JP5922757B2 - 医薬品パッケージ - Google Patents

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Description

本発明は医薬品パッケージに関し、更に詳しくは、袋状の包装体にペネム系抗生物質を含有する顆粒状組成物が封入された医薬品パッケージに関する。
ペネム系抗生物質含有顆粒状組成物は吸湿し易く、吸湿すると異臭、ケーキング、色調変化及び力価低下を引き起こし、顆粒状組成物の品質を低下させるため、包装体は内部を乾燥状態に保つ構成が必要であった。そこで従来は、アルミ箔等のバリア材を含む包装材料により包装体を作成し、該包装体内にシリカゲル等の乾燥剤を別体として封入していた。
一方、ペネム系抗生物質含有顆粒状組成物は一定以下の湿度下で保存すること(過乾燥)によって、該課粒状組成物の水分が減少し、崩壊や性能低下(純度、力価の低下)が起こるという性質を有しているため、ペネム系抗生物質含有顆粒状組成物の包装体には、適度な湿度を保持する性能も要求される。
特許文献1には、熱可塑性樹脂に特定の硫酸マグネシウムを配合した調湿性組成物からなる容器が開示されている。しかし、特許文献1と同様の構成について評価試験を行った結果、乾燥剤として硫酸マグネシウムを用いているため、ペネム系抗生物質含有顆粒状組成物の包装体としては吸湿性能が不十分であり、特に純度が低下し、規格値未満となることがわかった。
また、特許文献2には、湿気を嫌う食品等の包装袋として、ポリオレフィンと吸湿剤のブレンド物からなる吸湿層をヒートシール性フイルム層で挾んだサンドイッチ状の内面材層を有する湿度調節積層袋が開示されている。しかしながら、実施例では、LDPEに粒径が10μm又は50μmのゼオライトを1重量%配合した吸湿層のみが記載され、最内層のヒートシール性フイルム層の厚みは10μmのみである。そのため、ペネム系抗生物質含有顆粒状組成物を包装する場合に要求される、適度な湿度に保持するための構成については考慮されていない。
特開平5−39379号公報 特開平8−26348号公報
そこで、本発明は、包装内の湿度を適度に制御してペネム系抗生物質含有顆粒状組成物の吸湿または過乾燥を防止でき、ペネム系抗生物質含有顆粒状組成物の保存に適した医薬品パッケージを提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、
(1)袋状の包装体に、有効成分としてペネム系抗生物質を含有する顆粒状組成物が封入された医薬品パッケージであって、前記包装体は、熱可塑性樹脂からなる1層以上の基材層と、アルミニウム箔と、吸着層とが順次積層された包装体フィルムからなり、前記吸着層は、顆粒状組成物が収容される側に配設され、前記アルミニウム箔側から、外スキン層、中間層、内スキン層の順で積層されてなり、該中間層は、LDPE樹脂からなり、細孔径が1nm以上のゼオライトを0.2〜0.4mg/cm2含有し、前記内スキン層は、LLDPE樹脂からなり、層厚が20〜30μmである、医薬品パッケージ
(2)ペネム系抗生物質がファロペネム又はその薬学的に許容される塩もしくは水和物である、(1)記載の医薬品パッケージ
(3)ペネム系抗生物質がファロペネムナトリウム水和物である、(1)記載の医薬品パッケージ
(4)顆粒状組成物が顆粒剤、細粒剤、散剤又はドライシロップである、(1)、(2)又は(3)記載の医薬品パッケージ
に関する。
本発明によれば、包装体内が過乾燥状態にならず、適度な湿度に維持できるため、内包するペネム系抗生物質含有顆粒状組成物の性能を低下させることなく、保護できる。
本発明の医薬品パッケージは、袋状の包装体に有効成分としてペネム系抗生物質を含有する顆粒状組成物が封入された医薬品パッケージである。ここで、ペネム系抗生物質とは、ペニシリンとセファロスポリンのハイブリッド骨格を持つ抗生物質であり、β−ラクタム系抗生物質に分類され、例えば、ファロペネム又はその薬学的に許容される塩もしくは水和物が挙げられる。現在市販されているペネム系抗生物質として、(+)−(5R,6S)−6−〔(R)−1−ヒドロキシエチル〕−7−オキソ−3−〔(R)−2−テトラヒドロフリル〕−4−チア−1−アザビシクロ〔3.2.0〕ヘプト−2−エン−2−カルボン酸ナトリウムの2.5水和物(ファロペネムナトリウム水和物)が知られている。また、顆粒状組成物とは、有効成分と添加剤を混和、造粒等により粒状にした組成物であり、顆粒剤、細粒剤、散剤、ドライシロップ等として販売されている
本発明の医薬品パッケージに用いられる包装体は、熱可塑性樹脂からなる1層以上の基材層と、アルミニウム箔と、吸着層とが順次積層された包装体フィルムからなる。
基材層は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等の熱可塑性樹脂からなり、単層でも、複数層でもよい。基材層の厚みは特に限定されないが、包装体の強度、包装体表面への印刷適性、手切れ性等の観点から6〜25μmであることが好ましく、10〜25μmであることがより好ましい。
アルミニウム箔は、純アルミニウムでも合金アルミニウムでも良く、酸素や湿気(水蒸気)のバリア層として機能すれば、その厚みは特に限定されないが、6〜12μmであることが好ましく、9〜12μmであることがより好ましい。
吸着層は、アルミニウム箔側から、外スキン層、中間層、内スキン層の順で積層されてなり、湿気(水蒸気)等を吸着する。
中間層は、LDPE(低密度ポリエチレン)樹脂からなり、細孔径が1nm以上のゼオライトを0.2〜0.4mg/cm2含有する。ここで、ゼオライトの含有量は、中間層の厚み方向と直交する面における単位面積当たりに、中間層の厚み方向全体に含有されるゼオライトの重量である。
ゼオライトとしては、例えば市販のモレキュラーシーブ等が挙げられる。モレキュラーシーブは、分子の大きさの違いによって物質を分離するのに用いられる多孔質の粒状物質であり、均一な細孔をもつ構造であって、細孔の空洞に入る小さな分子を吸収して一種のふるいの作用をする代表的な合成ゼオライトである。ゼオライトの吸着性は細孔径が関与しており、細孔径が1nm未満では、湿気の吸着性が非常に強く、包装体内が過乾燥状態となる。細孔径は、X線回折法やX線小角散乱法、ガス吸着法による構造解析等で確認することができる。また、ゼオライトの含有量が0.2mg/cm2未満では湿気の吸着性が不十分であり、0.4mg/cm2を超えると過乾燥状態となる。中間層の厚みは特に限定されないが、包装体の強度、手切れ性等の観点から20〜40μmであることが好ましい。
内スキン層は、包装体内の湿気が透過し、中間層のゼオライトに吸着されやすいよう、LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)樹脂からなる。内スキン層の層厚は、湿気の透過性、包装体の強度、手切れ性等の観点から20〜30μmである。内スキン層の層厚が20μm未満では包装体体内の湿気が透過し過ぎるため過乾燥状態になり、30μmを超えると手切れ性が悪くなる。
外スキン層は、LLDPE等の熱可塑性樹脂からなり、厚みは特に限定されないが、吸着層の反りや収縮等が発生しにくいよう、内スキン層と同程度の厚みとすることが好ましい。
吸着層は、外スキン層用の樹脂、中間層用のゼオライトをブレンドしたLDPE樹脂、内スキン層用のLLDPE樹脂を、インフレーション法、Tダイ法等により、共押出成形することにより得ることができる。
基材とアルミニウム箔、アルミニウム箔と吸着層の積層は、ドライラミネート、PE(ポリエチレン)を用いたサンドラミネート等により積層することができる。
本発明の包装体は袋状の包装体であり、上述した包装体フィルムを、吸着層が内側(顆粒状組成物が収容される側)になる様に配置して、ヒートシールすることにより得ることができる。
<実施例1〜3>
厚さ12μmのPETフィルム(基材、「エステルフィルムE5100」東洋紡績(株)製)に、厚さ9μmのアルミニウム箔(「BESPA」住軽アルミ箔(株)製)を、エステル系接着剤(主剤:タケラックA525、硬化剤:タケネートA50 三井化学(株)製)を用いてドライラミネートし(接着剤厚3μm)、基材フィルムを得た。
一方、中間層用樹脂として、ゼオライト(「モレキュラーシーブス13X」ユニオン昭和(株)製、細孔径:1nm)を10wt%含有するLDPE(「ペトロセン202」東ソー(株)製)、外スキン層、内スキン層用樹脂として、LLDPE(「エボリューSP2520」プライムポリマー(株)製)を共押出し、インフレーション法により、外スキン層10μm、中間層20μm(実施例1)、30μm(実施例2)、40μm(実施例3)、内スキン層20μmからなる吸着層を得た。
中間層のゼオライト含有量を、灰化試験法(JIS−K7250A(ISO3451A))により測定したところ、実施例1は0.2mg/cm2、実施例2は0.3mg/cm2、実施例3は0.4mg/cm2であった。
次に、基材フィルムのアルミニウム箔と、吸着層の外スキン層が向き合うように、両者をエステル系接着剤を用いてドライラミネートし(接着剤厚3μm)、厚さ77μm(実施例1)、87μm(実施例2)、97μm(実施例3)の包装体フィルムを得た。尚、包装体フィルムの層構成は以下の通りである。
基材(12μm)/エステル系接着剤(3μm)/アルミ箔(9μm)/エステル系接着剤(3μm)/吸着層(実施例1:50μm、実施例2:60μm、実施例3:70μm)
各実施例毎に、得られた包装体フィルムを長方形(縦60mm×横45mm)にカットし、カット後の包装体フィルム2枚を、吸着層側が向き合う様に重ね合わせた。次いで、長辺のシール幅5mm、短辺のシール幅6mmで、三方をヒートシールし、短辺側が開口した包装体を得た。
この包装体に、ペネム系抗生物質含有顆粒状組成物であるファロペネムナトリウム水和物含有ドライシロップを収容し、開口部をシール幅6mmでヒートシールして密封した後、40℃75%RH環境にて6か月間保存した。保存後の薬剤の状態を、日本薬局方「シロップ用ファロペネムナトリウム」に記載の方法に準じて水分、力価、純度を測定し、以下の基準で評価した。結果を表2に示す。
[水分]
顆粒状組成物80mgの水分量を電量滴定法により求めた。
水分量が1.5〜2.1%であれば○、そうでない場合は×とした。
[力価]
下記定量法により、表示された力価の93.0〜106.0%に対応するファロペネム(C1215NO5S:285.32)を含む場合には○、そうでない場合は×とした。
〔定量法〕
表示量に従いファロペネム(C1215NO5S)約25mg(力価)に対応する量を量り、内標準溶液10mLを加えた後、水を加えてよく振り混ぜ、水を加えて50mLとし、ろ過する。初めのろ液10mLを除き、次のろ液を試料溶液とする。別にファロペネムナトリウム標準品約25mg(力価)に対応する量を量り、内標準溶液10mLを加えた後、水を加えて溶かし、50mLとし、標準溶液とする。試料溶液及び標準溶液20μLにつき、次の条件で液体クロマトグラフィーにより試験を行い、内標準物質のピーク面積に対するファロペネムのピーク面積の比QT及びQSを求める。
ファロペネムの量[mg(力価)]=WS×QT/QS
S:ファロペネムナトリウム標準品の秤取量[mg(力価)]
内標準溶液m−ヒドロキシアセトフェノン0.5gをアセトニトリル20mLに溶かし、水を加えて200mLとする。
試験条件
検出器:紫外吸光高度計(測定波長:305nm)
カラム:内径4.6mm、長さ25cmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルが充填されたもの。
カラム温度:40℃
移動相:リン酸二水素カリウム4.8g、リン酸水素二ナトリウム十二水和物5.4g及び臭化テトラn−ブチルアンモニウム1.0gを水に溶かして1000mLとする。この液870mLにアセトニトリル130mLを加える。
流量:ファロペネムの保持時間が11分になるように調整する。
システム適合性
システムの性能:標準溶液20μLにつき、上記の条件で操作するとき、内標準物質、ファロペネムの順に溶出し、その分離度は1.5以上である。
システムの再現性:標準溶液20μLにつき、上記の条件で試験を6回繰り返すとき、内標準物質のピーク面積に対するファロペネムのピーク面積の比の相対標準偏差は1.0%以下である。
[純度]
下記純度試験により、特定類縁物質としての開裂体が1.5%以下、類縁物質総量が2.0%以下であれば○、そうでない場合は×とした。
〔純度試験〕
表示量に従い「ファロペネムナトリウム水和物」約25mg(力価)に対応する量をとり、水約10mLを加えてよく振り混ぜた後、水を加えて50mLとし、ろ過する。初めのろ液10mLを除き、次のろ液を試料溶液とする。この液2mLを量り、水を加えて200mLとし、標準溶液とする。試料溶液及び標準溶液20μLずつをとり、次の条件で液体クロマトグラフィーにより試験を行う。それぞれの液の各々のピーク面積を自動積分法により測定するとき、試料溶液のファロペネムに対する相対保持時間約0.71の開裂体のピーク面積は、標準溶液のファロペネムのピーク面積の1.5倍より大きくない。また、試料溶液のファロペネム以外のピーク合計面積は、標準溶液のファロペネムのピーク面積の2倍より大きくない。ただし、ファロペネムに対する相対保持時間約0.71の開裂体のピーク面積は自動積分法で求めた面積に感度係数0.37を乗じた値とする。
試験条件
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:240nm)
カラム:内径4mm、長さ25cmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデジルシリル化シリカゲルが充填されたもの。
カラム温度:40℃
移動相A:リン酸二水素カリウム6.12g、リン酸水素二ナトリウム十二水和物1.79g及び臭化テトラn−ブチルアンモニウム1.61gをとり、水に溶かし、1000mLとする。
移動相B:移動相A/アセトニトリル混液(1:1)
移動相の送液:移動相A及び移動相Bの混合比を表1のように変えて濃度勾配を制御する。
Figure 0005922757
流量:毎分1.5mL
面積測定範囲:溶媒のピークの後からファロペネムの保持時間の2.5倍の範囲
システム適合性
検出の確認:標準溶液2mLを量り、水を加えて20mLとする。この液20μLから得たファロペネムのピーク面積が、標準溶液のファロペネムのピーク面積の7〜13%になることを確認する。
システムの性能:定量法の標準溶液20μLにつき、上記の条件で操作するとき、m−ヒドロキシアセトフェノン、ファロペネムの順に溶出し、その分離度は11以上である。
システムの再現性:標準溶液20μLにつき、上記の条件で試験を6回繰り返すとき、ファロペネムのピーク面積の相対標準偏差は3.0%以下である。
<比較例1>
吸着層に代えて、ゼオライトを含まないLDPE単層フィルム(厚さ60μm)を用いた以外は、実施例2と同様にして包装体を得た。薬剤性能評価結果を表2に示す。
<比較例2>
中間層用樹脂中のゼオライト含有量を5wt%とした以外は、実施例2と同様にして包装体を得た。中間層のゼオライト含有量及び薬剤性能評価結果を表2に示す。
<比較例3,4>
中間層の厚みを表2に示す通りにした以外は、実施例2と同様にして包装体を得た。中間層のゼオライト含有量及び薬剤性能評価結果を表2に示す。
<実施例4>
PETフィルムにエステル系接着剤(主剤:タケラックA525、硬化剤:タケネートA50 三井化学(株)製)をアンカーコートし、LDPE(サンテックL1850K 旭化成(株)製)でアルミニウム箔をサンドラミネート(LDPE厚15μm)した以外は、実施例2と同様にして包装体を得た。中間層のゼオライト含有量及び薬剤性能評価結果を表2に示す。
<実施例5,6、比較例5>
内スキン層の厚みを表2に示す通りにした以外は、実施例2と同様にして包装体を得た(但し、実施例5では、実施例4と同様にPETフィルムとアルミニウム箔をサンドラミネートした)。中間層のゼオライト含有量及び薬剤性能評価結果を表2に示す。
<比較例6,7>
中間層のゼオライトとして、それぞれ、比較例6は「モレキュラーシーブス3A」(ユニオン昭和(株)製、細孔径:0.3nm)、比較例7は「モレキュラーシーブス4A」(ユニオン昭和(株)製、細孔径:0.4nm)を用いた以外は実施例2と同様にして、包装体を得た。中間層のゼオライト含有量及び薬剤性能評価結果を表2に示す。
















Figure 0005922757
表2の評価結果から、以下のことが分かる。
比較例1,2は、中間層のゼオライト含有量が0.2mg/cm2未満であるため、湿気があまり吸着されず、ドライシロップが劣化して力価が下がっている。
比較例5は、内スキン層の厚みが20μm未満であるため、包装体内の湿気を透過しすぎて過乾燥になり、ドライシロップの純度が下がっている。
比較例6、7は、ゼオライトの細孔径が1nm未満であるため、吸着能力が高すぎて過乾燥になり、ドライシロップの純度が下がっている。
比較例3,4は、中間層のゼオライト含有量が0.4mg/cm2を超えているため、比較例5〜7よりも湿気を吸着しすぎて、過乾燥が起こり、ドライシロップの純度だけでなく、水分や力価も下がっている。
これに対し、実施例1〜6は、包装体内の湿度が適度に保たれた結果、ドライシロップの純度、水分、力価のいずれも低下しておらず、ファロペネムナトリウム水和物含有ドライシロップの包装に適している。

Claims (4)

  1. 袋状の包装体に、有効成分としてペネム系抗生物質を含有する顆粒状組成物が封入された医薬品パッケージであって、前記包装体は、熱可塑性樹脂からなる1層以上の基材層と、アルミニウム箔と、吸着層とが順次積層された包装体フィルムからなり、前記吸着層は、顆粒状組成物が収容される側に配設され、前記アルミニウム箔側から、外スキン層、中間層、内スキン層の順で積層されてなり、該中間層は、LDPE樹脂からなり、細孔径が1nm以上のゼオライトを0.2〜0.4mg/cm2含有し、前記内スキン層は、LLDPE樹脂からなり、層厚が20〜30μmである、医薬品パッケージ。
  2. ペネム系抗生物質がファロペネム又はその薬学的に許容される塩もしくは水和物である、請求項1記載の医薬品パッケージ。
  3. ペネム系抗生物質がファロペネムナトリウム水和物である、請求項1記載の医薬品パッケージ。
  4. 顆粒状組成物が顆粒剤、細粒剤、散剤又はドライシロップである、請求項1、2又は3記載の医薬品パッケージ。
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