JPH07116935B2 - シリンダヘツドの冷却装置 - Google Patents

シリンダヘツドの冷却装置

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JPH07116935B2
JPH07116935B2 JP61182080A JP18208086A JPH07116935B2 JP H07116935 B2 JPH07116935 B2 JP H07116935B2 JP 61182080 A JP61182080 A JP 61182080A JP 18208086 A JP18208086 A JP 18208086A JP H07116935 B2 JPH07116935 B2 JP H07116935B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、シリンダヘッドの冷却装置に関し、特に4
バルブのSOHC(シングル・オーバー・ヘッド・カムシャ
フト)式動弁機構を有するシリンダヘッドの冷却装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来、4サイクルエンジンのうち、DOHC(ダブル・オー
バー・ヘッド・カムシャフト)式動弁機構を有するエン
ジンでは、特開昭61−70123号公報(特願昭59−193092
号)に開示されているように、潤滑に使用されるオイル
をシリンダヘッド内の燃焼室上方に形成された凹部内に
噴射し、この噴射されたオイルによってシリンダヘッド
の冷却を図るようにした冷却装置が提供されている(い
わゆる油冷式エンジン)。
なお、DOHC式エンジンでは、2本のカムシャフト間の燃
焼室上方に空間が形成されるので、その空間に前記凹部
内に臨む冷却用のオイル通路とオイル噴射ノズルとを設
け、このオイル通路を介し潤滑用のオイルをオイル噴射
ノズルを介し燃焼室上方から凹部内に噴射することが可
能である。
ところで、上述した従来のシリンダヘッドの冷却装置に
よると、潤滑用のオイルを前記凹部上方の空間に配設さ
れたオイル通路、およびオイル噴射ノズルを介し前記凹
部内に噴射させる構成のため、4バルブのSOHC式動弁機
構を有するエンジンの如く、シリンダヘッドの中央、即
ち凹部の上方に一本のカムシャフトを配設し、またこの
一本のカムシャフトと、この一本のカムシャフトを境に
2本づづ対称に配設された吸・排気バルブと間にロッカ
ーアームを配設せざるを得ない4サイクルエンジンで
は、この一本のカムシャフトおよびロッカーアームとに
よって凹部上方の空間が覆われてしまうので、凹部上方
に冷却用オイルのオイル供給通路および噴射ノズルを設
けることが出来ず、このため油冷式の冷却装置を採用す
ることができない問題点があった。
〔発明の目的〕
この発明は上述した事情に鑑み、潤滑に使用されるオイ
ルを噴射することにより、4バルブのSOHC式動弁機構を
有するシリンダヘッドを効率良く冷却させるようにした
シリンダヘッドの冷却装置を提供することを目的とす
る。
〔発明の構成〕
上述した目的を達成するため、この発明では、燃焼室上
方に位置するシリンダヘッドの中央に配設された一本の
カムシャフトを少なくとも有する4バルブのSOHC式動弁
機構を有するシリンダヘッドにおいて、前記カムシャフ
トと燃焼室との間の前記シリンダヘッド中央部に形成さ
れた凹部であって、開口面を前記カムシャフトへ向け形
成された凹部と、該凹部の側方に位置する前記シリンダ
ヘッド内に配設されたオイル通路と、該オイル通路と前
記凹部の壁面との間を連通し、かつ先端を前記凹部の底
壁側へ向け形成された孔であって、オイルパンから吸引
され前記オイル通路内に圧送された潤滑用のオイルを前
記凹部の底壁側へ向け噴射するオイル噴射孔と、前記凹
部と前記オイルパンとを連通させる前記凹部の一壁面に
形成された孔であって、前記凹部内に噴射された潤滑油
を前記オイルパンへ冷却するオイル排出孔とを具え、前
記凹部に噴射されたオイルにより4バルブのSOHC式動弁
機構を有するエンジンのシリンダヘッドを冷却させるよ
うにしている。
〔実施例〕 以下、この発明に係る冷却装置の一実施例を詳述する。
第3図は、本発明に係る冷却装置を適用したシリンダヘ
ッド1の上面図で、特に4バルブのSOHC式動弁機構を有
する4サイクルエンジンのシリンダヘッドを示してい
る。
このシリンダヘッド1の上面には、図示せぬ2本の排気
バルブをそれぞれ支承する2個のバルブ座2、2と、2
本の吸気バルブをそれぞれ支承する2個のバルブ座3、
3他、その中央には、後述するSOHC式動弁機構の一本の
カムシャフトを支承する軸受部4,5,6が形成されてい
る。
なお、後述する一本のカムシャフトと、この一本のカム
シャフトとを境に2本づづ対称に配設される吸・排気バ
ルブとの間には図示せぬロッカーアームが配設されるこ
とはいうまでもない。
また第3図のAA断面で示す第4図のように、このシリン
ダヘッド1の燃焼室7上方に位置する部分であって、前
記軸受部4,5との間に位置する部分には凹部8が形成さ
れており、その一側面にはオイル排出孔8aが形成され、
前記凹部8は該オイル排出孔8aを介し、シリンダヘッド
1の右側方に形成されたカムチェーン室9と連通してい
る。
一方、前記凹部8の側方に位置するシリダヘッド1内に
は、軸受部4,5,6に配設されるカムシャフトの長手方向
に沿ってオイル通路10が形成されている。このオイル通
路10の中央周面には、第3図のように、前記凹部8内の
エキゾ−スト側に向けてオイル噴射孔10a,10bが形成さ
れており、また、このオイル通路10には、第4図で示す
ように、前記軸受4,5の周面に連通する孔10c,10dが形成
されている。
なお、前記オイル通路10のカムチェーン室9側に位置す
る一端10eは栓部材11により密封されており、シリンダ
ヘッド1の側方に開口する他端10fには、図示せぬオイ
ルポンプおよびオイルクーラを介して潤滑用のオイルを
圧送するパイプ12が連通している。
一方、シリンダヘッド1の上面中央部には、第3図で示
すように、凹部8の開口面8bが形成されており、この開
口面8bは、カムシャフト13を配置した第3図のBB断面で
示す第1図のように、蓋体14によって覆われている。
この蓋体14は、断面をU形状に形成されたプレートによ
り構成され、前記凹部8の開口面8bを覆うとともに、前
記カムシャフト13の周面を所定間隔を設けて囲繞するよ
うに配置されている。なお、第1図で符号15は前記凹部
8内に立設されたボスで、前記蓋体14は、スペーサ16を
介して、ネジ17により前記ボス15に固着されている。ま
た、第1図で符号18は排気ポート、19は吸気ポートであ
る。
次に、上述した冷却装置の作用を説明し、併せて構成を
より詳細に説明する。
4バルブのSOHC式エンジンが始動すると、図示せぬオイ
ルポンプによって吸引された潤滑用のオイルは、オイル
クーラを介して冷却され、第1図のCC断面図で示す第2
図のようにパイプ12内へ圧送される。
このパイプ12内へ圧送されたオイル(矢印)は、第4図
で示すように、連通するオイル通路10および孔10c,10d
を介して、カムシャフト13の軸受4,5,6に圧送される。
また第2図で示すように、パイプ12内へ圧送されたオイ
ル(矢印)は、凹部8内に臨んで形成されたオイル噴射
孔10a,10bから凹部8内の排気側ポート18(第1図)側
に勢い良く噴射される。
このうち、オイル噴射孔10a,10bから凹部8内に噴射さ
れたオイルは、凹部8内の排気側ポート18(第1図)側
に一時滞留するオイルを押し退けて凹部8内の排気側ポ
ート18側の底壁に勢い良く届き、このため効率良く燃焼
室7のエキゾースト側に発生する熱を吸収するととも
に、さらに周辺に一時滞留して燃焼室7上方の熱を吸収
し、その後、第2図の矢印で示すように、凹部8の一側
面に形成されたオイル排出孔8aを介し、カムチェーン室
9に排出され、図示せぬオイルパンへ迅速に返却される
こととなる。
なお、前記凹部8の開口面8bは蓋体14で覆われているた
め、凹部8内に噴射されたオイルが飛散し、図示せぬ動
弁機構のバルブスプリング等に付着してメカニカルロス
を発生させることはない。
一方、前記孔10c,10d(第4図)を介してカムシャフト1
3の軸受4,5へ圧送されたオイルは、この軸受4,5を潤滑
した後、該軸受4,5に沿って蓋体14の上面に案内され、
そこに一時貯留される。そして、この蓋体14の上面に一
時貯留されたオイルは、カムシャフト13に形成されたカ
ム20の潤滑に使用されるとともに(第1図)、そこから
あふれたオイルは、第3図に示すシリンダヘッド1の上
面に沿って、カムチェーン室9に流れ、そこから図示せ
ぬオイルパンへ返却される。
なお、上記実施例では、オイル通路10の略中央に2つの
オイル噴射孔10a,10bを穿設し(第2図)、このオイル
噴射孔10a,10bからオイルを凹部8内のエキゾースト側
へ勢い良く噴射させるようにしたが、このオイル噴射孔
10a,10bの数およびその方向は上記実施例に限定される
ことなく、冷却に必要なオイルの量および噴射位置に応
じて、任意の数および方向に穿設しても良い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明のシリンダヘッドの冷却
装置では、シリンダヘッド内の燃焼室上方に形成された
凹部の側方にオイル通路を形成するとともに、このオイ
ル通路に連通するオイル噴射孔を形成し、そのオイル噴
射孔の先端を凹部の底壁側へ向けるようにしたため、オ
イル噴射孔から噴射された潤滑油を凹部底壁に勢い良く
届かせ、かつ噴射された潤滑油を凹部の一側面に形成さ
れたオイル排出孔を介し迅速にオイルパンへ返却させる
ことができ、このため簡単な構造によって凹部上方にス
ペースのない4バルブのSOHC式動弁機構を有するエンジ
ンのシリンダヘッドを潤滑用のオイルによって効率良く
冷却させ、これにより4バルブのSOHC式動弁機構を有す
るエンジンの冷却効率を向上させて、安定した出力の4
バルブのSOHCエンジンを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る冷却装置を適用した4バルブのSO
HC式動弁機構を有するエンジンのシリンダヘッドを示す
要部断面図、第2図は第1図のCC断面図、第3図は第1
図に示すシリンダヘッドの上面図、第4図は第3図のAA
断面図である。 7……燃焼室、1……シリンダヘッド、13……一本のカ
ムシャフト、8……凹部、8a……オイル排出孔、8b……
開口面、10……オイル通路、10a、10b……オイル噴射
孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼室上方に位置するシリンダヘッドの中
    央に配設された一本のカムシャフトを少なくとも有する
    4バルブのSOHC式動弁機構を有するシリンダヘッドにお
    いて、 前記カムシャフトと燃焼室との間の前記シリンダヘッド
    中央部に形成された凹部であって、開口面を前記カムシ
    ャフトへ向け形成された凹部と、 該凹部の側方に位置する前記シリンダヘッド内に配設さ
    れたオイル通路と、 該オイル通路と前記凹部の壁面との間を連通し、かつ先
    端を前記凹部の底壁側へ向け形成された孔であって、オ
    イルパンから吸引された前記オイル通路内に圧送された
    潤滑用のオイルを前記凹部の底壁側へ向け噴射するオイ
    ル噴射孔と、 前記凹部と前記オイルパンとを連通させる前記凹部の一
    壁面に形成された孔であって、前記凹部内に噴射された
    潤滑油を前記オイルパンへ返却するオイル排出孔と、 を具えたことを特徴とするシリンダヘッドの冷却装置。
JP61182080A 1986-07-31 1986-07-31 シリンダヘツドの冷却装置 Expired - Fee Related JPH07116935B2 (ja)

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