルポ
ンプから矢印で示すように、潤滑オイル経路8を通って
前記カム軸中空部2a内に入ったオイルは、前記解放穴
6からカム4表面およびタペット10に噴出してそれら
の潤滑を行っている。なお、図8において、(a)はエ
ンジンのシリンダーヘッド12の要部のカム軸方向視
図、(b)はカムシャフト潤滑の斜視説明図であり、符
号12は各弁である。図8(a)のカム軸2、弁12は
左側が吸気側、右側側が排気側である。
【0004】(2)図9に示す潤滑装置においては、カ
ムハウジング14側(キャップ側)に、オイル通路16
を設けて、カム軸17のカム山部18と対向する位置に
前記オイル通路16に連通する解放穴(オイル穴)20
を設けている。図示しないオイルポンプから送られて来
たオイルは、図9に矢印で示すように、この解放穴20
から噴出して、カムおよびタペットの潤滑を行ってい
る。なお、図9のおいて、カム軸17は上側が排気側、
下側が吸気側である。また、カムハウジング14のオイ
ル通路16からはカム軸17のジャーナル部17aに対
して連通もしており、それによるジャーナル部17の潤
滑も行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記い
ずれの従来技術(1)、(2)においても、解放穴6、
20については、機能上ある程度のオイルの油圧を確保
する必要があるため、小径(通常直径1.0mm程度)
であることが要求される。したがって、前記解放穴6、
20はその加工に関して小径であることによるドリルの
耐久性、加工性などに問題があり、加工コストが高価に
なるという問題点を有する。
【0006】なお、本発明に関連して実開平1−743
07号公報で、カム軸のジャーナル面にカム軸の回転に
より開閉される潤滑油通路を設け、当該潤滑油通路を経
由した潤滑油により、動弁系の飛沫給油を間欠的に行う
動弁系の潤滑構造が示されている。しかしながら、この
潤滑構造では、前記公報の図1〜図5に示されるように
カムジャーナル部がカムプロフィールより大きくなって
いるカム軸についてのものであって、しかもロアホル
ダ、アッパホルダに複雑な形状の油溜まりを形成してカ
ムジャーナル部から離れた位置からカムおよびタペット
に対してオイルを噴出しているので、噴出したオイルが
カムに当たりにくく、特に、カムジャーナル部がカムの
カムプロフィールより小さいものに対して確実かつ十分
に潤滑用オイルをカムおよびタペットに供給できないと
いう問題点がある。
【0007】本発明は前記従来の問題点を解消するべく
なされたものであって、カム山部やカムハウジングに小
径のオイル穴の加工をすることを不要として、加工コス
トを低減し、かつ、カムジャーナル部がカムのカムプロ
フィールより小さいものに対して確実かつ十分に潤滑用
オイルをカムおよびタペットに供給できるエンジン動弁
機構の潤滑装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、カム面にタペット(36、37)をあてて
弁を作動させるエンジン動弁機構の潤滑装置において、
カム軸(30)のジャーナル部(32)は、カム(3
4)プロフィールよりも小径のものであり、前記カム軸
(30)のジャーナル部(32)を回動自在に支持する
支持部(72)には、該ジャーナル部(32)外周面に
面しかつカム軸(30)軸方向に解放したオイル溝(4
3)が形成されており、前記オイル溝(43)から潤滑
用オイルをカム(34)およびタペット(36、37)
に供給するようになっていることを特徴とするエンジン
動弁機構の潤滑装置の構成を有する。また、請求項2の
発明は、前記支持部(72)は上下に分割可能であり、
前記オイル溝(43)は、分割された支持部(72)の
分割面であって、各部のカム軸(30)ジャーナル部
(32)に面する箇所を面取りすることにより形成され
ていることを特徴とする請求項1に記載のエンジン動弁
機構の潤滑装置である。
【0009】
【作用】本発明によれば、ジャーナル部外周面に面しか
つカム軸軸方向に解放したオイル溝が形成されており、
前記オイル溝から潤滑用オイルをカムおよびタペットに
供給するようになっているので、従来のように、小径の
オイル穴を明ける加工が必要がない。また、カム軸のジ
ャーナル部は、カムプロフィールよりも小径のものであ
るため、前記溝から噴出したオイルは確実かつ十分にカ
ムに当たる。なお、例えば、図2から図7に示すよう
に、前記支持部72は上下に分割可能であり、前記オイ
ル溝43は、分割された支持部72の分割面であって、
各部のカム軸30ジャーナル部32に面する箇所を面取
りすることにより形成されているものにすれば、分割さ
れた各支持部単に面取り加工するのみで、オイル溝を形
成することができるため、簡単な加工かつ安価に本発明
の効果を得ることができる。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。この実施例は自動二輪車に搭載される油冷エ
ンジンに本発明を実施したものである。図1は実施例に
係る自動二輪車の全体構成を、図2から図5にその油冷
エンジンのシリンダーヘッド44およびカム軸30の詳
細な構成を示す。
【0011】図1に示すように、前記自動二輪車は、シ
リンダー部40の上部が前方に下部が後方に位置して傾
き、かつ、排気口42が該前方に向いて設けられた、2
気筒オーバーヘッドカム(OHC)の油冷エンジン43
を搭載する。図2は、前記油冷エンジンのシリンダーヘ
ッド44を詳細に示す平面図、図3は図2のA−A線断
面図、図4は図2のB−B線断面図、図5は図2のC部
拡大断面図、図6は図3のD部の拡大詳細図、図7は図
4のE部の拡大詳細図である。
【0012】図2から図4に示すように、この実施例の
油冷エンジンは、シリンダーヘッド44のオイルチャン
バー44a内に冷却用オイルを供給する冷却用オイル通
路50と、オイルチャンバー44a内に供給された冷却
用オイルをクランクケース(図示省略)に戻す冷却用オ
イル戻し通路57と、シリンダーヘッド44内の動弁機
構を潤滑する潤滑用オイルを供給する潤滑用オイル通路
52、52とからなるオイル通路構造をシリンダーヘッ
ド44に有するものである。
【0013】前記シリンダーヘッド44には、図示しな
いシリンダーボア上を覆う隔壁64の中央部に位置して
スパークプラグ孔66が上方に解放して穿設され、この
スパークプラグ孔66の上部66aはスパークプラグボ
ディがそれに内挿可能なように挿入隔壁が形成される。
また、このスパークプラグ孔66の上部66a隔壁の外
部は空間になっており、この空間がオイルチャンバー4
4aを形成する。前記上部66a隔壁は支持壁68で支
持される。なお、図2において上側の空間はカムチェー
ンの配置されるカムチェーン室74である。
【0014】また、図2において、スパークプラグ孔6
6の左側に(排気側に)排気弁用タペット孔70が、ま
た、右側に(吸気側に)吸気弁用タペット孔62が形成
されている。この各タペット孔62、70の近傍には、
各弁駆動用のカム軸30のカムジャーナル部32を回動
自在に支持するカムジャーナル支持部72が形成されて
いる。このカムジャーナル支持部72には前記潤滑用オ
イル通路52、52に開口部52aを介して開口して潤
滑用オイルを通す溝72aが形成されている。
【0015】前記カムジャーナル支持部72は、詳細に
は、図3および図4に示すように、シリンダー軸方向に
沿い上下から前記カムジャーナル部32を回動自在に挟
んで支持するものである。前記カムジャーナル支持部7
2は、その上部が上方に取り外し可能な取り付け支持部
72bからなり、その下部がシリンダヘッド44の上部
構造としてシリンダヘッド44に一体の下部支持部72
cからなるものであって、取り付け支持部72bおよび
下部支持部72cは、カム軸30の中心線を含むシリン
ダー軸方向垂直面に沿う分割面33で上下に分割可能に
され、シリンダーヘッド44の下部支持部72cが形成
される部分にボルト72dにより螺着されている。カム
軸30のカム部34に対応するシリンダーヘッド44の
位置に吸気弁タペット孔62、排気弁タペット孔70が
形成され、その各々にタペット36、37が配設され
る。また、カムジャーナル部32は、カム部(カム)の
プロフィールよりも小径に形成されている。なお、符号
38、39は各タペット36、37から吸気弁、排気弁
に至る弁構造である。また、40、41は吸気ポート、
排気ポートである。
【0016】前記カムジャーナル支持部72の取り付け
支持部72bと下部支持部72cとの合わせ面には、図
4から図7に示すように、前記ジャーナル部32外周面
に面しかつカム軸30軸方向に解放したオイル溝43が
形成されている。すなわち、図5に示すように、取り付
け支持部72bと下部支持部72cとの合わせ面であっ
て、カムジャーナル部に面する各端部72b1、72c
1にカム軸30方向に連続して面取り43aがなされて
いて、取り付け支持部72bと下部支持部72cとを合
わせたときにこの面取り43aが上下で重なってカム軸
30軸方向に解放したオイル溝43を形成する。また、
前記下部支持部72cの面取り43aは、前記かむジャ
ーナル支持部72の溝72aと交差しており、この溝7
2aと前記溝43とカムジャーナル32外周面間でオイ
ル通路を形成し、このオイル通路に、潤滑用オイル供給
通路52、52から潤滑用オイルが供給されるようにな
っている。
【0017】実施例では、前記シリンダヘッド44の上
部には、同一の供給源(オイルポンプ)からオイルが供
給されるオイル通路48にそれぞれ連通する1つの冷却
用オイル通路50と2つの潤滑用オイル通路52、52
とが別体に設けられる。この場合、冷却用オイル通路5
0および潤滑用オイル通路52、52はいずれもクラン
ク軸に沿って互いに平行に形成される。また、前記オイ
ル通路48は、前記冷却用オイル通路50と潤滑用オイ
ル通路52、52の垂直方向に沿って穿設されており、
冷却用オイル通路50と潤滑用オイル通路52、52と
同一平面上に形成されている。なお、前記オイル通路4
8には、図2に示すように、クランクケースのオイルポ
ンプからの冷却用および潤滑用に併用するオイルを通す
オイルホース(パイプ)48aがユニオンボルト48b
により連結されている。また、図3および図4に示すよ
うに、冷却用オイル通路50はほぼシリンダーボア54
上のスパークプラグ孔66の吸気弁孔62側かつ吸気弁
および排気弁のバルブ挟み角内に位置するように、か
つ、前記クランク軸方向に見てカムチェーン室74反対
側側面から該カムチェーン室74近傍に亙るよう穿設さ
れる。この冷却用オイル通路50には、適宜間隔でオイ
ルチャンバー44a内に臨みかつシリンダヘッド隔壁6
4上面に冷却オイルを噴射するように、シリンダ軸線
(ピストン摺動方向軸線と同じ)に平行にノズル軸が配
設された噴射ノズル50aが形成されている。
【0018】また、潤滑用オイル通路52、52は排気
弁孔70、吸気弁孔62側それぞれのカムシャフト(カ
ムジャーナル部72を通る)の近傍かつ、外側に位置し
ていて、前記カムチェーン室74のクランク軸方向反対
側側面から該カムチェーン室74側のカムジャーナル支
持部72近傍に亙って穿設される。また、各冷却用オイ
ル通路50および潤滑用オイル通路52の形成は、シリ
ンダーヘッド44にそれらの穴を穿設した後にパイプを
通して行うことができる。
【0019】なお、前記冷却用オイル通路50と潤滑用
オイル通路52、52とのオイルの分配比率はそれらの
通路径をそれぞれ適宜に選ぶことにより適宜に設定する
ことができる。したがって、冷却用オイル通路および潤
滑用オイル通路が一体である従来の油冷エンジンでは冷
却用および潤滑用の各オイルを適切に選択できなかった
のに対して、本実施例に係るエンジンは供給側オイル通
路が一体にもかかわらず各オイルを適切かつ十分に供給
することができる。
【0020】また、シリンダーボア54上を覆う隔壁6
4には、カムチェーン室74およびオイルチャンバー4
4a間を仕切る仕切壁64aが形成される。また、該仕
切壁64aからスパークプラグ孔66の外周壁66aに
向けて冷却用オイルを流させるための壁状のリブ71が
前記隔壁64から上方に向けて立ち上がるようにシリン
ダヘッド44に一体に設けられる。
【0021】また、シリンダーヘッド44の排気口42
側部に、オイルチャンバー44aをシリンダー部40側
に開口する冷却用オイル戻し通路57を一体に形成して
いる。実施例では、この冷却用オイル戻し通路57の開
口は、スパークプラグ孔66を挟んで噴射ノズル50a
のほぼ反対位置になる部分にかつ排気弁孔70近傍に形
成される。また、噴射ノズル50aと第1の冷却用オイ
ル戻し通路57はそれぞれ4つである。また冷却用オイ
ル戻し通路57はほぼ変形矩形断面でかつその軸線はピ
ストン摺動方向に沿っていて、該冷却用オイル戻し通路
57は、シリンダーヘッド下面に開口している。しかし
ながら、本発明はこれに限定されず、適宜の断面および
軸線に形成することができる。
【0022】以下、実施例の作用を説明する。実施例の
油冷エンジンのオイル潤滑の作用について図2から図7
にしたがって説明する。図2に示すように、オイルポン
プ(図示省略)から冷却用および潤滑用共用のオイルが
オイル通路48に供給される。この供給されたオイルは
オイル通路48を通った後、冷却用オイル通路50およ
び潤滑用オイル通路52、52に分かれて流入する。
【0023】潤滑用オイル通路52、52を通るオイル
は、図3から図5に示すように、開口部52aを介して
カムジャーナル支持部72の溝72aに入り、この溝7
2aを介して前記オイルはカムジャーナル支持部72と
カムジャーナル部32との間の潤滑をする。さらに、前
記溝72aのオイルは前記面取り43aによるオイル溝
43に入り、この溝43を通ってその解放端(カム軸両
方向)から噴出する。噴出したオイルは、図7に示すよ
うに、カム部34の側面に当たる。これは、本発明のカ
ムジャーナル部32の外径がカム部34のプロフィール
より小径に形成さているからである。前記のようにカム
部34の側面に当たったオイルは図7に示すように四方
に散り、カム部34のカム面に供給され、かつタペット
36、37にも散ったオイルが直接当たったり、カム部
34から落ちたオイルが着いたりしてタペット36、3
7にオイルが供給される。このようにして十分にカム部
34およびタペット36に潤滑用オイルが供給される。
【0024】なお、冷却用オイル通路50のオイルは、
冷却用オイルとして各噴射ノズル50aからオイルチャ
ンバー内44aに噴射される。すなわち、冷却用オイル
は、図2および図3中矢印で示すように、シリンダボア
上部隔壁64上面の吸気弁孔62側に向けて噴射され、
該上部隔壁64上で排気側に向けて流れる。このオイル
の流れはリブ71でスパークプラグ孔66方向に向きを
変えられて、さらにスパークプラグ孔66外周壁66a
の側面近傍を通り、前記リブ71に回り込むようにして
冷却用オイル戻り通路57に流れ込む。前記冷却用オイ
ル戻り通路57に流れ込んだ冷却用オイルは、そこを通
る際に、特に高熱化しやすいシリンダヘッド44の排気
口42側部を充分に冷却する。
【0025】なお、前記実施例においては、カムジャー
ナル支持部のオイル溝は、取り付け支持部72bと下部
支持部72cとの合わせ面に面取りとして形成されてい
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、カムジ
ャーナル部に面していればこの合わせ面以外の位置に形
成することができるものである。また、前記実施例では
自動二輪車に搭載される油冷エンジンの動弁機構潤滑装
置を説明したが、本発明はこの種の油冷エンジンに採用
するのに限定されないことはもちろんであり、油冷エン
ジンの以外のエンジンや、他の種の四輪車等の車両、船
舶あるいは対象の原動機としてのエンジンに採用したり
できることはもちろんである。
【0026】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、カム
山部やカムハウジングに小径のオイル穴の加工をするこ
とを不要として、加工コストを低減し、かつ、カムジャ
ーナル部がカムのカムプロフィールより小さいものに対
して確実かつ十分に潤滑用オイルをカムおよびタペット
に供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るエンジンの搭載される自
動二輪車の全体構成図である。
【図2】実施例に係るエンジンのシリンダーヘッドの平
面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図5】図2のC部拡大説明図である。
【図6】図3のD部拡大説明図である。
【図7】図4のE部拡大説明図である。
【図8】(a)は従来のエンジンの動弁機構の潤滑構成
例の説明図、(b)は同斜視図である。
【図9】従来のエンジンの他の動弁機構の潤滑構成例説
明図である。
【符号の説明】
30 カム軸 32 カムジャーナル部 33 分割面 34 カム部 36 吸気タペット 37 排気タペット 38 吸気弁構造 39 排気弁構造 43 オイル溝 43a 面取り 44 シリンダーヘッド 52 潤滑用オイル通路 72 カムジャーナル支持部 72a 溝 72b 取り付け支持部 72c 下部支持部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カム面をタペット(36、37)にあて
    て弁を作動させるエンジン動弁機構の潤滑装置におい
    て、 カム軸(30)のジャーナル部(32)は、カム(3
    4)プロフィールよりも小径のものであり、 前記カム軸(30)のジャーナル部(32)を回動自在
    に支持する支持部(72)には、該ジャーナル部(3
    2)外周面に面しかつカム軸(30)軸方向に解放した
    オイル溝(43)が形成されており、 前記オイル溝(43)から潤滑用オイルをカム(34)
    およびタペット(36、37)に供給するようになって
    いることを特徴とするエンジン動弁機構の潤滑装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部(72)は上下に分割可能で
    あり、前記オイル溝(43)は、分割された支持部(7
    2)の分割面であって、各部のカム軸(30)ジャーナ
    ル部(32)に面する箇所を面取りすることにより形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載のエンジン
    動弁機構の潤滑装置。
JP29096493A 1993-11-19 1993-11-19 エンジン動弁機構の潤滑装置 Pending JPH07139326A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29096493A JPH07139326A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 エンジン動弁機構の潤滑装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29096493A JPH07139326A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 エンジン動弁機構の潤滑装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07139326A true JPH07139326A (ja) 1995-05-30

Family

ID=17762728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29096493A Pending JPH07139326A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 エンジン動弁機構の潤滑装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07139326A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6338324B1 (en) 1999-09-28 2002-01-15 Suzuki Motor Corporation Lubricating structure for a four-stroke engine
JP2011064086A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Honda Motor Co Ltd 内燃機関

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6338324B1 (en) 1999-09-28 2002-01-15 Suzuki Motor Corporation Lubricating structure for a four-stroke engine
JP2011064086A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Honda Motor Co Ltd 内燃機関

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5533472A (en) Oil jet nozzle for an internal combustion with reciprocating pistons
JPS647204Y2 (ja)
GB2058212A (en) Lubricant passages in internal combustion engines
JPH07139326A (ja) エンジン動弁機構の潤滑装置
JP3368636B2 (ja) 油冷エンジンのオイル通路構造
US20050211089A1 (en) Lubricant-cooled and wristpin lubricating piston
JPH07139421A (ja) 油冷エンジンのオイル通路構造
JPH07102929A (ja) Dohc型内燃機関におけるカム軸用軸受け部の潤滑装置
KR100405587B1 (ko) 내연기관용실린더헤드
JPH06578Y2 (ja) シリンダヘツドの冷却装置
JPH052809B2 (ja)
JPH0735126A (ja) 2サイクルエンジンの潤滑構造
JP2717292B2 (ja) 4サイクルバーチカルシャフトエンジン
JPS6339363Y2 (ja)
JP2629937B2 (ja) 自動2輪車エンジンの潤滑装置
JPS63176611A (ja) Dohc型内燃機関用シリンダヘツドにおける給油装置
JP3343751B2 (ja) エンジンの動弁潤滑装置およびdohc4サイクルエンジンのシリンダーヘッドの潤滑油通路
JP2694359B2 (ja) 油冷エンジン
JPH0732884Y2 (ja) V型エンジンの潤滑油通路
JPH0447375Y2 (ja)
EP1321635A1 (en) Oil drainage passage for an internal combustion engine
JPH08170532A (ja) シリンダーヘッドの冷却装置
JP2005009336A (ja) エンジンのピストン冷却構造
JPS62279219A (ja) エンジンのブロツク構造
JPH01277612A (ja) 内燃機関の潤滑装置