JPH06208301A - トナーカートリッジ - Google Patents
トナーカートリッジInfo
- Publication number
- JPH06208301A JPH06208301A JP5001956A JP195693A JPH06208301A JP H06208301 A JPH06208301 A JP H06208301A JP 5001956 A JP5001956 A JP 5001956A JP 195693 A JP195693 A JP 195693A JP H06208301 A JPH06208301 A JP H06208301A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- toner cartridge
- cap
- cartridge
- internal pressure
- Prior art date
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- Pending
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- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トナーカートリッジの内圧が増大した場合
に、内部の空気のみを外部に流通させて内圧を自動的に
調節させることを目的とする。 【構成】 キャップ30を空気圧によって弾性変形の可能
な中ないし低密度のポリエチレン樹脂等によって形成
し、カートリッジ本体10の充填口を構成するリング12に
対し若干弾性変形した状態で圧入係合させて嵌合面に局
所的に楔状の間隙Ｇを形成させて置き、カートリッジ本
体10の内圧が増大した場合に内圧により空気のみが前記
間隙Ｇを通って外部に通気してトナーの流出が防止され
るように構成したことを特徴としている。
に、内部の空気のみを外部に流通させて内圧を自動的に
調節させることを目的とする。 【構成】 キャップ30を空気圧によって弾性変形の可能
な中ないし低密度のポリエチレン樹脂等によって形成
し、カートリッジ本体10の充填口を構成するリング12に
対し若干弾性変形した状態で圧入係合させて嵌合面に局
所的に楔状の間隙Ｇを形成させて置き、カートリッジ本
体10の内圧が増大した場合に内圧により空気のみが前記
間隙Ｇを通って外部に通気してトナーの流出が防止され
るように構成したことを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機等の静
電記録装置に装填して内蔵する現像装置に対しトナーを
補給するトナーカートリッジに関する。
電記録装置に装填して内蔵する現像装置に対しトナーを
補給するトナーカートリッジに関する。
【０００２】
【従来の技術】トナーカートリッジは収容するトナーが
洩れたり、また外部から湿気等が侵入することのないよ
うトナーの落下口はヒートシールされたフィルムによ
り、一方トナーの充填口は圧入したキャップの係合によ
りほぼ完全な気密状態とされている。
洩れたり、また外部から湿気等が侵入することのないよ
うトナーの落下口はヒートシールされたフィルムによ
り、一方トナーの充填口は圧入したキャップの係合によ
りほぼ完全な気密状態とされている。
【０００３】一面、トナーカートリッジは輸送時や保管
中に高温にさらされる機会が多く、内部の空気の膨張に
よりトナー落下口をシールするフィルムを破損してトナ
ーを洩らしたり、極端な場合には圧入したキャップを押
し出してトナーを多量に流出させるおそれもある。
中に高温にさらされる機会が多く、内部の空気の膨張に
よりトナー落下口をシールするフィルムを破損してトナ
ーを洩らしたり、極端な場合には圧入したキャップを押
し出してトナーを多量に流出させるおそれもある。
【０００４】このようなトラブルを未然に防止する策と
してはキャップに通気を目的とした弁機構を設けたり、
あるいは小さな穴を明けて通気性の材料を取付ける等の
処置がとられる。
してはキャップに通気を目的とした弁機構を設けたり、
あるいは小さな穴を明けて通気性の材料を取付ける等の
処置がとられる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
弁機構を設けたり、通気性の材料を取付けるのは、取付
作業を要してコスト増となり、また品質にもバラツキを
生じ易い欠点がある。
弁機構を設けたり、通気性の材料を取付けるのは、取付
作業を要してコスト増となり、また品質にもバラツキを
生じ易い欠点がある。
【０００６】本発明はこの点を解決して改良した結果、
外気温度の上昇に対応して自動的に内圧を調整すること
の出来るトナーカートリッジの提供を目的としたもので
ある。
外気温度の上昇に対応して自動的に内圧を調整すること
の出来るトナーカートリッジの提供を目的としたもので
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的は、記録装置に
装填し、トナー落下口を開封して前記装置の内蔵する現
像器にトナーを補給するトナーカートリッジにおいて、
前記トナーカートリッジと該トナーカートリッジのトナ
ー充填口を密閉する蓋部材の少くとも一方を可撓性材料
によって形成し、前記トナーカートリッジの内圧により
弾性変形して通気可能としたことを特徴とするトナーカ
ートリッジ、および、記録装置に装填し、トナー落下口
を開封して前記装置の内蔵する現像器にトナーを補給す
るトナーカートリッジにおいて、前記トナーカートリッ
ジのトナー充填口を密閉する蓋部材を多孔性材料によっ
て形成し、前記トナーカートリッジの内圧により前記蓋
部材を経て通気可能としたことを特徴とするトナーカー
トリッジによって達成される。
装填し、トナー落下口を開封して前記装置の内蔵する現
像器にトナーを補給するトナーカートリッジにおいて、
前記トナーカートリッジと該トナーカートリッジのトナ
ー充填口を密閉する蓋部材の少くとも一方を可撓性材料
によって形成し、前記トナーカートリッジの内圧により
弾性変形して通気可能としたことを特徴とするトナーカ
ートリッジ、および、記録装置に装填し、トナー落下口
を開封して前記装置の内蔵する現像器にトナーを補給す
るトナーカートリッジにおいて、前記トナーカートリッ
ジのトナー充填口を密閉する蓋部材を多孔性材料によっ
て形成し、前記トナーカートリッジの内圧により前記蓋
部材を経て通気可能としたことを特徴とするトナーカー
トリッジによって達成される。
【０００８】
【実施例】本発明の実施例を図１ないし図４によって説
明する。
明する。
【０００９】図１は本発明の対象とするトナーカートリ
ッジの各タイプを示したもので、図１（ａ）は円筒形の
カートリッジ本体10を、また図１（ｂ）および（ｃ）は
横長及び縦長のカートリッジ本体10Ａおよび10Ｂをそれ
ぞれトナーの収納容器としたカートリッジである。
ッジの各タイプを示したもので、図１（ａ）は円筒形の
カートリッジ本体10を、また図１（ｂ）および（ｃ）は
横長及び縦長のカートリッジ本体10Ａおよび10Ｂをそれ
ぞれトナーの収納容器としたカートリッジである。
【００１０】前記の各トナーカートリッジは何れもトナ
ーの落下口20および20Ａ、20Ｂをそれぞれヒートシール
した半透明体のフィルムＦによって密封した状態で、端
部のトナー充填口からトナーを収納、充填したあとそれ
ぞれのトナー充填口に蓋部材すなわちキャップ30および
30Ａ、30Ｂを装着して密閉した状態とされる。
ーの落下口20および20Ａ、20Ｂをそれぞれヒートシール
した半透明体のフィルムＦによって密封した状態で、端
部のトナー充填口からトナーを収納、充填したあとそれ
ぞれのトナー充填口に蓋部材すなわちキャップ30および
30Ａ、30Ｂを装着して密閉した状態とされる。
【００１１】前記の各トナーカートリッジは、記録装置
にトナーの落下口を下向きの姿勢で装填しつつ前述した
フィルムＦを剥離することによって各トナー落下口を開
封し、現像器に対してトナーの補給を行うようになって
いる。
にトナーの落下口を下向きの姿勢で装填しつつ前述した
フィルムＦを剥離することによって各トナー落下口を開
封し、現像器に対してトナーの補給を行うようになって
いる。
【００１２】以下本発明の請求項１および２にかかわる
実施例の細部を前述したカートリッジ本体10とキャップ
30の組合せを例とし図２ないし図４によって説明する。
実施例の細部を前述したカートリッジ本体10とキャップ
30の組合せを例とし図２ないし図４によって説明する。
【００１３】前記カートリッジ本体10はポリスチロール
樹脂あるいはＡＢＳ樹脂製のパイプから成り、一方の端
部は図１に示した把持部材11により閉鎖され、他の端部
は図１（ａ）に示す如く硬質樹脂製のリング12を固定し
てトナーの充填口として使用される。
樹脂あるいはＡＢＳ樹脂製のパイプから成り、一方の端
部は図１に示した把持部材11により閉鎖され、他の端部
は図１（ａ）に示す如く硬質樹脂製のリング12を固定し
てトナーの充填口として使用される。
【００１４】一方前記キャップ30は中密度ないし低密度
のポリエチレン樹脂（ＭＤＰＥ、ＬＤＰＥ）から成る可
撓性の蓋部材であって、外周面32の端部に矢示方向の側
面図にあるような断面が半円形の係止爪34を複数突設し
ている。（図２（ｂ）） キャップ30は前記のリング12に対し圧入した上強制的に
前記の係止爪34を介して係合される関係にあり、１例と
してリング12の内径Ｄをφ30（０〜＋0.028）mmとした
場合、キャップ30の外周面32の外径ｄはφ30.7（０〜＋
0.3）mmと若干大きくされ、一方外周面32の長さＬ２は
リング12の厚さＬ１より若干短い寸法に設定される。
のポリエチレン樹脂（ＭＤＰＥ、ＬＤＰＥ）から成る可
撓性の蓋部材であって、外周面32の端部に矢示方向の側
面図にあるような断面が半円形の係止爪34を複数突設し
ている。（図２（ｂ）） キャップ30は前記のリング12に対し圧入した上強制的に
前記の係止爪34を介して係合される関係にあり、１例と
してリング12の内径Ｄをφ30（０〜＋0.028）mmとした
場合、キャップ30の外周面32の外径ｄはφ30.7（０〜＋
0.3）mmと若干大きくされ、一方外周面32の長さＬ２は
リング12の厚さＬ１より若干短い寸法に設定される。
【００１５】従ってキャップ30を前記のリング12に圧入
すると図３（ａ）に示す如くキャップ30の壁面33が弾性
変形して嵌合し、外周面32をリング12の内周面に強く圧
着させると共に前記の係止爪34をリング12の内周面のエ
ッジに対し強制的に係合させる。
すると図３（ａ）に示す如くキャップ30の壁面33が弾性
変形して嵌合し、外周面32をリング12の内周面に強く圧
着させると共に前記の係止爪34をリング12の内周面のエ
ッジに対し強制的に係合させる。
【００１６】その結果矢示方向の側面図である図３
（ｂ）に示すように、各係止爪34の対応する位置に楔状
の間隙Ｇが形成される。
（ｂ）に示すように、各係止爪34の対応する位置に楔状
の間隙Ｇが形成される。
【００１７】トナーカートリッジの内圧が著しく増大す
ると空気圧によりキャップ30の壁面33が弾性変形して、
前述した楔状の各間隙Ｇに対して拡張する応力が作用
し、その結果キャップ30のリング12に対する圧着力が低
減して局部的に通気状態となり高圧状態にあった内圧を
低下して平常状態とすることが出来る。
ると空気圧によりキャップ30の壁面33が弾性変形して、
前述した楔状の各間隙Ｇに対して拡張する応力が作用
し、その結果キャップ30のリング12に対する圧着力が低
減して局部的に通気状態となり高圧状態にあった内圧を
低下して平常状態とすることが出来る。
【００１８】前記のリング12の内径Ｄとキャップ30の外
径ｄの値は、キャップ30を形成する材料の可撓性に対応
して決定されるもので、本発明者は先に示した設定値に
よりトナーを放出することなく充分な通気性が得られる
ことを多数サンプルを用いた実験によって確認してい
る。
径ｄの値は、キャップ30を形成する材料の可撓性に対応
して決定されるもので、本発明者は先に示した設定値に
よりトナーを放出することなく充分な通気性が得られる
ことを多数サンプルを用いた実験によって確認してい
る。
【００１９】なお本実施例においてはキャップ側を可撓
性材料によって形成した例について説明したがカートリ
ッジ本体側すなわち前記のリング側を可撓性とし、内圧
によってリングを弾性変形させることにより通気性を得
ることも可能である。
性材料によって形成した例について説明したがカートリ
ッジ本体側すなわち前記のリング側を可撓性とし、内圧
によってリングを弾性変形させることにより通気性を得
ることも可能である。
【００２０】図４は本発明の請求項３にかかわる実施例
を示したもので図示の各キャップ130Ａ、130Ｂおよび13
0Ｃは何れもキャップ自体が通気性の素材によって形成
されたものである。
を示したもので図示の各キャップ130Ａ、130Ｂおよび13
0Ｃは何れもキャップ自体が通気性の素材によって形成
されたものである。
【００２１】通気性の素材としてはパルプ、焼結金属、
不織布、あるいはセラミック等のトナーを通さない３μ
m以下の多数の通気孔を表裏間に有するものが使用さ
れ、それぞれモールドや圧縮成形により形成される。
不織布、あるいはセラミック等のトナーを通さない３μ
m以下の多数の通気孔を表裏間に有するものが使用さ
れ、それぞれモールドや圧縮成形により形成される。
【００２２】各キャップのカートリッジ本体110への装
着方法としては、図４（ａ）に示すキャップ130Ａのよ
うにリング112Ａに対しエポキシ樹脂系の接着剤を用い
て強固に固定する方法や、図４（ｂ）に示すキャップ13
0Ｂの如くリング112Ｂに対しねじ嵌合して固定する方法
等を挙げることが出来る。
着方法としては、図４（ａ）に示すキャップ130Ａのよ
うにリング112Ａに対しエポキシ樹脂系の接着剤を用い
て強固に固定する方法や、図４（ｂ）に示すキャップ13
0Ｂの如くリング112Ｂに対しねじ嵌合して固定する方法
等を挙げることが出来る。
【００２３】また図４（ｃ）に示すキャップ130Ｃの如
くリング112Ｃとの嵌合部に熱可塑性の材料から成るカ
ラーＣをインサートすれば、超音波を利用した溶着ある
いは回転によるスピン溶着によってリング112Ｃに対し
固定することも可能となる。
くリング112Ｃとの嵌合部に熱可塑性の材料から成るカ
ラーＣをインサートすれば、超音波を利用した溶着ある
いは回転によるスピン溶着によってリング112Ｃに対し
固定することも可能となる。
【００２４】
【発明の効果】本発明により、輸送中や保管中に高温に
さらされることがあってもトナーの流出のおそれのない
実用的なトナーカートリッジがコストの増加なく実現さ
れることとなった。
さらされることがあってもトナーの流出のおそれのない
実用的なトナーカートリッジがコストの増加なく実現さ
れることとなった。
【図１】本発明の対象とする各トナーカートリッジの外
観図。
観図。
【図２】前記カートリッジに用いられるキャップの断面
図。
図。
【図３】前記キャップの圧入状態を示す断面図。
【図４】キャップの装着手段を示す説明図。
10 カートリッジ本体 12 リング 30 キャップ 31 フランジ 32 外周面 33 壁面 34 係止爪 Ｇ 間隙
Claims (3)
- 【請求項１】 記録装置に装填し、トナー落下口を開
封して前記装置の内蔵する現像器にトナーを補給するト
ナーカートリッジにおいて、前記トナーカートリッジと
該トナーカートリッジのトナー充填口を密閉する蓋部材
の少くとも一方を可撓性材料によって形成し、前記トナ
ーカートリッジの内圧により弾性変形して通気可能とし
たことを特徴とするトナーカートリッジ。 - 【請求項２】 前記蓋部材を前記トナーカートリッジ
に圧入して嵌合し、該蓋部材の備える複数の係止爪によ
り強制的に係合状態とすることにより、前記係止爪に対
応する前記蓋部材と前記トナーカートリッジの嵌合面に
楔状の間隙を形成したことを特徴とする請求項１のトナ
ーカートリッジ。 - 【請求項３】 記録装置に装填し、トナー落下口を開封
して前記装置の内蔵する現像器にトナーを補給するトナ
ーカートリッジにおいて、前記トナーカートリッジのト
ナー充填口を密閉する蓋部材を多孔性材料によって形成
し、前記トナーカートリッジの内圧により前記蓋部材を
経て通気可能としたことを特徴とするトナーカートリッ
ジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5001956A JPH06208301A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | トナーカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5001956A JPH06208301A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | トナーカートリッジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06208301A true JPH06208301A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=11516054
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5001956A Pending JPH06208301A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | トナーカートリッジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06208301A (ja) |
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| US9599953B2 (en) | 2014-03-31 | 2017-03-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Cartridge |
| US9606473B2 (en) | 2014-03-31 | 2017-03-28 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Cartridge having detected member |
| US9606503B2 (en) | 2014-03-31 | 2017-03-28 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Cartridge |
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| US9612569B2 (en) | 2014-03-31 | 2017-04-04 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Cartridge with multiple rotary members |
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-
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- 1993-01-08 JP JP5001956A patent/JPH06208301A/ja active Pending
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