JP5916948B2 - エスカレーターのエンドレス手摺およびエスカレーター - Google Patents

エスカレーターのエンドレス手摺およびエスカレーター Download PDF

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Description

この発明は、エスカレーターのエンドレス手摺に関わり、特に、エンドレス手摺の接続部に使用されるあて布の形状に関するものである。
エスカレーターのエンドレス手摺は、あらかじめ押出し成形によってまとめて成形されたベルト状成形物をもとに製作される。ベルト状成形物は客先の指定長さに切断されてから、環状に接続されるため、エンドレス手摺には接続部が存在する。エンドレス手摺は、複合材料(帆布、熱可塑性樹脂など)で構成されている。エンドレス手摺の継ぎ目は熱可塑性樹脂部材を再溶着して、接続する。エンドレス手摺の接続部の強度を満たすためと、エンドレス手摺の裏側の継ぎ目を保護するために、一般的にあて布を接続部の帆布面に接着する。
エンドレス手摺の裏側に帆布面の全体を覆うように長方形形状のあて布を接着すると、剛性はエンドレス手摺の本体部と比較してエンドレス手摺の接続部が極端に高くなる。あて布の接着部の境界に局所的な剛性変化が生じるため、エンドレス手摺を曲げた際にあて布の接着部の境界に局部的に応力が集中する。その結果、エンドレス手摺の接続部において、あて布の剥離が生じ、そこを起点にして手摺本体に亀裂と破壊が進展する。
エンドレス手摺の接続部の寿命を伸ばすことを目標にした考案が数多く公開されている。そのひとつとして、ベルト基材の両端が突き合わせ接合されたベルト構造を有するエンドレスベルトが知られている。ベルト基材の両端はベルト周方向に対して斜め状に切断されている。これらの斜め部の鋭角端は丸味を有することを特徴とする(例えば特許文献1)。
特開平2−261942号公報
以上説明したようにエスカレーターのエンドレス手摺は、あらかじめ押出し成形によってまとめて成形されたベルト状成形物から製作される。ベルト状成形物を環状に接続するため、エンドレス手摺には接続部が存在する。エンドレス手摺の継ぎ目は熱可塑性樹脂部材を再溶着にて接続する。手摺裏側の帆布面は、接続部が剥き出しのままである。帆布の接続の補強と帆布面の継ぎ目の保護を目的に接続部を覆い隠すようにあて布を接着する。手摺裏側の帆布面全体を覆うように長方形形状のあて布を接着すると、エンドレス手摺の本体部と比較してエンドレス手摺の接続部の剛性が極端に高くなる。
あて布の接着部の境界に局所的な剛性変化が生じると、エンドレス手摺を曲げた時にあて布の接着部境界に局部的に応力が集中する。この結果、エンドレス手摺が手摺駆動時に駆動部を通過する際や、上昇方向から下降方向へターンする部分のR部を通過する際に、正曲げおよび逆曲げによって、接続部のあて布の接着部境界に応力が集中する。それが繰り返されることによってあて布の剥離が生じ、そこを起点に手摺本体の亀裂、破壊へと進展する。本発明は、突合せ接合のエンドレス手摺における接続部の剥れの防止技術を提供することを目的とする。
この発明に係るエスカレーターのエンドレス手摺は、相対向する第1の湾曲部および第2の湾曲部が平坦部を挟んで形成されていて、接続部にて継ぎ目が溶着されている熱可塑性樹脂部材と、熱可塑性樹脂部材の内側に接着され、平坦部、第1の湾曲部および第2の湾曲部を被覆する平織り布と、接続部の第1の湾曲部側に配置され、底部と末広部を有する第1のあて布と、接続部の第2の湾曲部側に配置され、底部と末広部を有する第2のあて布とを備えている。第1のあて布の末広部は第1の湾曲部の内側に平織り布の上から接着され、第2のあて布の末広部は第2の湾曲部の内側に平織り布の上から接着されているものである。
この発明によれば、エンドレス手摺の接続部の剛性が平坦部と比較して増加することを抑制できる。その結果、あて布の剥離を抑制でき、エンドレス手摺の接続部の寿命を伸ばす効果がある。
本発明の実施の形態によるエスカレーターの構成を示す全体構成図である。 本発明の実施の形態によるエンドレス手摺の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態によるエンドレス手摺の接続部を示す側面図である。 本発明の実施の形態1によるあて布の形状を示す展開図である。 本発明の実施の形態1によるエンドレス手摺の接続部を示す断面図である。 本発明の実施の形態1によるエンドレス手摺の接続部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1によるエンドレス手摺の接続部を示す上面図である。 本発明の実施の形態2によるあて布の形状を示す展開図である。 本発明の実施の形態2によるエンドレス手摺の接続部を示す上面図である。 本発明の実施の形態3によるあて布の形状を示す展開図である。 本発明の実施の形態3によるエンドレス手摺の接続部を示す断面図である。 本発明の実施の形態4によるあて布の形状を示す展開図である。
以下に本発明にかかるエスカレーターおよびエスカレーターのエンドレス手摺の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態によるエスカレーターの全景を示す構成図である。エスカレーター100は、エンドレス手摺10、機械室50、踏段51、主枠52、踏段駆動チェーン55、主軸56、駆動機57、パネル58などから構成されている。主枠52は隣接する上下階床間に架け渡されていて、エスカレーターの自重及び乗客荷重を支持する。主軸56の回転によって、複数個の踏段51が連続移動する。駆動機57は、エスカレーター100の機械室50に設けられている。駆動機57の駆動力は駆動チェーンによって主軸56に伝達される。踏段51は無端状に連結されている。主軸56の回動は踏段駆動チェーン55によって、踏段51に伝達される。エスカレーター100の乗客は昇降時にエンドレス手摺10を補助に使用する。パネル58は乗客の安全確保のために設けられている。
図2は、エスカレーターのエンドレス手摺の構成を示す断面図である。エンドレス手摺10は、あらかじめ押出し成形によって何百mかまとめて成形されたベルト状成形物から製作される。ベルト状成形物は客先の指定長さに切断され、環状にして接続される。エンドレス手摺10は、断面形状でみると、耳部(第1の湾曲部)4x、耳部(第2の湾曲部)4y、本体部(平坦部)9を有する。耳部4xと耳部4yは、本体部(平坦部)9を挟んで形成されていて、外に凸にして湾曲している。熱可塑性樹脂部材1の内側(裏側)は、木綿、麻を平織りにした厚地の布である帆布2で全周にわたって被覆されている。耳部4xと耳部4yは、相対向し、それぞれ上面4aを有する。耳部4は、あらかじめ成形された熱可塑性樹脂部材1と帆布2によって構成され、エンドレス手摺の形状に添わせるように成形されている。
図3は、エスカレーターのエンドレス手摺の接続部を示す側面図である。エンドレス手摺10の接続部は、熱可塑性樹脂部材1、帆布2、あて布3などから構成されている。エンドレス手摺10には必ず1箇所の接続部6が存在する。エンドレス手摺10はベルト状成形物を斜めに切断して突合せ接合しているため、その斜めの切り口(継ぎ目)6aを覆い隠すようにあて布3を耳部4の内側に配置している。切り口(継ぎ目)6aは熱可塑性樹脂部材1を再溶着にて接続する。接続部6の強度を満たすためと、手摺裏側の帆布面の継ぎ目を保護するために、あて布3をエンドレス手摺10の接続部6に接着する。
図4は、本発明の実施の形態1によるあて布の形状を示す展開図である。実施の形態1によるあて布3は末広部3aと底部3bを有する。末広部3aは、底部3bから上(開放側)に向かって末広がりの形状を有する。底部3bは台形の形状を有する。あて布3は耳部4の外側から耳部4の内面にかけてエンドレス手摺10の形状に添わせるように、帆布2へ接着される。あて布形状の角度をつけた部分7、すなわち末広部3aを、エンドレス手摺の耳部4の上面4aと耳部4の内面のR形状部分に沿うように配置し、帆布2の上から接着する。底部3bは、本体部(平坦部)9を被覆するように配置し、帆布2の上から接着する。底部3bは、耳部4の内面のR形状部分に沿うように配置してもよい。
図5は、エンドレス手摺の接続部を示す断面図である。耳部4は、あらかじめ成形された熱可塑性樹脂部材1と帆布2によって構成され、エンドレス手摺の形状に添わせるように成形されている。あて布3は耳部4の外側(上面4a)から耳部4の内面にかけてエンドレス手摺の形状に添わせるように、帆布2へ接着されている。あて布3はエンドレス手摺10の平面状の本体部9を連続して被覆することはなく、両端の耳部4xと耳部4yのそれぞれに接着する。すなわち、接続部6の耳部4x側にはあて布3xが配置されている。同様に、接続部6の耳部4y側にはあて布3yが配置されている。
エンドレス手摺の構造上、剛性は平面状の平坦部(本体部9)よりも両側の耳部4の方が高いため、あて布3はエンドレス手摺10の耳部4に接着する。エンドレス手摺が駆動部を通過する際や、上昇方向から下降方向へターンする部分のR部を通過する際に、正曲げおよび逆曲げに対してエンドレス手摺に応力が発生する。応力の分布は、本体部(平坦部)9よりも、両側の耳部4に発生する応力の方が高くなる。このことより、あて布をエンドレス手摺の平面状の本体部にまで連続しては設置しない。あて布3を両端の耳部4xと耳部4yに独立して接着することで、エンドレス手摺の接続部の強度を確保することができる。
図6はエンドレス手摺の接続部を示す斜視図である。図7はエンドレス手摺の接続部を示す上面図である。あて布3の接着箇所は、エンドレス手摺の本体部9を突き合わせたエンドレス手摺の接続部6の耳部4の継ぎ目を覆う位置に設置する。あて布形状の角度をつけた部分7が、エンドレス手摺の耳部4の上面4aと耳部4の内面のR形状部分に沿うように設置し、接着する。あて布3の寸法を最小に抑えるようにするため、切り口6aは、接続部6の中心からオフセットしたようになっている。
このように、エンドレス手摺の接続部6の耳部4の上面4aと耳部4の内面のR形状部分に接するあて布3の形状が角度をつけた部分7の形状となっていることで、エンドレス手摺の長手断面から見た帆布2へあて布3が接着されている面積が、長手方向に向かって徐々に変化するようになる。エンドレス手摺の剛性の変化も、あて布の接着部境界の横断面1箇所を起点に急激に変化するのではなく、長手方向に向かって徐々に変化させるこができる。
また、あて布を横断面両端部の各々の耳部4に分割して接着することで、エンドレス手摺の接続部6の突合せ部全体を覆うように接着したときと比較して、エンドレス手摺の接続部6に接着しているあて布3の面積を、少なくすることができる。本体部9と比較してエンドレス手摺の接続部6の剛性増加を抑制することができ、あて布の接着部境界におけるあて布に発生する応力も抑制することができる。その結果、エンドレス手摺の接続部6の寿命を延ばす効果がある。
エンドレス手摺の剛性と、エンドレス手摺を曲げた際に発生する応力には相関がある。エンドレス手摺の長手方向に向かっての剛性を徐々に変化させることによって、エンドレス手摺が駆動時に、駆動部を通過する際や、上昇方向から下降方向へターンする部分のR部を通過する際に、正曲げまたは逆曲げによる、あて布接着部の境界においてあて布3に発生する応力も、徐々に変化する。エンドレス手摺の接続部6のあて布接着部境界のあて布3に発生する応力を、徐々に変化させることで、あて布に発生する応力が分散するため、発生応力のピーク値を低減させ、局部的な応力集中を抑制することができる。その結果、あて布3の剥離を抑制でき、エンドレス手摺の接続部6の寿命を延ばす効果がある。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2によるあて布の形状を示す展開図である。図9はエンドレス手摺の接続部を示す上面図である。実施の形態2によるあて布3は角度をつけた部分7の鋭角端部8にR形状3cの加工を施している。耳部4の上面4aにR形状3cが来るように設置する。あて布形状の角度をつけた部分7、すなわち末広部3aを、エンドレス手摺の耳部4の上面と耳部4の内面のR形状部分に沿うように配置し、接着する。底部3bは、本体部(平坦部)9を被覆するように配置し、接着する。
鋭角端部8にR形状の裁断加工を施したことで、エンドレス手摺が駆動時に、駆動部を通過する際や、上昇方向から下降方向へターンする部分のR部を通過する際に、正曲げおよび逆曲げ時に発生する、鋭角端部への局所的な応力集中を緩和することができる。鋭角端部8が尖っていると、末端は接着面積がほとんどない。鋭角端部8にR形状の加工を施していない場合、接着面積が少ないため、あて布の剥離の起点になることが多い。鋭角端部8にR形状の加工を施すことで、鋭角端部8の接着面積を増やすことができ、あて布の剥離を抑制することができる。その結果、実施の形態1と同様、エンドレス手摺の接続部6の寿命を延ばす効果がある。
実施の形態3.
図10は、本発明の実施の形態3によるあて布の形状を示す展開図である。実施の形態3によるあて布3は、角度をつけた部分7の加工が施されている四辺形の形状を有する。あて布3において、対向する側辺7aと側辺7bは同じ方向に傾いている。対向する上辺7cと下辺7dは平行である。実施の形態1と同様に、あて布3はエンドレス手摺10の本体部9を突き合わせたエンドレス手摺の接続部6を覆う位置に設置する。上辺7cが耳部4の上面4aに配置される。四辺形の形状としては平行四辺形が望ましい。
あて布形状の角度をつけた部分7が、エンドレス手摺10の耳部4の上面と耳部4の内面のR形状部分に沿うように設置することで、エンドレス手摺の接続部6のあて布接着部境界のあて布3に発生する応力を、徐々に変化させることができる。発生応力のピーク値は低減し、局部的な応力集中が抑制される。
図11は、エンドレス手摺の接続部を示す断面図である。耳部4は、あらかじめ成形された熱可塑性樹脂部材1と帆布2によって構成され、エンドレス手摺の形状に添わせるように成形されている。あて布3は耳部4の外側(上面4a)から耳部4の内面にかけてエンドレス手摺の形状に添わせるように、帆布2へ接着されている。あて布3はエンドレス手摺10の平面状の本体部9には設置せず、両端の耳部4xと耳部4yのそれぞれに接着する。すなわち、接続部6の耳部4x側にはあて布3xが配置されている。同様に、接続部6の耳部4y側にはあて布3yが配置されている。
エンドレス手摺の構造上、剛性は平面状の平坦部(本体部9)よりも両側の耳部4の方が高いため、あて布3はエンドレス手摺10の耳部4に接着する。エンドレス手摺が駆動部を通過する際や、上昇方向から下降方向へターンする部分のR部を通過する際に、正曲げおよび逆曲げに対してエンドレス手摺に発生する応力の分布は、平坦部(本体部9)よりも、両側の耳部4に発生する応力の方が高くなる。このことより、あて布をエンドレス手摺の平面状の本体部にまで設置しない。あて布3を両端の耳部4xと耳部4yに分割して接着することで、エンドレス手摺の接続部の強度を確保することができる。
実施の形態4.
図12は、本発明の実施の形態4によるあて布形状を示す展開図である。実施の形態4によるあて布3にも、角度をつけた部分7の加工が施されている。角度をつけた部分7の鋭角端部8にはR形状3cの加工を施している。あて布3は耳部4の上面にR形状3cが来るように設置する(図9参照)。
実施の形態1と同様に、あて布3はエンドレス手摺10の本体部9を突き合わせたエンドレス手摺の接続部6を覆う位置に設置する。あて布形状の角度をつけた部分7が、エンドレス手摺の耳部4の上面と耳部4の内面のR形状部分に沿うように設置することで、エンドレス手摺の接続部6のあて布接着部境界においてあて布3に発生する応力を、徐々に変化させることができる。発生応力のピーク値は低減し、局部的な応力集中が抑制される。
鋭角端部8にR形状の加工を施したことで、エンドレス手摺が駆動時に駆動部を通過する際や、上昇方向から下降方向へターンする部分のR部を通過する際に、正曲げおよび逆曲げ時に発生する、鋭角端部への局所的な応力集中を緩和することができる。また、鋭角端部8にR形状の加工を施していない場合、接着面積が少ないため、あて布剥離の起点になることが考えられる。そのため、鋭角端部8にR形状の加工を施すことで、鋭角端部8の接着面積を増やすことができ、あて布の剥離をさらに抑制することができる。その結果、実施の形態1と同様、エンドレス手摺の接続部6の寿命を延ばす効果がある。
また、鋭角端部8にR形状の加工を施すことによって、実施の形態2同様、鋭角端部への局所的な応力集中を緩和し、鋭角端部8の接着面積を増やすことができ、あて布剥離を抑制することができる。その結果、実施の形態1と同様、エンドレス手摺の接続部6の寿命を延ばす効果がある。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 熱可塑性樹脂部材、2 帆布、3 あて布、3a 末広部、
3b 底部、4 耳部、6 接続部、7 角度をつけた部分、
8 鋭角端部、9 本体部、10 エンドレス手摺、50 機械室、
51 踏段、52 主枠、55 踏段駆動チェーン、56 主軸、
57 駆動機、58 パネル、100 エスカレーター。

Claims (6)

  1. 相対向する第1の湾曲部および第2の湾曲部が平坦部を挟んで形成されていて、接続部にて継ぎ目が溶着されている熱可塑性樹脂部材と、
    前記熱可塑性樹脂部材の内側に接着され、前記平坦部、前記第1の湾曲部および前記第2の湾曲部を被覆する平織り布と、
    前記接続部の第1の湾曲部側に配置され、底部と末広部を有する第1のあて布と、
    前記接続部の第2の湾曲部側に配置され、底部と末広部を有する第2のあて布とを備え、前記第1のあて布の末広部は前記第1の湾曲部の内側に前記平織り布の上から接着され、前記第2のあて布の末広部は前記第2の湾曲部の内側に前記平織り布の上から接着されているエスカレーターのエンドレス手摺。
  2. 前記第1のあて布の底部および前記第2のあて布の底部は、前記熱可塑性樹脂部材の平坦部に前記平織り布の上から接着されていることを特徴とする請求項1に記載のエスカレーターのエンドレス手摺。
  3. 前記第1のあて布の末広部および前記第2のあて布の末広部は鋭角な先端部分を有し、この鋭角な先端部分が円弧状に裁断されていることを特徴とする請求項2に記載のエスカレーターのエンドレス手摺。
  4. 相対向する第1の湾曲部および第2の湾曲部が平坦部を挟んで形成されていて、接続部にて継ぎ目が溶着されている熱可塑性樹脂部材と、
    前記熱可塑性樹脂部材の内側に接着され、前記平坦部、前記第1の湾曲部および前記第2の湾曲部を被覆する平織り布と、
    前記接続部の第1の湾曲部側に配置され、対向する側辺が同じ方向に傾いている四辺形状を有する第1のあて布と、
    前記接続部の第2の湾曲部側に配置され、対向する側辺が同じ方向に傾いている四辺形状を有する第2のあて布と、を備え、
    前記第1のあて布は前記第1の湾曲部の内側に前記平織り布の上から接着され、前記第2のあて布は前記第2の湾曲部の内側に前記平織り布の上から接着されているエスカレーターのエンドレス手摺。
  5. 前記第1のあて布および前記第2のあて布は前記四辺形状が鋭角な先端部分を有し、この鋭角な先端部分が円弧状に裁断されていることを特徴とする請求項4に記載のエスカレーターのエンドレス手摺。
  6. 機械室に設置されている駆動機と、
    無端状に連結されていて前記駆動機の回動に伴って昇降する踏段と、
    前記踏段の昇降と連動して回転する請求項1から5の何れか1項に記載のエスカレーターのエンドレス手摺とを備えているエスカレーター。
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