JP2004189309A - 無機質系充填補修材とそれを用いた充填補修方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】無機質系充填補修材とそれを用いた充填補修方法において、手や道具を汚さず搬送及び取扱が簡便であり、一定品質の充填補修材が得られ、充填補修作業を容易とする。
【解決手段】セメントと骨材を主成分とする配合物2が鋭角11を有する充填補修用容器1に入れられ、水4が容器1より機械的強度の弱い水容器3に入れられ二重容器構造で無機質系充填補修材5が構成される。各配合物2の成分及び水3は所定の重量比である。水容器3は容器1の上辺近傍内壁に固着される。容器1の外部から押圧して水容器3のみを破裂させ、外部から手61で揉むことにより、容器1の内部で混練して充填補修材6を得る。充填補修材6は、鋭角11近傍を切除して、容器1の外部から手で圧力を加え、隙間充填部に吐出される。
【選択図】 図2
【解決手段】セメントと骨材を主成分とする配合物2が鋭角11を有する充填補修用容器1に入れられ、水4が容器1より機械的強度の弱い水容器3に入れられ二重容器構造で無機質系充填補修材5が構成される。各配合物2の成分及び水3は所定の重量比である。水容器3は容器1の上辺近傍内壁に固着される。容器1の外部から押圧して水容器3のみを破裂させ、外部から手61で揉むことにより、容器1の内部で混練して充填補修材6を得る。充填補修材6は、鋭角11近傍を切除して、容器1の外部から手で圧力を加え、隙間充填部に吐出される。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物基材間の隙間や目地等に充填・付着させて補修を行うための無機質系充填補修材及びその補修材による充填補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば木造建築において横架木からなる土台を設置する基礎となるスラブの天端が水平でない場合、土台とスラブ天端との間の隙間に充填補修材(モルタル)を充填することが行われている。この充填のためのモルタルは、セメントと細骨材である砂と水とが、それぞれ別途に準備され、建設現場において必要量の各材料が小出して計量され、別途に準備された混練用の容器の中で混練して作られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような、建設現場において必要量の各材料を小出して計量してモルタルを作る方法においては、モルタル材料の混合比の調整が難しいため、不慣れな場合には作業に手間取り、さらに、できあがったモルタルの品質が一定しないという問題がある。また、各材料が個別に準備されるため、その運搬・取扱が煩雑であり、現場において、混練用の容器や混練に用いる用具等の準備、洗浄や処分を含む後始末に煩雑さが伴うという問題がある。
【0004】
本発明は、上記課題を解消するものであって、搬送及び取扱が簡便であり、別途の用具が不要で、一定品質の充填補修材が得られ、また、充填補修材の準備からそれを用いた施工作業及びその終了までを通じて手やその他の道具を汚すことなく充填補修作業を容易に行うことができる無機質系充填補修材と無機質系充填補修材による充填補修方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記課題を達成するために、請求項1の発明は、セメントと骨材とを主成分とする配合物及び水を用いる無機質系充填補修材において、前記セメントと骨材とを主成分とする配合物が充填補修用容器に入れられ、前記水が水容器に入れて密封され、前記水容器は前記充填補修用容器内に入れられ、かつ該充填補修用容器の内壁に固着された状態で該充填補修用容器は密封されており、前記充填補修用容器及び水容器は通水性及び通気性のない材質でなり、充填補修用容器の少なくとも一部が透明とされ、前記水容器の材質の機械的強度が充填補修用容器のそれより弱い構成となっている無機質系充填補修材である。
【0006】
上記構成においては、セメントと骨材とを主成分とする配合物を入れた充填補修用容器に、水容器に入れて密封した水を同封したので、各材料を一括して取り扱うことができる。また、充填補修用容器の少なくとも一部が透明な材質のものを用いているので、内容物を目視することができ、水容器及び充填補修用容器は通水性及び通気性のない材質でなるので、配合物の長期品質維持が可能である。さらに、水容器の強度を充填補修用容器の強度より弱い構成としているので、使用に際しては、例えば、充填補修用容器の外部から手で押しつけて圧力を加えることにより内部の水容器のみを破って水を配合物に供給し、密封した充填補修用容器の中で配合物及び水を混練して充填補修材を作ることができる。この場合、充填補修用容器を混練用の容器とすることができ、混練用の容器や混練に用いる用具等の準備、洗浄や処分を含む後始末が不要となる。混練は充填補修用容器の外部から手で揉むことにより、手を含む一切の道具を汚すことなく行うことができる。また、充填補修用容器の中には、配合物と水容器の他に、空気が自然状態で封入されており、この空気は上記混練を可能とすると共に、その内圧から充填補修用容器の密封状態の確認をすることができる。また、予め配合物及び水をそれぞれ定量して、一定の配合比にしておくことにより、一定品質の充填補修材が容易に得られる。また、水容器を充填補修用容器の内壁に固着しているので、充填補修材の形成及びその使用に際し、水容器がじゃまになることがなく、作業が容易となる。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の無機質系充填補修材において、前記セメントと骨材と水との重量比が、セメント40〜46%、骨材38〜45%、及び水12〜18%の範囲にあるものである。
【0008】
上記構成においては、予め配合物及び水をそれぞれ定量して一定の重量比にしているので、不慣れな者の作業であっても、一定品質の充填補修材が容易に得られる。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の無機質系充填補修材において、前記配合物はメチルセルロースからなる増粘・保水材及び再乳化形粉末樹脂からなる接着増強材を含み、前記骨材は配合珪砂、寒水砂、及び高炉スラグ微粉末を含んでいるものである。
【0010】
上記構成においては、配合物に増粘・保水材及び接着増強材を含ませているので、保水した状態で充填補修材の硬化ができると共により大きな接着強度が得えられ、充填補修材の施工を効果的に行うことができる。また、骨材には配合珪砂、寒水砂、及び高炉スラグ微粉末を含ませるので、水との混練を容易とし、また、混練して得た充填補修材の流動性を調整することができる。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の無機質系充填補修材において、前記充填補修用容器は側面視で鋭角三角形状とされ、1つの鋭角の対辺側又はその近傍の内面に前記水容器が固着されているものである。
【0012】
上記構成においては、充填補修用容器を側面視で鋭角三角形状とし、1つの鋭角の対辺側又はその近傍の内面に水容器を固着しているので、鋭角三角形の頂点部分を切り取って吐出口を形成することができ、またその切り取り量により開口径を調節して吐出量を調整できるので、補修すべき隙間に注入充填する作業が容易及び迅速に行える。柔軟な塩化ビニール袋から形成される充填補修用容器は、三角形の鋭角頂点に設けた吐出口を平たくして細い隙間の奥深くに差し込むことができ、注入充填すべき箇所に確実に充填補修材を吐出供給することができる。また、水容器が鋭角三角形の頂点部分から離れて充填補修用容器の内壁に固着されているので、充填補修材の形成及びその使用に際し、水容器がじゃまになることがなく、作業が容易となる。
【0013】
請求項5の発明は、予め定量された前記セメントと骨材とを主成分とする配合物が入れられた充填補修用容器の中に、予め定量して水を入れた水容器を該充填補修用容器の一部に固着して封入した充填補修用容器に対し、外部から力を加えて中に封入した水容器を破る工程と、該充填補修用容器を揉むことにより該充填補修用容器の中でセメントと骨材とを主成分とする配合物及び水を混合して充填補修材を準備する混練り工程と、前記混合して準備した充填補修材を該充填補修用容器の一端を開封した吐出孔から補修部分に押し出して付着させる無機質系充填補修材による充填補修方法である。
【0014】
上記充填補修方法においては、予め定量した配合物と水とを二重容器構造で充填補修用容器に入れたものに対し、外部容器である充填補修用容器の強度を内部容器である水容器の強度より強くしておくことで、外部から力を加えて中の水容器のみを破って充填補修用容器内で配合物に水を加えることができるので、特別な準備の必要もなく、配合物に対し適量比の水を加えることができる。また、充填補修用容器を手で揉むことにより充填補修用容器の中でセメントと骨材とを主成分とする配合物及び水を混合して混練りするので、特別な場所や道具を準備する必要がなく、また、手はもちろんのこと周囲のものを何ら汚すことなく充填補修材を準備することができる。さらに、充填補修用容器の外部から手で圧力をかけて、混合して準備した充填補修材を該充填補修用容器の一端を開封した吐出孔から補修部分に押し出して付着させるので、手を汚すことなく、また狭い隙間の補修部分や、作業環境の狭い場所においても確実に充填作業を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る無機質系充填補修材とそれを用いた充填補修方法について、図面を参照して説明する。各材料を所定重量比に定量して二重容器に収納した無機質系充填補修材の形成について説明する。図1(a)から(d)はその形成方法を示す。図1(a)に示されるように、鋭角三角形状をした充填補修用容器1の鋭角11を下方にして、内部に配合物2が収納されている。配合物2は、セメントと骨材とを主成分とする無機質系充填補修材の構成材料である。鋭角11の対辺12は開放された開口13を有している。また、無機質系充填補修材の他の構成材料である水は、図1(b)に示されるように、水容器3に定量した水4が入れられ、融着封止部31により密封されて別途準備される。水容器3において、融着封止部31の上部は次の工程において融着に用いるための領域を残している。次に、図1(c)に示されるように、前記充填補修用容器1の開口13から、水容器3を入れ込み、充填補修用容器1の上辺と水容器3の上辺を揃え、図1(d)に示すように、これら上辺部分を融着して融着封止部14を形成する。このとき、充填補修用容器1の内部には自然状態で空気が封入されている。この状態が、無機系充填補修材5の完成した状態である。
【0016】
上記、充填補修用容器1に水容器3を二重構造にして封止した構造において、各容器は通水性及び通気性のない材質のもの、例えば透明な塩化ビニールの袋からなり、水容器の強度が充填補修用容器の強度より弱い構成となっている。この構成では、内容物を目視することができ、水容器及び充填補修用容器の透水性がなく配合物の長期品質維持が可能となっている。
【0017】
上記の配合物2及び水4は、セメントと骨材と水との重量比が、セメント40〜46%、骨材38〜45%、及び水12〜18%の範囲となるように予め計量した量が封入されている。このように、予め配合物及び水をそれぞれ定量して、一定の配合比にしておくことにより、一定品質の充填補修材が容易に得られる。
【0018】
また、配合物2に、メチルセルロースからなる増粘・保水材及び再乳化形粉末樹脂からなる接着増強材を入れることで、施工時に保水効果を上げて充填補修材の品質を保って硬化ができると共により大きな接着強度が得られる。また、骨材として配合珪砂、寒水砂、及び高炉スラグ微粉末を含ませることができる。これにより、水との混練を容易とし、また、混練して得た充填補修材の流動性を調整することができる。
【0019】
次に、上述の無機系充填補修材から施工時に用いる充填補修材の形成方法を説明する。図2は充填補修材の形成方法を示す。図2(a)に示すように、無機系充填補修材5の、二重容器構造として充填補修用容器1に収納された内部の水容器3を、充填補修用容器1の外部から例えば手で押圧して破裂させて破口32を形成する。外部容器である充填補修用容器1の強度を内部容器である水容器3の強度より強くしているので、外部から圧力を加えて中の水容器3のみを破ることができる。その破口32から内部の水4を充填補修用容器1の内部に放出する。次に、図2(b)に示すように、充填補修用容器1の外部から、例えば手61で揉むことにより、充填補修用容器1の内部において配合物と水とを混練して充填補修材6を形成する。
【0020】
このように、充填補修用容器1を混練用の容器とすることができ、混練用の容器や混練に用いる用具等の準備、洗浄や処分を含む後始末が不要となる。混練は充填補修用容器1の外部から手で揉むことにより、手を含む一切の道具を汚すことなく行うことができる。また、充填補修用容器1の中には、配合物と水容器の他に、空気が自然状態で封入されており、この空気は物理的に上記混練を可能とする。このようにして形成した充填補修材6は、充填補修用容器1の鋭角11近傍の矢印15に示すところで切断して充填補修材吐出用の吐出口を形成して充填補修に用いられる。鋭角11の切断位置、したがって頂点部分の切り取り量、により吐出口の開口径を調節して吐出量を調整できる。
【0021】
充填補修工程を説明する。図3は充填補修工程のフローを示す。まず、充填補修用容器にいったセメントと骨材を主成分とする配合物及び水容器に入った水からなる充填補修材を準備する(S1)。次に、容器外部から力を加えて中に封入した水容器を破る(S2)。次に、充填補修用容器を外部から手で揉むことにより、容器内でセメントと骨材と水を混練して充填補修材を準備する(S3)。次に、充填補修用容器の一端を開封して吐出口を形成し、吐出口から補修部分に充填補修材を押し出して注入付着させる(S4)。
【0022】
充填補修材を用いた補修の施工状況を説明する。図4は、例えば木造建築における基礎スラブ7とその上の土台8との間にできた隙間の充填補修を示す。また、図5は、ブロック9の間にできた目地91の隙間の充填補修を示す。充填補修材6の入った三角形状の容器の外部から手61によって圧力をかけ、容器内部の充填補修材6を充填補修用容器の鋭角部分に設けた吐出口から吐出させて施工を行うことができる。この場合、水容器を充填補修用容器の内壁に固着しているので、充填補修材の形成及びその使用に際し、水容器がじゃまになることがなく、作業が容易となる。
【0023】
なお、本発明は、上記構成に限られることなく種々の変形が可能である。例えば、充填補修用容器は三角形状とは限らず、側面視が長方形でもよく、その辺又は角部に吐出口を形成できる鋭角凸部又は縮径した凸部を有するものであればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態による無機質系充填補修材の配合物を入れた充填補修用容器の斜視図、(b)は同補修材の水を入れた水容器の斜視図、(c)は水容器を入れた状態を説明する充填補修用容器の斜視図、(d)は同補修材の収納状態を示す充填補修用容器の斜視図。
【図2】(a)は同補修材の水容器を破った状態を示す充填補修用容器の斜視図、(b)は同補修材から充填補修材を形成するため配合物と水を混練している充填補修用容器の斜視図。
【図3】同補修材から充填補修材を形成する工程のフロー図。
【図4】同補修材による充填補修材を施工している斜視図。
【図5】同補修材による充填補修材を施工している他の例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 充填補修用容器
2 配合物
3 水容器
4 水
5 無機系充填補修材
6 充填補修材
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物基材間の隙間や目地等に充填・付着させて補修を行うための無機質系充填補修材及びその補修材による充填補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば木造建築において横架木からなる土台を設置する基礎となるスラブの天端が水平でない場合、土台とスラブ天端との間の隙間に充填補修材(モルタル)を充填することが行われている。この充填のためのモルタルは、セメントと細骨材である砂と水とが、それぞれ別途に準備され、建設現場において必要量の各材料が小出して計量され、別途に準備された混練用の容器の中で混練して作られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような、建設現場において必要量の各材料を小出して計量してモルタルを作る方法においては、モルタル材料の混合比の調整が難しいため、不慣れな場合には作業に手間取り、さらに、できあがったモルタルの品質が一定しないという問題がある。また、各材料が個別に準備されるため、その運搬・取扱が煩雑であり、現場において、混練用の容器や混練に用いる用具等の準備、洗浄や処分を含む後始末に煩雑さが伴うという問題がある。
【0004】
本発明は、上記課題を解消するものであって、搬送及び取扱が簡便であり、別途の用具が不要で、一定品質の充填補修材が得られ、また、充填補修材の準備からそれを用いた施工作業及びその終了までを通じて手やその他の道具を汚すことなく充填補修作業を容易に行うことができる無機質系充填補修材と無機質系充填補修材による充填補修方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記課題を達成するために、請求項1の発明は、セメントと骨材とを主成分とする配合物及び水を用いる無機質系充填補修材において、前記セメントと骨材とを主成分とする配合物が充填補修用容器に入れられ、前記水が水容器に入れて密封され、前記水容器は前記充填補修用容器内に入れられ、かつ該充填補修用容器の内壁に固着された状態で該充填補修用容器は密封されており、前記充填補修用容器及び水容器は通水性及び通気性のない材質でなり、充填補修用容器の少なくとも一部が透明とされ、前記水容器の材質の機械的強度が充填補修用容器のそれより弱い構成となっている無機質系充填補修材である。
【0006】
上記構成においては、セメントと骨材とを主成分とする配合物を入れた充填補修用容器に、水容器に入れて密封した水を同封したので、各材料を一括して取り扱うことができる。また、充填補修用容器の少なくとも一部が透明な材質のものを用いているので、内容物を目視することができ、水容器及び充填補修用容器は通水性及び通気性のない材質でなるので、配合物の長期品質維持が可能である。さらに、水容器の強度を充填補修用容器の強度より弱い構成としているので、使用に際しては、例えば、充填補修用容器の外部から手で押しつけて圧力を加えることにより内部の水容器のみを破って水を配合物に供給し、密封した充填補修用容器の中で配合物及び水を混練して充填補修材を作ることができる。この場合、充填補修用容器を混練用の容器とすることができ、混練用の容器や混練に用いる用具等の準備、洗浄や処分を含む後始末が不要となる。混練は充填補修用容器の外部から手で揉むことにより、手を含む一切の道具を汚すことなく行うことができる。また、充填補修用容器の中には、配合物と水容器の他に、空気が自然状態で封入されており、この空気は上記混練を可能とすると共に、その内圧から充填補修用容器の密封状態の確認をすることができる。また、予め配合物及び水をそれぞれ定量して、一定の配合比にしておくことにより、一定品質の充填補修材が容易に得られる。また、水容器を充填補修用容器の内壁に固着しているので、充填補修材の形成及びその使用に際し、水容器がじゃまになることがなく、作業が容易となる。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の無機質系充填補修材において、前記セメントと骨材と水との重量比が、セメント40〜46%、骨材38〜45%、及び水12〜18%の範囲にあるものである。
【0008】
上記構成においては、予め配合物及び水をそれぞれ定量して一定の重量比にしているので、不慣れな者の作業であっても、一定品質の充填補修材が容易に得られる。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の無機質系充填補修材において、前記配合物はメチルセルロースからなる増粘・保水材及び再乳化形粉末樹脂からなる接着増強材を含み、前記骨材は配合珪砂、寒水砂、及び高炉スラグ微粉末を含んでいるものである。
【0010】
上記構成においては、配合物に増粘・保水材及び接着増強材を含ませているので、保水した状態で充填補修材の硬化ができると共により大きな接着強度が得えられ、充填補修材の施工を効果的に行うことができる。また、骨材には配合珪砂、寒水砂、及び高炉スラグ微粉末を含ませるので、水との混練を容易とし、また、混練して得た充填補修材の流動性を調整することができる。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の無機質系充填補修材において、前記充填補修用容器は側面視で鋭角三角形状とされ、1つの鋭角の対辺側又はその近傍の内面に前記水容器が固着されているものである。
【0012】
上記構成においては、充填補修用容器を側面視で鋭角三角形状とし、1つの鋭角の対辺側又はその近傍の内面に水容器を固着しているので、鋭角三角形の頂点部分を切り取って吐出口を形成することができ、またその切り取り量により開口径を調節して吐出量を調整できるので、補修すべき隙間に注入充填する作業が容易及び迅速に行える。柔軟な塩化ビニール袋から形成される充填補修用容器は、三角形の鋭角頂点に設けた吐出口を平たくして細い隙間の奥深くに差し込むことができ、注入充填すべき箇所に確実に充填補修材を吐出供給することができる。また、水容器が鋭角三角形の頂点部分から離れて充填補修用容器の内壁に固着されているので、充填補修材の形成及びその使用に際し、水容器がじゃまになることがなく、作業が容易となる。
【0013】
請求項5の発明は、予め定量された前記セメントと骨材とを主成分とする配合物が入れられた充填補修用容器の中に、予め定量して水を入れた水容器を該充填補修用容器の一部に固着して封入した充填補修用容器に対し、外部から力を加えて中に封入した水容器を破る工程と、該充填補修用容器を揉むことにより該充填補修用容器の中でセメントと骨材とを主成分とする配合物及び水を混合して充填補修材を準備する混練り工程と、前記混合して準備した充填補修材を該充填補修用容器の一端を開封した吐出孔から補修部分に押し出して付着させる無機質系充填補修材による充填補修方法である。
【0014】
上記充填補修方法においては、予め定量した配合物と水とを二重容器構造で充填補修用容器に入れたものに対し、外部容器である充填補修用容器の強度を内部容器である水容器の強度より強くしておくことで、外部から力を加えて中の水容器のみを破って充填補修用容器内で配合物に水を加えることができるので、特別な準備の必要もなく、配合物に対し適量比の水を加えることができる。また、充填補修用容器を手で揉むことにより充填補修用容器の中でセメントと骨材とを主成分とする配合物及び水を混合して混練りするので、特別な場所や道具を準備する必要がなく、また、手はもちろんのこと周囲のものを何ら汚すことなく充填補修材を準備することができる。さらに、充填補修用容器の外部から手で圧力をかけて、混合して準備した充填補修材を該充填補修用容器の一端を開封した吐出孔から補修部分に押し出して付着させるので、手を汚すことなく、また狭い隙間の補修部分や、作業環境の狭い場所においても確実に充填作業を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る無機質系充填補修材とそれを用いた充填補修方法について、図面を参照して説明する。各材料を所定重量比に定量して二重容器に収納した無機質系充填補修材の形成について説明する。図1(a)から(d)はその形成方法を示す。図1(a)に示されるように、鋭角三角形状をした充填補修用容器1の鋭角11を下方にして、内部に配合物2が収納されている。配合物2は、セメントと骨材とを主成分とする無機質系充填補修材の構成材料である。鋭角11の対辺12は開放された開口13を有している。また、無機質系充填補修材の他の構成材料である水は、図1(b)に示されるように、水容器3に定量した水4が入れられ、融着封止部31により密封されて別途準備される。水容器3において、融着封止部31の上部は次の工程において融着に用いるための領域を残している。次に、図1(c)に示されるように、前記充填補修用容器1の開口13から、水容器3を入れ込み、充填補修用容器1の上辺と水容器3の上辺を揃え、図1(d)に示すように、これら上辺部分を融着して融着封止部14を形成する。このとき、充填補修用容器1の内部には自然状態で空気が封入されている。この状態が、無機系充填補修材5の完成した状態である。
【0016】
上記、充填補修用容器1に水容器3を二重構造にして封止した構造において、各容器は通水性及び通気性のない材質のもの、例えば透明な塩化ビニールの袋からなり、水容器の強度が充填補修用容器の強度より弱い構成となっている。この構成では、内容物を目視することができ、水容器及び充填補修用容器の透水性がなく配合物の長期品質維持が可能となっている。
【0017】
上記の配合物2及び水4は、セメントと骨材と水との重量比が、セメント40〜46%、骨材38〜45%、及び水12〜18%の範囲となるように予め計量した量が封入されている。このように、予め配合物及び水をそれぞれ定量して、一定の配合比にしておくことにより、一定品質の充填補修材が容易に得られる。
【0018】
また、配合物2に、メチルセルロースからなる増粘・保水材及び再乳化形粉末樹脂からなる接着増強材を入れることで、施工時に保水効果を上げて充填補修材の品質を保って硬化ができると共により大きな接着強度が得られる。また、骨材として配合珪砂、寒水砂、及び高炉スラグ微粉末を含ませることができる。これにより、水との混練を容易とし、また、混練して得た充填補修材の流動性を調整することができる。
【0019】
次に、上述の無機系充填補修材から施工時に用いる充填補修材の形成方法を説明する。図2は充填補修材の形成方法を示す。図2(a)に示すように、無機系充填補修材5の、二重容器構造として充填補修用容器1に収納された内部の水容器3を、充填補修用容器1の外部から例えば手で押圧して破裂させて破口32を形成する。外部容器である充填補修用容器1の強度を内部容器である水容器3の強度より強くしているので、外部から圧力を加えて中の水容器3のみを破ることができる。その破口32から内部の水4を充填補修用容器1の内部に放出する。次に、図2(b)に示すように、充填補修用容器1の外部から、例えば手61で揉むことにより、充填補修用容器1の内部において配合物と水とを混練して充填補修材6を形成する。
【0020】
このように、充填補修用容器1を混練用の容器とすることができ、混練用の容器や混練に用いる用具等の準備、洗浄や処分を含む後始末が不要となる。混練は充填補修用容器1の外部から手で揉むことにより、手を含む一切の道具を汚すことなく行うことができる。また、充填補修用容器1の中には、配合物と水容器の他に、空気が自然状態で封入されており、この空気は物理的に上記混練を可能とする。このようにして形成した充填補修材6は、充填補修用容器1の鋭角11近傍の矢印15に示すところで切断して充填補修材吐出用の吐出口を形成して充填補修に用いられる。鋭角11の切断位置、したがって頂点部分の切り取り量、により吐出口の開口径を調節して吐出量を調整できる。
【0021】
充填補修工程を説明する。図3は充填補修工程のフローを示す。まず、充填補修用容器にいったセメントと骨材を主成分とする配合物及び水容器に入った水からなる充填補修材を準備する(S1)。次に、容器外部から力を加えて中に封入した水容器を破る(S2)。次に、充填補修用容器を外部から手で揉むことにより、容器内でセメントと骨材と水を混練して充填補修材を準備する(S3)。次に、充填補修用容器の一端を開封して吐出口を形成し、吐出口から補修部分に充填補修材を押し出して注入付着させる(S4)。
【0022】
充填補修材を用いた補修の施工状況を説明する。図4は、例えば木造建築における基礎スラブ7とその上の土台8との間にできた隙間の充填補修を示す。また、図5は、ブロック9の間にできた目地91の隙間の充填補修を示す。充填補修材6の入った三角形状の容器の外部から手61によって圧力をかけ、容器内部の充填補修材6を充填補修用容器の鋭角部分に設けた吐出口から吐出させて施工を行うことができる。この場合、水容器を充填補修用容器の内壁に固着しているので、充填補修材の形成及びその使用に際し、水容器がじゃまになることがなく、作業が容易となる。
【0023】
なお、本発明は、上記構成に限られることなく種々の変形が可能である。例えば、充填補修用容器は三角形状とは限らず、側面視が長方形でもよく、その辺又は角部に吐出口を形成できる鋭角凸部又は縮径した凸部を有するものであればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態による無機質系充填補修材の配合物を入れた充填補修用容器の斜視図、(b)は同補修材の水を入れた水容器の斜視図、(c)は水容器を入れた状態を説明する充填補修用容器の斜視図、(d)は同補修材の収納状態を示す充填補修用容器の斜視図。
【図2】(a)は同補修材の水容器を破った状態を示す充填補修用容器の斜視図、(b)は同補修材から充填補修材を形成するため配合物と水を混練している充填補修用容器の斜視図。
【図3】同補修材から充填補修材を形成する工程のフロー図。
【図4】同補修材による充填補修材を施工している斜視図。
【図5】同補修材による充填補修材を施工している他の例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 充填補修用容器
2 配合物
3 水容器
4 水
5 無機系充填補修材
6 充填補修材
Claims (5)
- セメントと骨材とを主成分とする配合物及び水を用いる無機質系充填補修材において、
前記セメントと骨材とを主成分とする配合物が充填補修用容器に入れられ、
前記水が水容器に入れて密封され、
前記水容器は前記充填補修用容器内に入れられ、かつ該充填補修用容器の内壁に固着された状態で該充填補修用容器は密封されており、
前記充填補修用容器及び水容器は通水性及び通気性のない材質でなり、充填補修用容器の少なくとも一部が透明とされ、前記水容器の材質の機械的強度が充填補修用容器のそれより弱い構成となっていることを特徴とする無機質系充填補修材。 - 前記セメントと骨材と水との重量比が、セメント40〜46%、骨材38〜45%、及び水12〜18%の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の無機質系充填補修材。
- 前記配合物はメチルセルロースからなる増粘・保水材及び再乳化形粉末樹脂からなる接着増強材を含み、前記骨材は配合珪砂、寒水砂、及び高炉スラグ微粉末を含んでいることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無機質系充填補修材。
- 前記充填補修用容器は側面視で鋭角三角形状とされ、1つの鋭角の対辺側又はその近傍の内面に前記水容器が固着されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の無機質系充填補修材。
- セメントと骨材とを主成分とする配合物及び水を用いる無機質系充填補修材による充填補修方法において、
予め定量された前記セメントと骨材とを主成分とする配合物が入れられた充填補修用容器の中に、予め定量して水を入れた水容器を該充填補修用容器の一部に固着して封入した充填補修用容器に対し、外部から力を加えて中に封入した水容器を破る工程と、
該充填補修用容器を揉むことにより該充填補修用容器の中でセメントと骨材とを主成分とする配合物及び水を混合して充填補修材を準備する混練り工程と、
前記混合して準備した充填補修材を該充填補修用容器の一端を開封した吐出孔から補修部分に押し出して付着させることを特徴とする無機質系充填補修材による充填補修方法。
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- 2002-12-13 JP JP2002361856A patent/JP2004189309A/ja active Pending
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