JP3845219B2 - 電気接続箱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、配線基板と該配線基板に組付けられた基板コネクタとの間にアライメント補正板が介在する配線基板が搭載された電気接続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車に搭載される電気接続箱には配線基板が装着され、この配線基板には、配線密度を高めるために多極の基板コネクタが組付けられている。この基板コネクタの組付けには、多極の端子の変形を防ぎ、また、その配列を保持して、配線基板への組付けを容易にするために、アライメント補正板が用いられる。図4は、基板コネクタ1にアライメント補正板2を取り付けた状態の斜視図である。基板コネクタ1は、L字状に曲げられた多極の端子3が3列に所定のピッチで配列したものである。また、アライメント補正板2は、端子3の配列に合わせて貫通した孔2aが設けられている。そうして、アライメント補正板2は、端子3が孔2aに挿入された状態で、基板コネクタ1にロックピン(図示されず)で取り付けられている。
【0003】
この基板コネクタ1を配線基板に組付ける際には、多極の端子3を配線基板の接続孔に挿入し、ハンダ付けするが、端子3の配列はアライメント補正板2で所定のピッチに保持されているので、端子3を配線基板の接続孔に容易に挿入することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、自動車の電装品はその使用環境から、結露を避けることができない。また、ケースに損傷が生じて、電気接続箱内に水が浸入する恐れもある。
上述の基板コネクタを配線基板に組付けた場合には、配線基板を垂直になるように配置しても、結露や浸入した水分が配線基板に沿って流れ落ち、配線基板とアライメント補正板との狭い隙間に表面張力で張りつき、その結果、端子間に電流リークが生じるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点を解決すべくなされたもので、略垂直に配置された配線基板と該配線基板に組付けられた基板コネクタとの間に前記配線基板に沿って立設されたアライメント補正板が介在する配線基板が搭載された電気接続箱であって、前記アライメント補正板は、前記基板コネクタの端子が貫通され前記配線基板に接続される孔を有するアライメント補正板本体と、前記アライメント補正板本体の上端及び両側面に少なくとも前記配線基板側に張り出し前記配線基板に当接する外壁とを有し、前記外壁の上端部は前記配線基板に向かって下方に傾斜し、且つ、前記上端部の左右の前記両側面のうち少なくとも一方が前記上端部の中央部に比して相対的に下方に傾斜していることを特徴とする電気接続箱である。
【0006】
本発明によれば、アライメント補正板が電気接続箱内に略垂直に配置された配線基板と基板コネクタの間に介在した状態で(この状態では、アライメント補正板本体は略垂直に立っている)、外壁がアライメント補正板本体の上端及び両側面に少なくとも前記配線基板側に張り出すように設けられ、且つ、その外壁の上端部が前記配線基板に向かって下方に傾斜し、且つ、前記上端部の左右の少なくとも一方が前記上端部の中央部に比して相対的に下方に傾斜するように設けられている。
従って、配線基板に基板コネクタを組付けた状態において、略垂直に配置された配線基板面のアライメント補正板本体よりも上側の部分に結露した水分や外部から浸入した水分は、流れ落ちて外壁の上に溜まり、外壁の傾斜に沿って流れ落ちて、アライメント補正板本体上に水分が浸入するのを防ぐことができる。
また、アライメント補正板の外壁は、配線基板と基板コネクタの間に介在した状態で、少なくとも前記配線基板側に張り出すように設けられているので、この張り出しを長くすることにより、配線基板とアライメント補正板本体の間隙を広く保持することができる。従って、外壁の上に溜まった水分は、表面張力で配線基板とアライメント補正板本体の間に張りつくことなく、流れ落ちる。
従って、本発明によれば、配線基板とアライメント補正板本体間に張りついた水分で基板コネクタの端子間に電流リークが生じるのを防ぐことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1(a)、(b)はそれぞれ、本発明にかかる電気接続箱の一実施形態に用いたアライメント補正板の斜視図およびそのA−A断面図である。
図1(a)、(b)において、アライメント補正板11はアライメント補正板本体12と外壁13が一体に形成されたものである。
アライメント補正板本体12には、基板コネクタの端子(図示されず)の配列に合わせて貫通した孔12aが設けられている。孔12aは端子の挿入面12c側が開いたテーパ状をなしている。12bは基板コネクタの取り付け部である。次に、アライメント補正板11を略垂直に配置された配線基板と基板コネクタの間に介在させた状態(図2に示す)、言い換えると、アライメント補正板本体12が略垂直に立っている状態における外壁13について説明する。
この状態で、外壁13はアライメント補正板本体11の上端と両端にコの字状に、アライメント補正板本体12の両面に張り出すように設けられている。特に、外壁13は、基板コネクタの端子の挿入面12cの反対側、配線基板に面する側には十分な長さの張出部13aを有するように設けられている。また、外壁13は、上端の中央部13bが配線基板に向かって下方に傾斜し、且つ、前記中央部13bの左右が中央部13bに比して相対的に下方に傾斜している。
【0008】
図2は、上述のアライメント補正板11を略垂直に配置させた配線基板14と基板コネクタ15の間に介在させて、基板コネクタ15を配線基板14に組付けた状態の断面図である。
アライメント補正板11は、外壁13の張出部13aが配線基板14側に位置するように、取り付け部12bで基板コネクタ15にロックピン(図示されず)で取り付けられている。また、基板コネクタ15の端子16はL字状に曲がっており、補正板本体12の孔12aを貫通している。この状態で、端子16を配線基板14の接続孔14aに貫通させ、半田で固定する。
【0009】
図3は、上記配線基板14に基板コネクタ15を組付けた状態の斜視説明図である。
図3からわかるように、配線基板14の上側に結露あるいは浸入した水分17は、配線基板14にそって流れ落ちて、外壁13上に溜まり、中央部13bが高くなっているので、外壁13と配線基板14の当接部分を外壁13の傾斜にそって左右両側に流れ落ちる。
また、本実施形態では、配線基板14とアライメント補正板本体12の間隙が、外壁13の十分な長さの張出部13aによって広く保たれているので、水分17が配線基板14とアライメント補正板本体12の間に張り付くことがなく、基板コネクタ15の端子16間に電流リークが生ずるのを防ぐことができる。
【0010】
なお、上記実施形態では、外壁13は中央部13bが高くなり、両側が下がるように傾斜しているが、外壁13は一端から他端に片流れ状に傾斜していてもよい。
また、上記実施形態では、外壁13はアライメント補正板本体12の両面に張り出しているが、配線基板14面側のみに張り出すようにし、その張出部と補正板本体12の厚さを合わせた幅を十分な大きさにして、水分が溜まるにしてもよい。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、配線基板に組付けた基板コネクタの端子間の電流リークを防ぐことができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)はそれぞれ、本発明にかかる電気接続箱に一実施形態に用いたアライメント補正板の斜視図およびそのA−A断面図である。
【図2】図1に示したアライメント補正板を用いて基板コネクタを配線基板に組付けた状態の断面図である。
【図3】図1に示したアライメント補正板を用いて基板コネクタを配線基板に組付けた状態の斜視説明図である。
【図4】従来のアライメント補正板を基板コネクタに取り付けた状態の斜視図である。
【符号の説明】
11 アライメント補正板
12 アライメント補正板本体
12a 孔
12b 取り付け部
12c 挿入面
13 外壁
13a 張出部
13b 中央部
14 配線基板
14a 接続孔
15 基板コネクタ
16 端子
17 水分
Claims (1)
- 略垂直に配置された配線基板と該配線基板に組付けられた基板コネクタとの間に前記配線基板に沿って立設されたアライメント補正板が介在する配線基板が搭載された電気接続箱であって、前記アライメント補正板は、前記基板コネクタの端子が貫通され前記配線基板に接続される孔を有するアライメント補正板本体と、前記アライメント補正板本体の上端及び両側面に少なくとも前記配線基板側に張り出し前記配線基板に当接する外壁とを有し、前記外壁の上端部は前記配線基板に向かって下方に傾斜し、且つ、前記上端部の左右の前記両側面のうち少なくとも一方が前記上端部の中央部に比して相対的に下方に傾斜していることを特徴とする電気接続箱。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP01391699A JP3845219B2 (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 電気接続箱 |
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Family Applications (1)
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JP01391699A Expired - Fee Related JP3845219B2 (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 電気接続箱 |
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