JP5870647B2 - 粉体収納容器、粉体補給装置及び画像形成装置 - Google Patents

粉体収納容器、粉体補給装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機やそれら複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置に用いられる粉体となる現像剤を収納する粉体収納容器、その粉体収納容器を備える粉体補給装置及び画像形成装置に関するものである。
画像形成装置の分野では、現像装置に粉体であるトナーを補給する場合、粉体収納容器(トナー容器)となるトナーカートリッジ内に収納されているトナーを粉体補給装置で行っている。トナーカートリッジは袋形状のものやボトル形状のものがあり、特にボトル状のカートリッジは、ボトルを回転させることで、内部のトナーをトナー排出口側へ搬送するため、ボトルを回転駆動させる歯車が一体となった構成が多用されている。これは一体型で作製する事で製造コストを抑えられるとともに、製造工程の短縮化を図れるなどの様々なメリットがあるからである。
このような構成において、当然ながら歯車はトナーカートリッジの最も外側に位置しており、保管時や輸送時等に歯車を衝撃などから守る必要がある。そのため、現場では、トナーカートリッジ全体を梱包することや、トナー排出口にトナー排出機構を持たせ、この機構によって歯車の大部分を覆う事で衝撃から守る確率を高めている。
特許文献1には、トナーがこぼれてしまう事を防ぐ目的で、トナー排出口に内栓に相当するキャップを設けた構成が開示されている。
しかし、今までのトナーカートリッジの歯車を守る構造では、別部品や梱包部品など追加部材が必要となるため、部品点数の増加あるいはコスト増が避けられない。特にトナー排出機構をトナーカートリッジに装着する場合、歯車全体を覆う事は構成上無理があり、少なくとも一定区間、歯車が剥き出しの状態になる。よって、歯車保護を確実に行うことは難しい。このような破損したトナーカートリッジをユーザーが気づかずに装置にセットしようとすると、異音の発生や歯車を駆動する駆動系の破損、カートリッジ回転の不安定要因となり、安定したトナー補給の妨げになる。補給トナーが安定して現像装置に供給されないと、現像不良の要因ともなり、高画質な画像形成を妨げてしまう。
また、歯車をカバーするキャップを設けることを想定した場合、当該キャップを固定するための固定部を新たに設けてしまうと、固定部の分だけトナーカートリッジが長くなり、延長分部にもトナー搬送機能を持ちたる必要が発生してしまう。
特許文献1には、キャップの構成が記載されているが、これはトナー排出口からのトナーの漏れを防止するためのものであり、歯車を保護することはできない。
本発明は、容器全長を大きくすることなく、簡素な構成で容器に設けられた歯車の破損を防止可能な粉体収納容器を提供することを、その目的とする。
本発明は、歯車の破損を防止することで、異音の発生や駆動系の破損、粉体収納容器の回転不良を低減して安定したトナー補給を行えて高画質な画像形成を行える粉体補給装置及び画像形成装置を提供することを、その目的とする。
本発明に係る、画像形成装置本体に装着されて用いられる粉体を収容する粉体収納容器は、自身が回転することでその内部に収納されている粉体を、その一端側から他端側に搬送し、他端側から外部に排出する容器本体と、容器本体の外周に形成された歯車と、歯車の少なくとも歯部を、その全周方向から覆うように同歯車に装着されるカバー部材を有することを特徴としている。
本発明に係る粉体収納容器において、カバー部材は、筒状本体と、筒状本体の内方へ向かって形成された凸部を有し、歯車の歯部は、カバー部材が歯車に装着されたときに、凸部と係合する溝部を有することを特徴としている。
本発明に係る粉体収納容器において、カバー部材は、筒状本体と、筒状本体の内方へ向かって形成された凸部を有し、容器本体は、歯車よりも容器中央よりの外周面に、カバー部材が歯車に装着されたときに凸部と係合する溝部を有することを特徴としている。
本発明に係る粉体収納容器において、カバー部材は、筒状本体と、筒状本体の端部に本体内方へ向かって形成されていて、同カバー部材を歯車に装着したときに、歯車の端面に引っかかる爪部を有することを特徴としている。
本発明に係る粉体収納容器において、歯部の溝部と、カバー部材の凸部の内、少なくとも溝部は螺旋溝であることを特徴としている。
本発明に係る粉体収納容器において、容器本体の他端側内に配置されていて、粉体受け口を有する搬送ノズルが挿入されるノズル受入口と、少なくともその一部に容器本体内の粉体を粉体受け口へ供給するための補給口とを有するノズル受入部材と、ノズル受入部材に支持されていて、搬送ノズルがノズル受入部材に挿入される動作によりスライド移動してノズル受入口を開閉する開閉部材を有することを特徴としている。
本発明に係る粉体収納容器において、容器本体は、その他端側の端面に形成されていて、同容器本体内部のトナーを排出する排出口を有し、カバー部材は、歯車に装着されたときに排出口を塞ぐ面を有することを特徴としている。
本発明に係る粉体収納容器において、歯部に設けた溝部は、容器本体内に収納されている粉体の色に応じて異なる形状に形成されていることを特徴としている。
本発明に係る粉体収納容器において、各溝部の形状は、画像形成装置本体側に、粉体色に応じて形成された装着部の形状と合うように形成されていることを特徴としている。
本発明に係る、粉体収納容器から排出された粉体であるトナーを現像装置に搬送する搬送手段を有する粉体補給装置は、粉体収納容器として上記何れか1つに記載の粉体収納容器を有することを特徴としている。
本発明に係る粉体収納容器において、ノズル受入部材は、容器本体と一体回転可能に設けられていることを特徴としている。
本発明に係る粉体収納容器において、ノズル受入部材は、容器本体に回転自在に支持されていることを特徴としている。
本発明に係る粉体収納容器において、補給口近傍に溜まっている粉体を崩すほぐし部材を有することを特徴としている。
本発明に係る粉体収納容器において、ほぐし部材は、ノズル受入部材から容器本体の内部に向かって突出した部材であることを特徴としている。
本発明に係る粉体収納容器において、ほぐし部材は、開閉部材の開閉動作と連動して開閉部材の移動方向に移動することを特徴としている。
本発明に係る粉体収納容器において、ほぐし部材は、開閉部材と一体的に移動可能に設けられていて、ノズル受入部材の表面よりも容器内部に突出しており、ノズル受入部材の表面を移動するリング部材であることを特徴としている。
本発明に係る粉体収納容器において、リング部材は、自身の移動方向に貫通した開口を有することを特徴としている。
本発明に係る粉体収納容器において、ほぐし部材は、開閉部材と一体的に移動可能に設けられていて、ノズル受入部材の表面よりも容器内部に突出しており、ノズル受入部材の表面を移動する複数の羽部材であることを特徴としている。
本発明に係る粉体収納容器において、ほぐし部材は、開閉部材と一体的に移動可能に設けられていて、ノズル受入部材の表面よりも容器内部に突出したピン部材であることを特徴としている。
本発明に係る粉体収納容器において、ほぐし部材は、開閉部材の移動に伴い、補給口よりも容器本体の他端側を占める第1の位置と、補給口よりも容器本体の一端側を占める第2の位置とに移動することを特徴としている。
本発明に係る粉体補給装置は、粉体収納容器と、粉体収納容器内に挿入されて粉体収納容器の補給口から粉体となるトナーが供給される粉体受け口を有する搬送ノズルと、搬送ノズルと現像装置とに連結され、搬送ノズルに供給されたトナーを現像装置へと搬送する搬送経路を有し、粉体収納容器として上記何れか1つに記載の粉体収納容器を有することを特徴としている。
本発明に係る画像形成装置は、上記何れかに記載の粉体補給装置を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、粉体収納容器の容器本体の外周に形成された歯車の少なくとも歯部を、その全周方向から覆うように同歯車に装着されるカバー部材を有するので、カバー部材用の追加長さを容器本体に加えることなく簡素な構成で、粉体収納容器の歯車および歯部の破損を防止することができる。
このような粉体収納容器を用いる粉体補給装置及び画像形成装置においては、歯車の破損が防止されることにより、異音の発生や駆動系の破損、粉体収納容器の回転不良を低減でき、安定したトナー補給を行えて高画質な画像形成を行える。
(a)は本発明に係るカバー部材を備えた粉体収納容器の一形態を示す分解斜視図、(b)は本発明に係るカバー部材を備えた粉体収納容器の別な形態を示す分解斜視図である。 本発明に係る画像形成装置の一形態を示す構成図である。 図2に示す画像形成装置が備える画像形成部の一形態を示す拡大図である。 図1(a)に示す粉体収納容器を備えた粉体補給装置の構成を示す部分断面図である。 図1(b)に示す粉体収納容器を備えた粉体補給装置の構成を示す部分断面図である。 本発明に係る粉体収納容器の全体構成と現像装置との接続状態を示す斜視図である。 本発明に係る粉体収納容器の全体構成と現像装置との接続状態を示す斜視図である。 図4に示す粉体補給装置が備える搬送ノズルと粉体収納容器との連結状態を示す拡大断面図である。 図5に示す粉体補給装置が備える搬送ノズルと粉体収納容器との連結状態を示す拡大断面図である。 粉体収納容器と搬送ノズルが連結された状態の断面図である。 (a)は図1(a)に示す粉体収納容器が回転したときの補給口と汲み上げ部との位置関係を示す図、(b)は粉体収納容器が回転して移動する補給口と粉体受け口との位置がずれている状態を示す図である。 (a)は図1(b)に示す粉体収納容器が回転したときの補給口と粉体受け口と汲み上げ部との位置関係を示す図、(b)は粉体収納容器が回転して補給口と粉体受け口とにトナーが供給される状態を示す図である。 (a)はほぐし部材とカバー部材を備えた本発明に係る粉体収納容器の一形態を示す分解斜視図、(b)はほぐし部材とカバー部材を備えた本発明に係る粉体収納容器の別な形態を示す分解斜視図である。 (a)はリンク状のほぐし部材の構成を示す正面図、(b)は(a)の側面図である。 (a)はリンク状のほぐし部材が開閉部材と一体化された状態を示す断面図、(b)は(a)の側面断面図である。 図13(a)に示す粉体収納容器を備えた粉体補給装置の構成を示す部分断面図である。 図13(b)に示す粉体収納容器を備えた粉体補給装置の構成を示す部分断面図である。 図16に示す粉体補給装置が備える搬送ノズルと粉体収納容器との連結状態を示す拡大断面図である。 図17に示す粉体収納容器と搬送ノズルが連結された状態をノズル側から見た拡大断面図である。 (a)は複数の開口を有するほぐし部材の形態を示す正面図、(b)は(a)の側面断面図である。 (a)は羽部材で構成したほぐし部材の形態を示す正面図、(b)は(a)の側面断面図である。 (a)は開閉部材をノズル受入部材に支持するピンでほぐし部材を構成した形態を示す断面図、(b)はほぐし部材を開閉部材に設けたピン部材で構成した形態を示す断面図である。 (a)はカバー部材と粉体収納容器の構成と離脱状態を示す図、(b)はカバー部材と粉体収納容器の歯車に近づけた状態を示す図、(c)はカバー部材を歯車に装着した状態を示す図である。 カバー部材と異なる粉体収納容器の構成と離脱状態を示す斜視図である。 (a)は図24に示す粉体収納容器とカバー部材の構成と離脱状態を示す図、(b)はカバー部材を歯車に装着した状態を示す図である。 歯車とカバー部材の別な形態と、カバー部材の装着状態を示す拡大斜視図である。 図26に示すカバー部材の装着状態を示す拡大断面図である。 カバー部材の別な形態と、カバー部材の装着状態を部分破断して示す斜視図である。 図28に示すカバー部材の装着状態を示す拡大断面図である。 (a)は歯車に形成した周状の溝部の構成を示す図、(b)は歯車に形成した複数の溝部の構成を示す図である。 カバー部材の別な形態と、カバー部材の離脱状態を示す斜視図である。 (a)は図31に示すカバー部材の側面図、(b)は図31に示すカバー部材の正面図である。 図31に示すカバー部材の装着状態を示す拡大断面図である。 図31に示すカバー部材の装着状態を示す拡大図である。 粉体収納容器が装着される粉体収納容器収納部の構成を示す正面図である。 色非互換の識別部として歯車の溝部と開口部側のリブとを用いた色非互換の形態を示す斜視図である。 リブの傾きと溝部の傾きをトナーの色に応じて変更した形態を示す平面図である。 歯車の溝部の向きを図36の溝部の向きと逆転した色非互換の形態を示す斜視図である。 リブの傾きと溝部の傾きをトナーの色に応じて変更した別な形態を示す平面図である。 リブと溝部の幅と深さをトナーの色に応じて変更した一例を説明するための拡大図である。 色非互換の識別部として歯車と開口部に凹凸部を用いた色非互換の形態を示す斜視図である。 (a)は色非互換の識別部として歯車に欠歯部を形成し、開口部に凸部を形成した色非互換の形態を示す斜視図、(b)は欠歯部と凸部の位相が異なる例を示す斜視図である。 色非互換の識別部として歯車の直径と開口部の直径をトナーの色に応じて変更した一例を説明するための拡大図である。 (a)は色非互換部となる開口部のリブと凸部が突出位置を占めた状態を示す図、(b)は色非互換部となる開口部のリブと凸部が退避位置を占めた状態を示す図である。 リブと凸部を突出位置と退避位置とに変位可能に支持する支持機構の構成を示す拡大図である。 その一部が離脱自在な歯車を備えた粉体収納容器の構成を示す斜視図である。
以下、図を参照して本発明の実施形態を説明する。各実施形態及び変形例等に亘り、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すに留め、重複説明は省略する。
まず、本発明に係る画像形成装置全体の構成と動作について説明する。図2に示すように、画像形成装置100は、画像形成装置本体101の上方にある粉体容器収納部となるトナー容器収容部31には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した粉体収納容器となる4つのトナー容器38Y,38M,38C,38Kが着脱自在(交換自在)に設置される。トナー容器収容部31の下方には中間転写ユニット15が配設されている。中間転写ユニット15が有する中間転写ベルト8の下方には、中間転写ベルト8に対向して各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y,6M,6C,6Kがベルト移動方向に並設されている。なお、実施形態において、(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した部材には(Y、M、C、K)の符号を付して区別している。
トナー容器38Y,38M,38C,38K内には、粉体となる各色のトナーがそれぞれ収納されていて、トナー容器収容部31にトナー容器38Y,38M,38C,38Kが装着された状態でトナー補給時期となると、トナー容器収容部31内に臨んでいる粉体補給装置となるトナー補給装置160Y,160M,160C,160Kによって、作像部6Y,6M,6C,6Kの各現像装置内に各色のトナーがそれぞれ供給(補給)される。
本形態において、作像部、トナー容器、トナー補給装置は、トナーの色以外はほぼ同一構成であるので、以下、1つの構成をそれぞれ代表して説明する。
図3に示すように、イエローに対応した作像部6Yは、像担持体となる感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電部4Y、現像装置5Y(現像部)、クリーニング部2Y、図示しない除電部等で構成されたプロセスカートリッジとして構成されていて、画像形成装置本体101に対して着脱自在とされている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)が行われて、感光体ドラム1Y上にイエローの画像が形成される。
他の3つの作像部6M,6C,6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。
図3において、感光体ドラム1Yは、不図示の駆動モータによって図3中の時計方向に回転駆動され、帯電部4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光装置7(図2を参照)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程)。感光体ドラム1Yの表面は、現像装置5Yとの対向位置(現像領域)に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程)。
現像後の感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び1次転写バイアスローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
1次転写後の感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによって機械的に回収される(クリーニング工程)。感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上の残留電位が除去される。こうして、感光体ドラム1Y上で行なわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M,6C,6Kでも、イエロー作像部6Yと同様に行なわれる。すなわち、作像部の下方に配設された露光装置7から、画像情報に基づいたレーザ光Lが、作像部6M,6C,6Kの各感光体ドラム上に向けて照射される。詳しくは、露光装置7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して各感光体ドラム1M,1C,1K上に照射する。その後、現像工程を経て各感光体ドラム1M,1C,1K上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8、4つの1次転写バイアスローラ9Y,9M,9C,9K,2次転写バックアップローラ12、複数のテンションローラ、中間転写クリーニング部等で構成されている。中間転写ベルト8は、複数のローラ部材によって張架・支持されるとともに、2次転写バックアップローラ12の回転駆動によって図2中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ9Y,9M,9C,9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kとの間に挟み込んで、1次転写ニップを形成している。1次転写バイアスローラ9Y,9M,9C,9Kには、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
中間転写ベルト8は矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y,1M,1C,1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ11との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ12が、2次転写ローラ11との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の記録媒体P上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。中間転写ベルト8は、図示しない中間転写クリーニング部の位置に達し、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが回収される。こうして、中間転写ベルト8上で行われる、一連の転写プロセスが終了する。
2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体Pは、画像形成装置本体101の下方に配設された給紙部16から、給紙ローラ17やレジストローラ対18等を経由して搬送されたものである。詳しくは、給紙部16には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ17が図2中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対18のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対18に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対18のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対18が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に所望のカラー画像が転写される。2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ベルト及び加圧ローラによる熱と圧力とにより表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される。
定着後の記録媒体Pは、排紙ローラ対19のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対19によって装置外に排出された記録媒体Pは、出力画像として、上下何れかのスタック部30上に順次スタックされる。こうして、画像形成装置における一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図3を用いて作像部における現像装置の構成・動作について、さらに詳しく説明する。現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ21Y、現像ローラ21Yに対向するドクターブレード22Y、現像剤収容部23Y,24Y内に配設された2つの搬送スクリュ25Y、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ26Y等で構成されている。現像ローラ21Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部23Y,24Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤YGが収容されている。現像剤収容部24Yは、その上方に形成された開口を介してトナー落下経路161Yに連通している。
このように構成された現像装置5Yは、次のように動作する。現像ローラ21Yのスリーブは、図3の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ21Y上に担持された現像剤YGは、スリーブの回転にともない現像ローラ21Y上を移動する。現像装置5Y内の現像剤YGは、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナー容器38Yに収容されているトナーが、トナー補給装置160Yからトナー落下経路161Yを介して現像剤収容部24Y内に補給される。
その後、現像剤収容部24Y内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ25Yによって、現像剤YGとともに混合・攪拌されながら、2つの現像剤収容部23Y,24Yを循環する(図3の紙面垂直方向の移動である。)。そして現像剤YG中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ21Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ21Y上に担持される。
現像ローラ21Y上に担持された現像剤YGは、図3中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード22Yの位置に達する。そして、現像ローラ21Y上の現像剤YGは、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域)まで搬送される。そして現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ21Y上に残った現像剤YGはスリーブの回転にともない現像剤収容部23Yの上方に達して、この位置で現像ローラ21Yから離脱される。
次に、トナー補給装置160Y,160M,160C,160Kとトナー容器38Y,38M,38C,38Kについて説明するが、各トナー補給装置および各トナー容器は、セットされるトナー容器内のトナーの色以外は同一構成であるので、ここではトナーの色を識別するY,M,C,Kの符号を付さないでトナー補給装置160とトナー容器38として説明するが、必要に応じて適宜Y,M,C,Kの符号を付す場合もある。
本発明に係るトナー容器38は、図1(a)、図1(b)に示すように、大きくは2つのタイプに区分される。
図1(a)、図4に示すトナー容器38Aは、トナーが内部に収納される容器本体138と、容器本体の他端側138b内に配置されていて、粉体受け口170を有する搬送ノズル162が挿入されるノズル受入口(挿入部)139aと、少なくともその一部に容器本体138内の粉体となるトナーを粉体受け口170へ供給するための補給口139bとを有するノズル受入部材139と、ノズル受入部材139に支持されていて、搬送ノズル162がノズル受入部材139に挿入される動作によりスライド移動してノズル受入口(挿入部)139aを開閉する開閉部材となるシャッター部材140と、全周に歯部143aを有する歯車143と、歯車143の少なくとも歯部143aを、その全周方向から覆うように同歯車に装着されるカバー部材150を備えていて、ノズル受入部材139が容器本体138に固定されて容器本体138と一体回転するタイプである。
筒状の容器本体138は、その周面に一端側138aから他端側138bに掛けて容器内部に向かって突出した螺旋突起部138cが形成されていて、容器本体138が回転することでその内部に収納されているトナーを、一端側138aから他端側138bに搬送するように構成されている。
容器本体138の他端側138bの端面には、ノズル受入部材139を挿入するための開口138dが形成されている。同他端側138bには、螺旋突起部138cで搬送されて他端側138bの下部に堆積する、あるいは最初から他端側138bの下部に堆積しているトナーを容器本体138が回転することで容器内において上方へと持ち上げる汲み上げ部138e、138fと、容器本体138を回転するための駆動力が伝達される歯車143が形成されている。本形態において、汲み上げ部138e、138fは、その位相が180度ずれて互いに対向するように配置されている。汲み上げ部としては、本形態のように複数の汲み上げ部138e、138fではなく、汲み上げ部138eまたは汲み上げ部138fの何れか一方だけでもよく、また、その配置も90度の位相として4つの汲み上げ部としてもよい。あるいは4つ以上に数を増やすこともでき、汲み上げ部の数や形状は、後述する補給口139b及び粉体受け口170に対して、その上方からトナーを供給できる数及び形状であればよい。
ノズル受入部材139は、容器本体138の長手方向に延びる概略円筒形状を成し、その一端には、図4に示すように、容器本体138に形成された開口138dに嵌合するノズル受入口(挿入部)139aが形成されている。ノズル受入部材139の外周面には、ノズル受入部材139の長手方向に延びる一対のスリット139cが互いに対向して形成されている。ノズル受入部材139の外周面には、ノズル受入部材139の長手方向に長く開口された補給口139bが形成されている。ノズル受入口139aと補給口139bとはノズル受入部材139内で連通するように形成されている。この補給口139bは、シャッター部材140の移動範囲内に、少なくともその一部が位置するように形成されている。ノズル受入口139aの開口端側は径大化されていて、その内部にトナーの漏れを防止するためのスポンジ部材で構成されたリング状のシール部材144が装着される。
シャッター部材140は筒状部材であって、ノズル受入部材139内に挿入される。シャッター部材140はピン141が直径方向に貫通していて、このピン141をノズル受入部材139の各スリット139c内に挿入することで、ノズル受入部材139の長手方向に移動自在に支持される。ノズル受入口139aと反対側に位置するノズル受入部材139の端面139dとシャッター部材140との間には付勢手段となるコイルバネ142が介装される。シャッター部材140は、このコイルバネ142によって図4に示すノズル受入口139aを閉じる位置(閉位置)に向かって付勢されていて、閉位置を閉めているときにはノズル受入口139aを閉じるとともに、補給口139bの一部を閉じるように構成されている。シャッター部材140は、搬送ノズル162がノズル受入部材139内に挿入されたときに図4に示す閉位置から容器内部に向かってスライドし、ノズル受入口139aと補給口139bとを開くとともに、ノズル受入口139aと補給口139bを連通状態とする図8に示す開位置へと移動するように構成されている。本形態では、補給口139bがノズル受入口139aと隣接する範囲まで開口されているので、シャッター部材140が閉位置を占めている場合には、ノズル受入口139aと補給口139bとが閉じられるが、補給口139bが端面139d寄りに形成されている場合には、シャッター部材140が閉位置を占めている場合にノズル受入口139aだけを閉じることになる。
このような構成のトナー容器38Aは、容器本体138の他端側138bがトナー容器収納31の奥側に位置するように画像形成装置本体101の手前側から奥側に向かってスライドさせて装着される。歯車143とカバー部材150の構成については、後段で説明する。
図1(b)、図5に示すトナー容器38Bは、トナーが内部に収納される容器本体138と、ノズル受入部材139と、シャッター部材140、歯車143と、歯車143の少なくとも歯部143aを、その全周方向から覆うように同歯車に装着されるカバー部材150を備えていて、ノズル受入部材139が容器本体138に対して回転自在に支持されたタイプである。容器本体138、ノズル受入部材139の構成は、図1(a)に示すトナー容器38Aと同一の構成であり、異なる部分はシャッター部材140の端部の構成と、2つの部材が追加されている点にある。図1(b)において、トナー容器38Bは、2つの部材として、符号145で示す軸受部材と、符号146で示すシール部材をさらに備えている。リング状の軸受部材145は、図5に示すように、容器本体138の開口138dとノズル受入部材139のノズル受入口139aの外側面との間に介装され、ノズル受入部材139を容器本体138に対して回転自在に支持する。シール部材146は、軸受部材145よりも容器本体138の内側に位置するノズル受入部材139の外周面に装着されるもので、リング状の基部から傾斜したリップ部146aが周方向に連続して傘状に形成されたものである。シール部材146は、ノズル受入部材139を容器本体138に挿入した際に、容器本体の開口138dの内周面に弾性変形して接触するように、ゴムまたは樹脂で形成されている。
このような構成のトナー容器38Bは、容器本体138の他端側138bがトナー容器収納部31の奥側に位置するように画像形成装置本体101の手前側から奥側に向かってスライドさせて装着される。
トナー補給装置160は、図1(a)に示すトナー容器38Aに対応するものと、図1(b)に示すトナー容器38Bに対応するものとがあるが、両者の違いはシャッター部材140との接触部が異なる以外は同一構成であるので、ここでは共通の部分の構成について先に説明し、異なる構成については個別に説明する。
図4に示すトナー補給装置160は、図1(a)に示すトナー容器38Aに対応したものであり、図5に示すトナー補給装置160は、図1(b)に示すトナー容器38Bに対応したものである。
各トナー補給装置160は、トナー容器38A,38Bと、各トナー容器内に挿入されてトナーの供給を受ける搬送ノズル162と、搬送ノズル162と現像装置5とに連結され、搬送ノズル162に供給されたトナーを現像装置5へと搬送する搬送経路161をそれぞれ有している。搬送ノズル162は、トナー容器収納部31(画像形成装置本体101)の奥側で、トナー容器収納部31内に挿入されるトナー容器のシャッター部材140と対向するように配設されている。搬送ノズル162と搬送経路161の間には、搬送ノズル162で搬送されるトナーを貯めるサブホッパー163が設けられていて、トナーはサブホッパー163を介して搬送経路161へと供給される。
搬送経路161は、ホース161Aと、ホース161A内に配置されていて回転することでサブホッパー163からのトナーを現像装置5に向かって搬送する搬送スクリュ161Bとを備えている。
搬送ノズル162は、トナー容器38A、38Bの各ノズル受入部材139内にそれぞれ挿入される筒状のノズル部165と、ノズル部165とサブホッパー163とを接続する接続経路166と、ノズル部165内に配置されていて、トナー容器38A、38Bから供給されるトナーを接続経路166へと搬送する搬送スクリュ167と、シャッター部材140のシール部材144と接触してシール面を構成するシール部材168と、付勢手段としてのコイルバネ169を備えている。
ノズル部165は、トナー容器の長手方向に延びていて、その外径は、ノズル受入部材139の内部にノズル受入口139aから挿入可能な径とされている。ノズル部165の先端側の外周面には、トナー容器38A、38Bの補給口139bからトナーを受けて搬送スクリュ167へと案内する粉体受け口170が形成されている。ノズル部165の長さは、ノズル受入部材139の内部に挿入した際に、粉体受け口170が補給口139bと対向可能な長さに設定されている。
接続経路166は、粉体受け口170と反対側に位置するノズル部165の基端と一体的に形成されていて、ノズル部165と連通している。粉体受け口170は、ノズル部165の上面に位置するように形成されている。
搬送スクリュ167は、スクリュ部167aがノズル部165の先端から接続経路166まで形成されていて、ノズル部165に回転自在に支持されている。シール部材168は、スポンジなどでリング状に形成されていて、ノズル部165の外周面において長手方向に移動自在に支持されたホルダー171に装着されている。
コイルバネ169は、一方の端部169aがノズル部165の外周面に摺動可能及び軸中心に回動可能に保持されたホルダー171に、他方の端部169bがノズル部165の外周面に保持されたばね受け部材172に、それぞれ係止されていて、シール部材168をシール部材144側に付勢(ホルダー171がばね受け部材172から遠ざかる方向へ付勢)している。
粉体受け口170は、ノズル部165がノズル受入部材139のノズル受入口139aから容器本体138内に挿入された際に、ノズル受入部材139の補給口139bと対向するように形成されている。
トナー補給装置160の駆動手段180について説明する。駆動手段180は、図6、図7に示すように、フレーム181に固定された駆動源となる駆動モータ182と、搬送スクリュ167の端部には固定された歯車183と、トナー容器38A、38Bをトナー容器収納部31(図2参照)に装着した時に、容器本体138の歯車143に噛合う歯車184と、図4,図5に示す搬送スクリュ161Bの端部に固定された歯車185と、これら歯車183〜歯車185と噛合い、駆動モータ182の回転を各歯車に伝達する歯車輪列を備えている。駆動モータ182は、トナー容器38A,38Bがトナー容器装着部31に装着された状態で、トナー補給信号が図示しない制御手段によって検知されると、一定時間回転するように制御手段によって制御される。
次に図4に示すトナー補給装置160と、図5に示すトナー補給装置160との異なる点について説明する。図4に示すトナー補給装置160は、トナー容器38Aのシャッター部材140の端面140aに円形の窪み部140bが形成され、ノズル部165の先端に窪み部140bに挿入可能な円形の突起165aが形成されており、窪み部140bと突起165aとの接触面が摺接面とされている。これに対し、図5に示すトナー補給装置160は、トナー容器38Bのシャッター部材140の端面140aに窪み部140cが形成されていて、ノズル部165の先端に、窪み部140cに入り込むように形成されていて、窪み部140cと係合することで、シャッター部材140を固定する突部165bが形成されている。
図4に示すトナー補給装置160では、トナー容器38Aが回転すると、ノズル受入部材139に保持されたシャッター部材140も一体回転するが、窪み部140bと突起165aとの接触面が摺接面とされているため、その回転は阻害されることはない。また、トナー容器38Aでは、ノズル受入部材139が容器本体138に固定されて一体化されているため、ノズル受入部材139を一度固定してしまうと容器本体138との位置関係が決まってしまう。そのため、ノズル受入部材139を容器本体138に固定する場合、少なくとも補給口139bが、容器本体138の汲み上げ部138eまたは汲み上げ部138fと対向し、汲み上げ部で持ち上げられたトナーの落下箇所に位置するように配置している。
一方、図5に示すトナー補給装置160では、トナー容器38Bが回転すると、トナー容器38Bのノズル受入部材139に保持されたシャッター部材140は、容器本体138に対して回転自在に支持されてはいるが、窪み部140cと突部165bとの係合により、その回転が阻止されるためノズル受入部材139の回転も阻止され、シャッター部材140と容器本体138とが相対回転することになる。また、図5に示す形態の場合、トナー容器38Bがトナー容器収納部31に装着される前の状態において、ノズル受入部材139と容器本体138とが相対回転可能に支持されているため、補給口139bと容器本体138の汲み上げ部138e、138fとの位置関係を規定することが難しい。そのため、窪み部140cと突部165bとが係合したときに、補給口139bとノズル部165に設けた粉体受け口170との位置が合うように、窪み部140cと突部165bとを、補給口139bと粉体受け口170との位置決め手段として構成することができる。
図5、図9に示す形態において、粉体受け口170は、ノズル部165の上面に形成されていて、トナー容器38A、38Bが回転しても、その向きは変わらないため、各トナー容器をトナー容器収納部31に装着したときに、補給口139bが上面に向くように窪み部140cと突部165bとを形成すると確実にトナー容器内のトナーを粉体受け口170へと補給することができるので好ましい。
このような構成のトナー補給装置160の動作を図4〜図12を用いて説明する。トナー容器38A、38Bは、図2に示すトナー容器収納部31への装着前、例えば輸送時や保管時において、コイルバネ142により付勢されたシャッター部材140によって、ノズル受入口139aが閉じられている。つまり、ノズル受入口139aと補給口139bとの連通が絶たれるため略密閉状態とされている。この状態から開口138d側を先端側として、図4、図5に示すように、トナー容器収納部31に水平状態にしてトナー容器38A,38Bを挿入する。挿入が進むと、ノズル部165の先端とシャッター部材140の端面140aとが接触する。このとき、図4に示すトナー補給装置160の場合、シャッター部材140の窪み部140bにノズル部165の先端の突起165aが挿入するとともに、シール部材144とシール部材168とが接触する。図5に示すトナー補給装置160の場合、シャッター部材140の窪み部140cにノズル部165の突部165bが係合し、両者が係合することでシャッター部材140が固定されて位置決めされる。
トナー容器38A,38Bをさらに奥側に向かって移動させると、図8,図9に示すように、シャッター部材140がノズル部165によって容器本体138内にコイルバネ142の付勢力に抗して押し込まれる。また、トナー容器38A,38Bの移動に伴い、シール部材168もトナー容器38A,38Bによってコイルバネ169の付勢力に抗して奥側に押し込まれる。このため、シール部材168とシール部材144とが圧接状態となり、ノズル受入口139aのシール性が確保される。トナー容器38A,38Bの移動は、トナー容器38A,38Bがトナー容器収納部31内にすべて収納されて図示しない支持部によって容器本体138の一端側138aが回転自在に保持されることで停止して装着位置を占める。トナー容器38A,38Bが装着位置を占めるまで、シャッター部材140はノズル部165によってさらに容器内部へとスライド移動され、トナー容器38A,38Bが装着位置を占めることで、そのスライド移動が停止し、図8、図9に示す開位置を占める。このとき、ノズル受入口139aは開放されるとともに補給口139bも開放され、粉体受け口170は、図10に示すように、ノズル受入部材139に形成されて上方に位置する補給口139bと対向し、トナー容器内と連通状態となる。
このような構成のトナー容器38A、38Bによると、容器本体138の他端側138b内に配置され、粉体受け口170を有する搬送ノズル162のノズル部165が挿入されるとともに、容器本体138内のトナーを粉体受け口170へ供給するための補給口139bを有するノズル受入部材139と、ノズル受入口139aを開閉可能にノズル受入部材139に支持され、ノズル部165がノズル受入部材139内に挿入される動作によりスライド移動して少なくともノズル受入口139a、本形態ではノズル受入口139aとつながる補給口139bも開閉するシャッター部材140を有するので、ノズル部165がノズル受入部材139内に挿入されるまでは、ノズル受入口139aと補給口139bが閉状態に保たれる。ノズル部165がノズル受入部材139内に挿入してシャッター部材140がスライド移動すると、ノズル受入口139aが開放されるとともに、補給口139b近傍に溜まっているトナーがシャッター部材140によって容器内方に押しのけられる。このため、補給口139b周辺の空間を確保でき、補給口139bから粉体受け口170へのトナーTの供給を確実に行えるので、トナー容器38A、38B内に収納されているトナーTの漏れや飛散を防止しながらも、確実に容器外にトナーを排出することができる。
トナー容器38A,38Bが装着位置を占め、画像形成装置が作動し、トナー補給信号が図示しない制御手段から出力されると、図6、図7に示す駆動モータ182が回転駆動する。駆動モータ182が回転駆動すると、その駆動力が歯車184を介して歯車143に伝達されてトナー容器38A,38Bがそれぞれ回転する。また、駆動モータ182の駆動力は、歯車183を介してノズル部165内の搬送スクリュ167へ伝達され、搬送スクリュ167がトナーを接続経路166へ搬送する向きに回転するとともに、図4、図5に示す歯車185を介して搬送経路161内の搬送スクリュ161Bへも伝達され、搬送スクリュ161Bがトナーを現像装置5へ搬送する向きに回転する。
トナー容器38A,38Bがそれぞれ回転すると、容器内に収納されているトナーが螺旋溝138cの作用により他端側138b側に搬送されるとともに、搬送されたトナーTと、他端側138bの下部に堆積していたトナーとが混ざり合う。
トナー容器38Aが回転した場合、ノズル受入部材139に形成した補給口139bと容器の汲み上げ部138fとの位置関係は固定状態であるので、図11(a)に示すように、容器内下部に堆積したトナーTは、トナー容器38Aが回転すると、その回転によって汲み上げ部138fで容器内において上方へと持ち上げられ、その途中で落下して、図11(b)に示すように、ノズル部165の粉体受け口170と回転によって周方向に移動する補給口139bとの位置が略一致したときに、粉体受け口170を介してノズル部165の内部に供給される。
トナー容器38Bが回転した場合、ノズル部165に設けた粉体受け口170とノズル受入部材139に形成した補給口139bとの位置関係は固定状態にあるので、図12(a)に示すように、容器内下部に堆積したトナーTは、トナー容器38Bが回転すると、その回転によって汲み上げ部138e、138fで容器内において上方へと交互に持ち上げられ、図12(b)に示すようにその途中で落下して、補給口139b、粉体受け口170を介してノズル部165の内部に供給される。
つまり、トナー容器38Aの場合、容器内のトナーTは、容器1回転中に、ノズル部165の粉体受け口170とノズル受入部材139の補給口139bとがオーバーラップしている間だけノズル部165内にトナー供給が行われる。トナー容器38Bの場合、容器内のトナーTは、容器1回転中に、その位置が一致しているノズル部165の粉体受け口170とノズル受入部材139に設けた補給口139bの上を汲み上げ部138e、138fが通過する度にノズル部165内にトナー供給が行われることになる。
ノズル部165の内部に供給されたトナーTは、搬送スクリュ167によって接続経路166へ向かって搬送され、接続経路166上で落下する。落下したトナーTは、図4、図5に示したサブホッパー163を介して搬送経路161内に送られ、搬送スクリュ161Bの回転作用によって現像装置5へと搬送されて補給されることになる。
図13(a)、図13(b)に示す粉体収納容器としてのトナー容器38C、38Dは、図1に示すトナー容器38A,38Bに対して、補給口139b近傍に溜まっているトナーを崩すほぐし部材190を追加したものである。ほぐし部材190以外の構成は、トナー容器38A,38Bと同一構成であるので、ここではほぐし部材190の構成と、それによる作用を中心に説明する。
図13、図14、図15に示すように、ほぐし部材190は中央に貫通穴190aが形成されたリング部材であって、一方の側面190bには、シャッター部材140を貫通するピン141と嵌合するための溝190cが形成されている。ほぐし部材190は、図16、図17に示すように、ノズル受入部材139の外周面を貫通穴190aに挿入し、ノズル受入部材139内部に収納されているシャッター部材140のピン141を側面190b側から溝190cを嵌合させることで、ノズル受入部材139の表面よりも容器内部に突出して、シャッター部材140と一体的に移動可能とされている。
つまり、ほぐし部材190は、ノズル受入部材139から容器本体138の内部に向かって突出した部材であり、シャッター部材140の開閉動作と連動してシャッター部材140の移動方向に移動可能に構成されている。
ほぐし部材190は、シャッター部材140の内側端部140d側に配置されるようにシャッター部材140に装着されている。ほぐし部材190は、シャッター部材140が図16、図17に示す閉位置を占めているときには、補給口139bの端部よりも容器本体138の他端側138bの第1の位置を占め、シャッター部材140が図18、図19に示す開位置を占めているときには、補給口139bよりも容器本体138の一端側138aの第2の位置を占める。すなわち、ほぐし部材190は、シャッター部材140の移動に伴い、第1の位置と第2の位置とへ移動することになる。
このようなほぐし部材190を備えた構成であると、図18、図19に示すように、シャッター部材140のスライド移動による補給口139b近傍に溜まっているトナーの押しのけ作用とともに、ほぐし部材190の移動により補給口139b近傍に堆積しているトナーTの崩し作用によって、補給口139b近傍、より詳しくはノズル受入部材139上に堆積しているトナーに対する擦り切り作用により補給口139b周辺に空間を確保し易くなる。このため、補給口139bから粉体受け口170へのトナーの供給を確実に行え、トナー容器38C、38D内に収納されているトナーの漏れや飛散を防止しながらも、より確実に容器外に粉体を排出することができる。
図13〜図15に示したほぐし部材190は、リング部材であるので、シャッター部材140の移動に伴い、ノズル受入部材139の長手方向にスライド移動すると、トナーを擦り切る際の摺動抵抗が大きくなることが想定される。このため例えば、図20に示すように、自身の移動方向に貫通した開口190dを有するほぐし部材190Aとしても良い。この場合、開口190dの数や面積は、摺動抵抗に応じて変更すればよい。例えばシャッター部材140の移動時の摺動抵抗が大きい場合には開口面積を大きくし、摺動抵抗が小さい場合には開口190dを形成しない、あるいは開口面積を小さくすればよい。開口面積の調整手法としては、図20に示すように、複数の開口190dを形成する場合と、図示は省略するが1つの開口190dを形成し、その大きさを変更して調整することができる。
ほぐし部材の形態としては、リング形状に限定するものではなく、例えば図21に示すように、羽部材195を円周方向に間隔を空けて複数配置して構成したほぐし部材190B、または図22(a)に示すように、ピン141の全長を長くしてノズル受入部材139の表面よりも容器内部に突出させて構成したほぐし部材190C、あるいは図22(b)に示すように、シャッター部材140の表面からノズル受入部材139の表面よりも容器内部に突出させた単数あるいは複数のピン部材196で構成したほぐし部材190Dとしてもよい。これらほぐし部材の形態は、シャッター部材140のスライド移動時の摺動抵抗やトナー容器内の形状、トナーの流動特性に応じて適宜選択して定めればよい。
図23を用いて歯車143とカバー部材150の構成について説明する。なお、以降の図面において、同一の機能の構成要素には、トナーの色を識別するためのY、M、C、Kの符号を適宜省略して説明する場合もある。図23(a)に示すように、上述したトナー容器38A〜38Dは、トナー容器38A〜38Dがトナー容器収納部31への装着前の保管時や輸送時において、各歯車143に着脱可能なカバー部材150を備えている。カバー部材150は、弾性変形可能な樹脂製の筒状本体150aと、筒状本体150aの内側面に、筒状本体150aの内方へ向かって形成された凸部151とを備えている。筒状本体150aの内側面は、歯車143の外径よりも幾分大きく形成されている。筒状本体150aは平歯車で構成された歯車143の端面143bと対向する部分に側面150bが形成されていて、有底状の筒状部材で形成されている。筒状本体150aの長手方向への幅は、歯車143に装着された際に、歯車143を全て覆う長さに設定されている。これら筒状本体150aと凸部151とは一体形成されている。本形態に係る凸部151は、螺旋状の突起として形成されている。
歯車143の歯部143aには、カバー部材150が歯車143に装着されたときに、凸部151と係合する溝部148が形成されている。溝部148は、螺旋状の凸部151が、歯車143の一方の端面143bから他方の端面143cに向かってその内部に進入して移動できるように、凸部151と同じピッチの螺旋形状とされている。
このような構成のカバー部材150と歯車143を備えていると、図23(a)に示すように、トナー容器38A〜38Dと個別に形成されて離脱状態にあるカバー部材150を、図23(b)に示すように歯車143に接近させる。そして、図23(c)に示すように矢印方向にカバー部材150を回転すると、螺旋状の凸部151と溝部148との位置が合ったところで、凸部151が溝部148内に進入して螺合し、カバー部材150が歯部143aを覆うように歯車143に装着され、カバー部材150と歯車143が固定される。
このようにトナー容器38A〜38Dに形成した歯車143の少なくとも歯部143aを、その全周方向から覆うように同歯車に装着されるカバー部材150を有するので、カバー部材150用の長さを、トナー容器の長手方向へ加えることなく、螺旋状の凸部151と溝部148という簡素な構成で、トナー容器38A〜38Dの歯車143および歯部143aの破損を防止することができる。
図24,図25は、トナー容器38A〜38Dとは種類の異なる粉体収納容器としてのトナー容器38Eを示す。トナー容器38Eは、トナーが内部に収納される容器本体238と、容器本体238に形成された歯車143と、歯車143の少なくとも歯部143aを、その全周方向から覆うように同歯車に装着されるカバー部材150とを備えている。
筒状の容器本体238は、その周面に一端側238aから他端側238bに掛けて容器内部に向かって突出した螺旋突起部238cが形成されていて、容器本体238が回転することでその内部に収納されているトナーを、一端側238aから他端側238bに搬送するように構成されている。容器本体238の他端側238bの端面238eには、搬送されたトナーを外部へ排出するトナー排出口238dが形成されている。
このようなトナー容器38Eは、トナー容器38Eがトナー容器収納部31への装着前の保管時や輸送時において、歯車143に着脱可能であって、螺旋状の突起として形成された凸部151を有するカバー部材150を備えている。
本形態においても、歯車143の歯部143aには、カバー部材150が歯車143に装着されたときに、凸部151と係合する螺旋形状の溝部148が形成されている。
このような構成のカバー部材150と歯車143を備えていると、図25(a)に示すように、トナー容器38Eと個別に形成されて離脱状態にあるカバー部材150を、歯車143に向かって接近させる。そして、図25(b)に示すように矢印方向にカバー部材150を回転すると、螺旋状の凸部151と溝部148との位置が合ったところで、凸部151が溝部148内に進入して螺合し、カバー部材150が歯部143aを覆うように歯車143に装着されて、カバー部材150と歯車143が固定される。この装着状態において、カバー部材150の側面150bはトナー排出口238dも覆うことになるので、トナー排出口238dが封止され、歯車143を保護しながら、同時にトナーの漏れも防止することができる。よりトナーの漏れを低減するには、側面150bにスポンジなどのシール部材を配置し、トナー排出口238dと側面150bとの密着性を高めてもよい。
このようにトナー容器38Eに形成した歯車143の少なくとも歯部143aを、その全周方向から覆うように同歯車に装着されるカバー部材150を有するので、カバー部材150用の長さを、トナー容器38Eの長手方向へ加えることなく、螺旋状の凸部151と溝部148という簡素な構成で、トナー容器38Eの歯車143および歯部143aの破損を防止することができる。
トナー容器38Eとしては、容器本体238の他端側238bにトナー排出口238dを形成したものを例示したが、トナー容器収納部31から離脱されている場合にはトナー排出口238dを閉じ、トナー容器収納部31に装着された場合にはトナー排出口238dを開放する、図示しない周知の開閉弁を他端側238bの内部に配置したものであってもよい。あるいは、トナー容器収納部31から離脱されている場合にはトナー排出口238dを閉じ、トナー容器収納部31に装着された場合にはトナー排出口238dを開放するように機能する図示しない周知の内栓タイプのものであっても良い。
上記形態では、溝部148が一本のものを例示したが、この溝部148は1本だけに限定されるものではなく、歯車143に噛合う歯車184によってトナー容器38A〜38Eを回転駆動させることに問題がなければ、二本以上設けた構成としても良い。
次にカバー部材と歯車の変形例を順次説明する。カバー部材と歯車の変形例が適用される粉体収納容器としては、図24に示したトナー容器38Eを例に説明するが、これらカバー部材と歯車の変形例は、図1及び図13に主に示したトナー容器38A〜38Dにも適用することができ、トナー容器38Eの場合と同様の効果を得ることができる。
(変形例1)
図26,図27において、トナー容器38Eの容器本体238の他端側238bには、全周に歯部243aを有する歯車243が形成されている。歯車243の全周には、各歯部243aの同一箇所に、溝部となる断面半円形の切欠部248が形成されている。歯車243には、少なくとも歯部243aを、その全周方向から覆うようにカバー部材250が装着される。
カバー部材250は、トナー容器38Eがトナー容器収納部31への装着前の保管時や輸送時において歯車243に装着され、トナー容器収納部31への装着時においては歯車243から離脱されるものである。カバー部材250は弾性変形可能な樹脂製の筒状本体250aと、筒状本体250aの内周面に、筒状本体の内方へ向かって断面半円形の凸部251が形成されている。凸部251は、カバー部材250が歯車243に装着されたときに、切欠部248によって係止される。つまり、切欠部248は凸部251と係合するものである。筒状本体250aには、トナー排出口238dと対向する側に、カバー250を歯車243に装着したときにトナー排出口238dを封止するための側面250bが形成されている。この側面250bはトナー排出口238dを塞ぐ面として機能する。
このような構成によると、カバー部材250を歯車243の端面243b側から差し込んでいくと、凸部251が歯部243aの先端にあたり、カバー部材250が開放端250c側から外径方向に広がるように弾性変形する。さらに差し込んで凸部251が歯車243の切欠部248に入ると、カバー部材250の弾性変形は解除され、カバー部材250が歯部243aを覆って歯車243に装着されて、カバー部材250と歯車243が固定されることになる。
このようにトナー容器38Eに形成した歯車243の少なくとも歯部243aを、その全周方向から覆うように歯車243に装着されるカバー部材250を有するので、カバー部材250用の長さを、トナー容器の長手方向へ加えることなく、凸部251と切欠部248という簡素な構成で、トナー容器38Eの歯車243および歯部243aの破損を防止することができる。
(変形例2)
図28,図29,図30に示すように、トナー容器38Eの容器本体238の他端側238bに、全周に歯部343aを有する歯車343が形成されている。本例において歯車343の全周には溝部はなく、代わりに、歯車343よりも容器本体238の中央よりの外周面に断面半円形状の溝部348が形成されている。溝部348としては図30に(a)に示すように、容器本体238の外周面全周に連続した周溝であっても良いが、本形態では図30(b)に示すように、90度の位相で4箇所に部分的に形成されている。歯車343には、少なくとも歯部343aをその全周方向から覆うようにカバー部材350が装着される。
カバー部材350は、図28,図29に示すように、トナー容器38Eがトナー容器収納部31への装着前の保管時や輸送時において歯車343に装着され、トナー容器収納部31への装着時においては歯車343から離脱されるものである。カバー部材350は弾性変形可能な樹脂製の筒状本体350aと、筒状本体350aの開放端350c側の内周面に、筒状本体の内方へ向かって断面半円形の凸部351が形成されている。凸部351は、カバー部材350が歯車343に装着されたときに、容器本体238の他端側238bの溝部348まで届く長さを有し、溝部348の内部に挿入されて係止される。つまり、溝部348は凸部351と係合するものである。筒状本体350aには、トナー排出口238dと対向する側に、カバー350を歯車343に装着したときに、トナー排出口238dを封止するための側面350bが形成されている。この側面350bはトナー排出口238dを塞ぐ面として機能する。
このような構成によると、カバー部材350を歯車343の端面343b側から差し込んでいくと、凸部351が歯部343aの先端にあたり、カバー部材350が開放端350c側から外径方向に広がるように弾性変形する。さらに差し込んで、凸部351が歯車343を通過して溝部348に入ると、カバー部材350の弾性変形が解除され、カバー部材350が歯車343を覆った状態で、カバー部材350と容器本体238とが固定されることになる。
このようにトナー容器38Eに形成した歯車343の少なくとも歯部343aを、その全周方向から覆うように同歯車に装着されるカバー部材350を有するので、カバー部材350用の長さを、トナー容器の長手方向へ加えることなく、凸部351と溝部348という簡素な構成で、トナー容器38Eの歯車343および歯部343aの破損を防止することができる。
(変形例3)
図31,図32において、トナー容器38Eの容器本体238の他端側238bには、全周に歯部343aを有する歯車343が形成されている。歯車343には、少なくとも歯部343aを、その全周方向から覆うようにカバー部材450が装着される。
カバー部材450は、弾性変形可能な樹脂製の筒状本体450aと、筒状本体450aの端部となる開放端450cに、本体内方へ向かって形成されていてカバー部材450を歯車343に装着したときに、歯車343の端面343cに引っかかる複数の爪部451を有している。爪部451は、開放端450cから長手方向に延びるアーム部452の先端に、アーム部452から本体内方へ向かって折れ曲がって形成されている。これら爪部451とアーム部452はカバー部材450と一体形成されていて、アーム部452が弾性変形してカバー部材450の内側と外側とに撓むように構成されている。本形態においてアーム部452は、180度の位相でカバー部材450に互いに対向するように2つ形成されている。
図32(a)、図32(b)に示すように、2つの爪部451の先端間の距離(径方向)Rは、歯車343の歯元の径R1より小さく(R<R1)形成されている。また爪部451の形状は、径方向から見ると先端に行くほど先細りとなる形状に形成されていて、歯車343の歯部343aと歯部343aの間の形状より小さく形成されていて、カバー部材450を歯車343に装着する際に、歯部343aと歯部343aの間を通過できる形状とされている。
このような構成によると、カバー部材450を歯車343の端面343b側から差し込んでいき、爪部451が歯車343の歯部343aの間に入ると、爪部451によってアーム部452が外径方向に弾性変形して広がりながら、歯部間を移動する。そして爪部451が歯部間を過ぎると、図33,図34に示すように、外径方向に広がるように弾性変形していたアーム部452の弾性変形が解除され、爪部451が歯車343の端面343cに係合し、カバー部材450が歯部343aを覆って歯車343に装着されて、カバー部材450と歯車343が固定されることになる。
このようにトナー容器38Eに形成した歯車343の少なくとも歯部343aを、その全周方向から覆うように同歯車に装着されるカバー部材450を有するので、カバー部材450用の長さを、トナー容器の長手方向へ加えることなく、弾性変形可能な爪部451という簡素な構成で、トナー容器38Eの歯車343および歯部343aの破損を防止することができる。
次に粉体収納容器の色非互換について説明する。
図35は、トナー容器収納部31を図1に示した画像形成装置本体101の正面から見た図である。トナー容器収納部31は、画像形成装置本体101の正面に設置されたパネル131に、トナー容器を挿入するための開口部132Y、132M、132C、132Kが形成されている。
カラー画像形成装置において、トナー容器は必要なカラー数の異なる色のトナー容器が存在する。その際、トナー容器収納部31に装着するトナー容器は、作像部との位置関係から作像部に対応した色の配列が予め決められているので、作像部に対応した位置に対応した色のトナー容器を装着しないと、任意の色の現像装置に対して異なる色のトナー容器から異なる色のトナーが補給されてしまい、正しい画像が出力されない。そのため、トナー容器やそれに付随する部品に色非互換機能を設けることで、ユーザーが間違えた位置にトナー容器を装着しないような機能が設けられていることが多い。
例えば特許第4383898号には、トナーがこぼれてしまう事を防ぎ、かつ、異なる色のトナー容器と間違えてトナー容器収納部(画像形成装置本体)へ装着する事を防ぐ目的で、トナー容器のトナー排出口に別部品を設け、そこに色非互換機能を持たせ、トナー容器収納部への装着初期段階にて正しい色のトナー容器を装着するかどうかの判断が行える構成が開示されている。
しかし、今までのトナー容器においては、非互換部を専用で設けるため、コストアップや、トナー排出口近傍に歯車等の駆動伝達部を有するトナー容器の場合では、色非互換部をトナー容器の外部に設けることにより、装置本体側の色非互換部(例えば出っ張り部)を避けるために、歯車等の駆動伝達部の外径を小さくしなければならず、その影響でトナー容器の回転駆動トルクが大きくなって、本体駆動系に負荷がかかってしまうという問題があった。
そこで、コストアップをせずに色非互換部を設けるとともに、歯車等の駆動伝達部外径の小径化を防止してトナー容器の回転駆動トルクの増加を防ぎ、色ごと、または仕向け地ごと等の色非互換機能を確実に満たすことを考えたところ、その1つとして、トナー容器38A〜38Eが有する歯車143に形成した溝部148を利用することで、色非互換性を新規な部材を追加することなく確保することができる。
すなわち、図36に示すトナー容器38Eを例に説明すると、トナー容器38Eに設けた駆動伝達部となる歯車143と、歯車143に形成されていて、トナー容器のトナー容器収納部31への装着可否を判断する色非互換の識別部として溝部148を利用する。
このように、駆動伝達部となる歯車143に識別部として溝部148を設けると、色非互換専用の部品を新たに設ける必要がなく、コストアップを防止することが可能となるとともに、トナー容器収納部31側の色非互換部を避けるために、歯車143の外径を小さくする必要がなく、トナー容器38Eの回転駆動トルクが大きくなって、本体駆動系に過剰の負荷がかかることもなくなる。
図36において、各色のトナー容器38Eの歯車143に形成する螺旋状の溝部148の角度を、トナーの色毎に異なった角度として形成する。トナー容器収納部31の開口部132Y〜132Kの近傍には、色非互換部となり、装着部となる角度を持ったリブ133Y〜133Kを設ける。各リブの角度は、図37に示すように、各色に対応した溝部148(Y、M、C、K)と対応した傾斜角度を持たせて開口部132Y〜132Kの近傍に各開口部内に突出した状態で固定する。
このようにトナーの色毎に異なる角度のリブ133Y〜133Kと溝部148(Y、M、C、K)を用いることで、ユーザーがトナー容器38Eをトナー容器収納部31に装着する際に、予め定められた位置にある開口部と対応したトナー容器38Eでなければ、各リブが歯車143の端面143bに当たっていまい、トナー容器38Eを開口部に挿入することができない。このため、歯車143に設けた溝部148(Y、M、C、K)の角度とトナー容器収納部31に設けたリブ133(Y〜K)の角度の違いという簡素な構成によって色非互換性を確保することができる。また、トナー容器38Eの装着に関しては、トナー容器収納部31側のリブ133(Y、M、C、K)と各色のトナー容器の歯車143の螺旋状の溝部148(Y、M、C、K)の位置を合わせ、回転させながら挿入することになるため、トナー容器内のトナーも回転方向に移動し、容器内のトナーが凝集している場合でもほぐし作用を得られる。
螺旋状の溝部148の方向を、図38に示すように、図36の場合とは異なり、容器本体238に形成した螺旋突起部238cによるトナー搬送方向と逆方向に形成すると、トナー容器収納部31への装着時における、トナー容器38Eの回転方向が螺旋突起部238cによるトナー搬送方向と逆方向になるため、容器装着時には、トナーが容器内に戻されることになり、トナー排出口238dからのトナー飛散の防止効果を得られる。
本例では、リブ133(Y、M、C、K)と溝部148(Y、M、C、K)の角度を、図37に示すように、平面視において挿入方向に対して倒れる方向への角度をトナーの色毎に変更したが、図39に示すように、平面視において挿入方向に対して進退する方向への角度をトナーの色毎に変更してもよい。
色非互換の方法としては、リブと溝部の角度の組み合わせではなく、各開口部からのリブの突出量と溝部の深さをトナーの色毎に変更する形態、各リブの幅と各溝部の幅をトナーの色毎に変更する形態、あるいは図40に示すように、トナーの色毎にリブ133(Y、M、C、K)の突出量と幅と、溝部148(Y、M、C、K)の深さと幅を変更しても良い。
図41は色非互換に関する別な形態を示す。先の形態では、リブ133(Y、M、C、K)と溝部148(Y、M、C、K)との組み合わせで、色非互換性を確保したが、本形態では、各色に対応したトナー容器38Eの歯車543の歯部543aに、トナーの色毎にピッチを変えた凹部または凸部となる雌ねじまたは雄ねじを識別部548として形成し、各色に対応する開口部132の内周面に、歯部543aに形成したものと反対となる凸部または凹部となる雄ねじまたは雌ねじを装着部となる色非互換部549として形成したものである。
このような形態とすると、各色に対応したトナー容器38Eでなければ各色に対応した開口部132に対してねじ込むことができないため、色非互換性を確保しながらも、着脱に際して必ずトナー容器38Eを回転させることから、容器内で凝集したトナーをほぐすことができる。
この場合も、雌ねじまたは雄ねじの方向を、図41に示す形態とは異なり、容器本体238に形成した螺旋突起部238cによるトナー搬送方向と逆方向に形成すると、トナー容器38Eのトナー容器収納部31への装着時の回転方向が螺旋突起部238cによるトナー搬送方向と逆方向になるため、トナー容器収納部31への装着時にトナーが容器内に戻されることになり、トナー排出口238dからのトナー飛散の防止効果を得られる。
図42は色非互換に関する別な形態を示す。図42(a)、図42(b)に示す本形態では、トナー容器38Eの容器本体238の他端側238bに形成された歯車433の歯部433aに凹部となる欠歯部448をトナーの色毎にその位置を変えて形成し、各色に対応した開口部132に開口部内周面から内方に向かって突出した装着部となる凸部413を欠歯部448の位置に合わせて形成したものである。歯車433は、トナー容器収納部31への装着後に歯車184(図6参照)と噛合するため、欠歯部448の範囲は、駆動伝達に支障を来さない範囲の歯数分としている。本形態では1歯を削って欠歯部448を各歯車の2箇所に、各色に応じてその位相を違えて形成し、各色の開口部132の凸部413も欠歯部448の幅と位相似合わせてそれぞれ形成している。
このため、トナー容器38Eの歯車433に形成した欠歯部448の位相と開口部132の凸部413との位置関係が一致しなければ、トナー容器38Eを開口部132内に挿入することができないため、色非互換性を確保することができる。
図43は色非互換に関する別な形態を示す。図43に示す形態では、溝部148や欠歯部448を形成しない歯車343Y、343M、343C、343Kをそれぞれの色に対応したトナー容器38E(Y、M、C、K)に設け、各歯車の直径をトナーの色毎に異ならせるとともに、装着部となる開口部132Y、132M、132C、132Kの直径もトナーの色毎に異ならせたものである。この場合、色毎に歯車343(Y、M、C、K)に噛合う駆動側の歯車184(図6参照)の直径も、歯車343(Y、M、C、K)とだけそれぞれ噛合う直径に設定する。
このような構成によると、開口部132(Y、M、C、K)の直径よりも大きい歯車を備えたトナー容器38Eは、開口部内に挿入することはできないので、色非互換性を確保できる。また、開口部の直径よりも小さい歯車を備えたトナー容器38Eにおいては、色が異なっても開口部内に挿入することができる。しかし、駆動系の歯車184は、対応するトナー容器38Eの歯車343とだけ噛合う径に設定されているので、異なる色のトナー容器38Eが挿入された場合でも異なる色のトナー容器38Eの歯車343は、歯車184と噛合うことができない。このため、誤った色のトナー容器38Eが誤った位置に装着された場合でも、駆動力が誤って装着されたトナー容器38Eに伝達されることがないので、誤った色のトナーの補給を防止することができ、補給できないという状態により色非互換性を確保することができる。
トナー容器収納部31への各トナー容器の装着時においては、色非互換部を目視にて確認できるため、それほど困難ではないが、各トナー容器をトナー容器収納部31から離脱する際は色非互換部が見づらく困難な場合がある。
そこで、図44、図45に示す色非互換に関する別な形態では、トナー容器収納部31へ各色のトナー容器を装着する場合には、リブ133や凸部413が図44(a)に示す開口部132内に位置する突出位置を占め、各色のトナー容器をトナー容器収納部31から離脱する場合には、図44(b)に示すリブ133や凸部413を開口部132内から退避させる退避位置を占めるようにした。
具体的には、図45に示すように開口部132近傍にリブ133、凸部413を軸460で回転自在に支持し、リブ133、凸部413を図44(a)に示す開口部132内あるいはトナー容器の挿入領域内に進入する方向に付勢手段となるねじりコイルバネ461によって付勢する。また、ねじりコイルバネ461によって付勢されるリブ133、凸部413を突出位置に保持するために、リブ133、凸部413よりもトナー容器収納部31の奥側にストッパ470を配置して、ストッパ470にリブ133、凸部413を当てることで突出位置に保持する。
このような構成とすると、図44(a)に示すように、トナー容器38Eを装置手前側から開口部132内に挿入しようとした場合、歯車143を有するトナー容器の場合にはリブ133と溝148の位置が、歯車433を有するトナー容器の場合には凸部413と欠歯部448との位置が合っている場合、すなわち、トナー容器38Eの色と開口部132の色の対応関係が一致している場合には、トナー容器38Eを開口部132内に挿入できてトナー容器収納部31に装着することができる。しかし、リブ133と溝部148、凸部413と欠歯部448との位置が合っていない場合、すなわち、トナー容器38Eの色と開口部132の色の対応関係が不一致の場合には、突出位置を占めているリブ133、凸部413によって、トナー容器38Eの挿入が阻まれるため、色非互換性が確保される。
一方、トナー容器収納部31に装着されたトナー容器38Eを取り出す場合、図44(b)に示すように、トナー容器38Eはユーザーによって装置手前側に引き出されるが、その際、容器本体238の歯車143、歯車433によって、突出位置を占めているリブ133や凸部413がねじりコイルバネ461の付勢力に抗して退避位置へと押し上げられる。このため、リブ133や凸部413を回転自在に支持しない固定式の形態に比べて、トナー容器38Eの離脱時に、リブ133と溝部148、凸部413と欠歯部448との位置合わせを行うことなく、トナー容器38Eをトナー容器収納部31から容易に離脱することができ、色非互換性を確保しながらも、トナー容器38Eの離脱性を高めることができる。
次に、図46を用いてキャップ固定用スクリュ溝付き歯車を備えた粉体収納容器の別な形態について説明する。
上記各形態、変形例において、各歯車の溝部の加工方法は、各歯車の周面に切削加工(歯車形成後の二次加工)で形成することを想定していたが、大量生産(1本あたりのトナー容器製造時間の短縮)を考えると、歯車を部分的に別パーツとし、貼り合わせ加工としたほうが製造時間の短縮を見込める。
そこで、本形態では、図46に示すように、歯部の一部が歯車とは別体で形成されていて、当該歯部の一部を歯車に取り付けることで溝部が形成されるようにした。図46は、先に図23で説明したトナー容器38A〜38の歯車143に代えて、本形態の特徴部分となる歯車643を装着した例を示す。
この歯車643は、容器本体138の他端側138bに形成された容器側部材となる第1部材643Aと、第1部材643Aに取付けられる第2部材643Bとに分割されていて、第1部材643Aに対して第2部材643Bを取付けて固定することで、1つの平歯車として構成される。第1部材643Aの歯部643Aaの一部は、第2部材643Bを取付けたときに、同部材との間に螺旋状の溝部648が形成されるように、予め斜めにカットされて形成されている。この歯部648Aaのカット部分648A1は、第1部材643Aのカットされた端面643Ab、端面643Acよりも歯車643の端面643c側に引っ込むように形成されている。端面643Abと端面643Acは第2部材643Bとの接合面を形成している。端面643Abはカット部分648A1と平行な面を形成し、端面643Acは歯部643Aaの歯スジと平行な面とされている。つまり、第1部材643Aの一部には、第2部材643Bの形状と同一な形状のカット領域645が形成されている。
第2部材643Bは、第1部材643Aのカット領域645と同一な形状に形成されていて、第1部材643Aの端面643Abと端面643Acに接合する、接合端面643Bbと接合端面643Bcが形成されている。第2部材643Bの周面には、第2部材643Bが第1部材643Aに取付けられたときに、歯部643Aaと対向する歯部643Baが形成されている。
このような構成によると、第2部材643Bを第1部材643Aのカット領域645に配置し、第1部材643Aの端面643Abと端面643Acに、それぞれ第2部材643Bの接合端面643Bbと接合端面643Bcとを接着剤あるいは熱溶着により固定して取付けることで、容器本体138の他端側138bに歯車643を形成することができる。また、本形態では、歯部648Aaのカット部分648A1を、第1部材643Aのカットされた端面643Ab、端面643Acよりも歯車643の端面643c側に引っ込むように形成し、第2部材643Bが第1部材643Aに取付けられたときに、歯部643Aaのカット部分648A1と第2部材643Bの端面643Bbとで溝部648を形成することができる。つまり、歯車643は、歯部の一部が、第2部材643Bとして構成され、第1部材643Aと溝部648の部分で分割して形成されているといえる。
このような歯車643の加工方法(形成方法)で容器本体138の他端側138bに歯車643を形成することで、製造時間の短縮を図ることができるようになる。歯車643への溝部648の形成に関しては、第2部材643Bの端面643Bbを歯部643Baの端面よりも歯車643の他方の端面643b側に引っ込むように形成して、第1部材643Aとの間に形成するようにしても良い。
歯車643を適用する粉体収納容器としては、トナー容器38A〜38に限定されるものでは無く、図24以降で説明したトナー容器38Eに適用することもできる。
5(Y、M、C、K) 現像装置
38(A〜E) 粉体収納容器
100 画像形成装置
101 画像形成装置本体
133(Y、M、C、K),413 装着部
138,238 容器本体
138a,238a 一端側
138b,238b 他端側
139 ノズル受入部材
139a ノズル受入口
139b 補給口
140 開閉部材(シャッタ部材)
143,243,343,543,643 歯車
143a,243a,343a,543a,643Aa 歯部
148,248,348,548,648 溝部
150,250,350,450 カバー部材
150a,250a,350a,450a 筒状本体
150b,250b,350b,450b 排出口を塞ぐ面
151,251,351,549 凸部
160 粉体補給装置(トナー補給装置)
161 搬送経路
162 搬送ノズル
170 粉体受け口
238e 他端側の端面
238d 排出口
243c 歯車の端面
451 爪部
T 粉体
特開平07−1996325号公報

Claims (13)

  1. 画像形成装置本体に装着されて用いられる粉体を収容する粉体収納容器において、
    自身が回転することでその内部に収納されている粉体を、その一端側から他端側に搬送し、他端側から外部に排出する容器本体と、
    前記容器本体の外周に形成された歯車と、
    前記歯車の少なくとも歯部を、その全周方向から覆うように同歯車に装着されるカバー部材を有することを特徴とする粉体収納容器。
  2. 請求項1記載の粉体収納容器において、
    前記カバー部材は、筒状本体と、前記筒状本体の内方へ向かって形成された凸部を有し、
    前記歯車の歯部は、前記カバー部材が前記歯車に装着されたときに、前記凸部と係合する溝部を有することを特徴とする粉体収納容器。
  3. 請求項1記載の粉体収納容器において、
    前記カバー部材は、筒状本体と、前記筒状本体の端部に本体内方へ向かって形成されていて、同カバー部材を前記歯車に装着したときに、前記歯車の端面に引っかかる爪部を有することを特徴とする粉体収納容器。
  4. 請求項記載の粉体収納容器において、
    前記歯部の溝部と、前記カバー部材の凸部の内、少なくとも前記溝部は螺旋溝であることを特徴とする粉体収納容器。
  5. 請求項2記載の粉体収納容器において、
    前記歯部に設けた溝部は、前記容器本体内に収納されている粉体の色に応じて異なる形状に形成されていることを特徴とする粉体収納容器。
  6. 請求項記載の粉体収納容器において、
    前記各溝部の形状は、前記画像形成装置本体側に、粉体色に応じて形成された装着部の形状と合うように形成されていることを特徴とする粉体収納容器。
  7. 請求項2または4記載の粉体収納容器において、
    前記歯部の一部が前記歯車とは別体で形成されていて、当該歯部の一部を前記歯車に取り付けることで前記溝部が形成されてあることを特徴とする粉体収納容器。
  8. 請求項7記載の粉体収納容器において、
    前記歯部の一部は、前記歯車と前記溝部の部分で分割して形成されていることを特徴とする粉体収納容器。
  9. 画像形成装置本体に装着されて用いられる粉体を収容する粉体収納容器において、
    自身が回転することでその内部に収納されている粉体を、その一端側から他端側に搬送し、他端側から外部に排出する容器本体と
    前記容器本体の外周に形成された歯車と、
    前記歯車の少なくとも歯部を、その全周方向から覆うように同歯車に装着されるカバー部材を有し、
    前記カバー部材は、筒状本体と、前記筒状本体の内方へ向かって形成された凸部を有し、
    前記容器本体は、前記歯車よりも容器中央よりの外周面に、前記カバー部材が前記歯車に装着されたときに、前記凸部と係合する溝部を有することを特徴とする粉体収納容器。
  10. 請求項1ないし9の何れか1つに記載の粉体収納容器において、
    前記容器本体の他端側内に配置されていて、粉体受け口を有する搬送ノズルが挿入されるノズル受入口と、少なくともその一部に容器本体内の粉体を前記粉体受け口へ供給するための補給口と、を有するノズル受入部材と、
    前記ノズル受入部材に支持されていて、前記搬送ノズルが前記ノズル受入部材に挿入される動作によりスライド移動して前記ノズル受入口を開閉する開閉部材を有することを特徴とする粉体収納容器。
  11. 請求項1ないし9の何れか1つに記載の粉体収納容器において、
    前記容器本体は、その他端側の端面に形成されていて、同容器本体内部のトナーを排出する排出口を有し、
    前記カバー部材は、前記歯車に装着されたときに前記排出口を塞ぐ面を有することを特徴とする粉体収納容器。
  12. 粉体収納容器から排出された粉体であるトナーを現像装置に搬送する搬送手段を有する粉体補給装置において、
    前記粉体収納容器として請求項1ないし11の何れか1つ記載の粉体収納容器を有する
    ことを特徴とする粉体補給装置。
  13. 請求項12の粉体補給装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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