JP6090999B2 - 車載カメラ洗浄装置 - Google Patents

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本発明は、車載カメラ洗浄装置に関するものである。
従来、車両を後退させる際に、車両後方の状況を車両後部に配置した車載カメラにて撮影して、その撮影映像をカーナビゲーション用のモニタに表示させて確認できるようにしたものが知られている。この車載カメラは、車両の外部に配置されるためにレンズに泥等が付着して車両の後方状況が十分に撮影できず、確認し難くなるといった問題がある。
そこで、車載カメラのレンズに洗浄液を吹き付けて付着物を除去するノズルを設けるとともに、同ノズルに洗浄液を送るポンプを設けた車載カメラ洗浄装置が提案されている(特許文献1参照)。この車載カメラ洗浄装置では、車両後進走行時に作動するバックアラームやバックランプの電源回路の電源を利用してバックアラーム及びバックランプと同期して電動モータを駆動させてポンプを回転させる。これによって、ドライバは洗浄操作しなくても車両後進時に自動的に車載カメラを洗浄することができる。
又、車載カメラ洗浄装置としては、電動ポンプとウィンド洗浄ノズルとの間を接続する主配管から分岐し主配管とカメラ洗浄ノズルとを接続する分岐配管と、その分岐部分に設けられ、車両が後進状態であることを示す電気信号が入力されて洗浄液の流路をカメラ洗浄ノズル側に切り替える切替弁装置とを備えたものがある(特許文献2参照)。この車載カメラ洗浄装置では、シフトレバーがリバース位置に操作された際に出力される後進状態であることを示す電気信号によって切替弁装置が駆動され、洗浄液の流路がカメラ洗浄ノズル側に切り替えられる。そして、その状態でウォッシャスイッチがオン操作されると、電動ポンプが駆動され、カメラ洗浄ノズルから車載カメラに洗浄液が噴射される。この車載カメラ洗浄装置では、専用の電動ポンプ等を設けることなく、車載カメラを洗浄することができる。
特開平11−255018号公報 特開2012−236583号公報
しかしながら、上記切替弁装置を備えた車載カメラ洗浄装置では、例えば、シフトレバーを操作してリバース位置を通過させた際や、誤って短時間だけリバース位置に配置してしまった際でも切替弁装置による切り替え駆動が行われる虞があった。このことは、例えば、切替弁装置が不必要に電力を消費する原因となる。又、例えば、切替弁装置が高い耐久性を必要とする原因となる。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、切替弁装置による不必要な切り替え駆動を抑制することができる車載カメラ洗浄装置を提供することにある。
上記課題を解決する車載カメラ洗浄装置は、洗浄液を車両後部に配置された車載カメラの撮像面に向けて噴射するカメラ洗浄ノズルを備えた車載カメラ洗浄装置であって、タンクに貯留された洗浄液をフロントウィンド及びリアウィンドの少なくともいずれか一方に噴射するウィンド洗浄ノズルに給送する電動ポンプと、前記電動ポンプの駆動を指令するウォッシャスイッチと、前記電動ポンプと前記ウィンド洗浄ノズルとの間を接続する主配管から分岐し、前記主配管と前記カメラ洗浄ノズルとを接続する分岐配管と、前記主配管と前記分岐配管の分岐部分に設けられ、前記車両が後進状態であることを示す電気信号に応答して前記洗浄液の流路を前記ウィンド洗浄ノズルから前記カメラ洗浄ノズルに切り替え駆動される切替弁装置と、前記車両が後進状態であることを示す電気信号が入力されてから予め設定された時間の間、前記切替弁装置による前記洗浄液の流路の切り替えを禁止する切替制御装置とを備えており、前記電動ポンプは、前記ウォッシャスイッチからの前記電動ポンプの駆動の指令により駆動するものであり、前記切替制御装置は、前記車両が後進状態であることを示す電気信号が入力されてから前記予め設定された時間が経過すると前記洗浄液の流路の切り替えの禁止を解除して、前記ウォッシャスイッチからの前記電動ポンプの駆動の指令によらず前記予め設定された時間の経過をもって前記切替弁装置により前記洗浄液の流路を前記ウィンド洗浄ノズルから前記カメラ洗浄ノズルに切り替え駆動させる。
同構成によれば、車両が後進状態であることを示す電気信号が入力されてから予め設定された時間の間、切替弁装置による洗浄液の流路の切り替えを禁止する切替制御装置を備えるため、切替弁装置による不必要な切り替え駆動を抑制することができる。詳しくは、例えば、シフトレバーを操作して、リバース位置を通過させた際や、誤って短時間だけリバース位置に配置してしまった際でも切替弁装置による切り替え駆動が行われることを防止することができる。
上記車載カメラ洗浄装置において、前記車両が後進状態であることを示す電気信号の入力に基づいて前記車載カメラが撮像した画像を表示させる表示装置を備え、前記予め設定された時間は、前記表示装置に前記車載カメラが撮像した画像が表示されるまでの時間以上に設定されることが好ましい。
同構成によれば、前記予め設定された時間は、表示装置に車載カメラが撮像した画像が表示されるまでの時間以上に設定されるため、表示装置に車載カメラが撮像した画像が表示されておらず車載カメラの撮像面の洗浄が必要か否かも認識できない状態での切替弁装置による切り替え駆動が禁止される。よって、切替弁装置による不必要な切り替え駆動を抑制することができる。
本発明のカメラ洗浄装置では、切替弁装置による不必要な切り替え駆動を抑制することができる。
本実施形態の車載カメラ洗浄装置を備えた車両の概略構成図。 本実施形態の車載カメラ洗浄装置の電気的構成を説明するための電気回路図。 別例の車載カメラ洗浄装置の電気的構成を説明するための電気回路図。
以下、車載カメラ洗浄装置の一実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、運転席の横に変速装置2のシフトレバー3が設けられ、同シフトレバー3を各ポジション(各位置)に操作することによって車両1は変速する。本実施形態の変速装置2は、オートマチックトランスミッションが採用されており、シフトレバー3は、パーキング位置(P)、リバース位置(R)、ニュートラル位置(N)、及びドライブ位置(D)等の位置に操作(配置)可能とされている。尚、上記したパーキング位置、リバース位置、ニュートラル位置、及びドライブ位置は、この順で並んでいる。そして、例えば、シフトレバー3をリバース位置に操作すると、変速装置2は車両1を後進可能な後進状態とする。この時、シフトレバー3がリバース位置にシフトされている間、車両1の後部に設けられたバックランプBLが点灯されるようになっている。
また、車両1のコンソールパネルには、ナビゲーション装置において現在位置やその他地図表示等に利用される表示装置DSPが設置されている。
車両1の後部中央位置であってリアウィンド4の下側には、リアワイパ装置6が設けられている。リアワイパ装置6は、リアワイパモータM1が駆動されることによって回動し、リアワイパ装置6のワイパブレード7がリアウィンド4の外側面を払拭動作する。
車両1の後部中央位置であってリアウィンド4の上側には、ウィンド洗浄ノズルとしてのリア・ウォッシャノズルN1が設けられている。リア・ウォッシャノズルN1は、そのノズル口が下方のリアウィンド4に向けられ、そのノズル口から洗浄液がリアウィンド4の払拭面に噴射されるようになっている。
リア・ウォッシャノズルN1は、車両1の前部エンジンルームに設けられたウォッシャポンプPと主配管8を介して接続されている。ウォッシャポンプPは、同じくエンジンルームに設けられた洗浄液を貯留したタンクTから洗浄液を主配管8を介してリア・ウォッシャノズルN1に給送するポンプである。そして、運転席に設けたウォッシャスイッチSW1を操作すると、その指令によりウォッシャポンプPは、ポンプモータM2(図2参照)が駆動してタンクTから洗浄液を主配管8を介してリア・ウォッシャノズルN1に給送するようになっている。尚、本実施形態では、ウォッシャポンプPとポンプモータM2とが電動ポンプ20を構成している。
車両1の後部外側であって、本実施形態ではリアワイパ装置6よりもさらに後部位置には、バックモニタ用の車載カメラ10が設置されている。車載カメラ10は、本実施形態では、後方視認用のリアビューカメラであって、車載カメラ10が撮像した画像は、画像データとして前記表示装置DSPに出力される。表示装置DSPは、その画像データに基づいて車載カメラ10が撮像した画像を画面に表示するようになっている。
なお、車載カメラ10は、変速装置2のシフトレバー3をリバース位置に操作したとき、撮像動作を開始しその画像データを表示装置DSPに出力する。また、シフトレバー3がリバース位置からそれ以外の位置にシフトされたとき、車載カメラ10は撮像動作を終了する。
車載カメラ10に隣接した位置であって、車載カメラ10の後方撮像視野角から外れた位置には、カメラ洗浄ノズルとしてのカメラ・ウォッシャノズルN2が設けられている。カメラ・ウォッシャノズルN2は、そのノズル口が車載カメラ10のレンズを泥、埃、塵等から保護するために設けられたガラス窓10a(図2参照)に向けられ、そのノズル口から洗浄液が車載カメラ10のガラス窓10aに噴射されるようになっている。
カメラ・ウォッシャノズルN2は、ウォッシャポンプPとリア・ウォッシャノズルN1とを接続する主配管8から分岐した分岐配管8aと接続されている。分岐配管8aは、車両1の後部において主配管8と接続され、その後部の接続位置(分岐部分)までの配管は主配管8と共用して使用されている。分岐配管8aが主配管8から分岐した分岐部分には、切替弁装置としての電磁切替バルブBが設けられている。電磁切替バルブBは、電圧が印加(通電)されている間、ウォッシャポンプPからの洗浄液の流路をリア・ウォッシャノズルN1側からカメラ・ウォッシャノズルN2側に切替えるバルブである。
電磁切替バルブBは、変速装置2のシフトレバー3がリバース位置に操作されたことに応答して、電圧が印加(通電)されて駆動し、分岐配管8aと主配管8を接続する。すなわち、電磁切替バルブBは、リア・ウォッシャノズルN1とウォッシャポンプPとの接続を遮断し、カメラ・ウォッシャノズルN2とウォッシャポンプPとを接続する。従って、カメラ・ウォッシャノズルN2は、ウォッシャポンプPによりタンクTからの洗浄液が給送可能な状態となる。
そして、この状態から、前記ウォッシャスイッチSW1が操作されると、ウォッシャポンプPが駆動してタンクTからの洗浄液が主配管8及び分岐配管8aを介してカメラ・ウォッシャノズルN2に給送される。そして、カメラ・ウォッシャノズルN2のノズル口から洗浄液が車載カメラ10のガラス窓10aに噴射されるようになっている。
一方、電磁切替バルブBは、変速装置2のシフトレバー3がリバース位置以外の位置に操作されているとき、電圧が印加(通電)されずに非駆動状態となる。電磁切替バルブBは、非駆動状態のとき、分岐配管8aと主配管8との接続を遮断し、リア・ウォッシャノズルN1とウォッシャポンプPとを主配管8を介して接続する。従って、通常時には、リア・ウォッシャノズルN1は、ウォッシャポンプPによりタンクTからの洗浄液が給送可能な状態となっている。
そして、この状態から、前記ウォッシャスイッチSW1が操作されると、ウォッシャポンプPが駆動してタンクTからの洗浄液が主配管8を介してリア・ウォッシャノズルN1に給送される。そして、リア・ウォッシャノズルN1のノズル口から洗浄液がリアウィンド4に噴射されるようになっている。
次に、上記のように構成した車載カメラ洗浄装置の電気的構成について説明する。
図2に示すように、車両1の後部に設けられたバックランプBLは、一端が接地され、他端がランプ用ハーネスL1を介して車両1の前部のエンジンルームに設けたバックランプリレー11と直列に接続されている。
(バックランプリレー11)
バックランプリレー11は、リードスイッチ11aと励磁コイル11bを有したリードリレーである。リードスイッチ11aは、そのプラス端子がフューズF1を介してバッテリのプラス端子に接続されたプラスの電源線L0に接続され、そのマイナス端子がランプ用ハーネスL1を介してバックランプBLに接続されている。そして、リードスイッチ11aは、励磁コイル11bが通電し励磁されるとオンし、バックランプBLに電流を供給し、バックランプBLを点灯させる。又、前記ランプ用ハーネスL1には車両1の後部に配設された切替制御装置30が接続されている。
バックランプリレー11の励磁コイル11bは、一端がリードスイッチ11aのプラス端子側に接続され、他端が位置検出センサ12に接続されている。
(位置検出センサ12)
位置検出センサ12は、変速装置2のシフトレバー3のリバース位置を検出するセンサである。位置検出センサ12は、シフトレバー3がリバース位置に位置する検知素子よりなる検知部12aと、検知部12aからの検知信号に応答してオン・オフするスイッチングトランジスタよりなる開閉スイッチ12bとから構成されている。
検知部12aは、シフトレバー3がリバース位置にあるとき、開閉スイッチ12bをオン(閉路)させる検出信号を開閉スイッチ12bに出力する。また、検知部12aは、シフトレバー3がリバース位置以外の位置にあるとき、検出信号を消失し、開閉スイッチ12bをオフ(開路)させる。
開閉スイッチ12bは、一端がバックランプリレー11の励磁コイル11bに接続され、他端が接地されている。開閉スイッチ12bは、シフトレバー3がリバース位置にあることを検知部12aが検知した時、オンして励磁コイル11bを通電させる。つまり、リードスイッチ11aをオンさせ、ランプ用ハーネスL1を介してバックランプBLに電流を流してバックランプBLを点灯させるとともに切替制御装置30に電気信号を出力させる。
一方、開閉スイッチ12bは、シフトレバー3がリバース位置以外にあることを検知部12aが検知している時、オフして励磁コイル11bを非通電にする。つまり、リードスイッチ11aをオフさせ、ランプ用ハーネスL1への電流を遮断してバックランプBLが点灯しないようにしている。
(切替制御装置30)
切替制御装置30は、車両が後進状態(後進可能な状態)であることを示す電気信号が入力されてから予め設定された時間(確認時間であって、本実施形態では1秒未満)の間、電磁切替バルブBによる前記洗浄液の流路の切り替えを禁止するためのものである。
詳しくは、切替制御装置30は、バックランプBLが点灯されると同時に車両が後進状態(後進可能な状態)であることを示す電気信号が入力され、その電気信号が入力されてから1秒後に減圧制御部31に電磁切替バルブBを制御(駆動)するためのHレベルの制御信号Lを出力する。又、切替制御装置30は、バックランプBLが点灯されると同時に車両が後進状態(後進可能な状態)であることを示す電気信号が入力され、その電気信号が1秒未満で入力されなくなると、前記制御信号Lを出力しない。
(減圧制御部31)
減圧制御部31は、制御信号Lの入力に基づいて、電磁切替バルブBに切替電圧を予め設定された第1の時間だけ印加し、第1の時間の経過後であって制御信号Lが引き続き入力されている間、切替電圧に替えて該切替電圧よりも低電圧の切替状態保持電圧を印加するものである。
詳しくは、減圧制御部31は、切替電圧を減圧することで切替状態保持電圧を電磁切替バルブBに印加するものであり、分圧抵抗R1と、第1スイッチング素子としてのNPN型のトランジスタTr1と、第2スイッチング素子としてのNPN型のトランジスタTr2と、タイマーTMとを備える。
分圧抵抗R1は、その一端が後述する電磁切替バルブBにおける励磁コイルCのグランド側端子に接続され、他端がトランジスタTr1を介して接地(グランドに接続)されている。トランジスタTr1は、そのベース端子に抵抗R2を介して前記切替制御装置30が接続され、前記制御信号L(Hレベルの信号)が入力されている間、オンする。
又、前記電磁切替バルブBにおける励磁コイルCのグランド側端子は、トランジスタTr2を介して接地(グランドに接続)されている。トランジスタTr2は、そのベース端子に抵抗R3及びタイマーTMを介して前記切替制御装置30が接続され、タイマーTMからのタイマー信号TK(Hレベルの信号)が入力されている間、オンする。タイマーTMは、制御信号L(Hレベルの信号)が入力されると第1の時間だけタイマー信号TK(Hレベルの信号)を出力し、前記第1の時間の経過後に制御信号Lが引き続き入力され続けてもタイマー信号TKの出力を停止する(Lレベルの信号を出力する)。
(リアワイパモータM1)
リアワイパ装置6を駆動するリアワイパモータM1は、一端がリアワイパスイッチ15に接続され、このリアワイパスイッチ15の+B端子が車両1の前部エンジンルームに設けたフューズF2を介してプラスの電源線L0に接続されている。一方、リアワイパモータM1の他端は接地されている。
また、リアワイパモータM1の内部には、リアワイパ装置6の自動定位置停止装置(ワイパブレード7がホームポジション以外にある時にリアワイパスイッチ15を「OFF」にしても、ワイパブレード7をホームポジションまで移動させて停止する装置)を構成するカムスイッチ14が組み込まれている。
(カムスイッチ14)
カムスイッチ14は、a接点14a、b接点14b、共通接点14c及び可動接点14dを有している。a接点14aは、モータ用ハーネスL2に接続されてフューズF2を介してプラスの電源線L0に接続されている。b接点14bは、リアワイパモータM1の他端に接続されると共に接地されている。可動接点14dは、一端がリアワイパスイッチ15のS端子に接続されている共通接点14cと接続され、リアワイパモータM1の回動とともに可動する。可動接点14dは、可動することによって、他端がa接点14aとb接点14bのいずれか一方と接続するようになっている。
詳述すると、ワイパブレード7がホームポジション以外にある時、可動接点14dはa接点14aと接続される。従って、リアワイパモータM1は、リアワイパスイッチ15が「OFF」であっても、カムスイッチ14を介してプラスの電源線L0から電源供給が維持される。
そして、ワイパブレード7がホームポジションに位置すると、可動接点14dはa接点14aから切り離されb接点14bと接続される。これにより、リアワイパモータM1の両端が閉回路となると共に接地され、発電制動がかかり停止する。
(リアワイパスイッチ15)
リアワイパスイッチ15は、リアワイパモータM1を駆動させるためのスイッチであって、運転手によって「ON」又は「OFF」に操作される。リアワイパスイッチ15は、+B端子、S端子、+1端子を有している。
+1端子は、リアワイパモータM1の一端(正極側)と接続されている。S端子は、カムスイッチ14の共通接点14cと接続されている。+B端子は、モータ用ハーネスL2に接続されてフューズF2を介してプラスの電源線L0に接続されると共にカムスイッチ14のa接点14aに接続されている。
リアワイパスイッチ15は、リアワイパモータM1を駆動させたいとき(リアワイパ装置6を駆動させたいとき)、運転手にて「OFF」から「ON」に操作される。すなわち、電源線L0からの電流を、カムスイッチ14の状態に関係なくリアワイパスイッチ15の+B端子、+1端子、及びリアワイパモータM1を経由して流すことで、リアワイパモータM1は駆動する。
また、リアワイパモータM1を停止させたいとき(リアワイパ装置6を停止させたいとき)、リアワイパスイッチ15が「ON」から「OFF」に操作される。すると、リアワイパモータM1は、カムスイッチ14に依存して電源供給がなされる。すなわち、上述したように、ワイパブレード7がホームポジション以外にある時は、カムスイッチ14を介してプラスの電源線L0から電源供給が維持され、ホームポジションに移動すると電源供給が遮断されて停止される。
(ポンプモータM2)
ウォッシャポンプPを駆動するポンプモータM2は、一端がフューズF2を介して電源線L0に接続され、その他端がトランジスタTr3を介して接地されている。そして、このトランジスタTr3のベース端子には抵抗R4を介して前記ウォッシャスイッチSW1が接続され、ウォッシャスイッチSW1が操作されるとその指令信号(ウォッシャ信号W)が入力される。よって、ウォッシャスイッチSW1が操作されてウォッシャ信号W(Hレベルの信号)がトランジスタTr3のベース端子に入力されると、ポンプモータM2は、電源線L0から電源が供給されることで駆動してウォッシャポンプPを駆動させる。これによって、タンクTからの洗浄液が主配管8に給送される。
つまり、ポンプモータM2とウォッシャポンプPとで電動ポンプ20が構成され、電動ポンプ20は、ウォッシャスイッチSW1からのウォッシャ信号Wに基づいて駆動しタンクTから洗浄液を主配管8に給送する。
(電磁切替バルブB)
電磁切替バルブBは、電磁切替バルブBより上流の主配管8から洗浄液を導入する導入ポートP0を有する。また、電磁切替バルブBは、電磁切替バルブBより下流であってリア・ウォッシャノズルN1に接続された主配管8に洗浄液を導出する第1導出ポートP1と、電磁切替バルブBより下流であってカメラ・ウォッシャノズルN2に接続された分岐配管8aに洗浄液を導出する第2導出ポートP2を有している。
そして、電磁切替バルブBは、バルブ本体中に備えられた弁SBを駆動させることにより、導入ポートP0を、第1導出ポートP1と第2導出ポートP2のいずれか一方に導通させるようにし、他方を遮断させるようにしている。
弁SBは、電磁切替バルブBに備えられた励磁コイルCによって駆動制御される。
励磁コイルCが非通電時(初期状態時)には、弁SBは、導入ポートP0と第1導出ポートP1とを連通し、導入ポートP0と第2導出ポートP2とを遮断した状態に保持する。一方、励磁コイルCが通電されている時には(通電されている間)、弁SBは、作動して導入ポートP0と第2導出ポートP2とを連通し、導入ポートP0と第1導出ポートP1とを遮断した状態に保持する。
電磁切替バルブBの励磁コイルCは、その高電位側端子が車両1の後部においてリアワイパモータM1のカムスイッチ14へのモータ用ハーネスL2(リアワイパモータM1に電源を供給する電源線)に接続されることでフューズF2を介してプラスの電源線L0に接続され、グランド側端子が前述したように減圧制御部31に接続されている。これにより、減圧制御部31に制御信号Lが入力されている間は、トランジスタTr1がオンされて励磁コイルCのグランド側端子は分圧抵抗R1を介して接地される。又、減圧制御部31に制御信号Lが入力されると第1の時間だけトランジスタTr2がオンされて励磁コイルCのグランド側端子が直接(トランジスタTr2を介して)接地される。よって、第1の時間が経過するまでは分圧抵抗R1を介さずに電流が流れて励磁コイルCには高電圧の切替電圧が印加される。これによって、流路を切り替えるべく弁SBを駆動するための十分な電磁力が発生され、弁SBが作動して導入ポートP0と第2導出ポートP2とが連通した状態になる。尚、ここで、前記第1の時間は、電磁切替バルブBの切り替え動作が十分に終了する時間に予め設定されている。又、第1の時間の経過後であって制御信号Lが引き続き入力されている間は、トランジスタTr2がオフされることで、分圧抵抗R1を介して電流が流れて励磁コイルCには低電圧の切替状態保持電圧が印加される。これによって、弁SBを保持するための電磁力が発生され、弁SBが保持されて導入ポートP0と第2導出ポートP2とが連通した状態で維持される。
ここで、本実施形態の車載カメラ洗浄装置の動作とその作用について説明する。
例えば、シフトレバー3がリバース位置に操作されると、切替制御装置30には、車両が後進状態(後進可能な状態)であることを示す電気信号が入力され、その電気信号が入力され続けて1秒が経過すると、切替制御装置30から減圧制御部31に電磁切替バルブBを制御するためのHレベルの制御信号Lが出力される。
すると、タイマー信号TKが第1の時間だけHレベルとなり、その間、トランジスタTr2がオンされて電磁切替バルブBに高電圧の切替電圧が印加される。これにより、電磁切替バルブB(励磁コイルC)が通電されて、導入ポートP0(主配管8)と第2導出ポートP2(分岐配管8a)とが連通される。即ち、電動ポンプ20からの洗浄液の流路はカメラ・ウォッシャノズルN2側に切り替えられる。
又、制御信号LがHレベルとされている間、トランジスタTr1がオンされる。そして、前記第1の時間の経過後であって制御信号LがHレベルとされている間は、トランジスタTr2がオフされることで、電磁切替バルブBに低電圧の切替状態保持電圧が印加される。これにより、導入ポートP0(主配管8)と第2導出ポートP2(分岐配管8a)とが連通した状態が保持される。即ち、電動ポンプ20からの洗浄液の流路はカメラ・ウォッシャノズルN2側に切り替えられたままとなる。
そして、その状態でウォッシャ信号WがHレベルとなる(ウォッシャスイッチSW1がオン操作される)と、電動ポンプ20が駆動され、カメラ・ウォッシャノズルN2から車載カメラ10のガラス窓10aに洗浄液が噴射され、該ガラス窓10aに付着した泥、埃、塵等が除去される。
又、その後、シフトレバー3がリバース位置以外に操作されると、制御信号Lの出力が停止される(Lレベルとされる)。すると、トランジスタTr1がオフされ、電磁切替バルブB(励磁コイルC)が非通電状態となり、導入ポートP0(主配管8)と第2導出ポートP2(分岐配管8a)とが遮断されるとともに、導入ポートP0と第1導出ポートP1とが連通される。即ち、電動ポンプ20からの洗浄液の流路はリア・ウォッシャノズルN1側に復帰される。
そして、その状態でウォッシャ信号WがHレベルとなる(ウォッシャスイッチSW1がオン操作される)と、電動ポンプ20が駆動され、リア・ウォッシャノズルN1からリアウィンド4に洗浄液が噴射(図3中、「ワイパウォッシャ噴射」)される。
又、例えば、シフトレバー3がリバース位置に操作されると、切替制御装置30には、車両が後進状態(後進可能な状態)であることを示す電気信号が入力されるが、その後1秒未満でシフトレバー3がリバース位置以外に操作されると、流路の切り替えは禁止され切替制御装置30から減圧制御部31にHレベルの制御信号Lが出力されることはない。つまり、電磁切替バルブB(励磁コイルC)は非通電状態が維持され、導入ポートP0と第1導出ポートP1とが連通した状態が維持される。
次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)車両が後進状態であることを示す電気信号が入力されてから予め設定された時間(確認時間であって、本実施形態では1秒未満)の間、電磁切替バルブBによる洗浄液の流路の切り替えを禁止する切替制御装置30を備えるため、電磁切替バルブBによる不必要な切り替え駆動を抑制することができる。詳しくは、例えば、シフトレバー3を操作して、リバース位置を通過させた際や、誤って短時間(1秒未満)だけリバース位置に配置してしまった際でも電磁切替バルブBによる切り替え駆動が行われることを防止することができる。その結果、例えば、電磁切替バルブBが不必要に電力を消費してしまうことを防止することができる。又、例えば、電磁切替バルブBが高い耐久性を必要としない構成とすることができる。又、例えば、電磁切替バルブBが不必要に騒音を発生してしまうことを防止することができる。
(2)本実施形態のように洗浄液を貯留するタンクTとそれを給送する電動ポンプ20が車両の前部に配設されている場合、リアウィンド4に洗浄液を噴射するリア・ウォッシャノズルN1まで比較的長い配管(主配管8)が設置される。そして、この既設の配管を主配管8として、その途中から電磁切替バルブB及び分岐配管8aにてカメラ・ウォッシャノズルN2に接続した構成であるため、分岐配管8a及び電磁切替バルブBを備えていないもの(即ちタンクTから長い配管が並設されるもの)に比べて、配管の総長さを大幅に短くすることができる。
(3)車両が後進状態であることを示す電気信号は、車両のオートマチックトランスミッションのシフトレバー3がリバース位置に操作されている状態で出力されるものであるため、一般的にシフトレバー3がパーキング位置からドライブ位置に操作される際に毎回リバース位置を通過することになる。しかし、その際の電磁切替バルブBによる切り替え駆動を防止することができるため、電磁切替バルブBによる不必要な切り替え駆動を大幅に抑制することができる。即ち、マニュアルのトランスミッションのものに比べて大きな効果を得ることができる。
(4)減圧制御部31によって、制御信号Lの入力に基づいて、電磁切替バルブBに切替電圧が予め設定された第1の時間だけ印加され、第1の時間の経過後であって制御信号Lが引き続き入力されている間は、切替電圧に替えて該切替電圧よりも低電圧の切替状態保持電圧が印加されるため、無駄な電力消費を抑えることができる。即ち、電磁切替バルブBは、流路の切替時に高電圧の切替電圧を必要とし、切替後は低電圧の切替状態保持電圧で流路の状態を保持できることから、上記実施形態では、切替後も高電圧の切替電圧を印加し続ける場合に比べて、低消費電力化を図ることができる。又、切替後も高電圧の切替電圧を印加し続けるものに比べて、電磁切替バルブB(励磁コイルC)の発熱を抑えることができる。その結果、例えば、採用する電磁切替バルブBの小型化及び低コスト化を図ることができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態の切替制御装置30は、車両が後進状態であることを示す電気信号が入力されてから予め設定された時間(確認時間)の間、電磁切替バルブBによる洗浄液の流路の切り替えを禁止する他の装置に変更してもよい。
例えば、図3に示すように、表示装置DSPを切替制御装置としてもよい。この例の表示装置DSPは、上記実施形態の切替制御装置30に置き換えて接続されている。又、この例では、前記トランジスタTr3のベース端子には抵抗R4を介して表示装置DSPが接続されている。そして、表示装置DSPは、画面に車載カメラ10が撮像した画像を表示させるとともにウォッシャスイッチとしてのカメラ洗浄用のタッチパネルスイッチTPSWを表示させ、該タッチパネルスイッチTPSWの操作に基づいて電磁切替バルブBによる切り替え駆動を許可するとともに電動ポンプ20(ポンプモータM2)を駆動する。詳しくは、表示装置DSPは、バックランプBLが点灯されると同時に車両が後進状態(後進可能な状態)であることを示す電気信号が入力され、その電気信号が入力されてから、僅かな時間が経つと画面に車載カメラ10が撮像した画像を表示させるとともにカメラ洗浄用のタッチパネルスイッチTPSWを表示させる。尚、この時点では、まだ電磁切替バルブBによる洗浄液の流路の切り替えを禁止すべく、前記Hレベルの制御信号Lを出力していない。そして、タッチパネルスイッチTPSWが操作される(触れられる)と、前記ウォッシャ信号W(Hレベルの信号)と共通とされたHレベルの制御信号Lを出力する。
このようにすると、必然的に、前記予め設定された時間(確認時間)は、表示装置DSPに車載カメラ10が撮像した画像が表示されるまでの時間以上に設定されることになり、この例では、前記予め設定された時間は、表示装置DSPに車載カメラ10が撮像した画像が表示されるまでの時間に設定されている。これにより、表示装置DSPに車載カメラ10が撮像した画像が表示されておらず車載カメラ10の撮像面の洗浄が必要か否かも認識できない状態での電磁切替バルブBによる切り替え駆動が禁止される。よって、電磁切替バルブBによる不必要な切り替え駆動を抑制することができる。
そして、例えば、車載カメラ10が撮像した画像が表示された表示装置DSPを見て撮像面が汚れていることを確認した際に、同表示装置DSPに表示されたカメラ洗浄用のタッチパネルスイッチTPSWを操作する(触れる)だけで、車載カメラ10のガラス窓10aの洗浄を行うことができる。これにより、ガラス窓10aを洗浄するための操作を簡単に(直感的に)行うことができる。尚、前記予め設定された時間は、表示装置DSPに車載カメラ10が撮像した画像が表示されるまでの時間よりも長く設定してもよく、例えば、画像が表示されてから更に僅かな時間が経つとタッチパネルスイッチTPSWを表示させるようにしてもよい。
又、この例では、ウォッシャ信号Wと制御信号Lとを共通の信号としたが、これに限定されず、例えば、表示装置DSPが画面に車載カメラ10が撮像した画像を表示させた後に、タッチパネルスイッチTPSWが操作されなくても制御信号Lを出力し、タッチパネルスイッチTPSWが操作されるとウォッシャ信号Wを出力するようにしてもよい。
・上記実施形態では、予め設定された時間(確認時間)を1秒未満とし、1秒が経過すると洗浄液の流路の切り替えの禁止を解除して電磁切替バルブBを駆動するようにしたが、予め設定された時間は、例えば、0.5秒未満や2秒未満等、他の時間に変更してもよい。
・上記実施形態では、洗浄液の流路をリア・ウォッシャノズルN1側とカメラ・ウォッシャノズルN2側とに切り替える電磁切替バルブBとしたが、洗浄液をフロントウィンドに噴射するためのウィンド洗浄ノズルとしてのフロント・ウォッシャノズル側とカメラ・ウォッシャノズルN2側とに切り替える電磁切替バルブBとして実施してもよい。
・上記実施形態の減圧制御部31を備えていない構成としてもよい。即ち、切替制御装置30を、タイマーTMを介さず抵抗R3を介してトランジスタTr2のベース端子に接続した構成としてもよい。
・上記実施形態では、オートマチックトランスミッションが採用された車両1としたが、これに限定されず、マニュアルのトランスミッションが採用された車両1において具体化してもよい。このようにしても、例えば、シフトレバー3を操作して、誤って短時間だけリバース位置に配置してしまった際でも電磁切替バルブBによる切り替え駆動が行われることを防止することができる。
上記実施の形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)前記ウィンド洗浄ノズルは、車両後部に配設されて前記車両のリアウィンドに前記洗浄液を噴射するリア・ウォッシャノズルであり、前記主配管は、前記電動ポンプと前記リア・ウォッシャノズルとの間の流路を構成することを特徴とする。
同構成によれば、洗浄液を貯留するタンクとそれを給送する電動ポンプが車両の前部に配設されている場合、リアウィンドに洗浄液を噴射するリア・ウォッシャノズルまで比較的長い配管が設置される。そして、この既設の配管を主配管として、その途中から切替弁装置及び分岐配管にてカメラ洗浄ノズルに接続した構成とされるため、分岐配管及び切替弁装置を備えていないもの(即ちタンクTから長い配管が並設されるもの)に比べて、配管の総長さを大幅に短くすることができる。
(ロ)前記車両が後進状態であることを示す電気信号は、前記車両のオートマチックトランスミッションのシフトレバーがリバース位置に操作されている状態で出力されるものであることを特徴とする。
同構成によれば、車両が後進状態であることを示す電気信号は、車両のオートマチックトランスミッションのシフトレバーがリバース位置に操作されている状態で出力されるものであるため、一般的にシフトレバーがパーキング位置からドライブ位置に操作される際に毎回リバース位置を通過することになる。しかし、その際の切替弁装置による切り替え駆動を防止することができるため、切替弁装置による不必要な切り替え駆動を大幅に抑制することができる。即ち、マニュアルのトランスミッションのものに比べて大きな効果を得ることができる。
1…車両、4…リアウィンド、8…主配管、8a…分岐配管、10…車載カメラ、10a…ガラス窓(撮像面)、20…電動ポンプ、30…切替制御装置、B…電磁切替バルブ(切替弁装置)、T…タンク、N1…リア・ウォッシャノズル(ウィンド洗浄ノズル)、N2…カメラ・ウォッシャノズル(カメラ洗浄ノズル)、DSP…表示装置(切替制御装置)、SW1…ウォッシャスイッチ、TPSW…タッチパネルスイッチ(ウォッシャスイッチ)。

Claims (2)

  1. 洗浄液を車両後部に配置された車載カメラの撮像面に向けて噴射するカメラ洗浄ノズルを備えた車載カメラ洗浄装置であって、
    タンクに貯留された洗浄液をフロントウィンド及びリアウィンドの少なくともいずれか一方に噴射するウィンド洗浄ノズルに給送する電動ポンプと、
    前記電動ポンプの駆動を指令するウォッシャスイッチと、
    前記電動ポンプと前記ウィンド洗浄ノズルとの間を接続する主配管から分岐し、前記主配管と前記カメラ洗浄ノズルとを接続する分岐配管と、
    前記主配管と前記分岐配管の分岐部分に設けられ、前記車両が後進状態であることを示す電気信号に応答して前記洗浄液の流路を前記ウィンド洗浄ノズルから前記カメラ洗浄ノズルに切り替え駆動される切替弁装置と、
    前記車両が後進状態であることを示す電気信号が入力されてから予め設定された時間の間、前記切替弁装置による前記洗浄液の流路の切り替えを禁止する切替制御装置と
    を備えており、
    前記電動ポンプは、前記ウォッシャスイッチからの前記電動ポンプの駆動の指令により駆動するものであり、
    前記切替制御装置は、前記車両が後進状態であることを示す電気信号が入力されてから前記予め設定された時間が経過すると前記洗浄液の流路の切り替えの禁止を解除して、前記ウォッシャスイッチからの前記電動ポンプの駆動の指令によらず前記予め設定された時間の経過をもって前記切替弁装置により前記洗浄液の流路を前記ウィンド洗浄ノズルから前記カメラ洗浄ノズルに切り替え駆動させることを特徴とする車載カメラ洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の車載カメラ洗浄装置において、
    前記車両が後進状態であることを示す電気信号の入力に基づいて前記車載カメラが撮像した画像を表示させる表示装置を備え、
    前記予め設定された時間は、前記表示装置に前記車載カメラが撮像した画像が表示されるまでの時間以上に設定されたことを特徴とする車載カメラ洗浄装置。
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