JPH1035375A - コネクタ及び電気接続箱 - Google Patents

コネクタ及び電気接続箱

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JPH1035375A
JPH1035375A JP8230219A JP23021996A JPH1035375A JP H1035375 A JPH1035375 A JP H1035375A JP 8230219 A JP8230219 A JP 8230219A JP 23021996 A JP23021996 A JP 23021996A JP H1035375 A JPH1035375 A JP H1035375A
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JP
Japan
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heat radiating
circuit board
circuit
control device
connector
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Withdrawn
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JP8230219A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Mizuno
史章 水野
Yukinobu Tabata
幸伸 田畑
Takashi Hoshino
孝志 星野
Kensaku Takada
憲作 高田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Filing date
Publication date
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気接続箱等に設けられる制御デバイスの放
熱から他の電子デバイスを有効に保護する。 【解決手段】 バスバー基板13と、その電流回路の電
流を制御するFET18と、このFET18の作動を制
御する電子回路基板14とを備え、上記FET18を両
基板13,14の間に配設した電気接続箱。また、両基
板13,14同士の間に介設されるコネクタ16であっ
て、上記FET18と、そのドレイン端子31等を上記
バスバー基板13に接続するためのドレイン接続金具2
1等と、上記FET18のゲート端子21を上記電子回
路基板14に接続するためのゲート接続金具20とを一
体化したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ワイヤー
ハーネス等に用いられるコネクタ及び電気接続箱に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気接続箱における回路構成の一
例を図17に示す。図において、バスバー基板(第1の
回路基板)90と電子回路基板(第2の回路基板)92
とが略平行に配せられ、両基板90,92同士の間にコ
ネクタ94が介設されている。
【0003】バスバー基板90に組み込まれているバス
バー回路(電流回路)には、図略の電線等を介して電源
回路等が接続され、このバスバー回路に比較的大きな電
流が流されるようになっている。電子回路基板92上に
は、FET(電界効果トランジスタ)96や、このFE
T96のゲート端子にゲート信号(制御信号)を入力す
るゲート信号入力回路等が搭載されている。そして、上
記FET96の通電端子(ソース端子及びドレイン端
子)が上記コネクタ94内の導通部を介して上記バスバ
ー回路に接続されており、このFET96に入力される
ゲート信号によって、上記バスバー回路を流れる電流が
制御されるようになっている。
【0004】このように、上記FET96のソース・ド
レイン間には、バスバー回路を流れる電流と同等の電流
が流されるが、この電流は、電子回路基板92の制御回
路を流れる電流に比べて著しく大きく、よってFET9
6の発熱量は同じ電子回路基板92上に実装されている
電子デバイスに比べて非常に大きくなる。そこで従来
は、このFET96を効果的に冷却すべく、FET96
の表面に通電端子の一部を露出させる等して放熱部を形
成するとともに、この放熱部に図示のような比較的大面
積の放熱板98を連結するといった手段がとられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、FET
96が回路基板92上に直接実装されているため、FE
T96から放たれた熱が同じ電子回路基板92上に実装
された他の電子デバイスに伝わり、これらのデバイスの
作動に悪影響を及ぼすおそれがある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑み、FET
をはじめとする制御デバイスの放熱から他の電子デバイ
スを有効に保護できるコネクタ及び電気接続箱を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、電流回路を流れる電流を制御
するための制御デバイスと、この制御デバイスを上記電
流回路に接続するための第1の接続部材と、上記制御デ
バイスをこのデバイスの作動を制御する制御回路に接続
するための第2の接続部材とをコネクタハウジング内に
一体に組み込んだものである。
【0008】このコネクタによれば、その制御デバイス
を第1の接続部材を介して電流回路に接続するととも
に、上記制御デバイスを第2の接続部材を介して制御回
路に接続することにより、この制御回路で制御デバイス
の作動を制御しながら、この制御デバイスによって電流
回路の電流を制御できる。この状態では、上記制御デバ
イスが上記制御回路から離れた位置にあるため、従来の
ように上記制御デバイスを制御基板上に実装している構
造と異なり、制御デバイスから放たれた熱が上記制御基
板上の他の電子デバイス等に直接伝えられることが防が
れる。
【0009】このコネクタにおいて、上記制御デバイス
に放熱部を設け、この放熱部を上記コネクタハウジング
の外部に露出させれば、制御デバイスを制御基板上に実
装している従来構造に比べ、制御デバイスの発する熱を
より効率よく放熱でき、その過昇温を防止できる。
【0010】また、上記制御デバイスの放熱部よりも大
きな表面積を有する放熱部材を当該放熱部に連結し、か
つ、この放熱部材を上記コネクタハウジングの外部に露
出させれば、この制御デバイスからの放熱作用はさらに
高められる。
【0011】上記放熱部材は上記制御デバイスの放熱部
に直接接触させてもよいが、これらの間に上記放熱部か
ら放熱部材に向けて強制的に熱移動させることにより放
熱部を冷却する冷却素子を介在させれば、放熱部からの
放熱をさらに促進させることができる。
【0012】さらに、上記コネクタハウジングに、上記
冷却素子を上記第2の回路基板の制御回路に接続する冷
却用接続部材を一体に組み込み、この冷却用接続部材を
介して冷却素子と制御回路とが接続されるようにすれ
ば、この制御回路を利用して冷却素子の作動を制御する
といったこともできる。
【0013】上記第1の接続部材と第2の接続部材と
は、これらが互いに反対の方向を向いているのが好まし
い。これにより、制御デバイスを電流回路と制御回路の
双方に接続する作業が容易になり、配線構造も簡単にな
る。
【0014】その際、上記通電端子同士の間に絶縁材料
からなるセパレータを介在させることにより、通電端子
同士が短絡されるのをより確実に回避できる。
【0015】また本発明は、電流回路が組み込まれた第
1の回路基板と、上記電流回路を流れる電流を制御する
ための制御デバイスと、この制御デバイスの作動を制御
する制御回路が組み込まれた第2の回路基板とを備える
とともに、上記第1の回路基板と第2の回路基板との間
の位置に上記制御デバイスを配設した電気接続箱であ
る。
【0016】この構成において、半導体デバイスは両基
板同士の間に配設されているので、この半導体デバイス
が第2の回路基板上に実装されている従来構造に比べて
半導体デバイスから放熱され易く、その過昇温が避けら
れる。また、この半導体デバイスから放たれた熱が第2
の回路基板の電子デバイス等に直接伝えられるのも防ぐ
ことができる。しかも、半導体デバイスは、元来、相互
離間している両基板間に配設されているため、電気接続
箱全体を大型化する必要がなく、また、半導体デバイス
と両基板との接続も容易である。
【0017】特に、上記第1の回路基板と第2の回路基
板とを略平行な状態で互いに離間させて配置する場合、
上記半導体デバイスとして、上記第1の回路基板の電流
回路に接続される複数の通電端子と上記第2の回路基板
の制御回路に接続される制御端子とが互いに反対の方向
に突出するものを用いれば、その通電端子を上記第1の
回路基板側に向け、上記制御端子を上記第2の回路基板
側に向けた状態で両基板間に半導体デバイスを配するこ
とにより、この半導体デバイスの各端子と各基板に組み
込まれた回路との接続が簡単にできる。
【0018】また、上記半導体デバイスの放熱部に、こ
の放熱部よりも表面積の大きい放熱部材を連結すれば、
この半導体デバイスからの放熱作用はさらに高められ
る。
【0019】この放熱部材の形状や配置は特に問わない
が、上記第1の回路基板と第2の回路基板との間に複数
の半導体デバイスを並設するとともに、これら半導体デ
バイスの放熱部に上記第2の回路基板と略平行に延びる
共通の放熱部材を連結すれば、両基板に挟まれた空間を
有効に利用して、電気接続箱全体を大型化させずに大面
積の放熱部材を導入でき、その分放熱作用をさらに促進
できる。また、共通の放熱部材で複数の半導体デバイス
の放熱を促進できるため、各半導体デバイスごとに放熱
部材を配する場合に比べ、部品点数も削減される。さら
に、上記放熱部材が上記第2の回路基板を片側から覆う
状態となるため、この放熱部材を第2の回路基板のシー
ルド材として兼用することも可能になる。
【0020】上記放熱部材は上記半導体デバイスの放熱
部に直接接触させてもよいが、これらの間に上記放熱部
から放熱部材に向けて強制的に熱移動させることにより
放熱部を冷却する冷却素子を介在させれば、放熱部から
の放熱をさらに促進させることができる。
【0021】ここで、半導体デバイスの冷却が不要な時
(例えば非作動時)に冷却素子が作動する等して半導体
デバイスが過冷却されると、この半導体デバイスの表面
に結露が発生するといった不都合が生じ得るが、上記冷
却素子がペルチェ素子のように外部からの供給電流等に
よって作動制御が可能な素子である場合、上記半導体デ
バイスの温度もしくはこれに対応する温度を検出する温
度検出手段を備えるとともに、この温度検出手段により
検出された温度に基づいて上記冷却素子の作動を制御す
る冷却制御部を上記第2の回路基板に組み込むことによ
り、実状に見合った適正な温度制御ができる。
【0022】上記半導体デバイスは、単独で両基板間に
配するようにしてもよいが、前記各コネクタを用いる、
すなわち、このコネクタの第1の接続部材に上記電流回
路を接続し、上記コネクタの第2の接続部材に上記制御
回路を接続することにより、電気接続箱全体の組立作業
が容易になる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図7に基づいて説明する。
【0024】図1に示す電気接続箱10は、ロアケース
11とアッパーケース12とを備えている。ロアケース
11の側壁11aには係合部11bが形成され、アッパ
ーケース12の側壁12aには係合部12bが形成され
ており、両係合部11b,12b同士の係合によって両
ケース11,12同士の連結状態が保持されるようにな
っている。
【0025】上記ロアケース11上にはバスバー基板1
3が配置されている。このバスバー基板13からは、上
方に多数のタブ13aが立ち上がっている。このバスバ
ー基板13に組み込まれているバスバー回路(電流回
路)には、図略の電線等を介して電源回路等が接続さ
れ、このバスバー回路に比較的大きな電流が流されるよ
うになっている。
【0026】ロアケース11の周縁部には、上記バスバ
ー基板13よりもさらに上方に突出する複数の支柱11
cが立設され、これらの支柱11cによって電子回路基
板14が支持されている。すなわち、この電子回路基板
14は、上記バスバー基板13と略平行な状態で、この
バスバー基板から上方に離間した位置に支持されてい
る。この電子回路基板14には、多数の電子デバイス1
5が実装されており、これらの電子デバイス15によっ
て、後述のFET18にゲート信号を入力する制御回路
が構成されている。
【0027】そして、この電子回路基板14と上記バス
バー基板13との間に、図2〜図6に示すようなコネク
タ16が介設されている。このコネクタ16は、制御デ
バイスである上記FET18と、ゲート接続金具(第2
の接続部材)20と、ドレイン接続金具(第1の接続部
材)21と、ソース接続金具(第2の接続部材)22
と、放熱板24とを備え、これら全体がモールド成形に
よって樹脂製のコネクタハウジング26に一体に組み込
まれている。
【0028】コネクタハウジング26は、電子回路基板
14の周縁部と平行に延び、その上端部は電子回路基板
14側に屈曲している。そして、この屈曲部分に、上記
電子回路基板14の周縁部が側方から差し込み可能な二
股状のクリップ部26aが形成されている。
【0029】FET18は、図7(a)〜(c)に示す
ように、FET本体である半導体チップ28と、ゲート
端子(制御端子)30と、ドレイン端子(通電端子)3
1と、ソース端子(通電端子)32とが樹脂製のハウジ
ング34でカバーされたものであり、モールド成形等に
よって製造が可能である。
【0030】上記ゲート端子30及びソース端子32
は、上記半導体チップ28において同じ側の側面(図7
(b)では右側面)に接合されており、これと反対側の
側面に上記ドレイン端子31が接続されている。このド
レイン端子31において上記側面に接合される部分は、
当該側面と同等の面積を有する放熱部31aとされてお
り、この放熱部31aが上記ハウジング34の側面に露
出している。
【0031】さらに、このFET18の特徴として、上
記3つの端子30〜32のうち、ゲート端子30のみが
上記半導体チップ28から上方に延び、ハウジング34
の上面から上方に突出しており、残りのドレイン端子3
1及びソース端子32は、互いに左右に並んだ状態で略
平行に下方に延び、それぞれハウジング34の下面から
下方に突出している。
【0032】ゲート接続金具20は、コネクタ16の上
部に配されており、このゲート接続金具20の下端が上
記FET18のゲート端子に連結されている。このゲー
ト接続金具22の上部は側方に屈曲し、その先端部分に
は、上記コネクタハウジング26のクリップ部26aと
同様、上記電子回路基板14の周縁部を上下から挾持可
能な(すなわち電子回路基板14が側方から差し込み可
能な)二股状のクリップ部20aが形成されている。そ
して、このクリップ20aが電子回路基板14の周縁部
を挾持した状態で、この電子回路基板14の制御回路を
構成する導体部分14aが上記クリップ部20aと接触
し、上記制御回路がゲート接続金具20を介してFET
18のゲート端子30に電気的に接続されるようになっ
ている。
【0033】ドレイン接続金具21及びソース接続金具
22は、互いに同一の形状、具体的には、上下に延び、
その上下両端に雌型の係合部を有する形状をなしてお
り、ドレイン接続金具21の上端部に上記FET18の
ドレイン端子31の下端部が差し込まれ、ソース端子2
2の上端部にソース端子32の下端部が差し込まれてい
る。
【0034】両接続金具21,22同士の間には、絶縁
体からなるセパレータ36が介在している。これら接続
金具21,22及びセパレータ36は全体がモールド成
形によって一体化されており、このセパレータ36の介
在によって両接続金具21,22同士の絶縁が確保され
ている。そして、両接続金具21,22の下端部に上記
バスバー基板13における適当なタブ13aが下方から
差し込まれることにより、これらタブ13aが各接続金
具21,22を介して上記ドレイン端子31及びソース
端子32に個別に接続されるようになっている。すなわ
ち、バスバー回路中にFET18が組み込まれるように
なっている。
【0035】放熱板24は、アルミニウム等の導電性に
優れた材料で成形され、コネクタハウジング26と略同
等の寸法まで水平に延びる形状を有している。そして、
この放熱板24の表面がコネクタハウジング26の外側
面(電子回路基板14と反対側の側面;図2では右側
面)に露出した状態で、この放熱板24もコネクタハウ
ジング26に組み込まれている。この放熱板24の表面
には、水平に延びる多数の突条24aが形成されてお
り、これにより放熱板24の放熱面積が増やされてい
る。
【0036】この放熱板24の内側面には凹部24bが
形成され、この凹部24bにFET18のハウジング3
4の一側部(具体的にはドレイン端子31aの放熱部3
1aが露出している側の側部)が嵌入されることによ
り、FET18の放熱部31aと放熱板24とが接触し
た状態でこれらFET18と放熱板24とが一体に結合
されている。
【0037】次に、この電気接続箱10の作用を説明す
る。
【0038】バスバー基板13に組み込まれたバスバー
回路の中には、図略の電線等を介して比較的大きな電流
が入力されるものもある。この回路に流される比較的大
きな電流は、途中、図2〜図6に示されるタブ13a→
ソース接続金具22→FET18のソース端子32→半
導体チップ28→ドレイン端子31→ドレイン接続金具
21→タブ13aの順に流れ、バスバー回路から出力さ
れる。一方、上記FET18のゲート端子30には、電
子回路基板14に組み込まれた制御回路からゲート接続
金具20を介してゲート信号が入力され、このゲート信
号によって上記FET18におけるソース−ドレイン間
の通電量が制御される。
【0039】このように、FET18にはバスバー回路
を流れる電流と同等の電流が流れるため、FET18に
は発熱が起こる。ここで従来は、FET18が他の電子
デバイスとともに電子回路基板14上に実装されていた
ため、たとえこのFET18に放熱板等を連結したとし
ても十分な放熱作用は得られにくく、また、このFET
18の発する熱が他の電子デバイスに伝わってこれらの
電子デバイスの性能にも悪影響を及ぼすおそれがあった
が、図1〜図7に示す電気接続箱10では、FET18
がバスバー基板13及び電子回路基板14の双方から離
れた状態で両基板13,14同士の間の位置に配されて
おり、FET18の放熱部31aと接触する放熱板24
がコネクタハウジング26の外方に露出した状態にある
ため、このFET18の放熱作用が高く、また、その放
たれた熱が電子回路基板14上の各電子デバイスに悪影
響を与えるのを防ぐことができる。しかも、両基板1
3,14は元々互いに離間した状態で配置されるもので
あるので、これらの間にFET18を配設するのに電気
接続箱10を特に大型化する必要もない。
【0040】第2の実施の形態を図8に示す。前記第1
の実施の形態では、コネクタ16の外側面にFET18
の放熱部31aを向け、この放熱部31aに連結した放
熱板24を上記外側面に露出させているが、この第2の
実施の形態では、上記放熱部31aをコネクタ16の内
側面に向け、この放熱板31aに連結した放熱板24を
上記内側面に向けている。
【0041】このように、本発明において放熱板24等
の放熱部材の具体的な配置は問わず、コネクタハウジン
グ26から十分に露出していればよい。
【0042】第3の実施の形態を図9に示す。ここで
は、電子回路基板14の両端部がコネクタ16を介して
バスバー基板13に連結されている。すなわち、電子回
路基板14とバスバー基板13との間に2つのコネクタ
16が相対向する状態で配設されている。そして、各コ
ネクタ16において互いに対向する面(内側面)に、そ
れぞれのコネクタ16に組み込まれているFET18の
放熱部31aが直接露出しており、これら放熱部31a
に単一の放熱板38が連結されている。すなわち、この
放熱板38は、バスバー基板13と電子回路基板14と
の間にこれらと略平行な状態で配され、両コネクタ16
の放熱部31a同士の間に介在している。また、この放
熱板38の下面には多数枚のフィン38aが形成され、
これにより放熱面積の増加が図られている。
【0043】このような構成によれば、前記第1及び第
2の実施の形態で得られる効果に加え、次のような効果
を得ることができる。
【0044】 バスバー基板13と電子回路基板14
とに挟まれた空間を有効に利用することにより、電気接
続箱10全体を大型化することなく大面積の放熱板38
を配設できる。従って、コンパクトな構造でありながら
優れた放熱作用を得ることができる。
【0045】 共通の放熱板38によって複数のコネ
クタ16におけるFET18からの放熱を促進でき、部
品点数を削減できる。
【0046】 金属製の放熱板38により、電子回路
基板14の下面をほぼ全域にわたってカバーすることが
できるので、この放熱板38はシールド材として兼用が
可能であり、これにより電子回路基板14を電磁波から
有効に保護することができる。さらに、前記アッパーケ
ース12にも金属板を配して電子回路基板14を上方か
らも金属板で覆うようにすれば、遮蔽効果は万全とな
る。
【0047】次に、第4の実施の形態を図10〜図12
に基づいて説明する。
【0048】この実施の形態では、前記第1の実施の形
態で示したコネクタ16において、FET18の放熱部
31aと放熱板24との間にペルチェ素子(冷却素子)
40が介設されている。このペルチェ素子40は、一対
の端子を備え、これらの端子同士の間に電流が流される
のに伴い、この電流の大きさに対応する度合いで、上記
放熱部31aから放熱板24に向かう方向に強制的に熱
移動を起こさせるように構成されている。
【0049】一方、前記FET18には、図12に示す
ような温度センサ(温度検出手段)42が組み込まれて
いる。この温度センサ42は、熱電対等からなり、FE
T18の発熱温度に相当する電気信号を出力するように
構成されている。
【0050】図11に示すように、コネクタ16の上部
には、前記ゲート接続金具20と水平に並ぶ状態で、こ
のゲート接続金具20と同等の形状(すなわち電子回路
基板14を挟むクリップ部を有する形状)の一対の冷却
用接続金具(冷却用接続部材)50A,50B及び検出
用接続金具(検出用接続部材)52が組み込まれてい
る。各冷却用接続金具50A,50Bには、図略のコネ
クタ内配線を介して前記ペルチェ素子40の各端子が接
続され、検出用接続金具52には上記温度センサ42の
出力端子が接続されている。そして、上記各接続金具2
0,50A,50B,52のクリップ部に電子回路基板
14の周縁部適所が同時に差し込まれることにより、こ
の電子回路基板14に組み込まれた制御回路に上記ゲー
ト端子30、ペルチェ素子40の両端子、及び温度セン
サ42の出力端子が同時接続されるようになっている。
【0051】上記電子回路基板14に組み込まれた制御
回路は、上述のゲート信号発生部の他、図12に示すよ
うな温度データ解析部44、電流調節部46、及び警告
指令部48を備えている。
【0052】温度データ解析部44は、温度センサ42
から入力される温度データを解析するものであり、検出
温度が第1の判定値以上の場合にその温度に対応した制
御信号を電流調節部46に出力し、検出温度が上記第1
の判定値よりも高い第2の判定値以上の場合に警告指令
部48に警告制御信号を出力するように構成されてい
る。
【0053】電流調節部46は、上記温度データ解析部
44から制御信号が入力された場合に、この制御信号に
対応する電流をペルチェ素子40の両端子間に流すもの
である。すなわち、この電流調節部46は、上記検出温
度が一定以上の場合にその温度が高いほど大きな電流を
ペルチェ素子40の両端子間に流すように構成されてい
る。また、警告指令部48は、上記温度データ解析部4
4から制御信号が入力された場合に、電気接続箱外部に
設けられた図略の警告手段に指令信号を出力し、警告を
行わせるように構成されている。
【0054】このような構成によれば、FET18の発
熱が著しくなると、ペルチェ素子40の両端子間が通電
されてペルチェ素子40が作動し、FET18から放熱
板40への強制的な熱移動が引き起こされるので、これ
によりFET18から放熱板24を通じての外気への放
熱が促進され、FET18の過度の温度上昇が回避され
る。また、FET18の温度が比較的低い場合には、ペ
ルチェ素子40の作動が停止されるので、FET18の
過冷却による不都合(例えば結露の発生)も防ぐことが
できる。
【0055】なお、この実施の形態において、検出の対
象となる温度は、上記FET18自身の発熱温度に限ら
ず、その雰囲気温度やゲート接続金具20の温度を検出
するようにしてもよい。また、ペルチェ素子40の高温
側面(図10及び図11では左側面)の温度を検出し、
この温度が過度に上昇した場合にペルチェ素子40の通
電を止めるようにすれば、ペルチェ素子40自身の故障
を防ぐこともできる。
【0056】また、このペルチェ素子40を導入できる
コネクタ16は前記第1の実施の形態に示したものに限
られず、例えば第5の実施の形態として図13に示すよ
うに、前記第3の実施の形態で示した両コネクタ16と
放熱板38の両端との間にそれぞれペルチェ素子40を
介在させるようにしてもよい。
【0057】第6の実施の形態を図14(a)(b)に
示す。前記各実施形態では、制御デバイスとしてFET
を用い、これを組み込んだコネクタ16を電気接続箱内
での接続に用いたものを示したが、この実施の形態で
は、制御デバイスとしてIPS(Intelligent Power Sw
itch)を組み込んだコネクタ16を用いるとともに、こ
のコネクタ16を、電気接続箱内においてではなく、電
源及び負荷に直接接続してその導通制御を行うようにし
ている。
【0058】上記IPSは、パワー部60と、インテリ
ジェント部62とを有している。パワー部60内には、
FET等からなるスイッチング素子や内部電源、感温素
子等が組み込まれている。インテリジェント部62は、
論理回路等で構成され、上記感温素子等の検出信号に基
づいて異常の有無を判定する機能や、外部の制御回路か
ら入力される指令に基づいて上記スイッチング素子のオ
ンオフ制御を行う機能等を備えている。
【0059】インテリジェント部62には、アース端子
63と、上記指令が入力される入力端子64と、上記制
御回路に異常診断信号を出力するための診断出力端子6
5とが設けられ、これらの端子に接続金具68が装着さ
れている。一方、上記パワー部60には、電源端子67
と出力端子66とが設けられ、電源端子67に接続金具
77が、出力端子66に接続金具76が装着されてい
る。そして、これら全体を一体化すべくその外側にコネ
クタハウジング70がモールド成形されてコネクタ16
が構成されており、上記入力端子64及び診断出力端子
65がそれぞれ接続金具(第2の接続部材)68を介し
て上記制御回路に接続されるとともに、電源端子67が
接続金具(第1の接続部材)77を介して電源に接続さ
れ、かつ、出力端子66が接続金具(第1の接続部材)
76を介して負荷に接続されている。
【0060】このようなコネクタ16を用いても、制御
デバイスであるIPSの作動により電源−負荷間の通電
をオンオフし、かつ、このIPSの作動を制御回路によ
って制御することができる。そして、この制御回路から
IPSを離間させることによって、制御回路の回路要素
を保護でき、また、上記IPSの例えば電源端子67を
コネクタハウジング70の外面に露出させることによ
り、効率のよい放熱ができる。さらに、前記と同様、放
熱板や適当な冷却素子を導入することにより、放熱効果
を高めることができる。
【0061】また、上記IPSが複数のスイッチング素
子を内蔵する場合、すなわち、第7の実施の形態として
図15(a)(b)に示すように複数の入力端子64及
び出力端子66を有する場合も、前記第6の実施の実施
の形態と同様に全体が一体化されたコネクタ16を構成
することができる。
【0062】なお、本発明のコネクタは、前記図2に示
したようにバスバー基板13及び電子回路基板14に直
接接続する場合に限らず、第1の接続部材を電線を介し
て電流回路に接続するようにしてもよいし、第2の接続
部材を電線を介して制御回路に接続するようにしてもよ
い。例えば図14(a)(b)に示したコネクタ16の
場合、接続金具68や、接続金具76,77に上記電線
の端末に設けた電線端子やコネクタを接続するようにし
てもよい。
【0063】このように、本発明のコネクタを電流回路
及び制御回路にそれぞれ電線を介して接続した構造に
は、コネクタの配設位置を自由に設定できるので、特に
コネクタ内部に挿入された電子デバイスの放熱が著しい
場合、コネクタ部分のみを環境温度が低い場所に設置す
ることにより、上記電子デバイスの熱暴走を防ぐことが
できる利点が得られる。
【0064】これに対し、電流回路側においてはその負
荷あるいは電源端子に本発明のコネクタの第1の接続部
材を直接接続し、制御回路側には本発明のコネクタの第
2の接続部材を電線を介して接続する配線形態をとれ
ば、比較的熱に弱い上記制御回路から電流回路を大きく
離間させながら、電流回路と本発明のコネクタとの間の
経路すなわち大電流が流れる経路を最短化でき、この経
路に大電流用の太径電線を配する必要をなくしてコスト
を著しく削減することが可能である。また、上記大電流
経路から出るノイズを最小限の遮断材料を用いて防ぐこ
とができる。
【0065】また逆に、電流回路に対しては本発明のコ
ネクタの第1の接続部材を電線を介して接続し、制御回
路が組み込まれた回路基板の基板用コネクタ等に第2の
接続部材を直接接続できるようにした場合には、制御回
路と電流回路とを大きく離間させながら、上記基板用コ
ネクタ等に本発明のコネクタを簡単に結合できる利点が
得られる。また、大電流が上記回路基板上を流れないの
で、当該基板の温度上昇や輻射ノイズの発生を防ぐこと
ができ、この基板に組み込まれた制御回路の誤動作を防
止できる利点が得られる。
【0066】本発明においてコネクタ16を製造する方
法は種々考えられるが、その一例を図16(a)〜
(c)に示す。
【0067】まず、図16(a)に示すように、IPS
のパワー部60に電源端子67及び出力端子66を装着
したものを製造する一方、同図(b)に示すように、ア
ース端子用接続金具73、診断出力端子用接続金具7
4、及び入力端子用接続金具75が固定されたコネクタ
ハウジング72をモールド成形しておき、このコネクタ
ハウジング72に形成した凹部72aに前記図16
(a)で示したものを固定する。次に、同図(c)に示
すように、パワー部60の各端子を上記各接続金具7
3,74,75にワイヤ78を介して接続する(すなわ
ちワイヤボンディング等で接続する)とともに、電源端
子67及び出力端子66にそれぞれ接続金具77,76
を装着する。そして、少なくとも上記ワイヤ78による
接続部分を樹脂モールド等で覆い、必要に応じてコネク
タハウジング72に上から蓋を被せることにより、コネ
クタを完成することができる。
【0068】本発明は、上記の実施の形態のほか、例と
して次のような形態をとることも可能である。
【0069】(1) 前記第1の実施の形態等において、コ
ネクタハウジング26を省略し、FET18を外部に完
全露出させた状態で両基板13,14同士の間に介設す
ることも可能である。この場合も、FET18の放熱部
に放熱板24等の放熱部材を連結したり、この放熱部材
とFET18との間にペルチェ素子40を介在させたり
することにより、放熱効果を促進させることができる。
ただし、前記各実施形態のように、上記FET18を各
接続金具20〜22とともに単一のコネクタ16として
一体化すれば、電気接続箱10全体の組立作業を容易化
できる利点が得られる。
【0070】(2) 本発明における制御デバイスは上記F
ET18やIPSに限らず、その他、IGBT(Insula
ted Gate Bipolar Transistor)、BPT(Bipolar Tra
nsistor)、各種レギュレータ、パワーモジュール等が
適用可能である。ただし、前記各実施形態に示したよう
に、制御端子(図例ではゲート端子30)と通電端子
(図例ではドレイン端子31及びソース端子32)とが
互いに反対の側に突出する制御デバイスを用いれば、上
記通電端子が上記バスバー基板13側(図例では下側)
を向き、かつ、制御端子が電子回路基板14側(上側)
を向く状態でこの制御デバイスを両基板13,14間に
介設することにより、接続構造を簡素化できる利点が得
られる。
【0071】(3) 本発明における第1の回路基板は上記
のようなバスバー基板13に限らず、絶縁材料からなる
基板に導体が組み込まれた各種回路基板を適用すること
が可能である。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明は、電流回路を流れ
る電流を制御するための制御デバイスと、この制御デバ
イスを上記電流回路に接続するための第1の接続部材
と、上記制御デバイスをこのデバイスの作動を制御する
制御回路に接続するための第2の接続部材とをコネクタ
ハウジング内に一体に組み込んだコネクタであるので、
このコネクタを上記電流回路と制御回路とに接続するこ
とにより、電流回路における電流の制御を行いながら、
制御デバイスの放熱から上記制御回路を構成する他の電
子デバイス等を保護できる効果がある。
【0073】そして、このコネクタの制御デバイスに放
熱部を設け、この放熱部を上記コネクタハウジングの外
部に露出させることにより、制御デバイスの発する熱を
効率よく放散でき、その過昇温を防止できる効果が得ら
れる。
【0074】また、上記制御デバイスの放熱部よりも大
きな表面積を有する放熱部材を当該放熱部に連結し、か
つ、この放熱部材を上記コネクタハウジングの外部に露
出させることにより、放熱効果をさらに顕著にできる。
【0075】さらに、上記放熱部材と放熱部との間に上
記放熱部から放熱部材に向けて強制的に熱移動させるこ
とにより放熱部を冷却する冷却素子を介在させたものに
よれば、放熱部からの放熱を積極的に促進させることが
できる効果が得られる。
【0076】さらに、上記コネクタハウジングに、上記
冷却素子を上記第2の回路基板の制御回路に接続する冷
却用接続部材を一体に組み込んだものによれば、この冷
却用接続部材を介して冷却素子と制御回路とを接続する
ことにより、この制御回路を利用して冷却素子の作動を
制御できる効果が得られる。
【0077】また、上記第1の接続部材と第2の接続部
材とが互いに反対の方向を向いているものによれば、制
御デバイスを電流回路と制御回路の双方に接続する作業
を容易にでき、配線構造も簡素化できる効果が得られ
る。
【0078】さらに、上記通電端子同士の間に絶縁材料
からなるセパレータを介在させることにより、通電端子
同士が短絡されるのをより確実に回避できる効果が得ら
れる。
【0079】また本発明は、電流回路が組み込まれた第
1の回路基板と、上記電流回路を流れる電流を制御する
ための制御デバイスと、この制御デバイスの作動を制御
する制御回路が組み込まれた第2の回路基板とを備える
とともに、上記第1の回路基板と第2の回路基板との間
の位置に上記制御デバイスを配設した電気接続箱である
ので、この制御デバイスが第2の回路基板上に実装され
ている従来構造に比べ、制御デバイスの放熱を促進して
その良好な作動を確保できるとともに、この制御デバイ
スから放たれた熱が第2の回路基板の電子デバイス等に
悪影響を与えるのを防止できる効果がある。また、制御
デバイスを両基板間の位置に配するのに電気接続箱全体
を特別に大型化する必要もなく、コンパクトな構造で上
記効果が得られ、制御デバイスと両基板との接続も容易
化できる。
【0080】特に、上記第1の回路基板と第2の回路基
板とを略平行な状態で互いに離間させて配置する場合、
上記制御デバイスとして、上記第1の回路基板の電流回
路に接続される複数の通電端子と上記第2の回路基板の
制御回路に接続される制御端子とが互いに反対の方向に
突出するものを用いれば、その通電端子を上記第1の回
路基板側に向け、上記制御端子を上記第2の回路基板側
に向けた状態で両基板間に制御デバイスを配することに
より、この制御デバイスの各端子と各基板に組み込まれ
た回路との接続を簡単にできる効果が得られる。
【0081】また、上記制御デバイスの放熱部に、この
放熱部よりも表面積の大きい放熱部材を連結すれば、こ
の制御デバイスからの放熱をさらに促進できる効果が得
られる。
【0082】上記第1の回路基板と第2の回路基板との
間に複数の制御デバイスを並設するとともに、これら制
御デバイスの放熱部に上記第2の回路基板と略平行に延
びる共通の放熱部材を連結したものによれば、両基板に
挟まれた空間を有効に利用して、電気接続箱全体を大型
化させずに大面積の放熱部材を導入でき、その分放熱作
用をさらに促進できるとともに、部品点数も削減できる
効果が得られる。さらに、上記放熱部材が上記第2の回
路基板を片側から覆う状態となるため、この放熱部材を
第2の回路基板のシールド材として兼用することによ
り、第2の回路基板における制御回路を電磁波から有効
に保護できる効果も得られる。
【0083】上記放熱部材と上記制御デバイスの放熱部
との間に冷却素子を介在させ、上記放熱部から放熱部材
に向けて強制的に熱移動させるようにすれば、放熱部か
らの放熱をさらに促進させて、制御デバイスの過昇温を
さらに確実に防止できる効果が得られる。
【0084】さらに、上記制御デバイスの温度もしくは
これに対応する温度を検出する温度検出手段を備えると
ともに、この温度検出手段により検出された温度に基づ
いて上記冷却素子の作動を制御する冷却制御部を上記第
2の回路基板に組み込むようにすれば、この制御回路を
有効に利用して実状に見合った適正な温度制御ができる
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電気接続箱
の全体構造を示す分解斜視図である。
【図2】上記電気接続箱に設けられるコネクタの一部断
面側面図である。
【図3】上記コネクタの正面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】上記コネクタのコネクタハウジング内に組み込
まれる各部品の分解斜視図である。
【図6】上記コネクタのコネクタハウジング内に組み込
まれている各部品の組立斜視図である。
【図7】(a)は上記コネクタに組み込まれるFETの
背面図、(b)は同FETの側面図、(c)は同FET
の正面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における電気接続箱
のコネクタの一部断面側面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態における電気接続箱
の要部を示す側面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態における電気接続
箱のコネクタの一部断面側面図である。
【図11】図10のコネクタの平面図である。
【図12】前記第4の実施の形態において電子回路基板
に組み込まれる制御回路の機能構成を示すブロック図で
ある。
【図13】本発明の第5の実施の形態における電気接続
箱の要部を示す側面図である。
【図14】(a)は本発明の第6の実施の形態における
コネクタの平面図、(b)は同コネクタの底面図であ
る。
【図15】(a)は本発明の第7の実施の形態における
コネクタの平面図、(b)は同コネクタの底面図であ
る。
【図16】(a)〜(c)は本発明のコネクタの製造工
程の一例を示す一部断面斜視図である。
【図17】従来の電気接続箱の内部構造の一例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
10 電気接続箱 13 バスバー基板(第1の回路基板) 14 電子回路基板(第2の回路基板) 16 コネクタ 18 FET(制御デバイス) 20 ゲート接続金具(第2の接続部材) 21 ドレイン接続金具(第1の接続部材) 22 ソース接続金具(第1の接続部材) 24,38 放熱板(放熱部材) 26,70,72 コネクタハウジング 28 半導体チップ(FET本体) 30 ゲート端子(制御端子) 31 ドレイン端子(通電端子) 32 ソース端子(通電端子) 36 セパレータ 40 ペルチェ素子(冷却素子) 42 温度センサ(温度検出手段) 44 温度データ解析部(冷却制御部を構成) 46 電流調節部(冷却制御部を構成) 50A,50B 冷却用接続金具(冷却用接続部材) 60 本体チップ(制御デバイスを構成) 68 接続金具(第2の接続部材) 76,77 接続金具(第1の接続部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02G 3/16 H02G 3/16 A H05K 1/14 H05K 1/14 H (72)発明者 田畑 幸伸 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 星野 孝志 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 高田 憲作 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流回路を流れる電流を制御するための
    制御デバイスと、この制御デバイスを上記電流回路に接
    続するための第1の接続部材と、上記制御デバイスをこ
    のデバイスの作動を制御する制御回路に接続するための
    第2の接続部材とをコネクタハウジング内に一体に組み
    込んだことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタにおいて、上記
    制御デバイスに放熱部を設け、この放熱部を上記コネク
    タハウジングの外部に露出させたことを特徴とするコネ
    クタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のコネクタにおいて、上記
    制御デバイスに放熱部を設け、この放熱部よりも大きな
    表面積を有する放熱部材を当該放熱部に連結し、かつ、
    この放熱部材を上記コネクタハウジングの外部に露出さ
    せたことを特徴とするコネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のコネクタにおいて、上記
    制御デバイスの放熱部と上記放熱部材との間に上記放熱
    部から放熱部材に向けて強制的に熱移動させることによ
    り上記放熱部を冷却する冷却素子を介在させたことを特
    徴とするコネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のコネクタにおいて、上記
    コネクタハウジングに、上記冷却素子を上記第2の回路
    基板の制御回路に接続する冷却用接続部材を一体に組み
    込んだことを特徴とするコネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のコネク
    タにおいて、上記第1の接続部材と第2の接続部材とが
    互いに反対の方向を向いていることを特徴とするコネク
    タ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のコネクタにおいて、複数
    の第1の接続部材同士の間に絶縁材料からなるセパレー
    タを介在させたことを特徴とするコネクタ。
  8. 【請求項8】 電流回路が組み込まれた第1の回路基板
    と、上記電流回路を流れる電流を制御するための制御デ
    バイスと、この制御デバイスの作動を制御する制御回路
    が組み込まれた第2の回路基板とを備えるとともに、上
    記第1の回路基板と第2の回路基板との間の位置に上記
    制御デバイスを配設したことを特徴とする電気接続箱。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の電気接続箱において、上
    記第1の回路基板と第2の回路基板とを略平行な状態で
    互いに離間させて配置するとともに、上記第1の回路基
    板の電流回路に接続される複数の通電端子と上記第2の
    回路基板の制御回路に接続される制御端子とが互いに反
    対の方向に突出する制御デバイスを、上記通電端子が上
    記第1の回路基板側に向き、上記制御端子が上記第2の
    回路基板側に向く状態で両基板間に配設したことを特徴
    とする電気接続箱。
  10. 【請求項10】 請求項8または9記載の電気接続箱に
    おいて、上記制御デバイスの放熱部にこの放熱部よりも
    表面積の大きい放熱部材を連結したことを特徴とする電
    気接続箱。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の電気接続箱におい
    て、上記第1の回路基板と第2の回路基板との間に複数
    の制御デバイスを並設するとともに、これらの制御デバ
    イスの放熱部に上記第2の回路基板と略平行に延びる共
    通の放熱部材を連結したことを特徴とする電気接続箱。
  12. 【請求項12】 請求項10または11記載の電気接続
    箱において、上記制御デバイスの放熱部と上記放熱部材
    との間に上記放熱部から放熱部材に向けて強制的に熱移
    動させることにより放熱部を冷却する冷却素子を介在さ
    せたことを特徴とする電気接続箱。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の電気接続箱におい
    て、上記制御デバイスの温度もしくはこれに対応する温
    度を検出する温度検出手段を備えるとともに、この温度
    検出手段により検出された温度に基づいて上記冷却素子
    の作動を制御する冷却制御部を上記第2の回路基板に組
    み込んだことを特徴とする電気接続箱。
  14. 【請求項14】 電流回路が組み込まれた第1の回路基
    板と、上記電流回路を流れる電流を制御するための制御
    デバイスが組み込まれた請求項1〜7のいずれかに記載
    のコネクタと、上記制御デバイスの作動を制御する制御
    回路が組み込まれた第2の回路基板とを備え、上記コネ
    クタの第1の接続部材に上記電流回路を接続し、上記コ
    ネクタの第2の接続部材に上記制御回路を接続したこと
    を特徴とする電気接続箱。
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