JP5901577B2 - エンジン駆動型作業機 - Google Patents

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本発明は、エンジン駆動型作業機に関する。
例えば、特許文献1に記載されるエンジン作業機は、ケーシングの内部にエンジン及び作業機を収容している。このケーシングは、エンジン及び発電機を支持するとともに、内側を防油堤構造とした架台と、エンジン及び作業機の周囲を囲む側壁と、エンジン及び作業機の上部を覆う天板とを備えている。そして、側壁の下端部は架台の外面で、架台の上面より下方に接合している。
特開2012−36800号公報
特許文献1に記載されるエンジン作業機は、ケーシングの排風口から排風室に浸入した雨水を、排風室の下部に設けられているカバーによって架台の外部に排水する構造であり、ラジエータへの給水時に漏れ出た冷却液も架台の外部に排水される。しかしながら、冷却液に含まれるクーラントは、不凍性を有するエチレングリコールを主成分とするものであって冷却液が架台の外部に排水されると環境汚染の原因となる。よって、冷却液が架台の外部に排水されることが回避可能な構造のケーシングであることが好ましい。
例えば、冷却液をケーシングの内部の受水容器(防油堤構造部)に溜め置く構造とすれば、冷却液が架台の外部に排水されることは回避される。しかしながら、ケーシングの内部に降り込んだ雨水が受水容器に流入すると、受水容器に溜まる雨水の水量が受水容器の容量を超えやすくなる。したがって、受水容器に溜め置かれた冷却液が雨水とともに受水容器から溢れ出てケーシングの外部に流出しやすくなる。したがって、ラジエータから漏洩する冷却液は受水容器に流入させ、ケーシング内に降り込んだ雨水は受水容器に流入させることなく排水可能であることが好ましい。
そこで、本発明は、ラジエータから漏出する冷却液と外部の液体の混合を防止可能で、優れたメンテナンス性を有するラジエータカバーが備わるエンジン駆動型作業機を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、作業機を駆動するエンジンが配設される機械室がケーシングの内部に形成され、前記エンジンを冷却した冷却液が大気に放熱する放熱面を有するラジエータと、前記ラジエータの前記放熱面以外を覆うラジエータカバーと、が前記機械室の外部に配設され、前記放熱面が、前記ラジエータカバーに形成されている開口部を介して前記機械室の外部に露出しているエンジン駆動型作業機とする。そして、前記ラジエータカバーは、前記開口部の周囲と前記ラジエータの間を封止するとともに、前記放熱面以外で前記ラジエータを前記機械室の外部から遮へいして、前記放熱面に向かって前記開口部を通過した液体の前記開口部の周囲と前記ラジエータの間への浸入を阻止し、前記ラジエータに形成される冷却液補充口から漏洩した前記冷却液の前記機械室の外部への流出を阻止することを特徴とする。
本発明によると、ラジエータの放熱面を露出するためにラジエータカバーに開口している開口部の周囲とラジエータの間が封止され、ラジエータカバーの開口部の周囲とラジエータの間への液体の浸入が阻止される。また、ラジエータに形成される冷却液補充口から漏洩した冷却液がラジエータカバーの開口部の周囲とラジエータの間を通ることはない。さらに、ラジエータの放熱面以外の部分が、ラジエータカバーによって、機械室の外部から遮へいされる。したがって、ラジエータカバーは、冷却液補充口から漏洩した冷却液が機械室の外部へ流出することを阻止可能であり、冷却液補充口から漏洩した冷却液と、雨水など外部の水分と、の混合を防止することができる。
また、本発明の前記ラジエータカバーは、前記開口部が開口している前面部と、前記前面部の周囲が折れ曲がった側面部と、からなる箱状に形成され、前記機械室と外部を仕切る仕切板に前記側面部の端部が封止部材を介して当接して当該仕切板と前記側面部の端部の間が封止され、前記前面部と前記仕切板の間に前記ラジエータが配設されていることを特徴とする。
本発明によると、前面部の周囲に側面部が形成される箱状に形成されるラジエータカバーとすることができる。そして、側面部の端部と、ラジエータが取り付けられる仕切板の間が封止され、前面部と仕切板の間に配設されるラジエータの周囲と機械室の外部との間が封止される。したがって、冷却液補充口から漏れ出た冷却液がラジエータの周囲に滞留しても、ラジエータカバーは、冷却液が機械室の外部へ流出することを阻止できる。
また、本発明の前記ラジエータは、前記冷却液補充口を有して上方に配置される上タンクと、下方に配置される下タンクと、の間に前記放熱面が形成される。そして、前記冷却液補充口から漏洩した前記冷却液が、前記ラジエータと前記側面部の間を通って流下して前記下タンクの下方に形成されている前記側面部上に滞留することを特徴とする。
本発明によると、冷却液補充口が上方の上タンクに備わるため、冷却液補充口から漏洩した冷却液を、封止されてないラジエータと側面部の間を通して下方に流下させることができる。ラジエータカバーの開口部の周囲とラジエータの間は封止されているので、冷却液補充口から漏洩した冷却液は開口部の周囲とラジエータの間に浸入することがなく、ラジエータカバーは、冷却液が機械室の外部へ流出することを阻止できる。
また、本発明の前記仕切板には、前記側面部上に滞留する前記冷却液を前記機械室に導入するための導入口が開口していることを特徴とする。
本発明によると、下タンクの下方に形成される側面部上に滞留している冷却液を、導入口を介して機械室に容易に導入することができる。したがって、冷却液補充口から漏れ出て下タンクよりも下方まで流下した冷却液を機械室に容易に導入でき、これによって、冷却液補充口から漏れ出た冷却液の機械室の外部への流出が阻止される。
また、本発明の前記ケーシングの内部には、前記エンジンに供給される燃料を貯留する燃料タンクが配設される燃料タンク室が形成され、前記燃料タンクは、漏洩した燃料を溜め置く受水容器に収容された状態で前記燃料タンク室に配設される。そして、前記機械室には、前記エンジンから漏洩する液状漏洩物を前記受水容器に流入させる排出機構が備わっていることを特徴とする。
本発明によると、冷却液が機械室に導入された場合、その冷却液を排出機構を介して受水容器に流入させることができる。受水容器は、燃料タンクから漏れ出た燃料などの液体漏洩物を溜め置くことが可能な容器であるため、受水容器に流入した冷却液も溜め置かれる。したがって、ラジエータの冷却液補充口から冷却液が漏れ出た場合であっても、その冷却液をエンジン駆動型作業機が配置される周囲環境に排出することなく溜め置くことができ、環境汚染を防止できる。
また、本発明は、前記ラジエータカバーに前記ラジエータが取り付けられてユニット化したラジエータ組立体が前記機械室の外部に取り付けられていることを特徴とする。
本発明によると、ラジエータとラジエータカバーは、ユニット化しているラジエータ組立体として機械室の外部に取り付けられる。このような構造であれば、ラジエータは、ラジエータ組立体としてラジエータカバーとともにエンジン駆動型作業機から取り外し可能となる。例えば、ラジエータカバーの開口部の周囲とラジエータの間を封止するシール部材が劣化したような場合でも、作業者は、ラジエータ組立体ごとエンジン駆動型作業機から取り外してシール部材を交換するなどの対応ができる。したがって、ラジエータのメンテナンス作業が容易でメンテナンス性に優れるエンジン駆動型作業機とすることができる。
本発明によると、ラジエータから漏出する冷却液と外部の液体の混合を防止可能で、優れたメンテナンス性を有するラジエータカバーが備わるエンジン駆動型作業機を提供できる。
エンジン駆動型作業機の構成を示す断面図である。 排風室の構成を示す図である。 ラジエータの構造を示す斜視図である。 ラジエータカバーの構造を示す斜視図である。 図4のsec1−sec1での断面図である。 ラジエータカバーにラジエータが取り付けられたラジエータ組立体を示す斜視図である。 図6のsec2−sec2での断面図である。 ラジエータ組立体がフロントフレーム仕切板に取り付けられた状態を示す断面図である。 ラジエータ組立体がフロントフレーム仕切板に取り付けられた状態でのラジエータを示す図である。 フロントフレーム仕切板に取り付けられたラジエータ組立体の周囲における液体の流れを示す断面図である。
以下、適宜図を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1はエンジン駆動型作業機の構成を示す断面図、図2は排風室の構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のエンジン駆動型作業機1は、各機器を収容するケーシング2の内部に、排風室2a、機械室2b、燃料タンク室2cが形成されている。燃料タンク室2cは、設置面の側(下方)に形成され、排風室2aと機械室2bは、燃料タンク室2cの上方に併設される。
なお、本実施形態のエンジン駆動型作業機1は、排風室2aの側を前方とし、排風室2a、機械室2bの順に前方から併設される。また、本実施形態のエンジン駆動型作業機1は、燃料タンク室2cの側を下方として上下方向が設定される。
機械室2bには、エンジン3と、エンジン3で駆動する作業機4(発電機、圧縮機、ポンプなど)と、が配設されている。また、燃料タンク室2cには、エンジン3に供給する燃料を貯留する燃料タンク5aと受水容器5bからなるタンク組立体5が配設されている。
排風室2aは、機械室2bと仕切板(フロントフレーム仕切板20)で仕切られてケーシング2の前方に形成され、ラジエータ10aを含んで構成されるラジエータ組立体10、マフラー30等が配設される。排風室2aは機械室2bの外部となる空間であり、フロントフレーム仕切板20は機械室2bと外部を仕切る仕切板になる。
なお、排風室2aの例えば前方に開閉扉40が備わる構成であってもよい。このような構成であれば、開閉扉40が開扉したとき、ラジエータ組立体10がケーシング2の外部に露出することになり、ラジエータ組立体10の着脱、および、ラジエータ10aのメンテナンスが容易になる。
図2に示すように、排風室2aは、機械室2bとフロントフレーム仕切板20で仕切られた前方に形成され、ラジエータ組立体10が収納されている。なお、前記したように、マフラー30が排風室2aに収容されていてもよい。
また、排風室2aには、タンク組立体5の燃料タンク5aへの燃料供給口となるフィラネック50が配管され、その端部(給油口)は、排風室2aの位置でケーシング2の外側に開放される。なお、タンク組立体5は、燃料タンク5aが受水容器5bに収容された構成であり、燃料タンク5aはタンクバンド5cで受水容器5bに固定される。このように、燃料タンク5aは受水容器5bに収容された状態で燃料タンク室2cに配設される。
受水容器5bは、内部に燃料等の液体を溜め置き可能に構成される容器であって防油堤構造となっている。燃料タンク5aが受水容器5bに収容される構成であれば、燃料が燃料タンク5aから漏出するような状況であっても、漏出した燃料を受水容器5bに溜め置くことができ、ケーシング2の外側への燃料の排出は阻止される。したがって、エンジン駆動型作業機1の周囲が燃料によって汚染されることが防止される。
ラジエータ10aは、エンジン3を冷却して自身が昇温した高温の冷却液を大気との熱交換で冷却する装置であり、排風室2aには、冷却液との熱交換で温度が上昇した大気を排気する排風口21が備わる。排風口21は、温度の高い大気を効果的に排出するため、排風室2aの天井部を形成するケーシング2が開口して形成される。このため、排風口21から排風室2aに雨水(破線で示すW1)が降り込むことがあり、排風室2aには、降り込んだ雨水W1を排水する排水機構が備わっている。
排水機構の構造は限定するものではないが、例えば、燃料タンク室2cの側(下方)に向かって傾斜する傾斜板22aが、タンク組立体5の受水容器5bよりも前方まで延設され、受水容器5bよりも前方で傾斜板22aに排水孔22bが開口している構成とする。排水機構がこのような構造であれば、傾斜板22aを流れた雨水W1が受水容器5bの前方で排水孔22bから落下するため、排風室2aに降り込んだ雨水W1は、受水容器5bに流入することなく排風室2aから排水される。
また、機械室2bと燃料タンク室2cの間に、排水孔24が開口する構成であってもよい。この場合、排水孔24は、受水容器5bの上方に形成されていることが好ましく、このような排水孔24が機械室2bに開口していると、例えばエンジン3から漏洩した燃料などの液体漏洩物(二点鎖線で示すW3)は、機械室2bから排水孔24を通って排水されて受水容器5bに流入する。このように、排水孔24は、エンジン3から漏洩する燃料等の液体漏洩物W3を受水容器5bに流入させる排出機構として機能する。
受水容器5bは、燃料を溜め置くことが可能な防油堤構造であり、流入した液体漏洩物W3も溜め置くことが可能である。また、受水容器5bに流入して溜め置かれる液体漏洩物W3は、例えば運搬用のタンク等に容易に移し替え可能であり、専用の処理設備まで運んで廃棄することが容易になる。したがって、液体漏洩物W3(漏洩燃料等)の廃棄が容易なエンジン駆動型作業機1になる。
また、排風室2aに収容されるラジエータ組立体10は、ラジエータ10aにラジエータカバー10bが取り付けられた構成であり、フロントフレーム仕切板20の排風室2a側に固定されて備わる。
そして、例えば、フロントフレーム仕切板20の機械室2b側には、冷却ファン12が取り付けられている。冷却ファン12は、ラジエータ10aに大気を送風するファンであり、ラジエータ10aを流れる冷却液は、冷却ファン12によって送風される大気と熱交換するように構成される。
なお、冷却ファン12の替わりにエンジンファン(図示せず)が備わる構成であってもよい。
図3はラジエータの構造を示す斜視図、図4はラジエータカバーの構造を示す斜視図、図5は図4のsec1−sec1での断面図である。
図3に示すように、ラジエータ10aは、上方に配設される上タンク11aから下方に配設される下タンク11bまで冷却液W2を流す管路(図示せず)が平面状に配管されて放熱面11が形成されている。この放熱面11には、冷却ファン12(図2参照)によって大気が送風され、管路を流れる冷却液W2と大気が熱交換するように構成される。このようにラジエータ10aにおいて、エンジン3(図2参照)を冷却して高温になった冷却液は放熱面11で大気に放熱する。
ラジエータ10aは、上タンク11aと下タンク11bのそれぞれに、ラジエータホースH1が接続される接続口13が形成されている。エンジン3(図1参照)を冷却して昇温した高温の冷却液W2は、接続口13から上タンク11aに流入し、下タンク11bまで管路(図示せず)を流れる間に放熱面11での大気との熱交換によって放熱し、温度が低下する。そして、温度が低下した冷却液W2は、下タンク11bの接続口13からラジエータホース(図示せず)を介してエンジン3に流入する。
上タンク11aと下タンク11bは、放熱面11の両側面に配置されるサイドブラケット15で連結される。そして、本実施形態のサイドブラケット15は、断面形状がコ字状を呈する。
図3に示すように、サイドブラケット15は、放熱面11の側面に沿って固定される底面部15aと、底面部15aから外方(放熱面11から離れる方向)に向かって起立する側壁部15bと、からなり、断面形状は、底面部15aの両端に側壁部15bが起立するコ字状を呈する。
また、上タンク11aには、冷却液W2を補充するための補充口(冷却液補充口14a)が備わり、冷却液補充口14aには、当該冷却液補充口14aを閉塞するラジエータキャップ14bが取り付けられる。冷却液補充口14aは、サイドブラケット15が配設されている両側面の位置の間の略中央に備わる。
また、上タンク11aには、ラジエータ10aの上方をラジエータカバー10b(図2参照)に固定するブラケット(上部固定ブラケット16a)を取り付ける上部取付軸17aが上方に向かって延設されている。上部取付軸17aは、冷却液補充口14aを挟んで2つ設けられている。
同様に、下タンク11bには、ラジエータ10aの下方をラジエータカバー10bに固定するブラケット(下部固定ブラケット16b)を取り付ける下部取付軸17bが下方に向かって延設されている。下部取付軸17bは、サイドブラケット15が配設されている両側面の中央の位置を挟んで2つ設けられている。
上部固定ブラケット16aは、放熱面11と略平行になる前面16a1と、その面に対して略直角に曲がる取付面16a2とからなる側面視がL字型のブラケットであり、前面16a1にはねじ孔16a3が形成されている。
また、上部固定ブラケット16aは、弾性部材であるマウントゴム(上部マウントゴム18a)を介して上部取付軸17aに取り付けられる。
上部マウントゴム18aは中空の略円筒状を呈し、その中心部分に上部取付軸17aが挿入されるように構成される。また、上部マウントゴム18aは、その外周部に、外方に広がるフランジ部18a1が形成される。
そして、フランジ部18a1の上方にブラケット挿入部18a2が形成され、このブラケット挿入部18a2が、上部固定ブラケット16aの取付面16a2に形成される挿入孔16a4に挿入可能に構成される。
上部マウントゴム18aおよび上部固定ブラケット16aは、2つの上部取付軸17aのそれぞれに1つづつ取り付けられる。
下部固定ブラケット16bは、放熱面11と略平行になる前面16b1と、その面に対して略直角に曲がる取付面16b2とからなる側面視がL字型のブラケットであり、前面16b1にはねじ孔16b3が形成されている。
また、2つの下部取付軸17bに1つの下部固定ブラケット16bが取り付けられる構造であり、前面16b1には、2つのねじ孔16b3が形成されていることが好ましい。
下部固定ブラケット16bは、弾性部材であるマウントゴム(下部マウントゴム18b)を介して下部取付軸17bに取り付けられる。
下部マウントゴム18bは、例えば、上部マウントゴム18aが上下方向に反転した形状を呈し、フランジ部18b1の下方にブラケット挿入部18b2が形成される。そして、ブラケット挿入部18b2が、下部固定ブラケット16bの取付面16b2に形成される挿入孔16b4に挿入されるように構成される。なお、下部固定ブラケット16bの取付面16b2には、下部取付軸17bの位置に対応して2つの挿入孔16b4が形成されていることが好ましい。
本実施形態のラジエータ10aは、図3に示すように構成され、図4,5に示すラジエータカバー10bにラジエータ10aが取り付けられてラジエータ組立体10(図2参照)を構成する。
図4,5に示すように、ラジエータカバー10bは、フロントフレーム仕切板20(図2参照)に取り付けられたときに前方を向く前面部60の周囲が折り曲げられて側面部61が四方に形成された箱状を呈し、その箱状の内側にラジエータ10a(図3参照)を収容するように構成される。以下、ラジエータ10aが収容される側をラジエータカバー10bの内側とする。
また、ラジエータカバー10bは、前面部60に開口部60aが形成され、ラジエータ10aが取り付けられたときに、放熱面11(図3参照)が開口部60aを介してラジエータカバー10bの外側に露出するように構成されている。
さらに、ラジエータカバー10bの上部には、収容されたラジエータ10aの冷却液補充口14a(図3参照)の位置に開口部61aが開口し、その開口部61aは、着脱可能なラジエータキャップカバー62で閉塞される。そして、ラジエータ10a(図3参照)がラジエータカバー10bに取り付けられたとき、冷却液補充口14aが開口部61aを介してラジエータカバー10bの外部に開放されるように構成される。なお、ラジエータキャップカバー62は、ねじ止め等によってラジエータカバー10bに固定される構成とすればよい。また、ラジエータカバー10bは開口部61aの側を上方とし、前面部60の側を前方とする。
ラジエータカバー10bの上部には防音板63が取り付けられる。防音板63は、開口部60aの上方において前面部60からラジエータカバー10bの外側前方に向かってひさし状に張り出すように備わる。
防音板63は、ラジエータカバー10bの前面部60に沿うように形成される基部63aと、基部63aから下方に傾斜するように張り出す庇部63bと、庇部63bの先端から下方に折れ曲がる先端部63cと、からなる。また、庇部63bの両側端には、基部63aの側に折れ曲がった取付面63dが形成されている。
さらに、ラジエータカバー10bの前面部60は、防音板63が取り付けられる位置で側面部61と反対側に起立する固定部60bを有する。固定部60bは、防音板63の取付面63dに対応して2つ形成され、固定部60bと防音板63の取付面63dが互いに重なりあうように構成される。
そして、重なり合った固定部60bと取付面63dがねじ部材B1で締結固定されるように構成される。さらに、固定部60bと取付面63dが締結固定されたときに、防音板63の基部63aがラジエータカバー10bの前面部60に面接触する構成であることが好ましい。このように、防音板63は、取付面63dがラジエータカバー10bの固定部60bに締結固定されて取り付けられる。なお、取付面63dが固定部60bに溶接やロウ付けで固定される構成であってもよい。
さらに、防音板63の基部63aとラジエータカバー10bの前面部60との間に、弾性部材からなるシール部材64が備わる構成が好ましい。このシール部材64は、防音板63がラジエータカバー10bに取り付けられたときに、面接触する基部63aと前面部60の間で押圧され、基部63aと前面部60の間を液密に密封する構成であることが好ましい。例えば、基部63aにシール部材64が貼着されている構成とすれば、ラジエータカバー10bの固定部60bに防音板63の取付面63dが締結固定されたときに、基部63aと前面部60の間がシール部材64で密封される。
ラジエータカバー10bに防音板63が備わることによって、冷却ファン12(図2参照)で送風される大気が、ラジエータカバー10bが取り付けられるラジエータ10aの放熱面11(図3参照)を通過するときの騒音(風切音)が軽減される。
また、ラジエータカバー10bの内側には、前面部60から側面部61が起立する側に向かって延設される脚部65が備わる。脚部65は、前面部60の4つの角部に、前面部60からの高さが、側面部61の高さよりも高く形成される。また、脚部65は、前面部60と反対側の端部に当該前面部60と略平行な取付面65aが形成される。脚部65は、前面部60から側面部61の側に延設される板金部材の端部が前面部60と略平行に側面部61の側に折れ曲がって取付面65aが形成される。
このように形成される脚部65は、ラジエータ組立体10(図1参照)がフロントフレーム仕切板20(図1参照)に取り付けられるときの取付部となる。
なお、脚部65は、前面部60側の端部が折れ曲がって固定面65bが形成され、この固定面65bが前面部60に面接触して固定(溶接等)される構成であってもよい。そして、前面部60、取付面65a、固定面65bには、ラジエータカバー10bをフロントフレーム仕切板20(図1参照)に固定するねじ部材S2が貫通する貫通孔SHが形成されていることが好ましい。また、ラジエータ組立体10(図1参照)がフロントフレーム仕切板20に取り付けられたときに、取付面65aがラジエータカバー10bからはみ出さない構成であることが好ましい。
なお、図4,5に示す符号66は受水部である。受水部66は、断面形状がL字形を呈し、ラジエータカバー10bの内側に、前面部60に固定されて取り付けられる。受水部66は、前面部60から側面部61の側に向かって広がる底部66aと、底部66aの端部が上方に向かって折り曲げられる側部66bと、からなり、前面部60と底部66aの間に水が滞留するように構成される。
受水部66の側部66bは、ラジエータカバー10bにラジエータ10a(図3参照)が取り付けられたとき、下タンク11b(図3参照)に面接触するように構成され、下タンク11bとの間を封止するシール部材(下部シール部材67b)が、ラジエータ10a側に貼着等によって取り付けられている。受水部66の詳細は後記する。
なお、受水部66の側部66bと下タンク11bの間で下部シール部材67bが強く押圧されて、側部66bと下タンク11bの間が液密に密封される構成であってもよい。
また、符号60cは排水口である。排水口60cは、底部66aの位置に開口し(詳細には、底部66aと段差なく開口し)、底部66aに滞留する水を排水可能に構成される。
図6は、ラジエータカバーにラジエータが取り付けられたラジエータ組立体を示す斜視図である。
図6に示すように、ラジエータ10aは、上部固定ブラケット16aと下部固定ブラケット16bがラジエータカバー10bに固定されて取り付けられる。例えば、上部固定ブラケット16aの前面16a1に形成されるねじ孔16a3と、下部固定ブラケット16bの前面16b1に形成されるねじ孔16b3と、にそれぞれ螺合するねじ部材S1で、上部固定ブラケット16aと下部固定ブラケット16bがラジエータカバー10bの前面部60に締結固定される。このため、図示はしないが、ラジエータカバー10bの前面部60には、ねじ部材S1が挿通する取付孔が形成されていることが好ましい。
または、ステンレス製等のねじ部材S1(または同等品)がラジエータカバー10bの内側に溶接等で取り付けられる構成であってもよい。そして、このねじ部材S1が、上部固定ブラケット16aのねじ孔16a3および下部固定ブラケット16bのねじ孔16b3に挿通され、上部固定ブラケット16aと下部固定ブラケット16bがナット等でねじ部材S1に締結固定される構成であってもよい。
また、ラジエータ10aの放熱面11と、ラジエータカバー10bの開口部60aと、が同じ位置になることが好ましく、この構成によって、ラジエータ10aの放熱面11が開口部60aを通してラジエータカバー10bの外側に露出する。
また、ラジエータカバー10bの受水部66は、ラジエータカバー10bに取り付けられたラジエータ10aの放熱面11より下方となる位置に備わっている。さらに、受水部66は、放熱面11の幅方向の全域に亘って形成され、側部66bが、ラジエータ10aの下タンク11bに下部シール部材67bを介して面接触する構成であることが好ましい。なお、ラジエータ組立体10の幅方向は、上下方向および前後方向と直交する方向とする。
また、ラジエータカバー10bの前面部60の内側(ラジエータ10aを収容する側)には、取り付けられたラジエータ10aの上タンク11aと対面する位置に、幅方向に長い帯状の上部シール部材67aが予め貼着され、上部シール部材67aと上タンク11aが密着する構成であることが好ましい。さらに、ラジエータカバー10bの前面部60には、取り付けられたラジエータ10aのサイドブラケット15の側壁部15bと対面する位置に、上下方向に長い帯状の側部シール部材67c(網目部で示す)が予め貼着され、側部シール部材67cと側壁部15bが密着する構成であることが好ましい。
なお、図6において、上タンク11aに二点鎖線で示す領域は上部シール部材67aが密着する範囲を示し、下タンク11bに二点鎖線で示す領域は下部シール部材67bが密着する領域を示す。このように、上タンク11aに上部シール部材67aが密着する領域と、側部シール部材67cが配置される領域が隙間なく配置されることが好ましい。また、下タンク11bに下部シール部材67bが密着する領域と、側部シール部材67cが配置される領域が隙間なく配置されることが好ましい。
ラジエータカバー10bがこのような構成であると、ラジエータ10aが取り付けられたとき、開口部60aの上方は、前面部60とラジエータ10a(上タンク11a)の間に上部シール部材67aが密着し、開口部60aの側方は、前面部60とラジエータ10a(サイドブラケット15の側壁部15b)の間に側部シール部材67cが密着する。また、開口部60aの下方は、受水部66の側部66bとラジエータ10a(下タンク11b)の間に下部シール部材67bが密着する。つまり、ラジエータカバー10bの開口部60aの周囲とラジエータ10aの間は、全てシール部材(上部シール部材67a,下部シール部材67b,側部シール部材67c)が密着する。そして、このような構成によって、開口部60aの周囲は、ラジエータカバー10bとラジエータ10aの間が封止される。
なお、開口部60aの周囲とラジエータ10aの間で全てのシール部材(上部シール部材67a,下部シール部材67b,側部シール部材67c)が強く押圧されて、開口部60aの周囲とラジエータ10aの間が液密に密封される構成であってもよい。
したがって、開口部60aから、ラジエータ10aの放熱面11とラジエータカバー10bの間に浸入した水(雨水W1等)は、ラジエータカバー10bの前面部60とラジエータ10aの間に浸入せず、下方に形成される受水部66(底部66a)に落下して滞留する。さらに、受水部66(底部66a)に滞留する水は、前面部60に開口する排水口60cを通ってラジエータカバー10bの外側に排水される。
図7は図6のsec2−sec2での断面図である。
図7に示すように、ラジエータカバー10bの側面部61の端部には、封止部材(端部シール部材80)が装着される。端部シール部材80は、側面部61の端部を挟持可能な固定部80aと、固定部80aに形成されるシール部80bが帯状に連続成形される長尺の部材である。固定部80aは、二股形状の間に進入する側面部61を爪状部で挟持する構造である。また、シール部80bは、ゴムなどの弾性部材を素材とし、側面部61が固定部80aに進入する方向に弾性変形可能で、シール部80bを固定部80aの側に押圧する部材に密着するように構成されている。
端部シール部材80は、前面部60の周囲に形成される側面部61の全周に亘って取り付けられる。なお、図4に示すように、ラジエータカバー10bの前面部60が八角形に構成されることにより、角部において側面部61に沿って屈曲する端部シール部材80の急激な屈曲が回避され、端部シール部材80が無理なく側面部61に装着可能となる。
また、サイドブラケット15の側壁部15bの端部にも封止部材(横型シール部材82)が装着される。横型シール部材82は、側壁部15bを挟持可能な固定部82aと、固定部82aに形成されるシール部82bが帯状に連続成形される長尺の部材である。固定部82aは、二股形状の間に進入する側壁部15bを爪状部で挟持する構造である。また、シール部82bは、ゴムなどの弾性部材を素材とし、側壁部15bが固定部82aに進入する方向と略直交する方向に弾性変形可能で、シール部82bをサイドブラケット15の側壁部15bの側に押圧する部材に密着するように構成されている。
なお、横型シール部材82は、前面部60から離れた側の側壁部15b(ラジエータ組立体10(図2参照)がフロントフレーム仕切板20(図2参照)に取り付けられたときにフロントフレーム仕切板20側になる側壁部15b)に取り付けられている。また、横型シール部材82は、放熱面11(図6参照)を挟んだ両側に配置される2つのサイドブラケット15の両方に配設されている。
なお、端部シール部材80および横型シール部材82のような形状の封止部材は、いずれも市販されているものもあり、本実施形態では市販品をそのまま利用することも可能である。
図8はラジエータ組立体がフロントフレーム仕切板に取り付けられた状態を示す断面図であり、図9はラジエータ組立体がフロントフレーム仕切板に取り付けられた状態でのラジエータを示す図である。
図8に示すように、ラジエータ組立体10は、ラジエータカバー10bの脚部65に形成される取付面65aがフロントフレーム仕切板20に当接した状態で、当該取付面65aがフロントフレーム仕切板20に固定されることによってフロントフレーム仕切板20に取り付けられる。
取付面65aがフロントフレーム仕切板20に固定される方法は限定されるものではなく、例えば、排風室2aの側からラジエータカバー10bを貫通するように取り付けられるねじ部材S2で締結固定される構成とすればよい。このため、ラジエータカバー10bと、脚部65の取付面65aと固定面65bと、に形成される貫通孔SH(図4参照)のほか、フロントフレーム仕切板20にも、ねじ部材S2が貫通する貫通孔SHが形成されていることが好ましい。また、フロントフレーム仕切板20の機械室2b側には、貫通孔SHの位置に、ねじ部材S2が螺合するナット部材N2が固着されていることが好ましい。
なお、取付面65aがフロントフレーム仕切板20側からねじ部材S2で締結固定される構成であってもよい。この場合、フロントフレーム仕切板20に、ねじ部材S2が貫通する取付孔(図示せず)が形成され、取付面65aに、ねじ部材S2が螺合するねじ孔(図示せず)が加工されている構成であればよい。
このように、本実施形態のエンジン駆動型作業機1(図1参照)は、ラジエータカバー10bの前面部60とフロントフレーム仕切板20の間にラジエータ10aが配設される。そして、ラジエータ10aの周囲に前面部60と側面部61が配置されて、ラジエータ10aの周囲にラジエータカバー10bが配設される。
また、前記したように、脚部65は、前面部60からの高さが、側面部61の高さよりも高く形成されるため、脚部65の取付面65aがフロントフレーム仕切板20に固定されたとき、側面部61とフロントフレーム仕切板20の間に間隙が形成される。しかしながら、側面部61に取り付けられる端部シール部材80のシール部80bが、側面部61とフロントフレーム仕切板20の間に生じる間隙よりも高く形成されていれば、フロントフレーム仕切板20に脚部65が固定されたとき、フロントフレーム仕切板20によって端部シール部材80のシール部80bが押圧されて変形する。そして、端部シール部材80のシール部80bがフロントフレーム仕切板20に密着し、ラジエータカバー10bの側面部61とフロントフレーム仕切板20の間が封止される。また、端部シール部材80は、側面部61の全周に亘って配設されるため、図8に示す網目の領域は、端部シール部材80が配設される領域になる。このように、ラジエータカバー10bの側面部61とフロントフレーム仕切板20の間は、全周に亘って端部シール部材80で封止される。そして、ラジエータ10aは、ラジエータカバー10bの前面部60と側面部61で覆われて排風室2aに配設される。
なお、ラジエータカバー10bの側面部61とフロントフレーム仕切板20の間で端部シール部材80のシール部80bが強く押圧されて、側面部61とフロントフレーム仕切板20の間が液密に密封される構成であってもよい。
また、図9に示すように、ラジエータ10aの放熱面11は、ラジエータカバー10bの開口部60aを介して排風室2aに露出する。つまり、ラジエータ10aとラジエータカバー10bは機械室2bの外部に配設され、ラジエータ10aの放熱面11は、開口部60aを介して機械室2bの外部に露出している。そして、ラジエータ10aは、放熱面11以外がラジエータカバー10bで覆われる。
そして、前記したように、開口部60aの周囲は、ラジエータカバー10bとラジエータ10aの間が封止される(または、液密に密封される)。さらに、図8に示すように、ラジエータカバー10bの側面部61とフロントフレーム仕切板20の間が全周に亘って端部シール部材80で封止される(または、液密に密封される)。このような構成によって、ラジエータ10aの放熱面11以外は、ラジエータカバー10bによって排風室2aから液密に遮へいされる。
また、ラジエータ10aの上タンク11aおよび下タンク11bと、フロントフレーム仕切板20の間がシール部材83によって封止される構成であることが好ましい。例えば、フロントフレーム仕切板20において、上タンク11aおよび下タンク11bの位置に、帯状に長いシール部材83が貼着等によって取り付けられ、上タンク11aおよび下タンク11bの幅方向の全域に亘ってシール部材83が配設されている構成とすればよい。このような構成であれば、ラジエータ組立体10がフロントフレーム仕切板20に取り付けられたとき、上タンク11aおよび下タンク11bと、フロントフレーム仕切板20の間がシール部材83によって封止される。
なお、上タンク11aおよび下タンク11bと、フロントフレーム仕切板20の間でシール部材83が強く押圧されて、上タンク11aおよび下タンク11bとフロントフレーム仕切板20の間が液密に密封される構成であってもよい。
また、図7に示すように、ラジエータ10aのサイドブラケット15には、フロントフレーム仕切板20側の側壁部15bに横型シール部材82が取り付けられている。
したがって、取り付けられる横型シール部材82のシール部82bが、側壁部15bとフロントフレーム仕切板20の間に生じる間隙よりも高く形成されていれば、ラジエータ組立体10がフロントフレーム仕切板20に取り付けられたとき、フロントフレーム仕切板20によって横型シール部材82のシール部82bが押圧されて変形する。そして、フロントフレーム仕切板20に横型シール部材82のシール部82bが密着し、フロントフレーム仕切板20とラジエータ10a(サイドブラケット15の側壁部15b)の間が封止される。
なお、ラジエータ10aのサイドブラケット15とフロントフレーム仕切板20の間で横型シール部材82のシール部82aが強く押圧されて、フロントフレーム仕切板20とサイドブラケット15の側壁部15bの間が液密に密封される構成であってもよい。
また、横型シール部材82は、サイドブラケット15の上下方向の全長に亘って配設されるため、図9における網目で示す領域で、フロントフレーム仕切板20とサイドブラケット15の側壁部15bの間が封止される(または、液密に密封される)。
さらに、サイドブラケット15の上下では、上タンク11aとフロントフレーム仕切板20の間、および下タンク11bとフロントフレーム仕切板20の間がシール部材83によって封止されるため(または、液密に密封されるため)、横型シール部材82とシール部材83に囲まれた領域の周囲が封止される。
このように、本実施形態のエンジン駆動型作業機1(図1参照)に備わるラジエータ10a(図2参照)は、図6に示すようにラジエータカバー10bに取り付けられてユニット化されたラジエータ組立体10として排風室2a(図1参照)に取り付けられる。また、図8に示すように、ラジエータ組立体10は、脚部65の取付面65aがフロントフレーム仕切板20に、排風室2aの側から挿通されるねじ部材S2で締結固定されて排風室2aに取り付けられる。したがって、例えば、ラジエータ10aをメンテナンスする作業者は、ラジエータ10aをラジエータ組立体10ごと排風室2aから取り出すことが可能である。また、作業者は、脚部65とフロントフレーム仕切板20の締結固定を解除するという容易な作業でラジエータ組立体10をフロントフレーム仕切板20から取り外すことが可能である。したがって、作業者にとって、ラジエータ10aを含むラジエータ組立体10のメンテナンス作業が容易になり、メンテナンス性の優れたエンジン駆動型作業機1の提供が可能となる。
図10は、フロントフレーム仕切板に取り付けられたラジエータ組立体の周囲における液体の流れを示す断面図である。
図10に示すように、フロントフレーム仕切板20に取り付けられたラジエータ組立体10は排風室2aに収容される。したがって、排風室2aの天井部に開口する排風口21から降り込んだ雨水W1が、ラジエータ10aの放熱面11に向かって開口部60aを通過し、ラジエータカバー10bの内部に降り注ぐ場合がある。しかしながら、ラジエータカバー10bの開口部60aの周囲とラジエータ10aの間がシール部材(上部シール部材67a,下部シール部材67b,側部シール部材67c(図6参照))で封止されているため(または、液密に密封されているため)、開口部60aからラジエータカバー10bの内部に入り込んだ雨水W1は受水部66に流れ込む。
さらに、受水部66に流れ込んだ雨水W1は、排水口60cを通過してラジエータカバー10bの外部に排出されて排風室2aに流れ込む。このように、排風室2aからラジエータ10aの放熱面11に向かって開口部60aを通過する雨水W1(液体)は、受水部66、排水口60cを通って排風室2aに戻る。したがって、ラジエータ10aの放熱面11に向かって開口部60aを通過する雨水W1(液体)が機械室2bへ浸入することは阻止される。
そして、排風室2aに流れ込んだ雨水W1は、排水機構を構成する傾斜板22aを排水孔22bまで流れ、受水容器5bに流れ込むことなくケーシング2の外部に排水される。
なお、本実施形態のラジエータカバー10bには、前面部60に向かって張り出すように防音板63が備わっているため、排風口21から降り込んだ雨水W1の一部をラジエータカバー10bの内部に入れることなく排風室2aに流し込み、排水機構を介してケーシング2の外部に排水できる。つまり、騒音軽減のために備わっている防音板63が、雨水W1のラジエータカバー10b内部への浸入を阻止する機能も兼ね備えている。
また、冷却液W2の補充時等に冷却液補充口14aから漏れ出た冷却液W2は上タンク11aに沿って流れる。しかしながら、上タンク11aとラジエータカバー10bの前面部60の間は上部シール部材67aによって封止されている(または、液密に密封されている)。また、上タンク11aとフロントフレーム仕切板20の間は、シール部材83によって封止されている(または、液密に密封されている)。このため、冷却液補充口14aから漏れ出た冷却液W2は、上タンク11aと前面部60の間、および上タンク11aとフロントフレーム仕切板20の間に浸入せず、開口部60aの周囲とラジエータ10aの間を通って開口部60aから排風室2aに流出することはない。そして、冷却液補充口14aから漏れ出た冷却液W2は、上タンク11aに沿ってラジエータカバー10bの側面部61の側に流れる。
側面部61と上タンク11aの間は封止されていないため、冷却液W2は側面部61と上タンク11aの間に流れ込む。側面部61の側において上タンク11aの下方(下タンク11bとの間)には、断面形状がコ字状のサイドブラケット15が備わっているため、上タンク11aと側面部61の間に流れ込んだ冷却液W2はサイドブラケット15を流路として下タンク11bまで流下する。
下タンク11bとラジエータカバー10bの前面部60の間は、下部シール部材67bによって封止されている(または、液密に密封されている)。また、下タンク11bとフロントフレーム仕切板20の間は、シール部材83によって封止されている(または、液密に密封されている)。よって、下タンク11bまで流下した冷却液W2は、下タンク11bと前面部60の間、および下タンク11bとフロントフレーム仕切板20の間に流れ込むことができない。そこで、下タンク11bまで流下した冷却液W2はラジエータカバー10bの側面部61の側に流れる。側面部61と下タンク11bの間は封止されていないため、冷却液W2は側面部61と下タンク11bの間に流れ込みラジエータカバー10bの内側に落下する。
ラジエータカバー10b(側面部61)とフロントフレーム仕切板20の間は、端部シール部材80のシール部80bによって封止されているため(または、液密に密封されているため)、ラジエータカバー10bの内側に落下した冷却液W2は、ラジエータカバー10bの側面部61とフロントフレーム仕切板20の間を通ることができず、冷却液W2はラジエータカバー10bの内側に滞留する。つまり、冷却液補充口14aから漏洩した冷却液W2は、下タンク11bの下方に形成されている側面部61の上に滞留する。
このように、ラジエータ10aの冷却液補充口14aから漏洩した冷却液W2は、排風室2aへの流入が阻止されて、ラジエータカバー10bの内側で側面部61の上に滞留する。
また、ラジエータカバー10bの内側で側面部61の上に滞留する冷却液W2が、フロントフレーム仕切板20に開口する導入口20aを通って機械室2bに流れ込むように構成されていてもよい。このような導入口20aは、フロントフレーム仕切板20にラジエータ組立体10が取り付けられたときにラジエータカバー10bの内側になる位置に形成されていることが好ましい。このような構成によって、ラジエータカバー10bの内側(下タンク11bの下方に形成されている側面部61の上)に滞留する冷却液W2の一部を効果的に機械室2bに流し込むことができる。
機械室2bには、エンジン3から漏れ出す燃料等の液体漏洩物W3(図2参照)を排水して受水容器5bに溜めるための排水孔24が開口している。したがって、機械室2bに流れ込んだ冷却液W2は、排水孔24を通って受水容器5bに流入する。前記したように、受水容器5bは、液体漏洩物W3を溜め置くことが可能な防油堤構造であり、流入した冷却液W2も受水容器5bに溜め置かれる。したがって、冷却液W2のケーシング2の外部への流出が阻止され、エンジン駆動型作業機1(図1参照)が配置される周囲環境の汚染が防止される。
図10に示すように、排風室2aに降り込んだ雨水W1(外部の水分)は、放熱面11に向かって開口部60aを通過しても排水口60cから排風室2aに戻される。一方、冷却液補充口14aから漏洩した冷却液は、排風室2aに流れ込むことがラジエータカバー10bによって阻止される。したがって、本実施形態のラジエータカバー10bは、ラジエータ10aから漏洩する冷却液W2と、雨水W1等の外部の水分と、の混合を防止することができ、エンジン駆動型作業機1(図1参照)が配置される周囲環境の汚染を防止できる。
以上のように、本実施形態のエンジン駆動型作業機1(図1参照)は、図10に示すように、ラジエータ組立体10が配設される排風室2aに降り込んだ雨水W1を受水容器5bに流入させることなく排水できる。
また、ラジエータ10aの冷却液補充口14aから漏れ出た冷却液W2は、ケーシング2の外部に流出することなく、ラジエータカバー10bの内側や受水容器5bに溜め置くことができる。冷却液W2には、クーラントなど、環境汚染の要因となる物質が含まれるため、ケーシング2の外部に流出すると、エンジン駆動型作業機1の周囲が汚染される。しかしながら、冷却液W2をラジエータカバー10bの内側や受水容器5bに溜め置くことによってエンジン駆動型作業機1の周囲の汚染を軽減できる。
また、本実施形態のエンジン駆動型作業機1(図1参照)は、環境汚染の要因とならない雨水W1を受水容器5bに流入させることなくケーシング2の外部に排水できる。雨水W1が受水容器5bに流入すると、滞留物が受水容器5bの容量を超えるオーバーフローが発生しやすくなり、受水容器5bに溜め置かれている冷却液W2や液体漏洩物W3(図2参照)等が雨水W1とともにあふれ出して、ケーシング2の外部に流出しやすくなる。
本実施形態のエンジン駆動型作業機1は、雨水W1を受水容器5bに流入させることなく排水可能である。したがって、受水容器5bのオーバーフローが発生しにくいエンジン駆動型作業機1を提供することができ、冷却液W2や液体漏洩物W3の流出等による環境汚染を効果的に防止可能なエンジン駆動型作業機1を提供することができる。
また、本実施形態のラジエータ10a(図2参照)は、ラジエータカバー10b(図2参照)に取り付けられてラジエータ組立体10(図2参照)としてユニット化された状態で排風室2a(図2参照)に取り付けられている。このような構成であれば、例えば、図6に示すシール部材(上部シール部材67a,下部シール部材67b,側部シール部材67c)の劣化や異物の付着等によってラジエータ10aとラジエータカバー10bの間の封止性能が低下したとしても、メンテナンスをする作業者は、ラジエータ組立体10ごとシール部材を排風室2aから取り出してシール部材の交換や清掃等の対応が可能である。
同様に、図7に示す封止部材(端部シール部材80,横型シール部材82)の劣化や異物の付着等によって、ラジエータ10aとフロントフレーム仕切板20の間の封止性能やラジエータカバー10bとフロントフレーム仕切板20の間の封止性能が低下したとしても、メンテナンスをする作業者は、ラジエータ組立体10ごと封止部材を排風室2aから取り出して封止部材の交換や清掃等の対応が可能である。
したがって、例えば、作業者がラジエータ収納室2aに入り込んで狭い場所でシール部材,封止部材の交換や清掃をするなどの困難な作業は必要なく、メンテナンス性に優れたエンジン駆動型作業機1(図1参照)を提供できる。
なお、本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
例えば、本実施形態のラジエータカバー10b(図4参照)には、側面部61(図4参照)の端部に、図7に示すような端部シール部材80が装着されている。しかしながら、このような端部シール部材80の替わりに、帯状のシール部材が貼着等によって側面部61の端部に取り付けられている構成であってもよい。
同様に、横型シール部材82の替わりに、帯状のシール部材が貼着等によってサイドブラケット15の側壁部15bに取り付けられている構成であってもよい。
また、防音板63の形状も図4に示す形状に限定されるものではない。例えば、取付面63dを有さない形状であってもよい。この場合、例えば、基部63aがラジエータカバー10bの前面部60にねじ部材B1等で締結固定される構成であってもよい。
その他、例えば、図1に示す排風室2aが形成されないエンジン駆動型作業機1であってもよい。この場合、ラジエータ組立体10は、ケーシング2の外部に取り付けられる。そして、ラジエータカバー10b(図4参照)は、ラジエータ10aの放熱面11(図3参照)に向かって開口部60a(図4参照)を通過する雨水W1(図2参照)のケーシング2の内部への浸入を阻止するように機能する。
1 エンジン駆動型作業機
2 ケーシング
2a 排風室(機械室の外部)
2b 機械室
2c 燃料タンク室
3 エンジン
5a 燃料タンク
5b 受水容器
10 ラジエータ組立体
10a ラジエータ
10b ラジエータカバー
11 放熱面
11a 上タンク
11b 下タンク
14a 冷却液補充口
20 フロントフレーム仕切板(機械室と外部を仕切る仕切板)
20a 導入口
24 排水孔(排出機構)
60 前面部
60a 開口部
61 側面部
80 端部シール部材(封止部材)
W1 雨水(液体)
W2 冷却液
W3 液体漏洩物

Claims (6)

  1. 作業機を駆動するエンジンが配設される機械室がケーシングの内部に形成され、
    前記エンジンを冷却した冷却液が大気に放熱する放熱面を有するラジエータと、前記ラジエータの前記放熱面以外を覆うラジエータカバーと、が前記機械室の外部に配設され、
    前記放熱面が、前記ラジエータカバーに形成されている開口部を介して前記機械室の外部に露出しているエンジン駆動型作業機であって、
    前記ラジエータカバーは、
    前記開口部の周囲と前記ラジエータの間を封止するとともに、前記放熱面以外で前記ラジエータを前記機械室の外部から遮へいして、
    前記放熱面に向かって前記開口部を通過した液体の前記開口部の周囲と前記ラジエータの間への浸入を阻止し、前記ラジエータに形成される冷却液補充口から漏洩した前記冷却液の前記機械室の外部への流出を阻止することを特徴とするエンジン駆動型作業機。
  2. 前記ラジエータカバーは、
    前記開口部が開口している前面部と、
    前記前面部の周囲が折れ曲がった側面部と、からなる箱状に形成され、
    前記機械室と外部を仕切る仕切板に前記側面部の端部が封止部材を介して当接して当該仕切板と前記側面部の端部の間が封止され、
    前記前面部と前記仕切板の間に前記ラジエータが配設されていることを特徴とする請求項1に記載のエンジン駆動型作業機。
  3. 前記ラジエータは、
    前記冷却液補充口を有して上方に配置される上タンクと、下方に配置される下タンクと、の間に前記放熱面が形成され、
    前記冷却液補充口から漏洩した前記冷却液が、前記ラジエータと前記側面部の間を通って流下して前記下タンクの下方に形成されている前記側面部上に滞留することを特徴とする請求項2に記載のエンジン駆動型作業機。
  4. 前記仕切板には、前記側面部上に滞留する前記冷却液を前記機械室に導入するための導入口が開口していることを特徴とする請求項3に記載のエンジン駆動型作業機。
  5. 前記ケーシングの内部には、前記エンジンに供給される燃料を貯留する燃料タンクが配設される燃料タンク室が形成され、前記燃料タンクは、漏洩した燃料を溜め置く受水容器に収容された状態で前記燃料タンク室に配設され、
    前記機械室には、前記エンジンから漏洩する液状漏洩物を前記受水容器に流入させる排出機構が備わっていることを特徴とする請求項4に記載のエンジン駆動型作業機。
  6. 前記ラジエータカバーに前記ラジエータが取り付けられてユニット化したラジエータ組立体が前記機械室の外部に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のエンジン駆動型作業機。
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