JP5868222B2 - 電子部品ユニットの防滴構造 - Google Patents

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Description

本発明は、回転式電子部品等の各種電子部品を内蔵する電子部品ユニットの防滴構造に関するものである。
従来、自動車用電装部品、各種OA機器、コンピュータ、ゲーム機等には、これら電子機器を操作する操作用の各種電子部品(可変抵抗器やスイッチ等)が取り付けられている。この種の電子部品は例えば電子部品ユニット内に内蔵され、この電子部品ユニットを電子機器に取り付ける。電子部品ユニットの電子機器への取り付けは、例えば各種電子機器の外装面に設けた穴内に電子部品ユニットを収納し、その際電子部品ユニットの操作面(操作用の回転つまみや押釦を設置している)を各種電子機器の外装面に露出させ、この状態で固定することで行われる。
特開2008−123904号公報
上述のように電子部品ユニットを各種電子機器の外装面に取り付けた際、外装面に設けた穴と電子部品ユニットの操作面外周との間に小さな隙間が生じ、このため前記外装面上に例えばコップの水がこぼれた場合、前記隙間から外装面の内側に水が浸入し、前記電子部品ユニットの外周側面を伝わって下方に流れ落ちていくことがあった。
このため電子部品ユニットの外周側面にコネクタ部が設置されている場合、このコネクタ部に前記水が浸入する恐れがあり、これを防止する方法が求められていた。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、電子部品ユニットの外周側面を伝って落ちる水のコネクタ部への浸入を防止する電子部品ユニットの防滴構造を提供することにある。
本発明にかかる電子部品ユニットの防滴構造は、ケース内に電子部品を収納すると共にこのケースの上面を操作面とし、さらに前記ケースの外周側面にコネクタ部を設置してなる電子部品ユニットと、前記電子部品ユニットを収納する収納部を有する外ケースとを具備し、前記ケースの外周側面の前記コネクタ部の上部、或いは前記外ケースの収納部の内側面の前記コネクタ部の上部の位置に、これらケースの外周側面と外ケースの収納部の内側面との間に形成される隙間を狭くする又はこの隙間をなくす分流部を設けることで、電子部品ユニットの操作面と外ケースの間の隙間から入り込んでコネクタ部に落ちてくる水の流れをコネクタ部の上部で左右に分岐させるように構成している。
このように電子部品ユニットのケース又は外ケースに分流部を設けることによって、この分流部とこの分流部に対向する面との間の隙間を狭く又はなくすことができ、これによってこの部分での水の流れを阻害できる。このため電子部品ユニットの外周側面を伝ってコネクタ部に落ちてくる水の流れはコネクタ部の上部で左右両側に分岐し、これによってコネクタ部への水の浸入を防止できる。
また本発明は、前記分流部の両側辺を下方向に向かって左右に広がる形状に形成することで、前記隙間から入り込んでコネクタ部に落ちてくる水の流れをコネクタ部の上部で左右に分岐させるように構成している。分流部の形状は上方向に凸となることでその両側辺が下方向に向かって左右に広がる形状であれば、どのような形状(例えば台形形状、三角形状、半円形状等)でも良い。
このように構成すれば、電子部品ユニットの外周側面を流れ落ちる水をより効果的にコネクタ部の上部で左右にスムーズに分岐させることができ、コネクタ部への水の浸入を防止できる。
また本発明は、前記分流部を面状に突出する形状とすることで、ケースの外周側面と外ケースの収納部の内側面との間の隙間を前記分流部の周囲よりも面状に狭く形成した。
このように構成すれば、分流部の表面側に面状に広がる狭い隙間が形成されるので、その狭い隙間をより水が通りにくくなり、電子部品ユニットの外周側面を流れ落ちる水をより確実にコネクタ部の上部で左右に分岐でき、コネクタ部への水の浸入を防止できる。
また本発明は、前記ケースの外周側面の分流部とコネクタ部の間に左右方向に延びるひさし部を少なくとも1段設け、分流部の表面側に形成される隙間を通過した水をコネクタ部の上部で受け止めるように構成している。
このように構成すれば、分流部の表面側の狭い隙間を通過した僅かな水もひさし部がコネクタ部の上部で受け止めるので、たとえ電子部品ユニットの操作面と外ケースの間の隙間から入り込む水の量が大量であっても、確実にコネクタ部への水の浸入を防止できる。
本発明によれば、電子部品ユニットの外周側面を伝って落ちる水のコネクタ部への浸入を防止することができる。
電子部品ユニット10に外ケース100を装着した状態を示す斜視図である。 外ケース100と電子部品ユニット10の分解斜視図である。 図1のA−A部分での概略断面図である。 電子部品ユニット10の外周側面31a上を水が落ちていく状態を示す図である。 分流部41を設けていない場合の図3と同一部分の概略断面図である。 分流部41の各種形状を示す図である。 他の実施形態に係る外ケース100と電子部品ユニット10の分解斜視図である。 電子部品ユニット10を図2の反対面側から見た斜視図である。 防水板80の斜視図である。 防水板80を下側から見た斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は電子部品ユニット10に外ケース100を装着した状態を示す斜視図、図2は外ケース100と電子部品ユニット10の分解斜視図である。なお以下の説明において、「上」とは電子部品ユニット10のコネクタ部33から操作面25側を見る方向をいい、「下」とはその反対方向をいうものとする。
電子部品ユニット10は、略矩形状のケース20の内部に図示しない電子部品を収納して構成されている。ケース20は、下面が解放された上ケース21と上面が解放された下ケース71とを下ケース71の左右両側面(下記する外周側面31b,d)に形成した爪73を、上ケース21の左右両側面(下記する外周側面31b,d)の下部に形成した係止孔23に係止することによって構成されている。上ケース21と下ケース71は何れも合成樹脂製である。上ケース21の左右両側面(下記する外周側面31b,31d)の前記係止孔23の上部には、外ケース100の下記する係止孔109に係止される爪24が設けられている。ケース20全体は略矩形状である。ケース20(上ケース21)の上面は操作面25となっており、操作面25には回転つまみ27が設置されている。この回転つまみ27はケース20の内部に収納されている回転式電子部品(回転式可変抵抗器や回転式スイッチ等)を回転動作させるための回転つまみである。操作面25の外周は全周にわたって階段状の段部29となっており、その下側部分がケース20の外周側面31となっている。
ケース20の4つの外周側面31(31a,31b,31c,31d)の内の1つの外周側面31aの下部にはコネクタ部33が設けられている。コネクタ部33は略矩形状の凹部35の内部においてその底面から複数本の金属端子37を突出して構成されている。このコネクタ部33の凹部35には図示しないケーブル先端に取り付けたコネクタが挿入され、前記各金属端子37と電気的に接続される。コネクタ部33の上部と両側部には、これを囲むように突出する略平板コ字状の第2ひさし部39が形成されている。ケース20の外周側面31aのコネクタ部33(その第2ひさし部39)の上部には上から順番に分流部41と第1ひさし部51が設けられている。分流部41は薄い肉厚の略台形状で面状に突出する形状に形成されている。即ち分流部41は面状に突出しており、その上辺43は水平方向を向き、左右両側辺45,47は直線状であって下方向に向かって左右に広がる形状に形成されている。また分流部41の下辺は第1ひさし部51の根元部分に接続されている。一方第1ひさし部51は横断面略L字状であって左右方向に直線状に延びており、その両端近傍に前記分流部41の下辺の両端が位置している。第1ひさし部51はコネクタ部33の真上全体からその左右両側に至る位置まで設置されている。また第1ひさし部51の先端部はL字状に屈曲することで上方向を向く土手部53となっており、土手部53の内側は排水溝55となっている。
外ケース100は、その上面101が外装面となっており、その所定位置に前記電子部品ユニット10を収納する収納部103が形成されている。この外ケース100としては例えば自動車のコンソールボックスやダッシュボード、各種OA機器の操作パネル等が該当する。収納部103は上面101に設けた開口部105の下面側に開口部105を囲むように略矩形筒状に突出して構成されており、内部は貫通孔107になっている。開口部105は前記電子部品ユニット10の操作面25を略ぴったり挿入する寸法に形成されている。貫通孔107は前記電子部品ユニット10の段部29よりも下側の外周側面31を略ぴったり挿入する寸法に形成されている。収納部103の左右両側面には、電子部品ユニット10の爪24を係止する矩形状の係止孔109が形成されている。
そして前記外ケース100の収納部103の下面側からその貫通孔107内に電子部品ユニット10を挿入し、電子部品ユニット10の爪24を外ケース100の係止孔109に係止すれば、図1に示すように、電子部品ユニット10は外ケース100に装着される。このとき外ケース100の収納部103の下端辺は、第1ひさし部51の排水溝55の内部まで挿入される。
図3は図1のA−A部分での概略断面図である。図3に示すように分流部41の部分においては、外ケース100の収納部103の内側面との間に形成される隙間a1は、分流部41を設けていないその周囲の部分の隙間に比べて狭くなっていて、水が通りにくくなっている。
そして例えば外ケース100の上面101及び電子部品ユニット10の操作面25上に水が付着した場合、図3に示すように、この水は電子部品ユニット10の操作面25と外ケース100の間の隙間a2から入り込み、全外周側面31a〜31dに沿って落ちていく。このとき外周側面31aを伝って落ちる水は分流部41の上部に至るが、分流部41の部分は上述のようにその隙間a1が狭くなっているので、その水の多くは図4に実線の矢印で示すように、前記狭くなった隙間a1(図3参照)を避けて分流部41の左右に分流し、分流部41の左右両側辺45,47に沿うように左右に広がりながら流れ落ちていく。そしてこの水はコネクタ部33の真上の位置から外れた位置である第1ひさし部51の両端近傍部分に至り、第1ひさし部51の排水溝55の両端からその真下方向に向けて落ちてゆく。従ってこの水がコネクタ部33に浸入することはない。
一方、図4に点線矢印で示すように、狭くなっている隙間a1にも少量の水が流れて落ちていく。しかしながらこの水の量は少ない。このため第1ひさし部51上に落ちた水は、この第1ひさし部51の土手部53を乗り越える勢いはなく、排水溝55を伝って第1ひさし部51の両端部分からその真下方向に向けて落ちてゆく。従ってこの水もコネクタ部33に浸入することはない。
これに対してもし分流部41を設置していないとすると、図5に示すように、例えば外ケース100の上面101及び電子部品ユニット10の操作面25上に水が付着した場合、この水は電子部品ユニット10の操作面25と外ケース100の間の隙間a2から入り込み、そのまま外周側面31aを伝って落ちていく。このため外周側面31aを伝って落ちていく水の量は多く、第1ひさし部51上に落ちた水は、落ちた勢いでこの第1ひさし部51の土手部53を乗り越え、矢印で示すように第2ひさし部39も乗り越えてコネクタ部33に浸入してしまう恐れが生じる。実験によれば、前記外ケース100の上面101及び電子部品ユニット10の操作面25上にこぼした水の量を多くした場合、コネクタ部33にその水の一部がかかった。一方上記分流部41を設けた場合は、同一量の水をこぼした場合でも、コネクタ部33に水はかからなかった。
以上説明したようにこの電子部品ユニット10によれば、ケース20に設けた分流部41によって、この分流部41と外ケース100の収納部103の内側面との間の隙間a1を狭くでき、これによってこの部分での水の流れを阻害できる。このため電子部品ユニット10の外周側面31aを伝ってコネクタ部33に落ちてくる水の流れはコネクタ部33の上部で左右両側に分岐し、これによってコネクタ部33への水の浸入を防止できる。つまり電子部品ユニット10の外周側面31aと外ケース100の収納部103の内側面との間に生じる隙間を有効に利用して、コネクタ部33への水の浸入を防止することができる。
またこの電子部品ユニット10によれば、分流部41の両側辺45,47を下方向に向かって左右に広がる形状に形成しているので、電子部品ユニット10の外周側面31aを流れ落ちる水をより効果的にコネクタ部33の上部で左右にスムーズに分岐させることができ、コネクタ部33への水の浸入を防止できる。さらに分流部41は、薄い肉厚で面状に突出する形状としているので、分流部41の表面側に面状に広がる狭い隙間a1を形成することができ、このためその狭い隙間a1をより水が通りにくくなり、電子部品ユニット10の外周側面31aを流れ落ちる水をより確実にコネクタ部33の上部で左右に分岐でき、コネクタ部33への水の浸入を防止できる。
さらにこの電子部品ユニット10においては、ケース20の外周側面31aの分流部41とコネクタ部33の間に左右方向に延びるひさし部51,39を2段設け、分流部41と外ケース100の収納部103の内側面との間の狭い隙間a1を通過した水をコネクタ部33の上部で受け止める構成としたので、分流部41の表面側の狭い隙間a1を通過した僅かな水もひさし部51,39がコネクタ部33の上部で受け止める。このためたとえ電子部品ユニット10の操作面25と外ケース100の間の隙間a2から入り込む水の量が大量であっても、確実にコネクタ部33への水の浸入を防止できる。
図6は分流部41の各種形状を示す図である。即ち上記電子部品ユニット10においては図6(a)に示すように分流部41は薄い肉厚で面状に突出する台形状であるが、その代りに図6(b)に示すように薄い肉厚で面状に突出する三角形状に突出させても良く、また図6(c)に示すように薄い肉厚で面状に突出する略半円形状に突出させても良い。また図6(d)、(e),(f)に示すように薄い肉厚で線状に突出する略台形状,略三角形状,略円弧形状等、各種形状に形成しても良い。
ところで図6(a),(b),(c)に示すように分流部41を薄い肉厚で面状に突出する形状に形成すれば、外ケース100の収納部103の内側面と分流部41との間の狭い隙間a1が面状に広がる隙間になる。このように面状に広がる狭い隙間a1を形成した場合、図6(d),(e),(f)に示す線状の分流部41に比べ、その狭い隙間a1が上下方向に長くなり、より水を通しにくくなり、電子部品ユニット10の外周側面31aを流れ落ちる水をより確実にコネクタ部33の上部で左右に分岐でき、コネクタ部33への水の浸入を防止できる。
また分流部41の形状は、図6(a)〜(f)に示すように、最も高い頂点が中間に位置し、その左右両側の両側辺45,47を下方向に向かって左右に広げながら下降させる形状に形成することが好ましい。このように構成すればコネクタ部33から高さ方向に最も離れた高い位置で水を2つに分流でき、コネクタ部33に水が浸入することを効果的に防止できる。また上記最も高い頂点はできるだけ上方に位置させた方がそれだけコネクタ部33よりも離れた高い位置で水の分流が始まるので、コネクタ部33への水の浸入をより効果的に防ぐことができる。即ち図2に示す分流部41でいえば、その上辺43の部分はできるだけ段部29に近い方が、コネクタ部33への水の浸入をより効果的に防ぐことができる。
また図7に示すように、分流部41を電子部品ユニット10に設ける代りに、外ケース100の収納部103の内側面(コネクタ部33を設けた外周側面31aに対向する内側面)に設けても良い。このように構成しても、分流部41とこの分流部41に対向するケース20の外周側面31aとの間の隙間を狭く又はなくすことができ、これによってこの部分での水の流れを阻害できる。このため電子部品ユニット10の外周側面31aを伝ってコネクタ部33に落ちてくる水の流れはコネクタ部33の上部で左右両側に分岐し、これによってコネクタ部33への水の浸入を防止できる。なお図7に示す電子部品ユニット10及び外ケース100において、前記図1,図2に示す電子部品ユニット10及び外ケース100と同一部分には同一符号を付しており、その詳細な説明は省略する。そして上記した事項以外の事項については、前記図1,図2に示す電子部品ユニット10及び外ケース100と同じである。
ところで図2に示すように、前記回転つまみ27は操作面25に設けた開口部28内に挿入されており、このため回転つまみ27と開口部28の間の隙間a3から水が浸入する。浸入した水は下記する水抜き孔57から排水されることで内部の電子部品の防水が図られる。図8は電子部品ユニット10を図2の反対面側から見た斜視図である。図2及び図8に示すように、外周側面31aの上部の所定位置(1か所)と外周側面31cの上部の所定位置(2か所)には矩形状の水抜き孔57が形成されている。各水抜き孔57は同一高さに設置されており、外周側面31aに設けた水抜き孔57はその真下に前記第1,第2ひさし部51,39やコネクタ部33が位置しない位置に配置され、外周側面31cに設けた一対の水抜き孔57は外周側面31cの左右両側近傍位置に配置されている。これら水抜き孔57の内側には防水板80が設置されている。
図9は防水板80の斜視図、図10は防水板80を下側から見た斜視図である。これらの図に示すように防水板80はゴム状弾性体を略矩形状に形成して構成されており、下面は凹部81になっている。防水板80の外形形状及び寸法は前記上ケース21の内周側面にぴったり合致する形状及び寸法になっている。また防水板80の所定位置には円形の小孔からなる軸挿通孔83が形成されている。この軸挿通孔83は前記回転つまみ27の下部に取り付けられた図示しない回転軸の外周に弾接・密着する内径寸法を有している。
そして防水板80は、図2,図8に示すように、上ケース21内の前記水抜き孔57の下側部分を塞ぐ位置(外周の一部が水抜き孔57に露出する位置)であって、水抜き孔57の上部を上ケース21の内部に連通させる位置に設置されている。つまり水抜き孔57を外から見ると、下側に防水板80の外周の一部が見え、上側に上ケース21の内部が見える。またこのとき回転つまみ27の図示しない回転軸は防水板80の前記軸挿通孔83に水密状に貫通されている。なおこの電子部品ユニット10内に収納されている電子部品は、回転つまみ27及びその回転軸を除き、防水板80の下側に配置されている。
そして操作面25上に落ちた水が、回転つまみ27と開口部28の間の隙間a3からケース20内部に浸入しても、この水は防水板80から下側へは浸入できない。同時に防水板80上の水は各水抜き孔57からケース20の外部に排水され、外周側面31a,31cを伝って流れ落ちる。これによって電子部品ユニット10内部の電子部品の防水が図られる。なお外周側面31aに設けた水抜き孔57は、前述のようにその真下に前記第1,第2ひさし部51,39やコネクタ部33が位置しないので、この水抜き孔57から排水された水がコネクタ部33にかかる恐れはない。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば上記実施形態では、外ケース100の収納部103の内側面と分流部41との間に狭い隙間a1を設けたが、場合によってはこの隙間a1をなくし(ゼロとし)、両者を当接させても良い。外ケース100の収納部103の内側面に分流部41を設けた場合も同様である。但し隙間a1をなくした場合、組立誤差などにより組み立てが行いにくくなる等の恐れがあるが、狭い隙間a1を設けた場合はこのような恐れはなく、両者間の組み立てもスムーズに行える。また上記例では分流部41の他に第1,第2ひさし部51,39を設けることで、コネクタ部33への水の浸入を確実に防止するようにしているが、浸入する水の量が少ないような場合は、これら第1,第2ひさし部51,39は両者とも、または何れか一方を省略しても良い。
なお上記電子部品ユニット10に設ける第1ひさし部51は、金型製作及び成形加工上の理由から水平に形成されているが、第1ひさし部51の両端は下方向に傾斜している方が排水効果の面では望ましい。
10 電子部品ユニット
20 ケース
21 上ケース
25 操作面
31(31a,31b,31c,31d) 外周側面
33 コネクタ部
39 第2ひさし部
41 分流部
43 上辺
45 側辺
47 側辺
51 第1ひさし部
71 下ケース
100 外ケース
103 収納部
105 開口部
107 貫通孔
a1 隙間
a2 隙間

Claims (4)

  1. ケース内に電子部品を収納すると共にこのケースの上面を操作面とし、さらに前記ケースの外周側面にコネクタ部を設置してなる電子部品ユニットと、前記電子部品ユニットを収納する収納部を有する外ケースとを具備し、
    前記ケースの外周側面の前記コネクタ部の上部、或いは前記外ケースの収納部の内側面の前記コネクタ部の上部の位置に、これらケースの外周側面と外ケースの収納部の内側面との間に形成される隙間を狭くする又はこの隙間をなくす分流部を設けることで、電子部品ユニットの操作面と外ケースの間の隙間から入り込んでコネクタ部に落ちてくる水の流れをコネクタ部の上部で左右に分岐させることを特徴とする電子部品ユニットの防滴構造。
  2. 請求項1に記載の電子部品ユニットの防滴構造であって、
    前記分流部は、その両側辺が下方向に向かって左右に広がる形状に形成することで、前記隙間から入り込んでコネクタ部に落ちてくる水の流れをコネクタ部の上部で左右に分岐させることを特徴とする電子部品ユニットの防滴構造。
  3. 請求項2に記載の電子部品ユニットの防滴構造であって、
    前記分流部を面状に突出する形状とすることで、ケースの外周側面と外ケースの収納部の内側面との間の隙間を前記分流部の周囲よりも面状に狭く形成したことを特徴とする電子部品ユニットの防滴構造。
  4. 請求項2又は3に記載の電子部品ユニットの防滴構造であって、
    前記ケースの外周側面の分流部とコネクタ部の間に左右方向に延びるひさし部を少なくとも1段設け、分流部の表面側に形成される隙間を通過した水をコネクタ部の上部で受け止めることを特徴とする電子部品ユニットの防滴構造。

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