JPH05142940A - 現像剤補給装置 - Google Patents

現像剤補給装置

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JPH05142940A
JPH05142940A JP3302079A JP30207991A JPH05142940A JP H05142940 A JPH05142940 A JP H05142940A JP 3302079 A JP3302079 A JP 3302079A JP 30207991 A JP30207991 A JP 30207991A JP H05142940 A JPH05142940 A JP H05142940A
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JP
Japan
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developer
container
replenishing device
developer replenishing
breathable material
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Application number
JP3302079A
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English (en)
Inventor
Chiemi Kaneko
千恵美 兼子
Masumi Ikesue
真澄 池末
Noriyuki Kimura
則幸 木村
Tomoji Ishikawa
知司 石川
Jiyunko Tomita
潤子 冨田
Kazuhisa Sudo
和久 須藤
Hidenobu Endo
秀信 遠藤
Kenzo Tatsumi
謙三 巽
Shinji Matsumoto
新司 松本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、内圧上昇を抑えて内外気圧を
同じにすることでトナ−飛散の防止や充填時での効率を
向上させることのできる構造を備えた現像剤補給装置を
得ることにある。 【構成】本発明は、現像剤3を内部に密封し、同現像剤
3を現像装置内に補給するために用いられる容器1を備
えた現像剤補給装置において、上記容器1の外壁の一部
に形成してある開口1Aを塞ぐシ−ル部材2として、現
像剤粒子の通過を阻止して空気の通過を許容する多数の
空孔を有する通気性材料を用いたことを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現像剤補給装置に関
し、さらに詳しくは、トナ−を収容しているトナ−カ−
トリッジの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、乾式現像剤を用いて感光
体上の静電潜像の可視像処理を行なう現像装置にあって
は、現像装置内の現像剤が不足するの防止するために現
像剤を補充するようになっている。
【0003】そして、上述した補給構造としては、例え
ば、図17に示すように、内部を現像剤をなすトナ−の
収容空間としてある円筒状のトナ−カ−トリッジAが用
いられ、このトナ−カ−トリッジAにおける周壁の一部
には、現像剤を吐出するための開口が設けてあり、補給
作業に供されるまでの間、この開口はシ−ル部材Bを貼
付ることで塞がれている。
【0004】上述したトナ−カ−トリッジAは、現像装
置における補給位置に装着される前にシ−ル部材Bを剥
がして開口を露出させ、内部に収容されている現像剤の
吐出を行なえるようにされる。
【0005】そして、上述した補給構造に用いられるト
ナ−カ−トリッジにあっては、開口を塞いでいるシ−ル
部材Bが、例えば、ポリエチレン樹脂やポリアセタ−ル
(PET/OPA/PEやPET/AL(アルミニュウム))などの比較
的、引張強度が大きい樹脂フィルムで構成され、開口周
縁部とともに貼付られることで開口を覆うようになって
いる。また、このトナ−カ−トリッジの周壁表面には、
シ−ル部材の取扱方法などの説明を記載したシ−ルも貼
られており、オペレ−タが容易に現像剤の補給作業がで
きるようにしてある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したト
ナ−補給カ−トリッジの開口を覆っているシ−ル部材
は、内蔵されているトナ−が表面に堆積した場合にもそ
の重量により破れてこぼすことがないように、ある程度
の展張強度を持たせるとともに、カ−トリッジ内部を密
閉状態に維持させることが必要とされ、このため、上述
したような樹脂フィルムが用いられている。
【0007】しかし、このような構造のシ−ル部材にあ
っては、当然のことではあるが、上述した条件を満足す
るために、開口周縁との接着力も強くされていることに
なり、この場合には、シ−ル部材を剥がすための力がき
わめて大きく設定されなければならなくなる。また、こ
のようなシ−ル部材にあっては、トナ−カ−トリッジ内
部を完全な密封状態を維持させることが必要とされてい
ることから、内圧の変化を吸収することができず、内圧
が高くなっている状態でシ−ル部材を剥がしたような場
合には、現像剤が飛散して周囲を汚染する虞れがある。
【0008】しかも、このような密封状態を維持してい
ることから、例えば、このシ−ル部材を貼付た状態でト
ナ−カ−トリッジ内への現像剤の充填を行なう場合に
は、内部に混入あるいは残存している空気の影響によ
り、充填途中で内圧上昇による充填不能状態を来して充
填効率を上げることができなくなる虞れもあった。
【0009】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
トナ−補給カ−トリッジにおける問題に鑑み、内圧上昇
を抑えて内外気圧を同じにすることでトナ−飛散の防止
や充填時での効率を向上させることのできる構造を備え
た現像剤補給装置を得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、現像剤を内部に密封し、同現像剤を現像
装置内に補給するために用いられる容器を備えた現像剤
補給装置において、上記容器の外壁の一部に形成してあ
る開口を塞ぐシ−ル部材として、現像剤粒子の通過を阻
止して空気の通過を許容する多数の空孔を有する通気性
材料を用いたことを特徴としている。
【0011】また本発明は、現像剤を内部に密封し、同
現像剤を現像装置内に補給するために用いられる容器を
備えた現像剤補給装置において、上記容器を、現像剤粒
子の通過を阻止して空気の通過を許容する多数の空孔を
有する通気性材料により形成したことを特徴としてい
る。
【0012】さらに本発明は、通気性材料が、高密度ポ
リエチレン不織布繊維からなる通気性シ−トで構成され
ていることを特徴としている。
【0013】そして本発明は、通気性材料と容器の開口
縁部との接着を、上記通気性材料の周部の全面に対して
規則的あるいは不規則的に分散させた接着剤により行な
うようにしたことを特徴としている。
【0014】またさらに本発明は、接着剤が、通気性材
料の周部における全面に対してメッシュ状あるいは水玉
模様状に分散させてあることを特徴としている。
【0015】そしてさらに本発明は、通気性材料の周部
における全面に規則的あるいは不規則的に分散させた熱
溶融性接着剤を配置してヒ−トシ−ルするようにしたこ
とを特徴としている。
【0016】また本発明は、現像剤を内部に密封し、同
現像剤を現像装置内に補給するために用いられる容器を
備えた現像剤補給装置において、上記容器の外壁の一部
に形成してある開口を塞ぐシ−ル部材として、現像剤粒
子の通過を阻止して空気の通過を許容する多数の空孔を
有する通気性材料を用い、この容器内への現像剤の充填
時に、上記通気性材料の外部に配置された吸引装置を連
結するようにしたことを特徴としている。
【0017】そしてさらに本発明は、容器内への現像剤
の充填時、容器内部の圧力を外部の圧力よりも低い値に
設定してあることを特徴としている。
【0018】さらにまた本発明は、内部に螺旋状の現像
剤案内部を形成されて、軸方向の一端を現像装置におけ
る装着部に連通可能とされている回転可能な容器を備え
た現像剤補給装置において、少なくとも上記容器の一端
に位置する連通部、容器の周壁の一部あるいは容器に設
けてある開閉蓋のいずれかを現像剤の通過を阻止して空
気の通過を許容する通気性材料によって構成したことを
特徴としている。
【0019】さらに本発明は、内部に螺旋状の現像剤案
内部を形成されて、軸方向の一端を現像装置における装
着部に連通可能とされている回転可能な容器を備えた現
像剤補給装置において、少なくとも上記容器の一端に位
置する連通部、容器の周壁の一部あるいは容器に設けて
ある開閉蓋のいずれかを現像剤の通過を阻止して空気の
通過を許容する通気性材料によって構成し、この容器が
装着される現像装置側に通気性材料の一部を破断する構
造を設けたことを特徴としている。
【0020】
【作用】本発明によれば、容器内からの空気の排出が行
なわれることで内圧の上昇を抑えられる。
【0021】また本発明によれば、接着位置を分散させ
ることで、通気性を損なわせようにすることができる。
【0022】さらに本発明によれば、通気性材料を介し
て容器外部から内部の空気を吸引することで、容器内部
の圧力を低下させて充填量を増加させることができる。
【0023】そして本発明によれば、現像装置の装着部
に連通される容器の面に設けてある通気性材料により破
断された場合の現像剤の拡散を阻止され、さらには、通
気性材料が破断した際の破片の飛び散りを抑えられる。
【0024】
【実施例】以下、図1乃至図16において、本発明実施
例の詳細を説明する。
【0025】図1は、本発明の一実施例による現像剤補
給装置に用いられるトナ−カ−トリッジ1の外観を示し
ており、このトナ−カ−トリッジ1は、容器本体1Aと
シ−ル部材2とで構成してある。すなわち、容器本体1
Aは、内部に現像剤をなすトナ−3を収容できる空間を
形成された筐体で構成してあり、その周壁の一部には、
図2に示すように、開口1A1が設けられて内部のトナ
−を吐出できるようにされている。
【0026】上述したシ−ル部材2は、トナ−の通過を
阻止して空気のみの通過を許容する性質を持つ通気性材
料が用いられており、本実施例の場合、高密度ポリエチ
レン不織布繊維により構成された通気性シ−トで構成し
てあり、この通気性シ−トは、図3に示すように、トナ
−3の通過を阻止して空気のみ(図中、矢印で示す)を通
過させる機能を備えている。つまり、このシ−ル部材2
は、平均粒径が9μmのトナ−を用いる場合、平均空孔
の大きさがこれよりも小さいものとされ、具体的なもの
としては、平均空孔の大きさが3μmを設定されてい
る、デュポン社製「ダイベックシ−ト」(商品名)が用いら
れている。
【0027】そして、このシ−ル部材2は、図4に示す
ようにトナ−カ−トリッジ1における開口1A1の周縁
と接着剤4を用いて貼付られることで一体化され、この
状態で開口1Aを覆い、カ−トリッジ1の内部を密閉す
るようになっているが、その貼り付けの際の接着方法
は、通気性材料の全面に対して、表1に示すように、規
則的若しくは不規則的に分散させた状態とされている。
【0028】
【表1】
【0029】つまり、このような接着方法は、通気性シ
−トをシ−ル部材2として用いることにより、空気の通
過を許容してもトナ−の通過を阻止しているので、内部
圧力の上昇に対する強度を要しないで済むことを原因と
して、開口周縁において連続的な接着剤の塗布による接
着力よりも小さい接着力とするためと、周縁部に対向し
ない領域での通気性を損なわないようにするためであ
る。なお、この分散の形式としては、メッシュ状あるい
は水玉模様状としてもよい。
【0030】さらに、上述した開口縁部へシ−ル部材2
を一体化する方法としては、接着剤を熱溶融性のものを
用い、開口縁部に対向する範囲を加熱することでヒ−ト
シ−ルを行なうようにしてもよい。
【0031】また、シ−ル部材2として、高密度ポリエ
チレン不織布繊維によるシ−トを用いた場合の通気性に
関する実験を行なったところ、表2に示す結果を得た。
【0032】
【表2】
【0033】つまり、上述した通気性シ−トからなるシ
−ル部材3を用いたトナ−補給カ−トリッジ2において
は、減圧後10秒以内に減圧により膨らんだシ−ル部材
3が元どうりに復帰する。この現象は、上述したよう
に、通気性シ−ト2の空孔をカ−トリッジ1内の空気が
通過し、その空孔よりも大きい径を有するトナ−の通過
が阻止されていることが原因して起こる。また、上記表
2からも明らかなように、シ−トが元どうりに復帰する
際のトナ−の漏れはみられなかった。
【0034】また、上述した通気性材料をシ−ル部材と
して用いるのでなく、図5に示すように、この通気性材
料そのもので袋状のトナ−収容容器を作るようにしても
よく、この場合には、空気の排出方向に制約がないの
で、容器内の圧力の排出に効果がある。
【0035】一方、上述したトナ−カ−トリッジ1に
は、内部にトナ−を充填するための構造が設けてある。
すなわち、図1に示した筐体からなるトナ−カ−トリッ
ジ1の周壁の一部には、図6に示すように、充填用の孔
1Bが形成してあり、この孔1Bに対して注入装置5を
装填した上でトナ−をトナ−カ−トリッジ1の内部に充
填する。
【0036】本実施例は以上のような構成であるから、
トナ−カ−トリッジ1の内部に滞留している空気は、内
部圧力が高くなるのに従ってシ−ル部材2を透して外部
に排出され、カ−トリッジ1の内部圧力の上昇が抑えら
れる。
【0037】従って、本実施例によれば、シ−ル部材2
を剥がした際には、内部圧力が高い場合に生じるトナ−
の飛散が解消され、また、トナ−の充填時には、内部圧
力が高くなるのを空気の排出によって抑えることで充填
量を増加させることができる。
【0038】また、上述したシ−ル部材2は、通気性で
あるとともに、表面への印刷を可能にできる材質のもの
とされることで、例えば、図17において示されている
ように、トナ−カ−トリッジの表面に取扱方法などの説
明やロゴマ−クなどを印刷したシ−ルCを特別に設ける
ことなく、図7に示すように、シ−ル部材2に直接印刷
して部品点数の低減を図るようにすることも可能であ
る。
【0039】一方、図8には、上述したトナ−カ−トリ
ッジ1へのトナ−の充填に関する構造が示されている。
すなわち、この場合のトナ−カ−トリッジ1は、図6に
示したものと同様に、トナ−の注入口1Bが周壁の一部
に形成してあり、トナ−を充填しない場合には、その注
入口1Bを栓部材6により塞ぐようになっている。
【0040】そして、このトナ−カ−トリッジ1にトナ
−を充填する場合には、図9に示すように、通気性材料
によるシ−ル部材2が配置されている開口1Aを覆うよ
うな状態でパイプ7を対向当接させ、このパイプ7を吸
引装置8を連結する。従って、この構造においては、注
入口1Bに注入装置5を装填した段階で吸引装置8によ
る空気の吸引により、シ−ル部材2を介してカ−トリッ
ジ1の内部に残存する空気が排出されて圧力を下げら
れ、注入装置5からのトナ−の導入が容易に行なわれる
ようになる。
【0041】また、このようなトナ−カ−トリッジ1の
内部圧力を下げる構造としては、図10に示すように、
トナ−カ−トリッジ1の周囲を囲繞する閉空間を構成す
る外側筐体9を配置し、この外側筐体に吸引装置8を連
結する。そして、トナ−カ−トリッジ1の内部圧力(P
1)に対して外側筐体9の内部圧力(P2)を低く設定す
ることで、トナ−カ−トリッジ1内の空気をシ−ル部材
2を介して排出し、その時の圧力変化によって注入装置
5からのトナ−の充填を促進する。また、上述した圧力
設定に関しては、注入装置5側の注入圧力を外側筐体9
の内部圧力よりも高くしても同様な結果が得られる。
【0042】本構造によれば、トナ−カ−トリッジ内の
圧力をシ−ル部材を介した排気により調整設定すること
でトナ−の充填効率を向上させることが可能になる。
【0043】ところで、上述したトナ−カ−トリッジに
あっては、放置した状態で保管していると、内部のトナ
−がカ−トリッジの底部に凝集してしまうことがあり、
補給しようとした場合に、円滑なトナ−の流動が行なえ
ない場合がある。
【0044】そこで、このような事態を回避するため
に、現像装置へのトナ−カ−トリッジの装着時に、トナ
−カ−トリッジを回転させて、所謂、トナ−を震わせて
凝固状態を解消したうえで、カ−トリッジの一部に設け
てある開口を覆っている膜を破断し、内部のトナ−を流
動させるようにした構造が提案されている(例えば、特
開昭59−188678号公報)。
【0045】また、この構造とは別に、トナ−カ−トリ
ッジの一部に形成してある開口を覆っている膜を破断す
る構造として、トナ−カ−トリッジの開口部に緊張状態
の弾性薄膜を設け、この薄膜を破断することで開口を開
放するようにした構造がある(例えば、特開昭57−2
08576号公報)。
【0046】しかしながら、何れの構造においても、ト
ナ−カ−トリッジの内部は、膜によって外部と遮断さ
れ、所謂、密閉された状態とされているので、内圧変
化、特に、内圧の上昇に従い、膜が破断された際のトナ
−の吹き出し量が多くなり、例えば、前者の構造におい
ては、現像装置への装着時にトナ−カ−トリッジの開口
部に固定されているキャップを外すことが必要であるこ
とから、キャップの取外しの際に装置周辺へのトナ−の
飛散が激しい場合があり、また、後者の構造の場合に
は、内部圧力の上昇によって膜が破損してしまったり、
さらには、トナ−中に破片が混入してしまう危険があ
り、何れの場合においても、トナ−カ−トリッジ周辺で
の汚染は勿論、補給作業に支障を生じることは免れない
ことになる。
【0047】そこで、本実施例にあっては、上述したト
ナ−カ−トリッジにおける問題に鑑み、トナ−の飛散に
よる汚染や破片の飛散を防止できる構造を採用できるよ
うにしてある。図11乃至図16には、上述した構造が
示されており、図11に示すトナ−カ−トリッジ10
は、内部にトナ−の収容空間を形成されかつ、螺旋状の
トナ−案内部10A(図12参照)を形成されている円筒
体で構成され、その軸方向一端には開口10Bが設けて
あり、この開口10Bには、中心に位置するリング部材
10B1およびこのリング部材10A1から開口内周面
に向け放射状に延長された複数のリブ10B2が設けて
ある。
【0048】そして、この開口10Bには、前述した通
気性材料によるシ−ル部材11が配置されており、この
シ−ル部材11は、開口10Bと対向する面において、
開口の周壁およびリング部材10A1に対して例えば、
ヒ−トシ−ルにより一体化されている。
【0049】そして、このトナ−カ−トリッジ10は、
開口10B近傍の周壁にギヤ10C(図12参照)が設け
てあり、このギヤ10Cが現像装置側の装着部に設けて
ある駆動ギヤと噛み合うことで回転し、内部のトナ−を
揺動させるようになっている。また、開口10Bの外周
面には、螺子10Dが形成してあり、この螺子には、図
12に示すように、キャップ12が捩じ込まれることで
開口を覆われた状態とされ、この状態で保管できるよう
にしてある。
【0050】一方、現像装置におけるトナ−カ−トリッ
ジ装着部には、図13に示すように、トナ−カ−トリッ
ジ10を水平態位に保持する受け部13が設けてあり、
この受け部13の内部、具体的には、開口10Bを覆っ
ているシ−ル部材11の表面に対面する位置には、カッ
タ−14が配置してある。従って、トナ−カ−トリッジ
10が受け部13に向け矢印Aで示す方向に装着される
と、カッタ−14がシ−ル部材11の一部に差し込ま
れ、この状態でトナ−カ−トリッジ10側のギヤ10C
が回転駆動されて矢印Bで示す方向に回転すると、カッ
タ−14によりシ−ル部材11の全周が切り裂かれる。
そして、切り裂かれたシ−ル部材11は、リング部材1
0B1に接着されているので脱落することなく開口10
Bに位置し、図14に示すように切り裂かれてできた隙
間から内部に収容されていたトナ−を排出することがで
きるようになる。
【0051】一方、上述したシ−ル部材11の脱落を防
止する構造としては、図15に示すように、シ−ル部材
11の表面に、中心方向への張力付勢をもたせた弾性体
からなるテ−プ15の中心位置および延長端部を、図
中、黒丸で示すように接着により一体化しておく構造が
ある。この構造によれば、シ−ル部材11がカッタ−1
4により切り裂かれた場合にテ−プ15の習性によって
シ−ル部材11が中心位置に向け収縮し、リング部10
B1近傍に集約することになる。
【0052】この構造によれば、シ−ル部材11が切り
裂かれた際の開口部10Bの面積が前述した構造の場合
に比べ拡張され、トナ−の排出効率を上げて補給効率を
向上させることができるという効果が得られる。
【0053】また、トナ−の補給が終了したトナ−カ−
トリッジ10は、開口部10にキャップ12を被せるこ
とで、内壁面に付着しているトナ−の漏洩を防いだ状態
で破棄あるいは所定の方法により処分されることにな
る。
【0054】まお、この構造においては、開口部を覆う
部分にのみ通気性材料からなるシ−ル部材を設けたが、
これに限らず、例えば、トナ−カ−トリッジの周壁の一
部あるいはキャップの一部にそれぞれシ−ル部材を配置
するようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、現像剤の
補給に用いられる容器の一部に現像剤の通過を阻止して
空気のみの通過を許容する通気性材料を配置したので、
容器内部の圧力変化、特に、圧力上昇による現像剤の吹
き出しを未然に防止するとともに、補給現像剤の充填時
には、内圧による抵抗を解消して充填効率を向上させる
ことができる。
【0056】また、本発明によれば、上述した通気性材
料を破断することで内部の現像剤を排出して補給する場
合、通気性材料が破断された際に容器から脱落するのを
防止して、現像剤中への混入による不測の事態を回避す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例による現像補給装置に用いられる
容器の一例を示す外観図である。
【図2】図1中、符号(2)−(2)線で示す方向の矢視断面
図である。
【図3】図1に示した容器に装備されているシ−ル部材
の内部構造を説明するための模式図である。
【図4】図1に示した容器に対するシ−ル部材の接着構
造を説明するための斜視図である。
【図5】図1に示した容器の変形例を示す斜視図であ
る。
【図6】図1に示した容器に対する現像剤の充填部の構
造を説明するための斜視図である。
【図7】図1に示した容器の他の例を示す斜視図であ
る。
【図8】図1に示した現像剤の充填用構造を示す断面図
である。
【図9】図6に示した現像剤の充填部の構造の別の例を
示す断面図である。
【図10】図9に示した充填部の構造の他の例を示す断
面図である。
【図11】図1に示した容器の構造の別の例を示す斜視
図である。
【図12】図11中、符号(12)で示す方向の矢視図であ
る。
【図13】図11に示した容器と現像装置との関係を示
す斜視図である。
【図14】図13中、符号(14)で示す方向の矢視図であ
る。
【図15】図11に示した容器におけるシ−ル部材の構
造を示す斜視図である。
【図16】図15に示したシ−ル部材が切り裂かれた状
態を示す斜視図である。
【図17】現像剤補給装置に用いられる容器の従来構造
を一例を示す斜視図である。
【符号の説明】 1、10 容器をなすトナ−カ−トリッジ 1A1、10B 開口 1B 現像剤注入口 2、11 通気性材料からなるシ−ル 3 トナ− 4 接着剤 5 注入装置 8 吸引装置 9 外側筐体 14 カッタ− 15 弾性体テ−プ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 知司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 冨田 潤子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 須藤 和久 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 遠藤 秀信 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 巽 謙三 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 松本 新司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像剤を内部に密封し、同現像剤を現像装
    置内に補給するために用いられる容器を備えた現像剤補
    給装置において、 上記容器の外壁の一部に形成してある開口を塞ぐシ−ル
    部材として、現像剤粒子の通過を阻止して空気の通過を
    許容する多数の空孔を有する通気性材料を用いたことを
    特徴とする現像剤補給装置。
  2. 【請求項2】現像剤を内部に密封し、同現像剤を現像装
    置内に補給するために用いられる容器を備えた現像剤補
    給装置において、 上記容器を、現像剤粒子の通過を阻止して空気の通過を
    許容する多数の空孔を有する通気性材料により形成した
    ことを特徴とする現像剤補給装置。
  3. 【請求項3】請求項1および2記載の現像剤補給装置に
    おいて、通気性材料は、高密度ポリエチレン不織布繊維
    からなる通気性シ−トで構成されている現像剤補給装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の現像剤補給装置において、
    通気性材料と容器の開口縁部との接着を、上記通気性材
    料の周部の全面に対して規則的あるいは不規則的に分散
    させた接着剤により行なうようにした現像剤補給装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の現像剤補給装置において、
    接着剤は、通気性材料の周部における全面に対してメッ
    シュ状あるいは水玉模様状に分散させてある現像剤補給
    装置。
  6. 【請求項6】請求項4および5記載の現像剤補給装置に
    おいて、通気性材料の周部における全面に規則的あるい
    は不規則的に熱溶融性接着剤を分散させてヒ−トシ−ル
    するようにした現像剤補給装置。
  7. 【請求項7】現像剤を内部に密封し、同現像剤を現像装
    置内に補給するために用いられる容器を備えた現像剤補
    給装置において、 上記容器の外壁の一部に形成してある開口を塞ぐシ−ル
    部材として、現像剤粒子の通過を阻止して空気の通過を
    許容する多数の空孔を有する通気性材料を用い、この容
    器内への現像剤の充填時に、上記通気性材料の外部に配
    置された吸引空装置を連結するようにしたことを特徴と
    する現像剤補給装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の現像剤補給装置において、
    容器内への現像剤の充填時、容器内部の圧力を外部の圧
    力よりも低い値に設定してある現像剤補給装置。
  9. 【請求項9】内部に螺旋状の現像剤案内部を形成され
    て、軸方向の一端を現像装置における装着部に連通可能
    とされている回転可能な容器を備えた現像剤補給装置に
    おいて、 少なくとも上記容器の一端に位置する連通
    部、容器の周壁の一部あるいは容器に設けてある開閉蓋
    のいずれかを現像剤の通過を阻止して空気の通過を許容
    する通気性材料によって構成したことを特徴とする現像
    剤補給装置。
  10. 【請求項10】内部に螺旋状の現像剤案内部を形成され
    て、軸方向の一端を現像装置における装着部に連通可能
    とされている回転可能な容器を備えた現像剤補給装置に
    おいて、 少なくとも上記容器の一端に位置する連通
    部、容器の周壁の一部あるいは容器に設けてある開閉蓋
    のいずれかを現像剤の通過を阻止して空気の通過を許容
    する通気性材料によって構成し、この容器が装着される
    現像装置側に通気性材料の一部を破断する構造を設けた
    ことを特徴とする現像剤補給装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の現像剤補給装置におい
    て、通気性材料の破断構造は、容器の回転に合わせて円
    周方向全域にわたって破断できる構造とされている現像
    剤補給装置。
  12. 【請求項12】請求項10記載の現像剤補給装置におい
    て、通気性材料にその中心位置に向け張力を設定された
    弾性部材の一部を取付け、通気性材料が破断された時点
    に通気性材料を所定方向に収納するようになっている現
    像剤補給装置。
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