JP4474463B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、電気接続箱に関する。
自動車等に搭載される電気接続箱として、特許文献1に記載のものが知られている。この電気接続箱は、バスバーが接着された回路基板と、この回路基板を収納するケースとを備えている。このケースの上端にはヒューズ素子が嵌着可能なヒューズ装着部が形成され、このヒューズ装着部には、バスバー上端に形成された複数のヒューズ接続端子が上向きに突出されている。また、ケースの下端には下方に開放されたフード部が形成され、このフード部内にはバスバー下端に形成された複数の信号用端子の先端が下向きに突出されている。この信号用端子は、回路基板からフード部の上側面(ケース内部における下面)に沿うように曲げられるとともにその先端が下方のフード部内へ貫通するよう略L字状に曲げ加工されている。
特開2004−40873公報
しかしながら、上記のような構造では、降雨や車両の洗浄等による水滴がケース上端のヒューズ装着部等からケース内に浸入すると、ケースの内周面等を伝って下方に流れ、フード部の上面に溜まってしまうことがある。すると、フード部の上面に配された複数の信号用端子同士が短絡してしまうおそれがある。特に、この複数の信号用端子の間隔は、スペースの都合等によりできるだけ狭くされることが多く、このような場合には前記の問題が顕著となる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ケース内部の下方に配された接続端子が水滴によって短絡するのを防ぐことを目的とする。
本発明の電気接続箱は、内部に回路構成体が収容される回路ケーシングの下面側に外部コネクタと接続可能なハウジング部が配され、前記回路構成体と前記ハウジング部との間を電気的に接続する複数本のコネクタ端子が前記回路ケーシング内を水平方向に横切る配索経路をとって前記ハウジング部の天井部から前記ハウジング部内に引き込まれている電気接続箱であって、前記回路ケーシング内には、前記天井部の上方を覆う防水部が備えられていることを特徴とする。
本発明の電気接続箱においては、回路ケーシング内には、コネクタ端子において回路ケーシング内を水平方向に横切る水平部に下方から当接する端子当接部が設けられ、防水部がコネクタ端子において端子当接部に接する領域の上方を覆っていてもよい。このような構成によれば、端子当接部上に水が溜まり、コネクタ端子間を短絡させることを回避できる。
本発明の電気接続箱においては、回路ケーシング内には、コネクタ端子において回路ケーシング内を水平方向に横切る水平部に対してハウジング部とは反対側から当接することによりこの水平部の傾き変位を規制する変位規制部が設けられており、防水部がこの変位規制部に設けられていてもよい。このような構成によれば、コネクタ端子の変形防止と短絡防止とを一部材で実現することができる。
本発明の電気接続箱において、防水部が複数本のコネクタ端子の並列方向全幅にわたって形成されていてもよい。このような構成によれば、防水部の外縁から水分が零れ落ちても、水分はコネクタ端子が配設される領域の外側に導かれるから、コネクタ端子間の短絡を確実に防止できる。
本発明の電気接続箱において、防水部が複数本のコネクタ端子のうち最も外側に配されたコネクタ端子の側方を覆う防水側壁部を備えていてもよい。ここで、例えば電気接続箱に振動が加えられた場合等には、防水部の端縁から零れ落ちた水分がこの端縁の内側方向にまで飛び散り、コネクタ端子にかかってしまうおそれがある。しかし、本発明の構成によれば、最も外側のコネクタ端子の側方が防水側壁部によって覆われているから、零れ落ちた水分がコネクタ端子にかかるのを防ぐことができる。
本発明の電気接続箱において、防水側壁部がハウジング部の外壁部と当接する位置まで延設されていてもよい。このような構成によれば、コネクタ端子が防水部とハウジング部の外壁部とで囲われることとなるから、この囲われた領域内に水分が浸入することはなく、防水性が更に向上する。
本発明の電気接続箱においては、防水部の上面には、コネクタ端子の並列方向に沿う方向の中心側から両端側に向かって下方に傾斜するテーパ面が設けられていてもよい。このような構成によれば、防水部に落下してきた水分は、このテーパ面の傾斜に沿ってコネクタ端子が配設される領域の外側に導かれ、排水される。したがって、コネクタ端子間の短絡を回避しつつ防水部上に溜まった水分の排水を行なうことができる。
本発明の電気接続箱において、回路構成体の表面が防水シール材により覆われているとともに、防水部における回路構成体側の端縁が防水シール材に埋め込まれていてもよい。このような構成によれば、防水部と防水シール材の表面との間に水分が浸入する隙間がなくなるため、コネクタ端子の根元側(回路構成体と接続している側)の防水を確実なものとすることができる。
本発明の電気接続箱において、防水部における回路構成体側の端縁とは逆側の端縁が水平部において回路構成体側とは逆側の端縁の直上位置に達していてもよい。このような構成によれば、水平部において防水シール材から突出している部分全体が防水部によって覆われるから、水平部に水分がかかることがなく、コネクタ端子の防水をより確実なものとすることができる。
本発明の電気接続箱において、回路ケーシングが回路構成体を縦置きに収容するものであって、回路構成体の表面が防水シール材により覆われ、回路ケーシングの下部には防水シール材の表面と連なるとともに回路ケーシングの内部空間と外部空間とを連通する排水口が設けられ、かつ、防水部の端縁部が、水滴が通過可能なクリアランスを残して防水シール材の表面付近に達していてもよい。このような構成によれば、水滴は防水部から防水シール材の表面を伝って排水口から排水されるから、天井部上に水が溜まり、コネクタ端子間を短絡させることを確実に回避できる。
本発明の電気接続箱において、防水部の上面が、防水シール材側に向かって下方に傾斜する傾斜面とされていてもよい。このような構成によれば、水滴は傾斜面によって防水シール材の表面に案内され、排水口へ流れるから、更に排水性が高まる。
本発明の電気接続箱において、回路ケーシングの内周面であって防水部よりも上方位置には、内側方向へ突出するとともにその突出端が防水部の直上位置に達する誘導片が備えられていてもよい。このような構成によれば、回路ケーシングの内周面を伝ってくる水分を誘導片を介して確実に防水部に導くことができるから、コネクタ端子に水分が達するのを防ぐことができる。
本発明の電気接続箱において、防水部において誘導片が配されている側の縁部には、誘導片側へ向かって突設されるとともに誘導片の突出端を下方から受ける止水部が備えられていてもよい。このような構成によれば、誘導片から防水部へといったん受け渡された水分が、防水部における誘導片側の端部から零れ落ちるのを防ぐことができるから、水分がコネクタ端子に達するのをより確実に防止できる。
本発明の電気接続箱においては、回路構成体にはバスバーが設けられ、コネクタ端子はバスバーと一体的に形成されたバスバー端子であっても、本発明の作用効果を奏する。
本発明の構成によれば、回路ケーシング内に進入してきた水分は防水部上に落下し、その下側にあるハウジング部の天井部までは到達しない。したがって、水分が天井部に溜ってこの天井部に取り回されているコネクタ端子間を短絡させることを回避できる。
図1は、第1実施形態の電気接続箱の外観斜視図である。 図2は、第1実施形態の電気接続箱の表面図である。 図3は、第1実施形態の電気接続箱の下面図である。 図4は、第1実施形態の電気接続箱の側断面図である。 図5は、第1実施形態の電気接続箱の平断面図である。 図6は、第2実施形態の電気接続箱の側断面図である。 図7は、第2実施形態の電気接続箱の平断面図である。 図8は、他の実施形態における電気接続箱の一部切欠側断面図である。
符号の説明
1…電気接続箱
10…回路構成体
12…バスバー
15…バスバー下縁側端子(コネクタ端子)
15A…立上り部(水平部)
20…ケース(回路ケーシング)
26…ポッティング材(防水シール材)
30…カバー(回路ケーシング)
50…下部コネクタハウジング(ハウジング部)
54…天井部
56…端子当接部
60…変位規制部
61…防水壁(防水部)
62…止水壁(止水部)
63…テーパ面
64…防水側壁部
65…誘導片
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図5によって説明する。
図1には、第1実施形態の電気接続箱1の外観斜視図を、図2には、第1実施形態の電気接続箱1の表面図を、図3には、第1実施形態の電気接続箱1の下面図を示した。また、図4には、第1実施形態の電気接続箱1の側断面図を、図5には、第1実施形態の電気接続箱1の平断面図を示した。
この電気接続箱1は、回路基板11とバスバー12とを備えた回路構成体10を、枠体21と放熱板22とからなるケース20内に縦置きに収容するとともに、その表面側をカバー30で覆ったものである。このケース20およびカバー30が本発明の回路ケーシングを構成している。
以下、各構成部材において、図1の左側(カバー30側)を表側、右側(ケース20側)を裏側、右上側を上方、左下側を下方とする。また、図2の右側を右方、左側を左方として説明する。
回路構成体10を構成している回路基板11は、全体として長方形の板状をなし、その下端縁のうち略左半分の領域は上端縁に対して斜めをなす傾斜縁部11Aとされている(図5参照)。この回路基板11の表面には、制御回路を構成する導体パターン(図示せず)が形成されているとともに、リレー等のスイッチング部材13が実装されている。
この回路基板11の裏面にはバスバー12が接着されている。バスバー12は、導電性に優れた金属板を打ち抜いて形成され、電力回路となる所定の導電路を形成している。このバスバー12は、回路基板11とほぼ整合した外形形状に形成され、その上縁および下縁には、外部回路接続用端子となる複数本のバスバー上縁側端子14および複数本のバスバー下縁側端子15(本発明のコネクタ端子に該当する)が突設されている。このうち、回路基板11の下端縁において傾斜縁部11Aよりも右方の領域、つまり上端縁と略平行な領域に沿って並列している複数本のバスバー下縁側端子15は、回路基板11から水平方向に、すなわち回路基板11に対して略直角をなして表面側に立ち上がる立上り部15A(本発明の水平部に該当する)と、この立上り部15Aの立上り端から下方へ向けて回路基板11とほぼ平行に延出する延出部15Bとから構成されている(図4参照)。この複数本のバスバー下縁側端子15は、スペースの都合等によりできるだけ狭い間隔で配されている。
回路構成体10を収容するケース20は枠体21と放熱板22とを備えている。
枠体21は合成樹脂等の絶縁材料により、回路基板11の周縁のうち下端縁および左右両端縁に沿うように形成され、全体として略U字状をなす。詳しくは、この枠体21は、回路基板11の下端縁の傾斜縁部11Aに沿う傾斜枠部21Sと、回路基板11の下端縁のうち傾斜縁部11Aよりも右方の領域に沿う下枠部21Bと、回路基板11の左右両端縁に沿う左右両枠部21L、21Rとを備えている。
この枠体21には、図5に示すように、左右両枠部21L、21Rを連結した形態の上側連結部23が設けられている。この上側連結部23は、左右両枠部21L、21Rの上端よりもやや下側であってバスバー上縁側端子14に対し下方から当接する位置に配されている。そして、この上側連結部23には、各バスバー上縁側端子14と対応するように上側連結部23の長さ方向に対し略直角方向をなす板状の補強部24が複数形成されている。
枠体21の下側の辺において下枠部21B全体および傾斜枠部21Sにおける下枠部21B側の一部分、すなわち後述する下部コネクタハウジング50が組み付けられる領域には、一定の間隔を空けて4つの凹み部が形成されている(図3参照)。各凹み部は、枠体21の表面を裏面方向に凹ませた浅い溝状をなしており、その内側の空間は、下部コネクタハウジング50の外周面との間で隙間を形成している。この隙間は、ケース20の内側空間と外側空間とを連通する排水口25となっている。
また、枠体21内にはゲル等のポッティング材26(本発明の防水シール材に該当する)が投入されており、このポッティング材26によって回路基板11の表面およびバスバー下縁側端子15の根元部分が被覆されることで防水性が確保されている。このポッティング材26は、ポッティング材26の表面が排水口25の奥側面25Aとほぼ面一となる位置まで投入されている。なお、枠体21の左右両外側面には後述のカバー30を係止するための係止突起27が形成されている。
また、この枠体21には、放熱板22が装着されている。この放熱板22は、熱伝導率の高い金属により、回路基板11よりも一回り大きく形成されている(図4参照)。この放熱板22は、枠体21に対してその裏面側の開口を塞ぐように組み付けられるとともに、バスバー12の裏面に絶縁性の接着剤を介して貼付されている。また、この放熱板22の上縁からは、裏側上方へ段差上に延出した取付片28が形成されている。電気接続箱1は、この取付片28を介し、後述する下部コネクタハウジング50を下方に向けた縦向きの姿勢で車両パネルに取り付けられる。
ケース20の表側の開口を覆うように装着されているカバー30は合成樹脂製であって、全体として回路基板11とほぼ同じ形状をなすとともに回路基板11の表面側を覆う板状の蓋板部31と、この蓋板部31の左右両端縁に沿って裏面側へ立ち上げられた側壁部32とを備え、全体として裏面側に開口する浅皿状に形成されている(図1参照)。蓋板部31の裏面には、樹脂成形時における「ひけ」や「そり」を防止するためのリブ33が全体として格子状に配されている(図4を併せて参照)。そして、カバー30の上面および下面は開口されており、ここには後述のヒューズボックス40および下部コネクタハウジング50が取り付けられる。このカバー30の上側の開口縁には、図2に示すように、後述する上部コネクタハウジング43の筒状嵌合部44との干渉を回避するための切欠き部34が形成されている。また、側壁部32において、後述の下部コネクタハウジング50における取付け部52の表面と対向する部分は、図3に示すように、立上がり高さがそれ以外の部分に比べて低く形成された低壁部35とされている。なお、カバー30の下端には所定深さの係止溝36が形成されている(図4参照)。
回路基板11の上端縁に沿って配置されているヒューズボックス40は合成樹脂製であって、ケース20およびカバー30の上側を全長にわたって覆うとともに、その表側部分がカバー30よりも表面方向に突出する横長形状に形成されている(図1参照)。このヒューズボックス40の上端部にはヒューズ収容部41が形成され、ヒューズボックス40の内部にはバスバー上縁側端子14が下方から挿入されている(図4参照)。また、このヒューズボックス40の裏側端縁からは、放熱板22の取付片28の上面を覆う覆蓋部42が延出されている。
このヒューズボックス40において表側に突出する部分に下方から組み付けられている上部コネクタハウジング43は、ヒューズボックス40の長さ方向に沿って延びる横長形状をなしている。この上部コネクタハウジング43には、下方に開口する左右2つの筒状嵌合部44が備えられており、ここに外部コネクタを嵌合することができるようになっている。
カバー30の下方に組み付けられている下部コネクタハウジング50(本発明のハウジング部に該当する)は、横長で下方に開口した合成樹脂製のハウジング51を備え、下方から外部コネクタを嵌合することができるようになっている(図3、図4参照)。この下部コネクタハウジング50の左右両側面には、この下部コネクタハウジング50を枠体21に固定するための取付け部52が設けられている。この取付け部52は板状をなし、下部コネクタハウジング50の左右両側面における裏面側の端縁から両外側へ向けて延出されている。そして、この取付け部52の表面とカバー30の低壁部35の裏側端との間には隙間が形成され、この隙間は排水口25と同じようにケース20内部の水分を外部へ排水可能な排水窓53となっている。
また、このハウジング51の天井部54において各バスバー下縁側端子15に対応する位置には、上下方向に貫通する貫通孔55が設けられている。バスバー下縁側端子15は、図4に示すように、その立上り部15Aを天井部54の上面においてその表裏方向中央位置付近に設けられた水平面に沿わせるようにして配され、その延出部15Bが貫通孔55を貫通してハウジング51内に収容されている。天井部54の上面においてこの立上り部15Aに当接する水平面が端子当接部56とされている。この端子当接部56の後端から下部コネクタハウジング50の裏面に至るまでの部分は、裏面側が下方にわずかに傾く傾斜部57とされている。なお、天井部54の上面においてこの端子当接部56よりも表面側の位置には係止片58が形成され、この係止片58はカバー30下端の係止溝36に差し込まれている。
下部コネクタハウジング50の上面に配されたバスバー下縁側端子15の立上り部15Aの上方には、ハウジング51への外部コネクタの嵌合に伴ってこの立上り部15Aが上方へ変位するのを防止する変位規制部60が設けられている(図4、図5参照)。この変位規制部60は、枠体21において右枠部21Rの下端に近い位置と傾斜枠部21Sのほぼ中央位置とを連結した板状とされ、下枠部21Bと略平行をなしており、バスバー下縁側端子15の立上り部15Aにおいてポッティング材26の表面から突出している部分に対し、上方(下部コネクタハウジング50側とは反対側)から当接している。
さて、この変位規制部60の上部には、バスバー下縁側端子15の短絡防止のための防水壁61(本発明の防水部に該当する)が、変位規制部60と一体的に設けられている。防水壁61は、図4に示すように、変位規制部60の上面においてカバー30側および回路構成体10側の端縁部をそれぞれ表裏両方向に突出させた板状をなしている。この防水壁61のカバー30側の端縁(回路構成体10側の端縁とは逆側の端縁)は、バスバー下縁側端子15の立上り部15Aにおける表側の端縁(回路構成体10側とは逆側の端縁)の上方を表方向に越え、蓋板部31の裏面近くまで達している。一方、回路構成体10側の端縁はポッティング材26に埋め込まれ、その端縁はポッティング材26の表裏方向深さにおけるほぼ半分の位置に達している。そして、カバー30側の端縁には、上方に突設された止水壁62(本発明の止水部に該当する)が備えられている。この止水壁62は、後述する誘導片65の下面にほぼ当接する位置まで突出されている。また、この止水壁62は、防水壁61の左右全幅にわたって形成されている。
防水壁61の左右方向(バスバー下縁側端子15の並列方向に沿う方向)の幅は、下部コネクタハウジング50の幅よりも左右にわずかに広くされている。言い換えれば、複数本のバスバー下縁側端子15が配設されている領域よりも幅方向(バスバー下縁側端子15の並列方向に沿う方向)にやや広い範囲に渡って形成されている。そして、防水壁61の上面は、左右方向のほぼ中心位置を山の頂点として左右両端側に向かって下方に傾斜するテーパ面63とされている。また、この防水壁61の左右両端には防水側壁部64が垂下されている。この防水側壁部64は、下部コネクタハウジング50の上面に並列されているバスバー下縁側端子15のうち最も外側に配されたバスバー下縁側端子15の側方を覆うとともに、その下端部は下部コネクタハウジング50の天井部54に至る位置まで延設されている。左右両防水側壁部64の先端部において内側部分は、下部コネクタハウジング50の天井部54における角部分と干渉しないよう、その角部分より少し上方まで切り欠かれ、この切欠き部64Aの内側に角部分が嵌め入れられている。
カバー30の裏面(カバー30の内周面)において止水壁62の上方には、誘導片65が設けられている。この誘導片65は、蓋板部31の裏面から裏面方向(内側方向)に向けて突出され、その突出端は止水壁62の上方を裏面方向に越えた位置に達している。そして、誘導片65の上面は、この誘導片65の突出端側に向かって下方に傾斜する誘導面66とされている。この誘導片65の幅は、全体として防水壁61に比べやや幅広とされ、その右端は防水壁61の右端とほぼ同じくらいの位置、左端は防水壁61の左端よりやや左方の位置に至っている。
次に、上記のように構成された本実施形態の作用および効果について説明する。
降雨や車両の洗浄等によって電気接続箱1内に水滴が浸入すると、その水滴は、カバー30の裏面やポッティング材26の表面等を伝って下方に流れる。カバー30の裏面を伝う水滴は、バスバー下縁側端子15の上方に設けられた誘導片65に達し、誘導面66の傾斜によって突出端へと導かれ、そこから下方の防水壁61上へ零れ落ちる。一方、ポッティング材26の表面を伝う水滴は、バスバー下縁側端子15の上方でポッティング材26に埋め込まれている防水壁61に到達する。ここで、防水壁61は、下部コネクタハウジング50の天井部54の上方を覆っているから、水滴は下部コネクタハウジング50の天井部54までは到達せず、その手前にある防水壁61上で留め置かれる。これにより、水滴が天井部54に到達して溜まり、そこに載っているバスバー下縁側端子15間を短絡させることはない。特に、本実施形態のようにスペースの都合等によりバスバー下縁側端子15間が狭くされている場合には、少量の水分が付着しただけあっても短絡の可能性が生じるため、このような防水壁61を設けておくことは特に効果的である。
さらに、この防水壁61は変位規制部60に一体的に設けられたものであるから、部材数を増やすことなくバスバー下縁側端子15の変形防止と短絡防止とが実現される。
そして、防水壁61上に至った水滴は、この防水壁61の上面に設けられたテーパ面63によって左右両側方へ導かれ、両端に設けられた防水側壁部64を伝って下部コネクタハウジング50の外壁面に至る。ここで、防水壁61の左右の幅はバスバー下縁側端子15の配設領域における左右方向(バスバー下縁側端子15の並列方向に沿った方向)の幅よりもやや広い範囲にわたって形成されているから、その両端から零れ落ちる水分はバスバー下縁側端子15が配設されていない領域へ導かれることとなる。また、防水側壁部64が最も外側に配されたバスバー下縁側端子15の側方を覆っている。さらに、その延出端が下部コネクタハウジング50の外壁部に当接する位置まで延設されることで、バスバー下縁側端子15の周囲が防水壁61と防水側壁部64と下部コネクタハウジング50の天井部54とで囲われた構造となっている。これらにより、防水壁61の左右両端縁から落下する水滴が内側方向にまで飛び散ってバスバー下縁側端子15に付着してしまう、という事態が回避される。
なお、防水壁61におけるカバー30側の端縁には、上方に突設された止水壁62が備えられている。これにより、誘導片65から防水壁61へといったん受け渡された水分が、防水壁61における表側(誘導片65側)方向の端縁から零れ落ちて再び蓋板部31の裏面等に伝わり、バスバー下縁側端子15へ至ることがないようにされている。また、防水壁61における裏側(回路構成体10側)方向の端縁はポッティング材26に埋め込まれている。これにより、防水壁61とポッティング材26の表面との間に水分が浸入する隙間がなくなるため、バスバー下縁側端子15の根元側(回路構成体10と接続している側)の防水が確実なものとなる。加えて、防水壁61における表側の端縁は、立上り部15Aにおいて延出部15Bと接続している側(回路構成体10側とは逆側)の端縁の上方を表方向に越えた位置に達している。これにより、立上り部15Aにおいてポッティング材26から突出している部分全体が防水壁61によって覆われるから、立上り部15Aに水分がかかることがなく、バスバー下縁側端子15の防水をより確実なものとすることができる。また、延出部15Bが貫通している貫通孔55の上方も防水壁61によって覆われるから、水分が貫通孔55にかかってハウジング51内に侵入してしまうことを回避できる。
そして、下部コネクタハウジング50の外壁面に至った水滴は、その外壁面を下方へと伝い、排水口25もしくは排水窓53から外部へと排水される。
以上説明したように本実施形態によれば、バスバー下縁側端子15の変位を防止する変位規制部60の上部には、下部コネクタハウジング50の上面の上方を覆う防水壁61が一体的に設けられている。これにより、下部コネクタハウジング50の上面に水が溜まり、バスバー下縁側端子15間を短絡させることを回避できる。また、バスバー下縁側端子15の変形防止と短絡防止とを一部材で実現することができる。
また、この防水壁61は、複数本のバスバー下縁側端子15の並列方向全幅にわたって形成されているから、防水壁61の外縁から水が零れ落ちても、その水はバスバー下縁側端子15が配設されている領域の外側へ導かれる、さらに、防水壁61の左右両端には、複数本のバスバー下縁側端子15のうち最も外側に配されたバスバー下縁側端子15の側方を覆うとともに下部コネクタハウジング50の外側面に当接するまで延設された防水側壁部64が備えられ、バスバー下縁側端子15の周囲が防水壁61と防水側壁部64と下部コネクタハウジング50とで囲われている。したがって、防水壁61の両側縁から落下する水分はバスバー下縁側端子15にかかることなく下方へ導かれる。
さらに、防水壁61の上面は、その左右幅の中心側から左右両端側に向かって下方に傾斜するテーパ面63とされている。これにより、防水壁61に落下してきた水分は、このテーパ面63の傾斜に沿ってバスバー下縁側端子15が配設される領域の外側に導かれ、排水される。したがって、バスバー下縁側端子15間の短絡を回避しつつ防水壁61上に溜まった水分の排水を行なうことができる。
加えて、防水壁61における回路構成体10側の端縁がポッティング材26に埋め込まれており、防水壁61とポッティング材26の表面との間に水分が浸入する隙間がないため、バスバー下縁側端子15の根元側(回路構成体10と接続している側)の防水を確実なものとすることができる。
また、カバー30の裏面であって防水壁61よりも上方位置には、裏側方向へ突出する誘導片65が備えられ、防水壁61において誘導片65が配されている側の縁部には、誘導片65側へ向かって突設された止水壁62が備えられている。これにより、カバー30の裏面を伝ってくる水分を誘導片65を介して確実に防水壁61に導くことができ、かつ、いったん受け渡された水分が、防水壁61における誘導片65側の端部から零れ落ちて再びカバー30の裏面に至り、さらにはバスバー下縁側端子15に達することを防止できる。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態を図6および図7によって説明する。
図6および図7には、第2実施形態の電気接続箱101の側断面図および平断面図を示した。
本実施形態の電気接続箱101は、第1実施形態と同様に回路基板11とバスバー12とを備えた回路構成体10を、枠体21と放熱板22とからなるケース20内に縦置きに収容するとともに、その表面側をカバー30で覆ったものである。枠体21内には、第1実施形態と同様、ゲル等のポッティング材102が、その表面が排水口25の奥側面25Aとほぼ面一となる位置まで投入されている。
この電気接続箱101に設けられている防水壁103は、枠体21側ではなくカバー30側に設けられている点、また防水壁103における回路構成体10側の端縁がポッティング材102に埋め込まれていない点で第1実施形態と相違する。
なお、第1実施形態と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
防水壁103は、カバー30における蓋板部31の裏面において枠体21の変位規制部104の上面に対応する位置に設けられている。防水壁103は、下部コネクタハウジング50の端子当接部56の上方を覆うように、蓋板部31の裏面からポッティング材102に向けて突出され、その先端部103A(本発明の端縁部に該当する)は、端子当接部56の裏面側に設けられた傾斜部57の上方位置に達している。そして、その先端部103Aとポッティング材102の表面との間には、水滴が通過可能な隙間が空けられている。また、防水壁103の上面は、先端部103A側に向かって下方に傾斜する水滴案内面105(本発明の傾斜面に該当する)とされている。さらに、この防水壁103の左右方向(バスバー下縁側端子15の並列方向に沿う方向)の幅は、これらバスバー下縁側端子15の配設領域の全幅よりも左右にやや広くされている(図7参照)。
次に、上記のように構成された本実施形態の作用および効果について説明する。
降雨や洗浄等によって電気接続箱101内に水滴が浸入すると、その水滴は、カバー30の裏面やポッティング材102の表面等を伝って下方に流れる。ここで、ポッティング材102の表面は排水口25と連なっているから、ポッティング材102の表面を伝わった水滴は、そのまま排水口25に導かれ外部に排水される。
一方、カバー30の裏面を伝う水滴は、防水壁103に到達する。ここで、防水壁103は端子当接部56の上方を覆っており、これにより水滴が端子当接部56の上面に到達して溜まることを防いでいる。したがって、本実施形態のようにバスバー下縁側端子15間が狭くされていても、端子当接部56の上面に溜まった水滴によってその上面に載っているバスバー下縁側端子15間が短絡することはない。
そして、防水壁103に至った水滴は、防水壁103の上面の水滴案内面105によってポッティング材102の方へ導かれ、図6の矢印に示すように、防水壁103の先端部103Aから変位規制部104の裏面もしくはポッティング材102の表面に伝わる。ポッティング材102の表面に伝わった水滴は、その表面を下方へ流れ、ポッティング材102の表面と連なる排水口25から外部へ排水される。このように、水滴は、防水壁103の先端103Aからポッティング材102の表面を伝って排水口25から排水されるから、端子当接部56上に水が溜まることを確実に回避できる。また、変位規制部104の裏面に伝わった水滴は、下部コネクタハウジング50上面の傾斜部57に至り、この傾斜部57に沿って下部コネクタハウジング50とポッティング材102の表面との間の隙間に導かれ、下方の排水口25から外部に排水される。このように、防水壁103に至った水滴は、防水壁103の水滴案内面105の傾斜によってポッティング材102側に導かれ、排水口25へと案内されて外部へ排水されるから、バスバー下縁側端子15間の短絡が確実に回避される。
また、水滴案内面105の左右両側縁からも水滴が下方へ零れ落ちることがある。しかし、この防水壁103は、複数本のバスバー下縁側端子15の配設領域の全幅よりも幅広に形成されており、その両端縁はもっとも外側のバスバー下縁側端子15よりも外側に位置しているから、ここで零れ落ちた水滴はバスバー下縁側端子15の外側に落ちる。したがって、この水滴によってバスバー下縁側端子15が短絡することはない。
以上説明したように本実施形態によれば、下部コネクタハウジング50の端子当接部56の上方を覆うように、カバー30の裏面から防水壁103が突出されている。これにより、端子当接部56上に水が溜まり、バスバー下縁側端子15間を短絡させることを回避できる。また、防水壁103は、端子当接部56上において左右方向に並列された複数本のバスバー下縁側端子15の全幅よりも左右に広く形成されている。これにより、防水壁103の外縁から水分が零れ落ちても、その水分はバスバー下縁側端子15が配設される領域の側方に導かれる。
さらに、防水壁103の上面は、防水壁103の先端部103A側、すなわちポッティング材102側に向かって下方に傾斜する水滴案内面105とされ、防水壁103の先端部103Aとポッティング材102の表面との間には、水滴が通過可能な隙間が空けられている。これにより、水滴は、水滴案内面105の傾斜に沿ってポッティング材102の表面に案内され、排水口25から排水されるから、端子当接部56上に水が溜まり、バスバー下縁側端子15間を短絡させることを確実に回避できる。
<その他の実施形態>
本発明の技術的範囲は、上記した実施形態によって限定されるものではなく、例えば、次に記載するようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。その他、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶものである。
(1)上記各実施形態では、回路構成体10は縦置きとされているが、これに限らず、回路構成体が水平に置かれているものであってもよい。
(2)上記各実施形態では、バスバー下縁側端子15はハウジング51の天井部54に設けられた貫通孔55を貫通することにより外部に向かって延出されているが、これに限らず、例えば、バスバー下縁側端子15が、このバスバー下縁端子15を支持するために備えられた支持部材によって支持されるとともにケースの底面に設けられた孔から外部に延出するものであってもよい。
(3)上記各実施形態では、ハウジング51の天井部54の上面に形成された端子当接部56とバスバー下縁側端子15の立上り部15Aとが当接しているが、これに限らず、ハウジングの天井部とバスバー下縁側端子の立上り部とが当接していないものであってもよい。
(4)上記各実施形態では、防水壁61における回路構成体10側の端縁はポッティング材26に埋め込まれ、もしくは防水壁103の先端部103Aとポッティング材102の表面との間には、水滴が通過可能な隙間が確保されているが、これに限らず、防水壁の端縁がポッティング材の表面に当接しているようなものであってもよい。
(5)第1実施形態では、防水壁61は下部コネクタハウジング50の左右幅よりも左右に広く形成されているが、これに限らず、下部コネクタハウジングの左右幅より幅狭なものであってもよい。
(6)第1実施形態では、防水壁61の左右両端には下部コネクタハウジング50の外側面に当接するまで延設された防水側壁部64が備えられているが、これに限らず、防水側壁部の先端部が下部コネクタハウジングに至っていないものでもよく、また、防水側壁部が備えられていないものであってもよい。
(7)第2実施形態では、ポッティング材102が、その表面と排水口25の奥側面25Aとがほぼ面一となる位置まで投入されているが、これに限らず、例えば、ポッティング材は投入されていなくてもよく、また、ポッティング材の表面が排水口に達しない位置までしか投入されていないものであってもよい。
(8)上記各実施形態では、回路構成体10と下部コネクタハウジング50との間に配されている端子は、バスバー12と一体的に形成されたバスバー端子とされているが、この端子はどのような形態のものであってもよく、例えば図8に示すような形態のコネクタ端子110であってもよい。このコネクタ端子110は、一端が回路基板111に開口されたスルーホールに挿入されるとともに回路基板111の裏面側において半田付けにより接続され、回路構成体112との電気的接続が図られるようになっている。なお、このコネクタ端子は、例えばプレスフィット端子のように、一端がスルーホールに圧入保持されて電気的に接続されるものであってもよい。

Claims (10)

  1. 回路基板及びバスバーからなる回路構成体と、前記回路構成体をその内部に収容する回路ケーシングと、前記回路ケーシングの下面側に取り付けられるとともに外部コネクタと接続可能な下部コネクタハウジングと、前記バスバーと前記下部コネクタハウジングとの間を電気的に接続する複数本のバスバー下縁側端子と、を備える電気接続箱であって、
    前記回路ケーシングは、ケース及びそのケースの表面側を覆うカバーによって構成されており、
    前記ケースは、枠体及びその枠体に組み付けられる放熱板によって構成されており、
    前記バスバー下縁側端子は、前記回路基板から前記カバー側に向けて水平方向に立ち上がる立上り部と、前記立上り部の立上り端から下方へ向けて延出する延出部からなり、
    前記延出部は、前記下部コネクタハウジングの天井部に設けられた貫通孔を貫通して前記下部コネクタハウジングの内部に収容されており、
    前記枠体には、前記天井部の上方を覆う防水部が設けられており、
    前記回路構成体の表面が防水シール材により覆われているとともに、前記防水部における前記回路構成体側の端縁が前記防水シール材に埋め込まれていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記回路ケーシング内には、前記立上り部に下方から当接する端子当接部が設けられ、
    前記防水部が前記バスバー下縁側端子において前記端子当接部に接する領域の上方を覆うことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の電気接続箱。
  3. 前記回路ケーシング内には、前記立上り部に対して前記下部コネクタハウジングとは反対側から当接することによりこの立上り部の傾き変位を規制する変位規制部が設けられており、
    前記防水部がこの変位規制部に設けられていることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の電気接続箱。
  4. 前記防水部が前記複数本のバスバー下縁側端子の並列方向全幅にわたって形成されていることを特徴とする請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載の電気接続箱。
  5. 前記防水部が前記複数本のバスバー下縁側端子のうち最も外側に配されたバスバー下縁側端子の側方を覆う防水側壁部を備えていることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の電気接続箱。
  6. 前記防水側壁部が前記下部コネクタハウジングの外壁部と当接する位置まで延設されていることを特徴とする請求の範囲第5項に記載の電気接続箱。
  7. 前記防水部の上面には、前記バスバー下縁側端子の並列方向に沿う方向の中心側から両端側に向かって下方に傾斜するテーパ面が設けられていることを特徴とする請求の範囲第4項〜第6項のいずれかに記載の電気接続箱。
  8. 前記防水部における前記回路構成体側の端縁とは逆側の端縁が前記立上り部において前記回路構成体側とは逆側の端縁の直上位置に達していることを特徴とする請求の範囲第1項〜第7項のいずれかに記載の電気接続箱。
  9. 前記回路ケーシングの内周面であって前記防水部よりも上方位置には、内側方向へ突出するとともにその突出端が前記防水部の直上位置に達する誘導片が備えられていることを特徴とする請求の範囲第1項〜第8項のいずれかに記載の電気接続箱。
  10. 前記防水部において前記誘導片が配されている側の縁部には、前記誘導片側へ向かって突設されるとともに前記誘導片の突出端を下方から受ける止水部が備えられていることを特徴とする請求の範囲第9項に記載の電気接続箱。
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