JP2013159145A - 車両用洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】リアカメラ、左カメラ及び右カメラを良好に洗浄することができる車両用洗浄装置を提供すること。
【解決手段】車両用洗浄装置は、リアカメラ4の撮像面に向けて噴射するリアカメラ洗浄ノズル13と、左カメラ5の撮像面に向けて噴射する左カメラ洗浄ノズル15と、右カメラ6の撮像面に向けて噴射する右カメラ洗浄ノズル17と、洗浄スイッチ22の操作に基づいて駆動し、タンクTに貯留された洗浄液を給送する電動ポンプPと、電動ポンプPからの洗浄液の流路を、リアカメラ洗浄ノズル13又は左カメラ洗浄ノズル15又は右カメラ洗浄ノズル17に択一的に切替え可能な四方弁21とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】車両用洗浄装置は、リアカメラ4の撮像面に向けて噴射するリアカメラ洗浄ノズル13と、左カメラ5の撮像面に向けて噴射する左カメラ洗浄ノズル15と、右カメラ6の撮像面に向けて噴射する右カメラ洗浄ノズル17と、洗浄スイッチ22の操作に基づいて駆動し、タンクTに貯留された洗浄液を給送する電動ポンプPと、電動ポンプPからの洗浄液の流路を、リアカメラ洗浄ノズル13又は左カメラ洗浄ノズル15又は右カメラ洗浄ノズル17に択一的に切替え可能な四方弁21とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用洗浄装置に関するものである。
従来、ガラス表面を洗浄するための車両用洗浄装置としては、例えば、エアコンプレッサの単一の噴射口から分岐させてフロントウィンド、リアウィンド、ドアウィンド、及びサイドミラーにそれぞれ対応したノズルに同時にエアを送給し、そのエアにてガラス表面に付着した雨滴等を吹き飛ばして洗浄するものがある(例えば、特許文献1参照)。
ところで、近年では、車両後部の死角等の画像を撮像するリアカメラを備えた車両や、更にはサイドミラー等に車両側部の死角等の画像を撮像するカメラ(左カメラ及び右カメラ)を備えた車両がある。このようにサイドミラー等に左カメラ及び右カメラが設けられた車両では、その撮像した画像を車両に設けられたディスプレイに表示させることで、運転者は例えば縦列駐車等を容易に行うことができるようになる。
しかしながら、従来では、これら全てのカメラ(リアカメラ、左カメラ及び右カメラ)の各撮像面を洗浄する車両用洗浄装置は無かった。又、例えば、上記した車両用洗浄装置のノズルを前記各カメラ(リアカメラ、左カメラ及び右カメラ)の各撮像面に対して設けたとしても、単一の噴射口から分岐させて各撮像面に同時にエアを噴射する構成では、圧力が低く洗浄能力が低いという問題がある。又、勿論、エアコンプレッサを、洗浄液を送給する電動ポンプに置き換えたとしても同様に圧力が低く洗浄能力が低いという問題がある。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、リアカメラ、左カメラ及び右カメラを良好に洗浄することができる車両用洗浄装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、送給された洗浄液を車両後部に配置されたリアカメラの撮像面に向けて噴射するリアカメラ洗浄ノズルと、送給された洗浄液を車両左側部に配置された左カメラの撮像面に向けて噴射する左カメラ洗浄ノズルと、送給された洗浄液を車両右側部に配置された右カメラの撮像面に向けて噴射する右カメラ洗浄ノズルと、洗浄スイッチの操作に基づいて駆動し、タンクに貯留された洗浄液を給送する電動ポンプと、前記電動ポンプからの前記洗浄液の流路を、前記リアカメラ洗浄ノズル又は前記左カメラ洗浄ノズル又は前記右カメラ洗浄ノズルに択一的に切替え可能な流路切替弁手段とを備えた車両用洗浄装置を要旨とする。
同構成によれば、洗浄スイッチの操作に基づいて電動ポンプが駆動されると、タンクに貯留された洗浄液が給送される。そして、電動ポンプからの洗浄液の流路は、流路切替弁手段によって、リアカメラ洗浄ノズル又は左カメラ洗浄ノズル又は右カメラ洗浄ノズルに択一的に切替えられるため、各ノズルから同時に洗浄液を噴射させるものに比べて、洗浄液をリアカメラ又は左カメラ又は右カメラの撮像面に高圧で噴射させることができる。よって、リアカメラ、左カメラ及び右カメラの撮像面をそれぞれ良好に洗浄することができる。その結果、各画像をそれぞれ鮮明にすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用洗浄装置において、車両に設けられたディスプレイに表示されている画像を撮像している前記リアカメラ又は左カメラ又は右カメラの撮像面に洗浄液を噴射すべく前記流路切替弁手段を制御する制御部を備えたことを要旨とする。
同構成によれば、制御部によって、そのとき見ている(見たい)画像を撮像しているリアカメラ又は左カメラ又は右カメラの撮像面に洗浄液を噴射すべく流路切替弁手段が制御される。よって、洗浄スイッチの簡単な操作でそのとき見ている(見たい)画像を鮮明にすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用洗浄装置において、前記制御部は、前記洗浄スイッチの操作に基づいて前記流路切替弁手段の制御を開始することを要旨とする。
同構成によれば、制御部は、前記洗浄スイッチの操作に基づいて前記流路切替弁手段の制御を開始するため、洗浄スイッチを操作しないときにディスプレイに表示されている画像を切替えただけで流路切替弁手段の制御が行われることがない。よって、不必要な流路切替弁手段の制御を無くすことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車両用洗浄装置において、前記流路切替弁手段は、3つの放出部が並設されて、その弁駆動源が非通電状態で前記流路を中央の放出部に切替え、前記弁駆動源が正転されると前記流路を一端側の放出部に切替え、前記弁駆動源が逆転されると前記流路を他端側の放出部に切替えるものであって、前記中央の放出部には、前記左カメラ洗浄ノズルが接続されたことを要旨とする。
同構成によれば、流路切替弁手段は、その弁駆動源が非通電状態で電動ポンプからの洗浄液の流路を左カメラ洗浄ノズルに接続するため、左カメラの撮像面を洗浄する際は弁駆動源を駆動させる必要がない。よって、縦列駐車時等に使用される頻度が高い左カメラの撮像面を迅速に洗浄することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用洗浄装置において、送給された洗浄液をフロントウィンドに向けて噴射するフロントウィンド洗浄ノズルと、送給された洗浄液をリアウィンドに向けて噴射するリアウィンド洗浄ノズルと、前記電動ポンプからの前記洗浄液の流路を、前記フロントウィンド洗浄ノズル又は前記リアウィンド洗浄ノズル又は前記流路切替弁手段に択一的に切替え可能な上流流路切替弁手段を備えたことを要旨とする。
同構成によれば、電動ポンプからの洗浄液の流路を、フロントウィンド洗浄ノズル又はリアウィンド洗浄ノズル又は前記流路切替弁手段に択一的に切替え可能な上流流路切替弁手段を備えるため、1つの電動ポンプでフロントウィンド、リアウィンド、リアカメラ、左カメラ及び右カメラをそれぞれ良好に洗浄することができる。
本発明によれば、リアカメラ、左カメラ及び右カメラを良好に洗浄することができる車両用洗浄装置を提供することができる。
以下、本発明の車両用洗浄装置の実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、運転席の横に変速装置2のシフトレバー3が設けられ、同シフトレバー3を各ポジションに操作することによって車両1は変速する。シフトレバー3を1速位置に操作すると、変速装置2は車両1の変速比を1速にシフトチェンジさせる。シフトレバー3を2速位置に操作すると、変速装置2は車両1の変速比を2速にシフトチェンジさせる。また、シフトレバー3を中立位置に操作すると、変速装置2は車両1の変速比を中立にシフトチェンジさせる。
図1に示すように、車両1には、運転席の横に変速装置2のシフトレバー3が設けられ、同シフトレバー3を各ポジションに操作することによって車両1は変速する。シフトレバー3を1速位置に操作すると、変速装置2は車両1の変速比を1速にシフトチェンジさせる。シフトレバー3を2速位置に操作すると、変速装置2は車両1の変速比を2速にシフトチェンジさせる。また、シフトレバー3を中立位置に操作すると、変速装置2は車両1の変速比を中立にシフトチェンジさせる。
さらに、シフトレバー3を後進位置(後進ポジション)に操作すると、変速装置2は車両1を後進させる(後進可能な後進状態とする)。
また、車両1のコンソールパネルには、ナビゲーション装置における現在位置やその他地図、更には、後述するリアカメラ4、左カメラ5、及び右カメラ6からの撮像画像を切替えて表示する等の種々の情報を表示可能なディスプレイDSPが設けられている。
また、車両1のコンソールパネルには、ナビゲーション装置における現在位置やその他地図、更には、後述するリアカメラ4、左カメラ5、及び右カメラ6からの撮像画像を切替えて表示する等の種々の情報を表示可能なディスプレイDSPが設けられている。
又、車両1の前部であって、フロントウィンド7の下側には、送給された洗浄液をフロントウィンド7に向けて噴射する一対のフロントウィンド洗浄ノズル8が設けられている。フロントウィンド洗浄ノズル8は、車両1の前部エンジンルームに設けられたフロント用電動ポンプPfと配管9を介して接続されている。フロント用電動ポンプPfは、同じくエンジンルームに設けられたタンクTに貯留された洗浄液を、配管9を介してフロントウィンド洗浄ノズル8に給送する電動ポンプである。
又、車両1の後部であって、リアウィンド10の上側には、送給された洗浄液をリアウィンド10に向けて噴射するリアウィンド洗浄ノズル11が設けられている。リアウィンド洗浄ノズル11は、車両1の前部エンジンルームに設けられたリア用電動ポンプPrと配管12を介して接続されている。リア用電動ポンプPrは、同じくエンジンルームに設けられたタンクTに貯留された洗浄液を、配管12を介してリアウィンド洗浄ノズル11に給送する電動ポンプである。尚、本実施形態におけるフロント用電動ポンプPf及びリア用電動ポンプPrは、運転席に設けられた図示しないウィンド洗浄スイッチの操作に基づいて駆動する。又、車両1には、フロントウィンド7とリアウィンド10とをそれぞれ払拭する図示しないワイパ装置が設けられ、それらは前記フロント用電動ポンプPfとリア用電動ポンプPrの駆動と連動して駆動するようになっている。
又、車両1の後部であって、本実施形態ではリアウィンド10よりもさらに後部位置には、リアカメラ4が設置されている。リアカメラ4は、本実施形態では、主に運転席から死角となる後方視認用のリアビューカメラであって、シフトレバー3を後進位置(後進ポジション)に操作すると画像を撮像するとともにその画像データを前記ディスプレイDSPに出力し、その撮像画像はディスプレイDSPに表示されるようになっている。
そして、リアカメラ4に隣接した位置には、送給された洗浄液をリアカメラ4の撮像面(ガラス窓)に向けて噴射するリアカメラ洗浄ノズル13が設けられている。
又、車両1の左側部であって、左サイドミラー14の下部には、左カメラ5が設置されている。左カメラ5は、本実施形態では、主に運転席から死角となる車両左側視認用のカメラであって、例えば、運転席に設けられた専用のスイッチやディスプレイDSPのタッチパネルスイッチを操作すると画像を撮像するとともにその画像データを前記ディスプレイDSPに出力し、その撮像画像はディスプレイDSPに表示されるようになっている。
又、車両1の左側部であって、左サイドミラー14の下部には、左カメラ5が設置されている。左カメラ5は、本実施形態では、主に運転席から死角となる車両左側視認用のカメラであって、例えば、運転席に設けられた専用のスイッチやディスプレイDSPのタッチパネルスイッチを操作すると画像を撮像するとともにその画像データを前記ディスプレイDSPに出力し、その撮像画像はディスプレイDSPに表示されるようになっている。
そして、左カメラ5に隣接した位置には、送給された洗浄液を左カメラ5の撮像面(ガラス窓)に向けて噴射する左カメラ洗浄ノズル15が設けられている。
又、車両1の右側部であって、右サイドミラー16の下部には、右カメラ6が設置されている。右カメラ6は、本実施形態では、主に運転席から死角となる車両右側視認用のカメラであって、例えば、運転席に設けられた専用のスイッチやディスプレイDSPのタッチパネルスイッチを操作すると画像を撮像するとともにその画像データを前記ディスプレイDSPに出力し、その撮像画像はディスプレイDSPに表示されるようになっている。
又、車両1の右側部であって、右サイドミラー16の下部には、右カメラ6が設置されている。右カメラ6は、本実施形態では、主に運転席から死角となる車両右側視認用のカメラであって、例えば、運転席に設けられた専用のスイッチやディスプレイDSPのタッチパネルスイッチを操作すると画像を撮像するとともにその画像データを前記ディスプレイDSPに出力し、その撮像画像はディスプレイDSPに表示されるようになっている。
そして、右カメラ6に隣接した位置には、送給された洗浄液を右カメラ6の撮像面(ガラス窓)に向けて噴射する右カメラ洗浄ノズル17が設けられている。
前記リアカメラ洗浄ノズル13、左カメラ洗浄ノズル15及び右カメラ洗浄ノズル17は、それぞれ配管18〜20を介して流路切替弁手段としての四方弁21の3つの放出部に接続されている。又、四方弁21の導入部は、車両1の前部エンジンルームに設けられた電動ポンプPと接続されている。電動ポンプPは、運転席に設けられた洗浄スイッチ22の操作に基づいて、前記タンクTに貯留された洗浄液を四方弁21の導入部に給送する電動ポンプである。前記四方弁21は、弁駆動源を備え、該弁駆動源の駆動によって、電動ポンプPからの洗浄液の流路を、リアカメラ洗浄ノズル13又は左カメラ洗浄ノズル15又は右カメラ洗浄ノズル17に択一的に切替え可能とされている。詳しくは、本実施形態の四方弁21は、1つの導入部が設けられるとともに3つの放出部が並設されて、前記弁駆動源が非通電状態で前記流路を中央の放出部に切替え、前記弁駆動源が正転されると前記流路を一端側の放出部に切替え、前記弁駆動源が逆転されると前記流路を他端側の放出部に切替えるものである。そして、本実施形態の前記中央の放出部には左カメラ洗浄ノズル15(配管19)が接続され、前記一端側の放出部にはリアカメラ洗浄ノズル13(配管18)が接続され、前記他端側の放出部には右カメラ洗浄ノズル17(配管20)が接続されている。
前記リアカメラ洗浄ノズル13、左カメラ洗浄ノズル15及び右カメラ洗浄ノズル17は、それぞれ配管18〜20を介して流路切替弁手段としての四方弁21の3つの放出部に接続されている。又、四方弁21の導入部は、車両1の前部エンジンルームに設けられた電動ポンプPと接続されている。電動ポンプPは、運転席に設けられた洗浄スイッチ22の操作に基づいて、前記タンクTに貯留された洗浄液を四方弁21の導入部に給送する電動ポンプである。前記四方弁21は、弁駆動源を備え、該弁駆動源の駆動によって、電動ポンプPからの洗浄液の流路を、リアカメラ洗浄ノズル13又は左カメラ洗浄ノズル15又は右カメラ洗浄ノズル17に択一的に切替え可能とされている。詳しくは、本実施形態の四方弁21は、1つの導入部が設けられるとともに3つの放出部が並設されて、前記弁駆動源が非通電状態で前記流路を中央の放出部に切替え、前記弁駆動源が正転されると前記流路を一端側の放出部に切替え、前記弁駆動源が逆転されると前記流路を他端側の放出部に切替えるものである。そして、本実施形態の前記中央の放出部には左カメラ洗浄ノズル15(配管19)が接続され、前記一端側の放出部にはリアカメラ洗浄ノズル13(配管18)が接続され、前記他端側の放出部には右カメラ洗浄ノズル17(配管20)が接続されている。
又、車両1には、前記ディスプレイDSPに表示されている画像を撮像している前記リアカメラ4又は左カメラ5又は右カメラ6の撮像面に洗浄液を噴射すべく前記四方弁21(弁駆動源)を制御する制御部23が設けられている。この制御部23は、前記洗浄スイッチ22の操作に基づいて四方弁21(弁駆動源)の制御を開始する。
ここで、前記制御部23の動作(処理)とその作用について説明する。
例えば、洗浄スイッチ22が(オン)操作されると、制御部23は、図2に示す処理(フロー)を開始する。まず制御部23は、ステップS11において、ディスプレイDSPに表示されている画像を撮像しているのは、左カメラ5であるか否かを判断し、左カメラ5であると判断すると、ステップS12に移行して四方弁21(弁駆動源)を非通電状態としたまま、ステップS13に移行して前記電動ポンプPを駆動させる。よって、左カメラ5の撮像面に洗浄液が噴射され、左カメラ5の撮像面が洗浄される。
例えば、洗浄スイッチ22が(オン)操作されると、制御部23は、図2に示す処理(フロー)を開始する。まず制御部23は、ステップS11において、ディスプレイDSPに表示されている画像を撮像しているのは、左カメラ5であるか否かを判断し、左カメラ5であると判断すると、ステップS12に移行して四方弁21(弁駆動源)を非通電状態としたまま、ステップS13に移行して前記電動ポンプPを駆動させる。よって、左カメラ5の撮像面に洗浄液が噴射され、左カメラ5の撮像面が洗浄される。
又、制御部23は、前記ステップS11において、ディスプレイDSPに表示されている画像を撮像しているのは左カメラ5ではないと判断すると、ステップS14に移行する。ステップS14において、制御部23は、ディスプレイDSPに表示されている画像を撮像しているのは、リアカメラ4であるか否かを判断し、リアカメラ4であると判断すると、ステップS15に移行して四方弁21(弁駆動源)を正転(正転側に通電)させて、ステップS13に移行して前記電動ポンプPを駆動させる。よって、リアカメラ4の撮像面に洗浄液が噴射され、リアカメラ4の撮像面が洗浄される。
又、制御部23は、前記ステップS14において、ディスプレイDSPに表示されている画像を撮像しているのはリアカメラ4ではないと判断すると、ステップS16に移行して四方弁21(弁駆動源)を逆転(逆転側に通電)させて、ステップS13に移行して前記電動ポンプPを駆動させる。よって、右カメラ6の撮像面に洗浄液が噴射され、右カメラ6の撮像面が洗浄される。
次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)洗浄スイッチ22の操作に基づいて電動ポンプPが駆動されると、タンクTに貯留された洗浄液が給送される。そして、電動ポンプPからの洗浄液の流路は、四方弁21によって、リアカメラ洗浄ノズル13又は左カメラ洗浄ノズル15又は右カメラ洗浄ノズル17に択一的に切替えられるため、各ノズルから同時に洗浄液を噴射させるものに比べて、洗浄液をリアカメラ4又は左カメラ5又は右カメラ6の撮像面に高圧で噴射させることができる。よって、リアカメラ4、左カメラ5及び右カメラ6の撮像面をそれぞれ良好に洗浄することができる。その結果、各画像をそれぞれ鮮明にすることができる。
(1)洗浄スイッチ22の操作に基づいて電動ポンプPが駆動されると、タンクTに貯留された洗浄液が給送される。そして、電動ポンプPからの洗浄液の流路は、四方弁21によって、リアカメラ洗浄ノズル13又は左カメラ洗浄ノズル15又は右カメラ洗浄ノズル17に択一的に切替えられるため、各ノズルから同時に洗浄液を噴射させるものに比べて、洗浄液をリアカメラ4又は左カメラ5又は右カメラ6の撮像面に高圧で噴射させることができる。よって、リアカメラ4、左カメラ5及び右カメラ6の撮像面をそれぞれ良好に洗浄することができる。その結果、各画像をそれぞれ鮮明にすることができる。
(2)制御部23によって、そのとき見ている(見たい)画像を撮像しているリアカメラ4又は左カメラ5又は右カメラ6の撮像面に洗浄液を噴射すべく四方弁21が制御される。よって、洗浄スイッチ22の簡単な操作でそのとき見ている(見たい)画像を鮮明にすることができる。
(3)制御部23は、洗浄スイッチ22の(オン)操作に基づいて四方弁21の制御を開始するため、洗浄スイッチ22を(オン)操作しないときにディスプレイDSPに表示されている画像を切替えただけで四方弁21の制御が行われることがない。よって、不必要な四方弁21の制御を無くすことができる。
(4)四方弁21は、その弁駆動源が非通電状態で電動ポンプPからの洗浄液の流路を左カメラ洗浄ノズル15に接続するため、左カメラ5の撮像面を洗浄する際は弁駆動源を駆動させる必要がない。よって、縦列駐車時等に使用される頻度が高い左カメラ5の撮像面を迅速に洗浄することができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、フロントウィンド洗浄ノズル8に対してフロント用電動ポンプPfを設け、リアウィンド洗浄ノズル11に対してリア用電動ポンプPrを設けた構成としたが、図3に示すように、上流流路切替弁手段としての上流四方弁31を追加して、フロント用電動ポンプPf及びリア用電動ポンプPrを削除した構成としてもよい。
・上記実施形態では、フロントウィンド洗浄ノズル8に対してフロント用電動ポンプPfを設け、リアウィンド洗浄ノズル11に対してリア用電動ポンプPrを設けた構成としたが、図3に示すように、上流流路切替弁手段としての上流四方弁31を追加して、フロント用電動ポンプPf及びリア用電動ポンプPrを削除した構成としてもよい。
詳しくは、この例の車両用洗浄装置は、図3に示すように、電動ポンプPからの洗浄液の流路を、フロントウィンド洗浄ノズル8又は前記リアウィンド洗浄ノズル11又は前記四方弁21に択一的に切替え可能な上流四方弁31を備えている。
このようにすると、1つの電動ポンプPでフロントウィンド7、リアウィンド10、リアカメラ4、左カメラ5及び右カメラ6をそれぞれ良好に洗浄することができる。
・上記実施形態では、制御部23は、ディスプレイDSPに表示されている画像を撮像しているリアカメラ4又は左カメラ5又は右カメラ6の撮像面に洗浄液を噴射すべく四方弁21を制御するとしたが、これに限定されず、例えば専用のスイッチやディスプレイDSPのタッチパネルスイッチの操作に基づいて四方弁21を制御するものとしてもよい。
・上記実施形態では、制御部23は、ディスプレイDSPに表示されている画像を撮像しているリアカメラ4又は左カメラ5又は右カメラ6の撮像面に洗浄液を噴射すべく四方弁21を制御するとしたが、これに限定されず、例えば専用のスイッチやディスプレイDSPのタッチパネルスイッチの操作に基づいて四方弁21を制御するものとしてもよい。
・上記実施形態では、制御部23は、洗浄スイッチ22の(オン)操作に基づいて四方弁21の制御を開始するとしたが、これに限定されず、例えば、洗浄スイッチ22の操作に関わらず、ディスプレイDSPに表示されている画像が切替わるたびに四方弁21を駆動制御するようにしてもよい。
・上記実施形態では、四方弁21は、その弁駆動源が非通電状態で電動ポンプPからの洗浄液の流路を左カメラ洗浄ノズル15に接続する構成としたが、これに限定されず、非通電状態では電動ポンプPからの洗浄液の流路をリアカメラ洗浄ノズル13に接続する構成としてもよい。このようにすると、駐車時等に使用される頻度が高いリアカメラ4の撮像面を迅速に洗浄することができる。又、勿論、非通電状態では電動ポンプPからの洗浄液の流路を右カメラ洗浄ノズル17に接続する構成としてもよい。
1…車両、4…リアカメラ、5…左カメラ、6…右カメラ、7…フロントウィンド、8…フロントウィンド洗浄ノズル、10…リアウィンド、11…リアウィンド洗浄ノズル、13…リアカメラ洗浄ノズル、15…左カメラ洗浄ノズル、17…右カメラ洗浄ノズル、21…四方弁(流路切替弁手段)、22…洗浄スイッチ、23…制御部、31…上流四方弁(上流流路切替弁手段)、P…電動ポンプ、T…タンク、DSP…ディスプレイ。
Claims (5)
- 送給された洗浄液を車両後部に配置されたリアカメラの撮像面に向けて噴射するリアカメラ洗浄ノズルと、
送給された洗浄液を車両左側部に配置された左カメラの撮像面に向けて噴射する左カメラ洗浄ノズルと、
送給された洗浄液を車両右側部に配置された右カメラの撮像面に向けて噴射する右カメラ洗浄ノズルと、
洗浄スイッチの操作に基づいて駆動し、タンクに貯留された洗浄液を給送する電動ポンプと、
前記電動ポンプからの前記洗浄液の流路を、前記リアカメラ洗浄ノズル又は前記左カメラ洗浄ノズル又は前記右カメラ洗浄ノズルに択一的に切替え可能な流路切替弁手段とを備えたことを特徴とする車両用洗浄装置。 - 請求項1に記載の車両用洗浄装置において、
車両に設けられたディスプレイに表示されている画像を撮像している前記リアカメラ又は左カメラ又は右カメラの撮像面に洗浄液を噴射すべく前記流路切替弁手段を制御する制御部を備えたことを特徴とする車両用洗浄装置。 - 請求項2に記載の車両用洗浄装置において、
前記制御部は、前記洗浄スイッチの操作に基づいて前記流路切替弁手段の制御を開始することを特徴とする車両用洗浄装置。 - 請求項3に記載の車両用洗浄装置において、
前記流路切替弁手段は、3つの放出部が並設されて、その弁駆動源が非通電状態で前記流路を中央の放出部に切替え、前記弁駆動源が正転されると前記流路を一端側の放出部に切替え、前記弁駆動源が逆転されると前記流路を他端側の放出部に切替えるものであって、
前記中央の放出部には、前記左カメラ洗浄ノズルが接続されたことを特徴とする車両用洗浄装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用洗浄装置において、
送給された洗浄液をフロントウィンドに向けて噴射するフロントウィンド洗浄ノズルと、
送給された洗浄液をリアウィンドに向けて噴射するリアウィンド洗浄ノズルと、
前記電動ポンプからの前記洗浄液の流路を、前記フロントウィンド洗浄ノズル又は前記リアウィンド洗浄ノズル又は前記流路切替弁手段に択一的に切替え可能な上流流路切替弁手段を備えたことを特徴とする車両用洗浄装置。
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2012
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