JP5882132B2 - フレキシブル回路基板及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、フレキシブル回路基板及びその製造方法に関する。
フレキシブル回路基板において、電気接続部の高さが周囲の電気絶縁層よりも低いため、接続の信頼性が低くなるという問題がある。そこで、可撓性の基板本体の裏面側に接点状の突起部を有する補強板を接合することで、接続部を隆起せしめて所定の高さを確保するようにした技術が知られている(特許文献1)。また、導電パターンの端子部の表面に銅箔を貼り付けて、コネクタとの接触部の強度を高めるようにした技術も知られている(特許文献2)。
特開平6−97608号公報 特開平10−117057号公報
上記従来技術は、いずれも基板の片面に電気接続部を形成するものであり、基板の両面に電気接続部を形成するものではなく、基板両面の同一の箇所に電気接続部を形成するものでもない。従って、上記従来技術は、同一箇所に電気接続部を有するフレキシブル回路基板に適用することはできない。
このため、従来技術では、基板両面の同一箇所に電気接続部を有するフレキシブル回路基板を効率的に製造できない。さらに、従来技術では、接続信頼性を得るための十分な高さを有する電気接続部を、基板両面の同一箇所に効率的に形成するのは難しい。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、基板本体を挟んで対向する電気接続部を所定の位置で容易に形成することができるようにしたフレキシブル回路基板及びその製造方法を提供することにある。本発明の他の目的は、電気絶縁層以上の高さを有する電気接続部を基板両面の所定の位置で効率的に形成でき、接続の信頼性を向上することのできるフレキシブル回路基板及びその製造方法を提供することにある。
本発明の一つの観点に係るフレキシブル回路基板は、所定の位置で一方の面が凹み他方の面が突出する基板本体と、所定の位置で一方の面に設けられる一方の電気接続部と、一方の電気接続部と基板本体を挟んで対向するようにして、所定の位置で他方の面に設けられる他方の電気接続部と、一方の電気接続部に設けられる取付面と対向する接続面が一方の面よりも突出するようにして、一方の電気接続部に設けられる導電性部材と、を備えている。
基板本体の一方の面には、一方の電気接続部を除く所定の領域を覆うようにして、一方の電気絶縁層を設け、基板本体の他方の面には、他方の電気接続部を除く他の所定の領域を覆うようにして、他方の電気絶縁層を設けることができる。この場合、一方の電気接続部に導通して設けられる導電性部材の接続面は、一方の電気絶縁層以上の高さを有し、他方の電気接続部は、他方の電気絶縁層以上の高さを有する、ように設定すればよい。
一方の面には一方の電気接続部及び一方の電気絶縁層が形成され、他方の面には他方の電気接続部及び他方の電気絶縁層が形成された、平板状の基板本体の一方の面において、所定の位置に導電性部材を取付ける第1工程と、所定の位置で他方の電気接続部が他方の電気絶縁層以上の高さとなるように突出すると共に、導電性部材の接続面が一方の電気絶縁層以上の高さとなるように、導電性部材を他方の面に向けて押圧する第2工程と、
を実行することで、フレキシブル回路基板を製造してもよい。
第1工程と第2工程の間で、導電性部材と一方の電気接続部とが導通可能に固着されるまで待機する第3工程を実行することもできる。
導電性部材の取付面の外周側と一方の電気接続部との間には、所定の隙間が形成されてもよい。
導電性部材の接続面は、他の電気回路に繰り返し接触する接続端子でもよい。
他方の電気接続部は、他の電気回路に繰り返し接触する接続端子でもよい。
本実施形態に係るフレキシブル回路基板の接続構造を示す断面図。 平板状のフレキシブル回路基板に接点端子となる金属板を貼り付けた状態を示す断面図。 上下に電気接点を有するコネクタに、本実施形態に係るフレキシブル回路基板を挿入して取り付けた状態を示す断面図。 上下に電気回路が形成された電子機器本体に、本実施形態に係るフレキシブル回路基板を挿入して取り付けた状態を示す断面図。 フレキシブル回路基板の製造方法を示す説明図。 フレキシブル回路基板の他の製造方法を示す説明図。 フレキシブル回路基板のさらに他の製造方法を示す説明図。 金属板の突出量を大きく設定した場合の断面図。 比較例としてのフレキシブル回路基板の断面図。
本実施形態では、以下に詳述する通り、一方の電気接点端子(13A)と他方の電気接点端子(13B)とが基板本体(12)の両面の同一箇所に形成されるフレキシブル回路基板(10)において、一方の電気接点端子の側にのみ金属板(15)を導電性接着剤(16)を用いて貼り付ける。そして、金属板(15)を反対側に押し込むことにより、他方の電気接点(13B)を他方の電気絶縁層14B以上の高さ(HB)となるように隆起させ、かつ、金属板15の接続面(15A)を一方の電気絶縁層(14A)以上の高さ(HA)となるようにする。以下、本実施形態を詳細に説明する。
図1は、フレキシブル回路基板10の接続構造を拡大して示す断面図である。フレキシブル回路基板10は、例えば、「基板本体」としてのベースフィルム12と、「電気接続部」としての電気接点端子部13A、13Bと、「電気絶縁層」としてのカバーレイフィルム14A、14Bと、「導電性部材」としての金属板15を備える。
ベースフィルム12は、例えば、PET(ポリエチレン・テレフタレート)、ポリイミドなどの樹脂材料から、所定の厚みを有するシート状に形成されている。ベースフィルム12の所定の位置には、その一方の面(図中の上側の面)に「一方の電気接続部」としての電気接点端子部13Aが、銅箔などの導電性材料をエッチング等することで形成されている。また、ベースフィルム12の所定の位置の他方の面(図中の下側の面)には、「他方の電気接続部」としての電気接点端子部13Bが形成されている。従って、一方の電気接点端子部13Aと他方の電気接点端子部13Bとは、ベースフィルム12を挟んで対向するように、所定の位置に形成されている。各電気接点端子部13A、13Bの表面には、図示せぬメッキ層がそれぞれ形成される。
ベースフィルム12は、電気接点端子部13A、13Bが形成された所定の位置において、一方の電気接点端子部13Aの形成された面が図中下側に向けて凹んでおり、他方の電気接点端子部13Bの形成された面が図中下側に突出している。このように各電気接点端子部13A、13Bの形成された箇所が湾曲する理由は、後述する。
ベースフィルム12の一方の面には、一方の電気接点端子部13Aを除く所定の領域を覆うようにして、「一方の電気絶縁層」としてのカバーレイフィルム14Aが設けられている。ベースフィルム12の他方の面にも、他方の電気接点端子部13Bを除く他の所定の領域を覆うようにして、「他方の電気絶縁層」としてのカバーレイフィルム14Bが設けられている。各カバーレイフィルム14A、14Bは、例えばベースフィルム12と同一の絶縁性樹脂材料から形成されており、カバーレイ接着剤(図示せず)を介して、ベースフィルム12の表面を覆うように設けられる。カバーレイフィルム14A、14Bにより、ベースフィルム12上に形成される回路導体が保護される。
金属板15は、導電性の金属材料から高さ寸法Hを有する、直方体状、円柱状、楕円柱状等の形状に形成される。金属板15の取付面15Bは、導電性接着剤16を介して、一方の電気接点端子部13Aの上面に固定されている。金属板15の取付面15Bは、導電性接着剤16を介して電気接点端子部13Aに電気的に接続されており、電気接点端子部としての役割を果たす。取付面15Bと対向する金属板15の接続面15Aは、一方のカバーレイフィルム14Aの表面から高さ寸法HAだけ突出している。金属板15により押し出された他方の電気接点端子部13Bの下面は、他方のカバーレイフィルム14Bの表面から高さ寸法HBだけ突出している。このように、一方の電気接点端子部13Aは、金属板15を介して、一方のカバーレイフィルム14Aの上面以上の高さを確保しており、他方の電気接点端子部13Bも、他方のカバーレイフィルム14Bの上面以上の高さを確保している。
図2は、完成前の状態を示す。その両面に電気接点端子部13A,13B及びカバーレイフィルム14A,14Bが形成された平板状のベースフィルム12の一方の面に、導電性接着剤16を介して金属板15を貼り付ける。その後、金属板15を他方の面に向けて押圧すると、ベースフィルム12及び電気接点端子部13A、13Bは湾曲し、一方の電気接点端子部13Aの側は凹み、他方の電気接点端子部13Bの側は隆起する。これにより、図1に示す状態のフレキシブル回路基板10を得ることができる。
図3は、本実施形態に係るフレキシブル回路基板を、上下に接点21,22が形成されたメスコネクタに挿入して電気的に接続する場合を示す。コネクタの挿入口の上下には、上側接点部21と下側接点部22が設けられている。上側接点部21および下側接点部22は、絶縁樹脂材料から形成される基板本体23と、基板本体23の表面に形成された接点部24とを備える。メッキ層などは図示を省略する。
金属板15の接続面15Aは、コネクタの上側接点部21の接点24と接触する。これにより、一方の電気接点端子部13Aは、導電性接着剤16及び金属板15を介して、上側接点部21の接点24と電気的に接続される。他方の電気接点端子部13Bは、その表面が下側接点部22の接点24に接触することで、電気的に接続される。
図4は、本実施形態に係るフレキシブル回路基板を、電子機器本体に取り付けた状態を示す。電子機器本体は、その上下に回路基板25,26を有する。各回路基板25,26は、基板本体27と、基板本体27に形成された電気接点部28と、電気接点部28を除く領域を覆うようにして設けられるソルダーマスク29とを備える。接着層、メッキ層、回路素子などは図示を省略する。
図3で述べたと同様に、一方の電気接点端子部13Aは、金属板15を介して、上側回路基板25の電気接点部28に電気的に接続されている。他方の電気接点端子部13Bは、その表面が下側回路基板26の電気接点部28に接触することで、電気的に接続されている。
なお、金属板15の接続面15Aがコネクタに挿抜され、他方の電気接点端子部13Bに他の電子回路が固定的に接続される構成でもよいし、その逆に、金属板15の接続面15Aに他の電子回路を固定的に接続し、他方の電気接点端子部13Bがコネクタに挿抜される構成でもよい。
図5を参照して、フレキシブル回路基板の製造方法を説明する。図5(a)に示すように、「第1工程」としての準備工程では、電気接点端子部13A,13Bなどが形成された平板なベースフィルム12を用意し、一方の電気接点端子部13Aの表面に導電性接着剤16を介して金属板15を貼り合わせる。この段階では、金属板15と一方の電気接点端子部13Aとの接着は完了しておらず、仮止め状態となっている。
図5(b)に示すように、「第2工程」としての加圧工程では、フレキシブル回路基板を支持台32上に載置し、その後、押し付け部材31を金属板15の接続面15Aに押し付けながら、金属板15の接続面15Aと一方の電気絶縁層14Aの表面が同一面に位置するまで、図中下側に向けて押圧していく。
ここで、加圧による硬化の途中で、もしも導電性接着剤16が金属板15の取付面15Bと一方の電気接点端子部13Aの表面との間から外部に漏れる場合を検討する。金属板15を下向きに押し込むことで、取付面15Bの周囲には一方の電気接点端子部13Aによって所定の隙間18が形成される。もしも導電性接着剤16の一部が漏れた場合でも、所定の隙間18に滞留するため、ベースフィルム12に形成される他の回路導体にショート等の悪影響を与えない。
支持台32は、少なくとも他方の電気接点端子部13Bが載置される箇所が弾性力を有するように形成されている。金属板15を介して他方の電気接点端子部13Bが下側に突出すると、支持台32の表面は、図5(c)に示すように、他方の電気接点端子部13Bの下側への変位に応じて塑性変形する。これにより、支持台32の表面のうち、他方の電気接点端子部13Bが載置された箇所には、凹部33が形成される。その後、フレキシブル回路基板を支持台32から取り外すと、各電気接点端子部13A,13B及び金属板15は、図中の上側に向けて所定量だけ戻る。
図5に示す方法によれば、他方の電気接点端子部13Bを下側に隆起させるための機械加工(プレス加工)と、導電性接着剤16を硬化させるための加圧処理とを、第2工程で同時に実行することができる。
図6を参照して、フレキシブル回路基板の他の製造方法を説明する。図6(a)に示すように、「第1工程」としての準備工程では、図5(a)で述べたと同様に、金属板15が導電性接着剤16により仮止めされた平板状のベースフィルム12を用意する。
図6(b)に示すように、「第3工程」としての固着工程では、導電性接着剤16が硬化して、金属板15が一方の電気接点端子部13Aの表面に固着するまで待機する。図6(c)に示すように、「第2工程」としての加圧工程では、支持台32の表面は図6(d)に示すように、他方の電気接点端子部13Bの下側への変位に応じて塑性変形する。これにより、支持台32の表面のうち、他方の電気接点端子部13Bが載置された箇所には、凹部33が形成される。その後、フレキシブル回路基板を支持台32から取り外すと、各電気接点端子部13A,13B及び金属板15は、図中の上側に向けて所定量だけ戻る。
図7を参照して、フレキシブル回路基板の他の製造方法を説明する。図7(a)に示すように、「第1工程」としての準備工程では、図5(a)で述べたと同様に、金属板15が導電性接着剤16により仮止めされた平板状のベースフィルム12を用意する。
図7(b)に示すように、「第3工程」としての固着工程では、導電性接着剤16が硬化して、金属板15が一方の電気接点端子部13Aの表面に固着するまで待機する。図7(c)に示すように、「第2工程」としての加圧工程では、他方の電気接点端子部13Bの突出後の形状に対応する孔または凹部43を有する支持台42の上にフレキシブル回路基板を載置し、押し付け部材41を金属板15の接続面15Aに接触させながら、他方の電気接点端子部13Bの表面が支持面40に当接するまで、下側に変位させる。支持面40は、他方のカバーレイフィルム14Bの表面を支持している。これにより、他方の電気接点端子部13Bは、支持面40に当接するまで下向きに変位し、孔または凹部43の深さ寸法だけカバーレイフィルム14Bの表面よりも突出する。
図6、図7に示す製造方法は、図5で述べた製造方法に比べて固着工程の分だけ製造工数が増大する。しかし、図6の方法では、導電性接着剤16が硬化して金属板15が一方の電気接点端子部13Aに固着するまで待ってから、その後加圧工程にて弾性変形させるため、金属板の貼り付け精度が良い。さらに図7の方法では他方の電気接点端子部13Bが堅い支持面40に当接するまで押し込むため、下側への隆起精度を図6に示す場合よりもより一層高くできる。逆に、図5に示す製造方法は、導電性接着剤16を硬化させるための加圧と他方の電気接点端子部13Bを突出させるためのプレス加工とを一度にできるため、製造工数が少なくてすみ、製造コストを低減できる。
図8は、金属板15が一方のカバーレイフィルム14Aの表面から上向きに突出する長さHA(金属板突出量HA)と、他方の電気接点端子部13Bが他方のカバーレイフィルム14Bの表面から下向きに突出する量HB(端子突出量HB)との関係を示す。図8に示すように金属板突出量HAが端子突出量HBよりも大きくなるように設定してもよいし(HA>HB)、金属板突出量HAと端子突出量HBが等しくなるように設定してもよいし(HA=HB)、金属板突出量HAが端子突出量HBよりも小さくなるように設定してもよい(HA<HB)。
(設定1)金属板突出量HAを端子突出量HBよりも大きくする場合、金属板15の接続面15Aを、相手方コネクタに挿抜される面として使用すれば、多数の挿抜を繰り返した場合に生じる摩耗に耐えて、長期間の接続信頼性を実現できる。例えば、図6,図7で述べた製造方法を用いれば、比較的容易に、金属板突出量HAを端子突出量HBよりも大きく設定できる。金属板15の厚み寸法Hを設定すれば、HA>HBの関係を容易に得ることができる。
(設定2)端子突出量HBを金属板突出量HAよりも大きくする場合、他方の電気接点端子部13Bは、その周囲がR形状に形成されるため、相手方コネクタに対して滑らかに挿抜することができる。例えば、図5で述べた製造方法を用いれば、比較的容易に、端子突出量HBを金属板突出量HAよりも大きく設定できる。他方の電気接点端子部13Bを変形させながら下向きに押し込む量を調整することで、HB>HAの関係を容易に得ることができる。
図9は、本実施形態のフレキシブル回路基板10との比較のために用意されたフレキシブル回路基板1の接続構造の断面図である。図9は、本実施形態のフレキシブル回路基板10の優位性を明らかにするために用意された構成であり、従来技術として用意されたものではない。
図9に示すフレキシブル回路基板1は、ベースフィルム2の両面に電気接点端子部3A,3Bとカバーレイフィルム4A,4Bが形成されている。各電気接点端子部3A,3Bには、それぞれ金属板5(1),5(2)が導電性接着剤6(1),6(2)を介して固着されている。
図9に示すように、各電気接点端子部3A,3Bのそれぞれに金属板5(1),5(2)を設けて、各金属板5(1),5(2)の表面をカバーレイフィルム4A,4B以上の高さにすれば、他の電子機器本体等との接続信頼性を確保できるであろう。
しかし、図9のように構成する場合、2枚の薄い金属板5(1),5(2)を用いるため、その取り扱いが難しい。また、各電気接点端子部3A,3Bのそれぞれに金属板5(1),5(2)を貼り付けるため、製造コストも増大する。さらに、図1に示す構成と比べて、外観も低下する。
これに対し、本実施例では、2つに分けた金属板5(1),5(2)を用いるのではなく、2倍の厚みを有する1つの金属板15を用い、その金属板15を一方の電気接点端子部13Aにのみ取り付ける。そして、本実施例では、金属板15を他方の面に向けて押圧することで、他方の電気接点端子部13Bを突出させ、これにより金属板15の接続面15Aと他方の電気接点端子部13Bを、それぞれカバーレイフィルム14A,14Bよりも高く位置させる。
従って、本実施例では、図9の構成に比べて製造工数を少なくして、製造コストを低減することができると共に、外観の見栄えも向上させることができる。
さらに、本実施例では、フレキシブル回路基板10の同一箇所における一方の面に、金属板15による接続構造を形成し、他方の面に電気接点端子部13Bによる他の接続構造を形成することができる。つまり、フレキシブル回路基板10の同一箇所の両面に、それぞれ異なる技術的性質を有する接続構造を一度に製造することができる。従って、それら異なる技術的性質を利用して、相手方コネクタまたは電子機器本体と接続させることができ、設計の自由度が向上する。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。例えば、金属板突出量HAと端子突出量HBのうちいずれか高い方の面に、電子回路部品を搭載することもできる。
10:フレキシブル回路基板、12:ベースフィルム、13A:一方の電気接点端子部、13B:他方の電気接点端子部、14A:一方のカバーレイフィルム、14B:他方のカバーレイフィルム、15:金属板、15A:接続面、15B:取付面、16:導電性接着剤、18:所定の隙間

Claims (7)

  1. 所定の位置で一方の面が凹み他方の面が突出する基板本体と、
    前記所定の位置で前記一方の面に設けられる一方の電気接続部と、
    前記一方の電気接続部と前記基板本体を挟んで対向するようにして、前記所定の位置で前記他方の面に設けられる他方の電気接続部と、
    前記一方の電気接続部に設けられる取付面と対向する接続面が前記一方の面よりも突出するようにして、前記一方の電気接続部に設けられる導電性部材と、
    を備えるフレキシブル回路基板。
  2. 前記基板本体の一方の面には、前記一方の電気接続部を除く所定の領域を覆うようにして、一方の電気絶縁層が設けられており、
    前記基板本体の他方の面には、前記他方の電気接続部を除く他の所定の領域を覆うようにして、他方の電気絶縁層が設けられており、
    前記一方の電気接続部に導通して設けられる前記導電性部材の前記接続面は、前記一方の電気絶縁層以上の高さを有し、
    前記他方の電気接続部は、前記他方の電気絶縁層以上の高さを有する、
    請求項1に記載のフレキシブル回路基板。
  3. 前記導電性部材の前記取付面の外周側と前記一方の電気接続部との間には、所定の隙間が形成されている、
    請求項1,2のいずれか1項に記載のフレキシブル回路基板。
  4. 前記導電性部材の前記接続面は、他の電気回路に繰り返し接触する接続端子となっている、
    請求項1,2のいずれか1項に記載のフレキシブル回路基板。
  5. 前記他方の電気接続部は、他の電気回路に繰り返し接触する接続端子となっている、
    請求項1,2のいずれか1項に記載のフレキシブル回路基板。
  6. 所定の位置で一方の面に、一方の電気接続部と、該一方の電気接続部を除く所定の領域を覆う一方の電気絶縁層が形成され、前記所定の位置で他方の面に、他方の電気接続部と、該他方の電気接続部を除く他の所定の領域を覆う他方の電気絶縁層が形成された、平板状の基板本体を用意し、
    前記基板本体の前記一方の面において、前記所定の位置に導電性部材を取付ける第1工程と、
    前記所定の位置で前記他方の電気接続部が前記他方の電気絶縁層以上の高さとなるように突出すると共に、前記一方の電気接続部に設けられる取付面と対向する接続面が前記一方の電気絶縁層以上の高さとなるように、前記導電性部材を前記他方の面に向けて押圧する第2工程と、
    を実行する、フレキシブル回路基板の製造方法。
  7. 前記第1工程と前記第2工程の間で、前記導電性部材と前記一方の電気接続部とが導通可能に固着されるまで待機する第3工程を実行する、
    請求項6に記載のフレキシブル回路基板の製造方法。
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