JPH10159518A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置

Info

Publication number
JPH10159518A
JPH10159518A JP32168196A JP32168196A JPH10159518A JP H10159518 A JPH10159518 A JP H10159518A JP 32168196 A JP32168196 A JP 32168196A JP 32168196 A JP32168196 A JP 32168196A JP H10159518 A JPH10159518 A JP H10159518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curvature
valve timing
seal member
valve
radius
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32168196A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Yoshizaki
正昭 吉崎
Yoshio Kawaraguchi
芳夫 川原口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP32168196A priority Critical patent/JPH10159518A/ja
Publication of JPH10159518A publication Critical patent/JPH10159518A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
    • F01L2001/3445Details relating to the hydraulic means for changing the angular relationship
    • F01L2001/34479Sealing of phaser devices

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シール部材の配設に起因する摺動抵抗の増加を
軽減することのできる内燃機関のバルブタイミング制御
装置を提供する。 【解決手段】バルブタイミング調整機構に設けられた回
転部材41は吸気カムシャフトの軸線Lを中心に同シャ
フトと同期して回転し、回転部材41を囲うように設け
られたハウジング43はクランクシャフトと同期して軸
線Lを中心に回転する。回転部材41には外側方へ突出
してハウジング43の溝部67内に挿入されるベーン6
8が設けられる。溝部67内はベーン68により一対の
油圧室69,70に区画され、隣合う油圧室69,70
間でのオイルの移動はシール部材71,72により規制
される。シール部材71,72におけるハウジング43
の内周面に対する摺動面71a,72aは、その曲率半
径が同ハウジング43における内周面の曲率半径よりも
小さくされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関における
バルブの開閉タイミングを変更するためのバルブタイミ
ング制御装置に係り、詳しくは油圧等の液圧により作動
されるバルブタイミング調整機構のシール構造の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車載用エンジン等の内燃機関にあ
っては、出力の向上やエミッションの低減等を意図し
て、吸気バルブや排気バルブの開閉タイミングを適宜に
変更することが行われる。このように吸気バルブや排気
バルブの開閉タイミングを変更する装置としては、例え
ば特開平8−121122号公報に記載された装置が知
られている。図8に同装置の概要を示す。
【0003】図8に示すように、この装置のバルブタイ
ミング調整機構は、例えば吸気バルブを開閉駆動するた
めのカムシャフト91に取り付けられた回転部材92
と、回転部材92を囲うように設けられたハウジング9
3とを備えている。このハウジング93は、カムシャフ
ト91の軸線を中心に回転可能となっており、内燃機関
の出力軸と同期して矢印X方向へ回転するスプロケット
94と一体回転可能に連結されている。
【0004】ハウジング93の内周面には、カムシャフ
ト91の軸線へ向かって突出する一対の張出部93aが
設けられ、それら張出部93a間にはそれぞれ溝部(凹
部)93bが設けられている。又、回転部材92の外周
面には、上記溝部93bへ挿入されるように外側方へ突
出する一対のベーン(凸部)92aが設けられている。
そして、溝部93bの内部は、そのベーン92aによ
り、それぞれ進角側油圧室95及び遅角側油圧室96に
区画されている。
【0005】上記のように構成されたバルブタイミング
調整機構を有する装置においては、進角側油圧室95と
遅角側油圧室96とに対し選択的にオイルが供給される
ことにより、吸気バルブの開閉タイミングが変更される
ようになっている。
【0006】即ち、進角側油圧室95へオイルが供給さ
れると、そのオイルの油圧により回転部材92がハウジ
ング93に対して矢印X方向へ相対回転し、クランクシ
ャフトに対するカムシャフト91の相対回転位相が進角
側に変更される。その結果、吸気バルブの開閉タイミン
グは、早められることになる。又、遅角側油圧室96へ
オイルが供給されると、そのオイルの油圧により回転部
材92がハウジング93に対して矢印Xと逆方向へ相対
回転し、クランクシャフトに対するカムシャフト91の
相対回転位相が遅角側に変更される。その結果、吸気バ
ルブの開閉タイミングは、遅らされることになる。
【0007】尚、こうしたバルブの開閉タイミングの変
更は、例えば内燃機関の低回転時に吸気バルブの開閉タ
イミングを遅らせたり、内燃機関の高回転時に吸気バル
ブの開閉タイミングを早めたりする際に行われる。これ
は内燃機関の低回転時にバルブオーバラップを短くして
回転の安定を図り、内燃機関の高回転時に吸気バルブの
開弁を早めて同機関の吸気効率を高めるためである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記バルブ
タイミング調整機構を有する装置においては、同装置の
作動応答性を向上させるため、隣合う油圧室95,96
間でのオイルの移動を確実に規制することが望ましい。
【0009】そのため、ベーン92aの先端外周面に第
1シール部材97を設けるとともに、ベーン92aの基
端部間に位置する回転部材92の外周面に第2シール部
材98を設けることが提案されている。この場合、第1
シール部材97は、ハウジング93において一対の溝部
93bの底部内周面に接触し、ベーン92aを挟んで隣
合う進角側油圧室95及び遅角側油圧室96間でのオイ
ルの移動を規制する。又、第2シール部材98は、ハウ
ジング93において一対の張出部93aの先端内周面に
接触し、張出部93aを挟んで隣合う進角油圧室95及
び遅角油圧室96間でのオイルの移動を規制する。
【0010】こうした第1及び第2シール部材97,9
8では一般に、ハウジング93の内周面に接触する摺動
面97a,98aを、同内周面の曲率半径と同じ曲率半
径となるように円弧状に突出形成する。そして、摺動面
97a,98aを上記のように円弧状に突出形成するこ
とにより、同摺動面97a,98a全体とハウジング9
3の内周面とを密着させ、両者の間に塵埃等の異物が溜
まるのを防止している。
【0011】しかし、第1及び第2シール部材97,9
8の摺動面97a,98a全体をハウジング93の内周
面に接触させると、ハウジング93に対して回転部材9
2を相対回転させる際に、ハウジング93の内周面にお
いて両シール部材97,98の配設に起因する摺動抵抗
が大きくなる。その結果、ハウジング93に対して回転
部材92が相対回転しにくくなり、同バルブタイミング
調整機構としての作動応答性も低下する。
【0012】特に、回転部材92の回転軸線からの距離
が大きい(モーメントアームの大きい)第1シール部材
97の配設に起因する摺動抵抗の増加は、バルブタイミ
ング調整機構としての作動応答性を考慮する上で無視で
きないものとなっている。
【0013】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、シール部材の配設に起因す
る摺動抵抗を軽減することのできる内燃機関のバルブタ
イミング制御装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、請求項1記載の発明では、同一の回転軸線を有して
内燃機関の出力軸及び同機関のバルブを開閉駆動するカ
ムシャフトにそれぞれ連結された第1及び第2の回転体
を備え、それら回転体の何れか一方に形成された凹部を
他方に形成された凸部にて区画することにより同凸部の
隣に少なくとも一つの液室を形成し、該形成した液室に
対する液圧制御に基づき前記第1及び第2の回転体を相
対回転させて前記機関出力軸と前記カムシャフトとの相
対回転位相を変更し、前記バルブの開閉タイミングを可
変制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置におい
て、前記第1又は第2の回転体の周側摺接面にその回転
軸線方向から当接付勢されて前記液室からの液圧の漏れ
を規制するシール部材を設けるとともに、このシール部
材の前記摺接面に当接する面の曲率半径を同摺接面の曲
率半径よりも小とした。
【0015】同構成によれば、シール部材によって上記
液室からの液圧漏れが規制されることはもとより、第1
又は第2の回転体の周側摺接面と同シール部材との接触
面積が従来よりも小さくなるため、同シール部材の配設
に起因する摺動抵抗の増加は好適に抑制される。
【0016】請求項2記載の発明では、前記シール部材
は前記凸部の先端部に設けられ、同凸部の先端側に位置
する前記摺接面の曲率半径をR1とするとき、前記シー
ル部材の該摺接面に当接する面の曲率半径は、これをR
sとしてRs<R1に設定されるものとした。
【0017】同構成によれば、両回転体の回転軸線から
離れて位置するシール部材の配設に起因する摺動抵抗の
増加が軽減されるため、第1の回転体と第2の回転体と
の相対回転が円滑に行なわれ易くなり、バルブタイミン
グ制御装置としてもその作動応答性が好適に維持され
る。
【0018】請求項3記載の発明では、前記シール部材
は前記凸部の先端部及び基端部にそれぞれ設けられ、同
凸部の先端側及び基端側に位置する前記摺接面の曲率半
径をそれぞれR1及びr1とするとき、前記シール部材
のそれら摺接面に当接する面の曲率半径は、これをそれ
ぞれRs及びrsとしてr1>rs≦Rs<R1に設定
されるものとした。
【0019】同構成によれば、r1>rs且つRs<R
1とすることにより、凸部の先端部におけるシール部材
の配設に起因する摺動抵抗の増加と、凸部の基端部にお
けるシール部材の配設に起因する摺動抵抗の増加とがそ
れぞれ軽減される。そのため、第1の回転体と第2の回
転体との相対回転が一層円滑に行われることとなり、バ
ルブタイミング制御装置としてもその作動応答性が一層
好適に維持される。
【0020】一方、rs=Rsとすれば、凸部の先端部
に設けられるシール部材と、凸部の基端部に設けられる
シール部材とを共通化することができるため、それらシ
ール部材の生産性を向上させることができるようにな
る。
【0021】又、rs=Rsとする代わりにrs<Rs
とすれば、凸部の先端側に位置する回転体の周側摺動面
と同摺動面に当接するシール部材の面との接触面積は、
凸部の基端側に位置する回転体の周側摺動面と同摺動面
に当接するシール部材の面との接触面積よりも大きくな
る。そのため、凸部の先端部と回転体の周側摺接面との
間を介しての液室からの油圧漏れが確実に規制される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明のバルブタイミング
制御装置を車載用エンジンの吸気バルブのバルブタイミ
ングを制御する装置に具体化した一実施形態を図1〜図
7に従って説明する。
【0023】図1及び図2は、それぞれ車載用エンジン
11の側面図及び平面図を示すものである。同エンジン
11において、その下部にはスプロケット12aが取り
付けられたクランクシャフト12が回転可能に設けられ
ている。更に、エンジン11の上側には、シリンダブロ
ック13が設けられている。シリンダブロック13の上
面にはシリンダヘッド14が取り付けられ、シリンダヘ
ッド14にはクランクシャフト12に対し平行に延びる
吸気カムシャフト15及び排気カムシャフト16が回転
可能に支持されている。吸気カムシャフト15の端部に
はスプロケット17aを備えたバルブタイミング調整機
構17が取り付けられ、排気カムシャフト16の端部に
はスプロケット16aが取り付けられている。そして、
スプロケット16a,17aは、タイミングチェーン1
8を介して、クランクシャフト12のスプロケット12
aに連結されている。又、吸気カムシャフト15には複
数の吸気カム20が取り付けられ、排気カムシャフト1
6には複数の排気カム22が取り付けられている。
【0024】一方、図3に示すように、シリンダブロッ
ク13内にはピストン23が往復移動可能に設けられ、
ピストン23はコンロッド24を介してクランクシャフ
ト12に連結されている。ピストン23の往復移動は、
このコンロッド24によりクランクシャフト12の回転
へと変換されるようになっている。又、ピストン23の
頭部とシリンダヘッド14との間には燃焼室25が設け
られ、シリンダヘッド14には燃焼室25と連通する吸
気ポート26及び排気ポート27が設けられている。吸
気ポート26及び排気ポート27には、それぞれ吸気バ
ルブ28及び排気バルブ29が設けられている。
【0025】そして、吸気バルブ28の開閉により吸気
ポート26と燃焼室25とが連通/遮断され、排気バル
ブ29の開閉により排気ポート27と燃焼室25とが連
通/遮断される。この吸気バルブ28の開閉駆動は前記
吸気カムシャフト15の吸気カム20によって行われ、
排気バルブ29の開閉駆動は前記排気カムシャフト16
の排気カム22によって行われるようになっている。吸
気ポート26及び排気ポート27には、それぞれインテ
ークマニホールド30及びエキゾーストマニホールド3
1が接続されている。このインテークマニホールド30
内及び吸気ポート26内は吸気通路32となっており、
エキゾーストマニホールド31内及び排気ポート27内
は排気通路33となっている。
【0026】インテークマニホールド30の上流部に
は、燃焼室25を吸入される空気の量を調節するための
スロットルバルブ35が設けられている。又、インテー
クマニホールド30の下流部には、燃焼室25内へ向か
って燃料を噴射するための燃料噴射弁38が設けられて
いる。この燃料噴射弁38は、空気が吸気通路32を通
って燃焼室25へ吸入されるとき、燃焼室25へ向けて
燃料を噴射し、燃料及び空気からなる混合ガスを形成す
る。そして、その混合ガスが燃焼室25へ吸入される
と、シリンダヘッド14に設けられた点火プラグ39a
により混合ガスに対して点火が行われる。点火がなされ
た混合ガスは爆発して排気ガスになり、排気通路33へ
送り出されるようになっている。
【0027】次に、前記バルブタイミング調整機構17
の具体的構成を説明する。図4に示すように、バルブタ
イミング調整機構17が設けられた吸気カムシャフト1
5は、そのジャーナル15aがシリンダヘッド14の軸
受部14aにより回転可能に支持されている。又、吸気
カムシャフト15の先端(図4中において左端)は、前
記スプロケット17aの中心部を貫通している。このス
プロケット17aは、吸気カムシャフト15に対して回
転可能となっている。又、吸気カムシャフト15の先端
面には回転部材41がボルト42によって固定され、回
転部材41は吸気カムシャフト15の軸線Lを中心に同
シャフト15と一体回転するようになっている。
【0028】一方、スプロケット17aの先端側面に
は、回転部材41を覆うように設けられたハウジング4
3が当接している。このハウジング43は、回転部材4
1の外周を囲うように設けられたリングカバー44と、
リングカバー44の先端開口部を塞ぐように設けられた
閉塞板45とから構成されている。そして、スプロケッ
ト17a、リングカバー44及び閉塞板45は、ボルト
46によって吸気カムシャフト15の軸線Lを中心にし
て一体回転できるように連結されている。
【0029】上記吸気カムシャフト15には、バルブタ
イミング調整機構17に対してオイルを給排するための
進角制御油路47及び遅角制御油路48が設けられてい
る。この進角制御油路47及び遅角制御油路48は回転
部材41の内部まで延びるとともに、シリンダヘッド1
4の軸受部14aの内部を通ってオイルコントロールバ
ルブ(OCV)49に接続されている。又、OCV49
には供給通路50及び排出通路51が接続されている。
そして、供給通路50はクランクシャフト12の回転に
伴って駆動されるオイルポンプ52を介してエンジン1
1の下部に設けられたオイルパン53に繋がっており、
排出通路51は直接オイルパン53に繋がっている。
【0030】OCV49はケーシング56を備え、ケー
シング56には第1及び第2の給排ポート57,58
と、第1及び第2の排出ポート59,60と、供給ポー
ト61とが設けられている。その第1の給排ポート57
には遅角制御油路48が連通し、第2の給排ポート58
には進角制御油路47が連通している。更に、供給ポー
ト61には供給通路50が連通し、排出ポート59,6
0には排出通路51が連通している。又、同ケーシング
56内には、四つの弁部64を有してコイルスプリング
62及び電磁ソレノイド65によりそれぞれ逆の方向に
付勢されるスプール63が設けられている。
【0031】そして、電磁ソレノイド65の消磁状態に
おいては、スプール63がコイルスプリング62の付勢
力によりケーシング56の一端側(図3中右側)に配置
されて、第1の給排ポート57と第1の排出ポート59
とが連通し、第2の給排ポート58が供給ポート61と
連通する。この状態では、オイルパン53内のオイルが
オイルポンプ52により供給通路50及びOCV49を
介して進角制御油路47へ送り出され、且つ遅角制御油
路48内にあったオイルがOCV49及び排出通路51
を介してオイルパン53内へ戻される。
【0032】又、電磁ソレノイド65が励磁されたとき
には、スプール63がコイルスプリング62の付勢力に
抗してケーシング56の他端側(図3中左側)に配置さ
れて、第2の給排ポート58が第2の排出ポート60と
連通し、第1の給排ポート57が供給ポート61と連通
する。この状態では、オイルパン53内のオイルはオイ
ルポンプ52により供給通路50及びOCV49を介し
て遅角制御油路48へ送り出され、且つ進角制御油路4
7内にあったオイルがOCV49及び排出通路51を介
してオイルパン53内へ戻される。
【0033】更に、電磁ソレノイド65への給電を制御
し、スプール63をケーシング56の中間に位置させる
と、第1及び第2の給排ポート57,58が閉塞され、
それら給排ポート57,58を通じてのオイルの移動が
禁止される。この状態では、進角制御油路47及び遅角
制御油路48の内、少なくとも一方にオイルが充填保持
される。
【0034】次に、バルブタイミング調整機構17にお
ける回転部材41及びハウジング43の詳細構造を図5
を参照して説明する。図5に示すように、ハウジング4
3におけるリングカバー44の内周面44aには、吸気
カムシャフト15の軸線Lへ向かって突出する三つの張
出部66が、ハウジング43の周方向に等間隔に形成さ
れている。この各張出部66間には、それぞれ溝部(凹
部)67がハウジング43の周方向に等間隔に形成され
ている。又、回転部材41の外周面には、各溝部67に
挿入されるように外側方へ突出する三つのベーン(凸
部)68が、回転部材41の周方向に等間隔に設けられ
ている。この各ベーン68が挿入された各溝部67内
は、同ベーン68により進角側油圧室69及び遅角側油
圧室70に区画されている。これら進角側油圧室69及
び遅角側油圧室70は、ベーン68を回転部材41の周
方向両側から挟むように位置している。そして、進角側
油圧室69及び遅角側油圧室70には、それぞれ前記進
角制御油路47及び遅角制御油路48が連通している。
【0035】こうしたバルブタイミング調整機構17に
あって、上記OCV49の電磁ソレノイド65が消磁さ
れると、進角制御油路47から進角側油圧室69へオイ
ルが供給されるとともに、遅角側油圧室70から遅角制
御油路48を介してオイルが排出される。その結果、各
ベーン68が矢印A方向へ移動することにより回転部材
74が図中右方向に回動し、スプロケット17aに対す
る吸気カムシャフト15の相対回転位相が変更される。
因みに同バルブタイミング調整機構17にあっては、前
記タイミングチェーン18を介して伝達されるクランク
シャフト12の回転に基づき、スプロケット17a(ハ
ウジング43)及び吸気カムシャフト15は共に、図中
右方向に回転する。従って、この場合、吸気カムシャフ
ト15はクランクシャフト12に対して進角することと
なり、吸気バルブ28の開閉タイミングが早められるよ
うになる。
【0036】又、OCV49の電磁ソレノイド65が励
磁されると、遅角制御油路48から遅角側油圧室70へ
オイルが供給されるとともに、進角側油圧室69から進
角側制御油路47を介してオイルが排出される。その結
果、各ベーン68が矢印Aと逆方向へ移動することによ
り回転部材41が同中左方向に回転し、スプロケット1
7aに対する吸気カムシャフト15の相対回転位相が上
記と逆方向に変更される。同バルブタイミング調整機構
17にあっては、この場合、吸気カムシャフト15はク
ランクシャフト12に対して遅角することとなり、吸気
バルブ28の開閉タイミングが遅らされるようになる。
【0037】更に、OCV49における電磁ソレノイド
65への給電制御により、第1及び第2の給排ポート5
7,58が閉塞されると、進角制御油路47及び遅角制
御油路48を介してのオイル流通が禁止される。その結
果、進角側油圧室69及び遅角側油圧室70の内、少な
くともいずれか一方にオイルが充填保持され、スプロケ
ット17aに対する吸気カムシャフト15の相対回転位
相が固定される。この場合、吸気カムシャフト15のク
ランクシャフト12に対する相対回転位相が固定される
ため、吸気バルブ28の開閉タイミングも固定されるこ
ととなる。
【0038】尚、上述した吸気バルブ28の開閉タイミ
ングの変更は、例えばエンジン11の低回転時に吸気バ
ルブ28の開閉タイミングを遅らせたり、エンジン11
の高回転時に吸気バルブ28の開閉タイミングを早めた
りする際に行われる。これはエンジン11の低回転時に
バルブオーバラップを短くして回転の安定を図り、エン
ジンの高回転時に吸気バルブ28の開弁を早めて同エン
ジン11の吸気効率を高めるためである。
【0039】次に、隣合う油圧室69,70間でのオイ
ルの移動を規制するためのシール構造について詳しく説
明する。各ベーン68の先端部外周面には第1シール部
材71が設けられ、各ベーン68の基端部間に位置する
回転部材41の外周面には第1のシール部材71と同形
状の第2シール部材72が設けられている。その第1シ
ール部材71は、ベーン68を挟んで位置する進角側油
圧室69及び遅角側油圧室70間でのオイルの移動を規
制する。又、第2シール部材72は、張出部66を挟ん
で位置する進角側油圧室69及び遅角側油圧室70間で
のオイルの移動を規制する。
【0040】第1シール部材71は、図6に示すよう
に、ベーン68の先端外周面に凹設された収容溝73に
挿入されている。第1のシール部材71には、ハウジン
グ43(リングカバー44)の内周面44aと接触する
摺動面71aが設けられている。この摺動面71aはリ
ングカバー44の内周面44aへ向かって円弧状に突出
し、摺動面71aの曲率半径Rsはリングカバー44の
内周面44aの曲率半径R1よりも小さい値となってい
る。そのため、摺動面71aは、その頂部のみがリング
カバー44の内周面44aに接触するようになってい
る。又、収容溝73の底と第1シール部材71との間に
は板バネ74が設けられ、その板バネ74の付勢力によ
り第1シール部材71はリングカバー44の内周面44
aに押し付けられている。
【0041】一方、第2のシール部材72は、図7に示
すように、回転部材41の外周面に凹設された収容溝7
5に挿入されている。第2のシール部材72は、ハウジ
ング43(張出部66)の内周面66aと接触する摺動
面72aが設けられている。この摺動面72aは張出部
66の内周面66aへ向かって円弧状に突出し、摺動面
72aの曲率半径rsは上記曲率半径Rsと同じ値で、
且つ張出部66の内周面66aの曲率半径r1よりも小
さい値となっている。このように摺動面72aの曲率半
径rsを張出部66の曲率半径r1よりも小さい値とし
たことにより、摺動面72aはその頂部のみが張出部6
6の内周面66aに接触するようになっている。又、収
容溝75の底と第2シール部材72との間には板バネ7
6が設けられ、その板バネ76の付勢力により第2シー
ル部材72は張出部66の内周面66aに押し付けられ
ている。
【0042】従って、こうしたシール構造にあっては、
第1及び第2のシール部材71,72の摺動面71a,
72aは、その頂部のみがハウジング43の内周面44
a,66aに接触するため、回転部材41とハウジング
43との相対回転時に、同摺動面71a,72aと同内
周面44a,66aとの隙間に塵埃等の異物が入り込ん
でも、その異物は上記隙間から好適に排出されることと
なる。
【0043】更に、第1シール部材71における摺動面
71aの曲率半径Rsは、リングカバー44における内
周面44aの曲率半径R1よりも小さいため、その摺動
面71aと内周面44aとの接触部分が従来よりも小さ
くなる。又、第2シール部材72における摺動面72a
の曲率半径rsは、張出部66における内周面66aの
曲率半径r1よりも小さいため、その摺動面72aと内
周面66aとの接触部分が従来よりも小さくなる。その
結果、回転部材41とハウジング43との相対回転時
に、第1及び第2シール部材71,72の配設に起因す
る摺動抵抗が従来よりも小さくなる。この摺動抵抗が従
来よりも小さくなると、回転部材41とハウジング43
との相対回転が滑らかになり、バルブタイミング調整機
構17の作動応答性低下が好適に抑制される。
【0044】又、第1シール部材71における摺動面7
1aの曲率半径Rsは、第2シール部材72における摺
動面72aの曲率半径rsと同じ値であるため、それら
シール部材71,72を同一形状にすることができるよ
うになる。そして、第1及び第2シール部材71,72
を同一形状とすることにより、それらシール部材71,
72の生産性を向上させることができるようになる。
【0045】以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、下記(a)〜(e)に示す効果が得られるようにな
る。 (a)回転部材41とハウジング43との相対回転時に
おいて、第1シール部材71と第2シール部材72との
配設に起因する摺動抵抗がそれぞれ従来よりも小さくな
る。そのため、回転部材41とハウジング43との相対
回転を一層円滑に行ない、バルブタイミング調整機構1
7の作動応答性の低下を抑制することができる。
【0046】(b)第1及び第2シール部材71,72
の摺動面71a,72aとハウジング43の内周面44
a,66aとの隙間に入り込んだ塵埃等の異物は、その
隙間から好適に排出される。従って、同摺動面71a,
72aと同内周面44a,66aとの間に異物が溜まる
のを好適に防止することができる。
【0047】(c)従来と異なり、上記(a)に記載し
た摺動抵抗の軽減と、上記(b)に記載した異物溜り防
止との両方の効果を得ることができる。 (d)第1シール部材71は回転部材41の回転中心で
ある吸気カムシャフト15の軸線Lから離れて位置して
いるため、特に、上述した第1シール部材71による摺
動抵抗の軽減構造は、バルブタイミング調整機構17に
おける作動応答性低下の好適な抑制に繋がることとな
る。
【0048】(e)第1シール部材71における摺動面
71aの曲率半径Rsは、第2シール部材72における
摺動面72aの曲率半径rsと同じ値であるため、それ
らシール部材71,72を同一形状にすることができ
る。そして、第1及び第2シール部材71,72を同一
形状とすることにより、それらシール部材71,72の
生産性を向上させることができる。
【0049】尚、本発明は、例えば以下のように変更し
て具体化することもできる。 (1)本実施形態では、回転部材41を吸気カムシャフ
ト15と同期して回転するように連結し、ハウジング4
3をクランクシャフト12と同期して回転するように連
結したが、本発明はこれに限定されない。即ち、回転部
材41をクランクシャフト12と同期して回転するよう
に連結するとともに、ハウジング43を吸気カムシャフ
ト15と同期して回転するように連結してもよい。
【0050】(2)本実施形態では、ハウジング43の
溝部67及び回転部材41のベーン68の個数をそれぞ
れ三つとしたが、その個数を二以下又は四以上としても
よい。
【0051】(3)第1シール部材71における摺動面
71aの曲率半径RSと、第2シール部材72における
摺動面72aの曲率半径rsとを同じ値にするのではな
く、曲率半径RSを曲率半径rsより大きくしてもよ
い。この場合、第1シール部材71の摺動面71aとリ
ングカバー44の内周面44aとの接触部分が、上記実
施形態の場合よりも大きくなる。そのため、その第1シ
ール部材71を挟んで位置する油圧室69,70間での
オイルの移動を確実に規制することができる。
【0052】(4)本実施形態では、第1及び第2シー
ル部材71,72における摺動面71a,72aの曲率
半径Rs,rsを共に、ハウジング43における内周面
44a,66aの曲率半径R1,r1よりも小さくした
が、本発明はこれに限定されない。即ち、上記曲率半径
Rsを上記曲率半径R1よりも小さくするのみにした
り、若しくは上記曲率半径rsを上記曲率半径r1より
も小さくするのみにしたりしてもよい。そして、曲率半
径Rsが曲率半径R1よりも小さいだけである場合に
は、吸気カムシャフト15の軸線Lから離れて位置する
第1シール部材71の配設に起因する摺動抵抗の増加が
軽減されるため、バルブタイミング調整機構17の作動
応答性低下を好適に抑制することができる。
【0053】(5)本実施形態において、第1シール部
材71と第2シール部材72とのいずれか一方を省略
し、バルブタイミング調整機構17の構成を簡略化して
もよい。
【0054】(6)本実施形態では、ベーン68を挟む
ように進角側油圧室69と遅角側油圧室70とを設け、
それら油圧室69,70に対して選択的にオイルを供給
するようにしたが、本発明はこれに限定されない。即
ち、両油圧室69,70の内の何れか一方の油圧室6
9,70のみに対しオイルを給排するようにし、他方の
油圧室内にはコイルスプリング等の弾性部材を設けるよ
うにしてもよい。この場合、一方の油圧室69,70に
供給されたオイルの油圧と、他方の油圧室69,70内
に設けられた弾性部材の付勢力とにより、回転部材41
とハウジング43との相対回転が行われることとなる。
【0055】(7)本実施形態では、吸気バルブ28の
開閉タイミングをバルブタイミング調整機構17で変更
するようにしたが、これに代えて排気バルブ29の開閉
タイミングをバルブタイミング調整機構17で変更する
ようにしてもよい。又、吸気バルブ28と排気バルブ2
9との両方の開閉タイミングを変更するために一対のバ
ルブタイミング調整機構17を設けるようにしてもよ
い。この場合、吸気カムシャフト15と排気カムシャフ
ト16との両方に、それぞれバルブタイミング調整機構
17が設けられることになる。
【0056】次に、以上の実施形態から把握することの
できる請求項以外の技術的思想を、その効果とともに以
下に記載する。同一の回転軸線を有して内燃機関の出力
軸及び同機関のバルブを開閉駆動するカムシャフトにそ
れぞれ連結された第1及び第2の回転体を備え、それら
回転体の何れか一方に形成された凹部を他方に形成され
た凸部にて区画することにより同凸部の隣に少なくとも
一つの液室を形成し、該形成した液室に対する液圧制御
に基づき前記第1及び第2の回転体を相対回転させて前
記機関出力軸と前記カムシャフトとの相対回転位相を変
更し、前記バルブの開閉タイミングを可変制御する内燃
機関のバルブタイミング制御装置において、前記凸部の
先端部及び基端部には前記第1又は第2の回転体の周側
摺接面にその回転軸線方向から当接付勢されて前記液室
からの液圧の漏れを規制するシール部材をそれぞれ設
け、前記凸部の先端側及び基端側に位置する前記摺接面
の曲率半径をそれぞれR1及びr1とするとき、前記シ
ール部材のそれら摺接面に当接する面の曲率半径は、こ
れをそれぞれRs及びrsとしてr1≧rs≦Rs<R
1に設定される内燃機関のバルブタイミング制御装置。
【0057】この構成によれば、r1=rsとした場
合、凸部の先端部に設けられたシール部材が回転部材の
回転軸線から離れて位置するにも拘わらず、同シール部
材の配設に起因する摺動抵抗の増加を軽減することがで
きる。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、シール部
材によって上記液室からの液圧漏れが規制されることは
もとより、第1又は第2の回転体の周側摺接面と同シー
ル部材との接触面積が従来よりも小さくなるため、同シ
ール部材の配設に起因する摺動抵抗の増加を好適に抑制
することができる。
【0059】請求項2記載の発明によれば、両回転体の
回転軸線から離れて位置するシール部材の配設に起因す
る摺動抵抗の増加が軽減されるため、第1の回転体と第
2の回転体との相対回転が円滑に行なわれ易くなる。従
って、バルブタイミング制御装置の作動応答性を好適に
維持することができる。
【0060】請求項3記載の発明によれば、r1>rs
且つRs<R1とすることにより、凸部の先端部におけ
るシール部材の配設に起因する摺動抵抗の増加と、凸部
の基端部におけるシール部材の配設に起因する摺動抵抗
の増加とをそれぞれ軽減することができる。その結果、
第1の回転体と第2の回転体との相対回転が一層円滑に
行われることとなり、バルブタイミング制御装置の作動
応答性を一層好適に維持することができる。 一方、r
s=Rsとすれば、凸部の先端部に設けられるシール部
材と、凸部の基端部に設けられるシール部材とを共通化
することができるため、それらシール部材の生産性を向
上させることができる。又、rs<Rsとすれば、凸部
の先端側に位置する回転体の周側摺動面と同摺動面に当
接するシール部材の面との接触面積は、凸部の基端側に
位置する回転体の周側摺動面と同摺動面に当接するシー
ル部材の面との接触面積よりも大きくなる。そのため、
凸部の先端部と回転体の周側摺接面との間を介して液室
から油圧が漏れるのを確実に規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のバルブタイミング制御装置が搭載
されたエンジンを示す側面図。
【図2】同エンジンのシリンダヘッドを示す平面図。
【図3】同エンジンの内部構造を示す断面図。
【図4】バルブタイミング調整機構の構成を示す断面
図。
【図5】バルブタイミング調整機構の進角側及び遅角側
油圧室を示す断面図。
【図6】第1シール部材を示す拡大断面図。
【図7】第2シール部材を示す拡大断面図。
【図8】従来のバルブタイミング制御装置を示す断面
図。
【符号の説明】
11…エンジン、15…吸気カムシャフト、16…排気
カムシャフト、28…吸気バルブ、29…排気バルブ、
41…回転部材、43…ハウジング、44…リングカバ
ー、67…溝部、68…ベーン、69…進角側油圧室、
70…遅角側油圧室、71…第1シール部材、71a…
摺動面、72…第2シール部材、72a…摺動面。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の回転軸線を有して内燃機関の出力軸
    及び同機関のバルブを開閉駆動するカムシャフトにそれ
    ぞれ連結された第1及び第2の回転体を備え、それら回
    転体の何れか一方に形成された凹部を他方に形成された
    凸部にて区画することにより同凸部の隣に少なくとも一
    つの液室を形成し、該形成した液室に対する液圧制御に
    基づき前記第1及び第2の回転体を相対回転させて前記
    機関出力軸と前記カムシャフトとの相対回転位相を変更
    し、前記バルブの開閉タイミングを可変制御する内燃機
    関のバルブタイミング制御装置において、 前記第1又は第2の回転体の周側摺接面にその回転軸線
    方向から当接付勢されて前記液室からの液圧の漏れを規
    制するシール部材を設けるとともに、このシール部材の
    前記摺接面に当接する面の曲率半径を同摺接面の曲率半
    径よりも小としたことを特徴とする内燃機関のバルブタ
    イミング制御装置。
  2. 【請求項2】前記シール部材は前記凸部の先端部に設け
    られ、同凸部の先端側に位置する前記摺接面の曲率半径
    をR1とするとき、前記シール部材の該摺接面に当接す
    る面の曲率半径は、これをRsとして Rs<R1 に設定される請求項1記載の内燃機関のバルブタイミン
    グ制御装置。
  3. 【請求項3】前記シール部材は前記凸部の先端部及び基
    端部にそれぞれ設けられ、同凸部の先端側及び基端側に
    位置する前記摺接面の曲率半径をそれぞれR1及びr1
    とするとき、前記シール部材のそれら摺接面に当接する
    面の曲率半径は、これをそれぞれRs及びrsとして r1>rs≦Rs<R1 に設定される請求項1記載の内燃機関のバルブタイミン
    グ制御装置。
JP32168196A 1996-12-02 1996-12-02 内燃機関のバルブタイミング制御装置 Pending JPH10159518A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32168196A JPH10159518A (ja) 1996-12-02 1996-12-02 内燃機関のバルブタイミング制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32168196A JPH10159518A (ja) 1996-12-02 1996-12-02 内燃機関のバルブタイミング制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10159518A true JPH10159518A (ja) 1998-06-16

Family

ID=18135242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32168196A Pending JPH10159518A (ja) 1996-12-02 1996-12-02 内燃機関のバルブタイミング制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10159518A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2479387A1 (de) * 2011-01-24 2012-07-25 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Vorrichtung zur Veränderung der relativen Winkellage einer Nockenwelle gegenüber einer Kurbelwelle einer Brennkraftmaschine
JP2014070549A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Denso Corp バルブタイミング調整装置
US8904980B2 (en) 2012-09-28 2014-12-09 Denso Corporation Valve timing control apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2479387A1 (de) * 2011-01-24 2012-07-25 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Vorrichtung zur Veränderung der relativen Winkellage einer Nockenwelle gegenüber einer Kurbelwelle einer Brennkraftmaschine
JP2014070549A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Denso Corp バルブタイミング調整装置
US8904980B2 (en) 2012-09-28 2014-12-09 Denso Corporation Valve timing control apparatus
US9255500B2 (en) 2012-09-28 2016-02-09 Denso Corporation Valve timing control apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0915234B1 (en) Valve timing changing apparatus for internal combustion engine
EP0801212B1 (en) Engine variable valve timing mechanism
JP3211713B2 (ja) 内燃機関の可変バルブタイミング機構
US5205251A (en) Rotary valve for internal combustion engine
JP3847428B2 (ja) 内燃エンジンのシリンダヘッド構造
US9188030B2 (en) Internal combustion engine with variable valve opening characteristics
JP2009264133A (ja) カム位相可変型内燃機関
JPH10317927A (ja) 内燃機関のバルブ特性制御装置
JPH10159518A (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JPH11229913A (ja) 内燃機関の動弁装置
JPS60150459A (ja) 燃料噴射装置を有するエンジン
EP0957259B1 (en) Internal combustion engine
JP3371735B2 (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JPH10115234A (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP2003097229A (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP3797335B2 (ja) エンジンの可変動弁装置
JP3228036B2 (ja) 弁開閉機構付きエンジン
JPS60150409A (ja) エンジンのバルブタイミング制御装置
JP2009264153A (ja) カム位相可変型内燃機関
JP3781961B2 (ja) エンジンの運転特性可変装置
JPH11280430A (ja) 可変バルブタイミング装置付エンジン
JP2003161129A (ja) エンジンのバルブタイミング制御装置
JP3385963B2 (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP2001065317A (ja) 内燃機関用バルブタイミング装置
JP2010255575A (ja) 内燃機関のカム位相可変装置