JP5919099B2 - 洗浄システム - Google Patents

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Description

本発明は洗浄システムに関するものである。
従来、車両には、車載カメラにより車両外部を撮像した画像を例えばナビゲーション用のモニタに表示することにより、運転者の車両周囲の確認を支援するシステムが搭載されている。この車載カメラは、車両の外部に備えられることが多く、車載カメラの前面に雨滴、泥、塵埃等の異物が付着することがある。このような付着物は、車載カメラにて撮像した外部映像にその異物が映り込み、鮮明な外部映像の取得を妨げる。このため、例えば特許文献1には、洗浄液を圧送するポンプとウインドウに洗浄液を噴射するノズルとの間に、内部に弁を備えた分岐部を設け、その分岐部からカメラ用のノズルに供給した洗浄液を車載カメラに噴射して付着物を除去する洗浄システムが開示されている。
特開2004−182080号公報
ところで、車載カメラにおいて洗浄が必要な全面の面積は、ウインドウにおいて洗浄する面積よりも小さく、ウインドウと車載カメラとでは、洗浄に必要な洗浄液の流量が異なる。しかし、上記の洗浄システムのように、単に供給先を切替えると、ウインドウに対する洗浄液と同量の洗浄液が車載カメラの前面に供給されるため、洗浄液が無駄に消費されたり、洗浄液の飛散が著しくなったりするといった問題がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、供給先に応じた流量で洗浄液を供給する洗浄システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、車両に設けられる洗浄システムであって、前記車両に設けられるタンクに貯留された洗浄液を圧送するポンプと、前記車両における複数の洗浄対象のそれぞれに対応して設けられ、前記洗浄液を対応する前記洗浄対象に噴射する複数のノズルと、前記ポンプにより圧送される前記洗浄液の送給先を前記複数のノズルに対して選択的に切替える切替部と、を備え、前記複数の洗浄対象のうちの1つは前記車両に取付けられ撮像面を介して周辺を撮像する車載カメラにおけるレンズを保護するための窓であり、前記車載カメラの前記窓に対応するノズルと前記切替部とを接続する配管において、前記車載カメラの前記窓に対応する前記ノズルよりも上流側であって前記切替部よりも下流側に設けられ、前記切替部から前記車載カメラの前記窓に対応する前記ノズルに対して送給される前記洗浄液の流量を制限する制限部を有しており、前記制限部は、前記洗浄液が導入される導入口と、前記導入口と連通されて前記洗浄液が放出される放出口と、前記導入口と前記放出口との間に前記導入口の開口面積より小さい断面積に形成された狭窄部とを有しており、前記放出口は、前記狭窄部で前記流量が制限された前記洗浄液の流速を低減すべく、その開口面積が前記狭窄部の前記断面積よりも大きい。
上記構成によれば、1つのポンプにより圧送される洗浄液は、切替部により複数のノズルに対して選択的に送給される。そして、複数のノズルのうちの1つ(車載カメラの窓に対応するノズル)と切替部とを接続する配管において、車載カメラの窓に対応するノズルよりも上流側であって切替部よりも下流側に設けられた制限部は、洗浄液の流量を制限する。従って、ポンプにより圧送される洗浄液の流量は、複数のノズルのうち、噴射流量の多いノズルに応じて設定される。そして、噴射流量の少ないノズルに対して制限部により流量を制限した洗浄液を送給することができる。このように、洗浄対象に応じた流量の洗浄液を対応するノズルに送給することで、洗浄液の無駄を低減することができる。
また、車載カメラの窓に洗浄液を噴射するノズルと切替部とを接続する配管において、車載カメラの窓に対応するノズルよりも上流側であって切替部よりも下流側に制限部が設けられるため、例えば、ウインドウなど洗浄液が多く必要とされる洗浄対象と比べ、洗浄液が少なくてすむ車載カメラの窓であっても、適切に流量が制限された洗浄液が提供される。その結果、車載カメラの窓に応じた流量の洗浄液を圧送するポンプ等を設ける必要がなく、コストの低減を図ることが可能となる。
上記構成によれば、送給される洗浄液の流量を変更する場合、狭窄部の断面積を変更することで、送給される洗浄液の流量を変えることができるため、容易且つ低コストで洗浄液の流量を変更することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の洗浄システムであって、前記制限流路は、前記導入口から前記狭窄部までの間がテーパ形状に形成された。
上記構成によれば、制限流路を、導入口から狭窄部にかけてテーパ形状に成すことで、緩やかに洗浄液に摩擦等制限する力が働くため、洗浄液における泡の発生が抑制される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の洗浄システムであって、前記制限流路は、前記狭窄部から前記放出口までの間がテーパ形状に形成された。
上記構成によれば、制限流路を、狭窄部から放出口にかけてテーパ形状を成すことで、洗浄液の狭窄部通過前後の体積変化を緩やかにし、気泡の発生や洗浄液の流れの乱れが抑制される。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載の洗浄システムであって、前記制限部は、前記洗浄液が導入される導入口と、該導入口から導入された前記洗浄液を流通させる第1流通路を有する第1ハウジングと、前記第1ハウジングと液密に接続され、前記第1流通路と連通する第2流通路と、該第2流通路から前記洗浄液を放出する放出口とを有する第2ハウジングと、を備え、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングは相対移動可能に接続されており、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングは、該第1ハウジングと第2ハウジングとの相対位置に対応して前記第1流通路と前記第2流通路の少なくとも一方の断面積設定する流量調整手段を有する。
上記構成によれば、流量調整手段により、流通路の断面積を変更することで、送給される洗浄液の流量を調整することができるため、複数の洗浄対象に対して制限部を適用する場合であっても、複数の洗浄対象に設定された所望の噴射流量に応じて洗浄液の流量を調整することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載の洗浄システムであって、前記制限部の下流側にチェックバルブが設けられた。
上記構成によれば、チェックバルブが制限部の下流側に設けられることで、制限部における下流側が洗浄液で満たされた状態となり空気が存在しないため、制限部で流量が制限された直後の高速の洗浄液が空気を巻き込むことが防止され、ひいては制限部を通った直後の洗浄液の泡立ち(気泡)の発生を抑えることができる。即ち、逆にチェックバルブが制限部の上流側に設けられた構成では、制限部における下流側に空気が入り込むことがあり、制限部を通った直後の高速の洗浄液が空気を巻き込み、洗浄液の泡立ち(気泡)の発生が懸念されるが、これを抑えることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載の洗浄システムであって、前記車載カメラの前記窓に対応するノズルと前記切替部とを接続する配管は、第1の配管と第2の配管により構成されており、前記制限部は、前記第1の配管を介して前記切替部と接続されるとともに、前記第2の配管を介して前記ノズルと接続される。
上記構成によれば、制限部は配管を介してノズル及び切替部に接続されるため、制限部の交換が容易であり、ノズルや切替部を交換することなく洗浄液の流量が変更される
本発明によれば、洗浄対象に応じた流量で洗浄液を供給する洗浄システムを提供することができる。
本実施形態の車載カメラ洗浄装置を備えた車両の概略構成図。 (a)は洗浄システムにおける流量を示す特性図、(b)比較例を示す特性図。 別の制御管の分解側面図。 (a)(b)は制御管の作用を示す断面図。 (a)は洗浄システムにおける流量を示す特性図、(b)比較例を示す特性図。 (a)は別の制御管の分解側面図、(b)は(a)の制御管の作用説明図。 別の車載カメラ洗浄装置を備えた車両の概略構成図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
以下、本発明の車載カメラ洗浄装置の一実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、運転席の横に変速装置2のシフトレバー3が設けられ、同シフトレバー3を操作することによって車両1は変速する。シフトレバー3を1速位置に操作すると、変速装置2は車両1の変速比を1速にシフトチェンジさせる。シフトレバー3を2速位置に操作すると、変速装置2は車両1の変速比を2速にシフトチェンジさせる。また、シフトレバー3を中立位置に操作すると、変速装置2は車両1の変速比を中立にシフトチェンジさせる。
さらに、シフトレバー3を後進位置(リバース位置)に操作すると、変速装置2は車両1を後進させる(後進可能な後進状態とする)。この時、シフトレバー3が後進位置(リバース位置)にシフトされている間、車両1の後部に設けられたバックランプBLが点灯される。
また、車両1のコンソールパネルには、表示装置DSPが設置されている。表示装置DSPは、例えば、ナビゲーション装置において現在位置やその他地図表示等に利用される。
車両1の後部中央位置であってリアウィンド4の下側には、リアワイパ装置6が設けられている。リアワイパ装置6は、運転席に備えられたリアワイパスイッチLSWの操作に従ってリアワイパモータM1が駆動されることによって回動し、リアワイパ装置6のワイパブレード7がリアウィンド4の外側面を払拭動作する。
車両1の後部中央位置であってリアウィンド4の上側には、リア・ウォッシャノズルN1が設けられている。リア・ウォッシャノズルN1は、そのノズル口N1aが下方のリアウィンド4に向けられ、そのノズル口N1aから洗浄液がリアウィンド4の払拭面に噴射される。
車両1の後部外側には、バックモニタ用の車載カメラ20が設置されている。車載カメラ20は、本実施形態ではリアワイパ装置6よりもさらに後部位置に設置されている。車載カメラ20は、本実施形態では、後方視認用のリアビューカメラであって、車載カメラ20が撮像した画像は、画像データとして車両1のコンソールパネルに設けた表示装置DSPに出力される。表示装置DSPは、その画像データに基づいて車載カメラ20が撮像した画像を画面に表示する。
なお、車載カメラ20は、変速装置2のシフトレバー3を後進位置(リバース位置)に操作したとき、撮像動作を開始しその画像データを表示装置DSPに出力する。また、シフトレバー3が後進位置(リバース位置)からそれ以外の位置にシフトされたとき、車載カメラ20は撮像動作を終了する。
また、車両1の後部外側には、カメラ・ウォッシャノズルN2が設けられている。カメラ・ウォッシャノズルN2は、車載カメラ20の近傍でかつ、車載カメラ20の後方撮像視野から外れた位置に設置されている。カメラ・ウォッシャノズルN2は、そのノズル口N2aが車載カメラ20のレンズを泥、埃、塵等から保護するために設けられたガラス窓20aに向けられ、そのノズル口N2aから洗浄液が車載カメラ20のガラス窓20aに噴射される。
リア・ウォッシャノズルN1及びカメラ・ウォッシャノズルN2には、車両1の前部エンジンルーム(図1において上部)に設けられたタンクTに貯留された洗浄液が送給される。詳述すると、タンクTには洗浄液を圧送する電磁ポンプPが接続され、この電磁ポンプPには主配管8の基端部が接続されている。主配管8は、その先端部(後端部)が車両1の後部位置まで延びるように配管され、その先端部には切替バルブBが接続されている。
切替バルブBには、主配管8を除いて複数(図1において2本)の配管9,10の基端部が接続されている。第1配管9の先端部はリア・ウォッシャノズルN1に接続されている。第2配管10の先端部はカメラ・ウォッシャノズルN2に接続されている。切替バルブBは例えば図示しないスプール弁と電磁コイルを有する。例えば、図示しない制御部は、シフトレバー3の位置に応じて電磁コイルを励磁し、電磁コイルによりスプール弁を移動させることで、電磁ポンプPが圧送する洗浄液を、リア・ウォッシャノズルN1及びカメラ・ウォッシャノズルN2に対して、択一的に送給する。
第2配管10には、制御管11が接続されている。詳述すると、第2配管10は、第1補助配管10aと第2補助配管10bにより構成される。第1補助配管10aの基端部は切替バルブBに接続され、第1補助配管10aの先端部は制御管11に接続されている。制御管11には第2補助配管10bの基端部が接続され、第2補助配管10bの先端部はカメラ・ウォッシャノズルN2に接続されている。
図1において拡大して示すように、制御管11は筒状に形成され、外径は第2配管10(補助配管10a,10b)の外径と略同一に形成されている。制御管11の両端は補助配管10a,10bに挿入可能な接続部11a,11bとして形成されている。これら接続部11a,11bは、補助配管10a,10bから抜けないようそれぞれの接続部11a,11bには、補助配管10a,10bと係合する係合環11c,11dが形成されている。
筒状の制御管11に形成される洗浄液の制限流路12は、両端の開口部12a,12bにおける開口面積に対して、制限流路12の中央部(洗浄液の流通方向において制御管11の中央部)の狭窄部12cの断面積(洗浄液の流通方向に対して垂直な断面の面積)が小さくなるように形成されている。また、制限流路12は、両開口部12a,12bから狭窄部12cに向って断面積が徐々に小さくなるテーパ状に形成されている。
次に、上記のように構成された洗浄システムの作用を説明する。
変速装置2のシフトレバー3が後進位置(リバース位置)以外の位置に操作されているとき、切替バルブBは、第1配管9を主配管8に接続する。すなわち、切替バルブBは、リア・ウォッシャノズルN1と電磁ポンプPとを接続する。従って、通常時には、リア・ウォッシャノズルN1は、電磁ポンプPによりタンクTからの洗浄液が送給可能な状態となっている。この状態で、運転席に設けたウォッシャスイッチSW1を操作すると電磁ポンプPが駆動し、タンクTの洗浄液が主配管8及び第1配管9を介してリア・ウォッシャノズルN1に送給される。そして、リア・ウォッシャノズルN1のノズル口から洗浄液がリアウィンド4に噴射される。
一方、変速装置2のシフトレバー3が後進位置(リバース位置)に操作されたとき、切替バルブBは、第2配管10を主配管8に接続する。すなわち、切替バルブBは、カメラ・ウォッシャノズルN2と電磁ポンプPとを接続する。従って、カメラ・ウォッシャノズルN2は、電磁ポンプPによりタンクTからの洗浄液が送給可能な状態となる。この状態で、運転席に設けたウォッシャスイッチSW1を操作すると電磁ポンプPが駆動し、タンクTの洗浄液が主配管8及び第2配管10を介してカメラ・ウォッシャノズルN2に送給される。そして、カメラ・ウォッシャノズルN2のノズル口から洗浄液が車載カメラ20のガラス窓20aに噴射される。
上記したように、制御管11は、第1補助配管10aに挿入された接続部11aの開口部12aから制限流路12に洗浄液が導入される。そして、第2補助配管10bに挿入された接続部11bの開口部12bから洗浄液が放出される。従って、開口部12aは洗浄液を制限流路12内に導入する導入口として機能し、開口部12bは洗浄液を制限流路12から放出する放出口として機能する。
そして、制限流路12の中央部に形成された狭窄部12cにおける流路の断面積は、洗浄液が導入される開口部12aの開口面積よりも小さい。従って、図2(a)に示すように、第1補助配管10aにより送給される洗浄液の流量に対して、狭窄部12cの断面積に応じて、第2補助配管10bに流れる洗浄液の流量が少なくなる。
また、制限流路12の狭窄部12cにおける流路の断面積に対して、洗浄液が放出される開口部12bの開口面積は大きい。従って、洗浄液を送給する制限流路12の断面積が洗浄液の供給方向に対して大きくなる。このため、放出口(開口部12b)における洗浄液の流速は、導入口(開口部12a)における洗浄液の流速よりも小さくなる。
このように、制御管11は、送給する洗浄液の単位時間当りの流量を低減する。また、制御管11は、送給する洗浄液の流速を低減する。
更に、制御管11の内周面は、導入口(開口部12a)から狭窄部12cに向って徐々に断面積が小さくなるテーパ状に形成されている。従って、制限流路12を通過する洗浄液の流量は徐々に少なくなり、この流量の変化は緩やかである。また、制御管11の内周面は、狭窄部12cから放出口(開口部12b)に向って徐々に断面積が大きくなるテーパ状に形成されている。従って、制限流路12を通過する洗浄液の流速は徐々に遅くなりこの流速の変化は緩やかである。従って、制御管11の制限流路12を急激に絞って流量等を低下させる構成と比べ、洗浄液の泡立ちや音の発生を低減することができる。
制御管11を通過した洗浄液は、図1に示す第2補助配管10bを介してカメラ・ウォッシャノズルN2に到達する。図2(a)に示すように、カメラ・ウォッシャノズルN2(図2(a),(b)では単に「ノズル」と表記)は、車載カメラ20に対応する噴射流量まで、洗浄液の流量を緩やかに低下させる。
噴射流量を抑える方法として、例えば、図2(b)に示すように、切替バルブBから送給される洗浄液をカメラ・ウォッシャノズルのみで必要な噴射流量まで低下させる方法がある。このような場合、カメラ・ウォッシャノズルにおいて、洗浄液の流量が急激に変化する。そして、噴射前後で洗浄液の体積が急激に変化し、流れの乱れや洗浄液の泡立ち(気泡)が発生する。洗浄液に発生する気泡は、車載カメラに付着し、車載カメラによる撮影画像に歪みを生じさせ、視認性の低下を招く。
これに対し、本実施形態の洗浄システムでは、制御管11とカメラ・ウォッシャノズルN2の2段階で洗浄液の流量を必要な噴射流量まで低下させる。従って、この洗浄システムは、噴射前後における体積変化は、カメラ・ウォッシャノズルN2のみで必要な噴射流量まで低下させる場合と比べて少ない。加えて、流れの乱れや洗浄液の泡立ち(気泡)の発生を抑制するので、気泡の発生を抑え、車載カメラ20において視認性のよい画像が得られる。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)車両1に設けられるタンクTに貯留された洗浄液は電磁ポンプPにより切替バルブBに圧送される。切替バルブBは、圧送された洗浄液を、リア・ウォッシャノズルN1とカメラ・ウォッシャノズルN2の何れかに択一的に洗浄液を送給する。切替バルブBとカメラ・ウォッシャノズルN2とを接続する第2配管10には制御管11が設けられており、この制御管11によりカメラ・ウォッシャノズルN2に送給する洗浄液の流量を制限する。
従って、1つの電磁ポンプPにより圧送される洗浄液は、切替バルブBによりリア・ウォッシャノズルN1とカメラ・ウォッシャノズルN2に対して選択的に送給される。そして、切替バルブBとカメラ・ウォッシャノズルN2とを互いに接続する第2配管10に設けられた制御管11は、洗浄液の流量を制限する。電磁ポンプPにより圧送される洗浄液の流量は、噴射流量の多いリア・ウォッシャノズルN1に応じて設定されたとしても、噴射流量の少ないカメラ・ウォッシャノズルN2に対して、制御管11により、流量を制限した洗浄液を送給することができる。このように、車載カメラ20に応じた流量の洗浄液を対応するカメラ・ウォッシャノズルN2に送給することで、洗浄液の無駄を低減することができる。
(2)制御管11の制限流路12には、一方の開口部(導入口)12aから洗浄液が導入され、他方の開口部(放出口)12bから洗浄液が放出される。そして、両開口部12a,12bの間の狭窄部12cは、その断面積が一方の開口部12a(導入口)の開口径よりも小さく形成されている。そのため、狭窄部12cの断面積(内径)を変更することで、送給される洗浄液の流量を容易に変更することができる。また、簡単な構造の制御管11であるため、低コストで洗浄液の流量を変更することができる。
(3)制限流路12は、開口部(導入口)12aから狭窄部12cまでテーパ形状に形成されている。従って、緩やかに洗浄液に摩擦等制限する力が働くため、洗浄液における気泡の発生を抑制することができる。
(4)制限流路12は、狭窄部12cから開口部(放出口)12bまでテーパ形状に形成されている。従って、洗浄液の狭窄部12c通過前後の体積変化を緩やかにし、気泡の発生や洗浄液の流れの乱れを抑制することができる。
(5)制御管11は、第1補助配管10aを介して切替バルブBに接続され、第2補助配管10bを介してカメラ・ウォッシャノズルN2に接続される。従って、制御管11の交換が容易であり、カメラ・ウォッシャノズルN2や切替バルブBを交換することなく洗浄液の流量を変更することができる。
(6)制御管11の外径は、第2配管10(補助配管10a,10b)の外径と略同一である。従って、配置の制限等が少なく、制御管11を切替バルブBとカメラ・ウォッシャノズルN2の間の任意の箇所に配置することができる。
(7)切替バルブBからカメラ・ウォッシャノズルN2に洗浄液を送給する第2配管10に制御管11を挿入接続した。このことにより、切替バルブBやカメラ・ウォッシャノズルN2が大型化するのを防止し、配置や配管等の制限を抑制することができる。また、配置や配管等を容易に行うことができる。
尚、上記各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・制御管を通過する洗浄液の流量を変更可能としてもよい。
例えば、図3に示す制御管30は、概略筒状に形成された第1ハウジング31と第2ハウジング41を有している。
第1ハウジング31の一端(図において左端)は、図1に示す補助配管10aに挿入可能な第1接続部32として形成され、他端は第2ハウジング41に内挿される第1調整部33として形成されている。第2ハウジング41の一端(図において右端)は、図1に示す補助配管10bに挿入可能な第2接続部42として形成され、他端は、第1ハウジング31の調整部33を外嵌する第2調整部43として形成されている。
第1ハウジング31の第1接続部32には、補助配管10aと係合し、その補助配管10aの抜出を防止する係合環32aが形成されている。同様に、第2ハウジング41の第2接続部42には、補助配管10bと係合し、その補助配管10bの抜出を防止する係合環42aが形成されている。
第1ハウジング31において、接続部32における流路(第1流通路)34の断面積は、洗浄液の流れる方向に沿ってほぼ等しく形成されている。そして、第1調整部33における流路34の断面積は、接続部32から先端(図において右端)に向って徐々に小さくなるテーパ状に形成されている。第2ハウジング41において、接続部42における流路(第2流通路)44の断面積は、接続部42の先端(図において右端)に向って徐々に大きくなるテーパ状に形成されている。
第1調整部33の外周面には、雄ねじ35が形成されている。また、第1調整部33には、その先端から基端側に向って複数(例えば4つ)のスリット36が形成されている。複数のスリット36は、第1調整部33の先端(図において右端)を、周方向に沿って4つの調整爪37に分割する。そして、第1ハウジング31は、各調整爪37が径方向に沿って可撓可能な材質(例えば、樹脂)により形成されている。
円筒状に形成された第2調整部43の内周面は、開口端(図において左端)に向って徐々に拡径され、その開口端における内径は、第1調整部33の外径と略同一に形成されている。また、第2調整部43の内周面には、第1調整部33の外周面に形成された雄ねじ35と螺合される雌ねじ45が形成されている。従って、第1ハウジング31と第2ハウジング41は、第1調整部33と第2調整部43とを相対移動(相対回動)することにより、第1ハウジング31と第2ハウジング41との相対的な位置(洗浄液の流通方向における位置)を相対的に変更可能に構成されている。
第1調整部33にはOリング51が外嵌されている。第1調整部33の外周面に形成された雄ねじ35には、固定部材52が螺着される。この固定部材52は、第2ハウジング41の開口端との間に配設されたOリング51を挟持し、調整部33,43を略液密する。また、固定部材52は、Oリング51を挟持することにより、第1調整部33との間に摩擦力を発生し、第1調整部33と第2調整部43との相対回動、つまり第1ハウジング31と第2ハウジング41の相対移動を防止する。
上記のように構成された制御管30は、図4(a)及び図4(b)に示すように、第2ハウジング41の第2調整部43に第1ハウジング31の第1調整部33を螺入される。第2調整部43の内周面は、開口端ほど内径が大きくなるように形成されている。従って、第1調整部33の各調整爪37は、第2調整部43の内周面により、第1調整部33の中心に向って押圧される。これにより、第1調整部33に形成された流路34の断面積が変化する。そして、流路34の断面積は、第1調整部33が第2調整部43内にどれだけ挿入されたか、つまり第1調整部33と第2調整部43、即ち第1ハウジング31と第2ハウジング41の相対位置に対応する。このように、第1ハウジング31と第2ハウジング41の相対位置を変更することにより、容易に流路44の断面積、つまり制御管30を通過する洗浄液の流量を変更することができる。第1調整部33と第2調整部43は流量調整手段を構成する。
そして、図4(b)に示すように、Oリング51がつぶれるように固定部材52を締め込むと、Oリング51の弾性力が、固定部材52と螺合する第1ハウジング31に対して反螺入方向に働く。このように第1ハウジング31に働く力により、第1ハウジング31と第2ハウジング41の相対回転、つまり第1ハウジング31と第2ハウジング41の相対位置の変更が抑制される。これにより、車両の振動などによる第1ハウジング31と第2ハウジング41の相対位置の変化を抑制することができる。
そして、制御管30を通過する洗浄液の流量を変更することにより、図1に示すカメラ・ウォッシャノズルN2における洗浄液の噴射流量を調整することができる。
図1に示すように、洗浄液は、車両1の前部エンジンルームに設けられたタンクTに貯留され、電磁ポンプPにより圧送される。洗浄液は、車両1の後部に設けられたカメラ・ウォッシャノズルN2まで、主配管8等により送給される。この主配管8は、車両1の天井内部に配設される。従って、電磁ポンプPと車両1の天井部分との高さの差が揚程差となる。この揚程差は、車両(車種)により異なる。このため、同一の圧送力を持つ電磁ポンプPを揚程差が異なる車両に用いた場合、図5(b)に示すように、車両毎に、配管における流量変化が異なる。この結果、カメラ・ウォッシャノズルN2における噴射流量に差が生じる。
このような洗浄液の流量変化は、敷設された主配管8の状態によっても生じる。長い主配管8が敷設された車両では、主配管8による流量変化(ホース損失)が生じる。また、敷設された主配管8に何らかの圧力が加わると、主配管8の流路の断面積が変化(小さくなる)し、流量変化が生じる。
これに対し、図3に示す制御管30を用いた場合、制御管30において、流量を調整することができる。このため、図5(a)に示すように、切替バルブBと制御管30の間の配管(図1に示す補助配管10a)において流量変化が生じても、制御管30を通過する洗浄液の流量を調整することにより、カメラ・ウォッシャノズルN2における洗浄液の流量をほぼ一定とすることができる。このように、流量の調整が可能な制御管30を用いることにより、カメラ・ウォッシャノズルN2に供給する洗浄液の流量を所望の流量とすることができるため、例えば車両毎に異なる配管による流量変化や揚程差が生じる場合においても、容易に洗浄液の流量調整を行うことが可能となる。さらには、複数の洗浄対象(例えばドアミラーやヘッドランプ等)のそれぞれに対して制御管30を用いることにより、各洗浄対象に設定された所望の噴射流量に応じて流量を調整することが可能となる。
なお、制御管の構成は、適宜変更してもよい。
例えば、図6に示すように構成してもよい。この制御管60は、概略筒状に形成された第1ハウジング61及び第2ハウジング71を有している。
第1ハウジング31は、一端側(図において左端)に形成された第1接続部62と、他端側に形成された第1流量調整部63と、第1接続部62と第1流量調整部63の間に形成された第1位置調整部64を有している。第1接続部62は、図3に示す第1接続部32と同様に形成されている。第1位置調整部64は外周面に雄ねじ64aが形成されている。第1流量調整部63は円筒状に形成され、外力により変形可能な材料(例えば樹脂)により形成されている。第1接続部62と第1位置調整部64との間には、調整のための第1操作部65が形成されている。第1操作部65は第1接続部62側から見て六角形状に形成されている。
第2ハウジング71は、一端側(図において右端)に形成された第2接続部72と、他端側に形成された第2位置調整部73と、第2接続部72と第2位置調整部73との間に形成された第2流量調整部74を有している。第2接続部72は、図3に示す第2接続部42と同様に形成されている。第2位置調整部73は内径が均一な円筒状に形成され、その内周面に、第1位置調整部64の雄ねじ64aが螺合される雌ねじ73aが形成されている。第2流量調整部74は、第1流量調整部63側が拡径したテーパ状の内周面74aを有している。また、この第2流量調整部74は係止用の側壁74bを有している。この側壁74bの中心には所定径の流路が形成されている。第2位置調整部73の先端外周には、第1操作部65と同様の六角形状の第2操作部75が形成されている。
この制御管60は、Oリング81を有している。このOリング81は、図6(b)に示すように、第1流量調整部63の先端面と側壁74bとの間に配設される。
このように構成された制御管60は、スパナ等の工具により第1操作部65と第2操作部75とを相対的に回転させることにより、第1位置調整部64が第2位置調整部73内に螺入され、第1ハウジング61と第2ハウジング71の相対位置が変更される。そして、第1流量調整部63の先端が第2流量調整部74の内周面74aに係合し、そのテーパ状に形成された内周面74aにより、第1流量調整部63の先端が縮径される。これにより、第1流量調整部63に形成された流路の断面積が小さくなり、制御管60を通過する洗浄液の流量が変更される。第1流量調整部63と第2流量調整部74は流量調整手段を構成する。
そして、第1流量調整部63の先端面と側壁74bとの間に配設されたOリング81が、第1流量調整部63の先端面と側壁74bとの間で弾性変形され、洗浄液の流出を防止する、つまり第1ハウジング61と第2ハウジング71とが液密状態で接続される。そして、この制御管60を用いることにより、上記の制御管30を用いた場合と同様に、カメラ・ウォッシャノズルN2に供給する洗浄液の流量を所望の流量とする、つまり噴射流量を調整することができる。
なお、図3に示す制御管30、図6に示す制御管60では、洗浄液の流量を調整する部分(調整部33,43、流量調整部63,74)をハウジング31,41,61,71と一体形成したが、別部材を第1ハウジングと第2ハウジングとの間に挿入することにより、流量調整を行うようにしてもよい。
また、上記の制御管30,60は、接続を逆にしてもよい。例えば、図3に示す制御管30において、第1ハウジング31の接続部32を補助配管10bに接続し、第2ハウジング41の接続部42を補助配管10aに接続する。このように接続しても、上記と同様の効果が得られる。
・上記実施形態では、特に言及していないが、切替バルブBと各ノズル(リア・ウォッシャノズルN1及びカメラ・ウォッシャノズルN2)のノズル口N1a,N2aとの間にチェックバルブを設けてもよい。この場合、チェックバルブは、制限部(制御管11)の下流側(カメラ・ウォッシャノズルN2のノズル口N2a側)に設けることが好ましい。
例えば、図7に示すように、変更してもよい。この例では、上記実施形態の第1配管9の途中と第2配管10の途中に、それぞれチェックバルブ91,92が設けられている。そして、第2配管10の途中に設けられるチェックバルブ92は、制御管11の下流側(カメラ・ウォッシャノズルN2のノズル口N2a側)であって、前記第2補助配管10bの途中に(第2補助配管10bを分割してその間に介在されるように)設けられている。この例のチェックバルブ91,92は、そのハウジング内に弁体が収容されたものである。そして、チェックバルブ91,92は、上流側(電磁ポンプP側)からの予め設定された圧力以上の洗浄液の流れを許容し、その逆流を防止する機能を有するものである。
このようにすると、電磁ポンプPが停止すると、チェックバルブ91,92よりも上流側(その流路内)に空気が入り込むことは防止され、上流側(その流路内)は洗浄液で満たされた状態で保持されることになる。これにより、制御管11における下流側は洗浄液で満たされた状態となり空気が存在しないため、電動ポンプPが駆動された際に、制御管11で流量が制限された直後の高速の洗浄液が空気を巻き込むことが防止され、ひいては制御管11を通った直後の洗浄液の泡立ち(気泡)の発生を抑えることができる。即ち、逆にチェックバルブ92が制御管11の上流側に設けられた構成では、制御管11における下流側に空気が入り込むことがあり、制御管11を通った直後の高速の洗浄液が空気を巻き込み、洗浄液の泡立ち(気泡)の発生が懸念されるが、これを抑えることができる。その結果、泡立ち(気泡)の少ない洗浄液にて車載カメラ20のガラス窓20aを良好に洗浄することができ、車載カメラ20にて視認性のよい画像を得ることができる。
又、この例(図7参照)では、チェックバルブは自身のハウジング内に弁体が収容された独立したものであるとしたが、これに限定されず、例えば、ノズル(カメラ・ウォッシャノズルN2等)と一体的に設けられたものや、制限部(制御管11,30,60)と一体的に設けられたものとしてもよい。
・上記実施形態では、狭窄部12cは、制限流路12の中央部(洗浄液の流通方向において制御管11の中央部)に形成されるとしたが、これに限定されず、例えば、放出口(開口部12b)まで徐々に径(断面積)が小さくなる狭窄部を備えた制限部(制御管11)に変更してもよい。
・上記形態では、切替バルブBとカメラ・ウォッシャノズルN2との間に、1つの制御管11を備えたが、複数の制御管を備えるようにしてもよい。複数の制御管により、段階的に流量を変更する。これにより、制御管の数によって、ノズルに供給する洗浄液の流量を容易に制御することが可能となる。また、配管における流量の変動や揚程による流量の調整量に応じて制御管の数を変更することにより、カメラ・ウォッシャノズルN2に供給する洗浄液の流量を所望の流量とすることができるため、例えば車両毎に異なる配管による流量変化や揚程差が生じる場合においても、容易に洗浄液の流量調整を行うことが可能となる。さらには複数の洗浄対象(例えばドアミラーやヘッドランプ等)のそれぞれに対して制御管30を用いることにより、各洗浄対象に設定された所望の噴射流量に応じて流量を調整することが可能となる。
・上記形態では、切替バルブBからカメラ・ウォッシャノズルN2に洗浄液を送給する第2配管10に制御管11を挿入接続した。これに対し、制御管11を切替バルブBと制御管11とを一体としてもよい。また、制御管11とカメラ・ウォッシャノズルN2とを一体としてもよい。一体化することにより、設置が容易になる。
・上記実施形態では、2つの洗浄対象(リアウィンド4及び車載カメラ20)に対して洗浄液を択一的に送給するようにしたが、3つ以上の洗浄対象に対して洗浄液を送給するようにしてもよい。洗浄対象は、例えば、フロントウィンド、車両1の後方以外(例えば、車両前方、車両側方)を撮影する車載カメラ、ヘッドライト、アウターリアビューミラー、等である。
・上記実施形態では、切替バルブBにより、洗浄液をリア・ウォッシャノズルN1とカメラ・ウォッシャノズルN2に対して選択的に送給する。これに対し、配管8の先端に分岐管を接続し、その分岐管とリア・ウォッシャノズルN1の間と、分岐管とカメラ・ウォッシャノズルN2の間にそれぞれ管路を開閉する電磁バルブを設け、2つの電磁バルブを相補的に開閉制御することで、洗浄液をリア・ウォッシャノズルN1とカメラ・ウォッシャノズルN2に対して選択的に送給するようにしてもよい。
・ウォッシャスイッチSW1,リアワイパスイッチLSWの配置位置を適宜変更してもよい。また、ウォッシャスイッチSW1とリアワイパスイッチLSWとを別々の位置に配置してもよい。
・上記実施形態では、切替バルブBはシフトレバー3の操作に連動して第2配管10を主配管8に接続したが、シフトレバー3の操作とは全く独立した方法で弁(スプール弁)を切替えてもよい。
・上記実施形態では、後方視認用の車載カメラ20を洗浄する洗浄システムに具体化したが、側方視認用のサイドビューカメラや前方視認用のフロントビューカメラ等、その他の車載カメラを洗浄するカメラ・ウォッシャノズルを含む洗浄システムに具体化してもよい。
1…車両、2…変速装置、3…シフトレバー、4…リアウィンド、6…リアワイパ装置、7…ワイパブレード(リアワイパ)、8…主配管、10a…第1補助配管(第1の配管)、10b…第2補助配管(第2の配管)、11…制御管(制限部)、12…制限流路、12a…開口部(導入口)、12b…開口部(放出口)、12c…狭窄部、20…車載カメラ、20a…ガラス窓(撮像面)、30…制御管、31…第1ハウジング、33…第1調整部、34…流路、41…第2ハウジング、43…第2調整部、44…流路、60…制御管、61…第1ハウジング、63…第1流量調整部、71…第2ハウジング、74…第2流量調整部、92…チェックバルブ、B…切替バルブ(切替部)、P…電磁ポンプ、T…タンク、BL…バックランプ、DSP…表示装置、LSW…リアワイパスイッチ、M1…リアワイパモータ、N1…リア・ウォッシャノズル、N2…カメラ・ウォッシャノズル、SW1…ウォッシャスイッチ。

Claims (6)

  1. 車両に設けられる洗浄システムであって、
    前記車両に設けられるタンクに貯留された洗浄液を圧送するポンプと、
    前記車両における複数の洗浄対象のそれぞれに対応して設けられ、前記洗浄液を対応する前記洗浄対象に噴射する複数のノズルと、
    前記ポンプにより圧送される前記洗浄液の送給先を前記複数のノズルに対して選択的に切替える切替部と、
    を備え、
    前記複数の洗浄対象のうちの1つは前記車両に取付けられ撮像面を介して周辺を撮像する車載カメラにおけるレンズを保護するための窓であり、
    前記車載カメラの前記窓に対応するノズルと前記切替部とを接続する配管において、前記車載カメラの前記窓に対応する前記ノズルよりも上流側であって前記切替部よりも下流側に設けられ、前記切替部から前記車載カメラの前記窓に対応する前記ノズルに対して送給される前記洗浄液の流量を制限する制限部を有しており、
    前記制限部は、前記洗浄液が導入される導入口と、前記導入口と連通されて前記洗浄液が放出される放出口と、前記導入口と前記放出口との間に前記導入口の開口面積より小さい断面積に形成された狭窄部とを有しており、
    前記放出口は、前記狭窄部で前記流量が制限された前記洗浄液の流速を低減すべく、その開口面積が前記狭窄部の前記断面積よりも大きい
    ことを特徴とする洗浄システム。
  2. 請求項1に記載の洗浄システムであって、
    前記制限部は、前記導入口と前記放出口とを連通する制限流路を備え、
    前記制限流路は、前記導入口から前記狭窄部までの間がテーパ形状に形成された
    ことを特徴とする洗浄システム。
  3. 請求項2に記載の洗浄システムであって、
    前記制限流路は、前記狭窄部から前記放出口までの間がテーパ形状に形成された
    ことを特徴とする洗浄システム。
  4. 請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載の洗浄システムであって、
    前記制限部は、
    前記洗浄液が導入される導入口と、該導入口から導入された前記洗浄液を流通させる第1流通路を有する第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングと液密に接続され、前記第1流通路と連通する第2流通路と、該第2流通路から前記洗浄液を放出する放出口とを有する第2ハウジングと、
    を備え、
    前記第1ハウジングと前記第2ハウジングは相対移動可能に接続されており、
    前記第1ハウジングと前記第2ハウジングは、該第1ハウジングと第2ハウジングとの相対位置に対応して前記第1流通路と前記第2流通路の少なくとも一方の断面積設定する流量調整手段を有すること、
    を特徴とする洗浄システム。
  5. 請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載の洗浄システムであって、
    前記制限部の下流側にチェックバルブが設けられたことを特徴とする洗浄システム。
  6. 請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載の洗浄システムであって、
    前記車載カメラの前記窓に対応するノズルと前記切替部とを接続する配管は、第1の配管と第2の配管により構成されており、
    前記制限部は、前記第1の配管を介して前記切替部と接続されるとともに、前記第2の配管を介して前記ノズルと接続される
    ことを特徴とする洗浄システム。
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