JP5874615B2 - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バルブタイミング調整装置に関する。
エンジンの駆動軸と当該駆動軸が駆動する従動軸との回転位相を変化させ、従動軸が駆動する吸気バルブまたは排気バルブの開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置が知られている。この種のバルブタイミング調整装置は、ハウジング内の進角室および遅角室の作動油の圧力を変化させ、ベーンロータをハウジングに対して相対回動させることにより、開閉タイミングを変更する。
例えば特許文献1に開示されたバルブタイミング調整装置は、進角室および遅角室の作動油の圧力を制御する油圧制御弁を備えている。油圧制御弁は、スプールの位置に応じて、進角室に作動油を供給しつつ遅角室から作動油を排出するか、あるいは遅角室に作動油を供給しつつ進角室から作動油を排出する。スプールの端面は、進角室の作動油が排出されるとき排出油路の一部を構成する。
米国特許出願公開第2012/0097122号明細書
特許文献1に開示されたバルブタイミング調整装置では、油圧制御弁のスプールの端面には、進角室から排出される作動油の圧力が作用する。これまでの研究の結果、スプールの端面に作動油の圧力が作用すると、スプールの位置決め精度が低下することが判明した。このスプールの位置決め精度が低下する問題は、進角室または遅角室に供給される作動油の圧力がスプールの端面に作用する場合も同様に生じる。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、油圧制御弁のスプールの位置決め精度の低下を抑制することができるバルブタイミング調整装置を提供することである。
本発明は、ハウジング内の第1室および第2室の作動油の圧力を変化させ、ボスおよびベーンをハウジングに対して相対回動させることにより、吸気バルブまたは排気バルブの開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置であって、スリーブ、導入油路、供給油路、排出油路、供給排出油路、スプールおよび隔離手段を備えている。ハウジングは、エンジンの駆動軸および従動軸の一方と一体に回転可能である。ボスは、ハウジング内に設けられ、駆動軸および従動軸の他方と一体に回転可能である。
スリーブは、有底筒状に形成され、ボスに嵌合し、ボスと共に駆動軸および従動軸の他方の端部に固定される。導入油路は、スリーブの筒部を径方向へ貫通し、外部からスリーブ内に作動油を導く。供給油路は、スリーブの筒部を径方向へ貫通し、ボスを通って第1室に連通し、スリーブ内から第1室に作動油を導く。排出油路は、スリーブの筒部を径方向へ貫通し、ボスを通って第1室に連通し、第1室からスリーブ内に作動油を導く。供給排出油路は、スリーブの筒部を径方向へ貫通し、ボスを通って第2室に連通し、スリーブ内と第2室との間で作動油を導く。
スプールは、スリーブ内で軸方向へ往復移動可能に設けられ、軸方向位置に応じて、導入油路、供給油路、排出油路および供給排出油路の相互の連通と遮断とを切り替える。隔離手段は、スプールのうちスリーブの底部側の一端部に固定され、スプールの一端部とスリーブの底部との間の空気室を各油路から隔離している。スプールの中心には、軸方向へ貫通する空気孔が形成されている。空気孔は、隔離手段により隔離された空気室と、外部のドレン空間とを連通させている。スプールとスリーブとの間には、排出油路からスリーブ内に作動油が導かれるとき当該排出油路に連通し、供給排出油路からスリーブ内に作動油が導かれるとき当該供給排出油路に連通する空間が形成されている。スプールは、スプールとスリーブとの間に形成される前記空間を、駆動軸および従動軸の他方とは反対側にあるドレン空間に接続する油孔を有する。
したがって、スプールの一端面には、各油路の作動油の圧力が作用しない。そのため、スプールの一端面に作動油の圧力が作用することに起因したスプールの位置決め精度の低下を回避することができる。
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置の縦断面図である。 図1のバルブタイミング調整装置が適用されたエンジンの概略構成を説明する図である。 図1の矢印III方向に見たバルブタイミング調整装置を示す図であって、ハウジングの外郭部を切り欠いて示す図である。 図1のスリーブボルトおよびスプール等を示す断面図である。 図1のスリーブボルトの外観を示す図である。 図4のスプールのVI−VI線断面図である。 図4のスプールが第1作動位置に移動したときの断面図である。 図4のスプールが第2作動位置に移動したときの断面図である。 図4のスプールが第3作動位置に移動したときの断面図である。 図4のスプールが第4作動位置に移動したときの断面図である。 本発明の第2実施形態によるバルブタイミング調整装置のスプールの第1仕切り部の横断面図である。 本発明の第3実施形態によるバルブタイミング調整装置のスプールの縦断面図である。 本発明の第4実施形態によるバルブタイミング調整装置のスプールの縦断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置を図1に示す。バルブタイミング調整装置10は、図2に示すエンジンの吸気バルブ99の開閉タイミングを調整するためのものである。図2に示すように、エンジンの駆動軸であるクランクシャフト93の回転は、スプロケット15、94、95に巻き掛けられているチェーン96を介してカムシャフト97、98に伝達される。カムシャフト97は吸気バルブ99を開閉駆動する従動軸であり、カムシャフト98は排気バルブ92を開閉駆動する従動軸である。
バルブタイミング調整装置10は、クランクシャフト93と一体に回転するスプロケット15に対しカムシャフト97を回転方向に相対回動させることにより、吸気バルブ99の開閉タイミングを早くする。このように吸気バルブ99の開閉タイミングが早くなるようにカムシャフト97を相対回動させることを「進角させる」という。
また、バルブタイミング調整装置10は、スプロケット15に対しカムシャフト97を回転方向とは反対方向に相対回動させることにより、吸気バルブ99の開閉タイミングを遅くする。このように吸気バルブ99の開閉タイミングが遅くなるようにカムシャフト97を相対回動させることを「遅角させる」という。
先ず、バルブタイミング調整装置10の概略構成を図1〜図3に基づき説明する。バルブタイミング調整装置10は、スプロケット15、ハウジング20、ベーンロータ30、ロックピン38、スリーブボルト40およびスプール50を備えている。
スプロケット15は、図2のチェーン96を巻き掛け可能な外歯16を形成し、図2のカムシャフト97の端部が挿通可能な挿入孔17を有している。
ハウジング20は、外郭部21および複数の隔壁部22を形成している。外郭部21は、ドーム形状であり、外縁部がボルト25によりスプロケット15に固定されている。ハウジング20とスプロケット15との間にはシールプレート26が挟まれている。隔壁部22は、外郭部21の内側で放射状に延び、外郭部21の内部を複数の油圧室に仕切っている。
ベーンロータ30は、ボス31および複数のベーン35を形成している。ボス31は、筒状に形成され、ハウジング20の各隔壁部22に対して径内方向に位置し、回転軸心と同軸上に配置されている。本実施形態では、ボス31は、厚み方向に積層された複数の金属板からなる積層体32と、積層体32の外周にモールドされた樹脂製の筒部33とから構成されている。ボス31は、スリーブボルト40により図2のカムシャフト97に固定され、カムシャフト97と一体に回転可能である。
各ベーン35は、ボス31から放射状に延び、ハウジング20とボス31との間に区画形成される油圧室を進角室23と遅角室24とに仕切っている。進角室23は、特許請求の範囲に記載の「第1室」に相当し、遅角室24は、特許請求の範囲に記載の「第2室」に相当する。ベーンロータ30は、進角室23および遅角室24に供給される作動油の圧力に応じて、ハウジング20に対し図3に示す進角側または遅角側に相対回動する。
ボス31の筒部33は、ロックピン38を軸方向へ摺動可能に支持する摺動穴34を有している。ロックピン38は、スプロケット15の嵌合穴18に抜き差し可能であり、嵌合穴18に差し込まれるとベーンロータ30とハウジング20との相対回動を制限する。
スリーブボルト40は、スリーブ41およびねじ部45を形成している。スリーブ41は、有底筒状に形成され、回転軸心と同軸上に配置され、ベーンロータ30のボス31に嵌合している。スリーブ41の底部43は、スリーブ41の筒部42のうちスプロケット15側の端部に一体に設けられている。筒部42のうち底部43とは反対側の端部は、ねじ込み用の頭部44を形成している。ねじ部45は、スリーブ41の底部43から軸方向へ延びている。スリーブボルト40は、ベーンロータ30を図2のカムシャフト97に固定する。
スプール50は、スリーブ41内で軸方向へ往復移動可能である。スプール50のうちスリーブ41の底部43側の一端部51は、スプリング53によりストッパプレート54に向けて付勢されている。スプール50の他端部52は、スプール50に対しスプリング53とは反対側に配置される図示しないリニアソレノイドによって軸方向へ押圧される。スプール50の軸方向位置は、スプリング53の付勢力と、リニアソレノイドによる押圧力とのバランスにより決まる。
スリーブ41およびスプール50は、進角室23および遅角室24の作動油の圧力を制御する油圧制御弁を構成している。油圧制御弁は、スプール50の軸方向位置に応じて、進角室23に作動油を供給しつつ遅角室24から作動油を排出するか、あるいは遅角室24に作動油を供給しつつ進角室23から作動油を排出する。
以上のように構成されたバルブタイミング調整装置10では、回転位相が目標値よりも遅角側である場合、進角室23に作動油が供給されつつ遅角室24から作動油が排出される。これにより、ベーンロータ30は、ハウジング20に対し進角側に相対回動する。
また、回転位相が目標値よりも進角側である場合、遅角室24に作動油が供給されつつ進角室23から作動油が排出される。これにより、ベーンロータ30は、ハウジング20に対し遅角側に相対回動する。
また、回転位相が目標値と一致する場合、進角室23および遅角室24が閉じられ、ベーンロータ30の回転位相が保持される。
次に、バルブタイミング調整装置10の特徴構成を図1、図3〜図10に基づき説明する。
ベーンロータ30は、導入油路55、供給油路58、排出油路67および供給排出油路63を有している。導入油路55は、通孔56および環状溝57から構成されている。通孔56は、スリーブ41の筒部42のうち軸方向位置がスプロケット15と一致する部分を径方向へ貫通している。環状溝57は、スリーブ41の筒部42のうち軸方向位置が通孔56と一致する部分を周方向に延びている。導入油路55は、図示しないオイルポンプから圧送される作動油をスリーブ41内に導く。
供給油路58は、通孔59、環状溝61および通路62から構成されている。通孔59は、スリーブ41の筒部42のうち、通孔56に対し頭部44側に隣接する部分を径方向へ貫通している。環状溝61は、スリーブ41の筒部42のうち軸方向位置が通孔59と一致する部分を周方向に延びている。通路62は、ボス31を通って通孔59と進角室23とを接続している。供給油路58は、スリーブ41内から進角室23に供給される作動油を導く。
供給排出油路63は、通孔64、環状溝65および通路66から構成されている。通孔64は、スリーブ41の筒部42のうち、通孔59に対し頭部44側に隣接する部分を径方向へ貫通している。環状溝65は、スリーブ41の筒部42のうち軸方向位置が通孔64と一致する部分を周方向に延びている。通路66は、ボス31を通って通孔64と遅角室24とを接続している。供給排出油路63は、スリーブ41内から遅角室24に供給される作動油を導くか、或いは遅角室24から排出される作動油をスリーブ41内に導く。
排出油路67は、通孔68、環状溝69および通路71から構成されている。通孔68は、スリーブ41の筒部42のうち、通孔64に対し頭部44側に隣接する部分を径方向へ貫通している。環状溝69は、スリーブ41の筒部42のうち軸方向位置が通孔68と一致する部分を周方向に延びている。通路71は、ボス31を通って通孔68と進角室23とを接続している。排出油路67は、進角室23から排出される作動油をスリーブ41内に導く。
通孔56、通孔59、通孔64および通孔68の内径は、全て同じである。また、通孔56、通孔59および通孔64は2つずつ設けられるのに対し、通孔68は4つ設けられている。
一方、通路62、通路66および通路71は、油圧室と同じ数すなわち6つ設けられている。また、通路71は、通路62および通路66と比べて通路面積が大きい。
以上より、本実施形態では、排出油路67は、導入油路55、供給油路58および供給排出油路63と比べて通路面積が大きく設定されている。
図4に示すように、スプール50は、軸部72、第1仕切り部74、第2仕切り部81および第3仕切り部85を形成している。
軸部72は、樹脂製であり、円筒状に形成され、回転軸心と同軸上に配置されている。また軸部72は、回転軸心方向に貫通する空気孔73を有している。
第1仕切り部74は、軸部72と一体に形成された樹脂製の第1鍔部75と、第1鍔部75の外周面に嵌合し固定されている金属リング77とから構成されている。第1鍔部75は、軸方向に貫通する油孔76を有している。本実施形態では、油孔76は、6つ設けられており、横断面形状が円形である。油孔76は、外部に連通するドレン空間78と、第1仕切り部74と第2仕切り部81との間の空間79とを接続している。
第2仕切り部81は、軸部72と一体に形成された樹脂製の第2鍔部82と、第2鍔部82の外周面に嵌合し固定されている金属リング83とから構成されている。第2鍔部82は、空間79を、第2仕切り部81と第3仕切り部85との間の空間84から隔離している。
第3仕切り部85は、軸部72と一体に形成された樹脂製の第3鍔部86と、第3鍔部86の外周面に嵌合し固定されている金属リング88とから構成されている。第3鍔部86は、軸方向に貫通する油孔87を有している。本実施形態では、油孔87は、6つ設けられており、横断面形状が円形である。油孔87は、空間84と、第3仕切り部85と隔壁部22との間の空間89とを接続している。
金属リング77、83、88は、スプール50とスリーブ41との間に挟まろうとする異物を噛み切り、異物がスプール50とスリーブ41との間に挟まるのを防止する。
スプール50の一端部51には、隔離部材90が固定されている。隔離部材90は、特許請求の範囲に記載の「隔離手段」に相当し、スプール50の一端部51とスリーブ41の底部43との間の空気室91を空間89から隔離している。つまり、空気室91は、隔離部材90によって各油路55、58、63、67から隔離されている
スプール50は、軸方向位置が図4に示す原位置である場合、空間89、油孔87および空間84を介して通孔56と通孔64とを接続する。これにより、導入油路55は、供給排出油路63を経由して遅角室24に作動油を供給可能となる。また、スプール50は、軸方向位置が原位置である場合、第3仕切り部85により通孔59を塞ぎつつ、空間79および油孔76を介して通孔68とドレン空間78とを接続する。これにより、排出油路67は、進角室23から作動油を排出可能となる。
スプール50は、軸方向位置が図7に示す第1作動位置である場合、第1仕切り部74により通孔68を塞ぎつつ、空間89、油孔87および空間84を介して通孔56と通孔59とを接続する。これにより、導入油路55は、供給油路58を経由して進角室23に作動油を供給可能となる。また、スプール50は、軸方向位置が第1作動位置である場合、空間79および油孔76を介して通孔64とドレン空間78とを接続する。これにより、供給排出油路63は、遅角室24から作動油を排出可能となる。
スプール50は、軸方向位置が図8に示す第2作動位置である場合、第1仕切り部74により通孔68を塞ぎ、第2仕切り部81により通孔64を塞ぎ、第3仕切り部85により通孔59を塞ぐ。これにより、進角室23および遅角室24の作動油は保持される。
スプール50は、軸方向位置が図9に示す第3作動位置である場合、空間89、油孔87および空間84を介して通孔56と通孔59とを接続しつつ、通孔68とドレン空間78とを接続する。これにより、導入油路55は、供給油路58を経由して進角室23に作動油を供給可能となるとともに、排出油路67は、進角室23から作動油を排出可能となる。このとき、進角室23は、当該進角室を流れる作動油によりクリーニングされる。
スプール50は、軸方向位置が図10に示す第4作動位置である場合、第3仕切り部85により通孔56を塞ぎつつ、通孔68とドレン空間78とを接続し、空間79および油孔76を介して通孔64とドレン空間78とを接続する。これにより、排出油路67は進角室23から作動油を排出可能となり、供給排出油路63は遅角室24から作動油を排出可能となる。つまり、進角室23および遅角室24の両方から作動油が排出可能となる。
空気室91は、スプール50の軸方向位置がいずれの作動位置であっても、隔離部材90によって空間89から隔離される。
一方、空気室91は、スプール50の軸方向位置がいずれの作動位置であっても、スプール50の軸部72の空気孔73を介してドレン空間78に繋がっている。これにより、空気室91の容積が小さくなるようにスプール50が移動するとき、空気室91の空気は、空気孔73を経由してドレン空間78に抜けることが可能である。また、空気室91の容積が大きくなるようにスプール50が移動するとき、空気室91には、空気孔73を経由して空気が導入され得る。
以上説明したように、第1実施形態によるバルブタイミング調整装置10では、隔離部材90は、スプール50のうちスリーブ41の底部43側の一端部51に固定され、スプール50の一端部51とスリーブ41の底部43との間の空気室91を各油路から隔離している。したがって、スプール50の一端部51には、各油路の作動油の圧力が作用しない。そのため、スプール50の一端部51に油圧が作用することに起因したスプール50の位置決め精度の低下を回避することができる。
また、第1実施形態では、排出油路67は、供給油路58と比べて通路面積が大きい。そのため、進角速度と遅角速度とを機械的に調整することができ、制御プログラムを簡素化することができる。また、例えばロックピン38の非嵌合時かつ極低温時のエンジン始動に際し、進角室23の作動油を素早く排出し、リターンスプリングによるトルクにより、エンジン始動が可能なデフォルト位相に迅速に復帰可能である。
また、第1実施形態では、スプール50は、導入油路55を供給油路58に連通させつつ、排出油路67をドレン空間78に連通させる第3作動位置に移動可能である。そのため、外部から導入油路55に供給される作動油が進角室23内を通り抜けて排出されることより、進角室23をクリーニングすることができる。このクリーニングは、例えば、エンジン始動直後であって開閉タイミングの通常制御前、または、開閉タイミングの通常制御中であってロックピン38が嵌合しているとき等に行われる。
また、第1実施形態では、スプール50は、排出油路67および供給排出油路63をドレン空間78に連通させる第4作動位置に移動可能である。この第4作動位置では、ベーンロータ30が揺動することによって、進角室23および遅角室24の両方から素早く作動油を排出することができる。特に、エンスト判定後のエンジン再始動時にスプール50を第4作動位置に移動させると、素早くデフォルト位相に復帰させることができ、エンジンの始動時間を短縮することができる。また、ロックピン38の嵌合する位置が、最進角位置と最遅角位置との間にある場合、ベーンロータ30の揺動が大きくなることによって、エンジン再始動時のロックピン38の嵌合が可能となる。
また、第1実施形態では、スプール50の軸部72、第1鍔部75、第2鍔部82および第3鍔部86は、樹脂製である。そのため、空気孔73、油孔76および油孔87を容易に形成することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態によるバルブタイミング調整装置のスプールを図11に基づき説明する。スプール101の軸部72、第1鍔部102、および図示しない第2鍔部および第3鍔部は、樹脂製である。第1鍔部102の油孔103は、4つ設けられており、横断面形状が三角形状である。第3鍔部の油孔も第1鍔部102の油孔103と同じ形状である。
第2実施形態によれば、第1鍔部102および第3鍔部は樹脂製である。そのため、油孔103および第3鍔部の油孔を容易に形成することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態によるバルブタイミング調整装置のスプールおよび隔離部を図12に基づき説明する。スプール111および「隔離手段」としての隔離部112は、厚み方向に積層された複数の金属板から構成された積層体である。
第3実施形態によれば、スプール111および隔離部112を容易に一体に形成することができる。また、樹脂成形により形成することが困難なほど油孔76、87の形状が複雑な場合であっても、積層体からなるスプール111であれば油孔を容易に形成することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態によるバルブタイミング調整装置のスプールおよび隔離部材を図13に基づき説明する。スプール121は、軸部122、第1仕切り部123、第2仕切り部124および第3仕切り部125を有する。第1仕切り部123、第2仕切り部124および第3仕切り部125は、例えばプレス加工などにより作られた後、円筒状の軸部122に圧入されている。
第4実施形態によれば、スプール121は、製作コストが安い複数の部材が組み合わされてなるため、低コストで製造可能である。
(他の実施形態)
本発明の他の実施形態では、隔離部材は、スプールと同一部材から構成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、排出油路の通路面積は、供給油路の通路面積と同じであってもよい。また、排出油路の通路面積を供給油路の通路面積よりも大きくする場合、排出油路を構成するスプールの通孔の数を、供給油路を構成するスプールの通孔の数と同じに設定しつつ、排出油路を構成するスプールの通孔の通路断面積を、供給油路を構成するスプールの通孔の通路断面積よりも大きく設定してもよい。
本発明の他の実施形態では、ボスは、積層体を有していなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、ハウジングの形状は、ドーム形状でなくてもよい。例えば筒状であってもよい。
本発明の他の実施形態では、エンジンのクランクシャフトの回転は、チェーンに限らず、他の動力伝達部材によりハウジングに伝達されてもよい。
本発明の他の実施形態では、スプロケット以外の回転伝達部材が用いられてもよい。
本発明の他の実施形態では、バルブタイミング調整装置は、エンジンの排気バルブの開閉タイミングを調整してもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10・・・バルブタイミング調整装置 20・・・ハウジング
23・・・進角室(第1室) 24・・・遅角室(第2室)
31・・・ボス 35・・・ベーン
41・・・スリーブ 42・・・筒部
50・・・スプール 51・・・一端部
55・・・導入油路 58・・・供給油路
63・・・供給排出油路 67・・・排出油路
89・・・空気室(スプールの一端部とスリーブの底部との間の空間)
90・・・隔離手段

Claims (4)

  1. エンジンの駆動軸(93)と当該駆動軸が回転駆動する従動軸(97)との回転位相を変化させ、前記従動軸が駆動する吸気バルブ(99)または排気バルブ(92)の開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置(10)であって、
    前記駆動軸および前記従動軸の一方と一体に回転可能なハウジング(20)と、
    前記ハウジング内に設けられ、前記駆動軸および前記従動軸の他方と一体に回転可能な筒状のボス(31)と、
    前記ボスから放射状に延び、前記ハウジングと前記ボスとの間に区画形成される油圧室を第1室(23)と第2室(24)とに仕切り、前記第1室および前記第2室の作動油の圧力に応じて前記ボスと共に前記ハウジングに対して進角側または遅角側に相対回動するベーン(35)と、
    有底筒状に形成され、前記ボスの径内面に嵌合し、前記ボスと共に前記駆動軸および前記従動軸の他方の端部に固定されるスリーブ(41)と、
    前記スリーブの筒部を径方向へ貫通し、外部から前記スリーブ内に作動油を導く導入油路(55)と、
    前記スリーブの前記筒部を径方向へ貫通し、前記ボスを通って前記第1室に連通し、前記スリーブ内から前記第1室に作動油を導く供給油路(58)と、
    前記スリーブの前記筒部を径方向へ貫通し、前記ボスを通って前記第1室に連通し、前記第1室から前記スリーブ内に作動油を導く排出油路(67)と、
    前記スリーブの前記筒部を径方向へ貫通し、前記ボスを通って前記第2室に連通し、前記スリーブ内と前記第2室との間で作動油を導く供給排出油路(63)と、
    前記スリーブ内で軸方向へ往復移動可能に設けられ、軸方向位置に応じて、前記導入油路、前記供給油路、前記排出油路および前記供給排出油路の相互の連通と遮断とを切り替えるスプール(50)と、
    前記スプールのうち前記スリーブの底部側の一端部に固定され、前記スプールの前記一端部と前記スリーブの前記底部との間の空気室(91)を前記導入油路、前記供給油路、前記排出油路および前記供給排出油路から隔離している隔離手段(90)と、
    を備え、
    前記スプールの中心には、軸方向へ貫通する空気孔(73)が形成されており、
    前記空気孔は、前記隔離手段により隔離された前記空気室と、外部のドレン空間(78)とを連通させ
    前記スプールと前記スリーブとの間には、前記排出油路から前記スリーブ内に作動油が導かれるとき当該排出油路に連通し、前記供給排出油路から前記スリーブ内に作動油が導かれるとき当該供給排出油路に連通する空間(79)が形成され、
    前記スプールは、前記空間を、前記駆動軸および前記従動軸の他方とは反対側にある前記ドレン空間に接続する油孔(76)を有することを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  2. 前記排出油路は、前記供給油路と比べて通路面積が大きいことを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。
  3. 前記スプールは、前記導入油路を前記供給油路に連通させつつ前記排出油路を外部に連通させる位置に移動可能であることを特徴とする請求項1または2に記載のバルブタイミング調整装置。
  4. 前記スプールは、前記排出油路および前記供給排出油路を外部に連通させる位置に移動可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
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