JPH06578Y2 - シリンダヘツドの冷却装置 - Google Patents
シリンダヘツドの冷却装置Info
- Publication number
- JPH06578Y2 JPH06578Y2 JP2617287U JP2617287U JPH06578Y2 JP H06578 Y2 JPH06578 Y2 JP H06578Y2 JP 2617287 U JP2617287 U JP 2617287U JP 2617287 U JP2617287 U JP 2617287U JP H06578 Y2 JPH06578 Y2 JP H06578Y2
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- recess
- cylinder head
- oil
- hole
- cooling device
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、シリンダヘッドの冷却装置に関し、特にＳ
ＯＨＣ（シングル・オーバー・ヘッド・カムシャフト）
式動弁機構を有するシリンダヘッドの冷却装置に関す
る。
ＯＨＣ（シングル・オーバー・ヘッド・カムシャフト）
式動弁機構を有するシリンダヘッドの冷却装置に関す
る。
従来、４サイクルエンジンのうちＤＯＨＣ（ダブル・オ
ーバー・ヘッド・カムシャフト）式動弁機構を有するエ
ンジンでは、潤滑に使用されるオイルをシリンダヘッド
内の燃焼室上方に形成された凹部内に噴射し、この噴射
されたオイルによってシリンダヘッドの冷却を図るよう
にした冷却装置が提供されている（いわゆる油冷式エン
ジン）。なお、ＤＯＨＣ式エンジンでは、二本のカムシ
ャフト間の燃焼室上方に空間が形成されるので、その空
間に前記凹部内に臨む冷却用のオイル通路を設け、この
オイル通路を介し潤滑用のオイルを燃焼室上方から前記
凹部内に噴射するようにしている。
ーバー・ヘッド・カムシャフト）式動弁機構を有するエ
ンジンでは、潤滑に使用されるオイルをシリンダヘッド
内の燃焼室上方に形成された凹部内に噴射し、この噴射
されたオイルによってシリンダヘッドの冷却を図るよう
にした冷却装置が提供されている（いわゆる油冷式エン
ジン）。なお、ＤＯＨＣ式エンジンでは、二本のカムシ
ャフト間の燃焼室上方に空間が形成されるので、その空
間に前記凹部内に臨む冷却用のオイル通路を設け、この
オイル通路を介し潤滑用のオイルを燃焼室上方から前記
凹部内に噴射するようにしている。
ところで、上述した従来のシリンダヘッド冷却装置によ
ると、潤滑用のオイルを前記凹部の上方に設けたオイル
通路を介し、噴射させる構成であるため、ＳＯＨＣ式エ
ンジンの如くシリンダヘッド中央にカムシャフトを配置
せざるを得ないエンジンでは、このカムシャフトによっ
て凹部上方に冷却用オイルのオイル供給通路を設けるこ
とが出来ず、このため油冷式の冷却装置を採用すること
が出来ない問題点があった。
ると、潤滑用のオイルを前記凹部の上方に設けたオイル
通路を介し、噴射させる構成であるため、ＳＯＨＣ式エ
ンジンの如くシリンダヘッド中央にカムシャフトを配置
せざるを得ないエンジンでは、このカムシャフトによっ
て凹部上方に冷却用オイルのオイル供給通路を設けるこ
とが出来ず、このため油冷式の冷却装置を採用すること
が出来ない問題点があった。
この考案は上述した問題点に鑑み、潤滑に使用されるオ
イルを噴射することにより、シリンダヘッド内の中央に
カムシャフトを設けたＳＯＨＣエンジンのシリンダヘッ
ドを冷却させるようにしたシリンダヘッドの冷却装置を
提供する。
イルを噴射することにより、シリンダヘッド内の中央に
カムシャフトを設けたＳＯＨＣエンジンのシリンダヘッ
ドを冷却させるようにしたシリンダヘッドの冷却装置を
提供する。
上述した目的を達成するため、この考案では、シリンダ
ヘッドの中央に動弁機構のカムシャフトを配設したＳＯ
ＨＣ式エンジンのシリンダヘッドにおいて、このシリン
ダヘッドに形成された燃焼室と前記カムシャフトとの間
のシリンダヘッド内に凹部を形成し、かつこの凹部の開
口面を蓋体によって覆うとともに、この蓋体と前記凹部
の開口縁との密着部分であって、かつ前記動弁機構のバ
ルブ座に臨む部分に前記凹部内に連通する孔を形成し、
さらに前記凹部の側方に位置する前記シリンダヘッド内
に、圧送された潤滑用のオイルを前記凹部内に噴射する
通路を形成し、このオイル通路を介し前記凹部内に噴射
されたオイルにより燃焼室の冷却を図るとともに、前記
孔を介し凹部から漏洩するオイルにより動弁機構のバル
ブ座の座面冷却と潤滑とを図るようにしている。
ヘッドの中央に動弁機構のカムシャフトを配設したＳＯ
ＨＣ式エンジンのシリンダヘッドにおいて、このシリン
ダヘッドに形成された燃焼室と前記カムシャフトとの間
のシリンダヘッド内に凹部を形成し、かつこの凹部の開
口面を蓋体によって覆うとともに、この蓋体と前記凹部
の開口縁との密着部分であって、かつ前記動弁機構のバ
ルブ座に臨む部分に前記凹部内に連通する孔を形成し、
さらに前記凹部の側方に位置する前記シリンダヘッド内
に、圧送された潤滑用のオイルを前記凹部内に噴射する
通路を形成し、このオイル通路を介し前記凹部内に噴射
されたオイルにより燃焼室の冷却を図るとともに、前記
孔を介し凹部から漏洩するオイルにより動弁機構のバル
ブ座の座面冷却と潤滑とを図るようにしている。
以下、この考案にかかわる冷却装置の一実施例を詳述す
る。
る。
第３図は、この考案に係わる冷却装置を適用したＳＯＨ
Ｃ式４バルブ単気筒エンジンであって、特に二つの点火
栓を有するシリンダヘッド１を示す上面図である。
Ｃ式４バルブ単気筒エンジンであって、特に二つの点火
栓を有するシリンダヘッド１を示す上面図である。
このシリンダヘッド１の上面１ａには、図示せぬエキゾ
ーストバルブを支持するバルブ座２、および図示せぬイ
ンレットバルブを支持するバルブ座３の他、その中央に
図示せぬＳＯＨＣ式動弁機構のカムシャフトと支承する
軸受け部４、５、６が形成されている。また、第３図の
ＡＡ断面で示す第４図のように、燃焼室７とＳＯＨＣ式
動弁機構のカムシャフト８との間のシリンダヘッド１内
には凹部９が形成されており、この凹部９の一端はカム
チェーン室１０と対向するシリンダヘッド１の側方に形
成された孔１１と連通している。一方、第３図に示すよ
うに前記凹部９の側方であってエキゾーストポート１２
と対向する位置のシリンダヘッド１内には、カムシャフ
ト８（第４図）の軸方向に沿ってオイル通路１３が形成
されている。このオイル通路１３は一端がカムチェーン
室１０と対向するシリンダヘッド１の側方に開口し、他
端が閉塞された主通路１４と、この主通路１４から分岐
された副通路１５、１６、１７、１８とにより構成され
ている。このうち副通路１５、１８の先端はカムシャフ
ト８の軸受け部４、５に形成された油溝４ａ、５ａに連
通している。また、副通路１６、１７はシリンダヘッド
１の上面１ａからドリル等の治具により凹部９の側壁９
ａ（第４図）に開口するように形成されている。そし
て、この副通路１５、１６内にはオイル通路１３の概念
斜視図で示す第５図のようにノズル１９がそれぞれ嵌着
している。このノズル１９は環状のパイプにより構成さ
れており、その先端１９ａには噴射口１９ｂが形成さ
れ、後端１９ｃは盲栓２０によって密封されている。ま
た、このノズル１９の周面１９ｄにはノズル１９の上下
方向の移動を規制する大径部１９ｅと、主通路１４に開
口する一対の孔１９ｆが形成されている。このようなノ
ズル１９によれば、該ノズル１９を軸方向に所定角度回
転させると、前記主通路１４に対する孔１９ｆの開口面
積が変化し、このため主通路１４内にオイルが圧送され
た際に、各副通路内を流れるオイルの流量を孔１９ｆの
開口面積を変化させることによって制御されることとな
る。一方、第３図に示すようにシリンダヘッド１の上面
１ａ中央には、前記凹部９の開口部９ｂが形成されてお
り、この開口部９ｂの開口縁９ｃでバルブ座２、３に臨
む部分には第３図の要部拡大斜視図で示す第１図のよう
にそれぞれ凹部９ｄが形成されている。また前記開口部
９ｂの開口縁９ｃには第４図のＢＢ断面で示す第６図の
ように蓋体２１によって覆われている。なお、この蓋体
２１は断面をＵ字形に形成され、カムシャフト８に形成
されたカム８ａの回転スペースを確保している。なお、
第６図で符号２２は前記凹部９の底面９ｆに立設された
ボスで、前記蓋体２１はネジ２３によってボス２２に固
定されている。なお、第１図乃至第６図で符号２４はイ
ンレットポート、第４図で符号２５、２６は点火栓取付
け用の孔である。
ーストバルブを支持するバルブ座２、および図示せぬイ
ンレットバルブを支持するバルブ座３の他、その中央に
図示せぬＳＯＨＣ式動弁機構のカムシャフトと支承する
軸受け部４、５、６が形成されている。また、第３図の
ＡＡ断面で示す第４図のように、燃焼室７とＳＯＨＣ式
動弁機構のカムシャフト８との間のシリンダヘッド１内
には凹部９が形成されており、この凹部９の一端はカム
チェーン室１０と対向するシリンダヘッド１の側方に形
成された孔１１と連通している。一方、第３図に示すよ
うに前記凹部９の側方であってエキゾーストポート１２
と対向する位置のシリンダヘッド１内には、カムシャフ
ト８（第４図）の軸方向に沿ってオイル通路１３が形成
されている。このオイル通路１３は一端がカムチェーン
室１０と対向するシリンダヘッド１の側方に開口し、他
端が閉塞された主通路１４と、この主通路１４から分岐
された副通路１５、１６、１７、１８とにより構成され
ている。このうち副通路１５、１８の先端はカムシャフ
ト８の軸受け部４、５に形成された油溝４ａ、５ａに連
通している。また、副通路１６、１７はシリンダヘッド
１の上面１ａからドリル等の治具により凹部９の側壁９
ａ（第４図）に開口するように形成されている。そし
て、この副通路１５、１６内にはオイル通路１３の概念
斜視図で示す第５図のようにノズル１９がそれぞれ嵌着
している。このノズル１９は環状のパイプにより構成さ
れており、その先端１９ａには噴射口１９ｂが形成さ
れ、後端１９ｃは盲栓２０によって密封されている。ま
た、このノズル１９の周面１９ｄにはノズル１９の上下
方向の移動を規制する大径部１９ｅと、主通路１４に開
口する一対の孔１９ｆが形成されている。このようなノ
ズル１９によれば、該ノズル１９を軸方向に所定角度回
転させると、前記主通路１４に対する孔１９ｆの開口面
積が変化し、このため主通路１４内にオイルが圧送され
た際に、各副通路内を流れるオイルの流量を孔１９ｆの
開口面積を変化させることによって制御されることとな
る。一方、第３図に示すようにシリンダヘッド１の上面
１ａ中央には、前記凹部９の開口部９ｂが形成されてお
り、この開口部９ｂの開口縁９ｃでバルブ座２、３に臨
む部分には第３図の要部拡大斜視図で示す第１図のよう
にそれぞれ凹部９ｄが形成されている。また前記開口部
９ｂの開口縁９ｃには第４図のＢＢ断面で示す第６図の
ように蓋体２１によって覆われている。なお、この蓋体
２１は断面をＵ字形に形成され、カムシャフト８に形成
されたカム８ａの回転スペースを確保している。なお、
第６図で符号２２は前記凹部９の底面９ｆに立設された
ボスで、前記蓋体２１はネジ２３によってボス２２に固
定されている。なお、第１図乃至第６図で符号２４はイ
ンレットポート、第４図で符号２５、２６は点火栓取付
け用の孔である。
次に、上述した冷却装置の作用を説明し、併せて構成を
より詳細に説明する。
より詳細に説明する。
エンジンが始動すると、図示せぬオイルポンプによりオ
イルパンから吸引された潤滑用のオイルはオイルクーラ
を介して冷却され、第５図で示すオイル通路１３の主通
路１４へ圧送される。この主通路１４へ圧送されたオイ
ル（矢印）は第４図で示すように副通路１５、１８を介
して軸受け部４、５の油溝４ａ、５ａへ圧送され、カム
シャフト８の潤滑を図るとともに、この軸受け部４、５
から漏洩したオイルの一部は蓋体２１の上面に案内さ
れ、そこに一時滞留してカムシャフト８のカム８ａの潤
滑を行う。そして、蓋体２１の上面から溢れたオイルは
第３図に示すシリンダヘッド１の上面１ａに沿ってカム
チェーン室１０に案内され、そこから図示せぬオイルパ
ンに返却される。一方、第５図で示すように主通路１４
に案内されたオイルのうち副通路１６、１７へ圧送され
たオイルは、それぞれノズル１９の孔１９ｆを介し噴射
口１９ｂに案内され、そこから第６図の矢印で示すよう
に凹部９内のエキゾーストポート１２側へ噴射される。
なお、前記凹部９の開口部９ｂは蓋体２１によって覆わ
れているため、凹部９内に噴射されたオイルが飛散し、
図示せぬ動弁機構のバルブスプリング等へ付着しメカニ
カルロスを発生させることはない。なお、前記凹部９の
エキゾーストポート１２側へ噴射されたオイルは、主と
して燃焼室７のエキゾーストポート側に発生する熱を吸
収し、さらに一時滞留して燃焼室７上方の熱を吸収した
後、第４図の矢印で示すように図面の右側方に形成され
た孔１１を介してシリンダヘッド１外に排出され、さら
に図示せぬパイプ等のオイル案内手段を介してオイルパ
ンに返却される。なお、孔１１へ排出されるオイル（矢
印）は点火栓取付け用の孔２５周囲を囲繞するように通
過するので最も温度の高い点火栓周囲の冷却も併せて行
うこととなる。一方、ノズル１９から前記凹部９内に噴
射されたオイルのうちその一部は第１図の矢印で示すよ
うに凹部９の開口縁９ｃに形成され、シリンダヘッド１
の上面１ａと凹部９内とを連通させる孔としての機能を
果たす凹部９ｄを介してシリンダヘッド１の上面１ａに
漏洩し、バルブ座２、３周縁を冷却した後、カムチェー
ン室１０（第３図）へ案内されオイルパンに返却され
る。
イルパンから吸引された潤滑用のオイルはオイルクーラ
を介して冷却され、第５図で示すオイル通路１３の主通
路１４へ圧送される。この主通路１４へ圧送されたオイ
ル（矢印）は第４図で示すように副通路１５、１８を介
して軸受け部４、５の油溝４ａ、５ａへ圧送され、カム
シャフト８の潤滑を図るとともに、この軸受け部４、５
から漏洩したオイルの一部は蓋体２１の上面に案内さ
れ、そこに一時滞留してカムシャフト８のカム８ａの潤
滑を行う。そして、蓋体２１の上面から溢れたオイルは
第３図に示すシリンダヘッド１の上面１ａに沿ってカム
チェーン室１０に案内され、そこから図示せぬオイルパ
ンに返却される。一方、第５図で示すように主通路１４
に案内されたオイルのうち副通路１６、１７へ圧送され
たオイルは、それぞれノズル１９の孔１９ｆを介し噴射
口１９ｂに案内され、そこから第６図の矢印で示すよう
に凹部９内のエキゾーストポート１２側へ噴射される。
なお、前記凹部９の開口部９ｂは蓋体２１によって覆わ
れているため、凹部９内に噴射されたオイルが飛散し、
図示せぬ動弁機構のバルブスプリング等へ付着しメカニ
カルロスを発生させることはない。なお、前記凹部９の
エキゾーストポート１２側へ噴射されたオイルは、主と
して燃焼室７のエキゾーストポート側に発生する熱を吸
収し、さらに一時滞留して燃焼室７上方の熱を吸収した
後、第４図の矢印で示すように図面の右側方に形成され
た孔１１を介してシリンダヘッド１外に排出され、さら
に図示せぬパイプ等のオイル案内手段を介してオイルパ
ンに返却される。なお、孔１１へ排出されるオイル（矢
印）は点火栓取付け用の孔２５周囲を囲繞するように通
過するので最も温度の高い点火栓周囲の冷却も併せて行
うこととなる。一方、ノズル１９から前記凹部９内に噴
射されたオイルのうちその一部は第１図の矢印で示すよ
うに凹部９の開口縁９ｃに形成され、シリンダヘッド１
の上面１ａと凹部９内とを連通させる孔としての機能を
果たす凹部９ｄを介してシリンダヘッド１の上面１ａに
漏洩し、バルブ座２、３周縁を冷却した後、カムチェー
ン室１０（第３図）へ案内されオイルパンに返却され
る。
なお、上記実施例では第１図に示すようにシリンダヘッ
ド１の上面１ａと凹部９とを連通させる孔として、凹部
９の開口縁９ｃに凹部９ｄを形成するようにしたが、こ
の案内は上記実施例に限定されることなく、第１図と同
一部分を同一符号で示す第２図のようにシリンダヘッド
１の上面１ａと凹部９とを連通させる孔として、バルブ
座２、３に臨む位置の蓋体２１周面に凹部２１ａを形成
するようにしてもよい。また、上記実施例ではシリンダ
ヘッド１の上面１ａと凹部９内とを連通させる孔として
凹部９ｄ、２１ａをエキゾースト側とインレット側にそ
れぞれ形成するようにしたが、この考案は上記実施例に
限定されることなく、エキゾースト側のみであってもよ
い。
ド１の上面１ａと凹部９とを連通させる孔として、凹部
９の開口縁９ｃに凹部９ｄを形成するようにしたが、こ
の案内は上記実施例に限定されることなく、第１図と同
一部分を同一符号で示す第２図のようにシリンダヘッド
１の上面１ａと凹部９とを連通させる孔として、バルブ
座２、３に臨む位置の蓋体２１周面に凹部２１ａを形成
するようにしてもよい。また、上記実施例ではシリンダ
ヘッド１の上面１ａと凹部９内とを連通させる孔として
凹部９ｄ、２１ａをエキゾースト側とインレット側にそ
れぞれ形成するようにしたが、この考案は上記実施例に
限定されることなく、エキゾースト側のみであってもよ
い。
また、上記実施例では、オイル通路１３に圧送されたオ
イルのうち副通路１６、１７に案内されるオイルをノズ
ル１９を使用して凹部９内に噴射させるようにしたが、
この考案は上記実施例に限定されることなく、ノズル１
９を使用することなく副通路１６、１７のみによってオ
イルを凹部９内に噴射させるようにしてもよい。なお、
このように副通路１６、１７のみを使用してオイルを噴
射させる場合は副通路１６、１７の上端に盲栓を嵌着し
副通路１６、１７の上端を密封すれば良い。
イルのうち副通路１６、１７に案内されるオイルをノズ
ル１９を使用して凹部９内に噴射させるようにしたが、
この考案は上記実施例に限定されることなく、ノズル１
９を使用することなく副通路１６、１７のみによってオ
イルを凹部９内に噴射させるようにしてもよい。なお、
このように副通路１６、１７のみを使用してオイルを噴
射させる場合は副通路１６、１７の上端に盲栓を嵌着し
副通路１６、１７の上端を密封すれば良い。
この考案は、シリンダヘッドの燃焼室上方に形成された
凹部の側方にオイル通路を形成し、このオイル通路を介
し前記凹部内にオイルを噴射させてシリンダヘッドの冷
却を図るようにしたため、シリンダヘッドの中央に動弁
機構のカムシャフト配置するＳＯＨＣ式エンジンのシリ
ンダヘッドを噴射オイルによって冷却し、安定した出力
のＳＯＨＣ式エンジンを提供することが出来る。また、
凹部の開口縁と、この凹部の開口縁を覆う蓋体との間に
孔を形成し、凹部内に噴射された前記オイルの一部を孔
を介しバルブ座周縁に漏洩させるようにしたため、バル
ブ座の潤滑と冷却とを同時に図れ、このため動弁機構の
耐久性を向上させることも出来る。
凹部の側方にオイル通路を形成し、このオイル通路を介
し前記凹部内にオイルを噴射させてシリンダヘッドの冷
却を図るようにしたため、シリンダヘッドの中央に動弁
機構のカムシャフト配置するＳＯＨＣ式エンジンのシリ
ンダヘッドを噴射オイルによって冷却し、安定した出力
のＳＯＨＣ式エンジンを提供することが出来る。また、
凹部の開口縁と、この凹部の開口縁を覆う蓋体との間に
孔を形成し、凹部内に噴射された前記オイルの一部を孔
を介しバルブ座周縁に漏洩させるようにしたため、バル
ブ座の潤滑と冷却とを同時に図れ、このため動弁機構の
耐久性を向上させることも出来る。
第１図はこの考案に係わる冷却装置の一実施例を示す要
部概念斜視図、第２図は他の実施例を示す要部概念斜視
図、第３図はこの考案に係わる冷却装置を適用したシリ
ンダヘッドの上面図、第４図は第３図のＡＡ断面図、第
５図はオイル通路を示す概念斜視図、第６図は第３図の
ＢＢ断面図である。 １…シリンダヘッド、２、３…バルブ座、７…燃焼室、
８…カムシャフト、９、９ｄ、２１ａ…凹部、９ｂ…開
口部、１３…オイル通路、２１…蓋体。
部概念斜視図、第２図は他の実施例を示す要部概念斜視
図、第３図はこの考案に係わる冷却装置を適用したシリ
ンダヘッドの上面図、第４図は第３図のＡＡ断面図、第
５図はオイル通路を示す概念斜視図、第６図は第３図の
ＢＢ断面図である。 １…シリンダヘッド、２、３…バルブ座、７…燃焼室、
８…カムシャフト、９、９ｄ、２１ａ…凹部、９ｂ…開
口部、１３…オイル通路、２１…蓋体。
Claims (3)
- 【請求項１】シリンダヘッドの中央に動弁機構のカムシ
ャフトを配設したＳＯＨＣ式エンジンのシリンダヘッド
において、該シリンダヘッドに形成された燃焼室と前記
カムシャフトとの間のシリンダヘッド内に凹部を形成
し、該凹部の開口面を蓋体によって覆うとともに、該蓋
体と前記凹部の開口縁との密着部分であって、前記動弁
機構のバルブ座に臨む部分に前記凹部内に連通する孔を
形成し、さらに前記凹部の側方に位置する前記シリンダ
ヘッド内に、圧送された潤滑用のオイルを前記凹部内に
噴射するオイル通路を形成し、該オイル通路を介し前記
凹部内に噴射されたオイルにより前記燃焼室を冷却させ
るとともに、前記孔を介し前記凹部から漏洩するオイル
により動弁機構のバルブ座の座面を冷却させるようにし
たことを特徴とするシリンダヘッドの冷却装置。 - 【請求項２】前記孔は前記凹部の開口縁に形成された凹
部であることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
(1)項記載のシリンダヘッドの冷却装置。 - 【請求項３】前記孔は前記蓋体の周面に形成された凹部
であることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)
項記載のシリンダヘッドの冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2617287U JPH06578Y2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 | シリンダヘツドの冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2617287U JPH06578Y2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 | シリンダヘツドの冷却装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63134128U JPS63134128U (ja) | 1988-09-02 |
| JPH06578Y2 true JPH06578Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=30827005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2617287U Expired - Lifetime JPH06578Y2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 | シリンダヘツドの冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06578Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2526037Y2 (ja) * | 1988-10-12 | 1997-02-12 | いすゞ自動車株式会社 | シリンダヘッドの冷却構造 |
| JP5497505B2 (ja) * | 2010-03-23 | 2014-05-21 | 本田技研工業株式会社 | エンジンにおける点火プラグ冷却装置 |
| JP6359177B2 (ja) * | 2015-03-18 | 2018-07-18 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関のシリンダヘッドのオイル通路構造 |
-
1987
- 1987-02-24 JP JP2617287U patent/JPH06578Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63134128U (ja) | 1988-09-02 |
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