JP5630489B2 - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バルブタイミング調整装置に関する。
エンジンの駆動軸と従動軸との回転位相を変化させることにより、従動軸が駆動する吸気バルブまたは排気バルブの開閉タイミングを調整可能なバルブタイミング調整装置が知られている。例えば特許文献1に開示されたバルブタイミング調整装置は、ハウジング内の進角室および遅角室の油圧を変化させ、ベーンロータをハウジングに対し相対回動させることにより、開閉タイミングを変更する。上記ハウジング、および、ハウジングをカバーする閉鎖リングなどのうち少なくとも一つは、樹脂と無機化合物とガラス繊維とが所定の割合で配合された樹脂複合材料から構成されている。
特表2005−520084号公報
ところで、進角室および遅角室の作動油は、ハウジングを径方向へ押すとともに、ハウジングの軸方向両側をカバーする閉鎖リングおよびカバーディスクを軸方向へ押す。そしてハウジングと閉鎖リングおよびカバーディスクとの角部には、径方向の応力および軸方向の応力の両方が作用するため、応力が集中する。それゆえ、ハウジングの必要強度は高く、特に上記角部は強度が必要である。
ハウジングを樹脂複合材料で構成する場合、強度を得るためにハウジングの肉厚を厚くすると、樹脂内部にボイドができること、「引け」により寸法精度が低くなること、および、樹脂の使用量が多いため重量が重く材料コストが高くなることが問題となる。
一方、上記問題を回避するためにハウジングの肉厚を制限すると、進角室および遅角室を大きくすることができないこと、および、許容応力の大きい高価な樹脂材料を使う必要があることが問題となる。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハウジングの必要強度を小さくすることができるバルブタイミング調整装置を提供することである。
本発明は、エンジンの駆動軸と一体に回転するハウジング内の進角室または遅角室に作動油を供給することにより、従動軸と一体に回転するベーンロータを相対回動させ、従動軸が駆動する吸気バルブまたは排気バルブの開閉タイミングを調整可能なバルブタイミング調整装置であって、ハウジングの外郭部がドーム形状であることを特徴とする。
したがって、ハウジングの外郭部には進角室および遅角室の作動油の圧力が均一に作用し、応力集中の発生が抑制される。そのため、ハウジングの必要強度を小さくすることができる。これにより、ハウジングの材質、肉厚、リブ形状、進角室および遅角室の大きさの設計自由度が高くなる。例えば、ハウジングを樹脂または樹脂複合材料から構成する場合であっても、肉厚を比較的薄く設定することができる。そのため、樹脂内のボイドの発生を抑制し、「引け」の回避により寸法精度を高め、樹脂の使用量を低減することができる。
本明細書において、「ドーム形状」とは、回転伝達部材から離間する方向へ盛り上がるように形成されるとともに、回転伝達部材との間に凹部を有する形状であって、以下(1)〜(4)の形状を含む。
(1)縦断面形状は、湾曲部のみから構成されている。
(2)縦断面形状は、湾曲部、および、湾曲部のうち径方向の外側の端から軸方向へ延びる筒部から構成されている。
(3)縦断面形状は、湾曲部、および、湾曲部のうち径方向の内側の端から径内方向へ延びる板部から構成されている。
(4)縦断面形状は、湾曲部、湾曲部のうち径方向の外側の端から軸方向へ延びる筒部、および、湾曲部のうち径方向の内側の端から径内方向へ延びる板部から構成されている。
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置が適用されたバルブタイミング調整システムの概略構成を説明する図である。 図1のバルブタイミング調整装置が適用されたエンジンを示す図である。 図1のバルブタイミング調整装置をハウジング側から見た図である。 図3のバルブタイミング調整装置のうちハウジングの外郭部を省略した図である。 本発明の第2実施形態によるバルブタイミング調整装置の縦断面図である。 図5のバルブタイミング調整装置をハウジング側から見た図である。 図5のバルブタイミング調整装置をスプロケット側から見た図である。 図5のバルブタイミング調整装置のうちハウジングの外郭部を省略した図である。 図5のハウジングの縦断面図である。 図9のハウジングを矢印X方向に見た図である。 図5のベーンロータに埋設されている複数の金属板のうち一つを示す図である。 本発明の第3実施形態によるバルブタイミング調整装置の縦断面図である。 図12のバルブタイミング調整装置をハウジング側から見た図である。 図12のバルブタイミング調整装置をスプロケット側から見た図である。 図12のバルブタイミング調整装置のうちハウジングの外郭部を省略した図である。 本発明の第4実施形態によるバルブタイミング調整装置の縦断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置は、図1に示すバルブタイミング調整システムに適用されている。バルブタイミング調整システム5は、図2に示すエンジン90の吸気バルブ91の開閉タイミングを調整するためのものである。図2に示すように、エンジン90の駆動軸であるクランクシャフト93の回転は、スプロケット11、94、95に巻き掛けられているチェーン96を介してカムシャフト97、98に伝達される。カムシャフト97は吸気バルブ91を開閉駆動する従動軸であり、カムシャフト98は排気バルブ92を開閉駆動する従動軸である。
バルブタイミング調整システム5は、クランクシャフト93と一体に回転するスプロケット11に対しカムシャフト97を回転方向に相対回動させることにより、吸気バルブ91の開閉タイミングを早くする。このように吸気バルブ91の開閉タイミングが早くなるようにカムシャフト97を相対回動させることを「進角させる」という。
また、バルブタイミング調整システム5は、スプロケット11に対しカムシャフト97を回転方向とは反対方向に相対回動させることにより、吸気バルブ91の開閉タイミングを遅くする。このように吸気バルブ91の開閉タイミングが遅くなるようにカムシャフト97を相対回動させることを「遅角させる」という。
先ず、バルブタイミング調整システム5の概略構成を図1、図3および図4に基づき説明する。
バルブタイミング調整システム5は、バルブタイミング調整装置10、オイルポンプ85、リニアソレノイド86および電子制御装置88から構成されている。
バルブタイミング調整装置10は、スプロケット11、ハウジング20、ベーンロータ40、スリーブボルト70およびスプール77などを備えている。
スプロケット11は、特許請求の範囲に記載の「回転伝達部材」に相当し、クランクシャフト93と一体に回転する。
ハウジング20は、スプロケット11に固定されている外郭部21と、外郭部21の内部を複数の油圧室に仕切るように外郭部21から径内方向へ延びている複数の仕切り部22と、を有している。
ベーンロータ40は、ハウジング20内で当該ハウジング20に対し相対回動可能に設けられており、ボス部41および複数のベーン部42を有している。ボス部41は、筒状に形成され、カムシャフト97と一体に回転可能である。ベーン部42は、ハウジング20内の油圧室を進角室23と遅角室24とに仕切るようにボス部41から径外方向へ延びている。ボス部41は、径内壁に形成された環状の供給溝43および遅角溝44と、径内壁に形成されたC字状の進角溝45と、供給溝43から軸方向でカムシャフト97側に延びている供給油路46と、進角溝45から径外方向へ延び進角室23に連通している進角油路47と、遅角溝44から径外方向へ延び遅角室24に連通している遅角油路48とを有している。ベーンロータ40は、進角室23および遅角室24の作動油の圧力に応じてハウジング20に対し図4中の矢印Y1方向の進角側または図4中の矢印Y2方向の遅角側に相対回動する。
ベーンロータ40とカムシャフト97との間には、第1リング61、リードバルブ62および第2リング63が設けられている。第1リング61は、カムシャフト97の供給油路64に連通している供給油路65を有し、第2リング63は、ベーンロータ40の供給油路46に連通している供給油路67を有している。第1リング61と第2リング63との間に挟まれているリードバルブ62は、供給油路65から供給油路67への作動油の流通を許容し、供給油路67から供給油路65への作動油の流通を禁止する逆止弁である。
スリーブボルト70は、ベーンロータ40のボス部41に嵌合している有底筒状のスリーブ部71と、スリーブ部71のうちスプロケット11側の底部から軸方向へ延び、カムシャフト97にねじ込まれているねじ部72と、スリーブ部71の開口端部に形成されている頭部73とを有している。スリーブ部71は、供給溝43に一致する軸方向位置で径方向へ貫通している供給ポート74と、進角溝45に一致する軸方向位置で径方向へ貫通している進角ポート75と、遅角溝44に一致する軸方向位置で径方向へ貫通している遅角ポート76とを有している。供給ポート74、進角ポート75および遅角ポート76は、特許請求の範囲に記載の「オイルポート」に相当する。スリーブボルト70は、ベーンロータ40のボス部41に挿通され、ボス部41をカムシャフト97に固定している。
スプール77は、スリーブボルト70のスリーブ部71内で軸方向へ往復移動可能であり、軸方向へ移動することにより各オイルポート同士の連通と遮断とを切り替え可能である。スプール77は、スプリング78によりリニアソレノイド86側に付勢されている。スプール77の軸方向位置は、スプリング78の付勢力とリニアソレノイド86による押圧力とのバランスにより決まる。
オイルポンプ85は、オイルパン84から汲み上げた作動油を、供給油路68、64、65、67、46および供給溝43を経由し供給ポート74に供給する。
リニアソレノイド86は、スプール77を軸方向へ押圧可能な出力ロッド87を有している。出力ロッド87は、リニアソレノイド86内部のコイルが通電されることにより発生する磁界に応じて軸方向へ移動する。
電子制御装置88は、バルブタイミング調整装置10のハウジング20に対するベーンロータ40の回転位相が目標値に一致するように、リニアソレノイド86を駆動してスプール77の軸方向位置を制御する。
以上のように構成されたバルブタイミング調整システム5では、回転位相が目標値よりも遅角側である場合、バルブタイミング調整装置10の供給ポート74と進角ポート75とが連通するように、電子制御装置88がスプール77の軸方向位置を制御する。これにより、作用油がバルブタイミング調整装置10の進角室23に供給されるとともに、遅角室24の作動油がスプール77の外側を経由して排出される。
また、回転位相が目標値よりも進角側である場合、バルブタイミング調整装置10の供給ポート74と遅角ポート76とが連通するように、電子制御装置88がスプール77の軸方向位置を制御する。これにより、作用油がバルブタイミング調整装置10の遅角室24に供給されるとともに、進角室23の作動油がスプール77内を経由して排出される。
また、回転位相が目標値と一致する場合、バルブタイミング調整装置10の供給ポート74と進角ポート75および遅角ポート76との連通が遮断されるように、電子制御装置88がスプール77の軸方向位置を制御する。これにより、バルブタイミング調整装置10の進角室23および遅角室24の作動油が保持される。
次に、バルブタイミング調整装置10の特徴構成を図1、図3および図4に基づき説明する。
ハウジング20の外郭部21は、ドーム形状であり、ドーム部25およびリブ部30から構成されている。第1実施形態では、ドーム部25の縦断面形状は湾曲部のみから構成されている。ドーム部25の外縁部は、径外方向へ突き出す鍔部26を形成している。鍔部26は、ドーム部25の外縁部の強度を向上させる補強手段として機能している。鍔部26とスプロケット11との間にはシールプレート79が設けられており、鍔部26は、シールプレート79に面接触する環状の合わせ面27を有している。合わせ面27は、ハウジング20とスプロケット11との間をシールするシール手段として機能している。ドーム部25の中央部は、軸方向へ突き出す環状突部28を形成している。また、ドーム部25の中央部は、スリーブボルト70の頭部73が挿入されている中央孔29を有する。
リブ部30は、ドーム部25に沿って環状突部28から鍔部26まで放射状に延びている。すなわち、リブ部30は、ドーム部25の中央部から外縁部まで連続して延びている。リブ部30の厚みは、ドーム部25の厚みよりも大きい。
ハウジング20は、外郭部21と仕切り部22との接続部分に埋め込まれているインサートナット31を備えている。インサートナット31は、仕切り部22の基端部の強度を向上させる補強手段としても機能している。
ハウジング20は、樹脂複合材料から構成されている。第1実施形態では、上記樹脂複合材料として繊維強化プラスチックが採用されている。繊維強化プラスチックは、例えばガラス繊維やカーボン繊維などの補強材を樹脂の中に入れて強度を向上させた複合材料である。樹脂は、耐熱性および耐油性のある例えばPA66、PPS、m−PPE、PEEKおよびPFなどが用いられる。
スプロケット11は、樹脂製の環状基部12と、金属製の内輪部13および外輪部14とから構成されている。内輪部13は、環状基部12の内側に一体に形成されており、カムシャフト97に相対回転可能に嵌合している。外輪部14は、環状基部の外側に一体に形成されており、図2のチェーン96を巻き掛け可能な外歯15を形成している。また外輪部14は、軸方向へ貫通する通孔16を有し、当該通孔16に挿通されたボルト83によりハウジング20に固定されている。環状基部12は、内輪部13および外輪部14がセットされた金型内に溶融樹脂を流し込み固化させることにより成形される。
ベーンロータ40のボス部41は、薄肉円筒状の大径筒部50と、スリーブボルト70の締め付け座面51を有する金属製の小径筒部52と、供給溝43、遅角溝44、進角溝45、供給油路46、進角油路47および遅角油路48を有する樹脂製の油路形成部53とから構成されている。
ベーンロータ40のベーン部42は、ボス部41の大径筒部50から径外方向へ延びており、大径筒部50と一体に成形されている。ベーン部42は、ハウジング20のドーム部25の内面とシールプレート79の側面とに摺接している。ベーン部42の受圧面54は、中心角が90度の扇形である。言い換えれば、受圧面54は、径外方向へ向かうに従って受圧面積が小さくなるように形成されている。
ベーンロータ40は、小径筒部52、第1リング61、リードバルブ62および第2リング63がセットされた金型内に溶融樹脂を流し込み固化させることにより成形される。
ベーンロータ40のベーン部42とハウジング20のドーム部25との間には、弓形のシール部材80が設けられている。シール部材80は、例えば合成ゴムなどのエラストマから構成されており、ベーンロータ40のベーン部42とハウジング20のドーム部25との間の隙間を油密に封止している。
シール部材80とベーンロータ40のベーン部42との間には、付勢部材81が設けられている。付勢部材81は、シール部材80の一端部と中間部と他端部とをハウジング20のドーム部25に向けて付勢している。言い換えれば、付勢部材81は、シール部材80をハウジング20のドーム部25に向けて軸方向と径方向とに付勢している。
以上説明したように、第1実施形態によるバルブタイミング調整装置10では、ハウジング20の外郭部21はドーム形状である。したがって、ハウジング20の外郭部21には進角室23および遅角室24の作動油の圧力が均一に作用し、応力集中の発生が抑制される。そのため、ハウジング20の必要強度を小さくすることができる。これにより、ハウジング20の材質、肉厚、リブ形状、進角室23および遅角室24の大きさの設計自由度が高くなる。
また、第1実施形態では、ハウジング20は、樹脂を含む樹脂複合材料から構成されている。このようにハウジング20を樹脂複合材料から構成する場合であっても、ハウジング20の外郭部21がドーム形状であるため、肉厚を比較的薄く設定することができる。そのため、樹脂内のボイドの発生を抑制し、「引け」の回避により寸法精度を高め、樹脂の使用量を低減することができる。また、従来の金属製のハウジングと比べて材料が軽くリブ形状の自由度が高いため、大幅な軽量化が可能となる。
また、第1実施形態では、ハウジング20は、ガラス繊維またはカーボン繊維などの補強材を含む繊維強化プラスチックから構成されている。したがって、進角室23または遅角室24の圧力が異常に高くなってハウジング20に亀裂が生じても、亀裂の進展が遅いため、致命的な破損に至る前に故障を検知することができる。
また、第1実施形態では、ハウジング20の外郭部21は、ドーム部25、および、ドーム部25の中央部から外縁部まで延びているリブ部30を有する。したがって、複雑なリブを設けることなく、すなわちハウジング20の成形しやすさを犠牲にすることなくハウジング20の剛性を高めている。
また、第1実施形態では、ハウジング20のリブ部30の厚みは、ドーム部25の厚みよりも大きい。したがって、進角室23または遅角室24の圧力が異常に高くなった場合であっても、ドーム部25がリブ部30よりも先に破損することを回避可能である。
また、第1実施形態では、インサートナット31は、ハウジング20の外郭部21と仕切り部22との接続部分に埋め込まれており、仕切り部22の基端部を補強している。
また、第1実施形態では、ハウジング20のドーム部25の外縁部は、鍔部26を形成している。鍔部26は、スプロケット11との間のシール性を向上させるとともに、ハウジング20の剛性を向上させている。
また、第1実施形態では、ベーンロータ40のベーン部42の受圧面54は、中心角が90度の扇形である。したがって、ベーン部42の受圧面54は、径外方向へ向かうに従って受圧面積が小さくなるように形成されている。そのため、ベーン部42の基端部に作動する応力を低減することができる。
また、第1実施形態では、ベーンロータ40のベーン部42とハウジング20のドーム部25との間には、弓形のシール部材80が設けられている。また、シール部材80とベーンロータ40のベーン部との間には、付勢部材81が設けられている。付勢部材81は、シール部材80をハウジング20のドーム部25に向けて軸方向と径方向とに付勢している。これらの弓形のシール部材80と付勢部材81とによりドーム形状のハウジング20のシールが可能となる。
また、第1実施形態では、ベーンロータ40のボス部41は、スリーブボルト70の締め付け座面51を有する金属製の小径筒部52と、オイルポート74、75、76に接続している複数の油路43、44、45、46、47、48を有する樹脂製の油路形成部53とを含む。油路43、44、45、46、47、48は、油路形成部53を樹脂成形するとき同時に形成される。
したがって、スリーブボルト70の締め付け面が樹脂である場合、クリープ現象によるスリーブボルト70の緩みが問題となるが、第1実施形態では締め付け座面51が金属であるので、スリーブボルト70の緩みが抑制される。また、油路を金属部材に形成する場合、複雑な加工が必要となるためコストアップが問題となるが、第1実施形態では油路を樹脂部材に形成するので、比較的容易に形成することができる。
また、第1実施形態では、スプロケット11は、樹脂製の環状基部12と、環状基部12の内側に一体に形成されている金属製の内輪部13と、環状基部12の外側に一体に形成されている金属製の外輪部14とから構成されている。したがって、強度が必要な外輪部14および内輪部13を金属製とし、それ以外を樹脂製とすることにより、機能を損なうことなく大幅な軽量化が可能となる。
また、第1実施形態では、スプロケット11の外輪部14は、軸方向へ貫通する通孔16を有し、当該通孔16に挿通されたボルト83によりハウジング20に固定されている。したがって、チェーン96の駆動トルクを樹脂製の環状基部12を介さずハウジング20に伝達可能となる。そのため、環状基部12の必要強度を小さくすることができ、環状基部12の形状の設計自由度が高くなる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態によるバルブタイミング調整装置を図5〜図11に基づき説明する。バルブタイミング調整装置100は、スプロケット101、ハウジング102およびベーンロータ103を備えている。
ハウジング102の外郭部104はドーム形状である。外郭部104のドーム部105の縦断面形状は、湾曲部、および、湾曲部の径外端および径内端から延びている円筒部および円板部から構成されている。ドーム部105の外縁部は、径外方向へ突き出す鍔部106を形成している。
外郭部104のリブ部は、ドーム部105に沿って中央部から外縁部まで径方向へ延びている径方向リブ部107と、径方向の所定間隔ごとに周方向へ延びている周方向リブ部108とを含む。リブ部107、108の厚みは、ドーム部105の厚みよりも大きい。
ハウジング102は、外郭部104と仕切り部109との接続部分に埋め込まれているインサートナット31を備え、また繊維強化プラスチックから構成されている。ハウジング102の仕切り部109とベーンロータ103のボス部110との隙間は、L字形のシール部材111により封止されている。
ベーンロータ103のボス部110は、薄肉円筒状の樹脂製の筒部112と、供給油路113、進角油路114および遅角油路115を有する金属製の積層体116と、を有している。筒部112は、ハウジング102に嵌着された金属リング117の外側に突き出す環状突起118と、軸方向で積層体116を挟持している鍔状突起119、120とを形成している。ベーンロータ103は、金属リング117およびスプロケット101により軸方向の両端部が支持されている。
ベーンロータ103の積層体116は、軸方向へ積層された複数の金属板121から構成されている。金属板121は、図11に示すように環状であり、外周面に複数の凹み122を有している。各金属板121は、互いに凹み122の周方向位置が合うように積層されている。
ベーンロータ103の樹脂製のベーン部125の受圧面123は、中心角が90度の扇形であり、径外方向へ向かうに従って受圧面積が小さくなるように形成されている。ベーンロータ103は、積層体116がセットされた金型内に溶融樹脂を流し込み固化させることにより成形される。
ベーンロータ103のベーン部125とハウジング102のドーム部105との間には、弓形のシール部材124が設けられている。シール部材124は、例えば合成ゴムなどのエラストマから構成され、軸方向と径方向とに付勢力を発生している。シール部材124は、ベーンロータ103がセットされた金型内に溶融ゴムを流し込み固化させることにより成形される。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏し、さらに、ベーンロータ103の両端部が金属リング117およびスプロケット101により支持されることにより、ハウジング102の仕切り部109とベーンロータ103のボス部110との摩耗を抑制するという効果を得ることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態によるバルブタイミング調整装置を図12〜図15に基づき説明する。バルブタイミング調整装置130は、スプロケット131、ハウジング132およびベーンロータ133を備えている。
スプロケット131は、樹脂製の環状基部134と、環状基部134の内側および外側に固定されている内輪部135および外輪部136とを有している。内輪部135は、周方向へ延びる周方向孔137を有している。
ハウジング132の外郭部138はドーム形状である。外郭部138のドーム部139の縦断面形状は、湾曲部、および、湾曲部の径外端および径内端から延びている円筒部および円板部から構成されている。ドーム部139の外縁部は、径外方向へ突き出す鍔部140を形成している。外郭部138の中央部の内壁は、周方向へ延びる周方向穴141を有している。周方向穴141の周方向位置は、周方向孔137の周方向位置と一致している。
外郭部138のリブ部は、ドーム部139に沿って中央部から外縁部まで径方向へ延びている径方向リブ部142と、径方向の所定間隔ごとに周方向へ延びている周方向リブ部143とを含む。リブ部142、143の厚みは、ドーム部139の厚みよりも大きい。
ハウジング132は、外郭部138と仕切り部155との接続部分に埋め込まれているインサートナット31を備え、また繊維強化プラスチックから構成されている。ハウジング132の仕切り部155とベーンロータ133のボス部144との隙間は、シール部材111により封止されている。
ベーンロータ133のボス部144は、薄肉円筒状の樹脂製の筒部145と、供給油路146、進角油路147および遅角油路148を有する金属製の積層体149と、を有している。ベーンロータ133の積層体149は、軸方向へ積層された複数の金属板150から構成されている。金属板150は、軸方向へ貫通する通孔151を有している。
ベーンロータ133の樹脂製のベーン部156の受圧面152は、中心角が90度の扇形であり、径外方向へ向かうに従って受圧面積が小さくなるように形成されている。ベーンロータ133は、積層体149がセットされた金型内に溶融樹脂を流し込み固化させることにより成形される。
積層体149の通孔151には、軸受ピン153が嵌め着けられている。軸受ピン153の一端部および他端部は、積層体149から突き出しており、スプロケット131の周方向孔137およびハウジング132の周方向穴141に嵌合している。軸受ピン153、周方向孔137および周方向穴141は、ベーンロータ133をハウジング132に対し相対回動可能に支持する軸受手段として機能している。
ベーンロータ133のベーン部156とハウジング132のドーム部139との間には、弓形のシール部材154が設けられている。シール部材154は、例えば合成ゴムなどのエラストマから構成され、軸方向と径方向とに付勢力を発生している。シール部材154は、ベーンロータ133がセットされた金型内に溶融ゴムを流し込み固化させることにより成形される。
第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏し、さらに、ベーンロータ133に固定された軸受ピン153がスプロケット131の周方向孔137およびハウジング132の周方向穴141により支持されることにより、ハウジング132の仕切り部155とベーンロータ133のボス部144との摩耗を抑制するという効果を得ることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態によるバルブタイミング調整装置を図16に基づき説明する。バルブタイミング調整装置160のベーンロータ161は、金属製のボス部162と、樹脂製のベーン部163とを有している。ボス部162が有する供給油路164、進角油路165および遅角油路166は、例えば機械加工により形成されている。
シール部材167とベーンロータ161のベーン部163との間には、付勢部材168が設けられている。付勢部材168は、シール部材80の一端部と他端部との間の4箇所をハウジング20のドーム部25に向けて付勢している。
第4実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(他の実施形態)
本発明の他の実施形態では、ハウジングは、繊維強化プラスチック以外の樹脂複合材料、または、樹脂から構成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、ハウジング内の油圧室の数は、4つ以下であってもよいし、7つ以上であってもよい。
本発明の他の実施形態では、ハウジングの外郭部のリブ部の延びる方向は、径方向に一致しなくてもよい。リブ部は、例えば、ハウジングの中央部から、回転軸心に対する同心円の接線方向へ延びるように形成されると、強度が向上する。また、リブ部は、必ずしもハウジングの内縁から外縁まで延びている必要はない。
本発明の他の実施形態では、ハウジングの外郭部は、必ずしもリブ部を形成する必要はない。
本発明の他の実施形態では、ハウジングの外縁部は鍔状でなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、ハウジングの外郭部のリブ部の厚みは、ドーム部の厚み以下であってもよい。
本発明の他の実施形態では、ハウジングは、外郭部と仕切り部との接続部分にインサートナットを備えていなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、スプロケットは、樹脂のみ、または、金属のみで構成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、ベーンロータとカムシャフトとの間には、第1リングおよび第2リングが設けられなくてもよい。つまり、ベーンロータが有する油路とカムシャフトが有する油路とが直接接続していてもよい。
本発明の他の実施形態では、リードバルブは、供給油路上のどこに設けられてもよい。
本発明の他の実施形態では、スリーブボルトとスプールとが構成する油路切換弁は、供給油路上のどこに設けられてもよく、必ずしもベーンロータの内側に設けられる必要はない。
本発明の他の実施形態では、エンジンのクランクシャフトの回転は、チェーンに限らず、他の動力伝達部材によりハウジングに伝達されてもよい。
本発明の他の実施形態では、スプロケット以外の回転伝達部材が用いられてもよい。
本発明の他の実施形態では、バルブタイミング調整装置は、エンジンの排気バルブの開閉タイミングを調整してもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10、100、130、160・・・バルブタイミング調整装置
11、101、131・・・スプロケット(回転伝達部材)
20、102、132・・・ハウジング
21、104、138・・・外郭部
22、109、155・・・仕切り部
23・・・・・・・・・・・進角室
24・・・・・・・・・・・遅角室
40、103、133、161・・・ベーンロータ
41、110、144、162・・・ボス部
42、125、156、163・・・ベーン部

Claims (13)

  1. エンジン(90)の駆動軸(93)と従動軸(97)との回転位相を変化させることにより、前記従動軸が駆動する吸気バルブ(91)または排気バルブ(92)の開閉タイミングを調整可能なバルブタイミング調整装置(10、100、130、160)であって、
    前記駆動軸および前記従動軸の一方と一体に回転可能な回転伝達部材(11、101、131)と、
    前記回転伝達部材に固定されている外郭部(21、104、138)、および、前記外郭部の内部を複数の油圧室に仕切るように前記外郭部から径内方向へ延びている複数の仕切り部(22、109、155)を有するハウジング(20、102、132)と、
    前記ハウジング内で前記駆動軸および前記従動軸の他方と一体に回転可能なボス部(41、110、144、162)、および、前記油圧室を進角室(23)と遅角室(24)とに仕切るように前記ボス部から放射状へ延びている複数のベーン部(42、125、156、163)を有し、前記進角室および前記遅角室の作動油の圧力に応じて前記ハウジングに対し進角側または遅角側に相対回動するベーンロータ(40、103、133、161)と、
    を備え、
    前記ハウジングの前記外郭部はドーム形状であることを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  2. 前記ハウジングは、樹脂、または、少なくとも樹脂を含む樹脂複合材料から構成されていることを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置(10、100、130、160)。
  3. 前記ハウジングは、補強材を含む樹脂複合材料から構成されていることを特徴とする請求項2に記載のバルブタイミング調整装置(10、100、130、160)。
  4. 前記ハウジングの前記外郭部は、ドーム部(25、105、139)、および、前記ドーム部の中央部から外縁部まで延びているリブ部(30、107、108、142、143)を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置(10、100、130、160)。
  5. 前記ハウジングの前記リブ部の厚みは、前記ドーム部の厚みよりも大きいことを特徴とする請求項4に記載のバルブタイミング調整装置(10、100、130、160)。
  6. 前記ハウジングの前記外郭部と前記仕切り部との接続部分に埋め込まれ、前記仕切り部を補強しているインサートナット(31)、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置(10、100、130、160)。
  7. 前記ハウジングの前記外郭部の外縁部は、鍔部(26、106、140)を形成していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置(10、100、130、160)。
  8. 前記ベーンロータの前記ベーン部の受圧面(54、123、152)は、中心角が90度の扇形であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置(10、100、130、160)。
  9. 前記ベーンロータの前記ベーン部と前記ハウジングの前記外郭部との間に設けられている弓形のシール部材(80、124、154、167)、をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載のバルブタイミング調整装置(10、100、130、160)。
  10. 前記シール部材と前記ベーンロータの前記ベーン部との間に設けられ、前記シール部材を前記ハウジングの前記外郭部に向けて軸方向と径方向とに付勢している付勢部材(81、168)、をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載のバルブタイミング調整装置(10、160)。
  11. 前記ベーンロータの前記ボス部に挿通され、前記ボス部を前記従動軸に固定可能であり、径方向へ貫通している複数のオイルポート(74、75、76)を有するスリーブボルト(70)と、
    前記スリーブボルト内で軸方向へ摺動可能であり、前記スリーブボルト内を軸方向へ移動することにより各前記オイルポート同士の連通と遮断とを切り替えるスプール(77)と、
    をさらに備え、
    前記ベーンロータの前記ボス部は、前記スリーブボルトの締め付け座面(51)を有する金属製の筒部(52)と、前記オイルポートに連通している複数の油路(43、44、45、46、47、48)を有する樹脂製の油路形成部(53)と、を含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置(10)。
  12. 前記回転伝達部材は、樹脂製の環状基部(12、134)と、前記環状基部の内側に固定され、前記従動軸に嵌合可能な金属製の内輪部(13、135)と、前記環状基部の外側に固定され、外歯(15)を形成している金属製の外輪部(14、136)と、から構成されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置(10、130、160)。
  13. 前記回転伝達部材の前記外輪部は、軸方向へ貫通している通孔(16)を有し、
    前記通孔に挿通され、前記回転伝達部材を前記ハウジングに固定しているボルト(83)、をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載のバルブタイミング調整装置(10、100、130、160)。
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