JP5862306B2 - 画像形成システムおよび汚れ監視装置 - Google Patents

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Description

本件は、画像形成装置でトナー像を形成すると共に装置内の汚れを監視する画像形成システム、および汚れ監視装置に関する。
画像形成装置の中には、帯電を受け露光を受けて静電潜像が形成されて現像を受ける感光体が、その感光体を帯電する帯電器や感光体の清掃器等と共に交換可能にユニット化された感光体カートリッジが搭載されているものがある。このような感光体カートリッジの多くは、感光体の回転数等が監視され、例えばその回転数がある上限に達すると感光体カートリッジの寿命が尽きたと判断されて新品と交換される。
ここで、感光体と共に感光体カートリッジに含まれることがある帯電器は、使用を重ねるにつれ、現像剤に含まれるトナーや外添剤等が付着して汚れる。帯電器には、このような汚れを清掃するための部材を備えているものもあるが、汚れがひどくトナーや外添剤等が固着してしまうと清掃しきれなくなることも多い。そして、帯電器におけるトナーや外添剤等の固着は、感光体の帯電不良に繋がり、帯電不良はトナー像の画質低下を招くこととなる。
近年では、感光体の性能向上にともなって、感光体カートリッジの寿命判断に使われる上限が引き上げられる傾向にある。その一方で、帯電器の汚れ自体を回避することは依然として難しいのが現状である。その結果、感光体カートリッジの寿命が尽きたと判断される前に、帯電器におけるトナーや外添剤等の固着に起因する帯電不良が発生してしまう恐れが生じている。そのため、画像形成装置に搭載されている感光体カートリッジについて、帯電器の汚れを監視することができるシステムの構築が求められている。
ここで、画像形成装置において紙詰まり等の故障が発生した際の故障個所の判断を、例えば感光体等といった構成部品の寿命判断に基づいて行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術では、構成部品の寿命判断を行うに当たり、その構成部品が再生品であった場合は、寿命判断を厳しめの基準を使って行うこととなっている。
特開2007−65934号公報
本発明は、画像形成装置に搭載されている感光体カートリッジについて、帯電器の汚れを監視することができる画像形成システムおよび汚れ監視装置を提供することを目的とするものである。
請求項1の画像形成システムは、
帯電を受け露光を受けて静電潜像が形成され、さらにトナーによる現像を受けてトナー像を保持し、そのトナー像が転写先に転写される感光体、上記感光体に接触した状態にあり感光体を帯電する接触帯電部材を有する帯電器、および、上記感光体を上記トナー像の転写後に清掃する清掃器を有する感光体カートリッジと、
上記感光体カートリッジが交換可能に搭載される筐体と、
上記感光体カートリッジ由来のトナー像を記録媒体上に転写する転写器と、
上記転写器によって上記記録媒体に転写されたトナー像をその記録媒体上に定着する定着器と、
を有する画像形成装置、および、
上記画像形成装置の使用状況を表す第1の状況情報と、画像形成装置に搭載されている上記感光体カートリッジの使用状況を表す第2の状況情報とを画像形成装置から収集する情報収集部と、
上記情報収集部が収集した第1の状況情報が表す上記画像形成装置の使用状況と、情報収集部が収集した第2の状況情報が表す上記感光体カートリッジの使用状況とに基づいて、上記帯電器の汚れの程度を推定する汚れ推定部と、
上記汚れ推定部による推定結果を出力する推定結果出力部と、
を有する汚れ監視装置、
を備えたことを特徴とする。
請求項2の画像形成システムは、請求項1記載の画像形成システムにおいて、
上記感光体カートリッジが、その感光体カートリッジのロット番号を記憶したロット番号記憶部を有するものであり、
上記情報収集部が、上記画像形成装置に搭載されている上記感光体カートリッジの上記ロット番号記憶部に記憶されている上記ロット番号も収集するものであって、
上記汚れ推定部が、
上記帯電器の汚れの程度を表す指標値を算出するための算出式をロット番号に対応付けて記憶する記憶部と、
上記算出式記憶部に記憶されている、上記情報収集部によって収集されたロット番号に対応する算出式を使って上記指標値を算出する指標値算出部とを有し、
上記推定結果出力部は、上記指標値算出部で算出された指標値由来の推定結果を出力するものであることを特徴とする。
請求項3の画像形成システムは、請求項2記載の画像形成システムにおいて、
上記情報収集部によって収集されたロット番号に対応する算出式が上記記憶部に記憶から欠如していて指標値の算出が不能であったときは、上記推定結果出力部は、上記推定結果の出力に代えて、算出不能である旨を表すメッセージを出力することを特徴とする。
請求項4の画像形成システムは、請求項2又は3記載の画像形成システムにおいて、
上記記憶部が、上記算出式として、1つ以上の変数と、各変数に乗ずる係数と、切片とを有する線形式であって、かつ、上記1つ以上の変数のうちの少なくとも1つの変数の種類と、上記係数の値と、上記切片の値のうち、少なくともいずれかが異なっている、異なる1つ以上のロット番号にそれぞれが対応付けられた複数の算出式を記憶していることを特徴とする。
請求項5の画像形成システムは、請求項2から4のうちいずれか1項記載の画像形成システムにおいて、
上記記憶部が、上記算出式の記憶に加え、さらに、上記算出式で算出された指標値と比較される閾値を各算出式ごとに記憶するものであって、
上記汚れ推定部が、さらに、上記指標値算出部によって算出された指標値が、その指標値の算出に使われた算出式に対応する閾値を超えているか否かを判定し、その判定の結果を、上記汚れの程度の推定結果として上記推定結果出力部に渡す指標値判定部を備えることを特徴とする。
請求項6の画像形成システムは、請求項1から5のうちいずれか1項記載の画像形成システムにおいて、
上記汚れ監視装置が、ネットワークを介して上記画像形成装置に接続されたものであることを特徴とする。
請求項7の汚れ監視装置は、
帯電を受け露光を受けて静電潜像が形成され、さらにトナーによる現像を受けてトナー像を保持し、そのトナー像が転写先に転写される感光体、上記感光体に接触した状態にありその感光体を帯電する接触帯電部材を有する帯電器、および、上記感光体を上記トナー像の転写後に清掃する清掃器を有する感光体カートリッジが交換可能に筐体に搭載され、感光体カートリッジ由来のトナー像を記録媒体上に転写してそのトナー像を記録媒体上に定着する画像形成装置の使用状況を表す第1の状況情報と、画像形成装置に搭載されている上記感光体カートリッジの使用状況を表す第2の状況情報とを、画像形成装置から収集する情報収集部と、
上記情報収集部が収集した第1の状況情報が表す上記画像形成装置の使用状況と、情報収集部が収集した第2の状況情報が表す上記感光体カートリッジの使用状況とに基づいて、上記帯電器の汚れの程度を推定する汚れ推定部と、
上記汚れ推定部による推定結果を出力する推定結果出力部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1の画像形成システムおよび請求項7の汚れ監視装置によれば、画像形成装置に搭載されている感光体カートリッジについて、帯電器の汚れを監視することができる。
請求項2の画像形成システムによれば、例えば、感光体カートリッジのロット番号ごとに、そのロット番号の感光体カートリッジの構成部品の材質等が反映された算出式を用いて上記の指標値を算出するといった運用が可能となる。
請求項3の画像形成システムによれば、例えば、上記メッセージが出力されると、算出式の作成を急ぐとか、あるいは、感光体カートリッジを、算出式が既に記憶されて指標値の算出が可能な別の感光体カートリッジと交換するといった運用が可能となる。
請求項4の画像形成システムによれば、例えば、あるロット番号の感光体カートリッジの構成部品の材質等を、そのロット番号に対応する算出式の変数の種類、係数、切片の値に反映させるといった運用が可能となる。
請求項5の画像形成システムによれば、例えば、あるロット番号の感光体カートリッジの構成部品の材質等を、そのロット番号に対応する算出式に対応付けられる閾値に反映させるといった運用が可能となる。
請求項6の画像形成システムによれば、例えば、複数台の画像形成装置について、感光体カートリッジの帯電器の汚れをネットワーク越しに汚れ監視装置で集中的に監視するといった運用が可能となる。
第1実施形態の画像形成システムを示す図である。 図1に示す画像形成装置の内部構成を示す図である。 画像形成部の構成を示す図である。 図1に示す監視装置のハードウェア構成図である。 図1に示す画像形成システムを監視装置の機能ブロックに注目して示す図である。 カートリッジ汚れ監視部で実行される処理の流れを表すフローチャートである。 第2実施形態の画像形成システムを監視装置の機能ブロックに注目して示す図である。 第2実施形態のカートリッジ汚れ監視部で実行される処理の流れを表すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を説明する。
まず、第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態の画像形成システムを示す図である。
この画像形成システム10は、画像形成装置100と、予め定められたネットワーク200を介して画像形成装置100に接続された監視装置300とを有している。
監視装置300は、画像形成装置100に搭載されている後述の感光体カートリッジについての寿命判断や、感光体カートリッジに含まれている帯電器の汚れの監視を行う。
この監視装置300は、ネットワーク200に接続されたコンピュータが、内部のプログラムに従って動作することにより構築されるものである。監視装置300は、本体装置301、および、その本体装置301からの指示に応じて表示画面302a上に画像を表示する画像表示装置302を有している。
本体装置301は、外観上、CD−ROMを装填するためのCD−ROM装填口301aを有する。また、本体装置301には、この本体装置301に、キー操作に応じた各種の情報を入力するキーボード303、および、表示画面302a上の任意の位置を指定することにより指示を入力するマウス304が接続されている。
図2は、図1に示す画像形成装置の内部構成を示す図である。
この図2に示す画像形成装置100が、本発明にいう画像形成装置の一例に相当する。
図2に示す画像形成装置100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および、ブラック(K)の各色毎に画像形成部110Y,110M,110C,110Kを筐体101内に並列的に配置してなるタンデム型のカラープリンタである。そして、画像形成装置100は、単色の画像をプリントするほか、4色のトナー像からなるフルカラーの画像をプリントする。画像形成装置100には、CMYK各色のトナーを収容するトナーカートリッジ115Y,115M,115C,115Kが備えられている。
4つの画像形成部110Y,110M,110C,110Kは、ほぼ同様の構成を有している。
図3は、画像形成部の構成を示す図である。
この図3には、YMCKの4色についての概念が捨象された画像形成部110が示されている。
画像形成部110は、図1に示す筐体101に着脱自在に搭載される感光体カートリッジ110a、露光器110b、現像装置110c、および一次転写器110dを有している。
感光体カートリッジ110aは、感光体111と、感光体111の表面を帯電させる帯電器112と、感光体111表面を清掃する感光体クリーナ113と、メモリ114とを備えている。感光体111が本発明にいう感光体の一例に相当し、帯電器112が本発明にいう帯電器の一例に相当し、感光体クリーナ113が本発明にいう清掃機の一例に相当し、感光体カートリッジ110aが本発明にいう感光体カートリッジの一例に相当する。また、図1に示す筐体101が、本発明にいう筐体の一例に相当する。
感光体カートリッジ110aの感光体111は円筒状の基体上に感光体の層を有しており、表面に形成される像を保持して円筒の軸周りである矢印a方向に回転する。
感光体カートリッジ110aの帯電器112、露光器110b、現像装置110c、一次転写器110d、および感光体カートリッジ110aの感光体クリーナ113は、感光体カートリッジ110aの感光体111の周囲に順次配置されている。
感光体カートリッジ110aの帯電器112は、感光体111の表面を帯電させる。帯電器112は、感光体111の表面に接触する帯電ロールである。帯電ロールには、現像装置110cにおけるトナーと同極性の電圧が印加されており、接触する感光体111の表面を帯電させる。
露光器110bは、画像形成装置100外部から供給される画像信号に基づくレーザ光を感光体111に照射することで、その感光体111の表面を露光する。
現像装置110cは、トナーと磁性キャリアとからなる二成分現像剤を用いて感光体111の表面を現像する。現像装置110cには上記のトナーカートリッジからトナーが供給される。トナーは現像装置110c内の磁性キャリアと混合される。磁性キャリアは、例えば鉄粉の表面に樹脂コーテイングを施したものである。また、トナー粒子は、例えば結着樹脂、着色剤、および離型剤を有する。現像装置110cは、磁性キャリアの粒子とトナーの粒子とが混合された現像剤を撹拌することでトナーおよび磁性キャリアを帯電し、帯電したトナーで感光体111表面を現像する。
一次転写器110dは、中間転写ベルト130を挟んで感光体111に対向したロールである。一次転写器110dは、表面に導電性の弾性層を有しており、トナーの帯電極性とは逆極性の電圧が印加されることで、感光体111上のトナー像を中間転写ベルト130に静電吸引させる。
感光体カートリッジ110aの感光体クリーナ113は、感光体111表面に接触する清掃ブレードを有しており、転写後に感光体111の表面を清掃する。
また、感光体カートリッジ110aのメモリ114には、この感光体カートリッジ110aが画像形成装置100に装着されてから後の、感光体111の総回転数が記憶される。メモリ114内の総回転数は、感光体111が一回転する度に不図示の計数部によって1が加えられて更新される。
画像形成装置100には、図2に示すように、中間転写ベルト130、定着装置160、用紙搬送部180、および、画像形成装置100の各部を制御する制御部102も備えられている。
中間転写ベルト130は、帯電防止剤を含んだ樹脂材料からなる無端のベルトである。中間転写ベルト130は、ベルト支持ロール131〜134に架け渡されており、画像形成部110Y,110M,110C,110K、および、二次転写器150を経由する矢印bに示す方向に循環移動する。中間転写ベルト130には、画像形成部110Y,110M,110C,110Kから各色のトナー像が転写される。中間転写ベルト130は、これら各色のトナー像を保持して移動する。
二次転写器150は、ベルト支持ロール131〜134の一つであるバックアップロール133との間に中間転写ベルト130および用紙を挟んで回転するロールを有している。二次転写器150のこのロールは、表面に導電性の弾性層を有し、トナーの帯電極性とは逆極性の電圧が印加されることで、中間転写ベルト130上のトナー像を用紙に静電吸引させる。二次転写器150が、本発明にいう転写器の一例に相当する。
ベルトクリーナ170は、中間転写ベルト130にブレードを接触させて中間転写ベルト130上のトナーを掻き取る。
定着装置160は、定着前のトナー像が形成された用紙を加熱および加圧することによりトナー像を用紙上に定着させる。定着装置160が、本発明にいう定着器の一例に相当する。
用紙搬送部180は、用紙収容器190に収容された用紙を取り出す取出ロール181、取り出された用紙を捌く捌きロール182、用紙を搬送する搬送ロール183、用紙を二次転写器150に搬送するレジストレーションロール184を備えている。さらに、用紙搬送部180は、用紙を外部に排出する排出ロール185を備えている。用紙搬送部180は、二次転写器150および定着装置160を経由する用紙搬送路Rに沿って搬送する。
図2に示す画像形成装置100の基本動作を説明すると、各色の画像形成部110Y,110M,110C,110Kで、それぞれの色に対応するトナー像が形成される。そして、矢印b方向に巡回移動している中間転写ベルト130に、それぞれの色のトナー像が互いに重ねられて転写されていく。転写後、各色の画像形成部110Y,110M,110C,110Kでは、感光体カートリッジ110aの感光体111に残留したトナーが、感光体クリーナ113によって回収・除去される。
用紙収容器190からは、用紙が取出ロール181によって取り出される。用紙は、搬送ロール183、およびレジストレーションロール184によって、用紙搬送路Rを二次転写器150に向かう矢印c方向に搬送される。レジストレーションロール184は、用紙を、中間転写ベルト130上にトナー像が転写されるタイミングに基づいて二次転写器150に送り込む。二次転写器150は、中間転写ベルト130と用紙との間に転写用の電位を付与することによって、中間転写ベルト130のトナー像を用紙に転写する。トナー像が転写された用紙は二次転写器150から定着装置160に搬送され、用紙上に転写されたトナー像が定着される。このようにして、用紙上に画像が形成される。画像が形成された用紙は排出ロール185によって画像形成装置100の外部に排出される。二次転写器150による転写後、中間転写ベルト130に残留したトナーは、ベルトクリーナ170によって除去される。
ここで、この画像形成装置100では、感光体111の回転速度や、中間転写ベルト130の移動速度によって決まる画像形成の速度(プロセス速度)が互いに異なる複数のモードを有している。画像形成装置100の制御部102は、主に、今回の画像形成に用いる用紙が、定着に時間がかかる厚紙である等といった用紙種類に基づいて今回の画像形成のモードを決定する。そして、制御部102は、その決定したモードに応じた速度で感光体111を回転させ、中間転写ベルト130を移動させる。
この画像形成装置100では、制御部102の制御の下、この画像形成装置100が工場から出荷されてから後の総プリント数が記憶部103に記憶される。
制御部102は、この画像形成装置100が工場から出荷されてから後、画像形成が行われる度に、記憶部103内の総プリント数にその画像形成におけるプリント数を加算して総プリント数を更新する。
また、記憶部103には、この画像形成装置100が工場から出荷されてから後の総カラープリント数も記憶される。この記憶部103内の総カラープリント数は、カラーの画像形成が行われる度に制御部102によって更新される。
また、記憶部103には、YMCK各色の感光体カートリッジ110aについて、感光体カートリッジ110aが画像形成装置100に搭載されてから後の電源の遮断回数、総プリント数、総カラープリント数が記憶される。
さらに、記憶部103には、YMCK各色の感光体カートリッジ110aについて、感光体カートリッジ110aが画像形成装置100に搭載されてから後の、各モード毎の白黒プリント数、各モード毎のカラープリント数も記憶される。これら各感光体カートリッジ110aについての情報も、制御部102によって更新される。
また、各感光体カートリッジ110aについての情報は、感光体カートリッジ110aが交換される度に、値が「0」に初期化される。
この画像形成装置100には、不図示の時計が内蔵されており、毎日午前零時になると、制御部102が、次の情報を図1のネットワーク200を介して監視装置300に送信する。制御部102は、画像形成装置100の記憶部103、および、各感光体カートリッジ110aのメモリ114(図3参照)の記憶内容を図1のネットワーク200を介して監視装置300に送信する。
監視装置300では、画像形成装置100から上記の情報が送信されてくると、その情報を用いて、感光体カートリッジ110aの寿命判断および帯電器112の汚れの推定が行われる。
図4は、図1に示す監視装置のハードウェア構成図である。
監視装置300の本体装置301の内部には、CPU311、主メモリ312、ハードディスク装置313、CD−ROMドライブ314、およびI/Oインタフェース315が備えられている。CPU311は、感光体カートリッジ110aの寿命判断および帯電器112の汚れの推定等といった各種処理をプログラムに従って実行する。主メモリ212は、ハードディスク装置213に格納されたプログラムが読み出されCPU211での実行のために展開されるメモリである。CD−ROMドライブ314は、CD−ROM314aが装填され、その装填されたCD−ROM314aをアクセスする。I/Oインタフェース315は、不図示の外部装置と接続され、その外部装置との各種信号の遣り取りを行う。これらの要素は、図1にも示す画像表示装置302、キーボード303、マウス304と共に、バス316を介して相互に接続されている。
この監視装置300には、プログラムに従って動作するCPU311等によって、以下に説明する機能ブロックが構築される。
図5は、図1に示す画像形成システムを監視装置の機能ブロックに注目して示す図である。
この図5には、画像形成システム10の監視装置300の機能ブロックが、図1にも示すYMCK4色の感光体カートリッジ110aを有する画像形成装置100、および、監視装置300と画像形成装置100とを結ぶネットワーク200と共に示されている。
監視装置300は、カートリッジ汚れ監視部350およびカートリッジ寿命監視部360を備えている。
カートリッジ汚れ監視部350は、毎日午前零時にネットワーク200を介して画像形成装置100から送信されてくる各種情報に基づいて、YMCK各色の感光体カートリッジ110aの帯電器112の汚れを推定する。ハードウェアとしては、図4に示すCPU301、ハードディスク装置313、I/Oインタフェース315、および画像表示装置302が、このカートリッジ汚れ監視部350の役割を担っている。このカートリッジ汚れ監視部350が、本発明の画像形成システムにおける汚れ監視装置の一例に相当する。また、このカートリッジ汚れ監視部350は、本発明の汚れ監視装置の一実施形態にも相当している。
カートリッジ汚れ監視部350は、情報収集部351、汚れ推定部352、および推定結果出力部353を有している。また、汚れ推定部352は、記憶部352a、指標値算出部352b、指標値判定部352cを有している。
カートリッジ寿命監視部360は、毎日午前零時にネットワーク200を介して画像形成装置100から送信されてくる情報のうち、各色の感光体カートリッジ110aの感光体111の総回転数に基づいて寿命が尽きたか否かを判断する。この判断は、感光体111の総回転数が、予め定められた上限に達したか否かを判断することにより行われる。尚、カートリッジ寿命監視部360で行われる寿命の判断処理については、感光体カートリッジの寿命の判断処理として公知の処理であるので、詳細については説明を割愛する。ハードウェアとしては、図4に示すCPU301、ハードディスク装置313、I/Oインタフェース315、および画像表示装置302が、このカートリッジ寿命監視部360の役割を担っている。
次に、カートリッジ汚れ監視部350の構成要素について、毎日午前零時にネットワーク200を介して画像形成装置100から送信されてきたときにカートリッジ汚れ監視部350で実行される処理と併せて説明する。
図6は、カートリッジ汚れ監視部で実行される処理の流れを表すフローチャートである。
第1実施形態では、上述したように、毎日午前零時にネットワーク200を介して画像形成装置100から、この画像形成装置100が工場から出荷されてから後の総プリント数等といった各種の情報が送信される(ステップS101)。
カートリッジ汚れ監視部350の情報収集部351は、送信されてくる情報から、画像形成装置100の使用状況を表す第1の状況情報と、各色の感光体カートリッジ110aの使用状況を表す第2の状況情報とを収集する(ステップS101)。ハードウェアとしては、図4に示すCPU301およびI/Oインタフェース315が、この情報収集部351の役割を担っている。情報収集部351が、本発明にいう情報収集部の一例に相当する。
第1の状況情報は、画像形成装置100が工場から出荷されてから後の総プリント数と総カラープリント数である。この第1の状況情報が、本発明にいう第1の状況情報の一例に相当する。
一方、第2の状況情報は、次のような複数種類の情報の集まりである。
第2の状況情報は、感光体111の総回転数、感光体カートリッジ110aの遮断回数、総プリント数、総カラープリント数を含んでいる。
さらに、第2の状況情報は、プロセス速度が100mm/秒のモードでの白黒プリント数、プロセス速度が50mm/秒のモードでのカラープリント数を含んでいる。
この第2の状況情報が、本発明にいう第2の状況情報の一例に相当する。
続いて、汚れ推定部352の指標値算出部352bが、上記の第1の状況情報と第2の状況情報とに基づいて、各色の感光体カートリッジ110a内の帯電器112の汚れの程度を表す指標値を算出する(ステップS103)。ハードウェアとしては、図4に示すCPU301およびハードディスク装置313が、この汚れ推定部352の役割を担っている。汚れ推定部352が、本発明にいう汚れ推定部の一例に相当する。
ここで、このステップS103の処理で使われる算出式、および、後述のステップS104の処理で使われる閾値が、図5に示す記憶部352aに記憶されている。ハードウェアとしては、図4に示すハードディスク装置313が、この記憶部352aの役割を担っている。
第1実施形態では、算出式として、次の(1)式が記憶されている。
S=α1・P1+α2・P2+α3・P3+α4・P4+β・・・(1)
「S」が帯電器112の汚れの程度を表す指標値を示している。
「P1」は、線形式である(1)式の4つの変数のうちの1つであり、感光体カートリッジ110aの遮断回数を感光体111の総回転数で除したものである。
「P2」も変数のうちの1つであり、感光体カートリッジ110aにおける、プロセス速度が100mm/秒のモードでの白黒プリント数を総プリント数で除したものである。
「P3」も変数のうちの1つであり、画像形成装置100が工場から出荷されてから後の総カラープリント数を総プリント数で除したものである。
「P4」も変数のうちの1つであり、感光体カートリッジ110aにおける、プロセス速度が50mm/秒のモードでの総カラープリント数を総カラープリント数で除したものである。
「α1」は「P1」の係数であり、「7.40×10−2」となっている。
「α2」は「P2」の係数であり、「1.91×10−2」となっている。
「α3」は「P3」の係数であり、「3.17×10−6」となっている。
「α4」は「P4」の係数であり、「−1.55×10−7」となっている。
「β」は線形式の切片であり、「−6.96×10−8」となっている。
第1実施形態では、この算出式で算出された指標値と比較される閾値として、第1の閾値と第2の閾値が記憶されている。
第1の閾値は「2.00×10−6」となっており、第2の閾値は「3.00×10−6」となっている。
指標値算出部352bは、ステップS103において、上記の第1の状況情報と第2の状況情報とに基づいて上記の4つの変数「P1」〜「P4」それぞれに代入する値を算出する。そして、それらの値を、上記の(1)式の変数「P1」〜「P4」それぞれに代入して、帯電器112の汚れの程度を表す指標値を算出する。ハードウェアとしては、図4に示すCPU311が、この指標値算出部352bの役割を担っている。
次に、指標値判定部352cが、上記のように算出された指標値を、上記の第1の閾値および第2の閾値それぞれと比較し、指標値が各閾値を超えているか否かを判定する(ステップS104)。その判定の結果は、推定結果出力部353に渡される。ハードウェアとしては、図4に示すCPU311が、この指標値判定部352cの役割を担っている。
推定結果出力部353は、指標値判定部352cによる判定結果を、各色の感光体カートリッジ110aの帯電器112の汚れの程度についての推定結果として次のように出力する(ステップS105)。ハードウェアとしては、図4に示すCPU311および画像表示装置302が、この推定結果出力部353の役割を担っている。推定結果出力部353が、本発明にいう推定結果出力部の一例に相当する。
指標値が第1の閾値未満の感光体カートリッジ110aについては、帯電器112は汚れておらず、状態は良好である旨を示すメッセージを、画像表示装置302の表示画面302a(図1参照)に表示する。
指標値が第1の閾値以上かつ第2の閾値未満の感光体カートリッジ110aについては、帯電器112が汚れており、注意が必要である旨を示すメッセージを、画像表示装置302の表示画面302a(図1参照)に表示する。
指標値が第2の閾値以上の感光体カートリッジ110aについては、帯電器112が非常に汚れており画質欠陥が生じる恐れがある旨を示すメッセージを、画像表示装置302の表示画面302a(図1参照)に表示する。また、この場合には、その旨を示す情報を、カートリッジ寿命監視部360に送信する(ステップS106)。
カートリッジ寿命監視部360は、上述したように、感光体カートリッジ110aの感光体111の総回転数が予め定められた上限に達した場合に、その感光体カートリッジ110aの寿命が尽きたと判断する。そして、寿命が尽きたと判断した感光体カートリッジ110aについては、新品との交換が必要である旨のメッセージを画像表示装置302の表示画面302a(図1参照)に表示する。
この第1実施形態では、推定結果出力部353から画質欠陥が生じる恐れがある旨を示す情報が送信されてきた場合にも、その情報に係る感光体カートリッジ110aについて、新品との交換が必要である旨のメッセージが表示画面302aに表示される。
監視装置300を操作するユーザは、推定結果出力部353によって表示されるメッセージにより、画像形成装置100に搭載されている各色の感光体カートリッジ110aについて、帯電器112の汚れの程度を把握する。さらに、汚れがひどく感光体カートリッジ110aの交換が必要な場合には、カートリッジ寿命監視部360によって表示されるメッセージによりその旨を把握することとなる。そして、感光体カートリッジ110aの交換が必要であることを把握したユーザ本人、あるいは、そのユーザからその旨を知らさせたメンテナンス要員が、画像形成装置100の設置場所に赴く。そして、感光体カートリッジ110aの交換が行われることとなる。
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態は、帯電器の汚れの程度を表す指標値の算出が、感光体カートリッジのロット番号毎に用意された算出式を使って行われる点が、上記の第1実施形態と異なっている。以下では、第2実施形態について、この第1実施形態との相違点に注目した説明を行う。一方、画像形成システムの構成、画像形成装置の内部構成、監視装置のハードウェア構成については第1実施形態と同等である。そこで、第2実施形態については、これらの構成についての図示および説明を割愛する。また、以下の説明では、図2〜図4に示す画像形成装置の各構成要素、および、監視装置のハードウェア構成要素を適宜に参照する。
図7は、第2実施形態の画像形成システムを監視装置の機能ブロックに注目して示す図である。
この図7には、第2実施形態の画像形成システム20の監視装置500の機能ブロックが、YMCK4色の感光体カートリッジ410aを有する画像形成装置400、および、監視装置500と画像形成装置400とを結ぶネットワーク200と共に示されている。この図7に示す画像形成装置400も本発明にいう画像形成装置の一例に相当し、図7に示す感光体カートリッジ410aも本発明にいう感光体カートリッジの一例に相当する。
尚、この図7では、第2実施形態の監視装置の機能ブロックを示す図5中の構成要素と同等な構成要素であるネットワークおよびカートリッジ寿命監視部については図5と同じ符号「200」、「360」が付されている。以下では、これら同等な要素については重複説明を省略する。
この図7に示す監視装置500が有するカートリッジ汚れ監視部510は、毎日午前零時にネットワーク200を介して画像形成装置400から送信されてくる各種情報に基づいて、YMCK各色の感光体カートリッジ410aの帯電器112の汚れを推定する。
ハードウェアとしては、図4に示すCPU301、ハードディスク装置313、I/Oインタフェース315、および画像表示装置302が、このカートリッジ汚れ監視部510の役割を担っている。このカートリッジ汚れ監視部510も、本発明の画像形成システムにおける汚れ監視装置の一例に相当する。また、このカートリッジ汚れ監視部510は、本発明の汚れ監視装置の一実施形態にも相当している。
ここで、第2実施形態では、YMCK4色の感光体カートリッジ410aそれぞれが有するメモリ411に、感光体カートリッジ410aの装着後の感光体の総回転数の他に、感光体カートリッジ410aのロット番号が記憶されている。そして、毎日午前零時に監視装置500に送られてくる情報には、各感光体カートリッジ410aのロット番号が含まれている。この感光体カートリッジ410aが有しているメモリ411が、本発明に言うロット番号記憶部の一例に相当する。
カートリッジ汚れ監視部510は、情報収集部511、汚れ推定部512、および推定結果出力部513を有している。また、汚れ推定部512は、記憶部512a、指標値算出部512b、指標値判定部512cを有している。
また、第2実施形態の記憶部512aには、後述のロットテーブル512dが記憶されている。そして、第2実施形態では、指標値算出部512bや指標値判定部512cでの処理がこのロットテーブル512dを参照して行われる。ハードウェアとしては、図4に示すハードディスク装置313が、この記憶部512aの役割を担っている。記憶部512aが、本発明にいう記憶部の一例に相当する。
以下、カートリッジ汚れ監視部510の構成要素について、毎日午前零時にネットワーク200を介して画像形成装置400から送信されてきたときにカートリッジ汚れ監視部510で実行される処理と併せて説明する。
図8は、第2実施形態のカートリッジ汚れ監視部で実行される処理の流れを表すフローチャートである。
まず、毎日午前零時にネットワーク200を介して画像形成装置400から、この画像形成装置400が工場から出荷されてから後の総プリント数等といった各種の情報と、各色の感光体カートリッジ410aのロット番号が送信される(ステップS101)。
カートリッジ汚れ監視部510の情報収集部511は、送信されてくる情報から、画像形成装置400の使用状況を表す第1の状況情報と、各色の感光体カートリッジ410aの使用状況を表す第2の状況情報およびロット番号を収集する(ステップS202)。ハードウェアとしては、図4に示すCPU301およびI/Oインタフェース315が、この情報収集部511の役割を担っている。この情報収集部511も、本発明にいう情報収集部の一例に相当する。
第2実施形態における第1の状況情報は、上述した第1実施形態における第1の状況情報と同じものである。この第1の状況情報も、本発明にいう第1の状況情報の一例に相当する。
一方、第2実施形態における第2の状況情報には、上述した第1実施形態における第2の状況情報に加えて、さらに、プロセス速度が200mm/秒のモードでの白黒プリント数を含んでいる。この第2の状況情報も、本発明にいう第2の状況情報の一例に相当する。
続いて、汚れ推定部512の指標値算出部512bが、記憶部512aに記憶されている、下記の表1に示すロットテーブル512dを参照する(ステップS203)。
Figure 0005862306
まず、このロットテーブル512dには、複数のロット番号それぞれについて、そのロット番号が表す感光体カートリッジ410aの製造ロットが、以下に説明する通常ロットであるか、特定ロットであるかが記載されている。
通常ロットとは、第1実施形態において帯電器の汚れの程度を表す指標値の算出に使われる上述の(1)式を使って、指標値の算出が可能な製造ロットのことである。
(1)式は、市場に比較的多く出回っている製造ロットの感光体カートリッジ410aについて実験的に求められたものであり、これら多くの製造ロットの感光体カートリッジ410aについては、この(1)式を用いて指標値の算出が可能である。
ここで、市場に出回っている感光体カートリッジ410aの製造ロットの中には、上記の通常ロットと比較して、例えば図3に示す感光体クリーナ113の清掃ブレードが固い製造ロットがある。
このような固い清掃ブレードは、通常ロットの感光体カートリッジ410aの清掃ブレードと比べて欠け易い。感光体クリーナ113の清掃ブレードに欠けが生じると、感光体111表面の清掃が不十分となり、帯電器112に感光体111から転移するトナーや外添剤の量が増える。つまり、固い清掃ブレードが使われている製造ロットの感光体カートリッジ410aの帯電器112は、通常ロットの感光体カートリッジ410aの帯電器112よりも汚れ易い。
そして、このように帯電器112の汚れの傾向が通常ロットの感光体カートリッジ410aとは異なる製造ロットの感光体カートリッジ410aについては、上記の(1)式を用いても、実際の汚れとの間に相関のある指標値が得られない場合が多い。
そこで、第2実施形態では、帯電器112の汚れの傾向が通常ロットの感光体カートリッジ410aとは異なる感光体カートリッジ410aの製造ロットを特定ロットと呼び、指標値の算出用に、その特定ロットに適した算出式が用意される。
ここで、このような特定ロットに適した算出式は、その特定ロットの感光体カートリッジ410aについて動作実験を繰り返し行い、その実験結果を分析することにより求められることから、その算出式の用意にはある程度の時間を要する。このため、製造ロットの中には、その製造ロットが上記の(1)式が適用できない特定ロットであることは分かっていても、その特定ロットに適した算出式の用意には至っていないものもある。
表1のロットテーブル512dでは、各ロット番号について、そのロット番号が表す製造ロットが、通常ロットであるか特定ロットであるか、さらに、特定ロットの場合には算出式が存在しているか否かが記載されている。
表1の例では、「37」〜「39」、「514」、「515」、「569」、「632」、「634」、「640」の各ロット番号が表す各製造ロットが特定ロットとなっている。そして、「37」〜「39」の各ロット番号が表す各製造ロットについて、算出式が存在しない旨が記載されている。
表1のロットテーブル512dには、さらに、通常ロットの各ロット番号、および算出式が存在している特定ロットの各ロット番号について、算出式が次のような形式で記載されている。
第2実施形態では、帯電器112の汚れの程度を表す指標値Sを求める算出式として、上述の(1)式と同様に、4つの変数「X1」〜「X4」、各変数に乗ずる4つの係数「a1」〜「a4」、および1つの切片「b」からなる下記形式の線形式が使われる。
S=a1・X1+a2・X2+a3・X3+a4・X4+b・・・(2)
そして、表1のロットテーブル512dには、各ロット番号に対応する算出式が、この(2)式に用いられる変数「X1」〜「X4」と、係数「a1」〜「a4」の値と、切片「b」の値とで記載されている。
通常ロットについては、上記の(1)式を使って指標値が求められる。
従って、表1のロットテーブル512dには、通常ロットの各ロット番号には、変数「X1」〜「X4」として、上記の(1)式の変数「P1」〜「P4」と同じものが対応付けられて記載されている。また、係数「a1」〜「a4」の値、および切片「b」の値として、上記の(1)式の係数「α1」〜「α4」の値、および切片「β」の値と同じ値が対応付けられて記載されている。
また、表1の例では、算出式が存在する特定ロットの各ロット番号には、次のような変数X1〜X4、係数a1〜a4の値、および切片bの値が対応付けられて記載されている。
3つの変数「X1」、「X3」、「X4」については、上記の(1)式の変数「P1」、「P3」、「P4」と同じものが記載されている。
一方、この例では、変数「X2」は、(1)式の変数「P2」とは異なり、感光体カートリッジ410aにおける、プロセス速度が200mm/秒のモードでの白黒プリント数を総プリント数で除したものとなっている。
係数「a1」は「−1.12」となっており、係数「a2」は「5.01×10−4」となっており、係数「a3」は「4.88×10−4」となっており、係数「a4」は「2.5×10−6」となっている。
また、切片「b」は、「−4.87×10−4」となっている。
この表1の例における特定ロット用の算出式は、通常ロットよりも固い清掃ブレードが使われている特定ロットについて実験的に求められたものであり、その清掃ブレードの材質等が反映されたものとなっている。清掃ブレードの材質等は、上記の変数「X2」、係数「a1」〜「a4」の値、切片「b」の値に反映されている。
表1のロットテーブル512dには、さらに、通常ロットの各ロット番号、および算出式が存在している特定ロットの各ロット番号について、算出された指標値と比較される閾値として、第1の閾値と第2の閾値が記憶されている。
通常ロットについては、第1実施形態における閾値と同様に、第1の閾値は「2.00×10−6」となっており、第2の閾値は「3.00×10−6」となっている。
そして、算出式が存在している特定ロットについては、第1の閾値は「1.50×10−6」となっており、第2の閾値は「2.00×10−6」となっている。
これら特定ロット用の閾値は、上記の通常ロット用の閾値よりも値が小さく、通常ロットよりも固く、帯電器112を汚れ易くさせる清掃ブレードの材質等が反映されたものとなっている。
また、算出式が存在していない特定ロットについては、変数「X1」〜「X4」、係数「a1」〜「a4」、切片「b」、第1の閾値、および第2の閾値の記載欄は、いずれも空欄となっている。これらの空欄は、その特定ロットについて算出式が求められ、その算出式に応じて2つの閾値が決定された段階で、ユーザによる監視装置500に対する入力操作によって埋められる。
また、新たな製造ロットについて特定ロットであると判明した場合には、その製造ロットのロット番号についての記載欄が、ユーザによる監視装置500に対する入力操作によって追加される。
図8のステップS203の処理では、図7に示す指標値算出部512bが、以上に説明した表1に示すロットテーブル512dを、ステップS202の処理で収集されたYMCK各色の感光体カートリッジ410aのロット番号で検索する。指標値算出部512bは、この検索により、各感光体カートリッジ410aのロット番号が、通常ロットのロット番号か、特定ロットのロット番号かを判定する。
検索したロット番号が通常ロットのロット番号だった場合、指標値算出部512bは、通常ロット用の算出式として、ロットテーブル512dにそのロット番号に対応付られて記載されている算出式を使って指標値を算出する(ステップS204)。
ステップS204の処理では、指標値算出部512bは、ステップS202の処理で収集された上記の第1の状況情報と第2の状況情報とに基づいて、まず、上記の4つの変数「X1」〜「X4」それぞれに代入する値を算出する。そして、それらの値を算出式に代入して、帯電器112の汚れの程度を表す指標値を算出する。ハードウェアとしては、図4に示すCPU311が、この指標値算出部512bの役割を担っている。この指標値算出部512bが、本発明にいう指標値算出部の一例に相当する。
次に、指標値判定部512cは、算出された指標値を、その算出に使われた算出式に対応付られてロットテーブル512dに記載されている通常ロット用の第1の閾値および第2の閾値それぞれと比較する。そして、指標値判定部512cは、算出された指標値が各閾値を超えているか否かを判定する(ステップS205)。その判定の結果は、推定結果出力部513に渡される。ハードウェアとしては、図4に示すCPU311が、この指標値判定部512cの役割を担っている。この指標値判定部512cが、本発明にいう指標値判定部の一例に相当する。
上記のステップS204およびステップS205の処理は、ステップS203においてロット番号が通常ロットのロット番号であると判定された各感光体カートリッジ410aについて行われる。
推定結果出力部513は、指標値判定部512cによる判定結果を、ロット番号が通常ロットのロット番号であると判定された各感光体カートリッジ410aの帯電器112の汚れの程度についての推定結果として次のように出力する(ステップS206)。ハードウェアとしては、図4に示すCPU311および画像表示装置302が、この推定結果出力部513の役割を担っている。この推定結果出力部513も、本発明にいう推定結果出力部の一例に相当する。
指標値が第1の閾値未満の感光体カートリッジ410aについては、帯電器112は汚れておらず、状態は良好である旨を示すメッセージが、画像表示装置302の表示画面302a(図1参照)に表示される。
指標値が第1の閾値以上かつ第2の閾値未満の感光体カートリッジ410aについては、帯電器112が汚れており注意が必要である旨を示すメッセージが表示される。
指標値が第2の閾値以上の感光体カートリッジ410aについては、帯電器112が非常に汚れており画質欠陥が生じる恐れがある旨を示すメッセージが表示される。また、この場合には、その旨を示す情報が、カートリッジ寿命監視部360に送信される(ステップS207)。
カートリッジ寿命監視部360は、推定結果出力部513から画質欠陥が生じる恐れがある旨を示す情報が送信されてきた場合、その情報に係る感光体カートリッジ410aについて、新品との交換が必要である旨のメッセージを表示画面302aに表示する。
一方、ステップS203においてロット番号が特定ロットのロット番号であると判定された場合、指標値算出部512bは、そのロット番号について、ロットテーブル512d内に算出式が存在しているか否かも判定する。
検索したロット番号が特定ロットのロット番号でかつ算出式が存在している場合、指標値算出部512bは、特定ロット用の算出式として、そのロット番号に対応付られて記載されている算出式を使って指標値を算出する(ステップS208)。
そして、指標値判定部512cが、算出された指標値を、その算出に使われた算出式に対応付られてロットテーブル512dに記載されている特定ロット用の第1の閾値および第2の閾値それぞれと比較する。そして、指標値判定部512cは、算出された指標値が各閾値を超えているか否かを判定して、判定結果を推定結果出力部513に渡す(ステップS209)。
上記のステップS208およびステップS209の処理は、ステップS203においてロット番号が特定ロットのロット番号でありかつ算出式が存在していると判定された各感光体カートリッジ410aについて行われる。
推定結果出力部513は、指標値判定部512cによる判定結果を、ロット番号が特定ロットのロット番号であると判定された各感光体カートリッジ410aの帯電器112の汚れの程度についての推定結果として出力する(ステップS210)。このステップS210の処理の内容は、上述したステップS206の処理の内容と同様である。
そして、推定結果出力部513は、指標値が第2の閾値以上の感光体カートリッジ410aについては、帯電器112が非常に汚れており画質欠陥が生じる恐れがある旨を示す情報を、カートリッジ寿命監視部360に送信する(ステップS211)。その場合、カートリッジ寿命監視部360は、その情報に係る感光体カートリッジ410aについて、新品との交換が必要である旨のメッセージを表示画面302aに表示する。
上述したステップS206あるいはステップS210で表示されるメッセージにより、監視装置300を操作するユーザは、各色の感光体カートリッジ410aについて、帯電器112の汚れの程度を把握する。さらに、汚れがひどく感光体カートリッジ410aの交換が必要な場合には、カートリッジ寿命監視部360によって表示されるメッセージによりその旨を把握することとなる。そして、感光体カートリッジ410aの交換が必要であることを把握したユーザ本人、あるいは、そのユーザからその旨を知らさせたメンテナンス要員が、画像形成装置400の設置場所に赴く。そして、感光体カートリッジ410aの交換が行われることとなる。
また、ステップS203において、検索したロット番号が特定ロットのロット番号で、かつ算出式が存在していないと判定された場合、推定結果出力部513は、次のような注意メッセージを表示画面302aに表示する(ステップS212)。この注意メッセージは、帯電器112の汚れの傾向が通常ロットと異なる特定ロットの感光体カートリッジ410aが画像形成装置400に搭載されている旨をユーザに注意するメッセージである。
このステップS212で表示されるメッセージにより、監視装置300を操作するユーザは、特定ロットの感光体カートリッジ410aの存在を把握する。また、ユーザは、その特定ロットについて推定結果が示されていないことをもって、その特定ロット用の算出式がロットテーブル512dに記載されていないことを把握する。
このようなことを把握したユーザは、算出式の作成を急ぐとか、あるいは、感光体カートリッジ410aを、算出式が既に記憶されて指標値の算出が可能な別の感光体カートリッジ410aと交換するといった処置を行うこととなる。
下記の表2は、以上に説明した図8のフローチャートが示す処理の具体的な処理例を表形式で示すものである。
Figure 0005862306
この表2には、表1に示されている特定ロットおよび通常ロットの各ロット番号の感光体カートリッジ410aについて、上記の第1の状況情報と第2の状況情報とに基づいて算出された4つの変数「X1」〜「X4」が示されている。そして、それらの変数「X1」〜「X4」を使って算出された、帯電器112の汚れの程度を表す指標値が示されている。
そして、各ロット番号の感光体カートリッジ410aについての、推定結果出力部513で出力されるメッセージの内容が簡易的に示されている。
この表2の例では、算出式が存在しない「37」〜「39」の各ロット番号の感光体カートリッジ410aについて、特定ロットである旨のみがユーザに通知される。
また、特定ロットのロット番号のうち「514」、「515」、「634」の各ロット番号の感光体カートリッジ410aについて、特定ロットである旨と、帯電器112が汚れており注意が必要である旨とがユーザに注意される。
また、特定ロットのロット番号のうち「569」、「632」の各ロット番号の感光体カートリッジ410aについて、特定ロットである旨と、帯電器112は汚れておらず、状態は良好である旨がユーザに通知される。
また、特定ロットのロット番号のうち「640」のロット番号の感光体カートリッジ410aについて、特定ロットである旨と、帯電器112が非常に汚れており画質欠陥が生じる恐れがある旨とがユーザに警告される。また、このロット番号の感光体カートリッジ410aについては、交換が必要である旨が、図5のカートリッジ寿命監視部360によってユーザに通知される。
また、通常ロットのロット番号のうち「1007」、「1018」の各ロット番号の感光体カートリッジ410aについては、帯電器112は汚れておらず、状態は良好である旨のみがユーザに通知される。
また、通常ロットのロット番号のうち「1288」、「1289」の各ロット番号の感光体カートリッジ410aについては、帯電器112が汚れており注意が必要である旨のみがユーザに注意される。
また、通常ロットのロット番号のうち「3578」のロット番号の感光体カートリッジ410aについては、帯電器112が非常に汚れており画質欠陥が生じる恐れがある旨のみがユーザに警告される。また、このロット番号の感光体カートリッジ410aについても、交換が必要である旨が、図5のカートリッジ寿命監視部360によってユーザに通知される。
尚、以上に説明した第1実施形態および第2実施形態では、いずれも、1台の画像形成装置が1つの監視装置に接続された形態を例示した。しかしながら、本発明の画像形成システムはこの形態に限るものではない。本発明の画像形成システムは、例えば、複数台の画像形成装置が1つの監視装置に接続された形態であっても良く、あるいは、複数台の画像形成装置が複数の監視装置に接続された形態であっても良い。
また、以上に説明した第1実施形態および第2実施形態では、いずれも、監視装置がネットワークを介して画像形成装置に接続された形態を例示した。しかしながら、本発明の画像形成システムはこの形態に限るものではない。本発明の画像形成システムは、例えば、監視装置が画像形成装置にネットワークを介さずに有線あるいは無線で接続された形態であっても良く、あるいは、監視装置が画像形成装置に内蔵された形態であっても良い。
また、以上に説明した第1実施形態および第2実施形態では、いずれも、カラープリントを行う画像形成装置を有する形態を例示した。しかしながら、本発明の画像形成システムはこの形態に限るものではない。本発明の画像形成システムは、例えばモノクロプリントのみを行う画像形成装置を有する形態であっても良い。また、本発明の画像形成システムは、カラーあるいはモノクロの複写機やファクシミリを有する形態であっても良い。
10,20 画像形成システム
100,400 画像形成装置
101 筐体
102 制御部
103 記憶部
110,110Y,110M,110C,110K 画像形成部
110a,410a 感光体カートリッジ
110b 露光器
110c 現像装置
110d 一次転写器
111 感光体
112 帯電器
113 感光体クリーナ
114,411 メモリ
115Y,115M,115C,115K トナーカートリッジ
130 中間転写ベルト
131,132,133,134 ベルト支持ロール
150 二次転写器
160 定着装置
170 ベルトクリーナ
180 用紙搬送部
181 取出ロール
182 捌きロール
183 搬送ロール
184 レジストレーションロール
185 排出ロール
190 用紙収容器
200 ネットワーク
300 監視装置
301 本体装置
301a CD−ROM装填口
302 画像表示装置
302a 表示画面
303 キーボード
304 マウス
311 CPU
312 主メモリ
313 ハードディスク装置
314 CD−ROMドライブ
314a CD−ROM
315 I/Oインタフェース
316 バス
350,510 カートリッジ汚れ監視部
351,511 情報収集部
352,512 汚れ推定部
352a,512a 記憶部
352b,512b 指標値算出部
352c,512c 指標値判定部
353,513 推定結果出力部
360 カートリッジ寿命監視部
512d ロットテーブル

Claims (7)

  1. 帯電を受け露光を受けて静電潜像が形成され、さらにトナーによる現像を受けてトナー像を保持し、該トナー像が転写先に転写される感光体、前記感光体に接触した状態にあり該感光体を帯電する接触帯電部材を有する帯電器、および、前記感光体を前記トナー像の 転写後に清掃する清掃器を有する感光体カートリッジと、
    前記感光体カートリッジが交換可能に搭載される筐体と、
    前記感光体カートリッジ由来のトナー像を記録媒体上に転写する転写器と、
    前記転写器によって前記記録媒体に転写されたトナー像を該記録媒体上に定着する定着器と、
    を有する画像形成装置、および、
    前記画像形成装置の使用状況を表す第1の状況情報と、該画像形成装置に搭載されている前記感光体カートリッジの使用状況を表す第2の状況情報とを該画像形成装置から収集する情報収集部と、
    前記情報収集部が収集した第1の状況情報が表す前記画像形成装置の使用状況と、該情報収集部が収集した第2の状況情報が表す前記感光体カートリッジの使用状況とに基づいて、前記帯電器の汚れの程度を推定する汚れ推定部と、
    前記汚れ推定部による推定結果を出力する推定結果出力部と、
    を有する汚れ監視装置、
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記感光体カートリッジが、該感光体カートリッジのロット番号を記憶したロット番号記憶部を有するものであり、
    前記情報収集部が、前記画像形成装置に搭載されている前記感光体カートリッジの前記ロット番号記憶部に記憶されている前記ロット番号も収集するものであって、
    前記汚れ推定部が、
    前記帯電器の汚れの程度を表す指標値を算出するための算出式をロット番号に対応付けて記憶する記憶部と、
    前記算出式記憶部に記憶されている、前記情報収集部によって収集されたロット番号に対応する算出式を使って前記指標値を算出する指標値算出部とを有し、
    前記推定結果出力部は、前記指標値算出部で算出された指標値由来の推定結果を出力するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 前記情報収集部によって収集されたロット番号に対応する算出式が前記記憶部に記憶から欠如していて指標値の算出が不能であったときは、前記推定結果出力部は、前記推定結果の出力に代えて、算出不能である旨を表すメッセージを出力することを特徴とする請求項2記載の画像形成システム。
  4. 前記記憶部が、前記算出式として、1つ以上の変数と、各変数に乗ずる係数と、切片とを有する線形式であって、かつ、前記1つ以上の変数のうちの少なくとも1つの変数の種類と、前記係数の値と、前記切片の値のうち、少なくともいずれかが異なっている、異なる1つ以上のロット番号にそれぞれが対応付けられた複数の算出式を記憶していることを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成システム。
  5. 前記記憶部が、前記算出式の記憶に加え、さらに、前記算出式で算出された指標値と比較される閾値を各算出式ごとに記憶するものであって、
    前記汚れ推定部が、さらに、前記指標値算出部によって算出された指標値が、該指標値の算出に使われた算出式に対応する閾値を超えているか否かを判定し、その判定の結果を、前記汚れの程度の推定結果として前記推定結果出力部に渡す指標値判定部を備えることを特徴とする請求項2から4のうちいずれか1項記載の画像形成システム。
  6. 前記汚れ監視装置が、ネットワークを介して前記画像形成装置に接続されたものであることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項記載の画像形成システム。
  7. 帯電を受け露光を受けて静電潜像が形成され、さらにトナーによる現像を受けてトナー像を保持し、該トナー像が転写先に転写される感光体、前記感光体に接触した状態にあり該感光体を帯電する接触帯電部材を有する帯電器、および、前記感光体を前記トナー像の転写後に清掃する清掃器を有する感光体カートリッジが交換可能に筐体に搭載され、該感光体カートリッジ由来のトナー像を記録媒体上に転写して該トナー像を該記録媒体上に定着する画像形成装置の使用状況を表す第1の状況情報と、該画像形成装置に搭載されている前記感光体カートリッジの使用状況を表す第2の状況情報とを、該画像形成装置から収集する情報収集部と、
    前記情報収集部が収集した第1の状況情報が表す前記画像形成装置の使用状況と、該情報収集部が収集した第2の状況情報が表す前記感光体カートリッジの使用状況とに基づいて、前記帯電器の汚れの程度を推定する汚れ推定部と、
    前記汚れ推定部による推定結果を出力する推定結果出力部と、
    を備えたことを特徴とする汚れ監視装置。
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