JP2709841B2 - Dohcエンジンのカム軸受装置 - Google Patents

Dohcエンジンのカム軸受装置

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JP2709841B2 JP1025753A JP2575389A JP2709841B2 JP 2709841 B2 JP2709841 B2 JP 2709841B2 JP 1025753 A JP1025753 A JP 1025753A JP 2575389 A JP2575389 A JP 2575389A JP 2709841 B2 JP2709841 B2 JP 2709841B2
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M9/00Lubrication means having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M7/00
    • F01M9/10Lubrication of valve gear or auxiliaries
    • F01M9/102Lubrication of valve gear or auxiliaries of camshaft bearings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は潤滑性能を向上したDOHCエンジンのカム軸受
装置に関する。
〔従来技術〕
近年、エンジンの吸排気弁を複数個設けることによっ
て吸排気抵抗を低減し、エンジン性能を向上させるよう
にしたものがある。このように吸排気弁を複数個設ける
場合、それら吸排気弁をカム軸によって直接駆動するよ
うにしたDOHCエンジンでは、カム軸を軸支しているカム
ジャーナル部が動弁用のリフタと干渉することが避けら
れなくなる。
このため、DOHCエンジンでは、カムジャーナル部の側
部にリフタを通過案内する切欠き凹部を設けるようにし
ており、そのため切欠き凹部を設けた部分の軸受面が狭
い幅になっている。一方、このカムジャーナル部の軸受
面には給油口が開口するように設けられている。この給
油口からは給油ポンプによって加圧された潤滑油が供給
され、その潤滑油はカム軸につれ回されることによって
カムジャーナル部からカムキャップ部までを潤滑するよ
うにしている。
ところが、上述したようにカムジャーナル部の側部に
切欠き凹部が設けられ、軸受面が幅狭になっているDOHC
エンジンでは、上記給油口から供給された潤滑油が切欠
き凹部にほとんど溢れ落ちてしまうようになり、荷重の
かかるカムキャップ部の軸受面まで十分量の潤滑油を回
せなくなるという問題を生じていた。特に吸気弁または
排気弁の数を少なくとも3個以上にすると、一層この傾
向が顕著になった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、吸排気弁を複数個設けるようにした
DOHCエンジンであっても、良好な潤滑性能を行えるよう
にしたカム軸受装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する本発明は、シリンダヘッドの燃焼
室に吸気弁と排気弁とを設け、該シリンダヘッドに設け
た下側のカムジャーナル部と上側のカムキャップ部とに
動弁用のカム軸を挟むように軸支し、前記カムジャーナ
ル部の軸受面にカム軸方向のオイル供給通路に接続した
供給路を開口させると共に、側部に動弁用のリフタを案
内する切欠き凹部を形成し、前記吸気弁と排気弁とをそ
れぞれ立設した弁軸の上端に設けたリフタを介して直接
前記カム軸により駆動するDOHCエンジンにおいて、前記
吸気弁と排気弁の弁軸をシリンダ軸に対し傾斜させてそ
の上部側をシリンダヘッド外側に位置させ、前記オイル
供給通路を前記リフタよりシリンダヘッド外側に設ける
と共に、前記給油路の開口を前記切欠き凹部よりシリン
ダヘッド外側の軸受面に形成し、前記カムジャーナル部
の軸受面とカムキャップ部の軸受面とに、それぞれ給油
溝を軸受面の周方向に設け、前記カムジャーナル部の軸
受面の給油溝を前記給油路の開口からシリンダヘッド外
側に向けて延在させ、前記カムキャップ部の軸受面の給
油溝を前記カムジャーナル部の軸受面の給油溝に連通さ
せると共に、そのカムキャップ部の軸受面に半周にわた
って形成したことを特徴とするものである。
〔実施例〕
第1図および第2図は、本発明の実施例からなるカム
軸受装置を有するDOHCエンジンを示すものである。
図において、1はシリンダボデー、2はシリンダヘッ
ド、3はシリンダヘッドカバーである。シリンダボデー
1にはピストン4が挿入され、連接棒5を介してクラン
ク軸6を駆動するようになっている。シリンダヘッド2
の燃焼室には点火栓9が設けられ、また3個の吸気弁7,
7,7と2個の排気弁8,8とがそれぞれ設けられている。こ
れら吸気弁7と排気弁8には、それぞれ弁軸7a,8aがシ
リンダ軸に対し傾斜してその上部側がシリンダヘッド外
側に位置するように立設され、その弁軸7a,8aの上端に
設けたリフタ10,11を介してカム軸12,13によって直接駆
動されるようになってる。カム軸12,13は不図示のチェ
ンを介してクランク軸6によって駆動される。
上記カム軸12,13は、それぞれシリンダヘッド2に一
体に形成された下側のカムジャーナル部14,15と上側の
カムキャップ部16,17とに挟まれるように軸支されてい
る。カムジャーナル部14,15の軸受面には、それぞれ給
油路18,19が開口し、これら給油路18,19はシリンダヘッ
ド2内のカム軸方向のオイル供給通路S1,S2に連通して
いる。オイル供給通路S1,S2は、リフタ10,11よりシリン
ダヘッド2の外側となるように配置され、不図示の給油
ポンプから潤滑油が圧送されるようになっている。
カム軸を軸支するカムジャーナル部のうち、3個の吸
気弁7,7,7が設けられている側のカムジャーナル部14に
は、第2図および第3図に示すように、その両側部に動
弁用のリフタ10,10を通過案内する切欠き凹部20,20が設
けられている。この切欠き凹部20,20が形成されている
ことによって、これらに挟まれた軸受面は他の軸受面に
比べて極めて幅狭になっている。給油路18の開口18aは
切欠き凹部20,20よりシリンダヘッド外側の軸受面に形
成され、その開口18aに連通して給油溝21が設けられ、
その給油溝21はカムキャップ部16との合面に向けて周方
向でシリンダヘッド2の外側に向けて延びている。。同
様にカムキャップ部16側の軸受面にも給油溝22が設けら
れ、周方向に沿って半周にわたり延びている。また、こ
の給油溝22は上記カムジャーナル部14側に設けた給油溝
21と連通するようになっている。
上述したDOHCエンジンを運転すると、クランク軸6お
よびカム軸12,13が矢印の方向に回転する。このため給
油路18の開口18aから吐出した潤滑油は、第3図に矢印
Aで示すように、カム軸12に随伴されて回ろうとする。
このような潤滑油の挙動によって、従来のエンジンで
あれば、潤滑油は切欠き凹部20からほとんどが溢れ落ち
てしまい、カムキャップ部16の軸受面にまで十分量の潤
滑油を回すことができなくなる。しかし、上述した本発
明のエンジンでは、カムジャーナル部14の軸受面に供給
路18の開口18aに連通する給油溝21が設けられ、この給
油溝21がさらにカムキャップ部16の給油溝22に連通して
いるから、給油口18から給油ポンプに加圧されて吐出す
る潤滑油は、隙間の大きな給油溝21,22に強制的に圧送
され、カムジャーナル部14およびカムキャップ部16の軸
受面に万遍なく回される。上部側がシリンダヘッド2の
外側に位置するようにシリンダ軸に対して傾斜させた弁
軸7aの上端に設けたリフタ10に対し、給油路18に連通す
るオイル供給通路S1をリフタ10よりシリンダヘッド2の
外側に配置すると共に、開口18aを切欠き凹部20,20より
シリンダヘッド外側の軸受面に形成し、カムジャーナル
部14の軸受面の給油溝21を給油路開口18aからシリンダ
ヘッド2の外側に向けて周方向に延在させ、それに連通
するカムキャップ部16の給油溝22をその軸受面に半周に
わたって形成するため、傾斜した弁軸7aにより常に斜め
外側上方に押圧されたリフタ10によりカム軸12が押圧接
触して潤滑油が回り難いカムキャップ部16の軸受面に対
する押圧中心軸線を中心に、給油溝21,22を180゜を越え
た広い範囲で左右に対称的に設けることができるので、
カムジャーナル部14の軸受面が切欠き凹部20,20により
極めて幅狭になった箇所をもつため、軸受面の全周にわ
たって給油溝を設けることができない構造のものであっ
ても、潤滑油を軸受面の全周に行き渡らせる。したがっ
て、極めて良好な潤滑を行うことができる。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明のDOHCエンジンの動弁用カム
軸受は、カムジャーナル部の軸受面とカムキャップ部の
軸受面とにそれぞれ給油口に連通する給油溝を設けたの
で、カムジャーナル部の側部に動弁用のリフタを通過案
内する切欠き凹部を設けた場合であっても、潤滑油を万
遍なく回して良好な潤滑をすることができる。
しかも、外側に傾斜させた弁軸の上端に設けたリフタ
よりシリンダヘッド外側に、給油路に連通するカム軸方
向のオイル供給通路を設け、給油路の開口を切欠き凹部
よりシリンダヘッド外側の軸受面に形成し、カムジャー
ナル部の軸受面の給油溝を給油路の開口からシリンダヘ
ッドの外側に向けて延在させ、それに連通するカムキャ
ップ部の給油溝をその軸受面に半周にわたって設けるた
め、押圧されたリフタによりカム軸が常に押圧接触して
潤滑油が回り難いカムキャップ部の軸受面に対する押圧
中心軸線を中心に、左右に給油溝を180゜を越える広い
範囲で対称的に設けることができるので、カムジャーナ
ル部の軸受面が切欠き凹部により極めて幅狭で給油溝を
設けることができず、それによって軸受面の全周に給油
溝を設けることができない構造のDOHCエンジンのカム軸
受装置であっても、潤滑油を軸受面全周にわたって確実
に回することができ、極めて良好な潤滑を可能にする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例からなるカム軸受装置を設けた
DOHCエンジンの縦断面図、第2図は第1図のII−II矢視
の概略図、第3図は同DOHCエンジンのカム軸受部を分解
して示す斜視図である。 2……シリンダヘッド、7……吸気弁、8……排気弁、
7a,8a……弁軸、10,11……リフタ、12,13……カム軸、1
4,15……カムジャーナル部、16,17……カムキャップ
部、18,19……給油路、18a……開口、20……切欠き凹
部、21,22……給油溝、S1,S2……オイル供給通路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダヘッドの燃焼室に吸気弁と排気弁
    とを設け、該シリンダヘッドに設けた下側のカムジャー
    ナル部と上側のカムキャップ部とに動弁用のカム軸を挟
    むように軸支し、前記カムジャーナル部の軸受面にカム
    軸方向のオイル供給通路に接続した給油路を開口させる
    と共に、側部に動弁用のリフタを案内する切欠き凹部を
    形成し、前記吸気弁と排気弁とをそれぞれ立設した弁軸
    の上端に設けたリフタを介して直接前記カム軸により駆
    動するDOHCエンジンにおいて、 前記吸気弁と排気弁の弁軸をシリンダ軸に対し傾斜させ
    てその上部側をシリンダヘッド外側に位置させ、前記オ
    イル供給通路を前記リフタよりシリンダヘッド外側に設
    けると共に、前記給油路の開口を前記切欠き凹部よりシ
    リンダヘッド外側の軸受面に形成し、前記カムジャーナ
    ル部の軸受面とカムキャップ部の軸受面とに、それぞれ
    給油溝を軸受面の周方向に設け、前記カムジャーナル部
    の軸受面の給油溝を前記給油路の開口からシリンダヘッ
    ド外側に向けて延在させ、前記カムキャップ部の軸受面
    の給油溝を前記カムジャーナル部の軸受面の給油溝に連
    通させると共に、そのカムキャップ部の軸受面に半周に
    わたって形成したDOHCエンジンのカム軸受装置。
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