JP5861937B2 - 充填材の充填方法 - Google Patents
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Description
前記充填材は、硬化性の粉体材料と水などの液体材料とを、使用直前に混練しペースト状にして孔に充填するもので、セメント等の無機系材料からなる無機系充填材と、アクリル系樹脂やエポキシ系樹脂等の有機系材料からなる有機系充填材がある。
中でも、前記セメントを含む無機系充填材は、構造物がセメント硬化体やレンガ等である場合、これらの構造物の材質と熱膨張率が近く、充填後に孔から剥落するおそれが少ないため、多く用いられている。
あるいは、前記充填材の粉体材料と液体材料とをミキサーなどで予めペースト状に混合して充填材を得てから、注入器に充填して孔に充填する方法等がある。
従って、前記のような比較的粘度が高い充填材を用いる場合には、鏝等を用いて構造物の孔に充填しなければならず、作業が煩雑である。
粉体材料と水を含む液体材料とを、注入器に収納可能な容器内部で混合して充填材を得る混合工程と、前記容器を注入器の内部に収納して、前記充填材を注入器の吐出口から吐出して構造物の孔に充填する充填工程とを実施する充填材の充填方法であって、
前記粉体材料にはセメントと増粘剤とシリカフュームとが含まれ、前記増粘剤が前記セメント100質量部に対して0.1以上1.0以下質量部、前記シリカフュームが前記セメント100質量部に対して1.0以上10.0以下質量部含まれており、
前記粉体材料1000質量部に対して前記液体材料が140以上220以下質量部含まれている充填材の充填方法である。
前記粉体材料にはセメントと増粘剤とシリカフュームとが含まれ、前記増粘剤が前記セメント100質量部に対して0.1以上1.0以下質量部、前記シリカフュームが前記セメント100質量部に対して1.0以上10.0以下質量部含まれており、
前記粉体材料1000質量部に対して前記液体材料が140以上220以下質量部含まれている充填材の充填方法である。
(実施形態1)
本実施形態の充填材の充填方法は、粉体材料と水とを、注入器に収納可能な容器内で混合して充填材を得る混合工程と、前記容器を前記注入器に収納し、前記容器内部の充填材を前記注入器の吐出口から吐出して構造物の孔に充填する充填工程とを実施する充填材の充填方法であって、
前記粉体材料にはセメントと増粘剤とシリカフュームとが含まれ、前記増粘剤が前記セメント100質量部に対して0.1以上1.0以下質量部、前記シリカフュームが前記セメント100質量部に対して1.0以上10.0以下質量部含まれている充填方法である。
中でも、早強ポルトランドセメントを用いることが、充填時の流動性と充填後の硬化性とのバランスをとる観点から好ましい。
中でも、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース系水溶性高分子を用いることが好ましい。前記セルロース系水溶性高分子は保水性が高いため、構造物の孔に充填した際に水分が過剰に孔の内面に吸収されて充填材が乾燥して、前記内面と隙間が生じることが抑制できる。
骨材としては、コンクリート、モルタルに一般的に用いられる細骨材または/および粗骨材であれば、特に制限されることなく用いることができる。
例えば、砂や砂利などの天然骨材、砕石などの人工骨材、あるいは再生骨材等が挙げられる。
本実施形態の充填材の粉体材料としては、シリカフュームの分散性の向上と孔等への充填性の観点から細骨材を用いることが好ましい。
前記骨材の配合量は、前記セメント100質量部に対して、50以上300以下質量部、好ましくは75以上200以下質量部程度である。
本実施形態で用いる前記注入器としては、市販のコーキングガン等のセメントペーストを孔などに注入する吐出口が備えられた注入器であって、内部に容器を収納可能な注入器であれば、適宜選択して用いることができる。
前記容器としては、例えば、前記注入器に着脱可能に収納できるカートリッジ式の容器等が挙げられる。
前記容器には、前記注入器内部に収納した際に前記注入器の吐出口から容器内部に充填した充填材を吐出できるような開口が備えられており、該開口は、後述するように材料を内部に収納してから容器を注入器に収納するまでは封印されており、注入器に収納される際に前記封印を取り、前記注入器の吐出口から内部の充填材を吐出するように設けられている。
尚、前記容器に材料を入れる開口と、前記充填材を吐出するための開口とは別に設けられた開口であってもよい。
これらの構造物において、アンカー筋を設置するための孔や、構造物表面に配置されたレンガやブロックなどの目地のへこみや欠損部等の孔に、充填材を充填して、前記アンカー筋を固定したり、へこみや欠損部を補修する。
あるいは、孔の周囲に充填材が垂れて付着するなどして、周囲が汚れ、かかる汚れを除去する作業が必要となる。
本実施形態の充填方法によれば、充填時には、充填材は適度な流動性を持っているため、注入器から容易に孔に充填することができ、前記下方または側方に向かっている面に形成された孔であっても、充填材は適度な粘度を有しているため孔の内部に付着する付着性が高く、充填材が孔から垂れ落ちることがない。
本実施形態の充填材の充填方法は、粉体材料と水とを、注入器の内部で混合して充填材を得る混合工程と、前記充填材を前記注入器の吐出口から吐出して構造物の孔に充填する充填工程とを実施する充填材の充填方法であって、
前記粉体材料にはセメントと増粘剤とシリカフュームとが含まれ、前記増粘剤が前記セメント100質量部に対して0.1以上1.0以下質量部、前記シリカフュームが前記セメント100質量部に対して1.0以上10.0以下質量部含まれている方法である。
本実施形態においては、前記混合工程において、前記充填材の粉体材料と水と、必要に応じてその他の液体材料とを、前記注入器の内部に収納して、前記注入器の内部で混合して充填材を得る。
前記注入器の内部には、前記各充填材の材料を収納できる収納部が備えられており、混合工程において、前記実施形態1と同様に、攪拌棒等を前記吐出口等から前記収納部内に挿入して、内部の粉体材料と水とを混合することが好ましい。
以下に記載の充填材用の各粉体材料を準備した。
セメント:早強ポルトランドセメント(住友大阪セメント社製)
骨材:細骨材(珪砂 7号砂)
増粘剤:メチルセルロース系増粘剤(商品名 ハイメトローズ90 信越化学工業社製)
シリカフューム:商品名 マイクロシリカ エルケム社製)
本実施例で用いたカートリッジの概略を図1に示す。
図1(a)に示すように、前記カートリッジは、カートリッジ本体1と、底蓋2と、注入口4とを備えており、前記注入口4は密閉されている。
前記粉体材料を前記カートリッジに充填する際には、底蓋2から粉体材料をカートリッジ本体1内部に充填した。次に、前記注入口を開封して、該注入口から表1に記載の分量の水を、前記カートリッジに入れて、攪拌棒6を前記カートリッジ本体1内部に挿入してカートリッジ内の充填材3を攪拌した。
攪拌時間は、各充填材が、前記シーリングガンから排出可能な粘度になる最短時間を予め測定して設定した。
各充填材の攪拌時間は表1に示した。
攪拌後、前記カートリッジを図1(b)に示すような前記シーリングガン20にセットした。
前記各実施例及び比較例の充填材を用いて付着性試験を行なった。
コンクート製の天井面に、幅20mm、長さ300mm、深さ20mmの型枠を設置し、該型枠内に前記充填材を、前記シーリングガンを用いて図1(b)に示すように、前記シーリングガン20の先端11を天井面の型枠内部に挿入して、上向きに充填した。
この時、充填材の垂れが生じなかったものを良、目視にて30%程度未満の量の充填材にダレが生じたものを一部NG、同30%程度以上の量の充填材にダレが生じたものをNGと評価した。
尚、比較例3乃至8については、カートリッジ内で攪拌した充填材について付着性試験を行った。
結果を、表1及び表2に示す。
充填前後のカートリッジの重量を測定し、充填後にカートリッジ内に残存した充填材の量を算出した。
尚、比較例3乃至8については、カートリッジ内で攪拌した充填材について残存量を測定した。
残存量の測定結果を表1及び表2に示す。
比較例4乃至8においては、ハンドミキサーで攪拌した際に、充填材が硬くなり過ぎて、ハンドミキサーの回転が停止して、攪拌ができなかった。
Claims (5)
- 粉体材料と水を含む液体材料とを、注入器に収納可能な容器内で混合して充填材を得る混合工程と、前記容器を前記注入器に収納し、前記容器内部の充填材を前記注入器の吐出口から吐出して構造物の孔に充填する充填工程とを実施する充填材の充填方法であって、
前記粉体材料にはセメントと増粘剤とシリカフュームとが含まれ、前記増粘剤が前記セメント100質量部に対して0.1以上1.0以下質量部、前記シリカフュームが前記セメント100質量部に対して1.0以上10.0以下質量部含まれており、
前記粉体材料1000質量部に対して前記液体材料が140以上220以下質量部含まれている充填材の充填方法。 - 粉体材料と水を含む液体材料とを、注入器の内部で混合して充填材を得る混合工程と、前記充填材を前記注入器の吐出口から吐出して構造物の孔に充填する充填工程とを実施する充填材の充填方法であって、
前記粉体材料にはセメントと増粘剤とシリカフュームとが含まれ、前記増粘剤が前記セメント100質量部に対して0.1以上1.0以下質量部、前記シリカフュームが前記セメント100質量部に対して1.0以上10.0以下質量部含まれており、
前記粉体材料1000質量部に対して前記液体材料が140以上220以下質量部含まれている充填材の充填方法。 - 前記混合工程において、前記粉体材料と前記液体材料とを10秒以上35秒以下混合する請求項1または2に記載の充填材の充填方法。
- 前記構造物の孔が、下方または側方に向いた面に形成されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の充填材の充填方法。
- 前記増粘剤が、セルロース系水溶性高分子である請求項1乃至4のいずれか一項に記載の充填材の充填方法。
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