JP5875476B2 - リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池 - Google Patents

リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池 Download PDF

Info

Publication number
JP5875476B2
JP5875476B2 JP2012146279A JP2012146279A JP5875476B2 JP 5875476 B2 JP5875476 B2 JP 5875476B2 JP 2012146279 A JP2012146279 A JP 2012146279A JP 2012146279 A JP2012146279 A JP 2012146279A JP 5875476 B2 JP5875476 B2 JP 5875476B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative electrode
active material
electrode active
lithium ion
ion secondary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012146279A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014010998A (ja
Inventor
恵理奈 山内
恵理奈 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2012146279A priority Critical patent/JP5875476B2/ja
Publication of JP2014010998A publication Critical patent/JP2014010998A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5875476B2 publication Critical patent/JP5875476B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池に関する。
環境保護、省エネルギーの観点から、エンジンとモーターとを動力源として併用したハイブリッド自動車が開発、製品化されている。このハイブリッド自動車のエネルギー源として電気を繰り返し充電放電可能な二次電池は必須の技術である。なかでも、リチウムイオン電池は、その動作電圧が高く、高い出力を得やすい高エネルギー密度の特徴を有する電池であり、今後、ハイブリッド自動車の電源として益々重要性が増している。自動車用のリチウムイオン電池では、サイクル特性と保存特性が良好であることが必要である。
特開平08−111243号公報(特許文献1)には、負極活物質をシランカップリング剤で被覆して、初期化効率を向上させる技術が開示されている。
特開平08−111243号公報
しかし、負極活物質をシランカップリング剤で被覆するのみでは、自動車用のリチウムイオン二次電池で必要とされるサイクル特性および保存特性に十分ではない。そこで本発明は自動車に適用するにあたり、高いサイクル特性および保存特性を備えたリチウムイオン二次電池を提供することにある。
発明者は鋭意検討の結果、負極活物質を特定の被覆剤で被覆して、さらに特定のバインダを用いることでサイクル特性および保存特性を改善できることを見出した。本発明の特徴である被覆剤はシランカップリング剤であり、式(1)で表される少なくとも一種の化合物である。
式(1)において、R11、R12、R13、R14は、炭素、酸素、窒素、ケイ素、リンのいずれか少なくとも一種を含む官能基である。R11、R12、R13、R14のうち少なくとも一つは、前記負極活物質と結合する第一の結合基であり、少なくとも一つはバインダと結合する第二の結合基である。これらの結合基により、被覆剤は、負極活物質とバインダとに結合させることが可能である。R11、R12、R13、R14は、水素基、炭素数1〜10のアルキル基、水酸基、フェニル基なども該当する。
特に、第一の結合基がポリアルキレンオキシド基、ポリシロキサン基、ポリホスファゼン基の少なくともいずれかであり、第二の結合基がアミノ基、メルカプト基、ビニル基、エポキシ基、メタクリル基、ウレイド基、イソシアネート基の少なくともいずれかであることが好ましい。シランカップリング剤として具体的には、下記式(11)〜式(13)で挙げられるような化合物が例示される。
負極活物質は表面に水酸基を有し、被覆剤の結合基と結合する。したがって、所定量の水酸基を備えることが、適切な被覆形成のために好ましい。負極活物質の含酸素濃度を、X線光電子分光法(XPS)における酸素と炭素のシグナルの積分値の百分率(O/C比)で規定したとき、O/C比が0.1以上20以下であることが好ましい。負極活物質を酸化処理することで、表面の水酸基を増加させることが可能である。
負極活物質に結合させる被覆剤の量(使用割合)は、負極活物質に対して決定できる。
作用させる被覆剤の量は0.1〜20wt%であることが好ましい。また、結合した被覆剤の量はXPSでケイ素と炭素のシグナルの積分値の百分率(Si/C比)で0.1以上3以下であることが好ましい。
上記のような本発明により、電池のサイクル特性および高温保存特性を改善できる。
捲回型リチウムイオン二次電池の片側断面模式図である。
<負極>
負極は、負極活物質、及びバインダから構成される負極合剤層が集電体である銅箔上に塗布されることにより形成される。また、電子抵抗の低減のため更に負極合剤層に導電剤を加えても良い。
負極活物質は、炭素、酸素を含み、炭素元素からなる炭素−炭素二重結合を有する。本発明の負極は、負極活物質に被覆剤としてシランカップリング剤を処理して形成された被覆層を備える。シランカップリング剤はさらにバインダと結合し、被覆剤と炭素−酸素−ケイ素結合を形成する。バインダと活物質粒子の結着力向上をはかるとともに、バインダの偏析に起因する電極剥離を抑制することができる。さらに、バインダ使用量低減による電極の低抵抗化、並びに容量増加が可能となる。
<シランカップリング剤>
本発明で使用するシランカップリング剤とは下記式(1)で表される化合物であり、負極活物質及びバインダと化学結合する。
(式(1)において、R11、R12、R13、R14は、炭素、酸素、窒素、ケイ素、リンのいずれか少なくとも一種を含む官能基である。R11、R12、R13、R14のうち少なくとも一つは、前記負極活物質と結合する結合基であり、少なくとも一つはバインダと結合する官能基である)。
負極活物質と結合する官能基としては、式(2)から式(4)の官能基が好適に用いられる。
式(2)において、R21は炭素数1〜10のアルキル基である。負極活物質表面の酸素と結合を形成する観点からは、炭素数は少ないことが好ましく、炭素数が1から3のアルキル基が好適に用いられる。式(3)において、R31はハロゲン元素、または、炭素数1〜10のハロゲン化アルキルである。負極活物質表面の酸素と結合を形成する観点からは、炭素数は少ないことが好ましく、炭素数が1から3のアルキル基が好適に用いられる。
式(4)において負極活物質表面の酸素との結合には、−NH−Siの構造が重要であり、R41、R42、R43は特に限定されない。R41、R42、R43は、炭素、酸素、窒素、ケイ素、リン元素のいずれか少なくとも一種からなる官能基である。リチウムイオンの導電性の観点からは、ポリアルキレンオキシド基、ポリシロキサン基、ポリホスファゼン基などが好ましい。
バインダと結合を形成する官能基としては、アミノ基、メルカプト基、ビニル基、エポキシ基、メタクリル基、ウレイド基、イソシアネート基があげられる。
式(1)の化合物において、負極活物質と結合する官能基、バインダと結合する官能基、および結合に関与しない官能基の数は、効果に与える影響が大きい。負極活物質と反応する官能基の数は1〜3であることが好ましく、負極活物質表面に安定な皮膜を形成することを鑑み2以上がより好ましい。バインダと結合する官能基の数は1または2であることが好ましい。式(1)の化合物において、負極活物質およびバインダと結合を形成しない官能基は存在することは必須ではないが、例としてはメチル基、プロピル基、ブチル基などが挙げられる。シランカップリング剤の立体障害という観点から、メチル基が好適に用いられる。
負極活物質とシランカップリング剤の比率は、0.1〜20wt%であることが好ましく、特に好ましくは、0.3〜1wt%である。この範囲よりも被覆濃度が小さい場合,被覆による十分な効果が得られず,この範囲よりも大きい被覆濃度では,黒鉛表面の官能基に対してシランカップリング剤が過剰になり,黒鉛粒子同士が決着するため,電極作製が困難となるため望ましくない。
また、負極活物質とシランカップリング剤の比率は、被覆した負極活物質を光電子分光法(XPS)で分析することでも求めることができる。XPSにおいて、含酸素官能基は、527.5〜536.5eVに、天然黒鉛を構成する炭素は281〜290eVに、シランカップリング剤を構成するケイ素原子は,100〜104eVに検出される。含シランカップリング剤濃度は酸素と炭素とケイ素のシグナルの積分値の百分率で規定でき、Si/C比と記載する。Si/C比は、0.1〜3であることが好ましい。特に好ましくは、0.4〜2.3である。
<負極活物質>
負極活物質としては、天然黒鉛、天然黒鉛に乾式のCVD(Chemical Vapor Deposition)法や湿式のスプレイ法で形成される被膜を形成した複合炭素質材料、エポキシやフェノール等の樹脂原料若しくは石油や石炭から得られるピッチ系材料を原料として焼成して造られる人造黒鉛、非晶質炭素材料などの炭素質材料を用いることができる。炭素質材料は、導電性が高く、低温特性、サイクル安定性の面から優れた材料である。なかでも、天然黒鉛は材料コストの低減の観点から好適に用いられる。
黒鉛などの負極活物質は、表面に存在する含酸素官能基により、被覆剤の末端官能基と結合して一体化する。黒鉛の表面に存在する含酸素官能基の濃度は、本発明の効果を得るうえで重要である。含酸素官能基の濃度は、含酸素光電子分光法(XPS)での測定により、酸素と炭素とケイ素のシグナルの積分値の百分率で規定できる。Si/C比と同じく百分率で、O/C比と表記する。
使用する負極活物質は、O/C比が0.1〜20である。O/C比を規定した天然黒鉛などを用いることで、シランカップリング剤との良好な結合を形成することが可能となる。なお、好ましくは1〜10であり、特に好ましくは3〜5である。
<バインダ>
バインダは、負極を構成する材料と負極用集電体を密着させる機能を有する。バインダとしては、アクリル樹脂、ブチルゴム、セルロース樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、クロロプレン、ニトリルゴム、ニトロセルロース樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド、ポリエステル、ポリエーテル、ポリオレフィン、ポリサルファイド、ポリウレタン、ポリビニルブチラール、シリコーン樹脂、スチレンブタジエンゴム、尿素樹脂、ポリフッ化ビニリデン、天然ゴム、デンプン、エチレン−酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル、シアノアクリレートポリマー、ポリイミド、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリベンズイミダゾール、ポリメタクリレート、レゾルシノール樹脂などが挙げられるが、特に限定されない。
シランカップリング剤とバインダの結着性を向上させる観点から、シランカップリング剤の組み合わせが重要である。バインダとしてセルロース樹脂を用いた場合は、アミノ基を有するシランカップリング剤が好適に用いられ、バインダとしてスチレンブタジエンゴムを用いた場合は、アミノ基もしくはメルカプト基を有するシランカップリング剤が好適に用いられる。また、バインダとしてフェノール樹脂を用いた場合は、エポキシ基を有するシランカップリング剤が好適に用いられ、バインダとしてアクリル樹脂を用いた場合も、エポキシ基を有するシランカップリング剤が好的に用いられる。
<導電剤>
導電剤は、例えば、カーボンブラック、グラファイト、カーボンファイバー及び金属炭化物などのカーボン材料であり、それぞれ単独でも混合して用いても良い。
<正極>
正極は、正極活物質、電子導電性材料及びバインダから構成される正極合剤層が集電体であるアルミニウム箔上に塗布されることにより形成される。また、電子抵抗の低減のため更に正極合剤層に導電剤を加えても良い。正極活物質は、組成式LiαMnxM1yM2z2(式中、M1は、Co、Niから選ばれる少なくとも一種、M2は、Co、Ni、Al、B、Fe、Mg、Crから選ばれる少なくとも一種であり、x+y+z=1、0<α<1.2、0.2≦x≦0.6、0.2≦y≦0.4、0.05≦z≦0.4)で表されるリチウム複合酸化物が好ましい。また、その中でも、M1がNi又はCoであって、M2がCo又はNiであることがより好ましい。LiMn1/3Ni1/3Co1/32であればさらに好ましい。組成中、Niを多くすると容量が大きく取れ、Coを多くすると低温での出力が向上でき、Mnを多くすると材料コストを抑制できる。また、添加元素は、サイクル特性を安定させるのに効果がある。他に、一般式LiMxPO4(M:Fe又はMn、0.01≦X≦0.4)やLiMn1-xxPO4(M:Mn以外の2価のカチオン、0.01≦X≦0.4)である空間群Pmnbの対称性を有する斜方晶のリン酸化合物でも良い。特に、LiMn1/3Ni1/3Co1/32は、低温特性とサイクル安定性とが高く、ハイブリット自動車(HEV)用リチウム電池材料として好適である。前記バインダは、正極を構成する材料と正極用集電体を密着させるものであればよく、例えば、フッ化ビニリデン、四フッ化エチレン、アクリロニトリル、エチレンオキシドなどの単独重合体又は共重合体、スチレン−ブタジエンゴムなどを挙げることができる。導電剤は、例えば、カーボンブラック、グラファイト、カーボンファイバー及び金属炭化物などのカーボン材料であり、それぞれ単独でも混合して用いても良い。
<電解液>
電解液は環状カーボネートと、鎖状カーボネートとリチウム塩を有している。環状カーボネートとしては、エチレンカーボネート(EC)、トリフロロプロピレンカーボネート(TFPC)、クロロエチレンカーボネート(ClEC)、フルオロエチレンカーボネート(FEC)、トリフロロエチレンカーボネート(TFEC)、ジフロロエチレンカーボネート(DFEC)、ビニルエチレンカーボネート(VEC)等を用いることができる。
特に、負極電極上の被膜形成の観点からECを用いることが好ましい。また、少量(2vol%以下)のClECやFECやTFECやVECの添加も、電極被膜形成に関与し、良好なサイクル特性を提供する。更には、TFPCやDFECは、正極電極上の被膜形成の観点から、少量(2vol%以下)添加して用いてもよい。鎖状カーボネートとしては、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、メチルプロピルカーボネート(MPC)、エチルプロピルカーボネート(EPC)、トリフロロメチルエチルカーボネート(TFMEC)、1,1,1−トリフロロエチルメチルカーボネート(TFEMC)等を用いることができる。DMCは、相溶性の高い溶媒であり、EC等と混合して用いるのに好適である。DECは、DMCよりも融点が低く、低温(−30℃)特性には好適である。EMCは、分子構造が非対称であり、融点も低いので低温特性には好適である。EPC、TFMECは、プロピレン側鎖を有し、非対称な分子構造であるので、低温特性の調整溶媒として好適である。TFEMCは、分子の一部をフッ素化し、双極子モーメントが大きくなっており、低温でのリチウム塩の解離性を維持するに好適であり、低温特性に好適がある。次に、電解液に用いる前記リチウム塩としては、特に限定はないが、無機リチウム塩では、LiPF6、LiBF4、LiClO4、LiI、LiCl、LiBr等、また、有機リチウム塩では、LiB[OCOCF3]4、LiB[OCOCF2CF3]4、LiPF4(CF3)2、LiN(SO2CF3)2、LiN(SO2CF2CF3)2等を用いることができる。特に、民生用電池で多く用いられているLiPF6は、品質の安定性から好適な材料である。また、LiB[OCOCF3]4は、解離性、溶解性が良好で、低い濃度で高い導電率を示すので有効な材料である。
<電池>
図1に、捲回型リチウムイオン二次電池の構成例(片側断面模式図)を示す。このリチウムイオン二次電池100は、いわゆる円筒型といわれるものであり、ほぼ中空円柱状の負極電池缶13の内部に、一対の帯状の正極3と帯状の負極6とセパレータ7とが捲回された捲回電極群を有し、正極3及び負極6は、セパレータ7を介して対向配置され、電解液が注入されている。
リチウムイオン二次電池100は、電極反応物質としてリチウムを用いるものである。
負極電池缶13は、例えばニッケル(Ni)のメッキがされた鉄(Fe)により構成されており、一端部が閉鎖され他端部が開放されている。負極電池缶13の内部には、捲回電極群を挟むように捲回周面に対して垂直に一対の正極絶縁材10及び負極絶縁材11がそれぞれ配置されている。
負極電池缶13の開放端部には、正極電池蓋12が、ガスケット14を介してかしめることにより取り付けられており、負極電池缶13の内部は密閉されている。正極電池蓋12は、例えば、負極電池缶13と同様の材料により構成されている。
捲回電極群の正極3には、例えばアルミニウム(Al)などからなる正極リード8が接続されており、負極6には、例えばニッケル(Ni)などからなる負極リード9が接続されている。正極リード8は、正極電池蓋12と電気的に接続されており、負極リード9は、負極電池缶13に溶接され電気的に接続されている。
なお、電極捲回群の形状は必ずしも真円筒形である必要はなく、捲回群断面が楕円である長円筒形や捲回断面が長方形のような角柱の様な形状でもよい。代表的な使用形態としては、筒状で底のある電池缶に電極捲回群と電解液を充填し、電極板から電流を取り出すタブが蓋と電池缶に溶接された状態で封じられている形態が好ましいが、特にこの形態に限定されない。
また電極捲回群を充填する負極電池缶13は、特に限定されるものではないが、耐腐食のために鉄にメッキを施した電池缶、ステンレス鋼製電池缶など、強度、耐腐食性、加工性に優れるものが好ましい。また、アルミニウム合金や各種エンジニアリングプラスティックを使用して軽量化をはかることも可能であり、各種エンジニアリングプラスティックと金属との併用も可能である。
以下に具体的な実施例を示して、発明の内容をさらに詳細に説明する。以下の実施例は具体例を示すものであり、本発明がこれらの実施例に限定されるものではなく、本明細書に開示される技術的思想の範囲内において当業者による様々な変更および修正が可能である。また、実施例を説明するための全図において、同一の機能を有するものは、同一の符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
負極活物質として天然黒鉛100gを、過酸化水素水30%500mlに分散させ撹拌し、過酸化水素で10時間反応させた。その後、純水で洗浄して、ろ過した負極活物質を120℃真空雰囲気中で5時間乾燥した。その負極活物質をXPSで測定したところ、O/C比は4.5であった。
シランカップリング剤として3−(トリメトキシシリル)プロピルアミン(式(1)の化合物、R11:式(5)、R12:式(6)、R13:式(6)、R14:式(6))を用い、過酸化水素水で処理した負極活物質と反応させた。シランカップリング剤の添加量は1wt%とした。
得られた負極活物質10gを、水:エタノール混合溶媒(体積比1:9)30mlに分散させ、撹拌しながらシランカップリング剤を滴下した。室温で1時間撹拌したのち、ろ過した固形物をエタノールで5回洗浄して、120℃真空雰囲気中で5時間乾燥したのち、メッシュ孔50μmのふるいで分粒して、被覆した負極活物質を得た。
負極活物質上の、被覆した反応性有機ケイ素化合物の存在を確認した。透過型赤外吸収スペクトル測定では、炭素上に存在していた酸素含有官能基と反応性ケイ素化合物の結合由来の特徴的な伸縮振動が観測される。本実施例において、1115cm-1付近にSi−Oの伸縮振動が確認され、共有結合が形成されていることを確認した。処理した後の負極活物質をXPSで測定したところ、Si/C比は0.5であった。
製造した被覆負極活物質を用い、バインダを加えて電極を作製した。負極活物質とバインダの比率は、97:3(重量比)とした。負極活物質に溶媒およびバインダを加えスラリーを作製し、そのスラリーを銅箔(負極集電体)に塗布し、その後乾燥することで、負極を作製する。シランカップリング剤で被覆した負極活物質と、バインダとしてCMCとSBRを混合した。CMCとバインダの比率は1:1として、炭素に対して2wt%添加した。その後、シランカップリング剤の末端官能基とバインダが共有結合を形成させる。シランカップリング剤とバインダの結合は、電極作成時に生じさせたり、電池作製の後、電圧印加により行ってもよい。
電池を作製し、サイクル特性と、高温保存特性を評価した。
<電池評価>
1.サイクル特性評価
サイクル特性評価は、電圧範囲が3.0V〜4.1Vの範囲で充放電させた。サイクル特性評価は、1サイクル目の容量と100サイクル目の容量の比率をとることで算出した。
2.高温保存特性評価
高温保存特性評価は、電池を4.1Vに充電し、50℃の恒温槽に2週間保存した。高温保存特性は保存前後の電池容量の比率をとることで求めた。
実施例1で作成した電池のサイクル特性は97%であり、高温保存特性は95%であった。
実施例1と同様に、負極活物質を過酸化水素で10時間反応させた。その負極活物質をXPSで測定したところ、O/C比は4.5であった。その負極活物質をシランカップリング剤として3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(式(1)の化合物、R11:式(7)、R12:式(6)、R13:式(6)、R14:式(6))を用いて処理した。
シランカップリング剤の添加量は1wt%とした。処理した後の負極活物質をXPSで測定したところ、Si/C比は0.4であった。シランカップリング剤で被覆した負極活物質と、バインダとしてCMCとSBRを混合して用いて電極を作製した。CMCとバインダの比率は1:1として、炭素に対して2wt%添加した。その後、電池を作製し、サイクル特性と、高温保存特性を評価した。サイクル特性は95%であり、高温保存特性は93%であった。
負極活物質を過酸化水素で10時間反応させた。その負極活物質をXPSで測定したところ、O/C比は4.5であった。その負極活物質をシランカップリング剤として前記3−(トリメトキシシリル)プロピルアミンと3−メルカプトプロピルトリメトキシシランを1:1で混合したものを用いて処理した。シランカップリング剤の添加量は1wt%とした。処理した後の負極活物質をXPSで測定したところ、Si/C比は0.5であった。
シランカップリング剤で被覆した負極活物質と、バインダとしてCMCとSBRを混合して用いて電極を作製した。CMCとバインダの比率は1:1として炭素に対して2wt%添加した。その後、電池を作製し、サイクル特性と、高温保存特性を評価した。サイクル特性は98%であり、高温保存特性は95%であった。
負極活物質を過酸化水素で10時間反応させた。その負極活物質をXPSで測定したところ、O/C比は4.5であった。その負極活物質をシランカップリング剤として3−グリシジルオキシプロピル(ジメトキシメチル)シラン(式(1)の化合物、R11:式(8)、R12:式(6)、R13:式(6)、R14:式(6))を用いて処理した。
シランカップリング剤の添加量は1wt%とした。処理した後の負極活物質をXPSで測定したところ、Si/C比は0.6であった。シランカップリング剤で被覆した負極活物質と、バインダとしてSBRを用いて電極を作製した。バインダは炭素に対して2wt%添加した。その後、電池を作製し、サイクル特性と、高温保存特性を評価した。サイクル特性は95%であり、高温保存特性は92%であった。
負極活物質を過酸化水素で10時間反応させた。その負極活物質をXPSで測定したところ、O/C比は4.5であった。その負極活物質をシランカップリング剤として3−グリシジルオキシプロピル(ジメトキシメチル)シラン(式(1)の化合物、R11:式(8)、R12:式(6)、R13:式(6)、R14:式(6))を用いて処理した。
シランカップリング剤の添加量は1wt%とした。処理した後の負極活物質をXPSで測定したところ、Si/C比は0.6であった。シランカップリング剤で被覆した負極活物質と、バインダとしてSBRを用いて電極を作製した。バインダは炭素に対して2wt%添加した。その後、電池を作製し、サイクル特性と、高温保存特性を評価した。サイクル特性は94%であり、高温保存特性は93%であった。
未処理の負極活物質をXPSで測定したところ、O/C比は2.3であった。その負極活物質をシランカップリング剤として3−(トリメトキシシリル)プロピルアミン(式(1)の化合物、R11:式(5)、R12:式(6)、R13:式(6)、R14:式(6))を用いて処理した。
シランカップリング剤の添加量は1wt%とした。処理した後の負極活物質をXPSで測定したところ、Si/C比は0.5であった。シランカップリング剤で被覆した負極活物質と、バインダとしてCMCとSBRを混合して用いて電極を作製した。CMCとバインダの比率は1:1として、炭素に対して2wt%添加した。その後、電池を作製し、サイクル特性と、高温保存特性を評価した。サイクル特性は85%であり、高温保存特性は90%であった。
〔比較例1〕
負極活物質を過酸化水素で10時間反応させた。その負極活物質をXPSで測定したところ、O/C比は4.5であった。シランカップリング剤で被覆処理を施さなかった負極活物質と、バインダとしてCMCとSBRを混合して用いて電極を作製した。CMCとバインダの比率は1:1として、炭素に対して2wt%添加した。その後、電池を作製し、サイクル特性と、高温保存特性を評価した。サイクル特性は79%であり、高温保存特性は85%であった。
負極活物質を過酸化水素で10時間反応させた。その負極活物質をXPSで測定したところ、O/C比は4.5であった。その負極活物質をシランカップリング剤として3−(トリメトキシシリル)プロピルアミン(式(1)の化合物、R11:式(5)、R12:式(6)、R13:式(6)、R14:式(6))を用いて処理した。
シランカップリング剤の添加量は0.2wt%とした。処理した後の負極活物質をXPSで測定したところ、Si/C比は0.1であった。シランカップリング剤で被覆した負極活物質と、バインダとしてCMCとSBRを混合して用いて電極を作製した。CMCとバインダの比率は1:1として、炭素に対して2wt%添加した。その後、電池を作製し、サイクル特性と、高温保存特性を評価した。サイクル特性は88%であり、高温保存特性は87%であった。
負極活物質を過酸化水素で10時間反応させた。その負極活物質をXPSで測定したところ、O/C比は4.5であった。その負極活物質をシランカップリング剤としてヘキシルトリメトキシシラン(式(1)の化合物、R11:式(9)、R12:式(6)、R13:式(10)、R14:式(6))を用いて処理した。
シランカップリング剤の添加量は1wt%とした。処理した後の負極活物質をXPSで測定したところ、Si/C比は0.6であった。シランカップリング剤で被覆した負極活物質と、バインダとしてCMCとSBRを混合して用いて電極を作製した。CMCとバインダの比率は1:1として、炭素に対して2wt%添加した。その後、電池を作製し、サイクル特性と、高温保存特性を評価した。サイクル特性は80%であり、高温保存特性は88%であった。
負極活物質を過酸化水素で10時間反応させた。その負極活物質をXPSで測定したところ、O/C比は4.5であった。その負極活物質をシランカップリング剤として3−(トリメトキシシリル)プロピルアミン(R11:式(5)、R12:式(6)、R13:式(6)、R14:式(6))を用いて処理した。
シランカップリング剤の添加量は6wt%とした。処理した後の負極活物質をXPSで測定したところ、Si/C比は4.1であった。シランカップリング剤で被覆した負極活物質と、バインダとしてCMCとSBRを混合して用いて電極を作製した。CMCとバインダの比率は1:1として、炭素に対して2wt%添加した。その後、電池を作製し、サイクル特性と、高温保存特性を評価した。サイクル特性は71%であり、高温保存特性は85%であった。
1 正極集電材
2 正極合剤層
3 正極
4 負極集電材
5 負極合剤層
6 負極
7 セパレータ
8 正極リード
9 負極リード
10 正極絶縁材
11 負極絶縁材
12 正極電池蓋
13 電池缶
14 ガスケット
100 捲回型リチウムイオン二次電池

Claims (5)

  1. 負極活物質と、前記負極活物質の表面を被覆している被覆剤と、バインダとを含むリチウムイオン二次電池用負極において、
    前記バインダは、カルボキシメチルセルロース(CMC)及びスチレンブタジエンゴム(SBR)の少なくともいずれかを含み、
    前記負極活物質は炭素質材料であって、含酸素濃度をX線光電子分光法(XPS)における酸素と炭素のシグナルの積分値の百分率(O/C比)で規定したとき、O/C比が0.1以上20以下であり、
    前記被覆剤は式(11)、式(12)、式(13)のいずれかであり、前記負極活物質と前記バインダとに結合していることを特徴とするリチウムイオン二次電池用負極。
  2. 請求項1において、
    前記負極活物質が、天然黒鉛であるリチウムイオン二次電池用負極。
  3. リチウムイオン二次電池用負極の製造方法であって、
    前記リチウムイオン二次電池用負極は、請求項1又は2に記載のリチウムイオン二次電池用負極であって、
    前記負極活物質酸化処理した後、前記被覆剤により前記負極活物質を被覆することを特徴とするリチウムイオン二次電池用負極の製造方法
  4. 負極活物質と、
    バインダと、
    前記負極活物質の表面を被覆している被覆剤とを備えるリチウムイオン二次電池用負極において、
    前記バインダは、カルボキシメチルセルロース(CMC)及びスチレンブタジエンゴム(SBR)の少なくともいずれかを含み、
    前記被覆剤は、前記負極活物質に結合し、下記式(11)、式(12)、式(13)のいずれかで表される少なくとも一種の化合物であり、
    前記負極活物質は、炭素、酸素を含む炭素質材料であって、前記炭素元素からなる炭素−炭素二重結合を有し、前記被覆剤と炭素−酸素−ケイ素結合を形成し、
    XPS測定によりもとめられるSi/C比が0.1以上3以下であるリチウムイオン二次電池用負極。
  5. リチウムイオンを吸蔵放出可能な正極と、
    リチウムイオンを吸蔵放出可能な負極と、を備えるリチウムイオン二次電池において、
    前記負極は、請求項1、2、4のいずれかに記載された負極であるリチウムイオン二次電池。
JP2012146279A 2012-06-29 2012-06-29 リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池 Expired - Fee Related JP5875476B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012146279A JP5875476B2 (ja) 2012-06-29 2012-06-29 リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012146279A JP5875476B2 (ja) 2012-06-29 2012-06-29 リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014010998A JP2014010998A (ja) 2014-01-20
JP5875476B2 true JP5875476B2 (ja) 2016-03-02

Family

ID=50107523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012146279A Expired - Fee Related JP5875476B2 (ja) 2012-06-29 2012-06-29 リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5875476B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015162421A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 日立マクセル株式会社 非水電解質二次電池
JPWO2019208698A1 (ja) * 2018-04-27 2021-04-30 凸版印刷株式会社 非水電解質二次電池用負極及び非水電解質二次電池
WO2021090656A1 (ja) * 2019-11-07 2021-05-14 東レ株式会社 表面コート層を有する活物質、それを含む電極および蓄電デバイス
TWI789873B (zh) * 2020-08-18 2023-01-11 財團法人工業技術研究院 負極活性材料、負極以及電池
JP7198259B2 (ja) 2020-12-04 2022-12-28 プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社 負極活物質および該負極活物質を備えたリチウムイオン二次電池
CN114843455B (zh) * 2022-06-01 2024-03-15 湖北亿纬动力有限公司 一种锂离子电池负极片及其制备方法与锂离子电池

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0693025A (ja) * 1992-09-11 1994-04-05 Kureha Chem Ind Co Ltd 変性ポリフッ化ビニリデン系樹脂組成物及び変性ポリフッ化ビニリデン系樹脂の製造方法
JP3430691B2 (ja) * 1994-02-07 2003-07-28 住友化学工業株式会社 リチウム二次電池
JPH0950809A (ja) * 1995-08-04 1997-02-18 Japan Energy Corp リチウム二次電池
JPH09161848A (ja) * 1995-12-12 1997-06-20 Japan Energy Corp リチウム二次電池用炭素電極材料、その製造方法およびそれを用いたリチウム二次電池
JPH11354104A (ja) * 1998-04-09 1999-12-24 Denso Corp 非水電解液二次電池及び電極の製造方法
JP2006196338A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解質二次電池
JP4797405B2 (ja) * 2005-03-15 2011-10-19 Jsr株式会社 二次電池電極用バインダー組成物、二次電池電極用スラリー、及び二次電池電極
JP2008037951A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Akebono Brake Ind Co Ltd 摩擦材
WO2010079958A2 (ko) * 2009-01-06 2010-07-15 주식회사 엘지화학 리튬 이차전지용 양극 활물질
JP5678419B2 (ja) * 2009-08-27 2015-03-04 日産自動車株式会社 電池用電極およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014010998A (ja) 2014-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7041814B2 (ja) 正極活物質プレ分散体組成物、二次電池用正極、およびそれを含むリチウム二次電池
CN102210045B (zh) 具有改进高电压特性的正极活性材料
JP5128779B2 (ja) リチウムイオン二次電池
JP5875476B2 (ja) リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池
WO2014196177A1 (ja) 非水電解質二次電池及び非水電解質二次電池の製造方法
WO2013145925A1 (ja) リチウムイオン二次電池用負極材、リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、それらの製造方法
US10044029B2 (en) Secondary battery
KR20100081954A (ko) 양극 활물질 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
KR101637898B1 (ko) 양극 활물질과 이를 포함하는 리튬 이차전지
KR20150139780A (ko) 비수 전해액 이차 전지 및 당해 전지의 제조 방법
JP2007317582A (ja) エネルギー貯蔵デバイス
JP7475836B2 (ja) リチウム電池
JP2010232117A (ja) リチウム二次電池
JP6393969B2 (ja) 二次電池用電極活物質の製造方法、二次電池用電極の製造方法
JP6077345B2 (ja) 非水二次電池用正極材料、非水二次電池用正極および非水二次電池
KR101651143B1 (ko) 사이클 수명이 개선된 리튬 이차전지
WO2014162529A1 (ja) リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、およびそれらの製造方法
JP7086407B2 (ja) 正極およびこれを含むリチウム二次電池
Phiri et al. Enhanced electrolyte performance by adopting Zwitterionic lithium-silica sulfobetaine silane as electrolyte additive for lithium-ion batteries
KR101517886B1 (ko) 소수성 처리된 카본 코팅층을 포함하는 전극 활물질 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
KR101675951B1 (ko) 양극 활물질과 이를 포함하는 리튬 이차전지
KR101338299B1 (ko) 고전압용 이차전지
KR101108446B1 (ko) 소수성으로 표면 처리된 도전재 및 이를 포함하는 이차전지
KR20230029425A (ko) 이차 전지용 전해액 및 이를 포함하는 이차 전지
JP6124061B2 (ja) 非水系二次電池用負極とその製造方法及び非水系二次電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160119

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5875476

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees