JP3228036B2 - 弁開閉機構付きエンジン - Google Patents

弁開閉機構付きエンジン

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JP3228036B2
JP3228036B2 JP31377394A JP31377394A JP3228036B2 JP 3228036 B2 JP3228036 B2 JP 3228036B2 JP 31377394 A JP31377394 A JP 31377394A JP 31377394 A JP31377394 A JP 31377394A JP 3228036 B2 JP3228036 B2 JP 3228036B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンから排出される
排ガスの一部を再度燃焼室に戻し燃焼に介在させる弁開
閉機構付きエンジン、特に、再度燃焼室に戻される排ガ
スが排気路より直接燃焼室に供給されるようにした弁開
閉機構付きエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関ではその燃焼室の燃焼温度が運
転状態に応じて増減変化し、特に、燃焼温度が高温化す
るに伴い、排ガス中の窒素酸化物(以後単にNOXと記
す)の分量が増加する傾向にある。そこで、この排ガス
中のNOXの増加を防ぐために、排ガスを再度燃焼室に
還流し、燃焼温度の上昇を押さえ排ガス中のNOXの増
加を防止することが有効とされ、このための排気還流装
置が利用されている。ところで、再循環(EGR)ガス
を一端吸気路に戻してから燃焼室に供給するという構成
を採った場合、排ガスが中に含まれるカーボンが、吸気
通路、吸気弁及びバルブシート部を通過することによっ
てこれら通路内壁に付着し、通路断面積を縮小したり、
吸気弁及びバルブシート部の早期摩耗を招くという問題
があった。
【0003】この問題を解決すべく、例えば、実開昭6
0−145264号公報には、燃焼室に吸排気弁とは異
なる第3の弁を電磁弁で駆動可能に設け、同第3弁が開
閉する第3のポートを排気路に連通させ、その上で、第
3弁を吸気弁開成時期に開弁駆動するように電磁弁を介
して駆動手段が制御するという排気還流装置が開示され
る。更に、特開昭63−173840号公報には、シリ
ンダヘッド上の吸気弁揺腕の一部に分岐突起をもうけ、
分岐突起上にストッパの係合時にのみ第3弁を開閉駆動
できる可動タペットを設け、EGRガスの還流時に、ス
トッパを可動タペットに係止させて吸気弁と同時に第3
弁も開閉駆動し、第3のポートを介して排気路の排ガス
を燃焼室に直接還流するという排ガス再循環システムが
開示されている。
【0004】これらの両先行技術によれば、EGRガス
の還流に伴う吸気通路断面積の縮小は無くなり、燃費悪
化や排ガス中のカーボンによる吸気弁及びバルブシート
部の早期摩耗が排除される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の実開
昭60−145264号公報の技術では第3の弁を電磁
弁で開閉駆動するため、電磁弁駆動電流を比較的多く必
要とし、電源の容量を大きく設定する必要があり、コス
トアップを招きやすく、更に、特開昭63−17384
0号公報の技術ではストッパの切換えにより可動タペッ
トは第3弁を開閉駆動しあるいは非作動としており、構
造の複雑化を招き、信頼性に欠ける。
【0006】更に、両先行技術では、燃焼室に吸排気弁
の外に第3弁が対向配備されることとなり、その第3弁
をシリンダヘッド側の燃焼室対向部分に別途設ける必要
がある。このため、吸排気弁の取付けスペースの設定に
当たり、第3弁の取付けスペースを考慮することにより
規制を受けやすく、場合によっては狭められる可能性も
あり、これによるエンジン出力が規制されるという不具
合も生じやすい。請求項1乃至請求項の各発明の目的
は、コストアップや構造の複雑化を抑え、信頼性のある
弁開閉機構付きエンジンを提供することにある。
【0007】特に、発明は、排ガスをEGRガスとし
て燃焼室に直接供給する排気還流装置を設けるに当た
り、吸排気弁の取付けスペースが規制を受けることの無
い弁開閉機構付きエンジンを提供することをも目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1は、エンジンの燃焼室に連通する排気通
路の開口を開閉する排気弁部材、上記エンジンの回転に
同期して回転し上記排気弁部材を開閉動作させるための
カム部を有するカムシャフト、上記エンジンのシリンダ
ヘッド上に揺動自在に支持されると共に、一端が上記カ
ムシャフトのカム部に作動的に連結されるロッカアー
ム、上記エンジンの上記シリンダヘッド又はシリンダブ
ロック内に形成された第1油室、同第1油室に低圧油を
供給すべく少なくとも上記第1油室と低圧油供給源とを
連通する作動油給排通路手段、上記第1油室内に摺動自
在に嵌挿して設けられると共に上記エンジンの回転に同
期して上記第1油室内を往復動される第1油圧ピスト
ン、上記ロッカアーム内に形成され上記第1油室に連通
された第2油室、上記第2油室内に摺動自在に嵌挿して
設けられると共に上記排気弁部材のステム部側に押圧可
能に連結され、上記第1油圧室にて生じた高圧油により
駆動されて上記排気弁部材を開閉駆動可能な第2油圧ピ
ストン、上記作動油給排通路手段に設けられ、上記第1
油室の高圧油の上記第2油室への供給を調整する電磁弁
又はデューティ弁、上記エンジンの運転状態を検出する
運転状態検出手段、上記運転状態検出手段の出力に応じ
て上記電磁弁又はデューティ弁を駆動し、上記第1油圧
ピストンの往復動と同期して発生される高圧油を上記第
2油室に供給して上記第2油圧ピストンを駆動すること
により、上記エンジンの吸気行程において、排気ガス還
流を行うべく、上記カムシャフトによるロッカアームの
揺動時以外に上記排気弁部材を開駆動させる制御手段を
備えたことを特徴とする。
【0009】
【0010】請求項の発明は、請求項1に記載の弁開
閉機構付きエンジンにおいて、上記電磁弁又はデューテ
ィ弁は、上記作動油給排通路手段の上記第1油室側と上
記低圧油供給源との間の管路に設けられ、上記電磁弁
はデューティ弁が閉駆動されたときに、上記第1油路の
高圧油が上記第2油室に供給されることを特徴とする。
【0011】請求項の発明は、請求項記載の弁開閉
機構付きエンジンにおいて、上記作動油給排通路手段
は、上記第1油室と上記第2油室とを上記ロッカアーム
の支持軸を介して連通する第1油路と、同第1油路又は
上記第1油室の一方と上記低圧油供給源としての上記エ
ンジンのメインギャラリとを連通する第2油路とを有
し、上記電磁弁又はデューティ弁が、上記第2油路に設
けられたことを特徴とする。
【0012】請求項の発明は、請求項記載の弁開閉
機構付きエンジンにおいて、上記作動油給排通路手段
は、上記第1油室と上記第2油室とを上記ロッカアーム
の支持軸を介して連通する第1油路と、上記第1油路又
は上記第1油室の一方と上記低圧油供給源としての上記
エンジンのメインギャラリとを連通する第2油路と、上
記第1油圧ピストンの往復動と同期して発生される上記
高圧油を排出すべく上記第1油路又は上記第1油室の一
方と作動油溜まりとを連通する第3油路とを有し、上記
電磁弁又はデューティ弁が、上記第3油路に設けられた
ことを特徴とする。
【0013】請求項の発明は、請求項3又は4に記載
の弁開閉機構付きエンジンにおいて、上記作動油給排通
路手段は、上記電磁弁又はデューティ弁と上記メインギ
ャラリとの間の上記第2油路に、上記低圧油の油圧を越
える上記高圧油を排出可能なリリーフ弁を有することを
特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1の発明では、エンジン駆動に連動し、
カムシャフトが排気弁部材を介して燃焼室の開口を開閉
駆動し、この際、エンジンの回転に同期して第1油室内
を第1油圧ピストンが往復動するようにし、第1油室に
連通されたロッカアーム内の第2油室の第2油圧ピスト
ンが排気弁部材を開放駆動可能に形成し、更に、第1油
室と低圧油供給源とを連通する作動油給排通路手段上に
電磁弁又はデューティ弁を設けておくので、制御手段が
運転状態検出手段の出力に応じて電磁弁又はデューティ
を駆動し、この電磁弁又はデューティ弁が作動油給排
通路手段を遮断して第1油室及び第2油室側を低圧油供
給源と遮断した時に、第1油室内の第1油圧ピストンの
駆動により発生する高圧油が第2油室の内の第2油圧ピ
ストンに加わり、この第2油圧ピストンが排気弁部材を
開放方向に駆動でき、カムシャフトによる開閉動作にて
閉状態とされた排気弁部材を、カムシャフトによる開閉
作動とは独立して第2油圧ピストンにより開駆動するこ
とができる。
【0015】
【0016】請求項2の発明では、請求項1に記載の弁
開閉機構付きエンジンの電磁弁又はデューティ弁が上記
作動油給排通路手段の上記第1油室側と上記低圧油供給
源との間の管路に設けら、この電磁弁又はデューティ
が上記制御手段により閉駆動されたときに、上記第1
油路の高圧油が上記第2油室に供給されることで、第2
油圧ピストンが排気弁部材を開放方向に駆動することが
できる。
【0017】請求項の発明は、請求項記載の弁開閉
機構付きエンジンにおいて、特に、作動油給排通路手段
は、上記第1油室と上記第2油室とを上記ロッカアーム
の支持軸を介して連通する第1油路と、同第1油路又は
上記第1油室の一方と上記低圧油供給源としての上記エ
ンジンのメインギャラリとを連通する第2油路とを有
し、電磁弁又はデューティ弁が上記第2油路に設けられ
ので、第2油路を電磁弁又はデューティ弁が所定期間閉
方向に駆動すると、排気弁部材が開放方向に駆動するの
で、排気弁部材が排気行程でなくても開弁して排気ガス
還流を行なうこととなる。
【0018】請求項の発明では、請求項に記載の弁
開閉機構付きエンジンの作動油給排通路手段が、特に、
上記第2油路に上記メインギャラリ側から上記第1油路
側方向の作動油の流れのみを許容する一方向弁を介装す
ると共に、上記第1油圧ピストンの往復動と同期して発
生される上記高圧油を排出すべく上記第1油路又は上記
第1油室の一方と作動油溜まりとを連通する第3油路と
を有し、上記第3油路に設けられた電磁弁又はデューテ
ィ弁が所定期間閉方向に駆動すると、上記排気弁部材が
開放方向に駆動するので、排気弁部材が排気行程でなく
ても開弁して排気ガス還流を行なうこととなる。
【0019】請求項の発明では、請求項3又は4記載
の弁開閉機構付きエンジンの作動油給排通路手段が、特
に、上記電磁弁又はデューティ弁と上記メインギャラリ
との間の第2油路に、上記低圧油の油圧を越える上記高
圧油を排出可能なリリーフ弁を有するので、第1油路に
過度に高い油圧が供給されることを規制できる
【0020】
【実施例】図1乃至図3には本発明の一実施例としての
弁開閉機構付きエンジンEを示した。このエンジンEは
直列4気筒(第1気筒♯1〜第4気筒♯4)のOHVタ
イプのエンジンであり、シリンダブロック11、シリン
ダヘッド12及び図示しないシリンダヘッドカバー、シ
リンダブロックロア、オイルパン等を備え、それらの内
部には、図示しないピストンを摺動自在に嵌装した各燃
焼室Cが列状に配設される。なお、ここでは各気筒とも
同様構成を採ることより、第1気筒♯1を主に説明す
る。ここで、シリンダヘッド12の各シリンダ対向部に
は燃焼室C及び吸排気ポート13,14の間を開閉する
吸排気弁15,16が装着されると共に、図示しない点
火プラグが装備される。
【0021】吸気ポート13は図示しない吸気分岐管や
吸気管を介し、図示しないエアクリーナに連結され、こ
れらにより吸気路が構成される。一方、排気ポート14
は図示しない排気多岐管や排気管を介し、図示しないマ
フラー側に連結されている。ここでシリンダヘッド12
の上部には、第1気筒(♯1)〜第4気筒(♯4)の配
列方向に向けてロッカシャフト10が配備され、同シャ
フトは複数の軸受部40によって支持される。ロッカシ
ャフト10には各吸排弁15,16との対向部分に各給
排ロッカアーム17,18がそれぞれ揺動自在に枢着さ
れる。各給排ロッカアーム17,18の一端は吸排弁1
5,16に、他端はプッシュロッド19にそれぞれ連結
される。排ロッカアーム18の排気弁16のステム上端
との対向端には、第2油圧ピストン47の下端が当接
し、その第2油圧ピストン47の上端は排ロッカアーム
18の第2油室33に嵌挿される。ここで、第2油室3
3が低圧時には第2油圧ピストン47が退却位置(図2
に実線で示す位置参照)H1に保持され、第2油室33
が高圧時には第2油圧ピストン47が突出位置(図2参
照)H2に保持される。
【0022】図2に示すように、排ロッカアーム18の
他端に上端を係合したプッシュロッド19の下端はカッ
プ状のスライダ20を介して排カム22に当接する。こ
こで、シリンダブロック11の一側には、図2に示すよ
うに、外側壁114と内側壁111の間にプッシュロッ
ド19を収容する側部空間28が形成される。 内側壁
111の下方部分には突状段部112が図4に示すよう
に連続形成され、ここには給排弁15,16に対応する
両ガイド穴113が並設され、ここに各スライダ20が
摺動可能に嵌挿される。なお、図2には排ロッカアーム
18及び排カム22を示したが、これらとほぼ同様に、
給ロッカアーム17、プッシュロッド19、スライダ2
0及び吸気カム21も形成される(図4参照)。なお、
図1には突状段部112の切欠部分のみを平面視で示し
た。
【0023】ここで、吸気カム21と排カム22は後述
する補助カム24と共にカムシャフト23に一体的に形
成され、これら3つのカムがセットと成って、カムシャ
フト23上の各気筒との対向位置に順次形成されてい
る。なお、このカムシャフト23は複数個所がシリンダ
ブロック11の内側壁111より突出する軸受部25に
枢支されており、一端にはタイミングギア26が取り付
けられ、これとクランクシャフト27側とがベルト結合
され、これによってエンジン回転数の1/2の回転でカ
ムシャフト23が回転駆動できる。図5に示すように、
吸気カム21と排カム22はクランク角で180°、カ
ム角で90°位相をずらせて形成され、補助カム24は
吸気カム21とほぼ同位相(ここではカム角でθo遅く
設定される)で形成され、ここでは吸気行程の後期に補
助カム24のリフトサークルが位置するように形成され
る。補助カム24と対向する内側壁111の突状段部1
12には第1油圧ピストン31を嵌合した第1油室30
が形成される。この第1油室30には第1油圧ピストン
31をカム側に押し戻すばね48が配備され、上端には
排ロッカアーム18の一端の第2油室33に連通する第
1油路37と作動油給排通路手段Sとが連結されてい
る。
【0024】なお、図4には突状段部112に第1油圧
ピストン31を嵌合した第1油室30が形成されていた
が、場合により図13に示すように、シリンダブロック
の内側壁111の吸気カム21との対向部分に第1油圧
ピストン31’を嵌合した第1油室30’を形成しても
良い。この場合、吸気カム21は図4と同様にスライダ
20及びプッシュロッド19を介して吸気弁15側を駆
動するよう構成されると共に、ここでは、特に、スライ
ダ20に対してカム角で90°進む位置に第1油圧ピス
トン31’を嵌合した第1油室30’を配設する。この
場合、図4の補助カム24の働きを吸気カム21に兼用
させることより、ここでは補助カム24を排除すること
ができる。なお、ここでの第1油室30’は第1油路3
7を介しロッカアーム18の一端の第2油室33及び作
動油給排通路手段Sに連通するように構成されることと
成る。
【0025】図1、図4に示す作動油給排通路手段Sは
第1油路37の一方と低圧油供給源としてのエンジンの
メインギャラリ36とを連通する第2油路32、第2油
路32のメインギャラリ36側端の絞り323、第2油
路32とドレーン路37を結ぶリリーフ弁39とを備え
る。しかも、第2油路32は主部320と、各気筒の第
1油室30に一方弁322を介して連通する低圧油枝路
321と、低圧油枝路321の第1油室30側より分岐
すると共に電磁弁34を介してドレーン路37及び作動
油溜まり35に連通する第3油路324とで構成され
る。第2油路32の絞り323はメインギャラリ36の
高圧油を低圧化するよう形成され、リリーフ弁39はそ
の絞り323通過後の第2油路32の低圧油の油圧が所
定値を上回るとその油圧を排出するよう調圧作動するよ
うに構成される。
【0026】図1、図7に示すように、電磁弁34は一
方弁322より第1油室30の側の油路をドレーン路3
7に対して連通可能に構成され、後述のエンジンコント
ロールユニット42の出力により開閉制御され、オフ時
に開放し、オン時に閉鎖する常開弁である。この第1気
筒(♯1)の電磁弁34は駆動回路41を介してエンジ
ンコントロールユニット(以後単にECUと記す)42
に接続され、同様にその他の気筒の各電磁弁34も駆動
回路41を介してECU42に接続される。このよう
に、弁開閉機構付きエンジンの第1気筒対向部を主に説
明したが、同様構成をその他の気筒対向部も備え、ここ
ではその重複説明を略す。
【0027】ここで、ECU42は、図1に示すよう
に、クランク角dθ及びエンジン回転速度Neと、負荷
情報であるスロットル開度θsと、水温度Wtと、吸気
管圧力Piとを運転状態検出手段であるクランク角セン
サ43、負荷センサ44、水温センサ45、吸気圧セン
サ46によって検出するように構成される。ECU42
は、通常のエンジン制御である、運転状態検出手段の出
力に応じてエンジンEの燃料噴射量制御、点火時期制御
等の周知の制御処理を行ない、適時に図8のEGR制御
プログラムに沿った制御を行なう。特に、ここでのEC
U42は、運転状態検出手段の出力に応じて電磁弁34
を閉駆動して作動油給排通路手段Sを遮断したとき、第
1油圧ピストン31の往復動と同期して発生される高圧
油を第2油室33に供給して第2油圧ピストン47を往
復動させる。
【0028】更に、エンジンの吸気行程に、排気弁16
を開放方向に駆動し排気ガス還流を行なうべく、電磁弁
34を所定期間閉方向に駆動するという各機能を備え
る。ここでのECU42にはクランク角センサ43より
クランク角dθ及びエンジンの回転数Neが、スロット
ル開度センサ44よりスロットル開度θsが、水温セン
サ45よりエンジンの冷却水温Twが、吸気圧センサ4
6より吸気管圧Piがそれぞれ取り込まれている。
【0029】以下、弁開閉機構付きエンジンの作動を、
図8のEGR制御プログラム及び図9の電磁弁駆動プロ
グラムに沿って説明する。図1のエンジンEの駆動時に
は、各気筒の吸排気弁15,16が動弁系の働きによっ
てそれぞれ所定の気筒順序で駆動される。ここでは各気
筒毎に同様な制御が所定のクランク角のずれを保って並
列的に行なわれているため、主に第1気筒についてその
作動を説明する。
【0030】図5に示すように、排気行程で排気弁16
のリフト量EVが増減し、排気上死点TDC1後に吸気
行程で吸気弁15のリフト量IVが増減し、吸気行程で
吸気ポート13から燃焼室Cに混合気が流入し、しか
も、EGR域A1(図6(a)参照)では吸気行程後期
に排気弁16が第2油圧ピストン47によりリフト量e
vで開作動され、排気の一部がEGRガスとして燃焼室
1Cに流入する。これに続く圧縮の後、圧縮上死点TD
C2付近の点火時期に圧縮混合気が点火処理され、燃焼
行程で混合気が燃焼し、出力を発する。
【0031】このエンジンEが駆動されると、ポンプ3
1はメインギャラリ36に高圧油を供給し、その一部は
絞り323で減圧され、第2油路32、一方弁322を
備えた低圧油枝路321、第1油路37、電磁弁34を
備えた第3油路324及びドレーン路37に順次流下す
る。しかもリリーフ弁39は第2油路32の低圧油の油
圧が所定値を保持するように調圧作動することとなる。
このエンジンのECU42は図示しないエンジンキーが
オンされると各種運転情報に基づき通常のメインルーチ
ンを実行し、適時に燃料制御や点火駆動制御を実行し、
特に、図8のEGR制御ルーチン、図9の電磁弁駆動ル
ーチンに進む。
【0032】EGR制御ルーチンでは、まず、エンジン
の各種運転情報を読み取り、その上でステップa2に進
む。ここでは図6(a)に示すような運転域設定マップ
m1を予め作成しておき、現エンジン回転数Neとスロ
ットル開度θsとに応じてEGR域ALか非EGR域AH
かを設定する。なお、ここでのEGR域ALは中負荷θ
s1の閾値により判定しているが、場合により2点鎖線
で示すように、低負荷θs2の閾値を加え、低負荷θs
2の閾値を境にEGR量を増減変化させても良い。EG
R域ALではステップa4において駆動信号をオンに設
定し、非EGR域AHではステップa5において駆動信
号をオフに設定し、それぞれ図示しないメインルーチン
に戻る。
【0033】各気筒の吸気行程における所定クランク角
θeに達すると、電磁弁駆動ルーチンに進む。ここでの
ステップb1では、現在の駆動信号Dがオンかオフかを
読み込み、ステップb2では、現駆動信号Dnで電磁弁
34を駆動し、ステップb3では、所定駆動時間Teの
経過を待ち、経過後にステップb4で電磁弁34をオフ
に戻し、メインルーチンに戻る。このため、EGR域A
Lで各電磁弁34がオンし、第3油路324が閉じる
と、一方弁322より第1油室30側の油路が第2油路
32及びドレーン路37に対して閉じることと成る。す
ると、補助カム24に駆動される各第1油圧ピストン3
1の往復動と同期して発生される高圧油が第2油室33
に供給され、第2油圧ピストン47を介し排気弁16を
図5に示すリフトパターンevで往復動させ、吸気行程
時に排気弁16を開いて排ガスをEGRガスとして燃焼
室Cに供給する。この結果、燃焼室Cでは混合気にEG
Rガスが混入し、燃焼室での燃焼温度の過度な上昇を規
制でき、NOXの発生を低減できる。
【0034】一方、非EGR域AHで各電磁弁34がオ
フに保たれると、第3油路324が開放状態を保つこと
と成り、一方弁322と電磁弁34より第1油室30側
の油路が第2油路32及びドレーン路37に対して連通
し、補助カム24に駆動される各第1油圧ピストン3は
高圧油を第2油室33に供給することが無く、第2油圧
ピストン47は退却位置H1を保持し続け、吸気行程時
に排気弁16が開くことは無い。この結果、非EGR域
Hでは燃焼室Cに混合気のみ供給され、所定の出力を
確保できる。上述のところで、図1の弁開閉機構付きエ
ンジンは常開の開閉弁である電磁弁34を備え、吸気行
程時に、電磁弁34によって第1油路37側を密閉し、
補助カム24で第2油圧ピストン47を退却位置H1よ
り突出し位置H2に切換え、排ガスをEGRガスとして
燃焼室Cに供給していた。ここで、第1実施例の変形例
としての第2実施例を説明する。この第2実施例は、第
1実施例の電磁弁34に代えて、図示しないデューティ
ー弁を用いる点と、デューティー弁の駆動制御が相違す
る点以外は図1の第1実施例と同様の構成を採るので、
ここでは、EGR制御ルーチン及びデューティー弁駆動
ルーチンのみを説明し、その他の重複説明を略す。
【0035】この第2実施例でのEGR制御ルーチンで
は、図11に示すように、エンジンの各種運転情報を読
み取り、ステップs2では図6(b)に示すような運転
域設定マップm2を予め作成しておき、現エンジン回転
数Neとスロットル開度θsとに応じて高EGR域AL
1、低EGR域AL2、非EGR域AHかを設定する。な
お、ここでの高EGR域AL1は低負荷θs2以下の領
域として判定し、低EGR域AL1は中負荷θs1以下
低負荷θs2以上の領域として判定し、非EGR域AH
は中負荷θs1を上回る領域として判定する。高EGR
域AL1ではステップs4において比較的大きなデュー
ティー比Du1を設定し、これにより、流路絞り量を大
きくして、図10に示す高突出し位置H2Hのリフトパ
ターンevを確保するようにし、低EGR域AL2では
ステップs5において比較的小さいデューティー比Du
2(<Du1)を設定し、これにより、流路絞り量を小
さくして、図10に示す低突出し位置H2Lのリフトパ
ターンevを確保するようにし、図示しないメインルー
チン側にリターンする。一方、非EGR域AHではステ
ップs6に進み、排気弁16を吸気行程時には作動させ
ないよう、デューティー比Du2をゼロ(全開)に設定
し、図示しないメインルーチンに戻る。
【0036】各気筒の吸気行程における所定クランク角
θeに達すると、図12のデューティー弁駆動ルーチン
に進む。ここでのステップc1では、現在のデューティ
ー比Dun(Du1〜Du3)を読み込み、ステップc
2では、現デューティー比Dunでデューティー弁(図
示せず)を駆動し、ステップc3では、所定駆動時間T
eの経過を待ち、経過後にステップc4でデューティー
比をゼロに戻し、メインルーチンに戻る。このように第
2実施例では、高EGR域AL1では流路絞り量を大き
くして、高突出し位置H2Hのリフトパターンevを確
保し、燃焼室Cに排ガスをEGRガスとして比較的多く
供給し、確実に燃焼温度の過度の上昇を規制でき、結果
として、排ガス中のNOXの低減を確実に図ることが出
来る。一方、低EGR域AL2では流路絞り量を小さく
して、低突出し位置H2Lのリフトパターンevを確保
し、燃焼室Cに排ガスをEGRガスとして比較的少なく
供給し、燃焼温度の過度の上昇を規制すると共に出力確
保をも図ることができ、非EGR域AHでは排気弁16
を吸気行程時には作動させず、確実に出力確保を図るこ
とができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、以上のように、本発明によれば、エンジンの回転に
同期してシリンダヘッド又はシリンダブロック内に形成
された第1油室内を第1油圧ピストンが往復動するよう
にし、この第1油室に連通されたロッカアーム内の第2
油室の第2油圧ピストンが排気弁部材を開放駆動可能に
し、更に、第1油室と低圧油供給源とを連通する作動油
給排通路手段上の電磁弁又はデューティ弁が作動油給排
通路手段を遮断して第1油室及び第2油室側を低圧油供
給源と遮断した時に、第1油室内の第1油圧ピストンの
駆動により発生する高圧油が第2油室の内の第2油圧ピ
ストンに加わり、この第2油圧ピストンが排気弁部材を
開放方向に駆動することができるので、ロッカアームの
揺動時に排気弁部材を開放すると共に、ロッカアームの
揺動時以外に排気弁部材を開放でき、単一の排気弁部材
を2つの制御系で駆動でき、多様性のある制御が可能な
エンジン制御をコストアップや構造の複雑化を抑えつつ
達成でき、しかも、吸気行程において、電磁弁又はデュ
ーティ弁を所定期間閉方向に駆動すると、排気弁部材が
開放方向に駆動するので、排気弁部材が吸気行程時にも
開放して排気ガス還流を行なうことが可能となり、排気
還流装置を設けるに当たり、吸排気弁の取付けスペース
が規制を受けることも無い。
【0038】
【0039】請求項の発明は、特に、電磁弁又はデュ
ーティ弁が上記制御手段により閉駆動されたときに、第
2油圧ピストンが排気弁部材を開放方向に駆動すること
ができ、多様性のあるエンジン制御をコストアップや構
造の複雑化を抑えつつ達成できる。
【0040】請求項の発明は、特に、請求項の作動
油給排通路手段が第1油室と第2油室とをロッカアーム
の支持軸を介して連通する第1油路と、同第1油路又は
第1油室の一方とメインギャラリとを連通する第2油路
とを有し、第2油路を電磁弁又はデューティ弁が所定期
間閉方向に駆動すると、上記排気弁部材が開放方向に駆
動し、上記排気弁部材が吸気行程時にも開放して排気ガ
ス還流を行なうことが可能となり、排気還流装置を設け
るに当たり、吸排気弁の取付けスペースが規制を受ける
ことの無い弁開閉機構付きエンジンを提供することがで
きる。
【0041】請求項の発明は、特に、請求項の作動
油給排通路手段が第2油路にメインギャラリ側から第1
油路側方向の作動油の流れのみを許容する一方向弁を介
装すると共に、第1油圧ピストンの発生する高圧油を排
出すべく第1油路又は第1油室の一方と作動油溜まりと
を連通する第3油路とを有し、第3油路に設けられた電
磁弁又はデューティ弁が所定期間閉方向に駆動すると、
上記排気弁部材が開放方向に駆動するので、排気弁部材
が吸気行程時にも開放して排気ガス還流を行なうことが
可能となり、排気還流装置を設けるに当たり、吸排気弁
の取付けスペースが規制を受けることの無い弁開閉機構
付きエンジンを提供することができる。
【0042】請求項5の発明は、特に、請求項3又は4
の作動油給排通路手段が第2油路に低圧油の油圧を越え
る高圧油を排出可能なリリーフ弁を有し、第1油路に過
度に高い油圧が供給されることを規制できるので、より
確実に第2油路を電磁弁が所定期間閉方向に駆動した際
に排気弁を開放方向に駆動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての弁開閉機構付きエン
ジンの概略構成図である。
【図2】図1のエンジンの要部切欠縦断面図である。
【図3】図1のエンジンの部分切欠平断面図である。
【図4】図2中のX−X線断面図である。
【図5】図1のエンジンの吸排気弁のリフトパターン図
である。
【図6】(a)は図1のエンジンの用いる運転域設定マ
ップ、(b)は第2実施例としての弁開閉機構付きエン
ジンで用いる運転域設定マップの特性線図である。
【図7】図1のエンジンで用いる電磁弁の拡大断面図で
ある。
【図8】図1のエンジンが用いるEGR制御ルーチンの
フローチャートである。
【図9】図1のエンジンが用いる電磁弁駆動ルーチンの
フローチャートである。
【図10】第2実施例の弁開閉機構付きエンジンの吸排
気弁のリフトパターン図である。
【図11】第2実施例のエンジンが用いるEGR制御ル
ーチンのフローチャートである。
【図12】第2実施例のエンジンが用いる電磁弁駆動ル
ーチンのフローチャートである。
【図13】図1の弁開閉機構付きエンジンの第1油圧室
及び第1油圧ピストンに代えて用いられる第1油圧室及
び第1油圧ピストンの要部断面図である。
【符号の説明】
E エンジン 10 ロッカシャフト 11 シリンダヘッド 12 シリンダブロック 15 吸気弁 16 排気弁 18 排ロッカアーム 21 排気カム 22 吸気カム 23 カム軸 24 補助カム 30 第1油圧室 31 第1油圧ピストン 32 第2油路 320 主部 321 低圧油枝路 322 一方弁 324 第3油路 33 第2油圧室 34 電磁弁 36 メインギャラリ 37 第1油路 42 ECU 43 クランク角センサ 44 負荷センサ 47 第2油圧ピストン 49 ポンプ C 燃焼室 S 作動油給排通路手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−117210(JP,A) 特開 平5−156914(JP,A) 特開 平5−106416(JP,A) 実開 昭59−70010(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 13/00 301 F01L 9/02 F02D 13/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの燃焼室に連通する排気通路の開
    口を開閉する排気弁部材、 上記エンジンの回転に同期して回転し上記排気弁部材を
    開閉動作させるためのカム部を有するカムシャフト、 上記エンジンのシリンダヘッド上に揺動自在に支持され
    ると共に、一端が上記カムシャフトのカム部に作動的に
    連結されるロッカアーム、 上記エンジンの上記シリンダヘッド又はシリンダブロッ
    ク内に形成された第1油室、 同第1油室に低圧油を供給すべく少なくとも上記第1油
    室と低圧油供給源とを連通する作動油給排通路手段、 上記第1油室内に摺動自在に嵌挿して設けられると共に
    上記エンジンの回転に同期して上記第1油室内を往復動
    される第1油圧ピストン、 上記ロッカアーム内に形成され上記第1油室に連通され
    た第2油室、 上記第2油室内に摺動自在に嵌挿して設けられると共に
    上記排気弁部材のステム部側に押圧可能に連結され、上
    記第1油圧室にて生じた高圧油により駆動されて上記排
    気弁部材を開閉駆動可能な第2油圧ピストン、上記作動油給排通路手段に設けられ、 上記第1油室の高
    圧油の上記第2油室への供給を調整する電磁弁又はデュ
    ーティ弁、 上記エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段、 上記運転状態検出手段の出力に応じて上記電磁弁又はデ
    ューティ弁を駆動し、上記第1油圧ピストンの往復動と
    同期して発生される高圧油を上記第2油室に供給して上
    記第2油圧ピストンを駆動することにより、上記エンジ
    ンの吸気行程において、排気ガス還流を行うべく、上記
    カムシャフトによるロッカアームの揺動時以外に上記排
    気弁部材を開駆動させる制御手段を備えたことを特徴と
    する弁開閉機構付きエンジン。
  2. 【請求項2】上記電磁弁又はデューティ弁は、上記作動
    油給排通路手段の上記第1油室側と上記低圧油供給源と
    の間の管路に設けられ、 上記電磁弁又はデューティ弁が閉駆動されたときに、上
    記第1油路の高圧油が上記第2油室に供給されることを
    特徴とする請求項1に記載の弁開閉機構付きエンジン。
  3. 【請求項3】上記作動油給排通路手段は、上記第1油室
    と上記第2油室とを上記ロッカアームの支持軸を介して
    連通する第1油路と、同第1油路又は上記第1油室の一
    方と上記低圧油供給源としての上記エンジンのメインギ
    ャラリとを連通する第2油路とを有し、 上記電磁弁又はデューティ弁が、上記第2油路に設けら
    れたことを特徴とする請求項2に記載の弁開閉機構付き
    エンジン。
  4. 【請求項4】上記作動油給排通路手段は、上記第1油室
    と上記第2油室とを上記ロッカアームの支持軸を介して
    連通する第1油路と、 上記第1油路又は上記第1油室の一方と上記低圧油供給
    源としての上記エンジンのメインギャラリとを連通する
    第2油路と、 上記第1油圧ピストンの往復動と同期して発生される上
    記高圧油を排出すべく上記第1油路又は上記第1油室の
    一方と作動油溜まりとを連通する第3油路とを有し、 上記電磁弁又はデューティ弁が、上記第3油路に設けら
    れたことを特徴とする請求項2に記載の弁開閉機構付き
    エンジン。
  5. 【請求項5】上記作動油給排通路手段は、上記電磁弁又
    はデューティ弁と上記メインギャラリとの間の上記第2
    油路に、上記低圧油の油圧を越える上記高圧油を排出可
    能なリリーフ弁を有することを特徴とする請求項3又は
    4に記載の弁開閉機構付きエンジン。
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