JP5682862B2 - バルブタイミング調整装置 - Google Patents
バルブタイミング調整装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5682862B2 JP5682862B2 JP2012216469A JP2012216469A JP5682862B2 JP 5682862 B2 JP5682862 B2 JP 5682862B2 JP 2012216469 A JP2012216469 A JP 2012216469A JP 2012216469 A JP2012216469 A JP 2012216469A JP 5682862 B2 JP5682862 B2 JP 5682862B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal member
- vane rotor
- housing
- valve timing
- seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Description
また、シール部材とベーンロータのベーン部とのクリアランスには、オイルポンプから導入された作動油が進角室または遅角室を経由して供給される。そのため、オイルポンプから上記クリアランスに到達するまでの作動油の圧力損失が大きいので、シール部材に作用する押圧力を十分に得ることができず、オイル漏れが生じ易いという問題がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、オイル漏れを抑制可能なバルブタイミング調整装置を提供することである。
ベーンロータは、外部から作動油が流入可能な供給油路、進角室に連通している進角油路、および、遅角室に連通している遅角油路を有する。バルブタイミング調整装置は、供給油路と進角油路との連通および遮断を切り替え可能であるとともに、供給油路と遅角油路との連通および遮断を切り替え可能である油路切替弁をさらに備える。
したがって、第1シール部材は、第1ハウジングとベーンロータとの間の径方向隙間および軸方向隙間を両方とも封止することができ、また第2シール部材は、第2ハウジングとベーンロータとの間の径方向隙間および軸方向隙間を両方とも封止することができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置は、図1に示すバルブタイミング調整システムに適用されている。バルブタイミング調整システム5は、図2に示すエンジン90の吸気バルブ91の開閉タイミングを調整するためのものである。図2に示すように、エンジン90の駆動軸であるクランクシャフト93の回転は、スプロケット11、94、95に巻き掛けられているチェーン96を介してカムシャフト97、98に伝達される。カムシャフト97は吸気バルブ91を開閉駆動する従動軸であり、カムシャフト98は排気バルブ92を開閉駆動する従動軸である。
また、バルブタイミング調整システム5は、スプロケット11に対しカムシャフト97を回転方向とは反対方向に相対回動させることにより、吸気バルブ91の開閉タイミングを遅くする。このように吸気バルブ91の開閉タイミングが遅くなるようにカムシャフト97を相対回動させることを「遅角させる」という。
バルブタイミング調整システム5は、バルブタイミング調整装置10、オイルポンプ85、リニアソレノイド86および電子制御装置88から構成されている。
スプロケット11は、特許請求の範囲に記載の「第1ハウジング」に相当し、クランクシャフト93と一体に回転する。
ハウジング20は、特許請求の範囲に記載の「第2ハウジング」に相当し、外郭部21および複数の仕切り部22を有している。外郭部21は、カップ状に形成され、外縁部がスプロケット11に固定されている。各仕切り部22は、外郭部21の内部を複数の圧力室に仕切るように放射状に延びている。
リニアソレノイド86は、スプール77を軸方向に押圧可能な出力ロッド87を有している。出力ロッド87は、リニアソレノイド86内部のコイルが通電されることにより発生する磁界に応じて軸方向に移動する。
電子制御装置88は、バルブタイミング調整装置10のハウジング20に対するベーンロータ40の回転位相が目標値に一致するように、リニアソレノイド86を駆動してスプール77の軸方向位置を制御する。
ハウジング20の外郭部21は、ベーンロータ40に対し径外方向に位置する大径筒部25と、大径筒部25のうちスプロケット11とは反対側に位置する底部26と、底部26から突き出す小径筒部27と、を有している。小径筒部27内にはアシストスプリング80が収容されている。
スプロケット11は、金属製であり、図2のチェーン96を巻き掛け可能な外歯15を形成し、カムシャフト97が挿通可能な通孔16を有している。ハウジング20は、ビス79によりスプロケット11に固定されている。
ベーンロータ40のボス部41は、ロックピン83を軸方向に摺動可能に支持する摺動孔50を有している。ロックピン83は、スプロケット11に抜き差し可能であり、スプロケット11に差し込まれるとベーンロータ40とスプロケット11との相対回動を規制する。
第1シール部材31は、ベーンロータ40のベーン部42とスプロケット11およびハウジング20の大径筒部25との間に設けられている。具体的には、第1シール部材31は、シール溝60の第1溝部61に沿って軸方向へ延び、第1溝部61の溝底62に接触可能な第1周壁部32と、第1周壁部32のうちスプロケット11側の一端部からシール溝60の第2溝部63に沿って径内方向へ延び、第2溝部63の溝底64に接触可能な第1側壁部33と、を有し、L字形に形成されている。第1周壁部32の他端部は、段付き状に形成され、第1周壁部32の中央部と比べて幅が半分である。第1シール部材31の第1側壁部33は、ベーンロータ40のうちスプロケット11に対する摺動壁54の径内端まで径内方向へ延びている。溝底62は、特許請求の範囲に記載の「ベーンロータの周壁面」に相当する。また溝底64は、特許請求の範囲に記載の「ベーンロータの一方の側壁面」に相当する。第1シール部材31は、ベーンロータ40に対し径方向および軸方向へ相対移動可能である。
第1シール部材31と第2シール部材35とは、形状が同じであり、周壁部32、36の他端部同士が周方向で重ねられている。
ベーンロータ40は、第1シール部材31および第2シール部材35がセットされた金型内に溶融樹脂を流し込み固化させることにより成形される。第1シール部材31および第2シール部材35が成形後のベーンロータ40に対し相対移動可能となるように、ベーンロータ40の材料が選定されるとともに、金型へのセット時に第1シール部材31および第2シール部材35のうちベーンロータ40との境界面に剥離処理が施される。
オイルポンプ85から供給油路46に圧送された作動油は、スプール77の作動位置に拘わらず押圧用油路56を通じて溝底62、64と第1シール部材31とのクリアランス、および、溝底62、66と第2シール部材35とのクリアランスに導かれる。各クリアランスの作動油は、第1シール部材31をハウジング20の大径筒部25とスプロケット11とに押し付けるとともに、第2シール部材35をハウジング20の大径筒部25と底部26とに押し付け、進角室23と遅角室24との隙間を油密に封止する。
したがって、第1シール部材31は、スプロケット11とベーンロータ40との間の軸方向隙間、および、ハウジング20の大径筒部25とベーンロータ40との間の径方向隙間を両方とも封止することができる。また第2シール部材35は、ハウジング20の底部26とベーンロータ40との間の軸方向隙間、および、ハウジング20の大径筒部25とベーンロータ40との間の径方向隙間を両方とも封止することができる。
したがって、ベーンロータ40とハウジング20およびスプロケット11との軸方向隙間を可及的に封止することができる。
したがって、第1シール部材31と第2シール部材とを共通化することができ、製造コストが削減され、組み付けが容易となる。
したがって、第1シール部材31および第2シール部材35は供給油圧により押圧されるため、バルブタイミング調整装置10が作動可能な供給油圧が印加される状態において常に第1シール部材31および第2シール部材35の押圧力を維持することができる。つまり、進角油路47、遅角油路48、進角室23および遅角室24に作動油が供給されていなくても、第1シール部材31および第2シール部材35を押圧することができる。
また、第1実施形態では、第1シール部材31および第2シール部材35は、ハウジング20に対する摺動面34、38に表面処理が施されている。そのため、樹脂製のハウジング20の耐摩耗性を確保することができる。
また、第1実施形態では、ベーンロータ40は、第1シール部材31および第2シール部材35がセットされた金型内に溶融樹脂を流し込み固化させることにより成形される。そのため、第1シール部材31および第2シール部材35とベーンロータ40とのクリアランスを可及的に小さくすることができ、上記クリアランスからの作動油の漏れを抑制可能である。また、第1シール部材31および第2シール部材35とベーンロータ40とを一体的に成形することにより、組み付け性が向上する。また、第1シール部材31および第2シール部材35の寸法精度を低くすることができるため、第1シール部材31および第2シール部材35を例えばプレス加工などで製造することが可能となり、製造コストが削減される。
本発明の第2実施形態によるバルブタイミング調整装置を図7および図8に基づき説明する。バルブタイミング調整装置100は、吸気バルブの開閉タイミングを調整するためのものである。スプロケット11は、クランクシャフト93と一体に回転する。
ベーンロータ101は、ベーン部102に設けられた第1シール部材31および第2シール部材35に加え、ボス部103のシール溝104に設けられた第1シール部材110および第2シール部材111を備えている。第1シール部材110は、スプロケット11およびハウジング112の仕切り部113と、ベーンロータ101のボス部103との間に設けられている。第2シール部材111は、ハウジング112の底部114および仕切り部113と、ベーンロータ101のボス部103との間に設けられている。
したがって、正のカム変動トルクがベーンロータ101を遅角側に回動させようとすると、第1シール部材31、110および第2シール部材35、111がハウジング112およびスプロケット11に比較的大きな力で押し付けられ、ベーンロータ101の遅角側への回動が抑制される。そのため、ベーンロータ101を速やかに進角側に回動させることができる。
本発明の第3実施形態によるバルブタイミング調整装置を図9および図10に基づき説明する。バルブタイミング調整装置120は、排気バルブの開閉タイミングを調整するためのものである。スプロケット11は、クランクシャフト93と一体に回転する。
ベーンロータ121は、シール溝60の溝底62、64、66に開口する押圧用油路122と、シール溝104の溝底105、106、107に開口する押圧用油路123と、を有している。押圧用油路122および押圧用油路123は、遅角油路48に直接連通しており、外部から遅角溝44に導入される作動油を進角室23および遅角室24を経由することなく第1シール部材31、110および第2シール部材35、111に導き、各シール部材31、35、110、111を径外方向と軸方向とに押圧する押圧力を発生する。
したがって、負のカム変動トルクがベーンロータ121を進角側に回動させようとすると、第1シール部材31、110および第2シール部材35、111がハウジング112およびスプロケット11に比較的大きな力で押し付けられ、ベーンロータ121の進角側への回動が抑制される。そのため、ベーンロータ121を速やかに遅角側に回動させることができる。
本発明の第4実施形態によるバルブタイミング調整装置を図11および図12に基づき説明する。バルブタイミング調整装置130では、スプロケット131は、第1シール部材134、136に対し軸方向に対向する屈曲部133を含む第1内壁面132を有している。第1シール部材134、136は、スプロケット131の第1内壁面132に全面が密着可能な第1シール面135、137を有している。
ハウジング140は、第2シール部材143、145に対し軸方向に対向する屈曲部142を含む第2内壁面141を有している。第2シール部材143、145は、ハウジング140の第2内壁面141に全面が密着可能な第2シール面144、146を有している。
本発明の第5実施形態によるバルブタイミング調整装置を図13〜図15に基づき説明する。バルブタイミング調整装置150では、ベーンロータ151のボス部152は、金属製のインサート部材153を有している。インサート部材153は、軸方向に積層された複数の金属板から構成されている。インサート部材153は、第1シール部材31が軸方向および径方向に相対移動可能に嵌合するとともに周方向に相対移動不能に嵌合する第1案内溝154と、第2シール部材35が軸方向および径方向に相対移動可能に嵌合するとともに周方向に相対移動不能に嵌合する第2案内溝155と、を有している。
また、第5実施形態では、インサート部材153は、第1シール部材31および第2シール部材35を軸方向および径方向に案内する第1案内溝154および第2案内溝155を有している。そのため、第1シール部材31および第2シール部材35は、軸方向および径方向に対して平行に移動することができる。
本発明の他の実施形態では、押圧用油路の開口の数は1つ、2つ、または4つ以上であてもよい。
本発明の他の実施形態では、押圧用油路は、2経路以上設けられてもよい。要するに、押圧用油路は、外部から導入される作動油を進角室および遅角室を経由することなく第1シール部材および第2シール部材に導くものであればよい。
本発明の他の実施形態では、ハウジングの仕切り部の数、および、ベーンロータのベーン部の数は、4つ以下または6つ以上であってもよい。
本発明の他の実施形態では、第1シール部材の第1周壁部の他端部、すなわち第2シール部材と組み合わせられる端部の幅は、第1周壁部の中央部と比べて半分より小さくてもよいし、大きくてもよい。
本発明の他の実施形態では、第1シール部材および第2シール部材は、ベーンロータのボス部のみに設けられてもよい。
本発明の他の実施形態では、ベーンロータは、金属など、樹脂以外から構成されてもよい。また、第1シール部材および第2シール部材は、ベーンロータと同じ材料から構成されてもよい。また、第1シール部材および第2シール部材は、樹脂など、金属以外から構成されてもよい。また、第2シール部材は、第1シール部材と同じ材料から構成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、第1シール部材および第2シール部材は、軸方向の一方に屈曲部を形成してもよい。また屈曲部は、第1シール部材および第2シール部材の一方に形成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、第1シール部材および第2シール部材の摺動面には表面処理が施されていなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、スプロケットは、樹脂など、金属以外から構成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、クランクシャフトに連結される外歯はハウジングに形成され、スプロケットに代えて、ハウジングの開口を塞ぐカバーが設けられてもよい。
本発明の他の実施形態では、エンジンのクランクシャフトの回転は、チェーンに限らず、他の動力伝達部材によりハウジングに伝達されてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
11、131・・・スプロケット(第1ハウジング)
20、112、140・・・ハウジング(第2ハウジング)
23・・・進角室
24・・・遅角室
31、110、134、136・・・第1シール部材
35、111、143、145・・・第2シール部材
40、110、121、147、151・・・ベーンロータ
41、103、152・・・ボス部
42、102・・・ベーン部
56、108、109、122、123・・・押圧用油路
62、64、66・・・接触面
Claims (11)
- エンジン(90)の駆動軸(93)と従動軸(97、98)との回転位相を変化させることにより、前記従動軸が駆動する吸気バルブ(91)または排気バルブ(92)の開閉タイミングを調整可能なバルブタイミング調整装置(10、100、120、130、150)であって、
前記駆動軸および前記従動軸の一方と一体に回転可能な第1ハウジング(11、131)と、
前記第1ハウジングに固定され、前記第1ハウジングと共に複数の圧力室を区画形成している第2ハウジング(20、112、140)と、
前記第1ハウジング内または前記第2ハウジング内で前記駆動軸および前記従動軸の他方と一体に回転可能なボス部(41、103、152)、および、前記圧力室を進角室(23)と遅角室(24)とに仕切るように前記ボス部から放射状に延びている複数のベーン部(42、102)、を形成し、外部から作動油が流入可能な供給油路(46)、前記進角室に連通している進角油路(47)、および、前記遅角室に連通している遅角油路(48)、を有するベーンロータ(40、110、121、147、151)と、
前記供給油路と前記進角油路との連通および遮断を切り替え可能であるとともに、前記供給油路と前記遅角油路との連通および遮断を切り替え可能である油路切替弁(70、77)と、
前記第1ハウジングと前記ベーンロータとの間に設けられ、前記ベーンロータに対し径方向および軸方向へ相対移動可能な第1シール部材(31、110、134、136)と、
前記第2ハウジングと前記ベーンロータとの間に設けられ、前記ベーンロータおよび前記第1シール部材に対し径方向および軸方向へ相対移動可能な第2シール部材(35、111、143、145)と、
を備え、
前記第1シール部材および前記第2シール部材は、前記ベーンロータの前記ベーン部および前記ボス部の両方に設けられ、
前記ベーンロータは、前記第1シール部材に対する接触面(62、64)および前記第2シール部材に対する接触面(62、66)に開口し、前記供給油路に直接連通し、外部から導入される作動油を前記進角室および前記遅角室を経由することなく前記第1シール部材および前記第2シール部材に導き、前記第1シール部材および前記第2シール部材を径外方向と軸方向とに押圧する押圧力を発生する押圧用油路(56、108、109、122、123)、を有することを特徴とするバルブタイミング調整装置。 - 前記第1シール部材は、前記ベーンロータのうち前記第1ハウジングに対する摺動壁(54)の径内端まで延びており、
前記第2シール部材は、前記ベーンロータのうち前記第2ハウジングに対する摺動壁(55)の径内端まで延びていることを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置(10、100、120、130、150)。 - 前記第1シール部材は、軸方向へ延び前記ベーンロータの周壁面(62)に接触可能な第1周壁部(32)と、前記第1周壁部のうち前記第1ハウジング側の一端部から径内方向へ延び前記ベーンロータの一方の側壁面(64)に接触可能な第1側壁部(33)と、を有し、L字形に形成され、
前記第2シール部材は、軸方向へ延び前記ベーンロータの前記周壁面に接触可能な第2周壁部(36)と、前記第2周壁部のうち前記第2ハウジング側の一端部から径内方向へ延び前記ベーンロータの他方の側壁面(66)に接触可能な第2側壁部(37)と、を有し、L字形に形成され、前記第1シール部材と同じ形状であり
前記第1シール部材の前記第1周壁部の他端部は、前記第2シール部材の前記第2周壁部の他端部に対し周方向で重ねられていることを特徴とする請求項1または2に記載のバルブタイミング調整装置(10、100、120、130、150)。 - 前記第2シール部材は、前記第1シール部材とは異なる材料から構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置(10、100、120、130、150)。
- 前記第1ハウジング(131)は、前記第1シール部材に対し軸方向に対向する屈曲部(133)または湾曲部を含む第1内壁面(132)を有し、
前記第1シール部材(134、136)は、前記第1ハウジングの前記第1内壁面に密着可能な第1シール面(135、137)を有し、
前記第2ハウジング(140)は、前記第2シール部材に対し軸方向に対向する屈曲部(142)または湾曲部を含む第2内壁面(141)を有し、
前記第2シール部材(143、145)は、前記第2ハウジングの前記第2内壁面に密着可能な第2シール面(144、146)を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置(130)。 - 前記第1シール部材および前記第2シール部材は、前記第1ハウジングまたは前記第2ハウジングに対する摺動面(34、38)に表面処理が施されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置(10、100、120、130、150)。
- 前記ベーンロータは樹脂製であり、
前記第1シール部材および前記第2シール部材は、前記ベーンロータとは異なる材料から構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置(10、100、120、130、150)。 - 前記第1シール部材および前記第2シール部材は金属製であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置(10、100、120、130、150)。
- 前記ベーンロータの前記ベーン部は、前記ボス部から径外方向へ延びている第1羽根部(51)および第2羽根部(52)と、前記第1羽根部と前記第2羽根部とをつなぎ、外側に前記第1シール部材および前記第2シール部材が設けられている接続部(53)と、を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置(10、100、120、130、150)。
- 前記ベーンロータは、樹脂製であり、前記第1シール部材および前記第2シール部材がセットされた金型内に溶融樹脂を流し込み固化させることにより成形されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置(10、100、120、130、150)。
- 前記ベーンロータ(151)の前記ボス部(152)は、金属製のインサート部材(153)を有し、
前記インサート部材は、前記第1シール部材が軸方向および径方向に相対移動可能に嵌合する第1案内溝(154)と、前記第2シール部材が軸方向および径方向に相対移動可能に嵌合する第2案内溝(155)と、を有することを特徴とする請求項10に記載のバルブタイミング調整装置(150)。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012216469A JP5682862B2 (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | バルブタイミング調整装置 |
DE102013219405.6A DE102013219405A1 (de) | 2012-09-28 | 2013-09-26 | Ventilzeiteinstellungssteuerungsgerät |
US14/041,297 US8904980B2 (en) | 2012-09-28 | 2013-09-30 | Valve timing control apparatus |
US14/479,380 US9255500B2 (en) | 2012-09-28 | 2014-09-08 | Valve timing control apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012216469A JP5682862B2 (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | バルブタイミング調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014070549A JP2014070549A (ja) | 2014-04-21 |
JP5682862B2 true JP5682862B2 (ja) | 2015-03-11 |
Family
ID=50746003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012216469A Expired - Fee Related JP5682862B2 (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | バルブタイミング調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5682862B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102014208598B4 (de) | 2014-05-08 | 2020-10-29 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Nockenwellenversteller mit zum Erreichen eines hydraulischen Freilaufs hin- und herschaltbarem Hydraulikkammerabdichtelement |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10159518A (ja) * | 1996-12-02 | 1998-06-16 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
JP4309011B2 (ja) * | 2000-02-28 | 2009-08-05 | 三菱電機株式会社 | バルブタイミング可変装置 |
JP2005344586A (ja) * | 2004-06-02 | 2005-12-15 | Mikuni Corp | バルブタイミング調整装置 |
JP4930791B2 (ja) * | 2007-12-20 | 2012-05-16 | アイシン精機株式会社 | 弁開閉時期制御装置 |
JP5359317B2 (ja) * | 2009-01-28 | 2013-12-04 | アイシン精機株式会社 | 弁開閉時期制御装置 |
JP5396159B2 (ja) * | 2009-05-29 | 2014-01-22 | Ntn株式会社 | バルブタイミング調整装置用シールおよびバルブタイミング調整装置 |
-
2012
- 2012-09-28 JP JP2012216469A patent/JP5682862B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014070549A (ja) | 2014-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6373464B2 (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 | |
JP5500350B2 (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
JP5182326B2 (ja) | 流量制御弁 | |
JP4530678B2 (ja) | 可変カムタイミング位相器 | |
JP6295720B2 (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
US20130199479A1 (en) | Rotor for a camshaft phaser, and camshaft phaser | |
JP7124775B2 (ja) | 作動油制御弁およびバルブタイミング調整装置 | |
US11585248B2 (en) | Hydraulic oil control valve and valve timing adjustment device | |
EP3026233B1 (en) | Camshaft phaser with position control valve | |
US20140157980A1 (en) | Rotary actuator with hydraulic valve | |
JP6396851B2 (ja) | 油圧制御弁及び該油圧制御弁が用いられた内燃機関のバルブタイミング制御装置 | |
WO2020196418A1 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP5682862B2 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP5928158B2 (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
JP2015135058A (ja) | 油圧制御弁 | |
JP5850280B2 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP5811358B2 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP6369253B2 (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
JP6581475B2 (ja) | 電磁弁 | |
JP6273801B2 (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
JP6432413B2 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP7306312B2 (ja) | 作動油制御弁及びバルブタイミング調整装置 | |
JP7234973B2 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP7272043B2 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
WO2019171720A1 (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140131 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140826 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140909 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141107 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141222 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5682862 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150104 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |